*出演作品は、このホームページで取り上げている作品に限ります。
また、BL作品はタイトル横に(B)・ソングアルバムは(S)と書かせていただいています。
なるべく五十音順には並べておりますが、次から次に増えておりますので、対処出来ないものもあるかと思います。出演作の目安にお使い下さいm(_
_)m。
*塩沢さん・・・本当に、朝刊の死亡記事を見た時には言葉にならないくらいびっくりしました。
なんと言ったら良いのか・・・まだまだこれから。まさに脂ののりきったと言うのか、円熟を加えた変幻自在の活躍ぶりに、塩沢さんが自分の世界から消えていらっしゃらなくなる・・・などと言う事が起ころうとは思ってもおりませんでした。役者としてもこれから・・・と言う時でしたし、自分が一歩一歩塩沢さんがお亡くなりになった年齢に近づくにつれ、まだまだやり残した事も多かっただろうなぁ・・としみじみ思ってしまうのです。
*塩沢さんとの出逢いは、バルディオスでしたかね・・・アニメの。マリンと言う主人公を演じていらしたのですが、アニメが濫発された時に作られた作品で、静止画像は綺麗なのだけれど、動いている時はとんでもなく「ヴーン」と言うようなキャラで(゜゜)\バキッ☆。塩沢さんには何の問題もないのにね(大笑)。すり込みって恐ろしいと言いますか(大笑)、しばらくは塩沢さんと言うと何故かあの動いていない時にはいい男(大笑)のイメージがついて回りました。
その後は、みゆきのおちゃらけ親友から、「あれは良い壺だ」のは虫類顔のマ・クベさん・・・(余談ですが、ガンダムU哀戦士の映画クレジットで塩沢さんの役名は「マ」だけしか出ていなくて・・・一瞬「何??」と目を見張ってしまい。・クベがついていないだけで、随分と印象が変わるものだなぁと思ったものです)、そして毎回毎回泣きながら暗くなってお仕事をされていたと言うイデオンのナレーションなどなど・・・塩沢さんが演じたキャラの思い出を語り始めたなら、停まりません。
しかし、インパクトが強かったのは「GuーGuガンモ」の西郷君。そして、このホームページの中ではレコードなのにドラマがあるから!!と言う理由で扱っている「戦国魔神ゴーショーグン」!あのブンドル局長は素晴らしかった。もう、今となってはゴーショーグン自体は古いアニメですから、お話や絵などは今の作品と比べようもありませんが。あのお洒落な会話などは、今聞いても十分に楽しいものです。その中核を成すのが塩沢さんのブンドル局長ですね(^-^)。
間嶋里美さん・塩屋翼さん・塩沢さんの対談が文庫本になった「スキップ気分」では、ブンドル局長の収録の時に自転車事故を起こしてしまい、塩屋さんが代役を演じた旨の会話があるのですが、DVDを見返してみてもどうしてもその回が分からない。後で録音し直したのかなぁ?どなたかご存じの方はいらっしゃらないですか??
*さて。ドラマCDでは、やはりメインになってくるのはアンジェリークシリーズでしょう。
が、王都妖奇譚の影連殿は本当に痛々しかったし、素晴らしかった。
またBLの方では山藍紫姫子さんの作品には塩沢さんが欠かせません。山藍さんご自身が「趣味は塩沢兼人さん」とおっしゃるくらいその声に惚れ込み、独特な淫靡で耽美な世界にはまさに塩沢さんの声はぴったりです。「花鎮の饗」における鈴虫のシーンなどは、総毛立ってしまうほどです。また、出番は予定されていなかったのに。塩沢さんご自身が電話をかけた事で出演と相成った「ラヴィアンローズ」は、糖尿病の太った親父キャラが、塩沢さんが演じると言うことで、ナイスミドルの小父様に変わってしまったほどだとか。
聞いていると「あぁ、もっと塩沢さんにはご活躍していただきたかった」と思ってしまいます。これからのご出演作品はないのですから、古いCDを集めるしかないのですが、あ〜るののほほんとしたネジのゆるんだ演技から、キリキリとひきしぼるような演技まで。幅広い演技を音だけの世界で堪能したいと思うのです。