Hybrid Child |
中村春菊 | マリン・エンタテインメント | MMCCー3068 | 2005年4月22日 |
鳥海浩輔(葉月)、福山潤(小太郎) 井上和彦(黒田)、緑川光(月島) 諏訪部順一(瀬谷)、宮田幸季(ゆず) 近野真昼(葉月(子供時代))、西前忠久(重役) 早水リサ(黒田(子供時代))、木村はるか(瀬谷(子供時代)) 升望(月島(子供時代))、よのひかり(女中) 伊丸岡篤(藩士)、原一夫(藩士)、魚建(隊員) 松本桜(子供)、小川幸代(子供) |
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Hybrid Child・・・それは、ロボットでも人形でもない。愛情を注いだ分だけ成長して、育ててくれた者の鑑となる。 黒田が作ったHybrid Child達が紡ぎ出す、珠玉の愛の話3編 |
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泣きました!えぇ。あちこちのサイトさんで、良い話よ!泣いた!!と書いてあったので。ちょっと構えて、涙腺引き締めながら聞き始めたのですが。もう、途中でボロボロと・・。 うん・・まだ、私は泣けるな。大丈夫・・・と、妙なところで思っておりました。 このお話は、面白い構成になっていまして。時系列を逆に走る構成です。つまりは、冒頭のお話が一番新しく。最後の3話目が一番過去のお話になっています。 微妙にお話が繋がっているようで、繋がっていない。共通するのは、Hybrid Childと言う人形ではない成長するものが登場すること。それらを制作したのが、黒田と言う男であること。 そう・・・時代は明治となり。武士の世の中が終わった頃、良家の子息・小太郎はゴミ捨て場で葉月を見つける。 歩き出すまでに5年。話し始めるのに1年。扱いが思いの外厄介だったHybrid Child故に、何回か既に捨てられた事で、おそらくはひねていたであろう葉月。 もっと新しいものが出ているから・・そんな古いものを・・と、小太郎の親が捨てても。小太郎は「葉月でなければ!」と捨てられるたびに拾いに行く。馬鹿で、ボンボンでどうしようもなく怠け癖があって・・のお坊ちゃんの小太郎だが、葉月が寿命を迎えた事を知って、愕然とし。葉月故に真剣に一生懸命に、葉月を助けようとして行動する。 そんな小太郎だから、葉月は主人としてではなく小太郎自身を愛してしまっていた・・。うち捨てられたことで、愛情を受け付けなくなっていたかもしれないだろう葉月に、心を与えたのは他ならぬ小太郎。ここで、小太郎に対する気持ちをせつせつと語る葉月役の鳥海さんが、もう素晴らしいんですよ。それだけで、泣けてしまう・・。 制作者・黒田に「月の雫」があれば、なんとかなるかもしれない・・・と言われるが・・。 この月の雫が見つからなかった時の小太郎役の福山さんが、またもう!!泣けるんですよ。きっと泥まみれで、ズタボロで・・でも、涙や汚れでグチャグチャとなっていても、葉月の目には「この世の中で、最も美しい」と思わせるものだったのではないかと・・想像が出来るほどに。 そして、一年後・・。自分から勉強する事もなかった小太郎の元に、お客が現れて・・・。 キャストトークで、福山さんが気になったと言うお金は・・おそらくは私もそう思います。だって、黒田は彼ら二人を思ってやってくれたんですもの。 続く2話目。 ご主人様は、いつも悲しい目をして。夜の庭に立っている。花々に囲まれていても、辛そうな目をしている。 ご主人様とは、Hybrid Childの制作者である黒田の幼馴染みで親友の瀬谷。そんな彼のHybrid Childは、純真無垢な子供のまま何故か成長しないゆず。 ゆずは、夜の庭で悲しい目をして立っているご主人様の力になりたい。支えることが出来る大人に一日も早くなりたい!と思っているのに。 でも、ゆずはいつまで立っても子供のまま。そんな時。町で出逢った女性型のHybrid Childから「ご主人様自身をお尻の穴に入れてもらって、ぐちゃぐちゃのドロドロ(゜゜)\バキッ☆」となって愛してもらえたなら、大人になれると聞いてきて。 早速、やってみましょう!!と張り切るゆず。 意味分かってないだろ。。そもそも、帰宅第一声の「まぐわいましょう!」でさえ、意味分からなかったはずなのに(大笑)・・分かっていたら、そんな昼日中に大声で言わないってば(大笑)。 しかし、そこで恥ずかしいと言う気持ちを覚え、胸がキュンキュンするほどの動揺を覚える。しかし、その翌日。ゆずは明らかに大きくなっていた。そんなゆずのための品を買いに出かけた時、瀬谷は暴漢に襲われる。 それは、瀬谷が悲しい目をして庭に立っていた理由・・・ご一新前の戦いで、多くの将兵を傷つけてしまった事。その逆恨みの凶刃を受けて、瀬谷は失明してしまう。 もっと良い養い親に恵まれた方が良いだろうと、瀬谷が黒田の元にゆずを返そうとした時。ゆずは涙ながらに訴える。 僕が子供のままだったのは、美しいものしか知らなかったから。醜いものを一切知らないままだったから・・・。だから、瀬谷様の側で、僕にそういう事を全て教えて下さい・・・と。 そして、庭に立つ瀬谷の側には。成長したゆずの姿があった・・。 もう、第二話は。ゆず役の宮田さんの圧勝!で涙が出ました。見つめているしかない子供のゆずと。一晩で大きくなったゆずと、エンディングの環境について語ることが出来るほどに成長したゆずと・・。子供・少年・青年の3通りを見事に演じていらっしゃるのですもの。声を聴いただけで、ゆずがどのくらいの身長なのかまでが見える。 特に、一晩で大きくなったゆずのシーンは鳥肌が立ちましたねぇ(^-^)。 2話目は、会話の中に黒田と言う名前が出てきて。あ・・1話で出てきた開発者のおっさん・黒田とリンクしていますが。 最後の第三話である、開発者・黒田と幼馴染みの瀬谷。そして、ご家老の息子であった月島との友情物語で、第二話の瀬谷・黒田とリンクしていました。 黒田が何故、Hybrid Childを作ろうと思ったのか?それは一生かなえることが出来ない恋心故・・。 1人と1人と1人。幼い頃から、いつしか一緒に成長した黒田と月島、そして瀬谷。 一見すると、瀬谷と黒田が仲良しで。寄ると触るとケンカばかりしている黒田と月島は仲が悪いように思えるのに。 実際には、月島のためにひよこ饅頭を常備し。試作中の人形の顔は、何故か月島の幼い頃にそっくりで・・。 一方の月島も、黒田が好きだからと桜の花を持ってきて贈ったり。とかく、素直になれない二人。 しかし、明治維新の戦いで、公方様に味方していたばかりに勝つはずのない戦いに、藩をあげて闘うこととなり。案の定敗戦してしまった賊軍の彼らの藩。その責任を取らされて、月島が切腹する事となる。 そんな最後の夜なのに、ここでもまだ「お前が大嫌いだ!大嫌いだ!大嫌いだ」「先に言うな!」と言いながらお互いをかき抱く。 好きだと口にして言ってしまえば。死んでいく者はそれで終わりでも。残された方は、死んでいった者の分まで背負って生きていかなければならない。だからこそ、好きだと口にする事なく、二人は思いを伝えあう。 そして、時が流れて。連れ歩いていた開発中のHybrid Childが初めて口にした言葉は、かつて月島が黒田に言ったのと同じセリフだった。 人形でもない成長するHybrid Childは、育てる者の鑑。想い出の中の月島の顔が、どうだったか?それは思い出せなくなっていても。黒田は、遂げることが出来なかった思いを胸に、また開発を続けるのだろう・・・ そう思わせる最後となっていました。 明治維新前、1人と1人と1人が若者だった時の黒田の声と。一話の黒田の声と、年月分の重みを感じさせてくれた井上さんは言うまでもなく。 泣きながらも、決して逃げようとはしなかった月島の美しさを感じさせた緑川さん。切腹前の夜のやりとりを聴いて、泣かずにはいられませんでした。そのくらい渾身の演技でしたねぇ。 江戸から明治に変わる頃に。成長する人形があるはずなかろう?と言う突っ込みはおいといて。まさしく、名作としか呼べない作品だと思っています。 |
ハートもエースも僕のもの |
南原兼 | サイバーフェイズ | 2002年12月23日 | |||
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森川智之(北条陸)×緑川光(御鏡京) | ||||||
鳥海浩輔(北条海)、櫻井孝宏(北条空)、高城元気(北条陣) 内川藍維(御鏡撫子)、畠山美和子(京の母) |
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高等部に入ってからと言うもの、何にでも一番を目指す御鏡京の夢はいつもいつも、北条陸の存在によって打ち砕かれてしまっていた。このままでは、高等部卒業の時の卒業生代表の座は危うい。御鏡家の家訓を守らなければ・・・。妹・撫子の「彼を墜としてしまえば?」のアドバイスに従った京だったのだが・・・ | ||||||
南原ワールドですね。北条一族でぴーんと来たあなた、いろいろ読んだり聴いたりしているでしょう?「女には気持ちが動かない・しかも必ず攻め」と言う、御鏡家とは違った妙な家訓(体質かも)を持つ北条本家の方だったわけですね。うん、そりゃもう帝王森川さん以外にはいらっしゃらないでしょう(大笑)。 他の北条さんと言えば・・・私がすぐに思い浮かべたのは「パールシリーズ」でした。だけど・・・子供が出来るって事は・・どうなんでしょうねぇ・・。この場合、4人も男の子が居る事になりますよね。お父さんは女性にも心動いたのでしょうか??(大笑) さて。このドラマでは、3人の弟と夕飯を食べながら(もちろん自分が作って)恋人・京の事をいろいろ考える陸が妙に老けて見えました(大笑)。いや、所帯じみていると言うか・・・気持ちはすでにお父さん?(゜゜)\バキッ☆。フリートークの「マラソンガヤ」が面白かったです。 |
バイトは家政夫!? |
魔鬼砂夜花 | インターコミュニケーションズ | 2002年4月25日 |
成田剣(江阪武彰)×櫻井孝宏(緒方稔) | |||
飛田展男(鳥羽祥司)、深見梨加(江阪舞香)、岡野浩介(田村勇弥) | |||
父親の会社が倒産してしまい、なんとか率の良いバイトをしたい緒方稔。そんな彼に教師の田村が紹介してくれたのが、家政夫の仕事だった。その家の玄関を開けると・・・そこは、夢の島(大笑)。しかも。その中から出てきたむさい男が、実は今人気のトレンディ俳優の武彰だった?! | |||
ラジオ番組の中で、このドラマのダイジェストをやっていました。深見さんの「お願いだから、兄を見捨てないで」一気の長台詞。これに「クラクラー」ときて(大笑)買ってしまったわけです。成田さんの、変態・生徒会長以外の役も聞いてみたかったし。 結果・・・このCDは、あの青の奇跡シリーズと並ぶキャストの少ない記録的ドラマCDになるみたいですが(インターさんの発売の中では)、登場人物の少ない事も気にならない出来でした。その他にも、飛田さんの策士なマネージャー役と、櫻井さんの媚薬に翻弄されてしまうシーンは、σ(^ ^)のおすすめです。 |
バイトは家政夫2 醜聞!?宣伝!? |
魔鬼砂夜花 | インターコミュニケーションズ | 2003年7月25日 |
成田剣(江阪武彰)×櫻井孝宏(緒方稔) | |||
飛田展男(鳥羽祥司)、深見梨加(江阪舞香)、阿部信行(合田) 中井和哉(樋口英慈)、松野太紀(桐澤建)、太田直人(河田嘉彦) 太田勝弘(宮島)、中西裕美子(東野)、うすいたかやす(男性司会者) 岡田加奈子(女性司会者)、斉藤隆史(レポーター) |
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滅多にとれない江阪の休み。キャンプに行き、楽しく過ごすデート?の予定だったのに。突如としてレポーターがマンションの前に陣取ってしまい、大変な騒ぎになった。その原因を作ったのは自分だと稔が言い出せないまま、予定通りにキャンプに行くことになる。ところが、そのキャンプ先に、江阪はタレント仲間を引き連れてきた・・・・ | |||
1作目もそうだったんですが、このバイトシリーズって稔の内心描写の分だけ、櫻井さんの台詞って多いですよね。しかも、感情起伏激しいから、普通の一人称のドラマよりも怒ったり妬いたり・・・いやぁ、お疲れ様でした。本当に「がんばれ、自分」などの台詞に(違う意味で・・櫻井さん、頑張れ!と言う気持ちで)「うんうん」と思ってしまいます。 今回は、ラストちょっと前にしかお楽しみ(大笑)シーンはありませんが、野宿(テントをはって)をして、お風呂は近くの銭湯に行くと言い張る江阪を説得するマネージャーの鳥羽さんの「言いくるめ」のシーンが好きです。「勝った」とつぶやくシーンなど、もう絶品ですよね。 |
白衣・黒衣 働く男の征服ドラマCD |
JIVE | 書籍付録 | 2005年4月7日 |
黒衣(「僕と執事の秘密な関係」浅葱洋) 白衣(「素直になれるクスリ」あおかわるいん) |
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黒衣:檜山修之(トレンス)×福山潤(クリス) 白衣:檜山修之(山城)×福山潤(黒田) |
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黒衣 成瀬誠(ジェシアス) 白衣 中西環(まり子)、今井麻美(みか) |
縛恋 |
吉原理恵子 | インターコミュニケーションズ | INCDー316 | 2001年6月25日 |
子安武人(高見玲二)×松本保典(高見和也) | ||||
成田剣(黒崎亨)、本多知恵子(津村麻美)、松井菜桜子(野上愛子) 渋谷茂(甲斐)、手塚ちはる(平山沙也加)、水原リン(篠宮冴子) 岡本嘉子(沙也加の母)、相澤正輝(志賀竜一)、小菅真美(真理絵) 高田べん(高槻)、内田大加宏(榊)、山崎咲(美鈴) 中井将貴(ウェイター)、松田真一(接客係) 辻谷耕史(高藤佳樹)、折笠愛(高藤遥香) 堀内賢雄(久住高志)、田中秀幸(森島明人) |
BAD BOYS!えーちゃん |
剛しいら | リーフ出版 | 2003年8月15日 |
檜山修之(ボー・ジョン・ビー)×森川智之(矢崎栄吉) | |||
野島健児(矢崎鉄郎)、宮田幸季(鈴奈五夢) 大友龍三郎(穂立力也)、うすいたかやす(穂立寅安) 栗田圭(若者1)、安元洋貴(若者2)、斉藤隆史(若者3) |
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有名歌手「えーちゃん」と一字違いの矢崎栄吉。彼はトラックの運転手をしながら、男手一つで息子を育てている。 仕事で北海道に行った栄吉は、温泉巡りをしている外人ジョンと出会う。ジョンは、栄吉の中に「日本の侍」を見つけて迫ってくるのだった。 |
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帝王・森川さんの珍しい受けの一枚。しかも相手が相方の檜山さんなんですもの。もうこの顔合わせを聴くだけでもこのCDは「買い」です。 いや、森川さんの受けもないわけじゃないんですよ。ただ、春を抱いていたはリバありですし、「痛くない、痛くない。太い注射だと思えば良い」なんてシーンを森川さんで聴くことが出来るとは思わなかったですもの(大笑)。 しかも、えーちゃんの家庭環境?と言うのが、もう「ドラマでしょ」状態。しかし、彼が一生懸命息子を育てた・・と言うのは、親友の墓参りに行った時の息子の台詞で良く分かります。 良い息子に育っているじゃないか・・。この息子が本当に良い奴なんですよ。良い男(漢)と書くべきかもしれませんね。 指と男の面子とどっちが大事か・・と言うシーンの答えも「おぉ。これでこそ、えーちゃんの息子だよ」とちょっとジーンとしました。 一番面白かったのが、二話目のTVの物まね番組に出る事になったえーちゃんが小学校時代の腐れ縁の持ち主・穂立と決闘するシーンです。(えーちゃんが穂立に)鉛筆をつっこまれた・・と言う息子達?の台詞をまともにとったジョンが激怒するシーン。(鉄郎の方は、わざと誤解させるように言っているんですけどね) 「ペンシル!!」凄く違う意味に受け取っているわけですが。早く誰かちゃんと説明して、ジョンの誤解をといてくれよ・・と思うくらい笑ってしまいました。 あとは、座談会の司会をする事になった宮田さんが、大友さんにいびられて?いる辺りと、その宮田さん演じる五夢クンの創作みそ汁の解説シーンは、このドラマCDの聞き所でしょう・・。どうやったら、そういう物を作ろうと言う気になるのか・・いや、最初に聴いた時には思いっきりそのまんま想像して気持ちが悪くなってしまいました(苦笑)。 |
華は貴族に手折られる |
遠野春日 | インターコミュニケーションズ | 2004年10月20日 | INCDー2134 |
遊佐浩二(速水桐悟)×岸尾大輔(高塔葵) | ||||
福山潤(神代修三)、杉田智和(望月) 宗矢樹頼(高塔伯爵)、花輪英司(葵の兄)、冨田裕美子(小間使い) 堀内賢雄(市橋) |
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由緒ある高塔伯爵家。繊細な風貌ながら、毅然とした態度と矜持を持つ葵。父と兄が悪徳業者から騙されて借金の山を作った時にも、その態度は変わらなかった。 母を貴族に手篭めにされて、捨てられた経験のある速水は貴族を憎んでいた。ひょんな事から葵に興味を持ち、借金と引き替えにその身体を買ったが・・・。 |
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BLも、ある程度聞いてくるとお馴染みのメンバーと言うのが存在します。あ、こちらでも共演なさっているんですね・・・と言いますか。まぁ、そういうベテランの方が演じているBLCDは、安心感の分想像がついてしまう・・・と言う事があります。どちらか一方がお馴染みの方でも、それは存在します(^-^)。それを覆される出来であった場合には、手放しで喜んでしまったりもしますが(大笑)。 たまには、カップリングでお馴染みではない方・・相撲で言うところの初顔合わせ(゜゜)\バキッ☆にも取り組んでみようか・・・冒険をしようと思って買った一枚です(大笑)。 うーん・・・今月は聞き合わせ?が悪かったかなぁ・・・。先月に同じようなご一新の頃(大笑)を舞台にした貴族様のBLを聞いたばかりですし、今月聞いた他のBLCDと比べてしまって・・・。お話的に「どうよ」と思ってしまったのですm(_ _)m。 このCDを聞いてみようと思った試み?と言いますか、私的な冒険は結果的に言うと「OK」でした。冒険成功!うん。遊佐さんの貴族を憎んで、葵にも冷たく接しようとしていたのだけど、結局はとても良い人の速水。冷静で良い男っぷり・長身の速水が浮かんでくるようです。はかなげなんだけど、泣き言を言わずにけなげな葵の岸尾さんもなかなかOK。二人がお互いの愛情を確認しあってのHシーンは、なかなか色っぽいものでございましたm(_ _)m。途中でいろいろ言葉攻めのシーンなどもありますが、個人的にはその最後のHシーンでの「艶っぽい声を出すな」「貴方が出させているんだ」と言うやりとりが一番気に入っております。 速水の友人で、高塔伯爵を騙した同じ相手から多額の借金を作ってしまった望月の杉田さんも、クールボイスでOK。出番は少ないけど、どこぞの神官(大笑)を連想させるいじめっ子ぶりが憎らしい(゜゜)\バキッ☆(ほめ言葉です)の福山さんもお話に華を添えています。そして、やはり執事の市橋役で、要所要所をびしっと押さえる堀内さん。キャストに関しては、満足しているのです。 が、聞き終わった後に「うーん・・・」だったりするんですよね(^^;。唐突と言うのかな・・。速水が葵に惹かれている・・・と言うのは、葵の話を嬉しそうに望月に語り、それを揶揄されるシーンがあります。妻用(に予定していた)の寝室を葵に明け渡してしまった・・・。心ときめいた相手が男だったとは?!でおしまいですし。葵から速水への気持ちの変化も音楽会に同行した時に、その男っぷりに惚れ惚れとした・・と言う台詞があるくらい・・・。見惚れてしまったその躓きのシーンを後からの会話ではなく、そのもののシーンで演じていればまた違った感じを受けたかな・・と思うのです。お嫁さんを娶ってしまえば、自分はどうなるんだろう?心までも許さないと誓ったはずなのに、いつしか速水を愛してしまった事に気づいて葵がとった行動が、速水を避ける事だけ・・なんですものね(^^;。うーん、ちょっと子供じみた行動なんですよねぇ。貴族様の若様で、世間をご存じなかったからかしら?? で、貴族としての矜持を持っていたからこそ美しいと思えた葵が最後に速水の愛人になる事を選択してしまった・・・。二人なら恐くないし・・・と、それで満足してしまっているんですね。離れたくないと言う気持ちは良いのですが、ちょっと違う気がします。それに、息子を男妾として売った形となる高塔伯爵は、いくら屋敷を返してもらったところで、そこにおめおめと住めるものだろうか?そんな評判まで立ってしまったら、由緒ある伯爵家は地に落ちてしまっていますよねぇ・・。それって嫌じゃないですか?愛はそれに勝ったわけですか(^^;・・・。 二人が、それぞれに惹かれあったシーンが欠落している・・と言いますか。内心的な葛藤が少なかったと言いますか・・・それが聞いた後で「うーん」の一番の原因だったかなぁ・・はい。 |
花鎮の饗
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山藍紫姫子 | 東芝EMI | TOCTー8943 | 1995年7月26日 | |||
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塩沢兼人(藤代篠夫)×林延年(藤代明煌) *リバあり | |||||||
川久保潔(観月流宗家)、江原正士(観月基世) 森功至(真木博人/ナレーション) 沢田敏子(藤代夏江)、糸博(藤代福寿/客B)、小室正幸(客A) |
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藤代流を継ぎ、再興させるため。篠夫は観月流の宗家に人身御供に出された。そんな篠夫の慰み者にされたのが、(父が愛人に産ませた)弟・明煌だったが。 観月の家元達が、天才・篠夫を手に入れるために「藤代を継ぐ資格は、貴方にもあるのだ」と明煌を焚きつけた。 |
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このカップリングは、アンジェリーク風に言いますと。闇様×風様(リバあり)と言うことになるんですよね。そうすると、スタンレー・ホークの事件簿はそういう意味では「闇様×光様」とも言えるわけで(大笑)。でも、ふと思ったのですが。遙かのキャストは、結構あちこちでカップルを演じていらっしゃいますが。アンジェリークのキャストって、あまりBLで絡みってないような気がします。ありそうで、なかったですねぇ(^^;。 その折角?の風様と闇様なのですが(って、アンジェリークから離れないとダメね(苦笑))ただ、あまり詳しくはないのです。 篠夫さんに至っては、観月流のおじさま方に陵辱されていると言う設定なのですが。言葉の上で「動けなくなるまで嬲った」くらいしかなくて。実際には明煌くんが、篠夫さんを(長老達に言われて)犯すシーンくらいしか、そちら方面はないのです。むしろ、明煌くんの方が篠夫さんのワンシーンと「身を捧げてみないか?」と宗家に言われて従ったシーンと、喘ぐシーンは多いのです。 私は、このドラマCDで初めて神奈さんの喘ぎ声を聴きましたが。風様に近い、爽やか若者風で(どうも最近、悪役と言うか癖の強い役が多いものですから)モノローグとお話の進行の背後にちょっとと言う感じではありますが、「身を捧げるとは、こういう事だったのか」のシーンではかなり満足させていただきましたm(_ _)m。まだ、純情ロマンチカは聴いていないものですから(って、あれは攻めですよね)。 さて。全編を通して聴いた時には、私はあまり能の世界には詳しくないのですが。芸風とか、家元を継ぐ事の凄さに恐れさえ抱いてしまいました。 「観月の舞は、人には舞えない」だから、時間をかけて天才・篠夫を狂わせて手に入れたい!その執念がねぇ・・。 少しずつ追いつめられていく篠夫は、山藍作品には欠かせない塩沢さんです。夢を見て飛び起きた後の息づかいに始まって、 「虫けらのように捨てるのか?鳴かなくなった鈴虫を捨てるように… 今までの私の人生は、一体何だったのだろう?」と、雷とどろく夜更けに鈴虫をつぶすシーンは、BLを聴いていて初めて背筋に悪寒が走ったほどでした。 これから先、いろいろなBLのドラマCDを聴く機会はあるでしょうが。このシーンの凄まじさは、他の追随を許さないのではないでしょうか? また、初めて弟と篠夫に呼ばれた明煌が、観月の長老達に「見事に啼かせてみたなら、藤代をやる」と言われて押し倒すシーン。 「一体あなたは、どんな声で啼くんだろう?」に対して 「あ、きら。やめて くれ」と切れ切れに訴えて、啼かされる。短いながらも、このシーンの色気と言ったら。 シーンの長さや短さは関係ないのかもしれない!と思ってしまいましたね。言葉責めなどやおねだりのシーンなどが多くあるBLのCDに「こういうシーンの作り方もあるのよ!」と言いたいくらい。 「相変わらずの良き声、相変わらずの良き音色」と長老が言わなくても、本当にしたたるような色気でございましたm(_ _)m。 |
パラダイスへおいでよ! |
松本テマリ・穂高ばるご | ムービック | MACY2313 | 2004年7月31日 |
パラダイスへおいでよ! 1.STAGE 01 SIDE A 2.STAGE 01 SIDE B 3.STAGE 02 SIDE A 4.STAGE 02 SIDE B 5.STAGE 03 SIDE A 6.STAGE 03 SIDE B パラダイスへふたたび 7.SIDE A 8.SIDE B |
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成田剣(天龍寺才蔵)×山口勝平(鈴木直)・・・SIDE A 浜田賢二(神谷玲司)×福山潤(桜ユウキ)・・・SIDE B |
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井田国男(店員)、新垣樽助(男)、安田美和(女)、伊藤亜矢子(女) |
薔薇の名前 |
水戸泉 | サイバーフェイズ | 2003年4月25日 | CPCDー1016 | |||
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諏訪部順一(瀬名勇)×福山潤(山上彬) | |||||||
宮田幸季(山上菜津央)、三木眞一郎(紗倉巧) 野島健児(藤川翔)、中井将貴(小宮英司) 保村真(中村慎二)、玉川紗己子(ラ・ルロナ) 小原雅一(チーフD/刑事)、高田べん(青年AD/警官) |
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行方不明になった弟・菜津央を探すため、瀬名勇に近づく彬。彬は、薔薇の痣を持つ「封殺師」としての顔も持っていた。 勇の経営する芸能プロダクションから封殺の仕事を依頼されるが、自分の力不足を痛感してしまう事にも繋がった。 そんな中、同じ薔薇の痣を持つ勇との関係を持つことで、妖力が増す事が分かった彬は一つの取引をする。 ところが、そこに突然弟が現れた・・・。 |
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それはまだ、ドラマCDになっていない頃。アニメイトの情報誌きゃらびぃで、小説の方の紹介がありました。その時に「あ、このあらすじ面白いかも。ドラマになったら要チェック!!」と思っていたんですね。ところが、いろいろ購入タイトルが多かった事と、地元ではサイバーフェイスさんの作品は購入出来ないものですから、後回しになっていました。 他のホームページさんのレビューで褒めてあった事から、今年に入って注文したなら・・・ そりゃね、勝手に期待をふくらませすぎたおまえが悪いと言われたら、返す言葉もないわけですが。やはり買うからには、一応面白そうな作品をピックアップして買うわけです。自分なりにあちこち書評やホームページでのレビュー、あらすじなどを読んだ上で選んで買っているわけです。勝手に期待したのは私なんだけど。期待する気持ちは止められませんって(゜゜)\バキッ☆。 面白いだろうな・どんな作品なんだろう・・・とワクワクドキドキしながら買うわけで。お話の設定も面白そうだったし、弟の正体がどんどん分かっていく所なども、はらはらしながら聴くには聴いたのですが・・・なぁんか、聴いた後にもやもやが残ってしまいました。 うーん・・・なかなか切ないシーンもあるんですよ。トラック6の菜津央君の「ぼく、もう・・・」と告白するシーンなどは、涙ものですし。 宮田さんの「お兄ちゃんの中は熱い」と言うシーンなどなど・・・いやぁ・・・やっぱり宮田さんは受けよりも攻めの方が似合うかもしれない・・・などと新たに認識したりする拾い物のシーンは多かったのですが。 いかんせん、主人公があまりに弱っちいので「なんだかなぁ。この子の登場シーンの格好良さはどうしたんだ??」と思ってしまうんですね。他にも、腹心の部下の紗倉さんが、霊的関係があるかどうかが分からなかったので(彼の正体?らしきものがちらっと出るのは、トラック6になってからですし)、コンサート会場のシーンでは「一般の人の割には、驚かないよねぇ」と思っていました。単なるマネージャーや社長秘書ではなかったなら、先に説明してくれなくちゃ(゜゜)\バキッ☆(苦笑)。 飛行場のシーンで「お兄さんは知らずに飛行機に乗っちゃったけど・・誰も教えてあげなかったわけ?教えてやれよ!」と突っ込みを入れたくてたまらなくなりました。謎が一枚では解決しなかった点ももやもやが残る要因になったですね。 こんなにも(強いかと見せかけておいて)弱い主人公は初めてかも(゜゜)\バキッ☆。情けないなぁ・・と言うのが、一番ひっかかった点でした。力(妖力)だけでなく、心ももっと鍛えてあげたい・・・と思いましたね。完全無欠ではない主人公・・・も悪くはないんですよ。成長過程を見ると言う楽しみはあります。しかし、BLの場合には誰彼なく押し倒されると言うのは、ちょっと私の好みではないんですね。許すのは唯一その相手だけ・・と言うのが好きなんですよ。年上受けと似た理由になりますが、受けがそれを望んだ場合を除いては「おーい」の対象になってしまうんですな(^^;。 結局、薔薇の痣の謎などが残ってしまったわけですが。もし、次のドラマが出た時にはもっと主人公が強くあって欲しい・・そう思ってしまいました。実際に主人公はこのドラマCDの中で、瀬名さん以外にもHされまくっているんですね。一番インパクト強いのは、やはり触手になった(大笑)藤川とのシーンかなぁ(大笑)。 |
B級グルメ倶楽部 |
今市子 | フロンティアワークス | FCCBー0016 | 2008年6月25日 |
1.カレーの王子様との再会 2.ゆれる想い 3.すれ違い 4.いつか僕らも 5.Talk of voice actor |
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千葉一伸(鬼塚耕造)×平川大輔 (吉野英介) | ||||
立花慎之介(鬼塚芳記)、鳥海浩輔(田畑) 遊佐浩二(カオリ)、永田善一(さやか) 増田ゆき(吉野季実子・清水)、大倉彩(大村・鬼塚翔太) 松下こみな(鬼塚母・山本)、古宮吾一(細川・鬼塚父・社員3) 園部好徳(社長・社員1・男1)、真仲恵吾(鬼塚兄・社員2・男2) 真堂圭(鬼塚恭子・女の子・女子社員) |
B級グルメ倶楽部 限定版コミック3巻 |
今市子 | Dariaコミックス | 2008年6月21日 |
千葉一伸(鬼塚耕造)×平川大輔 (吉野英介) | |||
遊佐浩二(カオリ)、永田善一(さやか) 園部好徳(社長)、真堂圭(女子社員) |
ビッグガンを持つ男
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ワンダーファーム | HDAー0012 | 2005年7月15日 | |||
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成田剣(風祭仁)×千葉進歩(高柳昌樹)*リバあり | ||||||
遊佐浩二(風祭義)、高橋広樹(風祭礼)、山口勝平(風祭智) *この表記は正しくありません。実際には、全員が千葉さん演じる高柳とそれぞれリバでHシーンがあります。 平川大輔(ロバート)、小形満(社長・ニュースキャスター) 出村貴(義の店のスタッフA・駅内アナウンス)、川原元幸(義の店のスタッフB) 堀越知恵(義の店の客A)、土屋麻貴(義の店の客B)、堀越真己(礼の患者の母親) |
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出張から戻った高柳昌樹は、社長からいきなり「会社が倒産した」と告げられた。 早速、今夜からの寝床に困る昌樹。友人の所へ行こうと乗り込んだ満員電車で、なにやら腰の辺りに硬いものが当たる。痴漢?? その痴漢に家に連れて行かれて「家政夫になれ」と言われる昌樹。 痴漢と間違った仁を筆頭に4人兄弟の風祭家。しかも、そろいもそろって鬼畜な面々で、彼の意思を無視して「今夜の所有権」を巡ってじゃんけんを始める始末だったのだ!! |
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いや、もうこれは一種の「イロモノ」として必聴ものかもしれません・・。千葉さんファンは、是非お聞きあれ!と思います。 さて。このCDでは、ラ・ヴィアン・ローズばりに4人の男達から総受けをやらされる昌樹君のお話かと思いきや、その4人がこれまたそろいもそろって「大舞台前夜には、自分を滅茶苦茶にして欲しい」・・・大切な局面の前には昌樹君に攻められる事を望む・・・リバ兄弟だったんですねぇ・・。つまりは、風祭家の4人のそれぞれの攻めと受けを楽しめる。千葉さんファンは、受け×4回&攻め×3回(山口さん演じる智くんだけは、受けのシーンが具体的にドラマには入っていなかったので)と言う代物だったのですから。 そうです!!私は初めて聞いたのですが、境界線シリーズにおいて「まだ攻めを演じた事がない」と言っていらした山口さんの攻めを聴くことが出来るのです。(不勉強で知らないのですが、山口さんはBLドラマにおいて初めての攻めではないでしょうか??)・・・山口さんの超がつくほど珍しい攻めと言うだけでも、これはかなり貴重なドラマよぉ(大笑)。 それに、山口さんと成田さん、そして千葉さんと揃えば。私はあの無敵シリーズを思い出してしまい、妙にツボにはまってしまったのでした。 渉くんが、神田犬を攻めている!!いや、タイトル違うけど(゜゜)\バキッ☆・・・。だけど、その時のアテレコ現場。考えたら、なんとなく可笑しい(^^;。無敵シリーズをご存じでない方は、この一文を飛ばして読んで下さいm(_ _)m。 まぁ、お話的には。あら探しをするともう沢山ほころびが出てきてしまうんですね。 仁の正体を疑う事になったライフルは、シーズン以外の管理方法はかなり厳しかったのではないかと思います。周囲にそういう趣味の方が居ないので、あまり詳しくはないのですが。確か、鍵付きのケースに入れるとか、期間以外は弾は入れないとか、無造作に出しっぱなしにしている品ではないはずですが(^^;。 また、患者さんのお母さんがわざわざ家に訪ねてくるシーンも、ちょっとありえない。そんな成功率の低い手術だったとしたら、主治医は病院に詰めているはずですし、お母さんも病院に寝泊まりしているはずです。仮に手術後かなり経過しているとしても、病院で医局を訪ねるか、詰め所で待ちかまえていれば、礼はいくらでも言えるはずです。いくら主治医とは言え、自宅を教えるような事はしないと思うんですよね>病院のスタッフが・・。これだけ個人情報の保護なんて叫ばれる時代にねぇ。 また、カリスマ美容師のお店に行った主人公も主人公よね。お店の前にそれだけのファンが居たら、自分だけカットしてもらえる事にもっと躊躇しなさいよ(大笑)。 いや、普段BLにおいては純愛至上主義(苦笑)の私の基準から行くと、かなりペケで「ちょっとなぁ」と思う作品でしたし。キャストトークもなかったのでいろいろと不満はありますが。 イロモノとして考えたら、「ま、いっか」と思ってしまったのでした。 キャストが豪華でしたし、これは最初から買った理由が違いました。山口さんの攻めを聴きたかったから・・と言うだけの目的で買ったものでしたから。ですから、もしお話で感動したい!とか、純愛もののBLを聴きたいと言う方にはお勧めは出来ません。 豪華キャストのリバを楽しむ・もしくは、気軽にHシーンだけを楽しむと言う目的ならOKではないでしょうか?? |
ビッグガンを持つ男
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ワンダーファーム | HDAー0018 | 2006年5月15日 | |||
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宮田幸季(風祭信)×千葉進歩(高柳昌樹)*リバあり | ||||||
成田剣(風祭仁)、遊佐浩二(風祭義) 高橋広樹(風祭礼)、山口勝平(風祭智) 平川大輔(ロバート=キャノン)、羽多野渉(裕太=クロフォード) 重松朋(農村の老婆)、古宮吾一(農村の老爺) |
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*上のカップリング表記は正しくはありません。 今回は、1トラック目で千葉×山口、4トラックで宮田×千葉、7トラック目で高橋&遊佐×千葉、10トラック目で平川×千葉、11トラックで山口&成田×千葉、14トラックで千葉×宮田を聴く事が出来ます(^^;。 |
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昌樹が、風祭家で家政夫を務めるようになって数ヶ月。それなりに充実した日々を送っていたある日。一通のエアメールが届く。 それは、風祭家の末弟・信からであったが、それを見た4人は口を揃えて「いざとなったら、核シェルターを兼ねた地下室に逃げ込むまで!あんな鬼畜は見た事がない!」とまで言う始末。 アメリカで有名な一流マジシャンとして成功している信の帰国の目的とは?昌樹の身に新たな災いが降りかかる。 |
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正直な話。ビッグガンの第一弾を聴いた時には。たとえ続きが出ても買わないだろう・・と思っていました。と言うのも、全員がリバーシブルありのそういう関係になってしまうもので。 BLでは、どちらかと言うと純愛ものが好きなんですよ。貞操問題と言うほどではないのですが、誰とでもベッドインと言うのはちょっと・・・あまり好きな展開ではないのです。それに、第一作を買ったのはあくまで山口さんの攻めを聴きたかったから・・・と言う理由が大きかったものですから。かなり異色なお話だったな・・と自分の中で位置づけていました。第二弾・・・ふぅん・・出るんだ・・と何気なくあらすじを読んだなら。 なんと、あのはた迷惑な風祭家の末弟が存在した!その末弟をなんと宮田さんが演じると言うではありませんか。しかも。十分に鬼畜だと思える4兄弟が、揃って「あんな鬼畜見た事ない」と言う役柄。当然、風祭家のお人だとすると、宮田さんの攻と受けを聴くことが出来るわけで・・。宮田さんの鬼畜攻めが聴きたい(゜゜)\バキッ☆(゜゜)\バキッ☆もとい!!宮田さんの鬼畜声が聴きたい(あまり変わらないか・・・) はい。その誘惑に負けてしまいましたね。 第一弾も当初の目的が違ったのですが。これも、当初の目的がかなり違うものであったわけです。 お話としては、犬がね・・。信くんや風祭家の人達には、その方が嬉しいだろうけど。その間世話をしてくれた農村の夫婦に、なんだか気の毒で。犬は三日飼えば恩を忘れないと言うらしいので。いくら昔の飼い主が現れたからと言って、今まで世話をしてくれた夫婦よりも信くんを選んだと言うのがねぇ・・。犬の寿命としては、もう晩年のはずですから。老後はゆっくり田舎で過ごさせてあげたかったかなぁ・・。 でも、その犬の特徴であった歯ね・・夫婦は気が付かなかったのかしら? あと、最初のエアメールの種明かしのシーン・・・。特別配達になるのかしら?顔、覚えていたの? しかし。一番「おーいいい」と思ったのは。11トラックで、智さんが使ったあるアイテム(そのシーンの人物が、山口さん・千葉さん・成田さんである事を思ったら、アイテムと言うだけで他のシリーズを思い出してしまいますが(゜゜)\バキッ☆)。ブドウに次いで入れたそのアイテムって・・一体何?ものすごく気になるんですけど。入るとは思えない。でも、入ってしまった品物。あれを入れた昌樹は強者だとまで言われているアイテム。。。キッチンよね…何?キッチンにあるツールでしょ?おたまじゃないわよね。泡立て器??ペットボトルではないだろうし、塩とかこしょうの瓶でもないだろうし・・もしかして、すりこぎ??。最後のトラックでちゃんと種明かし?してくれるかと思ったのに、最後まではっきり言われなかったのが気になって。 あと。同じ11トラックで。最初は携帯電話で会話をしていたと思しき智さんと仁さんなのですが。写メールだけではなく、途中からムービーまで送っているんですね。そんなに長い時間のムービーって送る事が出来ましたっけ??実況中継の代わりに、携帯って使えたの??仁さんが開発させた、エージェント用の秘密兵器だったりします?? 宮田さんの本格的な攻めを堪能させていただきました。受けのシーンも、鬼畜(゜゜)\バキッ☆大人系列の声のままで。かわいらしい受けにならなかったので、本当に満足です。 あとは、平川さんの攻めが格好良かった!! 私が聴いた平川さんの作品では、はっきり関係を持たない「私立翔瑛学園男子高等部」や主人公だけど絡みのない「兄弟限定!」。恋する暴君はサブだったし・・・好きと嫌いでは、危ない保険医だったし・・・。花嫁シリーズでは絡みはあるけど、ちょっと情けなかったし・・・。とにかく短いながらも「はっきりくっきり格好いい」攻めを聴いたのは、今回が初めてではないかしら?きっとこれから(受けも含めて)聴く機会は増えてくるとは思いますが。 妄想の中とは言え変な日本語ではなく、凄く格好良かったんです。要チェック!!とメモってしまいました。でも。そう思って第一弾から聞き直してみると。あの妖しげな日本語駆使するシーンって、楽しいですよね。 千葉さんは、かわいらしい受けもちょっとサドモード入った攻めの厳しい声も、一人二役?と思えるくらいでございました(^-^)。千葉さんファンは、本当に要チェックの一枚ですね。 |
美貌の誘惑 |
遠野春日 | リーフ出版 | 2005年1月15日 | LCDー036 |
成田剣(ファイサル)×千葉進歩(伊勢原響) | ||||
大塚芳忠(アブドラ)、堀内賢雄(スミス/初版特典ミニCDに登場・ジャウフ) 奥田啓人(少佐/イナン)、岡田貴之(森本/ハサン) 冨田裕美子(ローラ)、三浦潤也(会長/部下) |
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中東某国の第4王子・ファイサル。彼が気まぐれ?趣味?で盗んだ児童書は、情報局にマークされていた品物だった。その品物を奪い返すべく、潜入捜査が行われる事になった。ファイサルの好みにぴったりとの理由で選ばれたのが、伊勢原響。パーティで早速見初められた彼であったが・・・。 | ||||
千葉さんの喘ぎを本格的に聴いたなぁ・・と言うのが一番の感想でした(゜゜)\バキッ☆。いや、パパとミラシリーズでも受けを演じていらっしゃるのですが、あれはメインが別だし(「愛だけ☆足りない」もありますが)・・・と言う理由で、私の中では千葉さんは「絡みにあまり関係しないサブ」のイメージがつきまとっていたんですね。 良いじゃないですか・・。ちょっと硬質な感じで。うん。これは要チェックな受け声だわ(゜゜)\バキッ☆。 さて。しかし。お話的には「マルサのおとこ」第二弾と言う感じがしてしまいました。情報局員なのに、ちっともそれらしい仕事していないんじゃないかなぁ・・。彼がした事って、ファイサル王子に見初められてお屋敷に入って、ナニをしただけ(゜゜)\バキッ☆。 接近するためのパーティでは、会った次の瞬間には屋敷に誘われているし。徐々に親しくなって(身体の関係は持たないようにして)・・・と思っていたその夜のうちにはベッドインしているし・・・潜入捜査に関して、彼が計画した事は全て(王子の)予想外の行動で裏切られていますよね。その分ファイサル王子のご寵愛が深かったと言うべきなのか(大笑)、計画も予想も出来ない甘ちゃんだったのか(゜゜)\バキッ☆。 暗号を解いて、偽の隠し場所に行ったはいいけどアブドラ王子につかまってしまうし。情報局員だと言うことは、潜入してすぐにファイサル王子にもばれているし。しかも、王子は情報局の上の人と(彼の処遇に関してまで)取引して、事件は彼の関与していない所で解決しちゃっているしねぇ・・。それを思うと、彼は一体何しに出てきたんだろう?みたいな(゜゜)\バキッ☆思いもするのですが(大笑)。 まぁ、彼が居たことでアブドラ王子を偽の品物に案内出来たのですが。ファイサル王子が、彼に執心しなければ事件は解決しなかった。つまり、彼はファイサル王子に気に入られた事だけで、事件を解決させた・・・と言う事で(苦笑)。 うーん・・以前堀内さんが「受けはやったことがない」とおっしゃっていたフリートークに「あの作品があるじゃないか!」と思ったのですが。このフリートークでは、大塚芳忠さんが「BLでメインの絡みをやりたい」とおっしゃっておりまして。「豹の男」があったのに・・・とシクシク(;_;)。一度きりの昔のお仕事だと、忘れてしまうものなのでしょうか?ファンとしては、一つ一つの作品やキャラクターを忘れないで欲しい。特に自分が好きな作品(キャラクター)は、声優さんも好きでいて欲しい・思い入れを持っていて欲しい・・・と思ってしまうのですが。やはり多くのお仕事を毎日こなしていらっしゃると、そうはいかないものなのでしょうか・・・。 |
ヒミツの新薬実験中! |
猫島瞳子 | 茜新社 | CHSDー0003 | 2008年6月25日 |
成田剣(篠田黎一)×野島裕史(中野裕紀) | ||||
古澤徹(田村)、木下尚紀(三島) 朝比奈拓見(大友史昭)、岡嶋妙(佐野梨恵) |
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大阪に本社を持つ製薬会社の新入社員・中野裕紀。上司に連れられて、新製品である「催淫剤」のハイテンションを売り込むために、研究熱心な産科医の篠田黎一を訪問する。 しかし。添付された海外での臨床データを信じるのではなく、日本での効果を試す実験をしたい!と言い出した篠田。上司の指示で、中野はその実験に付き合う事となってしまう・・・・。 |
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いやぁ・・・笑いましたねぇ。妙に面白かったです。 大阪から上京して、就職難を乗り切った中野くんは会話以外はほとんどが関西弁で。彼の内部での突っ込みやら葛藤やらが、もうおかしいと言うか・・聴いていて楽しかった一枚です。 「あかん・・この人は普通とちごたんや」・・はい。もうその通りですがな(大笑)。 そして、遠距離恋愛とは言え彼女が居る!と言う、BLにしては珍しい!貴重な存在だったのに。彼女ではダメで先生とならOKとなった君も、十分に変やで(゜゜)\バキッ☆。 その中野くんには、野島お兄ちゃん。関西弁のイントネーションが難しかった・・・とずーっとシナリオチェックして、アクセントなどの位置を確認して書き込んでいた・・と語っていらっしゃいますが。 どうでしょう?本場、関西の方が聴かれた時、これはOKでしょうか? 九州の人間は、あまりイントネーションの位置には関心がないものですから、(分からないので)「お上手だわっ!」としか書きようがないのですが・・・関西の方は、結構「違う」って厳しいみたいだから・・ 慣れない言葉を操って。しかもそれで喘いだり感情を込めて話す!大変だったでしょう?としか言えません。 嫌や!嫌や!とずーっと抵抗していたのに、何時しか被験者の立場に慣れてしまう。 そんな諦めとため息まじりの「心電図にも採血にも慣れた・・」となっていく中野くんが自然だったからこそ、このお話は抵抗なく聴くことが出来たと思うのです。 だって、彼女が居たノーマルな男性なのよ? 連絡が取れないから・・といきなりやってきて、彼女なりの技術で奉仕しようとしたって事は・・そういう関係は当然あったわけで・・。 他のBLのように、そちら方面には全く淡泊でどうでも良い・・人じゃなかったわけですから。 その中野くんが、篠田先生の所に行かなくちゃ・・・先生しか自分を助けてくれる人は居ない・・と思うようになる。 そして、(先生の)切ない告白に胸がキュンとなってしまい、自分の気持ちにも気が付く・・と言う、一種のミラクル!をスムーズに聴かせてくれたのは、中野の感情推移が本当に自然だったから・・。それをセリフに込めて演技した野島お兄ちゃんが素晴らしかったから!だと思います。 何しろ、この中野くんって彼女が居たと言うだけではなく、本当にノーマルなんですもの。 超絶美形!な産科医である篠田先生を見た瞬間に。彼が診察をしたら、妊婦さんが結婚した事を後悔してしまう。診察現場が混乱してしまうだろう・・とすぐに想像出来るほどの常識は備えています(実際に、診察を拒否する人と積極的に協力してくれる人に別れてしまって、婦長さんから研究に没頭してくれ・・と頼まれたとなっています。篠田先生自身は、二つに分かれた反応が分かっていない様子が、後で語られています)。 会社の仕事に一生懸命で、猪突猛進な上司とも違って。彼の反応や内部の声は、ごくごく普通の人です。 実験データとして、大きさの自己申告は誤差がある。大抵は大きく報告されて、困ってしまう・・と真剣に悩み困っている篠田先生に、中野くんが「男のささやかな虚栄心が、どうして先生には分からないんだろう?」と内心で突っ込みを入れているシーンなどは大笑いしてしまいました。 さて、もう片方の主人公である篠田ですが。 実は。タイトルを見て、お話の内容を見た段階では。買う予定はなかったんですよ。 だけど、買って聴きたい!と思ったのは、研究オタクの産科医が成田さんだったから・・(大笑)。 いや・・もう、常識が通じない研究オタク。楽しそうにかつさらっと「安心して下さい。私はプロですor私は慣れていますから」と言ってしまう。クールに変態チックな(゜゜)\バキッ☆セリフを言って似合うのは、成田さんならでは(あ、褒めてますから・・これは、凄い褒め言葉ですから) まぁ・・鈍感と言うのか、機微に疎いと言うのか・・研究者としては第一線で活躍しているから、感性が鈍っているんだろうね・・と聞いている人にこれまた納得させてくれるお声でした。 篠田の存在に、なんとなく懐かしい香りがしたのは、「ほら、ここが前立腺」と言うセリフがあったからでしょうか?(「ここが、前立腺」は、恋の診察室の決まり文句だそうです) 概ね、OKなお話ではあったのですが。唯一?うーん・・・と唸ってしまったのは。 トラックとトラックの間に無音地帯がありますでしょう?CDを再生している時に、トラックの間にある3秒くらい(実際に確認してみました)ある音の途切れた時間・・あれが邪魔と言いますか・・あの無音状態のせいで、つながりが悪いと思ってしまった事と。最後の方で二人が結ばれた後などは、え?まだ話が続いていたの?などと思ってしまって・・(^^; 必要なものだとは思いますが、やけにはっきりとしていたが為に、ちょっと気になってしまいました。 |
110番は恋の始まり |
井村仁美 | インターコミュニケーションズ | 1999年4月25日 | INCDー120 |
三木眞一郎(剣持薫)×緑川光(伊藤和久) | ||||
石川英郎(布施寧人)、笠原留美(飯塚扶美)、大西健晴(佐々山洋二) 倉田雅世(婦人警官)、笹沼 晃(学生)、片桐健太(無線) 井上和彦(芥川尊光)、塩沢兼人(篠田浩介) |
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交番の花を換えてくれる剣持薫。彼が花ばさみを忘れていった。届けるためにマンションを訪れた和久は、その場で剣持に押し倒されてしまう。 口もききたくないと思っているのに、花屋の花がゴミ箱に捨てられる事件が起こったり、ライバルの花屋である篠田が和久に近づいてきたり・・・。 |
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小説を先に読んでいたんですね。そうしましたら、いきなりマンションでのHシーンから始まってしまって「あら?最初の水をかけられた出逢いのシーンなどは??私、トラックを飛ばしてしまった?」と思ってしまいました。 まぁ、ドラマCD化に当たり出会いのシーンはカットされていたわけなんですね。まぁ、おかげ?で小説ではあまり出番のなかったライバル花店の篠田(塩沢さん演じる)との会話なども入り、より剣持の嫉妬が明確に伝わる出来になっていましたね。 確かに、小説とドラマCDが同じである必要はないとは思いますが、先に小説や漫画を読んでいる(見ている)時には、あの好きだったシーンはどうなっているかしら?どう加工してあるだろうか?と言うのが、聞く時のポイントになるのは事実です。(逆の場合・・・ドラマCDの後に原作・・の場合には、台詞には出ていなかった心情や、細かい動きなどを見てしまいますよね)このお話の場合。焦点を絞ってドラマにしていると言う好印象が残りました。 |
110番は甘い鼓動 |
井村仁美 | ファーストスマイル・エンターテインメント | 2001年12月19日 | FSCAー10198 |
1.刑事課 2.容疑者 3.取調室 4.氷室 5.逮捕 |
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三木眞一郎(剣持薫)×緑川光(伊藤和久) | ||||
鈴置洋孝(氷室正純)、井上和彦(芥川尊光)、立木文彦(荒巻三郎)、中原茂(月館俊之)、 岸尾大輔(小林由紀生)、千葉進歩(向坂 昇)、堀川仁(宗森光治)、吉原丈二(西鳥羽良一郎)、 八戸 優(吉行康雄)、一木美名子(辺見亜子)、北島智恵子(美樹) |
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晴れて念願の刑事になった和久。 連続空き巣事件や、公園での女性襲撃事件・・様々な事件が起こって忙しい毎日。恋人の剣持とはなかなか会えないばかりか、刑事課のメンバーには、刑事に向いていないと思われるし、署長の氷室には、ちょっかいをかけられて・・。 |
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原作、この続きって出ていましたかしら? このシリーズも、この2作目までは原作を読んでいました。和久が刑事課勤務になったために、違う課に回されてしまった小林さんが、もっと嫌みな奴の印象があったのですが・・。 あと・・氷室署長の妖しさ(大笑)が、ドラマCDでは全開!と言う感じでした。 |
ビューティー&ゴースト |
海野幸 | コミックハウス | KIKUー0011 | 2009年6月26日 |
近藤隆(坂木康太)×遊佐浩二(佐藤清司) | ||||
飛田展男(柿本) 松田健一郎(購買部主任)、東條加那子(子供たち) 永田依子(子供たち)、西墻由香(子供たち) |
豹の男 |
京極薫 | 大映株式会社 | 1996年8月 | DDSCー1003 | |||
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大塚芳忠(陣内豪太郎)×緑川光(氷川京也) | |||||||
塩沢兼人(ミッシェル岡間)、小川桃子(南原渚)、田中一成(黒崎耕一郎・スタッフC) 石川英郎(森雅彦・スタッフB)、野島健児(スタッフA)、宇和川恵美(観客A) 榎本充希子(観客B)、金田紗織(観客C) |
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親友黒崎の車に傷をつけてしまった陣内豪太郎。彼は、その修理代のために身体をはる事になる。その仕事とは、高校生タレント・氷川を相手に本番ありのAVホモビデオに出演すると言うものだった。ところが、どんなに頑張っても「ボイン大好き」豪太郎は、男相手と言うのが出来ない。 そんな時、相手役の氷川が相談事があると豪太郎を頼ってきた。大物タレント森との関係を清算したいのだと・・・。 |
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そう言えば、大塚明夫さんの方はBLへのご出演はあるけど、大塚芳忠さんがメインで出るのって初めて聴いたかも・・・と思っておりました。渋い声だし、もっと出演されても良いのにね・・。最近は、うさぎのぬいぐるみを抱えた博士(三蔵法師でもあるのですが)のせいで、腹に一物持っているような信じてはいけない危ない奴のイメージが強いのですが、こういう単細胞で面白い役ってのも良いよね。エルガイムの明るいキャラを思い出してしみじみしておりました。え?エルガイムを知らない?キャオと言う役でね、主人公ダバの友人だったんですよって、こういう説明でも分からないだろうけど・・。良いのよ、おばさんのしみじみにはつきあわなくて(大笑)。 このCDの特徴として、やたらと「豹の男」が連呼されます。アイキャッチのようなものから、メルヘンチックな詩、はたまた通販ものやウィスキーのCMに見せかけてのものなど・・・。一番受けたのは、通販のやつかなぁ・・。これで売れるか(大笑)と。出演俳優が面白いって言うのは、ありかい?? |
ピヨたん
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Spray | マリン・エンタテインメント | MMCCー3094 | 2006年12月22日 |
1.きっかけ 2.潜入調査開始! 3.皐月のお仕事 4.かわいい!? 5.突然の訪問 6.山崎とのひと時 7.裏切り 8.事件の全貌 9.明らかになる瞬間 10.ホントの気持ち 11.フリートーク |
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檜山修之(里村浩一)×宮田幸季(二宮透) | ||||
成田剣(風間幸広)、鳥海浩輔(風間皐月)、平川大輔(山崎充範) 桑島三幸(みのり)、斉藤次郎(梶原剛) 小伏伸之(梶原の部下1)、岡林史泰(梶原の部下2) |
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二宮透は、幼い頃に格好いい探偵さんに命を救われたことがある。その時から、探偵に憧れてきたが。やっとの事で雇われた事務所の所長・里村は、ギャンブル三昧で。透には掃除ばかりをさせていた。 そんな時、透に有名企業社長宅の住み込みの調査を里村が任せてきて・・・・張り切るが。 |
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BLゲームが元となったドラマCDです。 ゲームの方は、住み込みで風間邸に潜入調査?する透が、各キャラクターとイベントを起こしていき・・・と言うものですね。 だから、今回のドラマCD分は所長の里村とのエンディングをドラマにしていますが。ゲームの中での選択肢によっては、屋敷の主人の風間との恋愛イベントになったり、危ない(大笑)小説家の皐月さんとのエンディングを迎えたりするのだろうな・・・・と思って聴いていました。なかなか時間の合わない山崎とは、夜中に帰ってきたところでこうしてお茶漬けを食べてから、きっかけ作りをするとか・・・。 でも、ゲームをプレイされた方には。えぇ??私のお気に入りのあのキャラとのイベントには、もっと良いイベントがあったのよぉ!あれが入ってない。と言うか、攻略キャラ(゜゜)\バキッ☆一人足りないし!と不満に思われるのじゃないかしら? そして、私のようにゲームをプレイしていない人には。なんか中途半端だよねぇ・・とりあえず、各キャラ(ブックレットを見たら、神谷さんキャラが入っていないけど)の接触イベント?みたいなのはあるけど、入れれば良いってものじゃないし。緊縛プレイの予行練習?とか、無理に入れなくても良かったんじゃないかなぁ?などと思ってしまうかもしれません。 何のために、このシーンが入っているんだろう?これで、本当に掃除とかちゃんとしているのかな?と疑問に思ってしまうんですね。 そもそも、透くんを危険から遠ざけるために風間家に住み込みさせたと言う話になっていますが。透くん自身は何を調査するために、潜入させられたのか分からないままで良かったのかな? いや・・探偵になりたいって子だから(透くんって何歳くらいなんだろう。半ズボンが似合いそうな感じなんですけど(大笑))今は言えないと言われて、自分で盛り上がって何か怪しい所はないか?と勝手に首を突っ込んでしまいそうですが・・(^^;。 その前に!透くんのご両親とかは、どうなってますかぁ?ご健在ですか?などと、いらない事を考えてしまっていました。 まぁ・・・良い声がてんこ盛りなCDではあるんですよね。だから、聴いてみようか?って気になったのですが。 うーん・・全体的な感想としては。勿体ないなぁ・・ですね。 そう!!個人的に好きな声優さんがご出演だし、キャラと声が合ってないと言う感じもないけど。勿体ない!これに尽きるんです。 だって、鳥海さんがSM小説を書いている作家さんで。その実演を透くんでしようとしているのに、一回縛っただけでお終いだし。 そのお兄さんで社長さん役の成田さんが、可愛いと思えないぬいぐるみを可愛いと言い出す変な趣味の人なのは分かったけど。もっと変態チック(おい!成田さんがキャラボイスと言うだけで、何を求めているんだか?)な所はなかったし。 誠実そうな芸能プロの山崎さん役の平川さんは、お茶漬け食べて出番終わりですか?みたいな・・。こういう優しげな人は、もっと危ないかもしれないのに(大笑)・・ それらの要素を全部入れてたら、各キャラクター分だけCDも必要だから。とりあえず、これ一枚にそれぞれのちょこっとした見せ場を入れるなら、このくらいかもしれないけどねぇ・・。無理なのは分かっていても、あぁ・・・勿体ない・・。 もうちょっとあれこれ聴きたかったかなぁ?と思ってしまうんです。 透役の宮田さんは、モノローグありなので。可愛い受け声や回想シーンでの幼い声も含めて、いろいろと堪能・満足出来ると思います。そして、里村役の檜山さんファンは・・・これは、結構聴き応えがあると思います。 お話や内容にあれこれ言いたいことはあっても(大笑)、檜山さんファンはOKです。 何しろ、回想シーンの格好いい声や。普通のだらしないシーンの声に、勢いのある会話やら、なんと言ってもあのおかま声!!までいろんな声を聴くことが出来るからです。 ゲームの時には、一緒に収録出来なかった為。初めて?収録時に聴いた!と言う事で。フリートークでも、おかま声の話が出ているくらいインパクトがあったみたいですもの。 でも。やっぱり声優さん達って、役者さんだな!と痛感して聴いていました。何しろ、ゲームの時には一人きりだけど。こうして集まってちゃんと相手のお芝居を聴いて受けて、一緒に出来ると言うのが楽しかった!の感想が圧倒的に多かったみたいですもの(^-^)。 |
ピヨたん〜お屋敷潜入大作戦〜 |
Spray | プロトタイプ | 2008年8月28日 |
PS2ゲーム初回特典 | |||
宮田幸季(二宮透)、檜山修之(里村浩一) 成田剣(風間幸広)、鳥海浩輔(風間皐月) 平川大輔(山崎充範)、神谷浩史(高屋晴) 諏訪部順一(橘敦彦)、桑島三幸(みのり) |
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