更新情報早見ページです。

*ホームページの特性として、聴いたものをあちこち不定期に更新しています。
買ったらすぐに聞く作品もありますが、とりあえず棚に並べる・・・と言う作品もかなりあります(゜゜)\バキッ☆。

(初めての方はともかく)何回か来ていただいた方が、全部を回って見ていただくのは大変ですので。
新規に感想やデータをアップしたものをここで、過去一ヶ月分についてまとめて紹介します。

ただ、BLと普通のドラマCDが混在する形になるので、BL嫌いだとおっしゃる方、ごめんなさいm(_ _)m。
一応、一覧の方に(B)と書いてあるのはBL作品ですので、参考になさって下さいm(_ _)m。
また、ソングアルバムは(S)、ラジオ関連は(R)と書かせていただきます。


*今月のトピックス

*プリンセスハーツ・ウェディングドレスに紅いバラ・獏狩り・きみ恋はシリーズ扱いです。

*翡翠の欠片はページ移動しました。

*神谷浩史さん、50タイトル突破です。

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*感想アップ一覧

*聴いたのが12月。クリスマス関連や天使様、忘年会に新春行事?などは、意識してます。アンジェリークも、天使様だったよね(大笑)

少年陰陽師 風音編 第3巻
黄泉に誘う風を追え
遙かなる時空の中で3 紅の月
第一夜
学園アリス
物忘れ☆マシーン
カテゴリ:フリークス あらしのよるに あらしのよるに フリートークCD
ラスト・エスコート 
〜深夜の黒蝶物語〜ドラマCD
Saint Beast 
コメディドラマ1
百鬼夜行抄 
〜凍える影が夢見るもの〜
奇跡 イノセントブルー 最遊記 14 pride ビーンズエース CDコレクション
JOKER FILE.1
ムーン・ファンタジー
Sound Cafe
アンジェリーク 秘密の花園
遙かなる時空の中で 
八葉いろはかるた
百歌声燗 男性声優編(S) 羊でおやすみシリーズ 番外編
俺は眠くなーい
エターナルガーディアン
キャラクターズヴォーカル集
キレパパ。クリスマス☆パニック(B) きみが恋に堕ちる X’masバージョン(B) スレイヴァーズ ヌード(B)
タクミくんシリーズ復刻版2
ギイがサンタになる夜は(B)
君は天使じゃない(B) 名も無き鳥の飛ぶ夜明け(B)
腐った教師の方程式(B)・再 黒い愛情(B) 乱れそめにし(B)

*感想アップしたもの

少年陰陽師 風音編 第3巻
黄泉に誘う風を追え

結城光流 フロンティアワークス 2005年5月25日 FCCNー0008
甲斐田ゆき(安倍昌浩)、大谷育江(もっくん(物の怪))、小西克幸(紅蓮)

麦人(安倍晴明(じい様))、石田彰(安倍晴明(青年))、小林沙苗(藤原彰子)
森川智之(青龍)、高橋広樹(六合)、皆川純子(玄武)、
鈴村健一(朱雀)、今野宏美(太陰)、田中敦子(高淤(高?神))
福山潤(藤原敏次)、折笠富美子(風音)、諏訪部順一(榎ャ斎)

新垣樽助(安倍吉昌)、重松朋(露樹)、谷井あすか(内親王脩子)
斉木美帆(中宮定子)、森沢芙美(道反の巫女)、平井啓二(大百足)
福原耕平(大蜘蛛)、峰健一(役人たち)、福井信介(役人たち)
笠斎に命じられた風音は、御所で女房として仕えていた。内親王の淋しい気持ちを利用した彼女は、「お父様が、帝でなければ良いのに!!」と言う言葉を呪詛として、ついに黄泉への入り口を開いた。
昌浩に現れ、濃くなる「失せ物」の相。これは、帝にまつわる縁者である彰子を示すものなのか?
少しずつ明らかになる謎。紅蓮のかつての罪とは?そして、風音の正体は、おそらくは・・・と言う感じなのですが。
今回は、風音の正体については、まだはっきりせず(笠斎の娘と名乗ってはいますが、私は違うと思ってます・・・>原作、読めよと思いますけど。本増やしたくないのよ・・・(大笑))。
はっきりしたのは、声を加工しておどろおどろになっていた(^^;笠斎さんが、青年・晴明の親友であった事です。
まぁ、加工していない諏訪部さんの声をやっとこのシリーズで聴けましたな・・・と言うところです。
六合と風音の交流も、まだそこまでは進んでいないし。
紅蓮が三度、その手に罪を重ねてしまい。昌浩がまたも(この子って、本当に重傷ばかり負ってない??死にかけた事が何度だぁ??)キケンな状態になっています。その按配や、全ての結末は「次の4巻で全て解決!」となるのでしょうね・・。
うわぁ、かなり駆け足になりそうな予感・・>4巻が(大笑)

でも・・ぶっちゃけ・・上手いなぁ・・って思いますよね。昌浩に出た「失せ物」の相。その前に、いくら呼び止めようとしても声が届かないもっくんと、もっくんを取り囲む瘴気・・・一応は(゜゜)\バキッ☆陰陽師の彼が見た夢です。それに、この先の展開知っているから、失せ物=もっくん(紅蓮)との関係だと分かっているのに。
失せ物の相が出た辺りから、帝にまつわる者として、彰子にも禍がふりかかり。彼女が呪詛で倒れたところで、「失せ物」が・・・・と連呼される。
これじゃあ、いかにも彰子だぞ!と気をそらしておいて・・みたいな作戦??と思ってしまいます(大笑)。
聴いていて「あら?確か、この先は・・だから・・・え?」と知っている者にまで、一瞬思わせたくらいですから。

さて。そういう意識があるからか?もっくんと昌浩の何気ない日常の会話や、彼らのじゃれあいが「あうう・・」でした。
特に、2トラック目の15分過ぎに昌浩が夢を見て飛び起き。ふと「もっくんはどうして、物の怪の形をとっているの?」と訊いた後の会話が、ジーンときます。
紅蓮の炎は暖かい・・と言う昌浩に、ちょっとしみじみ&ちょっと感動した面持ち(でしょう。おそらくは・・ドラマCDなので、顔までは見えませんが、そういう顔つきじゃないかな?って思わせてくれました)で「そうか・・」と答えるもっくん。
そして、呪詛の正体を見抜いた晴明が、孫に「昔語り」をした時。紅蓮が、縛魂の術であやつられて、人を傷つけた事を知った昌浩が、傍らに居るもっくんをゴンと殴って文句を言うシーンもお気に入りです。3トラック目の8分過ぎのあの早口の台詞の応酬。
聴いていて、気持ちが良いですよねぇ(大笑)。
そして、少年陰陽師が始まってからの名台詞である?「晴明の孫!」「孫、言うな!物の怪の分際で」のやりとりとなっている。
うん、このシーンは本当に良かったです。

そして、再び縛魂の術で黄泉の式と成り下がった、抑制のない紅蓮・・。
その残忍なまでのクールな台詞「人間は、もろいな・・・」のトーンに、小西さんの役者!!を見ました。
いやぁ・・良いわぁ!!

ところで。今野さんに罪はないと思うのです。可愛らしいお声の方ですし、高音で、ほんにうらやましい・・・のですが。
周囲がね、敵の折笠さん含めて高いトーンの声が少ない為か、太陰が出てくると「あぁ、もう。キャンキャンとうるさい子ねぇ」と思ってしまって・・。
特に、1トラックの20分くらい。六合と玄武と一緒に瘴気を追い、瘴気によってドロドロ妖怪となってしまった妖しの物に対峙するシーン。風音に、勾玉を返してやる六合に「ふんじばってしまえば良いのにっ!」と、六合が着ている洋服?の事を持ち出し、それをさりげなく諫めている玄武にまで文句を言う始末。彼女に振り回される玄武が、なんとなく気の毒になってしまって・・・。
そう言えば別のCDで、田村ゆかりさんの声に妙に腹立たしい事がありましたっけか・・・私、きっとこのトーンの声が苦手なんですな・・(゜゜)\バキッ☆

毎回お楽しみのトークは。人が変わる瞬間と言うテーマについて。
真っ先に「ハンドルを握った時」と思ってしまった私が居ましたが、声優さん達は車を運転される機会が少ないのでしょうか?
ハンドルを持った時と言うお答えは、田中敦子さんお一人で。多くの方が、犬や猫などを前にした時に「赤ちゃん言葉」を使ってしまう・・・と答えていらしたのが、印象的でした。
特に、皆川さんはフーキーズを思い出させる「お腹、ちゅいてるんですかぁ?」みたいな会話になってしまうそうで・・。え?あれって、地だったんですか??
でも、一番笑わせて下さったのが。麦人さん!!「人が変わる瞬間って・・男ってな・・皆・・」発言。え??と思ったなら、お酒を呑んだら・・だそうで(苦笑)。

遙かなる時空の中で3 紅の月
第一夜

コーエー KECHー1447 2007年12月5日
1.運命の月は紅(TVサイズ)
2.「プレゼント・ビフォア・クリスマス」ー現代編
3.「祝い前夜」ー黒龍の神子編ー
4.「黄瀬川、兄弟の出会い」ー鎌倉編ー
5.闇を断つ光は月光(歌:関智一)
三木眞一郎(有川将臣)、関智一(源九郎義経)、高橋直純(ヒノエ)、宮田幸季(武蔵坊弁慶)
中原茂(有川謙)、井上和彦(梶原景時)、保志総一朗(平敦盛)、石田彰(リズヴァーン)
川上とも子(春日望美)、桑島法子(梶原朔)、置鮎龍太郎(黒龍)

石井康嗣(源頼朝)、川村万梨阿(北条政子)
天野由梨(景時、朔の母)、谷井あすか(澤見麻子)、西嶋陽一(弓道部の先輩)
徳本恭敏(喫茶店の店員)、青山穣(源氏の御家人)、ヤスヒロ(源氏の武士)
お隣さんの幼馴染み。いつものように、家族ぐるみのクリスマスパーティのために望美は将臣と買い物に来ていた。しかし、前夜に見た将臣や譲と別れ別れになる夢が気になって・・・・・。
神子や八葉として、異世界・京に召還される前の望美達や、黒龍と朔の出会い、九郎が兄と再会した話などの短編を収録したドラマCD。
最近、遙かでは8人+神子が一緒のドラマCDはめっきり減ってしまいました。それぞれに見せ場を作って、どの八葉のご贔屓(大笑)でも満足する作品は難しいとは思うのですよ・・。尺の関係もありますから。
だから、登場人物を削って。それぞれの過去や思いを描く作品を・・・と言うのは、分かりますが。今回は、平家の一員であった敦盛くんと熊野水軍のヒノエくんは、八葉になっていない段階では絡みようがないために、歌(しかもシングルサイズ)でしか声を聴くことが出来ません。まぁ・・・出番があると言っても、リズ先生もさほど多い出番ではないですけどね(゜゜)\バキッ☆

お話としては、一番「おぉ」と思ってしまうのが。クリスマスのプレゼントを扱った現代3人組のお話となります。この3人を見ていると、何故か「タッチ」を思い出してしょうがないのですが(゜゜)\バキッ☆・・・
一緒に居る事が当たり前だった、幼馴染み。しかし、成長するに従ってそれぞれに好きな人が出てきたり、当たり前ではなくなる関係・・。その事に気が付いて、慌てたり。好きだと言う気持ちに気が付いてもらえずに、じれったかったり・・。
譲くんの「先輩」を久しぶりに聴けたなぁ!!と言うのが嬉しいドラマでした。
また、ゲームで出てくるアイテム「オルゴール付きの懐中時計」のエピソードが、実に上手く入っていて。これか!!と思ってしまうのでした。
そう言えば、ゲームのオープニングでクリスマスの過ごし方や正月の過ごし方の選択肢で、各キャラとの相性が決まってしまうシーンがあったなぁ・・。そうそう、1が桜咲く時期で。2が秋で。3が冬だったんだ!!と妙な事を思い出したりしていました。

2話目は、ゲームでは回想シーンにしか出てこない朔と黒龍のラブラブなエピソード。結局、朔は黒龍と一緒に京で呪詛を解除する事は出来ず、黒龍は人間の形さえ保つことが出来なくなって消滅してしまうのですが・・・。
お互いに一目惚れに近い状態だったのだろうなぁ・・と思います。
置鮎さんも、子供から急成長した白龍とは違っての苦虫をかみつぶしたような(゜゜)\バキッ☆良い男っぷりを演じていらっしゃいます。このお兄さんなら、妹が出家してしまった時も一番の相談相手になっただろう・・・と思ってしまいます。

そして、3話目が。九郎と弁慶が、頼朝の軍に合流した時のエピソード。まだ、この時点では頼朝や政子は、ラスボス(大笑)に憑依されているのかな?まだだったのかな?と、そこがちょっと気になっていたのですが・・。あぁ、もうこの時点では怨霊を操ることが出来たわけか・・・。しかも、かなり冷徹だし。政子役の川村さんの可愛い声と、その内面の差が良かったです。
純粋に、兄上を信じて愛して止まない九郎。ゲームでも、兄上兄上・・・とかなりうるさかった(゜゜)\バキッ☆記憶が甦ってきました。
それを端で見ていて、「頼朝様は、その後の世界をも考えているのでは・・・」と冷静な弁慶。口にして言ってしまう事が出来ないジレンマがありそうです(^^;。
「そうですね・・」と言葉にしても、絶対に腹の中では「そうだ」と思っていないだろう!??と思える腹芸の弁慶の宮田さんの黒さが素敵でした(褒め言葉です)。
個人的目当て(゜゜)\バキッ☆のリズ先生は、この3話目での回想シーンで登場しますが。まぁ・・・隠遁生活を送っている人だから。神子が出てこないと、表舞台には出ない(ゲーム本編の表舞台でも、すぐにヒョンと消えて裏活動してしまっていましたが)彼ですから。この程度でも出番があっただけでも、良しとしますか・・。
しかし、リズ先生の出番のシーンは。九郎役の関智一さんが、「あ、これは確かに過去のシーンだな」と声だけで分からせる絶妙な演技が素晴らしくて・・そちらに聞き惚れておりました。

学園アリス 物忘れ☆マシーン

樋口橘 ANIPLEX SVWCー7332 2006年2月22日
1.ふたりのヒミツ
2.マシーンの暴走!?
3.記憶をとり戻せ
4.ボーナストラック「キャスト座談会」
植田佳奈(佐倉蜜柑)、釘宮理恵(今井蛍)、石田彰(鳴海先生)

朴ろ美(日向棗)、安田美和(乃木流架)、大浦冬華(飛田裕)
斎藤千和(正田スミレ)、成瀬誠(安藤翼)、野中藍(小笠原野乃子)
神田理江(梅ノ宮アンナ)、松元恵(心読み君)、井上麻里奈(原田美咲)
蛍が開発していた「その日の一番嫌な事を忘れるマシーン」・・・。しかし、ちょっとだけのつもりで触った蜜柑は部品を壊してしまう。
無理矢理?共犯者にしてしまった、流架と一緒に部品を購入に行くものの。デートと勘違いしたスミレたちに追いかけられ、蛍は壊れたままの部品でマシーンを作動させてしまって・・・・
そうですねぇ・・絵柄の問題もあるかもしれませんが。なぁんとなく、可愛いお話だなと思ってしまいます。
結構、辛辣な事も言っていますが。特に蜜柑の底抜けの明るさに救われていると思います。

今回は、物忘れマシーンが部品の欠陥によって、不完全なままに作動してしまい。蛍が、蜜柑の事だけを忘れてしまう・・と言うお話となったわけですが。口ではあれこれ言いつつ、棗くんも蛍ちゃんも皆、蜜柑の事が大好きで。
蜜柑の存在故に、彼らも救われている部分があるのだろう・・・と言う思いを強く抱きました。
棗くんは、TVアニメと同様。とてもぶっきらぼうに、さりげなくフォローをしてくれています。彼の場合は、ツンデレではないですよね・・。デレデレは絶対に見せないから。でも、凄くツンツンしているけれど、蜜柑が落ち込んだ時には逆療法と思える冷たい言葉を言って、彼女を奮起させてくれる。
うふふ・・小母さんからすると、見ていて微笑ましいですね(^-^)。でも、朴さんって今回もボーナストラックには参加されていないようでしたが・・別録音だったのかしら?違う事が気になっておりました。

そして、蛍ちゃん。彼女はね・・・自分の感情を表すのが下手な子なんでしょうね・・。きっと、蜜柑が居なかったなら、彼女は人間的な感情や要素が欠落した、ただ勉強(研究)が出来るだけの子になっているのかもしれない・・・と、今回のドラマCDを聴いて強く思ってしまいました。
つきまとう蜜柑。研究面からすると、蜜柑のうるささとがさつなところは、邪魔でしかない。だから、ついつい蜜柑を邪慳に扱ってしまうけれど・・。「先に行くわよ。置いていくわよ」と言いつつ、あからさまに後ろを振り向いたりはしなくても。「疲れたから、木陰に座っていただけよ」と、待っていてくれそうな感じがします。
蜜柑のアリスは、設定としては無効化のアリスとなっていますが。本当は、違うのかもしれない・・などと思っています。
それが、現れているのは。3トラックで、蜜柑の事だけを忘れてしまった蛍が、級友が親からの手紙を喜んでいるところに、水を差してしまうシーン・・。
蛍の言う事は、一理はあるんですよね・・。全寮制の学校で、催し事があった・・・それを外部の親に手紙で伝えても、一般人の親には通じるものはないかもしれない。例えば、外国を知らない人に「素敵だったのよ!」と語ったところで、通じないかもしれない。
でも、それを一緒に喜べる・共感出来るのが人としての感情であり、気持ちなんですよね。
蜜柑の記憶を失った蛍が、普段だったら口にしないだろう事を言ってしまい、友人を傷つける。
それは、蜜柑の存在が人としてつなぎ止めてくれているのかも・・・と思えば、蜜柑はそこに居るだけで、皆にとって大事な存在となっているのでは?と思います。

そして。座談会では。成瀬さんがとあるパーティでの失敗談を語っていらして。周囲から注意された・・・と言っていらっしゃいましたが。
逆に、彼にそういう忠告などをしてくれる存在が、ありがたいねぇ・・・と思って聴いていたのでした。
でも。1の時にも思ったのですが。成瀬さんって、なんだかとても天然??話し始める前から、期待してしまうんですよね(苦笑)。

カテゴリ:フリークス

極楽院櫻子 マリン・エンタテインメント MMCCー4112 2007年4月25日
1.惨劇ノ聖夜
2.天屍ノ画集
3.事件ノ扉
4.人怪ノ妄執
5.隻眼奇体
6.深淵ノ男
7.解決、後
8.怪奇兎食堂恐怖巡〜「那波超常事件調査の怪奇な日常」〜
9.キャストトーク
石田彰(那波浅葱)、田村ゆかり(兎姫古)

小野大輔(天野尚貴)、鳥海浩輔(泉水)、桑島法子(吉野まひめ・やひろ)

高橋美佳子(山野五月)、立花慎之介(長沼久志)
石松千恵美(女子高生)、又吉愛(女子高生)
クリスチャン系の廃校で、クリスマスになると持ち上がる「白い天使」による殺人事件。那波探偵事務所にバイトする大学生・天野は、「白い天使」が自殺した恋人かもしれない・・・と言う女性から、事件の依頼を受けた。
成仏しきれない念・妄執によって変化したモノ・・・は、このドラマCDではフリークスと呼ばれ。それらを退治するのがスタンドである那波や(フリークスを食料としている)兎姫古になるわけですよね??
泉水のわざとらしいまでの(大笑)執事は、那波に入ることで合体!スタンドになって・・ドジっ子まひめとクールなやひろは同一人物で。そこに、ウサギのコスプレ?と思わせる少女の兎姫古と、彼女の世話を押しつけられてしまった不運な大学生・天野くんが居ると・・。

原作を知らないので(って、こればっかりな気がしていますが(^^;)、そういうところかな?と思いつつ聴いておりました。

人は、滅び行くものに惹かれる(引かれる)部分があるのかもしれません。それは、滅び行くものが放つ退廃の美であるのか・・それとも、燃え尽きるろうそくが、最後の一瞬に放つ輝きのようなものを見るのか・・。
私個人は、アンティークや古美術品は良く分からないので、そういう目は持っていないのですが・・・。ただ、作中でまひめさんが買ってくる天使様の絵を集めた画集は、ちょっと分かる気がします。ステンドグラスなどに描かれた、天使や聖母。
あの名作・フランダースの犬で、ネロ少年が最後に見たルーベンスの絵は、キリスト関係なので。ちょっと違うでしょうが。聴いた季節がクリスマスを意識しつつの時期でしたので。頭の中には、何故か豊満な裸婦の絵や、ルーベンスの画集がよぎっておりましたm(_ _)m。

さて。この作品の場合は、廃校となった校舎に惹かれ、それを題材として描き続けていく男性の妄執が、フリークスとなってしまうわけですが。古い校舎には、七不思議とかそういう曰くありげな怪談がつきまとっているから、惹かれたと言うわけではないでしょうし・・。
あ!!逆かもしれませんね。今回、フリークスになってしまった男性の暗いパワーに、廃校となった校舎の昏い念が絡み合って、彼を引き寄せてしまった・・・とか言う逆パターン。

廃校ねぇ・・・どうして、取り壊しにしなかったのかしら?学校なら、かなりの広さがあるはずですし、立地条件も悪くはないはずで・・。
取り壊しにも費用がかかるし、ましてや整地するのが大変と言ったところで、立ち入った人が次々に死んでしまう問題がある所をそのままにしておく・・ってのは、どうだろう??などと思っておりました。と言うか・・事件が解決した後で、山野さんは「彼が描いた廃校を巡ってみます」と言っていますが・・。残っている所は少ないのじゃないかしら??(゜゜)\バキッ☆

オレ様!!キャラの石田さんの、低めのダークな声がかなりツボな作品でした。相手の名前を呼び捨てにするのよぉ??もう、それだけで本当にオレ様!!
このオレ様!が、執事の泉水と交わす会話が、また妄想を盛り上げてくれました!!
特に。5トラックの2分過ぎの「準備をするシーン」
「これで、邪魔者がいなくなりましたね。浅葱様
「時間がない、さっさと済ませろ
「相も変わらず、せっかちな方だ。ゆっくり楽しむのは、また別の機会にします。で、前からが良いですか?それとも、後ろから?
「嫌な言い方をするヤツだ。好きにしろ
「では、お言葉に甘えて・・・んふ・・・それでは、前から
「勿体をつけるな、セクハラじじい
「んふふ・・・そんなに照れなくても。先ずは上着とシャツをお脱ぎになって下さい。何時見ても、華奢な身体ですね
これっ!!このシーンですよ!!相手が鳥海さんで、もう所々に「んふっ」と、盛り上げるような笑いを漏らしていらっしゃいますし。その前にも、浅葱様・浅葱様・・・と、彼の全てを知ってます!し、見抜いています!状態の執事っぷりでしょ??
鳥海さんの色気たっぷりな言い方で、前から?後ろから?なんて言われたら!!うきゃああ!!もう、絶対に別の事を想像して!って言わんばかりじゃありません??
いや・・そっちに走ってしまった自分の腐りっぷりに、ちょっとため息をついてしまいましたけど(大笑)。

この探偵事務所の良心・かつ被害者である天野くん役の小野さん。5トラックで、泉水と浅葱の合体?を見せてもらえずに、ブチブチとけち。。けち・・けちんぼ・・・と言いながら室外に退散する言い方が、可愛いやらなにやらで・・嵌ってしまいまして。
もう、続くシーンの色っぽさ(大笑)に加えて、この5トラックは何回も聴かせてもらいましたm(_ _)m。
兎姫古役の田村さんは、この作品ではそこまでキャピキャピしたトーンではなかったので、ちょっとホッとしていました。
天然ドジっ子のまひめとクールなやひろ役の桑島さんは、「あぁ。やひろさんの方をもう少し聴いていたかったかなぁ」と思ってしまいました。まひめさんも、可愛いから良いのですが。個人的に好きなトーンがやひろさんの方なので。

そして、フリークスになってしまった長沼さん役の立花さん。これを聴いて、次回作などにも注目していようかな?と思っておりました。BLなどで、脇でお声は聴いていましたが・・。いやぁ・・・熱演でした。今後が本当に楽しみです。

お話としては・・・こうあって欲しい。こう終わって欲しい・・・・と言う願い(と言うよりも、予測)通りに結末を迎えられたので、良かったかな?と思っています。

あらしのよるに

きむらゆういち モモアンドグレープカンパニー BJCAー0059 2006年12月22日
1.あらしのよるに
2.あるはれたひに
3.くものきれまに
4.きりのなかで
5.どしゃぶりのひに
6.ふぶきのあした
7.まんげつのよるに
8.キャストコール
9.イメージ曲「帰らなかったケーン」(歌:WATER//COLOR)
石田彰(メイ)、平田広明(ガブ)

山口勝平(タプ)、小杉十郎太(ギロ)
中井和哉(バリー)、宗矢樹頼(ナレーション)
すずき紀子(山羊おばさん)、白熊寛嗣(老山羊)
江水愛(山羊A)、根津貴行(山羊B)
中田潤(狼A)、高橋圭一(狼B)
雷が鳴るあらしのよるに。嵐を避けて、小屋に避難してきた二匹は出会った。
暗闇だったため、お互いに山羊と狼であることに気が付かないまま意気投合し、仲良しとなってしまう・・。
しかし、餌である山羊。天敵である狼・・・二匹の部族は、二匹の交際を良しとはしなかった。
種を越えたロミオとジュリエットとの表現も出来るでしょうし、はたまた「お互いを信じる事・友情とは?」と言う永遠のテーマの作品とも言えるでしょう。
実は・・私はこの作品は、映画になった時に中村獅童さんが声の出演をされた事くらいしか知りません。アニメ映画のキャストに、また有名人??と思ったため、映画も見ておりません。
ただ、泣けるらしい・・・と言う情報しか持っていない時。主役の山羊さんを石田さん。そして、もう一方の主役である狼を平田さんと聴いたら、買わないではいられませんでした。最遊記の悟浄・八戒コンビじゃあありませんか??これを買わずして、何を買います?って感じで購入したのですが。
聴いた時に、涙が止まりませんでした・・。泣けるとは知っていたのに、聴く時間がなくて通勤の車の中で聴いてしまったんですね。
尺が長いので、二往復かかりましたが。4トラック(最初の日の帰り道)では、鼻の奥がつーんとしたくらいで済んだのが。二日目の帰り道で聴いた最後の最後、走馬燈のようなシーンからエンディングの歌まで、もう涙がボロボロでして。前の車のテールランプが滲んでしまった(危ないって・・)。
それが、もう「うわぁあああんん!!」と言う泣き方・号泣ではなく、気が付いたら目から涙が・・・状態。止めようとしても止まらない涙。今、泣いたら危ないと分かっているのに、自分の意志では止められない・・こういう泣き方は実に久しぶりでした。

さて。冷静に感想を書かせていただくと。
そう・・・これは、一つのおとぎ話。狼と山羊が、仲良くなるなんて絶対にあり得ない。でも、もし仲良くなったとしたら・・。
山羊は、襲ってくるかもしれない狼の牙に怯え。狼は、常に食欲との戦い(本能との戦い)を強いられる。そして、疑心暗鬼の中決裂してしまうか、本能のままに・・・となってしまうか・・どちらにしても、ハッピーエンドは望めない。

しかし、このお話の中のメイは、最初の方こそ「私の肉が目的だったりして・・・」と疑ったりするものの。最終的には、心が一つであるのなら。ガブになら食べられても良いとすら思う。吹雪で、二匹とも倒れるよりも自分を食べてもらって、ガブだけでも・・・と思う。
そして、もう一方のガブは。時々言葉の端々には、山羊イコール餌であり、美味しそうと言う単語をぽろっとこぼすものの。腹の虫を盛大に鳴かせても、目の前のメイにだけは手を出そうとはしない。
そこには、彼なりの超絶な意志を総動員して勝ち得たものがある。吹雪で餌がない中襲ってしまう可能性のあるメイを逃がそうとするガブ・・・。。
そんな二匹だから、新天地の森で。なんとか仲良くハッピーエンドに過ごして欲しい!!と思ってしまうのです。
平原から森に近づく、痩せた狼のシルエット。弱ったメイの目には涙。声の限りにガブの名を叫んで、駆け寄って行く。そこで、ガブが「メイ!!」と答えて、抱き合って・・と望んでしまったのです・・。

ただ。演出の技法なのか、所々で聴いている人を試していると言いますか。もう、いかにもメイがガブに襲われました!とか、ガブが大口を開けて飲み込んでしまいました!あぁ、やっぱり・・ほらね、意志の力だけじゃどうしようもなかったでしょ?と思ってしまうようなシーンが入っているのです。
それが、ちょっとあざとい感じがしたかな??
また、最初の嵐の夜に二人が出逢った小屋では、雷の演出は良いのですが。音が大きくて、あぁ!!邪魔!!と思ったシーンがあって(二人が、肉と草を同時に言った時に雷が鳴って、お互いの好物が聞こえなかったシーンではありません)台詞が聞き取りづらく。
先に書いたあざとい演出と、この効果音がなければ。もう手放しで褒めまくるお話となったのですが・・。

でも、それらを差し引いても。本当に素晴らしいCDでした。
悟浄とは違って、「おいら」が自称で、「やんす」の語尾を使う平田さん。ギロさんやバリーさんには敵わないけど、そこそこ体格の良さそうな気のよさそうな狼でした。やんす・・って、ド根性ガエルでしたっけ?あれ??どこで聴いたっけ?
スタイリッシュで、気障な悟浄とは違った魅力で。空腹の誘惑に耐えかねて、メイの耳を少しだけかじろうとしたシーンの石田さんの物まね?っぽい「貴方は友達だから、耳くらいなら良いですよ」などには、大笑いしてしまいました。
そして、石田さん演じたメイは、本当に好奇心旺盛な少しぽっちゃりした山羊さん(タブ君よりは細めと思ってます)。ガブとのデートの待ち合わせでの「あ、ガブ」などに、ちょっとのんびり屋さんの雰囲気が、とても出ていました。
閑話休題:何故か、石田さんのメイを羊と思いこんでいたところがありましたが。山羊・・あ、山羊だったんだ!と思って真っ先に思い出したのが「アルプスの少女ハイジ」でした。ハイジの中でだったら、大きくならない種類で大角の旦那達に紛れ込みそうな子を連想しました。メイのイメージは、あの子ね(大笑)。はい・・・古いアニメですので、分からない方はスルーして下さいm(_ _)m。

ほとんどが、平田さんと石田さんの会話で成り立つお話だったので。他のキャストさんは、出番は少なかったものの。
小杉さんと中井さんの狼は、本当に凶悪(大笑)で、いかにも怖そうでした。大食いよねぇ・・きっと。丸飲みしそうだし。
そして、原作に惚れこんでいる山口さんは、本当にぽっちゃりした山羊さんでした(^-^)。

個人的に、好きなシーンは。
4トラックで、ギロに合わせて「山羊の肉」会話をしたガブ。心の中で「ごめん!」と一生懸命謝って。それを聴いてショックなメイに、「山羊の肉ではなく、今自分が好きなのは、山羊なのだ」と言ってのけるシーン。
鼻の奥が、つーんとしましたね・・。
そして、もちろん。「あらしのよるに」をキーワードとして、走馬燈のように蘇る二人の会話の数々。
今までの二人の会話をピックアップしているだけなのに、ただそれだけなのに。もう涙が止まらなくて・・・

あ・・やってしまいました。感想を読まれた方は、気が付きました?途中から二匹ではなく二人と書いてしまっています(^^;・・。最初は、気を付けて書き直しましたが、もういいや(別館の方は修正しましたが)。だって、どう抗っても二人となってしまうのですもの。
動物のお話だと分かっているのに、ごく自然に二人と書いてしまうんですよね・・。
何しろ、メイもガブも二足歩行しているかのように(一種の擬人化された状態)聞こえますし、狼が可愛い花だ!として踏まないように気を付ける(四つ葉のクローバーを探すくらいですから(苦笑))シーンがあると、もうどうしても動物には聞こえてこない(大笑)。

でも・・この二人のように、お互いがお互いを信じていれば。相手の気持ちになって行動出来れば・・
世の中から争いなんて無くなるかもしれない・・ふと、満月を見上げて祈りを捧げたくなりました。

あらしのよるに フリートークCD

BJMMー20 2006年12月到着
バナ10ショップや、指定ショップでの購入特典として付属。
石田彰、平田広明
山口勝平、小杉十郎太、中井和哉
小杉さんが、爆発してます!と言いますか(苦笑)、絶好調!のトークCDです。
収録のエピソードを語るシーンでは、寝坊した話をされていますし。最後の晩餐にかけて、おばあさんが出てきていますし・・・(もう、この駄洒落、受けました!!)順番的に、小杉さんの後の中井さんがやりにくそうな事、やりにくそうな事!!
でも、かなり意外だったのが。山口さんって、煙草吸うんですね・・・。どうもね、デビューした当時の頃からお顔も変わらないし。デビュー当時の「大学生」と言われても、すんなり納得出来てしまいそうなイメージがつきまとっておりましたので。
私の中には、山口さんが煙草を吸う絵は浮かんできませんでしたが・・・・えぇ??吸える場所が遠かったから、そこまでわざわざ行って吸っていたんですか?
声優さんって、喉を大切にしていらっしゃるだろうから、吸わないと言う思いこみもありますかね?
そんな山口さんは、映画になる前からこのお話を知っていて。是非舞台でもやりたい!とおっしゃっています。きっと、舞台でやる時には、山口さんがメイ役でしょうね。声も高いし、好奇心旺盛な可愛いメイが出来るように思います。
その一方で、目を虚ろにしながら(苦笑)「今、現在お贈り出来る最高のメイがガブが居ます」とおっしゃっていた中井さん。え?それ、心籠もっていないんですか?真剣におっしゃっていると思っていましたのに・・・(大笑)。
平田さんは、最遊記のトークとは違ってあまり喋っていらっしゃらなくて。きっと、本番で出し切ってお疲れになったのかしら?と思っておりました。手渡された質問の用紙を見ながら、考えていらっしゃるのがとっても真面目で誠実なお人柄を感じさせていました。
石田さんは、冒頭の無駄なまでに良いお声での警告に、管理人はやられてしまっていますので・・もう、他はどうでも良い(゜゜)\バキッ☆

他では、結構皆さんが飲兵衛(大笑)で。お酒のお話が、多かったのが印象的なCDとなりました。

ラスト・エスコート 
〜深夜の黒蝶物語〜ドラマCD

サイトロン・デジタルコンテンツ KDCAー0051 2006年2月22日
1.ゴージャスの忘年会
2.店長の趣味・・・?
3.闇鍋開始
4.悪夢の後に・・・
置鮎龍太郎(カズマ)、三木眞一郎(鷹見彬)

杉田智和(臣万里)、檜山修之(チヒロ)
高橋広樹(九神炎樹)、石川英郎(越野雪悟)
川本克彦(水無月当麻)
ホストクラブ・ゴージャスのメンバーで、忘年会をしようと言う事になった。会場は、店長・水無月のマンションで。催し事は、それぞれが持ち寄った具材による闇鍋と言うことになった・・・
原作は、ニート?の主人公がホストクラブ・ゴージャスに通って。そこで、永久指名の一人をゲット(゜゜)\バキッ☆すると言う一種のシミュレーションゲームですよね。お金を稼いで、指名してプレゼントして、そしてイベントを起こして仲良しになっていくのが目的の・・・。
発売当時には、ホストクラブなんて一生縁がない所だし・・・いくらゲームでもねぇ・・と思っていました。
これは、その攻略対象キャラ(゜゜)\バキッ☆が集まっての忘年会を描いたドラマCDと言うわけです。

キャラ設定を知らないで聞き始めた割には、かなり楽しむことが出来ました。
ドラマCDには、収録時間の割に短く感じるドラマと。収録時間は短くても、内容が充実していて。そこそこ聴き応えがあるお話と・・。時間も短いけど、内容もなくて(最低ですな)出したお金を返してくれ!と思うお話など、いろいろありますが。
これは、収録時間はそう長くはないのですが(40分未満)、結構面白かったかな?

先ずは、豪華な声優陣の共演と言う事に尽きますかね?
それぞれに、もうちょっと見せ場が欲しかった気もしますが。一番は、闇鍋を食べるシーンでしょう・・。
特に、店長の怪しい(妖しい)液体を投入した後の全員の変化・・。ブツブツ言う人や、泣き出す人。絡む人から、もう各人各様の乱れぷり・・・店長さん・・一体何を入れました??状態です。
しかも、このそれぞれが自分の世界に浸っている時には、人の話は聴いてないでしょ・・状態で(大笑)。

ところで。ドリアンとお肉に良く似た食材を持ってきた人は、ドラマの中で判明していますが。
他のイチゴにキャラメルだの大福だの・・・は、一体誰が持ってきているんでしょうね?つーか・・いくら、催し事の闇鍋とは言っても、普通の具材を誰も持ってきていなかったのか?と思ってしまいました・・。
折角の出汁がもったいないなぁ・・・・(^^;。

置鮎さんと三木さんの競い合っているホストさんは、とても気障な事を囁いても似合いそうですよね(^-^)。
少し疑問だったのが、檜山さんが演じたチヒロくん。ちょっと内気な細々と喋る役で、檜山さんにしては珍しいなぁ・・・!ととても感動しつつ聴いていたのですが。あんなにボソボソと内向的な彼は、何故ホストなんてなろうと思ったのかしらね??
女性の母性本能をかきたてるキャラなのかしら??

Saint Beast 
コメディドラマ1

有栖川ケイ フロンティアワークス 2004年1月23日 FCCM0019
1:ゼウスのお仕置き       
2:哭きのゴウ
3:セイント学園物語その1 嵐を呼ぶ部屋替え
4:セイント学園物語その2 嵐を呼ぶ転校生
5:渡る世間はケダモノばかり 前編
6:渡る世間はケダモノばかり 後編
7:ケダモノジゴロ         
8:ある日の放浪天使
9:ボーナストラック テーマトーク・キャストクレジット 
森川智之(青龍のゴウ)、櫻井孝宏(玄武のシン)
宮田幸季(朱雀のレイ)、吉野裕行(白虎のガイ)


石田彰(麒麟のユダ)、緑川光(鳳凰のルカ)
杉田智和(流星のキラ)、鈴村健一(風牙のマヤ)
鳥海浩輔(陽炎のシヴァ)、金丸淳一(ゼウス)
武内健(チーマーA)、加藤木賢志(チーマーB)、小原雅一(チーマーC)
御崎真美(ハーレム嬢A)、木ノ下ぐみ(ハーレム嬢B)
新谷さや香(ハーレム嬢C)、黒崎優(ハーレム嬢D)
Saint Beastのキャラクター(名前)を使ってのパロディドラマの集大成。
もしも、彼らが学生で。一つ寮に過ごしていたら・・・や、ジゴロだったら・・。幻?の料理人だったなら・・・などなど・・。
結構、いろいろなパロディが満載のコメディだったかな?と思います。
1トラック目は、良くある(゜゜)\バキッ☆身体と心が入れ替わったら・・・と言うお話でしたが。2は、麻雀の漫画。「あンた、背中がすすけてるぜ・・」が決まり文句の哭きの竜を知らないと、ゴウとシンが何を言っているかが、分かりませんよね。私も、漫画自体は見た事も読んだこともないのですが、この決まり文句は知っていたので、まぁクリア(何を?)したかな?って感じです。
3と4は学生生活を送っていたら・・・と言う設定ですが。何故か、皆が同じ学年か?ってのが気になりました。
そして、5と6トラックはタイトルは視聴率のオバケ番組のもじりですが。内容は、思いっきり北斗の拳の料理パロディで(大笑)。
7が、ホストもので。8が、冠はシヴァよりも先にあったはずなのに・・・・の二人を描いています。

個人的には、1トラックの心と身体の入れ替わりのお話と。3と4の学生生活のお話が気に入っています。
1トラックは、とにかく他人になっているのに。その本人の口調で演じている声優さんの演技に拍手したくなります。えーっと、このお話では、レイの身体にガイが入って。シンの身体にゴウが・・。ゴウの身体にレイが。そして、ガイの身体にシンが入っていると言う設定ですが。シンを演じている吉野さんが、ガイの時よりも好きで(って、このほめ方が私多いですね(゜゜)\バキッ☆)。
2トラックでは、麻雀と言うよりもドンジャラかな?って感じもしましたが(麻雀だと、もっとややこしい役がありましたものね)。結構、堂々と有名漫画の台詞を語っている櫻井さんと森川さんに拍手です。

3と4では。部屋替えで、ガイと一緒になったルカの笑い声に、噴き出してしまいました。緑川さん・・妖しいです!何?一体、何があると言うの??とガイ君でなくても、ちょっと後ろに下がってしまいそうになりました。
ユダのたらしの台詞に、やられてしまったシヴァとシン。直球の台詞に、思いっきりやられてしまったシンの腰砕けの声のうわずり方が好きでした(^-^)。櫻井さん、本当にお上手ですよねぇ・・。
櫻井さんでは、他に6トラックのろうそくのお話をしつこく聞きたがるレイに「教えません」と鉄壁の拒否を示しているのが好きです。

ジゴロのお話では、ここはもう。女性?を演じた石田さんと宮田さん、そして吉野さんです!!吉野さんと宮田さんのアドリブ?による喧嘩が、もうおかしくて・・。きちんと音声で聞こえなくても。凄く真剣に喧嘩していらして。
あぁ・・プロだなぁ!って。
シヴァの鳥海さんは、部屋替えでユダと同室になった時の可愛らしさが光っています。
また、性格悪そうな転校生役の杉田さんのキラ。ここでは、鈴村さんのマヤくんと兄弟ではないみたいでしたが・・。カレーパンをゲットした時の高らかな誇らしげな声が、かなりヒットでした。

折角、1と銘打っているのに。2や3が出ていませんが。アナザーCDで、いろいろな設定をやっているからかしら??

百鬼夜行抄 
〜凍える影が夢見るもの〜

今市子 ムービック 2002年7月27日 MACCー1004
1.序章   
2.美咲    
3.願い   
4.食卓   
5.予感

6.影    
7.襲撃    
8.望んだもの   
9.生きる   
10.終章〜冬の終わり〜
おまけ:ちょっぴり怖い話
石田彰(飯嶋律)、冬馬由美(飯嶋司)、井上和彦(青嵐)、松田洋治(赤間)

雪乃五月(藤堂美咲)、藤原啓治(安達透)、野田順子(尾白)、藤原満(尾黒)
川浪葉子(飯嶋絹)、上村典子(飯嶋八重子)
中井和哉(原田)、馬場圭介(透のアパートの大家)、佐藤朱(美咲の同僚 京子)、梶原彰(透の同僚)
赤間は呟く。
人間なんて、弱いしおろかな生き物だ。退屈だなぁ・・。人間の背中を押して遊ぶ僕をやりこめた彼と、また遊ぼうかな?彼・・・そう・・飯嶋伶を探すんだ。
赤間は、主人公・律の祖父である伶と親交?のあった妖魔だとされていましたが。
「あ、そっか・・彼って悪魔なんだ」と途中で気が付きました(途中と言うのは、遅いですな(゜゜)\バキッ☆)。
そんな赤間に「望みを叶えてやるから、契約しよう」と言われた存在。彼女は、上司との不倫で手首を切って自殺しかけた藤堂美咲の身体を借りて「やりたかった事をやろう!」とする。そのやりたかった事とは、邪気なく生きること。人を憎まずに生きること。そして、交通事故を起こした父親の借金を払うために苦労している安達透の身辺の世話をする事だった・・。
やりたかった事が、透の身辺の世話?って地味よねぇ・・。どうして?と思ってしまう一方で、どんどん引き込まれてしまいました。その、どうして?の謎が明らかになっていく過程が、本当に絶妙でした。

お話としては、藤堂美咲として生きる事になった存在をメインに描かれていたので、主人公の律君は本当に出番は少なくて。
妖魔を見ることが出来る体質を持つ高校生が、あれこれと巻き込まれるお話なのかな?と思って聴き始めたら。さにあらず。
あぁ・・なるほど。こういう絡み方もあるか!と唸っていました。
いや・・だって、妖魔が見えると言っても。一般の高校生でしかないわけで。逆に、見える事で時間を取られてしまって、勉強に集中出来ない。そんなちょっぴり不幸な高校生くらいの方が、納得出来ますもの。
彼があちこち歩き回って事件と遭遇する!と言うのでは、あまりにタイミングが良すぎと言うか、毎回毎回それで、妖魔との関わりが出来ると、出来すぎ!と思ってしまいますから(実際に、行った先で事件に出くわしてしまう主人公のお話って多いでしょう?職業として警察官だとか、探偵などをやってない限りは、そうタイミング良く事件に出くわす事ってないはずだよなぁ・・って思っていましたので)。
うん、本当に上質かつお話に無理がないなぁ・・・と、そちらで先ずは感心。
そして、美咲に憑いたもの・・。その亡霊?の正体は・・・と言うところで、涙が出そうになりました。その上に、所々で出てくる美咲が飼い始めた猫の正体が明らかになっていくシーンでは、本当にゾクゾクしましたねぇ(^-^)。
いやぁ、こういう上質のお話が聞きたかったのよ!!と、途中で膝を何度も叩いてしまいました(^^)v。
こういう事があるから、ドラマCDを聴くのを辞められないのよ・・・。

特に、冒頭の赤間が人間なんて・・と語っている後ろで、事故のシーン。不倫のシーン、そして母親が身体を無理して働きに出かけるシーンが入っているのですが、それらのシーンが見事に結実した時には、ゾクゾクを通り越して鳥肌が立ってしまいました。
それをふまえて、二回目・三回目と聞くと、もうたまりませんでした!!

さて。キャスト的には・・。ふっと美咲達に関わっていくのは、体質?と思ってしまう律の石田さん。役としては、井上さんの青嵐に「お父さん!!」とわざとらしく呼びかけるシーンが気に入っています。トークでの、ゴキブリ話も気になりますが・・。
従姉の司の冬馬さんは、無意識の強さが光っていました(^^)v。
青嵐の井上さん!!人の3倍は大食らいの役で。腹減った!!とわめいているシーンが印象的でした。
尾白と尾黒役の野田さんと満さんのお二人は、後ろでのチャカポコ(゜゜)\バキッ☆的な賑やかしな酒宴が素敵で。良いなぁ・・他の物は見えなくても良いから、この二匹?は見たいなぁ・・と思わせてくれました。
赤間役の松田さん、もっといろいろとご出演になっていらっしゃらないのかしら?と思っておりました。良い声じゃないよ・・。

そして!!今回のこのドラマでは、律達のドラマと言うよりも。美咲と透のお話でした。
その美咲を演じた雪乃さんは、かごめ役での元気!!元気!!な高校生の役が印象的でしたので、弱々しいシーンや不倫の果てに叫び出すシーンが、かなりびっくり!!でした。
一方の透役の啓治さん(このドラマCDでは藤原さんはお二人いらしたので)は、なりふり構わず生きてきた、そんな一生懸命に生きている若者・・・・うーん・・若者とは言えない(゜゜)\バキッ☆・・・・の風体が見えるような演技で。

久しぶりに手放しで絶賛したくなるお話でした。石田さんを目当てに聴くと、ちょっとだけ肩すかしですが、それさえも気にならないお話でした(^^)v。

奇跡 ーイノセントブルーー

サイバーフェイズ2006秋全員サービス 2007年6月到着
鈴村健一(高槻唯人)、三木眞一郎(森本和真)
松本保典(大嶺隆弘)


高木礼子(藤本直)、前島貴志(貞観和尚)、亀井芳子(小野村草子)
内田大加宏(横田修一)、上田陽司(高槻浩一郎)、川崎恵理子(高槻加奈子)
世戸さおり(藤本由紀)、渡辺智美(唯人(子供))
斉藤隆史(山瀬寛)、飯田浩志(運転手)
捜査一課の刑事・森本和真は、妻と子供を乗せたタクシーの事故現場で1人の青年に出逢った。
「早く行け!まだ、意識がある!」人に見えないモノが見える青年・高槻唯人・・・彼と再会したい!と願う森本だったが、高槻の過去は森本の想像を超える厳しいものがあった・・・。
2006年秋。ドラマCD3枚分の応募券と定額小為替が、このCDの応募条件でした。
正直、かなり「うーん・・」と悩みました。
先ずは、ドラマCDを3枚。一枚は即決まったのですが、あと2枚がなかなか決まらなかった事。
それに、オリジナルらしい・・・・と言う事しか分からない。キャストに鈴村さんと三木さんらしいと言う情報しかありませんでした。内容(ドラマのお話)が分からない。サイバーさんの応募なんだから、BLだよねぇ・・・・くらいで思っていました。
そろそろ、ドラマCD(特に全員サービスCD)を手当たり次第求めるのは、どうしたものか?と思い始めた頃でしたので・・。あと2枚で悩むよりも、評判が確定している作品を別に2枚買った方が良いかもしれない・・などと、かなり迷ったのは事実です。
どれでもこれでも・・・ではなく、声で選ぶのなら。石田さんだけに焦点を絞るべきだよなぁ・・・みたいな事も考えていたのですが。
いやぁ・・結論としては、このドラマは応募して良かったぁああ!!です。

でも、サイバーさんの全員プレゼントなのに、BLではなかったのねぇ・・(苦笑)。聞いた時に、あら?と一瞬思っていましたが。これが、応募だけの限定ドラマCDと言うのは勿体ない!!製品として、発売してもなんら問題はないぞぉ!!と思っているくらいです。

人に見えないモノが見える。死んだ人と会話が出来る・・。子供だったから、その事を母親に話す。
超常のモノを受け入れられない人間は多い。でも、自分に見えるものだから、子供にとってはそれが異常であるとは思わない。ましてや、子供にとって一番身近な保護者であり存在である母親が、超常現象を受け入れられないとは思ってもいない。だから、話す。
しかし、彼の母親はその事を受け入れられずに精神を病んでしまう。その事で、母を愛していた父親までもが彼を受け入れられない。
親に拒絶されて生きてきた彼は、孤独のままに成長した・・・。奇跡でも起こらない限りは、受け入れてくれる人などは現れない・・・。
彼の「他の人には見えないモノが見える」目は、一体何をどう捕らえて生きてきたのでしょう・・。
それを思った時、彼の孤独は闇よりも深い絶望と共にあったように思います。
一部には、彼を大事に思ってくれる人が居たにしても。彼が心を閉ざしている限りは、それらの人々の姿は、きっと彼の目には映ってこないと思えるのです。

人と言う文字自体が、よりそって生きる二つの個体を現しているそうです。
であればこそ、一人だと思って生きている唯人くんは、生きていくことが出来ないのでは?
ドラマのクライマックスに近いシーンで、彼が自殺してしまうかもしれない!と言う所では。森本さんや大嶺さんが、どうぞ間に合ってくれますように!!と強く思ってしまいました。

今回、主人公は孤独を抱えて生きていた唯人くんと、家族を失ってしまった森本さんですが。
二人だけじゃないんですよね・・主人公と呼べるのは。登場人物の一人一人、全員がその人の人生を生きる主人公として描かれていたように思います。
息子を受け入れることが出来ずに、修羅の道を歩いてしまったお父さんも、きっと彼なりの厳しい人生の主人公だったでしょうし。引き取った施設の園長先生も、頼ってくれない子供に苦悩する人生の主人公・・。
本当に応募して、損のなかった一枚であった!と強く思いました。

直くんが、意識を取り戻すことが出来ない理由が、父親に言われた一言にあった事が分かるシーンに涙し。森本さんを見守る大嶺さんが、飲み屋でくだを巻くシーンでの慟哭などにも、目頭が熱くなってしまいました。
でも、一番「あぁ、聴いて良かった」と思えるのは、和尚様でした。地味だけど、本当に良い事を言ってくれるんですよ。
和尚様が出てくるシーンは、まるまるお薦めです。

キャスト的には、ちょっと内面的に弱さを持ったキャラを作った時、本当に上手いなぁ・・と思う鈴村さん。そして、父親役が本当に板に付いてきたなぁ・・お上手だな!と感動さえ覚えてしまう三木さん。
サイバーフェイズさんから出てはいますが。もっとこういう「人と人の絆」を描いた上質のドラマ作品が増えてくる事を祈ってしまいます。

最近、原作を読まないと分からない。えーっと・・・どうしたものかなぁ・・と思ってしまうドラマCDが増えてきています。
その度に、いろいろ考えてしまうんですよね・・。内容を知らないで、タイトルやキャスト、作家さんで選ぶ買い方(はい・・主にキャストで手当たり次第に買っていますm(_ _)m)をしているけれど。もっと別の選び方や買い方の基準があるべきなのかな?
「べき」と言うものは、人それぞれだから存在しないのでは?いや・・それでは、その作品のファンの方に申し訳ないなぁ・・と悩んだり。
ドラマCDのレビューを扱うサイトとして、良い作品に巡り会うためには、悪い作品もいろいろこなした方が良いさ!と開き直ってみたり、ゲームや原作がある場合、時間と予算の関係で、全てをクリアして予備知識OK!!と言う状態は無理!だし・・・など、まだまだ迷路の中で右往左往している状態が続きます。
きっと、キャストで買っている言い訳をあれこれ探しているだけなのかもしれません・・原作は知りません!と堂々と書く事に後ろめたさを感じてしまうのは・・。

でも、オリジナルのこの作品が、かなり上質な人間ドラマでもあった事から。いきなり飛び込んで、ドラマCDだけを聴いても大丈夫!!と思わせてくれました。逆に、オリジナルでもこれだけ濃密な素晴らしい作品が出来るんだ!と言う思いで、嬉しくなってしまいました。
ドラマのタイトルが、奇跡と言うタイトルでしたが。このCDに出会えたこと自体が、私にとっては今年の奇跡の一つであったかもしれません。

最遊記 14 pride

峰倉かずや フロンティアワークス 2004年9月24日 FCCCー0013
関俊彦(玄奘三蔵)、保志総一朗(孫悟空)
平田広明(沙悟浄)、石田彰(猪八戒)


草尾毅(紅孩児)、皆口裕子(八百鼡)
小杉十郎太(独角じ)、川上とも子(李厘)

佐藤しのぶ(玉面公主)、辻親八(王老師)、相沢恵子(黄博士)
宮本充(光明三蔵)、岡嶋妙(白竜)

斉藤梨絵(少年)、田中敦子(蓮麗)

大塚芳忠(にぃ健一)
本編あらすじ
サソリの毒にやられてしまった三蔵。一刻も早く治療を受けさせたい!!そんな悟空達の前に現れた紅孩児。
彼は「俺に勝ったら、乗ってきた飛竜を貸してやろう・・・」と勝負を持ちかけるのだった・・。
オリジナルドラマあらすじ
今日も野宿・・。お風呂に入りたい!!と願う一行の前に、温泉が・・・・。オリジナル番外ドラマやキャストトークも絶好調!!
本編感想
あれ?こんなに短かった?と言うのが、感想の一番です。
守りたいもののために、真剣に対峙しようとする紅孩児。その本気の前に「今は敵わない。だから、制御装置を外す」事を決意する悟空。しかし、制御装置を外した悟空は暴走し。戦いと言うレベルを超えてしまう。
アニメにもなりましたし、あの時の絵を思い出しながら聞いていましたが。
待たされた結果がこれかいっ!!(最遊記のドラマなどは、何故か発売が妙に延期になる事が多くて。このCDもなかなか発売日が決まりませんでしたね・・)短いぞぉ!!トークや番外ドラマが入っていなかったら(本編だけなら)、前の分とで1枚で良かったじゃないか?ってくらい短く感じてしまいました。

絵がない分、悟空に吹っ飛ばされた八戒が、悟浄に激突するシーンなどには台詞による説明が入っていたりしましたが。なくても、通じるかもしれないなぁ・・・と思っておりました。
ただ、それは。やはり今まで先ずは漫画で。そして、次にはアニメで見てきたシーンだから・・かもしれません。これが、音だけだったらどうだったかしら??
しかし。それでも。声だけだと、余計に三蔵一行のお互いに対する思いなどが強調されてきますね。
悟空が、はっきりと覚えてはいないけれど。でも、うっすらとは覚えている・・。自分は、皆を本気で殺そうとしていたと悟浄に言うシーン。悟空の圧倒的な力の前に、どうする事も出来なかった悟浄ではありますが。
それを「オレは殺されたか?あぁ?」と悟空に言ってのける。
そして、三蔵に対しても済まないと言う気持ちから、なかなか自然に接する事が出来ない悟空に、思いっきりはたいて。怒鳴りつける三蔵。
制御装置を外してしまった悟空への気遣いに見せない気遣い。悟浄って、本当に良い男なんだわ!!それを平田さんがさらっと演じていらっしゃる!!ワン○ースは見ていないので、そちらは存じませんが。こういうさりげない大人の男を演じさせたら、平田さんって天下一品!!と思ってしまいます。
そして。本編で、もうお一人絶賛したいのが、紅孩児の草尾さん。悟空に、制御装置を外させる事を決意させるほどの気迫。その迫力は、まさに本物の怖さを感じておりました。
なんと言いますか、キャンキャン吠えるのではなく。凄味のある真剣さ・・・。うわ、これじゃあ悟空とは役者と言うか、立つ舞台が違うって・・・と思わせてくれました。

オリジナルドラマ&フリートーク感想
三蔵一行の温泉ネタって、結構聴いたように思いますが。猿が出てきてのお話と言うか、浦島太郎っぽいオチ付きのドラマで。
その対応ぶりが、なかなか笑えるお話でした。このオリジナルドラマをどこかで、まとめてくれると良いのにねぇ・・・無理??
そして、旅行に行きたい所が温泉やスーパー銭湯だった事から、お風呂談義になってしまう4人のメインキャスト。
前回、折角紅孩児一行もトークに加わったのに、また4人に逆戻りでした。お風呂で、タオルで風船を作る話やら、湯ノ花を入れた話など。ちょっと小父さん(大笑)の入った4人のトークに、笑っておりました。

ビーンズエース CDコレクション

角川書店 2007年11月到着
Beans A誕生2周年フェア応募者全員サービスCD
1.彩雲国物語(雪乃紗衣)
2.クロム・ブレイカー(阿倍野チャコ)
3.胡鶴捕物帳(片桐美亜)
4.やさしい竜の殺し方(津守時生)
5.貴族探偵エドワード(椹野道流)
1.森川智之(藍楸瑛)、檜山修之(李絳攸)
2.保志総一朗(高城黒今)、井上奈々子(凪菜聖)
3.浪川大輔(胡鶴)、野島健児(苑兎)
4.緑川光(ウランボルグ)、千葉進歩(アーカンジェル)
5.宮野真守(エドワード・H・グラッドストーン)、森川智之(シーヴァ・アトウッド)
1.執務室に行き損なった絳攸は、後宮の前で楸瑛と出くわすが・・・。
2.風邪気味のクロムのために、紅茶を入れようとする聖であったが・・・
3.唐辛子の早食い競争で、勝った方に特別な唐辛子を与えると言うおふれが出た
4.明日は、ウランボルグが幻獣界に帰る・・・別れを惜しむ二人であった
5.キャロットケーキを前に、幼い日の事を思い出すエドワードだった
初めまして!が、トラック3の胡鶴捕物帳でしたが・・・唐辛子もわさびも、辛い物は駄目な管理人は「うひゃああ」と思いつつ聴いておりました。100本も唐辛子なんて、絶対に無理っ!!!どんな豪華景品があっても、水も何もなしに、ひたすら唐辛子食べるのは嫌ぁああ!!と思っておりました。
他のお話は、お馴染みのものが2本と、最近聴きました!のお話が2本で。番外編として、楽しく聴かせていただきました。

お馴染みの2本のうち、彩雲国物語は。普段なら楸瑛が道案内をすると言うのに、珠翆にふられた直後の楸瑛がやる気がなく、絳攸の後に続いたものだから・・と言うオチ付き。他人の恋愛には、結構聡いらしい鋭い(これは、おそらくは相手が楸瑛だから見えているだけではないか?と思います)絳攸の意外な一面も見ることが出来ました。
もう一本の、やさしい竜の殺し方は。これをBLと呼ばずにはいられない!!状態の甘い甘い会話が次々と・・。お互いに、相手こそが自分をたらした相手であると、言い合っているお話で・・・。最後のアーカンジェルのぼやきが、締めとして良かった短編でした。
最近!の作品の一本であるクロム・ブレイカーでは。とことん、何も出来ない主人公の少女のドジぷりが王道で。微笑ましく思っておりました。
もう一本の貴族探偵エドワードは、楸瑛の明るさ(軽さ)とは違った、執事としての森川さんの声音が素敵なお話でした。

JOKER FILE.1
ムーン・ファンタジー

麻城ゆう/道原かつみ 光栄 1997年9月26日 KECHー1116
1.ムーン・ファンタジー Part.1
2.ムーン・ファンタジー Part.2
3.ムーン・ファンタジー Part.3
4.ムーン・ファンタジー Part.4
速水奨(ジョーカー(男性)/スペードエース)、矢島晶子(ジョーカー(女性)
上田祐司(六道リィン)


大塚明夫(バーリー)、安達忍(キャル)、土師孝也(課長)
岡野浩介(グレイム)、一条和矢(ウコン・ブロサム/?(S−A役俳優))
田中敦子(姫・ラリア)、さとうあい(大家さん)、室園丈裕(タチバナ・ケイ)
山田美穂(リポーター)、有本欽隆(ペンタクル博士)
石井康嗣(イオータ)、曽我部和恭(海王子弓人)、五十嵐麗(野々宮ポーラ)
「貴方が優しすぎるのがいけないのよ」姫・ラリアによって殺害されたウコン・ブロサム。しかし、ウコンの死には謎が残った。
姫が傷つけたとも思えない別の傷と、現場に残された血文字の「NOTICE」。
州警察刑事の六道リィンは、恋人であるジョーカーが事件に絡んでいるのでは?と思うようになるのだった。
道原さんが描くキャラが好きで、速水さんの個人アルバムでこのJOKERの主題歌があったため、ドラマも聴いてみたいな・・と思った作品だったのですが・・。
えーっと・・1回目は正直、ちょっと分からないままで終わってしまいました。
だって、思いっきり速水さんが一人二役で。同じ声で会話しているんですもの・・。ジョーカーの男性版として作成されたスペードエースと、ジョーカーが同じ声と言うのは、こりゃもう仕方ない話ですし、オリジナルとコピー?のような物なのだから、トーンや話し方も一緒でしょうけど。
ドラマで声だけだと、混乱するんですよねぇ・・。今、これはどっちなの?ジョーカーの方なの?それとも??スペードエースなの?
しかも、お話がジョーカーとリィンは既に恋人同士と言う設定で始まっていますし、女性がいきなり男性になる事にもっとリィン君がびっくりする!とか、あったのかしら?
お洋服とか、そのままでOKなわけ?体格に差はなかったのかしら?
一つの身体で、男性と女性をいったりきたりする作品としては、かの名作・らんま1/2がありますが。あの場合は、女性の洋服だと男乱馬には、きつかったものねぇ・・・・どうなっているんでしょ??そういう辺りが、先ずは分からない。
で・・・。JOKER自体が、非合法の存在だろう(特捜司法官が、ハート・クラブ・ダイヤ・スペードで1〜13までと言う事なので・・・トランプを思えば良いわけですよね?)し、秘密の存在の割には、ポンポン出てきているし。聴きながら、うにゃ?と思ってしまっていました。

だから、2回目以降は思いっきりミーハーに(大笑)「わぁ!速水さんが、女性っぽいしゃべり方をしているわっ!」とか、大塚さんの女ったらしの役が素敵よっ!とか、あぁ・・曽我部さんだぁ!久しぶりに声を聴いたわっ!とか、そっちでキャアキャア言いつつ聴くことにしました。
その方が、楽しかったんですもの(゜゜)\バキッ☆。
いろいろな謎解きは、2巻目に持ち越す事として。
凄く、JOKERが怪しい!うん、こいつが犯人なのか?と言うか、きっともっと裏がありそうだわ!と言うところで終わったので。お話の感想はおいておきまして。
一番受けてしまったのが、恋人・リィンの一言に男性になってしまったJOKERが、男性のままでキスをしてしまうシーンでしょう。スカートから、見える足が男性のそれで、太い状態・・・うわぁ・・想像したくないっ!!
でも。速水さんの心は女性なの?のJOKERの台詞回しが、本当に色っぽくて。
発売元が同じコーエーさんの作品では、どうしてもジュリアス様の威厳に満ちた喋りを思い出してしまうものですから。こういう柔らかいトーンも良いわっ!!と、かなり大絶賛してしまいました。速水さんファンの方は、一度聴いておいて損はない一枚と言えましょう(思ったよりも、出番が多くはないので。その分は、ちょっと・・・ですけど)。

Sound Cafe
アンジェリーク 秘密の花園

コーエー KECHー1352 2006年2月22日
1.摩天楼TIGHTROPE(歌/小山力也(レオナード))
2.ドラマ Secret Garden T
3.忘却へのオマージュ(歌/森川智之(エルンスト))
4.ドラマ Secret Garden U
5.夜の少し手前で(歌/田中秀幸)
6.ひみつのトーク♪
速水奨(ジュリアス)、飛田展雄(リュミエール)、岩田光央(ゼフェル)
田中秀幸(クラヴィス)、堀内賢雄(オスカー)、子安武人(オリヴィエ)
神奈延年(ランディ)、結城比呂(マルセル)、関俊彦(ルヴァ)

杉田智和(フランシス)、私市淳(ティムカ)、成田剣(アリオス)
神獣の聖地の守護聖が、まだティムカとフランシスしか選ばれていなかった時。
二人は、視察に訪れた惑星で黒い影のような物に襲われるのだった・・。その事件の後、神鳥の聖地に赴いた二人は。神鳥の守護聖達にいろいろと話を聴き・・・。
すみませんm(_ _)m。アンジェリークは、2とトロワが限界で。エトワールはプレイしていないんです。このサウンドカフェを買った理由と言うのが、「微笑の魔法」の声優さんのトークでアリオスが木陰に隠れてどうのこうの・・・とか書いてあったので。それが聴きたかった(゜゜)\バキッ☆・・・。でも、一種のセットみたいな感じだったので、こちらも聴いてみたくなった・・と。

なので、へぇ・・・。ティムカって、協力者じゃなかったっけ?何時の間に守護聖になったんだ?とか、フランシスって誰よ・・何のサクリア?など、基本的な事が分かっていませんでした・・。で、二人はアリオスとも知り合いなんだ・・
と言うその前に、神獣の守護聖は最初からサクサク9人集まったわけじゃないの?・・・状態でして。
ティムカが選ばれたって事は、当然同じ協力者であったヴィクトールさんであるとか、エルンストさんも守護聖になっていたかと思っていまして・・。へぇで行くと、75へぇくらいは得点を入れたくなってました(゜゜)\バキッ☆。

お話は、守護聖に選ばれたものの。自分に自信が持てなくて悩むフランシスと、フランシスにどう接すれば良いのか・・・と悩むティムカのお話に、先輩守護聖のメンバーがあれこれ手助けすると言うところです。
もう出来上がっている神鳥の守護聖の方々は、「わぁ!お久しぶり!」と言う感じで聴かせていただいたのが、一番かな?
あぁ、懐かしい顔ぶれだなぁ・・って。まだ、他のアンジェのドラマCDで塩沢さんのクラヴィス様を聴いているので、田中さんのクラヴィスが最初に登場した時に「誰?」などと、大変失礼な事を思ってしまいましたが(゜゜)\バキッ☆。
このCDの一番の聴き所は、フランシス役の杉田さんでしたねぇ!!
杉田さんと言うと、トークでのイメージだとか。最近は銀さんのイメージが大変に強く、または放浪天使のサドお兄様(大笑)だったりしたので、柔らかく悩むお話と言うのをあまり聴いておりませんでして・・・。
ほほぉ・・。この杉田さん、良いじゃない!!エトワールのゲームの中では、どういうキャラになっているのかな?闇と言う割には、弱々しいと言うか、毒素が少ない(って、クラヴィス様が唯我独尊なので。闇様と言えば、冷たくて素っ気ないイメージがあったのですが)なぁ・・・でも、こういう闇様も悪くはないね。などと、ゲーム中での守護聖として君臨しているフランシスを見てみたくなっていました。

歌は、3曲入っていますが。小山さんって、どうしても最遊記のガトから入ってしまったので。おぉ!!唄ってるよ!(゜゜)\バキッ☆と言う印象が強かったですね。
エルンストの森川さんは、キャラと歌声は別なのね・・と言うか・・。歌の方が情熱的よね>エルンストって。結構高音が素敵です(*^^*)。田中さんは、そう言えば他のアンジェのキャラソンをまともに聴いていなかったので。歌声を聴いたのは、ジョン&パンチ以来か?って・・かなり古い話で申し訳ない・・。
あぁ、田中さんのトーンだと唄いやすそうで良いなぁ・・・と思っていました。

トークでは、知りたい秘密や秘密にしておきたい事(趣味)など・・・でしたが。何故か、飼っているペットの話が多かったような気もしました。最後の方の方は、かなり急いで喋っていらっしゃる印象があるのですが・・まいて!と指示が出ていたのかしら??

遙かなる時空の中で 八葉いろはかるた

白泉社 月刊LaLa応募者全員サービス 2007年12月到着
三木眞一郎(源頼久)、関智一(森村天真)、高橋直純(イノリ)、宮田幸季(流山詩紋)
中原茂(藤原鷹通)、井上和彦(橘友雅)、保志総一朗(永泉)、石田彰(安倍泰明)
いろはかるたを、遙かなる時空の中での漫画の名(迷)シーンで!
読み札は、八葉のメンバーがそれぞれの名台詞で朗読?語って?くれます。
最近、はやりなんですか?キャラクターのカルタって・・。
キャラクターが作品にちなんだ内容を読んでくれる、もしくは台詞を言ってくれると言うもので・・。かるたも変わったなぁ・・。昔は、ことわざと言うか・・言い古した表現や一種の格言のような物がかるたでしたから。
ちなみに、東西でかるたの読み札って違うんですね。例えば、東の「い」は「犬も歩けば棒に当たる」で。西が「一寸先は闇」と言う具合に・・・。

これを聴く前に、最遊記を聴いていたのが拙かったかなぁ?、トラック順に聴いても笑えましたし。ランダムで聴いても笑えたし・・。なにしろ、その言葉言葉でお話になっていると言うか・・会話としてドラマの一部のような感じになっていて。一つの作品(CD)として、かなり楽しむ事が出来た作品だったものですから。それが当たり前で、当然遙かもそういう感じに仕上がっているのかな?と。久しぶりに遙か1の八葉と遊べる!!うん、こういう企画って楽しいよね(*^^*)と非常に楽しみにしておりましたが!

いや・・そりゃ、最初からコミックの名台詞でのかるたであり。それを八葉が読んでくれると言うものでしたけど。本当に一言!!で終わりとは思ってもみなかった(大笑)。収録時間が15分くらいよぉ??
CDプレイヤーに入れた時。時間が表示されるのを見て、「え?」とは思いましたけど。いやぁ・・本当にすぐに終わったわ。
かるた遊びは、これだと15分で1プレイ終了ですか(大笑)。
短い台詞になると「龍脈か?」で終わりとか、「雨縛気!」だけだったり・・・。もう、あはは・・と笑うしかないトラック?もありまして。特に、永泉さんの「ろ」だの「に」や友雅さんの「ゆ」や(上に書いた)「り」には、本当に笑わせてもらいました。頼久さんの「か」も、まぁ・・確かに。そういうシーンもあったけどさ・・みたいな印象です。
「ろ」なんて、牢に入れられた・・・ですよ?
いろはで、八葉に或る程度平等に振り分けるために、仕方なかったかもしれませんが。他になかったんかい?って思ってしまいましたもの。
まぁ、一番「これは、もう絶対!!」とかるたが届く前から想像がついていたのが「も」でしたね。これは、絶対に泰明さん!と思っていたら、あはは・・やっぱり!!

しかし。新規録音ですし。短い時間で済んだかな?とは思いますが。その一言一言に、感情をのせて読んで下さった声優さんには感謝と拍手を送りたいと思います。
頼久さんの「た」などは、聴いたこちらがゾクゾクしましたもの。

個人的に、言葉として笑って聴いていたのが、泰明さんの「る」と詩紋くんの「お」でした。

百歌声燗 男性声優編

Aniplex SVWCー7491 2007年9月19日
1.小西克幸
アパッチ野球軍〜花の子ルンルン〜夢操作P.M.P.1〜疾風ザブングル〜空からこぼれたSTORY〜NEVER GIVE UP〜
スターダスト・ボーイズ〜ブルー・レイン〜キャンディ・キャンディ 〜今日もどこかでデビルマン

2.森田成一

戦え!仮面ライダーV3〜コンバトラーVのテーマ〜真赤なスカーフ〜バビル2世〜鋼鉄ジーグのうた〜
ドロロンえん魔くん〜異次元ストーリー〜よろしくチューニング〜君は何かができる〜勇者ライディーン

3.羽多野渉 
ズダダン!キン肉マン〜GET WILD〜夢を信じて〜21世紀の恋人〜STEP〜君が好きだと叫びたい〜
風の未来へ〜僕達は天使だった〜高速戦隊ターボレンジャー〜仮面ライダーBLACKRX

4.柿原徹也
空色デイズ〜1/3の純情な感情〜ヒトリノ夜〜READY STEADY GO〜CAT’S EYE〜走れ正直者〜
微笑みをあげたい〜ゆめいっぱい〜ロマンス〜勇気100%

5.宮田幸季

新オバケのQ太郎〜ドロロンえん魔くん〜今日もどこかでデビルマン〜はじめてのチュウ〜
Secret World〜爆竜戦隊アバレンジャー〜にんげんっていいな〜大ちゃん数え唄〜銀河鉄道999〜きてよパーマン

6.真殿光昭

たたかえ!キャシャーン〜キューティーハニー〜宇宙戦艦ヤマト〜真赤なスカーフ〜今日もどこかでデビルマン〜海のトリトン〜
マジンガーZ〜想い出がいっぱい〜キャンディ・キャンディ〜ラムのラブソング

7.阪口大助
アマゾンライダーここにあり〜ペガサス幻想〜鋼鉄ジーグのうた〜ウルトラマンレオ〜アイアンキング〜太陽戦隊サンバルカン〜
宇宙刑事ギャバン〜魔訶不思議アドベンチャー!〜ズダダン!キン肉マン〜さらば

8.佐々木望
たたかえ!キャシャーン〜マジンガーZ〜海のトリトン〜正義の使者だぜドテラマン〜戦え!仮面ライダーV3〜
風よ光よ〜燃えてヒーロー〜想い出がいっぱい〜空へ…〜メロスのように

9.石川英郎
ゲッターロボ!〜ぼくらのバロム1〜友情のバロムクロス〜ジャンボーグA〜勝利だ!アクマイザー3〜
セタップ!仮面ライダーX〜戦え電人ザボーガー〜鉄人タイガー セブン〜ロボット刑事〜行け友よ、ライオン丸よ

10.井上和彦
誰がために〜メロスのように〜あしたのジョー〜タイガーマスク〜ゲッターロボ!〜銀河鉄道999〜
妖怪人間ベム〜タッチ〜ゲゲゲの鬼太郎〜キューティーハニー
全体を通しての感想は、アニメと言いつつ、特撮がかなり入っているし。それに、昔の曲が多くありません??
東映まんが祭り!って感じもしました(一部の作品は東映ではありませんが)。今のお若い方に、通じるかなぁ?と言う事が先ず第一点。

そして、この曲をどうしてこの方に??と言うのがもう一つ。
声やトーンから、もの凄く納得するものもありましたが。時々「人選、間違った??」と思える歌もありましたから(゜゜)\バキッ☆。
メドレーと言いつつ、100曲違うものが入っているわけではなく。曲によっては、同じ曲を別の方が歌っていて。比較?も出来ると言うおまけ付きでした。リクエストによる選曲と、ブックレットに小さな文字で書かれていましたが。これは、歌い手である声優さんのリクエストかしら??
この歌を他の方が歌ったなら、どうなるかな?と言う興味は満足させてくれましたが。聞き比べた時に、うーん・・と言うのもちょっとだけありました(まぁ、私の好みとかも反映されますけどね)。

と、あれこれ書きましたが。決してこのCDが悪いと言うわけではなく。むしろ、その逆です。
このCDを聴いて、もの凄くテンションが上がりましたねぇ・・。もう、本当に感謝感謝の一枚です。
当分は、このCDのお世話になるだろうな・・・と思っていますm(_ _)m。

発売される前に、Amazonさんから「こういうCDが出ます」と言うお知らせメールが届いたのですが。
声優さんのお名前と、曲目を見て。井上さんの「誰がために」と「メロスのように」は、ご本人が主人公を演じたアニメの主題歌ですし。特に、サイボーグ009の主題歌である「誰がために」は是非とも聴きたい!!と身もだえてしまいました。
しかし、メドレーと言うことは。一曲まるまる歌うわけではない。うーん・・・うーん・・・・とかなり購入を躊躇しておりました。
そして、最近の悪い傾向なのですが。他のブログさん頼み!!に決定。ちょっと日和見ではありますが、他のブログさんで、このCDの感想が大絶賛されていたら買おう・・・と方針を固めました。自分で冒険をしてみるのではなく、他の方の評価で是非を問おうかな?と。
余所のレビュー待ちと言う事にしたら・・褒めてあって購入したわけです。

最初にも書きましたが、本当に昔の曲が多いので。リアルタイムでそれらを見ていた者にとっては、懐かしさや想い出が先行するアルバムです(逆に、私は波多野さんや柿原さんが歌う曲に、聴いた事もない歌が多数あって、面食らいました)。
当然、本歌を知っているか・・昔の本歌に対する思い入れや聴き馴染んだ曲かどうか・・で、評価も変わってくるとは思いますが。

懐かしい!!!!に尽きますねぇ・・。しかも、聴けば今でも口ずさめる曲が多い(大笑)。
でも、肝心な盛り上がりで切れていたり、ほんの一部だけだったりしたために「うわぁ!!もう!!」と言う曲がありました。だから、メドレーって嫌い・・・ってメドレーだと分かっていて買ったのですけど(゜゜)\バキッ☆(大笑)
そして、懐かしいと同じレベルで「昔の曲ってタイトルと言うか、主人公やロボットの名前、必殺技などを連呼する熱血!!の曲が多かったのねぇ」・・・と思いました。
確かに、連呼系統はカラオケでは歌いづらいと言うか、声を出して歌うのは(ある程度の年齢になると)恥ずかしい曲が多いです。
CAT’S EYEあたりからのアーティストによるタイトル連呼ではない、洒落た歌謡曲としても通じる歌が出てきた時には、「ほおお・・アニメソングもお洒落になったものよね・・これなら、カラオケでも歌えるし、何より聴いていてもアニメとは気づかれまい!」と拍手喝采で迎えたものですが。最近は、何ヶ月かするとOPもEDもどんどん変わるから、馴染みと言う点では薄くなるし。また、変わったのぉ??と言う感じもします。それに、第一燃えないのよねぇ・・。お洒落すぎて(大笑)。

さて。各個人毎にちょっと語らせていただきましょう。

トップバッターの小西さん。先ずは、懐かしいところで、「アパッチ野球軍」からスタート。
歌声を聞くのは、実は初めてとなりますが。真面目に、きちんと楽譜通りに歌いこなしていらっしゃる感じです。空からこぼれたストーリーは、最初には本歌を歌った柔らかい歌声が、耳に残っていましたので。あら??とかなり違和感を覚えましたが。
何回も聴いているうちに、小西さんの歌でもうちょっと聴いていたいかな?と思えるくらいでした。
小西さんで、お薦めするなら。アパッチ野球軍と夢操作ですね。ちょっとシャウトが入ったような、男臭い歌が似合うように思います。
そう・・・歌謡曲に例えるなら、長渕剛とか河島英五だとか・・少し泥臭い歌が似合うかも。だから、花の子ルンルンやキャンディキャンディは、ちょっと勘弁(大笑)キャンディキャンディなどは、「ね?」と言われてもなぁ・・(苦笑)
ただ、男臭い・泥臭い歌と言っても「ザブングル」はねぇ・・・少し、泥ッ気が足りなくて物足りない(゜゜)\バキッ☆。

続く、森田さん。森田さんは、コルダで歌声を聴いたことがありますが。今回は、あぁ・・うん、無難だな・・と言うのが感想。
それぞれ、オリジナルの歌手を意識されているのかな?と思いました。それを強く意識したのが、えん魔くんの歌い方。サービス精神旺盛なのは良いのですけどね(^^;。
おぉ・・良いじゃない?と思ったのが、歯切れの良い「鋼鉄ジーグ」と久しぶりに聴いたなぁ・・の「チューニング」でした。ライディーンも歯切れが良くて好きですが、最後の「勇者」・・・昔、子門さんが「力強さを出すために、本当はゆうしゃと読むけれども。ゆうじゃと歌った」と語っていらした記憶がありまして。あぁ・・・ゆうしゃになると、確かに力強さに欠けるのかな?などと思っていました。

3番手の波多野さんと4番手の柿原さんが歌ったアニメソングは、私はちょっと馴染みがない・知らない歌が多かったです。
新しいアニメ?と言うか、私が見ていない時期の作品や宮崎では放送していないアニメも多く(苦笑)「へぇ・・そういう歌もあるんだ」状態(^^;。初めて聴きました!が多いので、本歌を知らないのよ(大笑)。だから、感情移入は今一つ(゜゜)\バキッ☆。
波多野さんは、歌がお上手ですね(^-^)。ドラゴンクエストの「夢を信じて」などは、本歌に勝るとも劣らない歌いっぷりで。あぁ・・この曲をまるまる聴いていたい!!と思っておりました。仮面ライダーBLACKの歌も、良かったです。
柿原さんは、走れ正直者が西城秀樹?と思っていたら、本歌が秀樹さんだったそうで・・(^^;。あぁ、なるほど(大笑)。
柿原さんでは、ロマンスと言う曲をじっくりと聴かせていただきたかったです。

5番手の宮田さん。可愛らしい曲が本当にお似合い。はじめてのチュウやにんげんっていいな、そしてパーマンは、本当に可愛いなぁ!!と、聴いているこちらがニコニコしてしまうような歌でした。
また、オバケのQ太郎では「だってさ」と言う部分に、いかにも聞きかじりっぽい台詞のような要素もあって。おぉ!!!でした。えん魔くんの「ケケケ」の部分が、また似合う!!でも・・小母さんは、えん魔くんのその歌詞に続く「きかいかいかい・・・」と言うのを続けて歌いたくなったり、デビルマンの歌の続く「人の世に・・・」からの部分の歌詞が良いのにっ!と、一人で続きを歌ってました(^^;。
大ちゃん数え唄は、本歌が演歌の天童さんですから・・最初に聴いた時には、こぶしが足りないと言うか泥臭さが足りないなぁ・・と思っておりました。アバレンジャーは・・宮田さんのお声で暴れてもなぁ・・怖くはないし(゜゜)\バキッ☆みたいな感じです。
また、デビルマンと999は。宮田さんのトーンではちょっと低い?精一杯低音ですが、ちょっと勿体ないと思っていました。

続く真殿さん。真殿さんは、感想を読ませていただいたブログさんで、本歌が原形を留めていない!でも、そのサービス精神旺盛な歌いっぷりに、かなり評価が高かったので。ちょっとだけ心構えをして聞き始めたのですが。
今回のCDの中で、本歌がささきいさおさんだった曲に関しては、一番ぴったりしていたように思います。朗々と歌う声の太さと言うか、トーンが一番ささきさんに似ている感じで、違和感がなくて。真っ赤なスカーフなどは、もうちょっとだけ真殿さんで聴かせていただきたかったかも・・(キャシャーンでは、キック!アタック!の部分で遊んでいらっしゃいましたけど)。個人的には、ガイキングのEDの歌を真殿さんで聴きたいかなぁ・・・。知ってる人少ないでしょうが、良い歌なのよ(大笑)。
しかし、キューティーハニーや想い出がいっぱい・キャンディキャンディにラムのラブソングは、抱腹絶倒!!状態に陥りました。
あぁ、歌い手さんと言うよりは俳優さんだな・・・と言う事を感じておりました。ラムのラブソングの好きよ・・の回数・・本歌よりも絶対に多い!!しかも、その「好きよ」をどのくらいバリエーション豊かに言って下さっているでしょうか??
いやぁ・・一番最後の曲だったので、外すかな?外して遊んでくれるかな?と期待したら。その期待を裏切らない。うん、いい人ですね!!

7番手の阪口さんは・・宮田さん同様の可愛い曲を歌ったなら、良かったのにねぇ・・。声のトーンが、太くはないし高音だから。アマゾンやジーグなどは、ちょっと厳しいかも。
でも、一番最後の「さらば」って、あたしんちの歌だったんですね。あぁ、そう言えばご出演でしたっけ・・。この歌は、ちゃんと一曲聴きたいと思いました。一番、阪口さんに似合っているように思いましたけど。
だって。。アマゾンで「見たか、乗ったぞ」と歌われても「だから、どうしたっ?!」と言い返したくなるんですもの>阪口さんが歌っていると(苦笑)。何故か、そういう突っ込みを入れたくなるような、許してもらえるような微妙な部分があるように思いました。
でも、アイアンキングをもの凄く久しぶりに聴いて懐かしかったですねぇ。これ、子門さんを意識して歌っています?>阪口さん・・・

佐々木さんは、一番最初に思ったのが。トルーパーの時に比べたら、声が低くなって変わりました?・・・でした。
昔聴いた歌声と違っていたので、最初に聴いた時にはピンと来なかったのですが、とても真面目に丁寧に歌っていらして。
そう言えば、ドテラマンって佐々木さんがご出演じゃなかったかしら?などといろいろ思い出していました。
佐々木さんには関係ない部分で、話が逸れますが。佐々木さんのV3を聴いていて(このCDに入っている特撮ソングで考えた時に)昔の特撮って、ヒーローって悲劇の底からはい上がってきた人が多くない?と思ってました。
だって、家族(特にお父さん)を失ってしまった!事が分かる歌詞が多いんですもの・・・(大笑)。V3もそうだし、Xライダーも?タイガーセブンもそうだったよねぇ・・などと・・。

9番手の石川さんは、特撮の歌が上手い!!と言う事に尽きます。本当にお上手です。
水木一郎さんが本歌だった曲が多いように思いましたが、一番「おぉおお!」と思ったのが、バロム1の歌。
歌詞の中にある「ブロロロロー」や「ズババババーン」は、(歌ってみると分かりますが)その弾け具合と言うか、シャウトの仕方が本当に難しいのです。
それを、おぉ・・水木さんに負けずとも劣らない堂々たる歌いっぷり!!感動してしまいましたねぇ・・。

そして。ラストの井上さん。俳優さんであり、声優さんだなぁ・・と思いました。
歌がお上手なのは、以前から存じ上げていましたが。あしたのジョーの尾藤さんを彷彿とさせる歌い方や、ベムの雄叫び、鬼太郎のしわがれた歌い方に、キューティハニーの女性らしい歌いっぷりと、変幻自在。曲に応じて歌い方を変えていらして、びっくりです。
キューティーハニーを聴いた時、ふと春抱きで井上さんが演じた佐和さんを思い出してしまったくらいです。
買う前から楽しみにしていた「誰がために」は、もう感涙もの!ふわっとした歌い方で、本歌とはかなり違いますが。逆に、その優しさからにじみ出る愛があり。あぁ、これをまるまる井上さんで一曲聴かせて!!と思いました。柔らかいトーンで、本当に素敵でした。
そして・・ちょっとドキッとしたのが。宮田さんがアバレンジャーで「ケラー」と台詞?を言っていましたが。井上さんも、「タッチ」の時に歌声に被って「南に」と新田くんの声で台詞のようなものが入っていまして!!
うわぁ・・うわぁ・・ここでやられるとは思ってもみなかった!!とのたうち回っていました。

羊でおやすみシリーズ 番外編
俺は眠くなーい

HONEY BEE HOー0013 2007年12月7日
若本規夫
めざましテレビ5時台には、本日発売!と言うコーナーがあります。普段、出勤前に見る6時台や7時台では、放送がないコーナーで。お菓子やゲーム、いろいろな品の紹介があります。
たまたま、その直前に発売元のホームページで。12月7日の目覚ましテレビで、この商品が取り上げられている・・・と言う情報をゲット!!ドラマCDなどをTVで紹介しているなんて、今までにあったかしら?これは、もう見なくちゃ!!と張り切ってしまいました。
手元に届く予定になっているCDではあっても、やっぱりこういうTVで放送されるとなると、嬉しいですもの。うわぁ、どういう具合に紹介されているのかな?と思ったなら。いきなり「羊の毛を刈る」シーンの音声が再生されていました。
「ジョリジョリジョリ・・・」え??なんと!数えてない??刈り取ってるの??

そして、このCDのコンセプトが「安眠に導くCD」ではなく、「眠らせてなんかやらないぞぉ!CD」で(大笑)。若本さんに依頼した時点から、癒し系の声ではないだろうから、逆の手法で描こうと決まっていたと言う話も聴きました。
これは、1〜200匹を数えるのに。毛を刈ったり、いろいろと楽しい趣向が凝らされているんだろうな・・・と思って身構えていました。

そして、ようやく到着!
早速開けてみたブックレットには「1トラック目には、若本さんが1〜100匹まで数えて下さっています。そして、2トラック目から再び若本さんが、1〜100匹まで数えて下さっているのですが・・・」となっていまして。え?200匹じゃなくて、100なの?少ないよねぇ・・
まぁ、お一人で200匹分数えるってのは同じだけどなぁ・・・と思っていました。

「安眠促進CDなんですよね」の問いに、「すいません。どう考えても安眠促進ではありません」・・とはっきり書いてある始末。
「と言いますか、安眠を促進させる気持ちが全く感じられません」・・・とまで書かれていると。私なぞは、このブックレットだけで大笑いしてしまうくらいに、受けてました。
これはもう、ずーっと羊を通して遊ぶCDかな?と。

最初の1トラックは、それでもまだ真面目?に、一生懸命にちゃんと数えて下さっています。40匹目くらいに、目を開けるな!と言う台詞が入っていますし。
数え方も、匹・・ね?と確認するかのような数え方から、歌舞伎の見得を切るような数え方、そして最後の方は般若心経(大笑)を唱えているかのような数え方・・。
やっぱり、淡々と読んではいらっしゃいませんが。感想としては「なんだ!羊で遊んでないじゃないか(゜゜)\バキッ☆」とか「普通に数えてもいるんだ」が先に来てしまいました。
何を期待していたんだ?自分・・・

しかし!!再び、1〜100匹の2トラック目ですよ!!
若本さん、大爆発。
小芝居なのか、いきなり2007年・・・とナレーションのような朗読に始まり、眠らせてやろうじゃないか!と言う意向を示しています。
残酷だろうが、鬼と言われようが「このモコモコ、ふかふかの羊の毛を刈って・・」枕にしてやる!となった時には、大笑いしておりました。だって、そのホワホワの枕とか布団って、暖かそうじゃない?逆に言えば、その布団が出来るくらい羊の毛を刈ってもらって。
その布団が出来るのを待ってから、眠った方が良いかも(゜゜)\バキッ☆
あはは・・そう言えば、置鮎さんの数え方が殺した羊を数えているかのような感じでしたが。
まだ殺すよりも、毛を刈る方が羊にとっては良いわよねぇ。
しかも、ちゃんと途中で可哀相だと思わないのか?って脅してくれるし。
メェ・・と若本さんが鳴いているし(大笑)。
羊が可哀相と言いつつ、眠らせてやろうと言う気持ち、本当にないもの。
こちらの方では、羊で遊びつつ?一応、10匹単位で数えては脅したりすかしたりの芝居が続いております。

細かい10匹毎の台詞や感想は書きません。実際に聴いた時の楽しみにとっておきますね(^-^)。
最後の方で、ジンギスカン・・・と言う台詞があった時・・・ひょっとして焼き肉までしちゃいました??とちょっと焦って聴いてました。
ちゃんと「お休みなさい」とメッセージも入っていますが・・・さてはて。
他の羊では、しっかり眠った私も。このCDでは無理かなぁ?
あまりの笑いに、目が冴えてしまうかもしれません(苦笑)。

エターナルガーディアン
キャラクターズヴォーカル集

バナナジュースカンパニー BJCAー0016 2005年9月22日
1.Crossing Load(唄/鳥海浩輔・鈴村健一)
2.風に吹かれて(唄/諏訪部順一・石塚堅)
3.Desttiny(唄/鳥海浩輔)
4.すべては始まりの為に(唄/岸尾大輔・檜山修之)
5.永遠の絆(唄/福山潤・吉野裕行)
6.まだ見ぬ君へ(唄/鈴村健一)
7.Crossing Load(唄/子安武人)
8.未来に吹く風(唄/鳥海浩輔・鈴村健一)
ドラマCDの序章を聴いた時に、鳥海さんと鈴村さんの歌を聴いて。その歌の上手さに(丁度同じ時期に、他のデュエットを聴いていたのですが。ソングアルバムとして聴いたCDよりも)気に入ってしまいまして。
すごい!!ハモってるし、ソングアルバムがアニメイトさん限定で出ているなら、今度行ったら買おう!!と思っていた程でした。

ところで。この唄う人たちの選び方って、何なんでしょう??
おそらくは、ドラマの中での関係の重さとか、繋がり具合でのチョイスだと思いますが、別にこの組み合わせでなくてはいけない!と言う事もなかろうに・・・まどと思ってしまいましたm(_ _)m。
エターナルガーディアンだからこそ、仲間に対して。信じると言う事について・・・をテーマにした曲ばかりになっちゃいまして。うん・・昨今のキャラクターヴォーカルでは、聴いてくれている購入者へのメッセージであったり、そのキャラならでは!のイメージアルバムであったり・・・に慣れていたので。劇の中の人物がお互いに送る歌だったら、カップリングはまだ良いけど。どの曲をどのカップル(゜゜)\バキッ☆が唄おうが、悪くはないのにねぇ・・・・となってしまったものですから・・・。

1曲目は・・・そう。私が気に入った曲で、「あぁ・・・何度聞いても良い曲よねぇ・・・」と思ったのですが・・。2曲目は、ちょっと・・うん・・・パス(゜゜)\バキッ☆
3曲目は、鳥海さんがちょっと鼻にかかったような声で唄っていらっしゃいます。4曲目は、スローバラードでなければ良かったのにねぇ・・・(゜゜)\バキッ☆5曲目は、うん、良いよね。こういう若者らしい歌ってさ・・。唄っているお二人にもぴったりではない?
6曲目が、鈴村さん・・そう。彼も歌が上手いんですよね(^-^)。で・・1曲目の主題歌のバラードバージョンを子安さんがせつせつと歌い上げているのが7曲目。あぁ・・歌い手さんで。こうも印象が変わるのね・・・と思っておりました。
そして、8曲目が1の名曲のコンビでの歌となります。

意気込んで買った割には、ちょっと・・・・まぁ、お話自体が進んでいないのだし。どうなるんでしょう?の気持ちが一番強いかもしれません。

キレパパ。クリスマス☆パニック

高城リョウ drap6周年記念応募者全員プレゼント 2006年12月到着
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里)
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹)
川島得愛(鷹司千歳)、羽多野渉(鷹司千鳥)、森川智之(鷹司千尋)
恋人・俊介原作の「水鬼」シリーズの映画ロケに、興奮しっぱなしの千里。そのために、ロケは遅れっぱなし。
そんな時、千里最愛の息子・里樹がサンタ(千尋祖父様)に「好きな人と一緒に過ごせる時間」が欲しいと電話してしまったものだから、さぁ大変!!
キレパパ。3に続く、千里をしのぐキレジジ(大笑)の千尋さんや、千里のお兄さん達である千歳・千鳥さん登場のミニドラマ。
交際は認めたものの、やはり里樹と翔がイチャイチャしているのは許せないワガママ千里。許したとしても、交換日記というのが、古いと言うか・・今はノートで交換日記ってやっている人って居るのかしら?
しかし、(父や兄によって)翔が闇に葬られるのはOKとしても、翔主演の水鬼シリーズが映像化されないのは困る・・。
天然で、分かっていない里樹にはナイショのまま(何しろ、サンタさんが祖父様だとは思っていないのですから)、なおかつ翔が里樹の恋人だとばれないようにしなくてはいけない・・と言うお話です。

祖父様役の森川さんは、3の時には別収録だったみたいですが。今回は全員揃っての収録だった様子で。周囲の役者さんに与えた影響はかなりのもののようです。
一番、影響を受けたのは緑川さんじゃないのかしら?などと思っています。
何しろ、里樹と翔の間に割って入って「コートを貸して!」とせがむシーンや、翔(水鬼)にじゃれつく犬のようなシーン(実際に、犬をイメージして演技されているそうです)。そして、何よりも。
兄からの電話を切ってしまった後、翔が葬られるのは困る事に気が付いた千里の声にならない声のシーン・・。俊介役の櫻井さんの通訳が入っていますが、もう噴き出してしまいましたねぇ・・。全てが全力!!全開!!と言う感じです。
トークによると、テストか本番か分からないで臨んだ方がいらしたみたいですが。もし、緑川さんがこれをテストとしてやっていらしたら・・これは怖すぎますね。
緑川さんのますますパワーアップしたキレパパぷりと、そんなキレパパの千里をしのぐパワーと勢いのキレジジ・千尋役の森川さんの演技が楽しい一枚でした。
他のキャストは。
ちっとも恋人である自分との時間を考えてくれない千里にいらだつ俊介役の櫻井さんと、ここでも気障な翔役の諏訪部さん。このお二人の声を聴いた瞬間に、あぁ・・キレパパ。に戻ってきたな・・と思ってしまいます。
裸のまま?で、部屋の外に出ようとする里樹に対しての異口同音の突っ込みが、サイコーでした。

宮田さんの里樹は、高校生になっているのに、本当に天然で。サンタ信じているんですか??とびっくりな純粋な一面と、そのくせ男性とメイクラブ(大笑)をする大胆な一面の二面性・・。そして、最近出てきた父親を脅してしまうちょっと怖さのある一面と・・・を見事に演じて下さいました。この子なら、伯父様達や祖父様がハグしたい!!と押し寄せてきても分かるかも・・(大笑)。
千里の二人のお兄様達を演じた川島さんと波多野さん・・・ごめんなさい・・出番が少ないのもあって、まだどちらがどっち?とトークでも分からなくて、本当に申し訳ないm(_ _)m。もっと、勉強して鍛えます・・・。

全員サービスプレゼントながら、ちゃんとHシーンもありましたし。トークも入っていて。かなり素敵なクリスマスプレゼントの一枚でした。

きみが恋に堕ちる X’masバージョン

高永ひなこ 応募者全員サービス 2006年12月到着
1.きみが恋に堕ちる〜X’mas バージョン〜
2.神谷浩史&千葉進歩〜フリートーク〜
神谷浩史(主藤司)×千葉進歩(望月春)
赤城進(吉田先生)、河原木志穂(花村)、遠藤綾(女子部員)
北斗利佳(女子部員)、根本圭子(女子生徒)
晴れて恋人となった春と司。しかし、司と仲が良い事を他者から指摘されてしまった事で、春は「もしも、二人の仲がばれたら!」と思い悩んでしまうのだった・・・。
神谷さんの演技に、目を見張った(・・・この場合は耳をそばだててしまった)一枚でした。
まぁ・・・春さんが、年上のくせにウジウジ(゜゜)\バキッ☆と言うか一人で背負い込んでしまって、相談もせずにあれこれ悩んだり辞職願いを書いてしまうのは、想定内としても(わお!)それを説得する司くんと、クリスマスプレゼントを渡した後のちょっと拗ねた若い恋人の顔がね・・・もう素晴らしかった!!
神谷さんファンは、このCDは是非お聞き下さい!!と思ってしまうほどです。

まぁ、春さんは男同士の恋愛が、世間からどういう目で見られるのか・・・まだ高校生の恋人の将来などを考えて、彼なりにこれじゃあ拙い・ばれないようにしなくては!と思い詰めての行動なのでしょうが。傍目から見た時に、折角赴任してきて(この就職難のご時世に)仕事も対人関係も上手く行っているだろう人が、転任願いなんて出したら「ど、どうしたの?」と思われるのではないかしら?
逆に、何かあるのか?って詮索される気がしてしまいます。

って言うか・・・司くんって何年生でしたっけ?受験に関係のない2年生と言う感じがしているので、そうするとあと1年くらいナイショにしておけば、乗り切れるのじゃないのかなぁ?と思ってしまうんですよ。その1年を乗り切る自信すらなかったのか?と思いませんか??
こういう男同士の恋愛に、いろいろ葛藤したり悩んだりする過程は好きなのですが。それが独りよがりになったり、一人で思い悩んでいたり、後ろ向きになっていると「なんなんだろう?」って思ってしまいます。

お話の中では、どうしても司くんに同調してしまいます。
転任届けを持ってウロウロしていた・・・と知って、恋人のアパートに行ったなら。そこで、校門を出る時には持っていなかった紙袋。個人的な買い物として誤魔化されてしまいますが。聴いている方には、その前のシーンで「古くなってしまって、買い直さないといけない」と司くんが言っていた物を買ってきたのだろうと想像がついてしまうのです。
そこで、不信感を煽るよりも。正直に「ちょっと一足早いけど、クリスマスプレゼントだよ」って言えばいいのになぁ!!と思います。
もしも自分だとしたら、後で貰った時に嬉しいと思うのと。あの時に言ってくれれば良かったのにと言う気持ちが半々になりそうです。

そして。一人であれこれ悩む春に対して、司が言う台詞。春さんが好きだからこそ(春さんが不安に思ってしまうのなら、校内で好きと言う素振りも見せないし、目で姿を追ったりする行為も)我慢が出来る。二人の事を一人で考えたりしないで、なんでも相談して二人で決めようよ。春さん、一人だけで背負わないで。なんのために俺が居るの?そんな淋しい事、考えないで。
俺、年下だし。頼りないかもしれないけど、もっと春さんの考えてること教えてほしい。春さんの支えになりたいんだ
まぁ!!!もう、この時の司くんってば、男前!!春さんには勿体ない(゜゜)\バキッ☆くらいの良い子じゃあないですか!!
その一方で、クリスマスプレゼントとして、指輪を贈るシーン。
指輪なんてもらえない!と断固として返してきなさい!と言い出す春に対して、「えぇ??折角特注で、店員さんにも相談に乗ってもらって作ったのに」とごねるシーン。
年下を強調してのワガママと言うか、ちょっとふくれての甘えてのシーン・・。恋人の不安に、男前に宣言した人と同一人物とは思えないくらいの可愛い声です。
いやぁ・・・もう!!神谷さん、サイコーです!!

スレイヴァーズ ヌード

華藤えれな インターコミュニケーションズ 2007年2月25日 INCDー2235
森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一
成田剣(山脇滋)、結城比呂(倉橋桔梗)
斧アツシ(岩倉会長)、高口幸子(岩倉美都子)
御園行洋(支配人)、間宮康弘(柴田弁護士)
堀内賢雄(若宮法顕)
冴木と取引相手の才媛が、親しげにクリスマスについて語っているのを聴いた柊一の心中は穏やかではなかった。
彼へのプレゼントを選ぶ段階になり、冴木の事を知らない自分に・・・そして、一緒に居たはずなのに覚えていない事実がある事に気が付くのだった・・・。
もう!!もう!!どうして、この主従と言うか、カップルはこうももどかしい!!のでしょう!!
あぁもう、お互いにお互いが気になって、好きなのだから。素直に「好き」とか「愛している」って言えば良いのになぁ・・。身体だけではなく、心や想い出も、一番近い所にある二人だと言うのに!!
今度こそ、過去の事件で何があったのか?を語り合い。そこから、お互いの気持ちを確認する・・・と言う方法だってあるはずなのに。
何を言いかけたのだろう?とか、何を考えているんだ!で流してしまわないで。そこで、もう一歩踏み出してくれよ!!と思ってしまいます。「おまえは、ひょっとして僕の事が好きなのか?」って言ってしまえば、良いのに・・。
周囲の若宮弁護士には見えている事が、当の本人が一番分かっていなかったりしているんですもの。

結局、今回も。二人の関係は近くなったような、遠くなってはいないだけと言う感じでお話が終了してしまって。あぁもう!じれったいが第一の感想です。
第二の感想が、山脇先輩って・・もっと暴れてくれるかと思ったのになぁ・・残念(゜゜)\バキッ☆です。だって、声が成田さんよ?1の時に、思いっきり爽やかそうに登場して、やってくれました!!的なオレ様キャラだったので。
今回、再登場したら。またしつこくつけ狙ってくれるかな?追い回してくれるかな?と思っていたら。高校時代にも未遂事件があったと言う割には、しごくあっさりと身を退いてしまって。なぁんだ、つまらん(゜゜)\バキッ☆
山脇先輩が、シリーズ1話で襲ったのも。全ては、叔父さんの差し金が裏にあっただけで。会社の内紛の手駒にされてしまった一種の被害者であるとなってしまっていました。
本当に申し訳ない。二度と、あんな真似はしない。冴木が倒れた時に、目が覚めた・・とせつせつと詫びを述べる山脇先輩は、心底の悪人ではなく、ちょっとした心の隙間を操られてしまっただけの善人になってしまったので。
折角の成田さんなのに!勿体ない!!
・・・と書いて、私って成田さんボイスのキャラに、どういう期待を抱いていたんでしょ?って思ってしまいました(大笑)。
いや、悪い意味ではありません。むしろ、成田さんなら濃いキャラをやってくれる!!と言う期待感なんですよね。
それが、あっさり善人で。もう出てこないとなると(恋する暴君で、公務員が似合いそうなノーマルなお兄さんだった時のような)つまんない〜〜になってしまったのです。

また、キャストボイスでの感想で書かせていただくと・・。桔梗くん役の結城さんが、妙に大人びていると言いますか。櫻井さん演じる柊一くんの弟には聞こえないのよねぇ・・。
そりゃ、弟の方が迫力があるとか、声のトーンが低いとか、大人っぽいと言う兄弟だってあるでしょうが。柊一くんと桔梗くんは結構年の差があったと思っていましたが。あれ??と言う感じでした。

お話に関しては。クリスマスエピソードについてでしたが。そうですねぇ・・・柊一くんの計画性のなさが、少々暴露されたかな?
花屋さんとか、クリスマスイベントって、もっと前から行動しておかなくちゃ!冴木と一緒!と思っていたから・・・と言う感じかもしれませんが。その相手が居なくなって、急に手持ちぶさたになってしまう彼が、寝てしまった時には「ふて寝?」と思っていました。

また、下世話を承知での感想ですが。
こういうBLもので、クリスマスや誕生日のプレゼントやお祝いに何が欲しいだろう?と受けが悩むシーンってありますよね。
一つだけ、純情ロマンチカで「欲しい物は?」と訊いたら「おまえが欲しい」と言われそうだな・・・と相手の好みを見破るシーンがあって、笑ってしまいましたが。
ありそうで、ないですよね。自分にリボンを巻いて「(自分が)プレゼントだよ」なんて。
このスレイヴァーズ ヌードでも、柊一が冴木が欲しいものは?と悩むシーンを聴きながら「それはね、君なんだよ。だから、自分にリボンでもかけて、プレゼントしたら喜ばれると思うよぉ」と思っていましたが。
柊一くんが、そういう破廉恥な事をするはずもないですね。やったらやったで、作品違う!と思っていた事でしょう(苦笑)。

やるとしたら、南原作品のキャラ(あ、純情シリーズで。貰う方が、相手にリボンを巻くシーンがありましたな)か、ダブルコールのバカップルくらいかもしれませんね?

ギイがサンタになる夜は

ごとうしのぶ 角川書店 2003年7月25日
「ギイがサンタになる夜は」
「夢の途中」
「Steady」
井上和彦(崎義一)×保志総一朗(葉山託生)
桐本琢也(赤池章三)、石田彰(三洲新)、森久保祥太郎(真行寺兼満)
伊藤健太郎(新島重起)、石川英郎(竹内均)、三木眞一郎(斉木晴臣)、田坂秀樹(橋本高文)

白井美香、上神真由美、高田奈央美、石原絵里子、寺西恵
帰省前の休みに、二人して買い物に出かけたギイとタクミ。しかし、別々に帰宅したギイは雪の中を歩いて帰ってきて、風邪をひいてしまう・・。ギイからタクミへのプレゼントとは・・・。
表題作他、三洲を一途に思う真行寺の短編や、文化祭にやってきた新島・竹内・斉木達のお話を含む短編集
一つ質問!!どうして、男子校が舞台のBLって、関係者がみーんなそういう人ばっかりになるんでしょう?
閉鎖的空間で、女子と一緒に居ないから?今回は、女生徒も文化祭に来ていると言う設定ですので、知り合う機会が皆無と言うわけでもなさそうなのに。何故か、あっちでもこっちでもカップルと言うお話が目に付くと言いますか・・気になって仕方ないのですが。
一種のばい菌のようなもので(苦笑)、一人「あいつが好きなんだ!」と言い出したら。とりあえず?は、手近なところでカップリングしたくなるとか・・そういう気持ちになる・・なんて事はないですよね??
あくまでも、同じ釜の飯を食べているうちに、人間として好きになった相手が同じ男性だった!となるのでしょうが。
ここもあそこも・・・となると、若気の至りの伝染病?みたいなものの一種か?と思ってしまうから不思議です。短編集とは言っても、このお話だけで、何組出てきましたっけ??と思います。でも・・ブチブチ言いつつ、そのカップルになっている方が、皆良い声だから、許す!!と言う感じです(苦笑)。
ちなみに、何故か赤池くんは辻谷さんっぽいかなぁ?と思っていたら・・。前に出されたシリーズでは、赤池くんは辻谷さんだったんですね・・。うん・・聴くまでは、すっかり忘れていた(と言うよりも、前の作品を引っ張り出してキャストの違いを確認する事はしませんし。そこまで古いバージョンに愛着はありません)のに、そういう事を思っていましたm(_ _)m。別に桐本さんがどうの・・・と言うのではなく。自分の中に、このトーンのこういうキャラは辻谷さんが似合いそうだな・・・と思っていただけです。

さて。時間的には、タクミがギイと同室になった2年生のエピソードを集めたものですが。
今回、「あぁ、上手い!!」と思ってしまうのが。ギイが風邪をひいてしまったエピソードの井上さんです。
ベテラン中のベテランである井上さんの演技が凄い!!と褒めちぎるなど、何を今更・・・と言う気持ちもしますが。
買い物に行った翌朝、ふと目を覚ましたタクミが一緒の布団に潜り込んできたギイと会話をするシーンでは、その第一声からして「こ、声が変!!ギイくんが風邪ひいたに違いない!」と聞いている人に思わせるのですもの。
タクミが慌て始めるタイミングが遅い!!と思ってしまうほどに、その風邪ひきの演技の上手さときたら!!絶品です。そのさりげないトーンや声のかすれ方の違い・・。もう、もう芸術です!!
前回の、「そして・・」でもそうでしたが。ギイとタクミって、結構そういう事をしているらしい・・ギイのオヤジ発言なども飛び出してはいますが(タクミが、抱かれたいと思う時には目で訴えている事)直接的に喘いだりするシーンは皆無に等しいので。
行為自体はスルーしている、Hがなくても成り立つBLと思っていたら。
今回、それを楯に?ちょっとやられた!となったシーンがありました。

ギイが風邪をひいてしまい、タクミがギイの世話をあれこれやいているシーンの一つで
「や、やめた方が良いぞ
「平気だよ
「慣れない事すると、危ない。痛いぞ
「静かにしててよ。コントロールが狂うから。角度が問題なんだよね・・こう入れてっと・・
「あ・・・血が出る
「いいから。ギイはじっとしてて」
と言う15トラックの冒頭シーン。私同様に、ひっかかった方っていらっしゃるのではないかしら??
まさか、ギイとタクミでそ・・そんな!しかも、ギイが風邪ひいて寝込んでいるのに??と一瞬でも思ってしまったのでした。

確か他の作家さんの作品で。風邪ひいて熱があるなら、汗をかくことをしたら良いと、そこからムニャムニャ(大笑)に突入してしまったバカップルが居ましたし。その前のトラックで、タクミがギイに甘えるように「抱いてよ」と言っていたから・・やったか?やってしまったのか?と思っていたら・・。
あはは・・なぁんだ!とその結末に大笑いしておりました。タクミくんシリーズは、この程度がよろしいようで(苦笑)。

ところで。3年生になると大活躍?する三洲と真行寺のカップルの短編のお話ですが、あの高林泉くんがお姫様役の劇で。自分に触らないで!と言ってしまい。それでは、王子役の真行寺が劇にならずに困っていたところ・・三洲のアドバイスで、うまく切り抜けた。しかも、その劇の成り行きは、文化部や運動部の賭けになっていた・・・と言う前提があったのかしら?
この短編を探してみたい!と思いつつ、どれに入っているのかが分からないもので。ちょっと確認のしようがないのですが。原作を読まれた方・・この想像で正しいでしょうか?

君は天使じゃない

竹田やよい ビクター エンタテインメント 1995年9月21日 VICLー8133
1〜30トラック  イメージドラマ「君は天使じゃない」49:49
31トラック テーマ・ソング 「君は天使じゃない」(歌:石原慎一)4:28
置鮎龍太郎(岡崎太郎)×石田彰(高見沢杏里)
速水奨(中島先生)、掛川裕彦(モデルクラブ(コトブキプロ)のオカマ社長)
中村尚子(山下邦子(太郎の元恋人)、島田敏(加藤宏明(太郎の先輩・邦子の婚約者)
川津泰彦(高見沢薫(杏里の父))、私市淳(太郎の学友A)、山田真一(太郎の学友B)
女子校から男子校に移動した教師・岡崎太郎は、モデルをやっている派手な生徒・高見沢から「好きです!」と告白をされてしまう。
そして、父親からも杏里の事を頼まれた太郎は、押しかけ?同居の杏里と暮らす事になるのだった。
石田さんの、高音の可愛らしい声が堪能出来る一枚です。しかし、ドラマとして聴くと。ちょっと不満の残る一枚となります。
と言うのが、主に太郎役の置鮎さんのモノローグや部分部分の断片的な会話だけで進行するドラマなものですから、「あぁ!!聴いたなぁ」と言う感想にはほど遠い。
お洒落なBGMと、会話だけ。もうちょっと、もうちょっと彼らの織りなすドラマを楽しみたい!!と思っても。シーンがすぐに切り替わってしまうからです(約50分のドラマで、30トラックと言うのを考えても、1トラックあたりが1分とかせいぜい2分ですからね)
まぁ、一昔前のイメージアルバムと思って聴けば悪いものじゃないのですが・・・グチグチ・・・

相手を好きになるのに、性別は関係ない。たまたま、人として好きになったのが男性だっただけ!と言うBLでは普遍の名台詞が炸裂したお話でした。
杏里は、最初から太郎ちゃんが好きなので良しとしても。太郎ちゃんが、杏里が好きになった!と言うのが、ちょっと弱いお話なので、太郎ちゃんが元恋人の邦子さんの結婚式で(結婚式で、わざわざカミングアウトする必要はないと思うのですが)「杏里の事が大好きだぁ!」発言したのは、彼としてはかなりの決意や気持ちがあったのでしょうが。どこで、好きになったの?状態でして。あまり胸に響いてこないんですよねぇ・・・杏里くんは、感動していたみたいですが。聴いている私の方は、うーん・・分からないっ!でした。

可愛いけど、ちょっと意地っ張りで素直じゃない杏里と、こういう相手に惚れられたのが運の尽き?ですね・・・と思わせる太郎ちゃんのカップルよりも、何故か二人の回りをチョロチョロとする中島先生が気になって仕方ないお話でした。
また、この中島先生が確信犯といいますか・・・わざと煽ってます?状態だし。
教師をしなくても食べていけるのじゃない?と言うくらいのお金持ちっぷりで・・。一歩間違えば気障で、鼻持ちならない男になるだろう中島先生が、もの凄く魅力的になってしまうのは、ひたすらに速水さんの魅力のおかげかもしれません。
いやぁ・・勿体ない!!勿体ないなぁ!!中島先生をもっと聴いていたかったわ!!それよりも、速水さんのBLのメインご出演作品が聴きたいかなぁ・・・。でもメインになるとこういう引っかき回す役にはならないだろうから・・・あぁ、ジレンマですわ!
ともあれ、このCDは。可愛い石田さんと、妙な確信犯の速水さんを聴いて楽しむのが、一番正しい聴き方かもしれない・・と思っていました。

ちなみに、ちょっと笑ったのは。太郎ちゃんが、中島先生の車に乗せられた時。ラジオで、竹田やよいさんのリクエストで、「君は天使じゃない」の歌が、石原さんによる・・・とさりげなく入っていたシーンでした(^-^)。

名も無き鳥の飛ぶ夜明け

如月弘鷹 角川書店 2004年3月31日
中田譲治(鴉)×緑川光(白鷺)
三木眞一郎(蝙蝠)、置鮎龍太郎(大公(辰巳))、諏訪部順一(サリエル)
家弓家正(猿上神父)、河本邦弘(鸚鵡)

倖月美和(ケルビル)、伊藤龍(少年1)、酒井敬幸(セラフィム1)
竹内健(セラフィム3)、根本圭子(ケン)、恒松あゆみ(老婆・デビル)
岡崎雅紘(ザガン)、古賀寛之(悪魔)
この辺りで一番キレイな人は?と尋ねてきた男・鴉。子供が案内した教会に居た神父・白鷺は、実は悪魔であったのだが。神の愛を信じ、人として生きたい!と願っているのだった。そして、彼を追い落としに来た鴉は天使であったが・・。
種族の違う二人が出会った事から、神にまつわる矛盾点によるゆがみが大きくなっていく。
一応、表記的に×でカップリングしていますが。実際にはキスくらいで。直接的なシーンはありませんでした(事後らしき台詞が、しかも他人様から「服を・・」と言うものがあったくらいでした)。が、それが気にならないくらい重いお話でした。
続け様に、中田さんが「神よ・・・」と神への信仰を悩んだり、神は本当におわすのなら、我らの声を聞き届け給え!と葛藤する役を聴いたものですから。
あぁ・・中田さんには、こういうストイックな役が本当に似合うのよねぇ・・とうっとりしておりました。白鷺を抱くシーンでの「私が貴方の神だ!」は、もう最高でした!

神とは?信仰とは?
無宗教の私には、簡単に答えが出せないものですが。
ドラマCDになっている時って、神への信仰を楯にした宗教がらみの組織や人々(この場合は、上級天使様ですが)が存在し、敬虔な気持ちで神を崇めようとしている人に迫害をなす・・・システムや組織系列としての宗教との狭間で、あれこれ起こっている作品が多いようにも思います。
神だけを崇めていれば、他人を愛さなくても良いのか?それは違うでしょう・・・とは思います。
こういった作品では、どうしても分かりやすくするためか?神だけへの忠実な愛を誓って、その分他者を迫害するように命じる者が居たり、神に疑問を抱いたなら「叛逆」の証が現れてしまう・・・となっているように思います。
きっと、無宗教の人にも分かりやすくするために、そういう図式にしているのかもしれません。

さて。このCDでは、一番の「うわお!」は、実は家弓さんでした。
白鷺が悪魔だと知っていて。彼に信仰を教えてくれた人。その包み込みような優しい声は、年老いてなお毅然と振る舞う人徳者を思わせました。声から後光が射すかのようです。
彼こそが、蝙蝠が愛した師の今の姿なのかもしれない・・・とすら思っておりました。
キャストで行くと・・。辰巳と大公の演じ分けの見事だった置鮎さん。上からの命令に逆らえず、かつての友と戦うしかないサリエルの諏訪部さん。この二人が共に果てるシーンでは、成就した想いに対して「良かったね」と言うべきなのか?それとも、それしか方法はなかったのか?と言う思いに囚われておりました。
本編では蝙蝠と名乗っている、三木さんが演じた裏切り者。その過去が露呈するシーンでは「こう来たか!!」と唸っておりました。
望んだ事が果たされないままに2000年を生きた彼・・。その死は、安らかさをもたらすものであれば・・・と思います。
彼の相棒?である鸚鵡の河本さんは、本当にオウムを熱演されていました。

そして。緑川さん演じる白鷺は、本当に美人さんだと思えて。彼が悩むシーンや苦しむシーンでは、なんとか幸せに!!とただそれだけを祈ってしまうほどでした。

鴉と言う名の天使が持つのが白い羽根で。白鷺と名乗る悪魔が、黒い羽根・・・・と、蝙蝠以外は逆のネーミングかな?と思っていましたが。最後に、鴉が白鷺を人間にして、自らを犠牲にした後。
白鷺が、「夜明けに飛び立つ鳥の名前が、分からない。自分は、何か大切な物を失ったと言うのに、それが分からない」と言う慟哭が響き、エンディングの歌に続いてしまいます。
「うわぁ!!これで終わりってのは無し!ちょっと待って!!」と思っていたら。
本編もずっと映画を見ている(と言うよりも聴いて、頭の中に映像を浮かべていたのですが)感覚がしていましたが。
まさに、クレジットが流れた後に結末のあるお話で。おそらくは、聴いている人が皆望んだであろう結末が用意されていました。

映画を見る時のマナーとして、クレジットの途中で席を立ってしまう人の話が出ます。
劇場(映画館)が明るくなる前に席を立つような、制作者に対する気持ちもない人は・・ほらね・・こういうお話の終わりを見ることが出来ないでしょう?と、ドラマCDとは関係のない所で思っておりましたm(_ _)m。

腐った教師の方程式

こだか和麻 ムービック 94年1月にCDブック発売
復活盤は98年4月25日発売
1,PROLOG                  
2,城が丘高校・校門付近
3,夢の中(十年前)              
4,城が丘高校・保健室(1)
5,城が丘高校・駐車場            
6,ゲームセンター
7,クラブ ラッシュ(1)             
8,有沢家・玄関前
9,城が丘高校・校舎屋上          
10,城が丘高校・保健室(2)
11,城が丘高校・水飲み場(1)       
12,城が丘高校・剣道場
13,城が丘高校・水飲み場(2)       
14,有沢家・敦の部屋(1)
15,城が丘高校・保健室(3)         
16,城が丘高校・水飲み場(3)
17,有沢家・敦の部屋(2)           
18,公園・池の縁
19,クラブ ラッシュ(2)            
20,クラブ ラッシュ・店前
21,クラブ ラッシュ(3)
檜山修之(有沢敦)、井上和彦(柴田雅美)
岩田光央(稲垣晃司)、堀秀行(萩原透)
岡本麻弥(早瀬由里子)、難波圭一(柴田まさみ)
愛河里花子(6歳の敦)
十年前の初恋?の相手である「まーちゃん」が保険医をしていると言う高校に入学した敦。しかし、まーちゃんは別人になってしまったかのようだった。
これがあの優しかったまーちゃん??呆然とする敦の前に、小学校の同級生だった稲垣が現れた。
最近、檜山さん祭りを開催しておりまして。主役クラスのBLだったのに、難波さんや岩田さんばかり聴いていた気がするぞ!と思って聞き直したら。まぁ・・前に書いた感想の短かった事。
自分でも、「そりゃないでしょ」と思ったので、再度書き直す事としました。

さて。登場人物が少ない割には、お話が濃かったなぁ・・・と思います。最後まで聴いて。え?このドラマって登場人物って7人だけだったの?もっと大勢が出てきたように思っていたけど・・・聞き返してみたら、確かに7人ですな状態でした。

初恋の「まーちゃん」を追って、彼が保険医を務める高校に入学したものの(って、入学初日に不良のたまり場のような校門付近を見て、敦がびびるシーンがありますが。彼は、受験する時にこの現状を知らなかったのかしら??普通、視察するとか。受験する前に、自宅からの登校経路だとか、調べるとか・・しないのかしら?不良のたまり場だったとして。進路指導の先生は何も言わなかったのかなぁ??と言うのが、凄く気になっていました)、憧れのまーちゃんは「青春」と書いて「発情期」と読む!!と堂々と言ってしまう人になっていた・・。
この青春と書いて・・・のシーンは、井上さんの熱演もあって。噴き出しましたねぇ(^-^)。
そして、幼稚園と小学校と、苛められていた敦を庇ってくれていた稲垣。偶然同じ高校に入学した稲垣にとっての初恋が敦で。過去に一度したファーストキスよ!再び!!と(ファーストキスが再びって事はないでしょうけど)と、あれこれ画策している。
稲垣役の岩田さんの怪演もあって、熱血!猪突猛進!!の稲垣がパワフルに動き回ってくれました。もう、ナイス過ぎます。

そんな稲垣と一緒に居る事が多く、本当に測ったのでは?と思えるタイミングでいつもいつもお邪魔をしてしまう由里子の岡本さん。由里子は、後に稲垣夫人になりますが。単に腐れ縁でなったのかな?と思っていましたが。
結構、由里子は稲垣の事が好きだったのかしら?などと、今回思い直していました。
屋上でキスする直前に飛び込んでしまい、その代償を「身体で支払ってくれ」と稲垣に言われて、勘違い。いや・・・・普通の一般男子が女性に対して「身体で支払え」と言う場合には、由里子さんの想像は正しいのですが。
それをブチブチと言っているシーンで。ひょっとしたら、稲垣の側に居ると面白い事が起こると言う無意識もあるでしょうが、彼女は稲垣に対して好意は持っているよね・・・と思っておりました。

ひらがなで「まさみ」、その弟が漢字で「雅美と書いてまさよし」・・・どっちも、同じまーちゃんで。漢字の読み方が、まさみでも通用するのだから、いや全く!!こういうふざけた名前をつけた父親は、一体何を考えたんだ?と思ってしまいました。
弟思いの優しいお兄さん。既に、(キスもまだだけど。れっきとした)男の恋人が存在するまーちゃんことまさみさん。難波さんの柔らかいトーンが素敵でした。
彼がまだ、高校の保険医で居たなら。こういうややこしい物語は出来なかったでしょうし。その前に、敦くんは萩原先生に恋してるまーちゃんを見て失恋のショックが大きかったかな?とも想像が出来ます。
でも、萩原先生がまーちゃんに「だから、どうしたいんですか?雅美のしたい事・雅美が幸せになれる事。なんでも雅美を一番に考える・・・それが貴方の悪い癖です。貴方はどうしたいのか?貴方の事、貴方自身の事を一番に考えて下さい」と言い切ってしまうシーンを見たら、叶わないと思うでしょうけど・・。しかし、この萩原先生の台詞に「好きだよ、透くん・・」と言った優しいまーちゃんの台詞は、萩原先生でなくても、胸がバクバクしそうです(大笑)。
この色気?と言うか、天然素材だったら。子供時代のあっくんがメロメロに恋いこがれても仕方はあるまい(大笑)。

そんな泣き虫あっくんの敦は、檜山さんが熱演!!です。聞き直した時に「嘘・・・」と思ったまでのトーンの高さとか細さ。いや、か細いトーンが悪いと言うのではなく、檜山さんだよね?的な裏切られ方をしていました。
このあっくんが、また良く泣くんだなぁ・・・。めそめそグジグジと結構泣くので。彼が、攻めになるとは思えない(大笑)
10年以上も思いつつけた割には、雅美との違いに気が付かず(って、ご近所だったら。大好きなまーちゃんに弟が居た事は知らなかったのでしょうか??)、まさみと雅美の違いを知った後では、雅美が好きになっているし。
この好きになった過程が、今ひとつ弱い気はしますが。きっと雅美のさりげない気配りなどに、惚れたのかな?と思えるようになりました。
しかし、弱々しげなか細いトーンの敦なのですが。思ったよりも、あちこちで叫んでいましたね(^-^)。それが、ちょっと今回意外なポイントとなりました。

黒い愛情

秀香穂里 Atis collection ATISー020 2007年10月28日
緑川光(加藤亮)×平川大輔(伏見智紀)
花輪英司(瀬戸祐司)、御園行洋(男性カウンセラー)
木下紗華(女性カウンセラー)、河野裕(芳樹)
朝比奈拓見(警備員)、八木かおり(今井)
大学時代の友人・瀬戸に、夜更けの公園で襲われそうになった時。伏見が助けを求めたのが、同じカウンセラー仲間の加藤であった。
口外しないように・・・と、加藤を追った伏見は。彼が入っていった高級マンションの一室で、信じられないものを見るのだった・・。
意志の力で、消してしまった伏見の過去とは・・。そして、加藤自身の秘密とは・・。
このドラマCDの紹介文には、
「性欲に振り回されるなんて、あり得ない」
精神科医という職業に就いていながら、伏見智紀は「性欲」が認められずにいた。しかし、そんな後ろめたい感情を同僚の加藤に見抜かれてしまう。同じ医者の中でも特に優秀な加藤は、その鋭さと巧みな話術で伏見を追い込んでゆく。「あなたのような、性的に深みにはまるのを嫌う、気高い人をそれ以上の欲望で、ねじ伏せたいと思う人間もいるんですよ」弱みを握られ従う一方で、加藤の見せる強い支配欲に、抗えなくなってゆく伏見は・・・
とありましたが・・。
えーっと・・どこに??そういう会話がありましたっけ?そういうシーン、ありましたっけ?
と言うか、この紹介文って、ドラマCDの内容と違うんじゃないでしょうか??
まぁ、強いて言うなら。加藤の支配欲は、紹介文にあるような強い物でしたが。伏見くんが、性欲を認められないと言うシーンもなければ、加藤君が巧みな話術で追い込んでいった・・・のもなし。握られた弱みと言えば・・・うん、確かに握られていたけどさ(゜゜)\バキッ☆。
最初に聴いている時には、紹介文の意味がなぁあ・・・でした。と同時に、これは・・聴く人を選ぶかもしれないな・・・と言う感想でした。
好き嫌いがかなり激しく別れるお話ではないでしょうか?

・・・と書きかけた時。実は、このお話は原作を読んでいたなら、かなり印象が違うと言う事を教えていただきました・・・。が、今更原作を買って読むのもなんですし。とりあえずは、原作を知らずにドラマCDを聴いた者の感想としてお読み下さい。

時々、思うんですよね。一番良いのは、原作を知った上でドラマCDも聴くこと。ゲームを基にしたドラマCDなら、ゲームをコンプリートクリアして聴くのが正しいのかな?などと。ドラマCDは、その世界を好きな人。ファンである人が聴くべきなのかな?などと・・。
でも、逆に。あの人が演じているから、ドラマCDを買って。あれ?と心惹かれるものがあって。そこから、原作を読んだり。この作家さんの他の作品は、どうなっているんだろう?と波及していく事があっても良いのじゃないか?と。
そして、原作には原作の良さがあり。ドラマCDは、ドラマCDとして。ポンとその世界に飛び込んだ人も楽しめる・分かる作品になっていてこそ、本物ではないだろうか?と。原作から発展したものであっても、独立して楽しむ事が出来る作品作りをして欲しいかな・・と。
原作を知らないでは、楽しめないと言うのでは。原作におんぶに抱っこですから・・。などと、原作などを知らない!!と堂々と言ってドラマCDにあれこれ言う自分を正当化しようとしています??

さて。そういうシナリオなどの善し悪しはともかく。ドラマCDオンリーで言うなら・・・。
先ずは、主人公の伏見くん。なんと言いますか、この作品の一番の謎が彼でしょう。個人的には、嫌いなタイプの受けです。

強姦から始まるBLってありますよね?お互いの合意がなく、攻めが一方的に大好きで、襲ってしまいました!!と言うお話。
嫌だ!と言いつつ、何回もそういう関係を持っているうちに、ひょっとして自分はこの相手が好きなのか?って思ってしまう受け・・。
流されるな!!って、思うんですよ。そこに、いつしか襲った方の愛情とかいろいろ見えてきて。好きになったなら良いかもしれません。
でも。本当に嫌なら、殴ってでも逃げなさい!!どうして、そこで許すの??流されては駄目!!と思ってしまうので。

この伏見くんが、まさに「えーい!!本当に嫌なら、そこで相手を殴り飛ばしてでも、蹴り倒してでも逃げなさいっ!!」と机を叩きたくなるタイプなのです。まぁ、逃げてしまったら。お話は終わりでしょうけど(苦笑)。
特に。最初のフルHをして一週間後。クリップをして来なかった事を責められて、付けたまま喫茶店に行く事になり。
そこで、「素直に見せてくれたら、外してあげても良い」と言う言葉を信じて、胸をはだけてしまうシーンなどは。
がああああっ!!だからぁ!!クリップをしてこなかった事で、加藤君に責められる理由はないでしょ?
もうちょっと上手く立ち回ることは出来なかったのか?伏見くんよ・・・。どうして、そこで相手の言葉を信じるかなぁ?こういう酷い事をした相手でしょ??自分で外せば良いじゃないかっ!!一人Hの回数を問われて、嘘を答えて見抜かれて。またお仕置きの対象となってしまって・・・って、ちょっと待って!正直に言わなければ、分からないじゃないかっ??
いや・・そもそもが。冒頭の瀬戸くんと加藤君って、伏見くんにとってはどこがどう違うの?どちらも、君(伏見くん)の言い分すら聞く耳持たないオレ様キャラで。やっている事は同じじゃない??
どうして、瀬戸くんは許せなくて、加藤君がやったら許せる??って事は、君は最初から加藤君に惚れているわけか・・(苦笑)となるのです。そうではないのなら、あぁ、もう分からない人だねぇ・・君は・・となってしまうのです。

もう一方の主役である加藤君。
彼は、「歪んでいますな」の一言で片づけられると言いますか。まだ、歪んでいるから仕方ないや・・・で済ませられるんですよね。
伏見くんを助けた後の、カウンセラーミーティングで。伏見にあれこれと質問や問いかけをしているシーンがあります。
最初は、あのシーンは何?と思っていましたが。あれは、伏見に「理解して!!こんな歪んだ性癖の持ち主だけど、俺を分かって!!受け止めて!!」と言っているシーンでもあるんですね。
オレ様のくせに、甘えん坊なのか??
好みの容姿をしていたこと。そして、伏見が優しい人だった事。だからこそ、加藤は伏見を自分だけの物にしたい!!と願った。
相手の痛みを自分の物として、カウンセラーをしている伏見なら、自分をも受け入れてくれるかもしれない!そんな伏見を自分だけの奴隷にしたい!!と言う歪んだ支配欲の後ろには、自分だけの者で居てくれる相手を望んでいた彼の寂しさがあるのかもしれません。
でも、やっぱり・・・犯罪ですがな・・。人殺しをした!と言いつつ、あれは事故だった!と途中からは、開き直って責任を放棄?してますし・・。伏見くんの事にしても、相手が許さなかったなら犯罪でしょうが・・。

お話としては、要するに。割れ鍋に綴じ蓋ってやつで。お互いに「愛してる」と求め合う関係になって良かったねぇ・・。これからは、他の人に迷惑をかけないようにして過ごしてね・・でお終いなんですよね。
うん、紹介文で期待した(期待したんかい??)もっとこうドロドロっとした精神的葛藤のお話でもなかったし・・。
問題?のクリップは、まぁ・・エンドレスシリーズのピアスに比べたら可愛いものだし(゜゜)\バキッ☆・・いや、比較の問題じゃないかもしれませんが、少なくとも穴は開かないだろうし。片方だけだったし(゜゜)\バキッ☆まぁ、ギリッて効果音が、かなり痛そうですが・・。
わざわざお風呂場に繋いで監禁した?意味や、携帯で電話しただけで居場所を的確に掴むし、部屋に居ないだけでトイレだと思って駆けつけてくれる加藤君のナビ?が(単にストーカー??)、ちょっと分かりませんが・・。
まぁ、「最初の人になるより、最後の人になる方が難しい。お互いが、お互いの最後の相手だっ!」と感動して?ハッピーエンドに終わっているのですから。これはこれで、良しなのでしょう・・・。

さて。キャスト的には。怯えて嫌がっている受けを平川さんが演じると。本当に怯えて怖そうだから、受けがとっても可哀相になってくるんですよね。
色気とかよりも、あぁ・・・虐げられて可哀相だな・・って思ってしまう。お上手だから、震える呼気の臨場感が溢れているのでしょう。
加藤を追って、高級マンションに踏み込んだは良いけど(って、あの高級マンションに入った時に、身分証を求められますが。医師の資格免許とか、そういうのがあるわけじゃなし。都会なら、車の免許証もなさそうだし。一体何を提示したのでしょうか??)・・・の初Hでの、「な、中に出されてしまった」と呆然と呟くような弱々しい声が、このCDの中で一番印象的でした。
ところどころ、カウンセラーとして加藤と討論を交わすシーンがありますが。その声の強さとの対比が残ります。

そして。平川さんと一緒のBLはあれこれ聴きましたが。・・・・そう言えば、大抵は平川さんが攻めで。緑川さんが受けだったですねぇ・・と、手元のCDリストを見ている私・・・(^^;。
おぉ。平川さん相手では初攻め役の緑川さん。クールと言うよりも、シャープな中に秘めたドス黒さ。黒い愛情と言うよりも、底が見えない深い闇を抱えた加藤を、熱演されていました。
ブラックな攻めと言えば、「俺の下であがけ」の壱哉様を思い出しますが。その壱哉様よりも、もっと深い暗さ。まさにダークブラックでしたね。「○○をしてやるっ!」と予告・宣言しての攻めで・・。いちいち言わないと出来ないのか?と思えるシーンでは、年寄りの旦那さんが、いちいち「トイレに行ってくる」「散歩に行ってくる」と、家族に宣言しているのを思い出してしまって(苦笑)。
いや、言わないとCDじゃ分からないか・・確かに、そういう酷い事をしてやるっ!!って言った方が、相手の被虐心は募るのかもしれませんね(^^;・・・。
緑川さんと平川さんのファンの方は、まぁ・・・・記念すべき?作品ではあるかもしれないので。とりあえず一回は聴いてみても良いかもしれませんが。強くお薦めはしません。特に、SMがお嫌いな方は辞めた方が良いと思います。

乱れそめにし

こだか和麻(脚本・吉原理恵子) 同人 2006年8月11日
星野貴紀(蒼月)×伊藤健太郎(志郎)
吉野裕行(才蔵)×高城元気(藤丸)、遊佐浩二(蓮華)
松浦チエ(藤丸(幼少時代))、鈴木真仁(才蔵(幼少時代))
岩崎征実(重勝)、小形満(源造)、長浜麻里子(霞乃)
石川夕香、大畑伸太郎、加瀬康之、川原慶久、くればやしたくみ
佐々木大輔、鈴木考太、園部好徳、高口公介、前田剛、山中真尋
深紅の髪を持つ志郎は、人を斬ることに快感を覚える性質であった。暴れ者の彼は鬼子として、廃嫡される事となり。寺へ行く途中。
追いかけてきた弟・藤丸と共に山賊・土蜘蛛に拉致されてしまう。そして、弟の身の安全のために、山賊の一員となって蒼月に抱かれる生活を送ることとなるが・・。
この作品は、お友達がゲットしてくれたにもかかわらず。なんとな〜く、聴いていなかった(この理由もなしに、なんとな〜く聴いてない作品は、かなりあります。手元にある事で、安心・満足しているのかもしれません)作品になります。
ところが、原作の漫画が文庫として(書き下ろしを含めて)刊行されているのに気が付いて、手に取ったなら。
もう、これは聴くしかない!!作品になったのですが・・・終わり方に不満が残る作品になってしまいました。

同人発行ですが、2枚組でかなり重厚な作品となっています。原作がこだかさんで。シナリオを書いたのが吉原さん・・とくれば、BL界重鎮二人のタッグマッチ!とも言うべき作品です。
原作を読んだからこそ言える事かもしれませんが、経緯を大事にする吉原さんらしいシナリオ展開だな・・・と言う事と。補足してある台詞に無駄がないと言うこと。そして、なんと言っても原作の魅力!これですね。
二組の兄弟(片方は、親子?でも、きっと戸籍上(あればの話)では兄弟になりますね)を軸に、流される事なく己を保つ志郎と蒼月を愛して止まない蓮華の確執。汚されながらも一輪の百合のごとく咲いた藤丸と、大事に思うが故に葛藤の大きかった才蔵・・。
彼らの人間ドラマとも言うべき作品です。

蒼月役の星野さんは、他にもいろいろ作品はあるのに。私個人は、この作品で初めて向き合った方ではないでしょうか?おぉ。。。男臭くて、でも深みと渋みのある声は、原作を読んだまんまでした。
藤丸役の高城さんは、ファンの方には申し訳ないのですが・・STAMP OUTの司会進行をされていた時に、妙に腹立たしくなってしまいまして。以来、苦手な方のお一人です。声を聴くだけで、思い出してムカーッっとすると言いますか、役とは関係のない部分で、なんだかなぁ・・・でした。ですから、一回目に聴いた時には藤丸が出てくるだけで「このカマトト(失礼、言葉が汚いですね)がっ!」となっていました。
感想の為に聞き直した今回は、正直絡みシーンにあまり色気は感じませんでしたが(゜゜)\バキッ☆。それらのシーンに被ってのモノローグには、そこまで嫌悪は感じませんでした。でも、なんだかね・・尺に合わせて本を読んでいるだけ?と言う感じも多少は残ってしまいました。

藤丸のお相手の才蔵役の吉野さん。再三書いていますが、ESCAPEの委員長の時は苦手なのよ!Saint Beastのガイも苦手なの!!でも、この才蔵は本当に花丸付けたくなるくらい、良かった!!吉野さん、このトーンでずーっと演じて下さらないかなぁ(無理って・・)。蒼月と向き合った時の皮肉ともとれる言葉や、登場人物の中でこの子が一番真実を見抜いていたんだなぁ・・・と思える台詞の数々は、このCDにとって無くてはならない屋台骨!!とでも言うべきものでした。

蓮華の遊佐さん!!いやぁ・・もう、脱帽です。男だけど、その見かけは女形。そして、きっと心の中も女そのもの。
彼(と言うよりも、彼女と書きたくなってしまいます)が、乱れそめにしの登場人物の中では、一番業が深いかもしれません。蒼月を愛して、愛して、愛し抜いてしまった蓮華。
蒼月が、見た瞬間から惹かれずにはいられなかった志郎を、その本能故に排除しようとし。ことある毎に、一方的に火花を散らしてしまう。
蓮華の悲劇は、策士策に溺れると言う言葉がぴったりします。自分にあった寵愛が奪われてしまう。だからこそ、志郎と藤丸の兄弟を憎む事と、敢えて下に見ることで自身を保って居た彼女・・。あ、違う彼です(^^;・・・しかし。その小賢しさは蒼月(でなくても気が付きますわな・・蓮華だけが、気が付かないと思っているのですね)の感情を逆撫でして、逆に自分を追い込んでしまう。
見かけは美しいものの、その仮面の下には腐臭すら漂わせるかもしれないほどの悋気と、愛の深さと同じだけの憎しみ。まるで、新しい愛人が第一夫人にのし上がるのを恐れた美貌の第二夫人が(第一ではないところが、微妙)あれこれ画策している姿を連想してしまいます。
そんな蓮華を遊佐さんが、まさに熱演!好演!!怪演(大笑)!!です。

そして、志郎役の伊藤さんは、熱演以外の言葉が浮かびません。
冒頭のまだ幼さの残る志郎と、10年くらい経過した後の志郎の演じ分け。青臭さも幼さも脱ぎ捨てたシーンは、ナレーションも何も無しで、あぁ・・月日は流れたなと思わせてくれました。
男臭さと矜持だけは人一倍・・。そのくせ、暴れ牛と見える志郎が、ひとたび抱かれたなら。その思いもかけない色香の凄まじさ。
この喘ぎ声なら、確かに・・・土蜘蛛の皆さんは(だだ洩れの嬌声を聴かされていたと言う事ですから)耳の毒に他ならなかったですわな・・・。そして、蓮華がその声にあてられてしまうのも無理ないです・・とすんなり思わせてくれるほどの色気・・。うわぁ・・もう、たまりません!!
お話としては、うーん・・・・と唸ってしまったドラマCDを何度も聞かせてしまうほどの魅力は、私にとっては伊藤さんでした。

お話としては、うーん・・・・と言うのは。シナリオが吉原さんだから、漫画にはないシーンや台詞の書き足しも無駄はないんです。
特に、藤丸には手を出さないと言う約束を信じていた志郎が、実際には藤丸が他の山賊に抱かれる生活をしていた衝撃の?事実を知った後。詰め寄った蒼月が「何の事だ?」と答えるのですが。
漫画では、志郎は「そういう事か!」と笑い出して斬りかかるのですが。そこに、CDでは「蒼月は本当に知らなかったんだ」と加えてありました。漫画では、蒼月が知っていて知らないふりをしていた・・・とも受け取ることが出来ますし。蓮華の差し金とも取れますし。どっちかなぁ?と思っていましたが。
CDでは、この台詞の追加によって山賊達の暴走か蓮華の画策の方に傾いてしまいます。
また、冒頭の戦いのシーンに於いては。守り役としてついてきた重勝さんの刀の扱いが、微妙に原作とは異なっていまして。こちらの方が、あぁ・・脇差しじゃあ仕方なかったね・・・と思わせてくれる事。山賊として生きる志郎が、獲物を手に入れて帰って来たときだけ藤丸に会う事が許されている等々、より細かくなっていて。良かったは良かったのですが!!

終わり方がね・・終わり方が・・・。これじゃあ、志郎が可哀相・・と言う感想になります。
聴く前に購入した原作では、この後に村に着いた志郎は。つぼをふって弟を育てている千尋と出会うものの。死にきれず、居場所もなく漂ってしまうのですが。そこに、蒼月が現れて。
藤丸は死んでしまった事。その事を悔しいと思うのなら、俺に殺して欲しいなどと思わずに生きろ!とそこでH突入。
本編では、あまり出て来なかった蒼月から志郎への愛が見えるシーンがありまして。おぉおお・・・・と思ったのです。そして、活を入れられた志郎も、また旅立って行く・・・と言う終わり方をしておりまして。
千尋とのエピソードはともかく!蒼月が追いついて、そこで活を入れるシーンは入れていて欲しかったかなぁ・・・と思うのです。
何しろ、藤丸と共に明るいお日さまの下で、今度こそ人生をやり直そうと思って生きてきた志郎。ところが、弟は自分ではなく才蔵を選んで「先に逝きます」と死んでしまうし・・・おいおい・・
村を見つけて「藤丸ぅうううう!!」と絶叫して終わってしまうと、あら・・あらら・・・まぁ、どうしましょう!と言う感じなんですよ。この先、志郎ちゃんてば、どうしましょう?みたいな・・。
なので、あとちょっとだけシーン追加で終わってくれたなら。文句はなかったのに・・・うーん。折角の伊藤さんや遊佐さんの熱演が、生きないかなぁ??と思ってしまっています。
ドラマCDで、あらぁ?と思われた方。漫画をお読みになる事をお薦めしてしまいます(滅多にない事ですよ。私が漫画を読んで!と勧めるなんて)。
この後の顛末や、書き下ろしの作品。時間軸がちょっとだけ前の山賊として生き始めた後くらいの志郎と蒼月の絡み・・ここでの、甘い毒についての蒼月の台詞と、背中からの温もりを愛しく思う志郎のモノローグなど、おお!と思えるお話が入っていますから(^-^)。

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