カセット&レコード


魁!男塾1巻(天挑五輪大武会編)

集英社カセット 1989年1月発売
収録時間・・A面=30分55秒  B面=28分21秒   1200円
堀秀行(剣桃太郎)、鈴置洋孝(伊達臣人)、
難波圭一(飛燕)、屋良有作(虎丸龍次)、山口健(富樫源次)


田中秀幸(大豪院邪鬼)、小杉十郎太(首天童子)
若本規夫(聖紆塵(ゼウス))、佐藤正治(竜宝)
曽我部和恭(朱鴻元)、小林通孝(アナウンス)
虎丸が、話を聞きに来た人に天挑五輪大武会の予選大会の昔話をする・・と言うシチュエーション。
原作をご存じの方もいらっしゃるでしょうが、もう大変な体術と技能をお持ちの方が一対一で戦う・・と言う設定のお話で、次から次にいろんな秘技をお持ちの方が登場されます。しかし、カセットで全部の戦いをやっていたのでは時間が足りないので、有名なところなどをピックアップしてのお話になります。この1に収録されている部分では、
首天童子vs飛燕
ゼウスvs大豪院邪鬼
竜宝vs伊達臣人
朱鴻元vs剣桃太郎となります。
ジャンプで人気を博した作品のドラマ。アニメになったのが先だったかな??
もちろん、目的は伊達役の鈴置さんと飛燕役の難波さんでした(゜゜)\バキッ☆。
しかしねぇ・・このお話って、アニメや漫画で見ている時には今、どういう動きをした・・などのアクション面はいちいち解説がつかないでも分かるってところがあるのですが、こうして音だけのドラマになると、解説役が必要になるわけで(^_^;。その解説は、驚き係(大笑)の虎丸役の屋良さんと、富樫役の山口さんがひきうけていらっしゃいます。
必殺技・・どういう字を書くなんてもう覚えてはいませんけど・・それを声優さんが真面目に叫んで下さる!!もうそれだけで聞く価値があると言いますか(^_^;。それだけに笑える台詞と言うのもありまして・・。
この1においては、「俺にスポーツマンシップがあると思ったか」って首天童子さんの台詞が笑えます。あとは竜宝との戦いにおける伊達の「いかなる時にも身だしなみを忘れない、それが男のダンディズムと言うものだ」と言うのが良いですねぇ(^_^;。そういう場面じゃないでしょうが・・・

魁!男塾2巻(死闘!冥凰島決勝トーナメント)

集英社カセット 1989年12月発売
収録時間・・A面=31分03秒  B面=28分25秒   1200円
堀秀行(剣桃太郎)、鈴置洋孝(伊達臣人)
難波圭一(飛燕)、屋良有作(虎丸龍次)、山口健(富樫源次)


堀之紀(月光)、銀河万丈(阿們)、塩沢兼人(うん們)、郷里大輔(ネスコンス)
島田敏(梁皇)、沢木郁也(ファラオ)、森功至(蒼傑)
*塩沢さん演じる役名「うん」は、外字になります。Homepageで書くことが出来る漢字で表すと「口云」です。
1とはうって変わって、虎丸が講談調に話を進めていきます。
2では、決勝トーナメント。戦いは、
阿們&うん們兄弟vs虎丸&富樫ペア
ネスコンスvs飛燕
ファラオvs桃太郎
蒼傑vs月光
梁皇vs伊達
本当にこのカセットは、音だけで聞いていると笑える要素がたくさんあります(^_^;。いや、どの必殺技も笑えるのですが、今回は思わず声を出して笑ってしまいました。月光と戦う相手の必殺技と言うのが、矢を放ってその矢よりも速く狙った相手の背中に回って羽交い締めする。そして、相手が逃げるのを防ぐ・・と言う必殺技。そんなに速く動けるのなら、矢なんて要らないんじゃないかしら??どういうスタートダッシュをしたんだろうねぇ・・(^_^;。酢を飲んでいるうちに、壺に入ることが出来るようになったネスコンスさんも笑えますけど・・。子供が本気にしたらどうするんだ(大笑)
惜しむらくは、決勝戦はどうなったかなぁ・・と言う事。この続きはカセットとしては、出ていないと思うのです・・。決勝戦だけに、他の戦いはかすむくらいの面白い(゜゜)\バキッ☆いえ、壮絶な必殺技が出てくると思うのです。それを音でどう表現したでしょうか?聞いてみたかったですね。この戦いシリーズが一番原作でも盛り上がったと思いますが、原作の続きがどうなったか・・・私自身も忘れてしまっているのですね・・。まぁ、勝ち進んだとは思いますが・・。

灼熱の竜騎兵 1巻
「惑星ザイオンの風」

田中芳樹 富士見カセットブック 1990年10月22日
収録時間・・A面30分57秒 B面30分52秒
堀秀行(ネッド)、難波圭一(リュー・リン)、原えり子(デュカ・フィス)、森功至(ペトロフ)
神谷明(ナレーション)


戸谷公次(ギイ・リビエール)、緑川光(アルマン・リビエール)、片石千春(イブリン)、佐藤正治(ジュポロフ)、
岸野幸正(ゼラー)、宮内幸平(デュポア)、小野坂昌也(ギャレット)、坂口哲夫(エリクソン)、永井一郎(ディアス)
地球からの移民が、それぞれの惑星に住むようになったもののその支配権は、基本的には地球・・。
出来損ないの惑星と呼ばれる惑星ザイオンにおいても、豊富な地下水脈の支配権は地球。しかし、地球の飼い犬であったザイオン政府が地球に反乱。地球の傀儡であった政府に反発していたザイオン青年党のメンバー達であったが、ザイオン政府に反旗を翻せば、地球に荷担する事になり、地球軍にゲリラ戦を仕掛けるとザイオン政府に荷担する事となる・・・三つどもえの抗争の中、彼らが取った手段とは?
昔に読んだっきりだったものですから、今回ドラマを聞きながら思い出していました。本当にねぇ・・惑星ザイオンの支配者であったディアス老人、連邦警察マクートの長官ジュポロフ、上流家族であるリビエール兄弟、惑星ザイオン水資源管理局の家族であるイブリン。・・・もういろんな人々の思惑や駆け引きがあちらこちらに絡んでおりまして・・・。え?この人ってここで暗殺されたっけ?などと原作忘れてしまっていますなぁ・・。聞きながらドラマにのめり込んでしまっていましたよ。
でも、このドラマでは森さん演じるペトロフが、「お若いの・・・」と言うのに対して掘さん演じるネッドが「お年寄り」と切り返す辺りなどが結構笑えますよ。でも、あぁ・・・デュポア学長の宮内さん。本当に残念ですよね。続きが出たにしても、彼の演技は聞くことが出来ないわけですから。

灼熱の竜騎兵 2巻
「惑星ザイオンの嵐」

田中芳樹 富士見カセットブック 1990年12月20日
収録時間・・A面30分10秒  B面30分07秒
堀秀行(ネッド)、難波圭一(リュー・リン)、原えり子(デュカ・フィス)、森功至(ペトロフ)
神谷明(ナレーション)


戸谷公次(ギイ・リビエール)、緑川光(アルマン・リビエール)、片石千春(イブリン)、佐藤正治(ジュポロフ)、
岸野幸正(ゼラー)、宮内幸平(デュポア)、堀川亮(ルシアン)、郷里大輔(ステッツア中将)
ディアス老人が暗殺され、惑星ザイオンは地球軍の支配下におかれる事になった。そんな中で、地球軍お仕着せの政府「ブランカ」に対抗して作ったネッド達の「深紅(コロラド)党」は、ゲリラ組織として、地球軍に戦いを挑んでいた。
一方、ブランカの総書記になったアルマンに接触してきたのは、かのディアス老人の孫ルシアンだった・・・。
1巻から続けて聞くうちに、思い出してきました(・・・って遅いですよね(大笑)。聞く前に原作をもう一度読み直すべきでしたわ)。学生さん達が作ったザイオン青年党の幹部であったアルマン(だもので、彼はネッド達に「委員長」と呼ばれています)。彼は確か小太りの冴えない青年だったような気がするのですよ。緑川さんが演じると、そんなに太ったイメージがないんですよね。好青年のイメージになっちゃって。だけど・・堀川さん演じるルシアンの方が、貫禄があると言うか・・・(゜゜)\バキッ☆年下と言うイメージがないのは・・ちょっと残念でした。
このカセットで、思わず失笑してしまったのは、空港にゲリラ戦を仕掛ける時。冷凍庫のコンテナに潜んだリュー・リン達が寒い・・と言うシーン。実際には、他の人も寒がったはずなのですが。カセットでは難波さん演じるリンだけが「寒い、寒い」と大騒ぎをしているように聞こえること。それにしても、こういう良い所で終わってしまうドラマカセット・・・続きが本当に気になってしまうのですが・・。

西風の戦記

田中芳樹 ソノラマ文庫カセット版23 1989年1月
1600円
荘真由美(永井香澄)、平松広和(池畑史郎)、山本百合子(アポロニア)、鈴置洋孝(レオン・パラミデュース)

広中雅志(ミハエル王)、堀内賢雄(ラスカリス)、丸山詠二(ノビリッシモス)、屋良有作(カンタクゼノス)
戸谷公次(将軍)、掛川裕彦(兵士1)、田中和実(兵士2)
高校2年の永井香澄と池畑史郎が、学校の創作文コンクールに提出した作品の舞台がそっくりだった事から教師に盗作の疑いをもたれてしまう。二人は、見た夢の内容を元に「ゼピュロシア」の物語を書いたのだが、(犯罪者に仕立て上げたい?)学生指導の先生から逃れようとしていた時。彼らは時空のゆがみを越えて、夢に見ていたゼピュロシアに来てしまう。
無実の罪を着せられて殺された父や一族の無念と、北部の重税にあえぐ住民の為に立ち上がったレオン。そして、現王の妹にして夜叉公主の異名を持つアポロニア姫。二人の元で、近習として仕える香澄と史郎。しかし、ゼピュロシアの歴史に名高い戦いが始まろうとしていた・・・。
惰弱公と蔑まれながらも、その聡明さを隠し通したレオン。その彼に偶然助けられた事から、彼を密かに慕うアポロニア。田中芳樹先生の原作で面白かった戦術のかけひきももちろんメインでしょうが、このお話はこのカップルのためにあると言っても良いと思います。
これは、鈴置さんのひたすらに「格好の良い」レオン役が聞き所です。いや、いろいろとお勧めの場面はありますが、「料理も出来ないし、女らしい事は何一つ出来ない私などがついて行っても足手まといだ」と言って、共に旅立つ事を躊躇するアポロニアの所に戻ってきて「あなたでなければ駄目なのだ」と言うところなどは、もう女なら一度は言われてみたい台詞の一つだと思います。
そうなんですよね。鈴置さんのような美声であぁ言う殺し文句を言われたら、もう「うひゃあああ」鳥肌立ってしまいますよぉ。アポロニアでなくても、「本当に良いの?」と言いつつ、一緒に行きたくなりますって。
あとは・・これが発売された当時って、北斗の拳は出ていたと思うのですが、「おまえはすでに死んでいる・・・」と言う台詞があったのには、もう大爆笑でしたね。

天空伝 サムライトルーパー

キングレコード 1989年9月 256T 3012
Side A
1.STAGE.T プロローグ
2.DREAM OF LONELINESS(歌:佐々木望&中村大樹)
3.STAGE.U とんでもない奴らさ
4.STAGE.V 寮生失格!
5.STAGE.W 羽柴家の人々
Side B
1.WONDER〜時に投げる疑問符〜(歌:草尾毅&西村智博)
2.STAGE.V 頭上の脅威
3.STAGE.Y 妖邪・牙龍堕
4.STAGE.Z 飛翔
5.STAGE.[ 風のモノローグ
6.あの日のフォトグラフ(歌:森口博子)
竹村拓(当麻)、草尾毅(遼)、中村大樹(征士)、西村智博(シュウ)、佐々木望(伸)

渡辺久美子(純)、日下部かおり(ナスティ)、一条みゆ希(当麻の母)
笹岡繁蔵(阿羅醐)、巻島直樹(芭陀悶)、星野充昭(牙龍堕)、橋本博(キャプテン)
阿羅醐を倒し、平和が訪れた。鎧を預かる戦士・トルーパーの5人は、共同生活を送る事になった。しかし、当麻だけは共同生活になじめずに居た。
そんな時、当麻の母親が、ロスから帰国する事が分かった。阿羅醐城がなくなった後の東京を見に行くついでも兼ねて?トルーパー全員で出迎えに行くが、当麻の母親が乗っていると思われる飛行機を地上から操る妖邪が居た。
買った時に一度聴いて、トルーパーのメンバーで一番気に入っていた当麻が、5人の中で異端児っぽい位置に居るこのドラマは「なんだかなぁ」で、お蔵入りになっていました。空を飛ぶシーンの周囲の驚きのシーンは、失笑ものだった事もあり、これはもう忘れてしまおう(゜゜)\バキッ☆状態だったんですね。
引っ越しのドタバタでカセットを入れた箱はずっと違う所にしまい込んでおりまして。年末に「そう言えば、あの箱はずっと中身を整理していなかったな・・」と引っ張り出して来たときの驚きたるや(大笑)。完全に「あ、忘れていた」(゜゜)\バキッ☆。
「寝室の鍵買います」で、竹村さんのお声を聞いた時に「トルーパー以来だな」と書いているにも関わらず、この本体の存在は忘れていたと(゜゜)\バキッ☆。
さて。10年以上ぶりに聴いた事になるわけですが。やはり、当麻が鎧の力を借りて空を飛ぶシーン。あれは笑えてしまいます。TVアニメでも空を飛ぶシーンはなかったですよね。と言うか、飛ぶ必要はあったのか??(大笑)他にも、いくらなんでも木の上に居る仲間を食事に参加させるために「燻し出す」のはやりすぎだと思いますし。この妖邪さんも飛行機一機落とす事で、何をどうしたかったのかなぁ・・・とふと思ってしまいました。ドラマの作りが甘いと言うべきか、突っ込みどころ満載(゜゜)\バキッ☆の一枚です。
後は・・おそらく、鎧伝サムライトルーパーデビューアルバム「君を眠らせない」の後だったのだと思いますが、留守電のBGMだとか、ちょっとしたシーンのBGMにそのアルバムの曲が使われている事が、懐かしかったです。(ただ、実際にはあんな賑やかな歌を留守電のBGMにはしないでしょ・・・とは思いますが、どこかで使いたかったのだろうなぁ・・・と)空港の食堂で、皆で食事をしよう!と言う最後のシーンで征士が「私はフランス料理のフルコースが好きだ」とどさくさに紛れて言うのも、「君を眠らせない」の歌のガヤの時に言った台詞のパロディですしね。
しかし、一番のびっくりは、中村さん演じる征士の落ち着き払った声、ナレーション兼任の当麻が14歳の少年と言うあたりかもしれません。音だけで(アニメの画面がなく)聴かせるドラマだと、14にしては老けているって(大笑)と、改めて思ってしまうのでした。

トリガーマン!

火浦功 朝日ソノラマ ACーN008 1988年3月
ソノラマ文庫カセット版8
鈴置洋孝(キース)、本多知恵子(ミリアム)

屋良有作(ジョーカー)、龍田直樹(そめのすけ)、塩屋浩三(そめたろー)
郷里大輔(エディ)、銀河万丈(ドナルド)、佐藤正治(上州屋)
渡辺菜生子(キャサリン)、緒方賢一(中村某)

バトルファイターズ餓狼伝説 

ムービック 1994年7月1日 *カセットブック・書籍扱い
キング オブ 底抜け脱線ファイターズ
難波圭一(アンディ ボガード)、三石琴乃(不知火舞)

檜山修之(東丈)、八奈見乗児(山田十平衛)
柴田秀勝(ギース ハワード)、鈴置洋孝(ヴォルフガング クラウザー)

中嶋聡彦(チン シンザン)、西村智博(ダック キング)
松丸卓也(従者)、松本保典(アナウンサー)、石井康嗣(コンピュータ・ポリゴン戦士)

バトルファイターズ餓狼伝説 

ムービック 1994年10月1日 *カセットブック・書籍扱い
1.ウェディングベル
2.兄貴と俺
3.餓狼クエスト
4.兄貴と俺・ボガード兄弟篇
5.餓狼クイズ
難波圭一(アンディ ボガード)、三石琴乃(不知火舞)

檜山修之(東丈)、八奈見乗児(山田十平衛)
柴田秀勝(ギース ハワード)、鈴置洋孝(ヴォルフガング クラウザー)

林延年(ホッパー)、石川寛美(テリー(子供))
松本保典(テリー(偽者))、飛田展男(司会)

変幻退魔夜行 カルラ舞う
奈良怨霊絵巻 

永久保貴一 朝日ソノラマ AC−H003 1988年11月30日
ハロウィンコミックスカセット版
鶴ひろみ(扇翔子)、山本百合子(扇舞子)

塩沢兼人(剣持司)、難波圭一(池田近江)、広中雅志(辰王)
屋良有作(錦織)、佐藤正治(教え長)、京田尚子(祖母)
銀河万丈(二面僧都)、龍田直樹(土蜘蛛)、向殿あさみ(大霊の和珥)
奈良で、事件が相次いで起こっていた。蘇我入鹿の首塚が荒らされたのをきっかけに、市議選に出馬した議員達が怪死を遂げていた。何らかの呪詛によるものか?
内閣は、秘密裏にカルラ神教の教主に助力を依頼したが。教主は代替わりをしており、今の教主は高校生の双子の姉妹。翔子と舞子であった。
転校したそうそう。旧校舎にあふれる霊を見る二人。そして、一方。闇のシグルトと呼ばれる剣持司もまた、教え長とともに行動を開始していた。彼らが行き着いた答えとは、蘇我入鹿の首を使った大がかりな呪詛であった。
「入鹿の首よ、血の花咲かせてくれようぞ」二面僧都の陰謀を、彼らは防ぐ事が出来るのか?
え?こんなに難波さんの出番って少なかった?それに、錦織さんが教え長を・・・え?そうだったっけ?池田兄弟のお母さんは出てこなかったっけ?と、久しぶりに聴いた時には、目が点になってしまいました。
記憶していた「カルラ舞う」のお話と違うよねぇ・・と。
朱雀門再建計画による、蘇我入鹿の首を使った呪詛。それを行った二面僧都。彼の手下となった池田・兄(辰王と呼ばれていますが)や呪詛の妨げとなる道具「ハハキリ」の存在(それが、扇姉妹が通う事になった高校の旧校舎にあった話など)は変わっていないのですが。どうも、覚えていた話と違う・・と思っていました。

今回2回目の聞き込みをしている時に、はた!と気がつきました。私が覚えていた「奈良怨霊絵巻」のお話は、オリジナルアニメになった作品の方だったと。
確か、このカセットブックと同時期か遅れてかビデオが出たんですよね。で、私はそれをレンタルして何回も見ていたのですな。カセットよりもそのアニメの方が、お話としておもしろかったのもあって。覚えていたのは、そちらだった・・と。
キャストは確か同じ方が演じられていたのではないかと思いますが。
扇姉妹が剣持さんに出会うシーンや、父親の葬儀の日に学校に出てきている池田近江。彼が教師に簡単なまじないをしていた事。何より。自分の産んだ子が一族の道具にされる事を恐れて、一族を裏切った形になった(近江と辰王の)母の苦悩。その母の手を離れた辰王が、二面僧都に取り込まれたシーン。近江と辰王の気持ちなど・・・。絶対にビデオの方が良かった。
何より、一番「おいおい」と突っ込みを入れそうになったのは。議員をしているような人が亡くなって、そのお葬式の日に息子が学校に来ていたら。学校の教師や周囲は、もっと驚くでしょう?居ない事に気がつけよ>家の人も。と言うか、忌引きだって(^^;。
「今日は葬儀だ」みたいな事を言っているシーンで、扇姉妹が驚かないんですよね(^^;。おーいい・・・まぁ、その前に怪死した議員の息子である事を彼らは知っているのですが・・。普通、親が死んだら学校出てこないでしょ。それを想定して捜査に乗り出したと言うわけでもない気もするんですよね。まずは錦織さんが、議員の息子の居る学校に編入させて・・と言っているのですが。もし、彼が学校に出てきていなかったら。捜査はどうなったかしら?内閣調査室と言っていますが、結構ちゃらんぽらん??

うーん・・・。アニメになったビデオと比べると言うのもなんですが。やはり、池田兄弟の心情を中心としたドラマは、もっと掘り下げられそうなんですよね。原作の漫画は読んでいませんが(ノベライズになった文庫は、当時読んだ記憶があります)原作そのまんまに描かれているとしたら、もったいないなぁ・・。兄を殺そうとした近江。兄に「そんな事では、人は殺せない」とのされてしまい。気がついた時に「兄さんは?」と言っている辺り、彼は本当にお兄さんを殺そうとは思っていなかったと思うんですよね。で、撤退した次のシーンでは、お母さんと一緒にどこか別の土地に引っ越したと扇姉妹の会話で書かれているだけ。
・・・ただ単に変死した議員の息子ってだけの出演かい!?みたいな。
古いと言うのもあるかもしれませんが。何か、もうちょっと描き方によっては。もっともっと面白いドラマになったものを・・と思います。最強!!なのは、扇のおばあさまじゃねぇのか?などと思ってしまっていました。
お話を忠実に再現したドラマなのかもしれませんが、何かもうちょっとハハキリの使い方だとか、キャラの扱い方などなど工夫次第では面白いドラマになったかな?それがもったいない。お話をとにかく時間で語ってしまおうと言う気持ちだけが動いているような感じでした。

あと・・「産子よせ」と言う呪法を大霊の和珥を使って破るシーン・・・どう聴いても、和珥さん・・・食べていません?効果音から想像していますが。水子の霊のようなのを食べている感じで、つい絵を想像してしまって。気持ち悪かったです(想像過多?)。

魔獣戦士ルナ・ヴァルガー
巨大ゴーレムの挑戦

秋津透 角川書店 KC−035 1989年12月1日
A面・・・30分55秒     B面・・・30分53秒
富沢美智恵(ルナ・ド・リムズベル)、難波圭一(ミル・ユード)

銀河万丈(バド・ロビス)、山田栄子(ロコ)、川浪葉子(リル(リム・リリス))
半谷きみえ(レイピア・ロナ)、田中亮一(ギルバート・エゼン)
池永通洋(マリオン・ネッド)、郷里大輔(バラン・バラクーダ)
屋良有作(魔獣ヴァルガー)、秋津透(作者)
ヴァルガー対ヴァルガーの戦いで、被害を受けた魔道都市・アルタミラ。被害復旧に向けて皆が大忙しのある日。評議員でゴーレムマスターであるマリオン・ネッドのもとに挑戦状が届いた。
兄弟子であるバランとの戦いの立会人となってくれるよう依頼するネッド・・しかし、人騒がせなバランの作り出したゴーレムは・・・
若い方は、ご存じないでしょうねぇ・・この作品。
カセットが出た当時に夢中になって読んだ記憶はありますが、最後がどうなったか・・・覚えていないんですよね。
ちょうど、離職していた頃に。あまり本を買えない時期がありました。その頃にルナのお話は終わったのかな?
久しぶりに書店で手に取ったら、ルナの娘の話になっていて。あぁ・・このカセットで作者さんが公言した通りには話が進んだんだな・・・と感慨深く見たのを覚えているくらいです・・
実家の本棚、まだ売り払っていなければ。この本も残っているとは思いますが。

もちろん、発売当時に聴いて(何となく分かるかなぁ?って思いますが。この当時は、難波さんの出演作だから買っていたんですよね(大笑))作者が出てくるので、ちょっと嫌気がさして(゜゜)\バキッ☆(まだ私も若かったのね・・。作者たる者、こういう所で先の展開などをあれこれ言わずに、黙って書いたら良いじゃないか・・もしも、公言通りに出来なかったら、恥ずかしいじゃないか!と思っていました。今?今だったら、キャスト座談会に乗り込んでくる作者さんも居るし、それどころか演じている人も居ることだし。原作者として出ている分にはいっか・・と思うでしょうね)しまい込んでいたら、どこにしまったのかが分からなくなって。何年前かな?実家の押入を掃除しなくてはいけない時に、10年以上ぶりに再会して聞き直し。今回も感想のためにまたまた聞き直したのですが。
あはは・・本当に、私はこの原作のファンだったのか?(゜゜)\バキッ☆
・・いや、読者だった事があったのか?って思いましたねぇ(大笑)。

内容的には、ルナが自分の国を守るために魔獣であるヴァルガーと合体してしまい。ブレインとして認められる。バド・ロビスのおっさんとは、確かいろいろとやりあって・・その甥っ子であるミルと、恋仲になったんだよね・・くらいしか覚えてなかったわ(大笑)。

聞きながら、あぁ、そうそう!!他のヴァルガーが封印されて居る場所でヴァルガーチェンジすると、その封印されている魔獣を起こしてしまう可能性があったんだ・・そうでした・・
でもって。このライトノベルスのお楽しみは、リルちゃんとルナのレズビアン的なあへあへ(゜゜)\バキッ☆会話とスキンシップでしたな・・そして、文章的にはルビ(振り仮名)がいろいろ書いてあって。そのルビが面白かったのよねぇ!等々あれこれ思い出す・・あはは・・すっっっっ・・・かり!!忘れていました。
でも、激しく違和感があったのは。あれ?ワイバーンを召喚するギルバートって、井上和彦さんじゃなかった?田中さんでしたっけ?あら?あらららら??
いかん・・私もかなり耄碌したもんだ・・・と思っていたら。井上さんのギルバートは、OVAになったルナ・ヴァルガーでした。確か、レンタルで見たんでした!!キャストがカセットとアニメでは、微妙に違うのは今も昔も同じですよね(^-^)。
あぁ・・良かった。まだ耄碌していなかった(大笑)。

さて。某女子プロレス選手のお父様を彷彿とさせるバド・ロビスさん。3回連呼して言わないのが、ちょっと拍子抜けしておりました。
今だったら、「気合いだぁあああ!!っ」と真似して3回くらい連呼しているかもしれないなぁ・・。いや、そもそも話題性作りに声優さんではなくお父様ご本人が、キャストとして演じているかもしれないな・・・と思っていました。
当時は、まだお笑いの方や俳優さんなどを声優として使い、話題集めをするなんてなかったですから。良い時代だったわよね・・。しみじみ・・・
そして、おわっ?と思っていたのが。お話の途中で、次回予告?のような物が入っておりまして。
え?確かにルナのカセットブックは2もあったけど。違うお話だったはず(作者さんが、途中で出てきたのが嫌で・・と書きましたが。それが嫌で、2は購入していなかったんです)・・・え?ゴーレムのお話ってこの巻で完結していなかったの?いや・・違う。このお話は、カセットブック用のオリジナルだったはず。それが1巻で完結しないってあり??ちょっと待て!と思っていたら。
あはは・・A面の最後のお遊びだったのねぇ(大笑)。今でこそCDだから、A面B面ってひっくり返して聞くって(当時は、リバース式のカセットデッキは高かった(大笑))ありえないけど。カセットだったものねぇ!!
究極超人あ〜るでも、やっていましたねぇ!!
いやぁ・・懐かしい!!そうだった!これ、MDに入れて聞いているけど。元々はカセットだったんだぁ!!としばらくは、時代の流れを思っていました。
B面にヴァルガーチェンジ!!となった後・・。B面が始まった事に気が付かずに、ルナ・ヴァルガーならではのリルとのスキンシップシーンが入っているし(大笑)。今だったら、もっといろいろなお遊びを入れるかしら?CDだから、無理かな?
お話の感想はね・・・まぁ、ちょっと過激なレズビアンっぽいやりとりが入っていたりして。今はともかく、よく当時に発売されたよなぁ・・(大笑)などと・・ゴーレムが砕けて、小さくなったところなどは。某アニメのミニメカの行進を思い出したりしていました。
全体的には、とても懐かしい!でお終いでして・・。はい。

未来放浪ガルディーン 大熱血

火浦功 角川書店 KC−023 1988年12月1日
A面・・・29分20秒     B面・・・29分6秒
田中真弓(コロナ・スレイヤー)、井上瑶(シャラ(シャール)サキ)

鈴置洋孝(スリム・ブラウン)、郷里大輔(ジョージ・ヴァルマー)
田中亮一(ガイ・フレイヤー)、青野武(キリー・レステス)
多岐川まり子(アルタミラ)、難波圭一(トロイ)、銀河万丈(ガルディーン)
森功至(アナウンサー)、佐藤浩之(ヴァルマー兵)、大森章督(レポーター)
野田圭一(ナレーター)、火浦功(作者(特別出演))

エロイカより愛をこめて

青池保子 日本コロムビア 1982年2月 CXー7047
SIDE 1
1.おかしなやつら全員集合
2.ロマンティック・アゲイン(歌:水木一郎)
3.エロイカより愛をこめて
4.鋼鉄の男
5.憎いあんちくしょう!
SIDE 2
1.シークレット・エージェント
2.おれとお前(歌:水木一郎)
3.エロイカVS少佐 PartT
4.エロイカVS少佐 PartU
5.背中にグッド・ラック(歌:水木一郎)
野沢那智(エロイカ)、中田浩二(少佐)、古川登志夫(ジェイムズ)
森功至(Z(ツェット))、森山周一郎(ミーシャ)、小川哲也(司会者)
コミックス何巻までのエピソードになるか、ちょっと詳しくは覚えておりませんが。
エロイカが、少佐の美術品を狙う出会いのエピソードと、NATOがエロイカにバチカンからマイクロフィルムを盗む依頼をするエピソードをミニドラマにしたもの
今回、レコードをMDに録音しながら15年ぶりくらいに久々に聴いたお話が3つ続くわけですが(先月からレコードドラマばかりになっています。懐かしいので、ついつい聴いてしまったんですよね)今月聴いたドラマのうち、このエロイカとパタリロは「あぁ、時代が早かったな」と思わずにはいられませんでした。
どちらも、当時は珍しいホモ(゜゜)\バキッ☆今で言うところのボーイズラブ要素が十分にあるドラマだったのですが。その要素は仄かなんですね・・・。今だったら、どうなっていたかなぁ・・。パタリロの方は「パタリロ西遊記」として、アニメになっていますが・・・さてはて。

さて。エロイカの感想です。これは出会いを描いたドラマのA面よりも、バチカンからマイクロフィルムを盗む依頼をしたNATOとエロイカが組んだお話の方が面白かったですね。
A面もB面も、レオパルド戦車が出てきたり、マフィアが絡んでのドンパチシーンは、銃声などの効果音だけですが。それでも十分想像が出来るところが凄い。
また、小熊のミーシャが仕掛けた爆弾を少佐がライフルで撃つシーン。これが良いです。
「俺の腰を支えてくれ」
「ほんとに良いの?」
「おい、ベルトより下は触るな」
・・・この「本当に良いの?」の台詞がね、もう野沢那智さんが素晴らしい(大ベテランに言う台詞じゃないわなぁ・・・いや、素晴らしすぎですよ)。嬉しそうかつ舌なめずりしている感じの声。本当に今なら、もっと詳しく描くかなぁ・・(゜゜)\バキッ☆
そして。送電線が切れてしまって二人で歩き出すシーン。
「線路づたいに歩いてみないか、ローマまで」に続く「だがな、貴様。ベルト下は反則だぞ」「私は反則が大好きなんだ」と言う会話。
エロイカは、今なら子安さんや置鮎さんが演じるかなぁ・・Z(ツェット)は、福山さんだとか他の声優さんのお名前も浮かぶのですが、ミーシャは森山さん以外は思い浮かばない・・・。そして、少佐は中田さん以外は思い浮かびません。中田さんの少佐に森山さんのミーシャだと、このキャスティングになっちゃうかなぁ・・・。
こういう昔のドラマは、今ならどなたが演じるか・・を想像することもありますが。このドラマだけはそのまんまですね(^-^)。

スケバン刑事

和田慎二 キャニオン 1982年10月 C25G0151
SIDEーA
1.BAD GIRL ロックンロール(歌:戸田恵子)
2.ドラマ「スケバン刑事誕生」
3.スケバン・ララバイ(歌:戸田恵子)
4.ドラマ「学園に咲く地獄花」
5.地獄のマドンナ
SIDEーB
1.エキサイティング・ライダー
2.ドラマ「愛・・・そして葛藤」
3.Sweet Sunrise
4.ドラマ「悪魔の目ざめる時」
5.Wanderer〜流浪人(さすらいびと)のバラード(歌:戸田恵子)
戸田恵子(麻宮サキ)、野沢那智(神恭一郎/ナレーション)、高島雅羅(海槌麗巳)

鈴木清信(野分三平)、玄田哲章(暗闇警視)、岸野幸正(海槌剛三)
他・・・劇団薔薇座
死刑執行日が確定した母。その母の死刑執行書の代わりに母校へ赴き、内部から事件を探る刑事になれと言われた麻宮サキ。
「冗談じゃない!誰が警察の手先などに!!」最初は拒んだサキだったが、母校で生涯の敵とも呼べる海槌麗巳と出会ってしまった・・・。
学生の中にも、本物の「悪」は居る。サキのヨーヨーが唸る。
これは、原作で第一部?7巻か8巻だったと思うのですが、麗巳と一緒にサキは死んだ・・と思われたお話までがところどころ描かれています。だから、お話を知っていないと「えーっと????」になる事請け合い。
どのエピソードも、原作のファンの方なら「あ、このシーン好きだった」などと思われるとは思うのですが。しかし、やっぱりどこも短すぎて「物足りない」が一番ですね。あーーー、このエピソードもっと詳しく長くやってくれ!!と思わずには居られないんですよ。三平がサキを押し倒したシーンや、言葉だけで終わった椎名純子のエピソード・・・あぁ、どれか一つのお話をじっくりと掘り下げてくれた方が良かった・・真剣にそう思いました。
今回、本当に10年ぶりくらいにドラマ含めて聴いたわけですが。戸田さんの麻宮サキはともかく。他のキャストはねぇ・・どうもピンと来ないんですね。特に神恭一郎・・・。当時の声優さん事情なら野沢さんしかいらっしゃらなかったかなぁ・・劇団薔薇座が協力している事だし・・・。まぁ、野沢さん以外の方が演じていても、「イメージ違う・・」と言っていたとは思うんですけどね。
それと、個人的には三平が好きだったんです>私は。だから、三平も鈴木さんのイメージは合わないんですね。
では、これがOVAになった物のキャスト・・・サキが伊倉一恵さんで、神が神谷明さん、三平が竹村拓さん・・・では納得するかと言われると、こちらも納得出来ない(大笑)。原作ファンを納得させるキャスティングは、難しいでしょうけどね。

戸田さんの歌とお芝居を楽しむ一枚としてなら、まぁ合格点かな??

戦国魔神ゴーショーグン
闇よ美しくあれ

ビクター 1981年 JBXー2013
闇よ美しくあれ 1.ケン太さまのお通りだい
2.愛のゆくえ
3.別れのもんまるとおる
4.キリーわが友
5.ぼくのOVA
6.ゴーショーグンGO!!
塩沢兼人(レオナルド・メディチ・ブンドル局長)

松岡洋子(真田ケン太)、鈴置洋孝(北条真吾)
小山茉美(レミー・島田)、田中秀幸(キリー・ギャグレー)
間嶋里美(OVA)、小林修(サバラス隊長/ナレーション)
A面は、ブンドル局長がグッドサンダーチームの面々の調査報告書を見ている・・と言う設定で、TVドラマ1話を中心に上手にまとめているお話。
B面は、TVシリーズでそれぞれがメインとなったお話をピックアップしてのドラマ。
軽快かつお洒落な会話は、当時のロボットアニメの中では群を抜いていました。
やはり、ブンドル局長の「美しい」は今聴いても良いですねぇ。

多分、このレコードは録音をし直したのかもしれない・・と思いつつ聴いていました。レコードならでは?のサバラス隊長のジョーク?が入っていますし。真吾の
「レッド・イン・パルサー、続いてゴー・バズーカ。或いはゴー・サーベル!はたまたゴー・スティック!ついにはホルスター・ビーム!」
「おいおい、この際だ。出し惜しみするなって」のキリーのセリフに答えて「分かっている。ゴー・フラッシャー!!」の連続する武器やら必殺技のシーンは、TVアニメじゃやらないでしょうから(大笑)。
しかし・・10年ぶりに聴いても、これはセリフのタイミングなどまでよーく覚えていましたね。だから音飛びしてもちゃんと頭の中で補って聴くことが出来ました(流石に傷がありますから、一カ所思いっきり飛んでくれましたわ(^^;)。

さて。やはり塩沢さんの代表作(の一つ)であるブンドル局長は本当に不滅ですね。このレコードの中でのお気に入りのセリフは
「恋は秘めやかに語らうもの。他人から覗かれる公園のベンチなど美しくない!ゾロゾロとベンチに腰掛けランデヴーとは、なんと画一的、なんという貧しさだ!」と叫ぶシーンでしょう。そして、「いさぎよく一括払いだ!」の名台詞は、今も私の中に生きています。クレジットカードで支払う時など心の中で「潔く一括払いだ」なる彼のセリフが頭をよぎりますもの。
今でもこのグッドサンダーチームのメンバーの軽快なセリフ回しはちっとも色あせていませんでした。合体ロボットアニメは無理にしても、こういうちょっと大人の台詞のお話、あったら良いなぁ・・。

その後の戦国魔神ゴーショーグン

アニメージュレコード 1983年 ANLー1015
1.イントロダクション〜LEMYの語り
2.ルウェンゾリの恋人
3.ブロンクス・ホット・ウルフ
4.THEME OF SHINGO
5.交響曲作品一番「宇宙の美」
1.A SONG OF LEMY
2.CHASING HOPE
3.砂漠の戦い
4.七万光年の旅
5.さらば新しい人間達
小山茉美(レミー・島田)、鈴置洋孝(北条真吾)、田中秀幸(キリー・ギャグレー)、塩沢兼人(ブンドル)
TVアニメの最終回に、宇宙に旅立って行ったケン太が戻ってきた。
TVアニメの続編?とも言うべきオリジナルストーリーの第一弾をイメージアルバム化。
アニメージュ文庫と言うのがありまして。それに首藤さんがゴーショーグンの後日談をシリーズとして書いていらっしゃいました。
一番有名なタイトルは、OVAになった「時の異邦人」ではないかと思います。何しろゴーショーグンDVDボックスの中にも、この時の異邦人は収録されていますから。
さて。グッドサンダーチームの真吾・キリー・レミーの三人と、敵であったブンドル・カットナル・ケルナグール(凄いネーミングよね。分捕るにカッとなるに蹴る殴るですか(大笑))の計6人が一緒に宇宙を放浪する事になるきっかけが、このレコードの元となったお話で描かれています。
まぁ、このレコードはどちらかと言うとオリジナルサウンドトラックの印象が強いのですが、XAZSAがドラマCDなら(しつこいって)・・と言う理由で入れています。台詞は曲と曲の合間に入っている・・と言う感じですが、XAZSAよりもちゃんとストーリーに準じているのでOKとしましょう。
まぁ・・古い作品になるのと、元々のアニメをご存じない方が多いでしょうから・・・「こういう作品もあったんだな」としてお読み下さいませm(_ _)m。

戦場ロマンシリーズ

新谷かおる キャニオン 1982年10月 C25G0152
SideA
ドラマ「イカロスの飛ぶ日」
主題歌「星座になりたい」
SideB
ドラマ「凍結戦線」
主題歌「白いエンジェル」
古川登志夫(神崎)、麻上洋子(優子)

三ツ矢雄二(平野)、野島昭夫(医師)
曽我部和行(太代)、古谷徹(ナレーション)
三ツ矢雄二(サム)、古谷徹(ベンスン)

古川登志夫(ドイツ兵)、麻上洋子(女)
野島昭夫(無線の声・大隊長)、曽我部和行(ナレーション)
第二次大戦を舞台にしたドラマ二編。
「イカロスの飛ぶ日」は、より高く飛ぶ機体を作ろうとした男達のドラマ。
「凍結戦線」は、重要書類を積んだままアルプスの山中に墜落した飛行機を探しに来た二人の兵士の話。
スラップスティックの唄う曲で、このB面に入っている「白いエンジェル」は、このレコードでしか聴くことが出来ません。そういう意味では、まさに希少価値のあるレコードと言えましょう。このレコードでは、ナレーションを担当した方がその面の歌をメインボーカルとして歌っていらっしゃいます。

先ずは「イカロスの飛ぶ日」。
物資不足の折に、本当に「キ888」なる開発計画があったかどうかは知りません。だけど最後には恋人の魂を詰めた缶を持ってその機体毎上空に飛び上がる・・・って、良いのかなぁ・・・ちょっと、美しく描きすぎではないか・・などと思ってしまうのですが。その開発も中止になって、当時の物資不足を知っている軍人さんが、その機体を拝借(゜゜)\バキッ☆して恋人と空の高みだけを目指す。そう、純粋に空高く飛ぶ事だけを夢見たイカロスのように・・・って、重大な規律違反だよねぇ・・。いくら恋人に死なれて、ついでに全てを賭けた機体の開発が出来ないからって、そんな事するかい??
途中で、アメリカの戦闘機の乗組員役?で、野島さんと三ツ矢さんが胡散臭いアメリカ人?を演じていますが。「ジャップだ」と言う三ツ矢さんの台詞は、ちょっとわざとらし過ぎるかなぁ・・・。撃ち落とされるかもしれない最後の叫びって感じじゃないもの・・・。
さて。このドラマでは、「女は、化粧ののり具合で自分の健康が分かるの。私はもう白粉がのらないの。紅をさすのがやっとなのよ」と言う優子さんの台詞が、同じ女性として共感出来ます。いや、本当に肌の荒れ具合で健康を測ることがありますもの。
ただ・・・先日聴いた「とっても土方くん」の難波さんの咳き込みを聴いた後だと、麻上さんの咳き込みは「違う」と思ってしまうんですね。まぁ、病気でもない方が病気のシーンは難しいでしょうけど・・。死を前にした咳き込みじゃないよなぁ・・みたいな(゜゜)\バキッ☆。
逆に、大変だったと当時おっしゃっていた陣痛のシーンの方が自然に聴くことが出来ますね。

「凍結戦線」の方では、アルプスの吹雪の声に「この戦争、長引くぞ。悪魔の声がする」と言っていたベンスン。三つ子が生まれた後「この戦争、もうすぐ終わるな。天使の声が聞こえる」と言う台詞が印象的でしょう。
でもねぇ・・出物腫れ物、ところかまわず・・と言って赤ちゃんを取り上げるサム・・・。赤ちゃんは出物かい(大笑)。ちょっと違う気もするんですが(^^;。
また、ブログにも書かせていただきましたが。この凍結戦線のナレーションの「立ちずさみ」と言う一言が気になって。久しぶりにいろんな辞典を調べさせていただきましたわ(^^;。

とってもひじかた君

鈴宮和由 東芝EMI 1986年11月21日 LB25−5027
SIDE 1
1.よみがえれ血風録
2.ショートドラマ PARTー1
3.狼は死なず(歌:串田アキラ)
4.ショートドラマ PARTー2
5.かすみ草ゆれる時(歌:鈴宮和由)
SIDE 2
1.ワイルドだけが取り柄だぜ!(歌:串田アキラ)
2.ふぶけ鉄拳
3.ショートドラマ PARTー3
4.STAY・・・あなたの中の少年(歌:鈴宮和由)
5.軌道(みち)のない彗星
堀秀行(土方歳三)、難波圭一(沖田総司)、安田あきえ(美剣先輩・兼定雪緒)
原作1〜2巻に収録されている漫画のエピソードを、3つアレンジしたドラマが入っております。
また、特撮もの大好きな作者さんの願い叶って、歌は串田アキラさんが熱唱!!されております。特筆すべきは、女性の立場から唄った2曲のボーカルは、原作者さんと言うことです。このアルバムは、掲載復活した4巻の最後にお知らせで書かれております。
まぁ、XAZSAがドラマになるなら(しつこいって)これはショートドラマが3本も入っているのだから、立派にドラマだ(゜゜)\バキッ☆と言うことで1月更新分から扱わせていただいているレコード版のものです。CD復刻もなかったですし、そもそも少年サンデーに連載されていたこの漫画の事をご存じの方がどれくらい居らっしゃるか・・と言うことが問題ですが(大笑)。
やばいお兄さん達に囲まれた美剣先輩を助けに入った総司くん。喘息の発作が出て大変!と言うところに、遠吠えと共に現れる土方さん。この時のやばいお兄さん?達が、他に誰もいなかったんかい・・・と言うくらい人手不足。素人さんの集団だわ・・状態なのが、唯一惜しまれます。あとは、やはりこの手のイメージアルバムにつきものの「原作を知っている人だけが買う」と言うセオリーなのか(^^;、美剣先輩とヒロイン雪緒さんが声は同じ方なのに、ブックレット?には詳しい説明なしなんです。これだけ聴いたら「えーっと、名前が違うっしょ」みたいな突っ込みが入りそうです。(なので、このページのキャスト紹介ではあえて二役分書かせていただいています)
しかし、これで惚れ直してしまうのが難波さんの咳き込みシーン(゜゜)\バキッ☆。いや、石田さんの殴られたリアクションの声も絶品で「どうやって演じているのかなぁ」とつくづく思うのですが、このショートドラマ1の咳き込み。喘息の咳は湿性の咳嗽なんですね。空咳と言われる乾性のものとは違うのは、喘息持ちの私には良くわかるんです。本当に喘息持ちですか?と思ってしまうくらいお上手なんですよ。

パタリロ!PATALLIRO 
TV SHOW

魔夜峰央 キャニオン 1982年7月 C25G0141
Side A
1.パタリロ!
2.ドラマ「パタリロ」
3.パタリロ・マーチ
4.ドラマ「タマネギ部隊」
5.輝け!タマネギ部隊(歌:スラップスティック)
6.ドラマ「プラズマX」
7.翔べ!プラズマZ
Side B
1.ドラマ「パタリロ&バンコラン」
2.クックロビン音頭(歌:スラップスティック・白石冬美)
3.ドラマ「マライヒ」
4.Smoky Violet〜マライヒの愛〜(歌:藤田淑子)
5.ドラマ「バンコラン」
6.薔薇の戦士(歌:曽我部和行)
7.美しさは罪
白石冬美(パタリロ)、曽我部和行(バンコラン)、藤田淑子(マライヒ)

野島昭夫(タマネギ部隊)、古川登志夫(タマネギ部隊)、三ツ矢雄二(タマネギ部隊)
アニメ「パタリロ」のオープニング曲、エンディング曲と挿入歌などを集め、その間奏にショートドラマを挿入した作品。
戦場ロマンシリーズの「白いエンジェル」と同様、このレコードの「輝け!たまねぎ部隊」もここでしか聴くことが出来ない歌になります。そういう意味で、大事に保管していたんですね(^-^)。
まぁ、当時パタリロと言えばクックロビン音頭でしたもの。仕方ないですな(^^;。

このドラマも、やはり時代が早すぎたと言うべきでしょうね。美少年キラーのバンコラン少佐。そして、最初はスパイとして敵対していたマライヒ。この二人の関係は今ならどうなるだろうなぁ・・・。
本当にね、このキャストも今ならどなたが演じるかなぁ・・・と想像して楽しんでしまいました。まったく同じ作品ではありませんが、パタリロ西遊記がアニメになっているそうですね。それで行くと・・・パタリロは甲斐田さんで、バンコランが子安さん。うん。納得のキャスティングですが。タマネギ部隊はどうなるかしら?若手の方で・・などと想像の翼は限りなく(大笑)。そういう楽しみは昔のドラマならではですよね。

まぁ、ドラマと言っても「牛丼食って早く寝ろ」だとか、本当にショートコメディですので、そういう作品があったと言うことで・・m(_ _)m。
ちなみに、歌は流石の藤田さんのSmoky Violetが素晴らしいです。もちろん、今聞いても「クックロビン音頭」や「輝け!タマネギ部隊」の脳天気さも大好きですが・・・。

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