*ホームページの特性として、聴いたものをあちこち不定期に更新しています。
買ったらすぐに聞く作品もありますが、とりあえず棚に並べる・・・と言う作品もかなりあります(゜゜)\バキッ☆。
(初めての方はともかく)何回か来ていただいた方が、全部を回って見ていただくのは大変ですので。
新規に感想やデータをアップしたものをここで、過去一ヶ月分についてまとめて紹介します。
ただ、BLと普通のドラマCDが混在する形になるので、BL嫌いだとおっしゃる方、ごめんなさいm(_
_)m。
一応、一覧の方に(B)と書いてあるのはBL作品ですので、参考になさって下さいm(_
_)m。
また、ソングアルバムは(S)、ラジオ関連は(R)と書かせていただきます。
*一部コーナーのトップをフレームにしました。それに伴って、壁紙や表の大きさなども全て変更しました。
*オレンジハニー、水の旋律関連はシリーズ扱いします。
*Cafe’吉祥寺C(CC)シリーズを独立ページにしました。
*ペルソナ、トゥルーラブストーリーをページ移動しました。
*2月にやった2巻(もしくは後編)特集が、個人的に面白かった(゜゜)\バキッ☆ので、今月も2や後編にこだわって感想を書いております。
王都妖奇譚は、これで全話感想を書き終えました\(^o^)/。
BASARA 茜の章2 運命の流転 | 王都妖奇譚 〜妖星〜(後編) | エメラルドドラゴン 2 |
アンジェリーク外伝 〜無限音階Vol.2〜迷宮都市 |
ケロロ軍曹 地球侵略CD 第2巻 ギロロ編 |
彩雲国物語 TVアニメ版ドラマCD2 物思う君に愛の手を |
フーキーズ2 | ICS(犀星国際大学A棟302号) 2 | 新宿Guardian 2 |
The MANZAI 2 | クリス・クロス 2 電脳の獄舎 | 剣の舞 U |
よろず屋東海道本舗 2 心の糧 |
遙かなる時空の中で 八葉抄 キャラクターコレクションU 朱雀篇 |
幻想魔伝最遊記 ヴォーカルアルバム VOL.2 |
キレパパ。2 コミック特典(B) | 西洋骨董洋菓子店 2(B) | キヨショー2巻(B) |
やさしい竜の殺し方 2(B) | 恋する暴君 2(B) | エンジェル・ゲーム(後編)(B) |
富士見二丁目交響楽団シリーズ 2 D線上のアリア(B) |
エデンを遠く離れて 2 緑陰の楽園(B) |
アニマムンディ 終わりなき闇の舞踏 CD vol.2 暗黒編ー結社の狂宴ー(B) |
BASARA 茜の章2 運命の流転 |
田村由美 | ケイエスエス | 1998年2月27日 |
木村亜希子(更紗)、石田彰(タタラ)、速水奨(ナギ)、玄田哲章(角じい) 立木文彦(父)、土井美加(千草)、根谷美智子(柚香)、大谷育江(まーくん) 長嶝高士(村人)、柳沢栄治(村人)、関口英司(村人) 堀川仁(村人)、根本央紀(村人) 大塚明夫(錵山将軍) |
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まーくんが、自分の身代わりになって死んだ後。タタラは、より一層自分を追いつめるように律するようになった。夜も寝ないで、村人や己を鍛錬に励むタタラを心配する更紗。 そんな時、更紗が砂漠の緑化の研究に出かけて、帰宅しなかった。夜更けの砂漠に、更紗を探しに行くタタラ。 兄と妹の絆が、新たな一面を迎えた中。二人は15歳の誕生日を迎えた・・・。 |
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ビデオアニメになったBASARA。その前哨戦?とも言えるこのドラマCDでは、漫画では連載開始第一回目の。しかも!数ページ目くらいで斬首されて亡くなってしまったお兄さんであるタタラが生きていた頃のエピソードだと思っていました。 BASARAは、15歳の誕生日を迎えた時、村に攻め入ってきた赤の王の軍勢。その将軍に殺されてしまった兄の遺志を継いで、更紗が男として振る舞い、村人や周囲の人々を率いて戦っていくお話。そして、お互いに身分を明かさないまま、知り合った赤の王その人と女性である更紗の話です。 しかし、このドラマCDでは。殺されてしまったお兄さんと更紗との交流や、遺志を継ごうと思うほどの兄と妹の絆を描くお話だと思っていたわけです。 でなけりゃ、いくら双子とは言え。更紗がいきなりお兄さんのふりをして剣を持って戦いに臨む事はないでしょうから。運命の子だから・・と一言ですませられない問題はあると思うんですよ。更紗が立つ!事になるほどの影響を与えたであろうお兄さんとの絆って、原作では描かれていなかったので。その辺りを補強する意味でのドラマCDだろう・・と思っていたわけです。 だから・・まぁ、このホームページをご覧の方は、もうおわかりでしょうけど。私は、石田さんのお兄さんを聴きたくて、このドラマCDを聴きました。 原作を知っているから、石田さんが演じたキャラは死んでしまう事も知っていました。だから、余計にタタラ君が健気であればあるほど、辛かったんですよね。 でも、このドラマCDのコンセプトは死んでいくタタラと立つ更紗の、「その時」以前の交流の話である。BASARA本編が始まるまでのエピソードを描く話なんだな・・と思っていました。つまりは、タタラ君はこのドラマCDでは殺される事はないだろう・・みたいな一方的な思いこみがあったんです。ところがねぇ・・それが、思いっきりやられました。そうです。4回目の最後で、大塚さん演じる将軍との圧倒的なまでの力の差で、敵わなかったタタラは斬首されてしまうシーンが入っていたのです。 しかも。漫画では遠目に(更紗視点で)斬られた晒しものになった首が、見てとれる・・と言うシーンで描かれていました。なのに、このドラマCDではカメラはタタラの側にあって・・・・おーいい・・・ 石田さんの絶叫が響き渡るとか、そういうのはなく。ただ一言「更紗!っ」と言う台詞になっていますが。でも、それでもあまりにカメラが近くて。音声だけのドラマCDを聴いている時には、私は映像を頭の中に浮かべてしまうものですから、更紗が人々を誘導した後は耐えきれずに聴くのを辞めてしまったんです。・・想像力過多と言われても、仕方ないですが。映像で見せられるよりも、自分の頭の中の映像の方がよりリアルで、鮮明に思い浮かべてしまう・・と言うことがあるものですから。あまりにも辛くって・・。 本当に石田さんが斬られたわけでもないけど、それでも辛すぎて。えええ??でしたよ。 声優さん達は、更紗以上に主役にふさわしいと思えるタタラを熱演されていた石田さんはもちろん、今回も素晴らしかったです。 タタラが自分の運命・・それは、彼が運命の子そのものではないけれど、彼は運命の子(ドラマの中で、更紗と「運命の子と言うのは、皆で作り上げた夢なんだ」と語るシーンがありますが)と言う夢を守るため。つまりは、妹や村を守ると言う運命・・・を静かに受け入れて、「お父さん、お母さん。行きます!」と言ったシーンなどは、もう涙なしには聴くことが出来ません。 一人で行かせるわけにはいかない!として、お父さんも奮戦しますが。この時の立木さんのお父さんが、本当に「お父さん!!」という感じでね。タタラのお父さん!!でした。 また、自分が居ない時にはお前が村を守るんだ・・と言う遺志を継いだ更紗が、髪を切って立ち上がるシーン。それまでの女の子女の子した喋りではなく、凛々しいまでの語りで「タタラはここにいる!」と兄を演じ始めた更紗役の木村さんは、「あ、これなら何とかなるか」(1巻では、女の子女の子していて、どうも苦手でしたが)と思わせてくれました。 そして、タタラが生み出した幻のまーくん。大谷さんの演技は今回も素晴らしかったです。 今更ながらに気がつきましたが、根谷さんは最遊記以前で石田さんとちょっとした恋人役を演じていらしたのですね。芯は強そうな柚香の優しさが、本当にぴったりでした。 でもね・・正直な話。4回分のドラマが終わったか終わらないかの時に「も、もう駄目」と聞くのを辞めてしまったものですから。ボーナストラックの存在に気がつくのが遅かったです・・m(_ _)m。だって、トラック情報に書いていなかったんだもの・・一巻は、ボイスコールや座談会が入っているのは、ちゃんとトラック情報に載っていたのに。この2巻は、そんな座談会があるのは書いていなかったんですもの。 プレイヤーにCDをセットした時に、気がつかないといけなかったのですが。 いやぁ・・こういう座談会というか、ボーナストラックはちゃんとトラック情報やブックレットに書いておいて欲しかったかも。石田さんと木村さんの座談会が20分近く収録されていました。役作りの話や、タタラの想い出のシーンなど。うわぁ・・このCD、最後までちゃんと聴いて本当に良かった・・。 |
エメラルドドラゴン 2
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飯淳 | 株式会社ポリスター | 1995年7月26日 | PSCRー5391 |
1:五つの雫 2:ドラマ♯5「魔闘鬼パラゴ」 3:ドラマ♯6「魔将軍オストラコン」 4:ドラマ♯7「銀龍の願い」 5:ドラマ♯8「レジスタンスの雄」 6:約束の旅へ |
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関俊彦(アトルシャン)、笠原弘子(タムリン) 井上和彦(ハスラム)、屋良有作(バルソム/ナレーター)、藤本譲(バギン) 郷里大輔(ホスロウ)、塩沢兼人(オストラコン)、島田敏(サダ)、冬馬由美(ファルナ) 山田真一(バラゴ)、土門仁(手下A)、大本眞基子(サダの妻)、南民恵(サダの子供) 矢田耕司(シルバードラゴン)、稲田徹(男A) |
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エルバードの王子であるハスラムと、知り合ったアトルシャン。タムリンとバギンの救出に助力してくれた、バルソムの騎兵部隊への復帰の後。ハスラムの養育係でもあった、サダが守っている北の砦が魔物に襲われたと言う情報が届く。早速、サダの砦に向かう一行。 サダの砦近くの洞窟で、アトルシャンはエメラルド・ドラゴンを守護していた古代の竜の一頭であるシルバードラゴンと、そして魔軍で頭角を現したオストラコンと出会うのだった・・。 |
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月に、30枚以上はドラマCDを聴いています。全ての感想をまとめるのは、かなり厳しいので(これでも一応は、言葉を選んで書いているものですから(^^;)。3回以上聴いて。なんとか、感想をまとめられるかな?と言うタイトルを選んで、書いています。 過去のタイトルで感想を書いていない物が山積み状態ですから。聴いてすぐの感想にならないタイトルの方が多いのですが、時々は「え?これ、まだ書いていなかったっけ?」と言う作品も多いんですよね。 自分の中では、とっくの昔に聴いていて。感想をまとめた!と思っていたら、まだだった・・なんて本当に多いですm(_ _)m。 後は、過去に発売されたタイトルなんだけど、自分が興味を示したのが最近になってからだった・・とか、入手した時期が最近だった・・と言うのもあります。 感想を読まれる方は「廃盤になっているタイトルじゃなくて、あの新作の感想も書いて!」と思われるかもしれませんが。今現在では、入手不可能な作品など(時期にかかわらず、応募者プレゼントなどもそうですよね)の場合は、そういう作品もあるんだな・・と言うくらいの目で読んでいただけると嬉しく思います。 さて。そんな廃盤タイトルの多くは、発売日が10年は昔と言うのが多かったりします。そうすると、感想の一番は「あぁ、お声が皆さんお若い!!」になるんですよね(゜゜)\バキッ☆。 このエメラルドドラゴンもそういうタイトルの一つになってしまいます。だって、関俊彦さんが血気盛んな若者よ?ハスラムの井上さんも、まだ青い若者なんですよね・・。 いや、関俊彦さんや井上さんが今現在、そういう血気盛んな若者には似合わないと言う意味ではなく、あぁ・・時代を感じてしまうなぁ・・と言う事になっちゃうんです。 今回、アトルシャンとハスラム達は、実力が段違いのオストラコンと相対して。そのオストラコンの魔力の恐ろしさを感じる事もなく、ただ「龍族を馬鹿にされた!」と言うだけでオストラコンに向かっていきます。 相手の実力を測ることも出来ず、ただただ無謀に突き進む。敵わない相手を前にしたなら、引く勇気も必要だ・・と説くシルバードラゴンやバギンの説得にも耳を貸さない。その結果、未来ある若者達を守ろうとしたシルバードラゴンが自らの力を全て込めて、オストラコンを止める事になるわけですが・・。 そんな若さが、声からもにじみ出ている・・声自体の張りや、勢いが本当に若者!!なんですね。そりゃ、関さんも井上さんも、今でもお若い声だし。若者を演じても大丈夫な演技力はありますが。やはり、その当時でしか演じられないものはあると思うんですよ。 うーん。。もし、今このドラマを再販するとして。キャスト陣を一新したとしたら。誰が似合うかな・・と考えて。想像力が拒否症状を起こしてしまいました。 キャスト陣が一新されて、発表されたとしたら。受け入れる事は出来るかもしれませんが。今も昔も、このドラマCD以上に適任のキャストを私は考えつくことが出来ませんでした。刷り込みもあるかもしれませんが、そのくらい、ぴったりなキャストなんですよね。関さんの向こう見ずな若者の勢いある高音。海(波)に向かって、自分の未熟さを悔いて「シルバードラゴーン!!」と叫んでも、おかしくはないです。なんだかね、昔の青春ドラマの再現みたいでしたけど。 そして、女性と剣には目の利くハスラムを演じた井上さんの軽さと威厳のある王子様。 お目付役のファルナの芯の強さ。オストラコンの憎々しいまでの強さ。 バルソムやホスロウと言った、剛の者達の声も。 ただ・・笠原さんはねぇ・・本当に可愛い声なんですよ。私、笠原さんは歌もお上手だし、好きなのですが。今回、洞窟が崩れる中、シルバードラゴンの安否を心配するアトルシャンに、泣きながら抗議する場面があったのですが。 「〜じゃないか!」「なっちゃうじゃないか!」と言う語尾が、似合わない・・。声の可愛らしさと、抗議する文句が微妙にかみ合っていなくて。うーん・・ちょっとこなれていない感じだな・・と思ってしまいました。 これは笠原さんが悪いのではなく、声の持つ可愛いイメージと文章が合っていないんだと思います。 後は、サダの砦はエルバードの北を守護する砦・・と説明がありました。しかし、魔将軍達の猛攻にサダの砦は崩壊寸前。ジャングルの中に兵を散らせている・・として、集める時に角笛を吹くシーンがありますが。その砦周辺のジャングルの音が、アマゾンなどを連想させるようなもの(付属シナリオによると、鳥の鳴き声や小動物の奇声)だったんです・・。 北よね?北よね??北のジャングルが、アマゾンみたいな所だとすると、エルバードの南はどういう所になるんだろう??と、ふと思ってしまいました。 そりゃね、南半球にある地域なら。ジャングルが北にあってもおかしくはないですが。普通、日本人の感覚だと南は北よりも温かい(暖かい)と思ってしまうので。ジャングルよりも南にある首都だと、もっと暑いんだろうな・・って想像してしまって・・じゃあ服装は、アロハだのムームーが似合う地域?みたいな余計な想像まで働いてしまって・・。ゲームで見たアトルシャン達は皆長袖で、重装備だったけど・・熱かっただろうなぁ・・とか(゜゜)\バキッ☆。 別にね、ロールプレイングゲームの架空地域の南と北が、日本人の感覚と別でも良いんですが。ちょっと、噴き出してしまったのでした。 それと、突っ込みと言うよりも。聴いていて気になったのは。アトルシャンは「龍族の戦士」と名乗っていますが。人間の姿をしているアトルシャンが龍族と名乗って、誰一人疑わないと言いますか、「そう」みたいに納得しているのですが。エルバードの人々は、龍が人間の姿を取って現れるのは慣れていたのでしょうか??はてさて・・。 |
アンジェリーク外伝
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光栄 | 1996年4月25日 | KECHー1102 |
1.揺れる聖地 2.ヤヌスの塔 3.襲撃 4.滅びへの序曲 |
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速水奨(ジュリアス)、塩沢兼人(クラヴィス)、堀内賢雄(オスカー) 飛田展男(リュミエール)、林延年(ランディ)、岩田光央(ゼフェル) 結城比呂(マルセル)、子安武人(オリヴィエ)、関俊彦(ルヴァ) 田中敦子(ディア)、矢尾一樹(パスハ)、高乃麗(ル=カウ) 丹下桜(ル=アナ)、江原正士(ヤヌス) 奥島和美(村の子供)、中澤やよい(村の女) |
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神殿に忍び込み、囚われてしまったランディ。リュミエールは、ランディの行方不明を報告する為、また増援のために一度聖地に戻り、ゼフェル、オリヴィエ、マルセルがアクアノールに同行する。 ヤヌスの放ったガーディアンを撃退した村で、ささやかな宴が催され。ル=カウが歌を披露した時。リュミエールは、聖地で聴いた滅びの歌が、彼の歌ったものだと確信するのだった・・。 |
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前回のオスカー様に対してのウケ台詞「ロリコン色の髪のオスカー」と言う表現は、今回も一カ所出てきました。しかし、今回は「あ、やっぱり?!」と思ってしまった台詞がありましたね(^-^)。 それは、増援として出向いたオリヴィエ様に対して「おばさん」と言う一言。リュミエール様も女性っぽいので、お姉さんと呼ばれていてもびっくりはしませんが。あれだけ着飾った人が行けば、子供からしたら「おばはん」に見えるわよねぇ・・ ところで、おばさんって一体いくつからなんでしょう?自分が子供の頃には、20歳と言うと十分に大人!だと思っていました。30歳を過ぎたら、十分すぎるくらいに小父さんや小母さんで(゜゜)\バキッ☆って、子供って同級生の親・・とにかく誰かの親であったなら、その時点で呼び名は小父さん・小母さんでしたもの。 しかし。自分がその年齢になってしまうと。20歳でも大人の自覚はなく、まだまだ子供だったりしましたし。30歳過ぎても、小母さん呼ばわりは「なんて失礼な!!」って思ってしまいましたものねぇ・・私などは、見かけ年齢が老けていた・・と言いますか、弟の保護者をしなくてはならない時期があったため、しっかり者になってしまった経緯もありまして。20歳代で小母さん呼ばわりされましたけどね・・(^^;。 あ、アンジェリークの感想からは外れてしまいましたねm(_ _)m。 ゼフェルがマルセルを連れていってしまったシーンは「やると思った!」と快哉をあげそうになりました。 しかし。鋼の守護聖であるゼフェルは、今回複雑な気持ちでしょうね。攻めてくるヤヌスのガーディアンは、皆器械。でも、器械を全て悪者だとしたくないゼフェル。ケンカ友達のランディは救出したいけど、一方的にガーディアンを悪く思いたくはない。 それでなくても、守護聖となって、機械文明が発達した星の末路をあれこれ見てきてしまった彼の気持ち・・。緑や夢、水と言った人を潤す物の守護聖ではなかった彼の葛藤が現れていて。マルセルと語り合うシーンは、このドラマCDの中のお勧めシーンの一つです。 |
ケロロ軍曹 地球侵略CD 第2巻
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吉崎観音 | ビクターエンタテインメント株式会社 | VICLー61392 | 2004年9月22日 |
1.オープニングテーマ「ケロッ!とマーチ」 2.1/18計画 3.変身 4.プチニョロを倒せ! 5.やめてくれ 6.夏美の怒り 7.ネコが来た 8.エンディングテーマ「アフロ軍曹」 9.次回予告 10.ギロロの一番長い日(歌:中田譲治&斎藤千和) 11.ギロロの一番長い日(オリジナル・カラオケ) |
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渡辺久美子(ケロロ軍曹)、中田譲治(ギロロ伍長) 小桜エツ子(タママ二等兵)、子安武人(クルル曹長) 斎藤千和(日向夏美)、谷井あすか(猫)、Various Characters(プチニョロ) 能登麻美子(アンゴル=モア)、川上とも子(日向冬樹)、藤原啓治(ナレーション) |
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日向夏美を1/18サイズにしてしまい。フィギュアとして売りさばく!と言う恐ろしい計画を立てたケロロ軍曹達。 夏美ラブ(大笑)のギロロが、計画を阻止せんとして夏美に声をかけた時には既に遅く・・・ギロロも夏美と一緒に小さくなってしまった・・・。 |
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あの、あの渋い渋いお声の中田さんが、中田さんがぁあああ!!と言うのが、このギロロ編の一番の感想になりますね。中田さんが歌を歌っているだけでも卒倒しそうになりましたよ。 いや・・役者さんですから。役に応じて歌ったり、踊ったり・・CDでこれだから、きっと本編ではもっといろいろあるのかもしれませんが。まだケロロ軍曹のアニメを見る機会に恵まれていない私としては、このCDのブックレットを見た時に、かなりびっくりしました。BLで中田さんが演じた役って、渋い渋いヤクザ系統の役が多いようなんだもの(゜゜)\バキッ☆。 お話としては、それだけの科学力があるのなら。そういう武器をもっとあちこちに配備して、世間をあっと言わせる事も可能なはずなのにねぇ・・と言いますか。彼らのマニアックぶりが、逆に地球侵略を不可能にしているかも?と、ちょっと思っていました。 しかし。お話では時間の都合?などでカットされた。1/18サイズからの帰還のあれやこれやも聴きたい気がしましたが・・。こういうお話って、絶対にそのあれやこれやって語りませんよね(大笑)。 上手い具合に、ナレーションがお話を進めてくれるし。猫の扱い方が、非常に上手くて。とても気楽に聴くことが出来ました(^-^)。 すみません・・・気軽に楽しみすぎて感想を書けませんm(_ _)m。 |
彩雲国物語 TVアニメ版ドラマCD2
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雪乃紗衣 | マリン・エンタテインメント | MMCC4113 | 2007年2月23日 |
桑島法子(紅秀麗)、関智一(紫劉輝) 檜山修之(李絳攸)、森川智之(藍楸瑛)、池田秀一(紅邵可) 中多和宏(黄奇人)、真殿光昭(紅黎深)、石井康嗣(霄太師) 岡村明美(珠翠)、小形満(宋太傅)、置鮎龍太郎(紅玖狼) 西村仁(景侍郎)、小林和矢(兵士)、楠田敏之(兵士)、小伏伸之(兵士) |
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秀麗が茶州に旅立って行った。官吏として生きる彼女に任地を与えたのは、他ならぬ劉輝自身ではあったが。秀麗が去ってしまった後の寂しさは拭いがたかった・・。 元気のない王・劉輝に元気になってもらおうと、宋将軍と狸爺(゜゜)\バキッ☆の太師が考えついた案とは・・・。 |
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シリーズ物のキャストの場合、入力する時には。前作のキャスト欄をコピー&ペーストして使い。違う方や新規に増えた方を訂正するような方式を採っています。カフェ吉だとか、RWCさんから出ているシリーズ物(フーキーズやICSなどもそうです)は、大抵それで入力すると楽なんですよね。なので、役名などを間違っている場合には、まんま間違ってしまう・・・と言う事態が発生します(^^;・・・ で。彩雲国物語に於いても、そういう手段を使っていたら。 あら?あらら??この彩雲国物語には、静蘭が居ないじゃないかぁああ!緑川さんのご出演はないの??え?嘘?? と言うのが、最初の印象でした(大笑)。どういう印象よ・・って思われるかもしれませんが。入手して、すぐに聴く場合と。そうでない場合があります。このアニメ版ドラマCD2は、番外編の3と同時期に入手した作品で。何故か、親睦と銘打ちながら熊退治の番外編3の方に興味がわきまして。そちらを先に聴きながら、こちらは入力作業を先にしていたんですね。 で、「あら?静蘭は?どうしたの?彼が出て来ないなんて、あり得ないじゃない」と言う感想になってしまったわけです。誤植?とさえ思いましたね。彩雲国物語で、お嬢様の側にくっついている静蘭が出てこないなんてありえねー!と思ったなら。聴いて納得。 主人公?であるはずの秀麗でさえ、冒頭のセリフ「この身の及ぶ限り」のたった一言と想い出のシーンしかないじゃないか!! おかげ?で、桑島さんは、このドラマCDでは秀麗と言うよりも。最後のフリートークでの仕切りで活躍された!と言う印象の方が強く残ってしまいました。 さて。面白い切り口のドラマCDだったな・・と思います。まさかね、アニメで秀麗が居なくなった後の首都の様子を延々と放送するわけにはいかないでしょうし、ましてや原作は秀麗が女性としてではなく、一人の人間として生きていく!と言うドラマを描いているわけですから、描く事はないと思います。 でも、なんだかね・・・劉輝は、秀麗の気持ちを思って大事にしていて、分かっていて送り出したんじゃないのか?お饅頭が恋しいとか、そういう問題じゃないだろうが!!彼女が居なくなっても、普通通りに時は流れて仕事は回ってくる・・って、何をお前は女々しい事を言っているんだ!!って絳攸様じゃなくても、叫びたくなりますよ。えぇ、お前は何を考えとるんじゃああ!!って思いましたもの。 だから、逆に絳攸様が「飛躍的すぎる昇進を遂げてしまった彼女が、基礎から学ぶ時期がなかった」事を憂えてくれた時には、あぁ・・良い先生じゃないよ・・って思いましたもの。 人が旅立って居なくなっても、変わらない時を過ごす・・・それは、残された者の務めではないか?と思う事があるんです。言うほど優しい事ではないと思いますが、不在ばかりを嘆いても、どうしようもないでしょう。特に、こういう場合は、子供や仲の良い友人などが大学生になって親元を巣立って行くとか、遠くの土地に就職する場合に当てはまるわけで。旅立って行った人も、その土地でやれるだけ頑張っているわけですから、残された者が嘆いて良いとは思わないんですよね。 そりゃ、劉輝にはドラマCDの中でくらい馬鹿になっていて欲しいけど(゜゜)\バキッ☆、彼は王なんですよね。王たる者、たった一人の女性の事であーでもないこーでもないとぼやいているようでは、玖狼さんに「優しさは脆さと同じだ」と言い切られてしまいますわな(^^;。 自分にやれる事を自分なりに片づけて。一生懸命にやって、それから余った時間で居ない人の事を思う・・。だから、二胡を習った劉輝が、邵可様のために演奏を行ったのは、良い事だと思うんですな。 今回のCDでは、あまり表舞台には出ないだろう奇人様と景侍郎さんの会話は楽しかったですね。黎深と絳攸様の会話は、絳攸様がちょっと気の毒で・・・きっと、紅家での普段の通りなんでしょうけど。絳攸様は、自宅で養父が居る時にはくつろげないんでしょうね・・。黎深さんも、もうちょっと気持ちを出してあげれば良いのに。養い子の事を、兄上と姪っ子の次に大事に思っているのは、原作では分かっているのにね。それが、ドラマでは出てこないのが本当に寂しい・・。 「余はふられてなどおらぬ。ふられてはおらぬ。おらんのではないかな?多分、おらんと思う。ちょっと、ふら、ふられてんのかな?」の時に、さださんの歌を思い出してしまった・・と書いたら、年齢がバレテしまいます?? 「いいから、さっさと仕事しろ!!」と叫ぶ絳攸様と、「女性は秀麗殿一人ではないですよ?」と慰めにもならない事を言っている楸瑛殿。劉輝も二人の口げんかをニコニコと見守っている空間。そして、二胡を教える(弾いている)珠翆。最新刊の文庫を読んだ後だと、劉輝の側に二人が居て、口げんかをしている時間と言うのは、国のためにはなっていなかった・・・・と言う事実や、今・この時が彼らにとっての幸せな時間だった・・と言うのが分かっているだけに、ちょっといとおしむような気持ちになってしまいますね。 ただ・・邵可様がね。お茶を入れる時に、茶道具をひっくり返さずに入れていたのが、ちょっとびっくり。確か、一番最初に太師が訪れた時に、水桶を出していたのは父様じゃなかったっけ?? でも、ちゃんと父茶の味は凄いと言うのが、劉輝や黎深の飲み方で分かるのが、本当に皆さん芸が細かいですよね(^-^)。また、普通に時間が流れている・・と言うシーンでのガヤが、結構皆さん仕事っぽくあれこれ言っていらっしゃるのが、聞き取れるので嬉しかったです(^-^)。 |
フーキーズ R2 |
フロンティアワークス | FCCSー0008 | 2004年9月24日 |
1.Let’s go shopping. 2.Be transformed KANSAIーMAN. 3.CAST TALK |
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皆川純子(藤木和馬)、小野坂昌也(成田平八郎)、野島裕史(徳川晴彦) 諏訪部順一(櫻井蓮)、小西克幸(七)、藤原啓治(小日向剛) |
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フーキーズへの依頼として、関西の学校から転校してきた生徒が、標準語に馴染めないと言うものがあった。そこで、その生徒と関西弁で会話をするために、関西弁を特訓する事になった・・。 他、依頼で迷っている顧問・小日向先生。しかし、蓮の一言で急遽限定のプラモデルを買いに行くことになってしまい・・・ |
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このCDを一番最初に聴いた時の感想は「あら?トラック情報が間違っている」でした(大笑)。いや、だって関西弁で買い物の話か?って一瞬思ったもの(大笑)。 今までに、いろんな誤植を見てきましたが。トラック情報がブックレットのみならず、CDの表面も間違っているのって初めてよ(大笑)。しかも、これ再販というか。アニメイトでの独占発売から半年経っての一般流通版でしょ?ミステイクなら、その間に直そうよ(゜゜)\バキッ☆。 さて。聴いた通りの順番で感想を書かせていただきますと。関西弁がね、もう楽しかったです。私は九州なので、微妙な関西弁は分かりませんが。それでも、野島さんのお芝居での関西弁は違うでしょ・・って思いますもの。それに比べて、小野坂さんの関西弁の流暢だった事。確か、関西のご出身でしたよね?The MANZAIでも関西出身の方が関西弁で演技をなさっていましたが。本場の関西弁と、付け焼き刃の関西弁の差が、このCDでは分かりました。きっと演技指導などもあるでしょうから。この場合は、わざと違う関西弁にしていらっしゃるはずだと思うのですが。 このお芝居の時の皆川さん演じる和馬くんのテンションの低いこと低いこと・・本当に嫌や!って棒読みなのがまる分かり。その後に犬達がやって来ての赤ちゃん言葉になってしまう辺りの変化っぷりが楽しかったですね。 でも・・・この和馬くんと平八郎くんの口げんか。あれだけの悪口の応酬ってのは、普通ありえないですよね。これがドラマCDだから許されるようなものの・・。そりゃね、相手を選んで悪口も言うでしょうけど。実際に面と向かってこんな事言われたら、口だけで済まないで血見るんじゃないかなぁ・・。 しかし!1でも思ったのですが。個人的なツボは七ちゃん役の小西さんですね。サングラスがないと途端に駄目人間になっている辺り。擬音でサングラスが外れた音がなくても、あぁ・・今無くなったのねって分かる変貌ぶり。 小西さんは、SAMURAI DEEPER KYOの無口な主人公や、BLOOD+の寡黙な僕(大笑)、そして少年陰陽師の紅蓮などのクールなイメージがつきまとっていましたので、この変貌ぶりはもうびっくり!!です。BLOOD+で小西さんのファンになった友人に、このドラマCDを聴かせたところ。「私は、これが彼だなんて認めない!!」と言われてしまいました。いや・・認めないって言われても、ご本人に間違いはないんだけど(^^;。 チューリップの観察日記のシーンは、もうしばらく笑い転げておりましたね。 野島さんの晴彦くんは、おっとりしているブルジョアなのですが。七の事になると、限りなく冷たくなるのが本当に楽しい(゜゜)\バキッ☆。そりゃ確かに駄目駄目な人ですが。あれだけ「若のために」って尽くしてくれているんだから、もっと優しくしてあげて・・。 その晴彦くんが被っている、妙な兎のような帽子にご先祖様が降臨しているエピソードがありましたが。腕章で変身する彼らなら、そういう帽子も認めてしまうのかな?おい、ありかい?? 第二話の方では。蓮くんの趣味丸出しで、限定プラモデルを買いに行く話になりますが。諏訪部さんの楽しそうなオタク演技が素敵でした。まさか、フーキーズのお話の中で「BL」なんて単語を聞く羽目になろうとは思っていなかっただけに、いやぁ、もうびっくりしましたがな。 限定商品を無事にゲットした蓮くんの後ろでは、売り場の小母さん達などの会話が入っていますが。その会話なども本当に楽しかったですね。 この2巻で、風紀委員と生徒会の確執の事がチラッと出てきますが。本格的なエピソードになるのは、また後のお話になります(^-^)。 |
ICS(犀星国際大学A棟302号)2巻
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ムービック | 2003年1月24日 | MACRー1119 |
渕崎ゆり子(林皆思朗)、石田彰(Franzpeter Arbendroth) 関智一(磯貝生太)、菊池正美(堤由規彦) 山本泰輔(堤シホ)、吉野裕行(飛梅生) |
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堤助教授が、わけあって預かった甥のシホを連れてきた。シホは、天才児として大人社会で生きてきた皆思朗と同い年だった。 そんな時、研究の課題を決める話し合いのさなか、フラッペの持ってきた呪具を持ち出したシホに、危険が迫る・・。 |
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そうだった!!RWCから出たドラマCDは、録音時間があまり長くはなかったんだった!!と言うのが、一番最初の感想になります・・と書いたら、「それが感想かい!」って突っ込まれそうですが。いや・・フーキーズを聞いた後だったから。つい、そのくらいの長さと言う感覚がしていたんですよ。せめて60分くらいは収録されているかな?と。ですから、ブックレットにドラマCDの内容の漫画が載っていますが、その漫画で全部終わりとは思ってもみなかった(大笑)。まぁ、ドラマCDとしてふくらませていたり、長くなっている部分はありますが。収録されているお話の半分(後半か前半部分)が、あのブックレットの漫画だと思っていたら・・それだけかい(゜゜)\バキッ☆・・・。いや。。短い時間で聞くことが出来るので、楽は楽ですし。それは良いんですけどね(^^; さてはて。2巻から、ようやく(1巻では、予告だけに登場されていた)山本さんがシホくん役で登場!これまた、キヨショーを聞いた後だったものですから。お!メンバーの中にキヨショー組が3人もいらっしゃるのねぇ・・(゜゜)\バキッ☆って、ちょっとくだらない事を思ってしまいましたが。吉野さんは、こちらの梅生くん役の淡々としたトーンが好きですな(^-^)。でも、山本さんは・・山本さんは・・1巻の予告の時には、思わなかったし。カフェ吉とのコラボのドラマCDでも、あまり感じなかったのですが。小学生くらいの子供には、ちょっと無理があるような・・。シホくんが喋っていると。無理して声を作っています!と言う感じがしてしまうんですよね。キヨショーの、あまり深く考えていません!状態の若者の方が似合っているような・・。 このシリーズは、全てがシチュエーションコメディだと私は思っています。キャラがそれぞれに濃い役所を持っており。その性格やら、突飛な嗜好(思考)から、周囲を巻き込んでのエピソードであると・・。 呪術と小さき者が好きなフランツ。風水の梅ちゃん。天才児の皆思朗。そして、巻き込まれパターンの一般人・生ちゃん。被害を被る助教授・・・。 2巻でも、まだ梅ちゃんが風水の人である事は出ていませんが。二人分の気配を感じる辺りは、彼も普通の人じゃないんですよねぇ・・。 しかし。今回のこのドラマで、一番の謎で終わったのは。フランツの呪術道具(まぁ、彼にはおまじないの道具と言う事になっていましたから)を持ち出してまで、シホがかなえたかった願いとは。。に尽きるのではないでしょうか?? |
新宿Guardian 2nd mission |
ビブロス | 2004年11月10日 | CV002 |
1.拡大する被害 2.プライド 3.過去 4.遭遇 5.遠い日の記憶 6.新宿Guardian 7.結束 8.TALK |
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井上和彦(上杉景一郎/銀)、小杉十郎太(武田将吾)、関俊彦(徳川和実) 堀内賢雄(織田裕介)、石田彰(???/清四郎) 三木眞一郎(向井政彦)、小西克幸(宇佐見宏史)、伊藤健太郎(小島健太郎) 中國卓郎(若い男A)、小泉隼人(若い男B)、竹本英史(上杉の部下) 岩崎征実(鑑識/清四郎の祖父)、伊藤葉子(女子学生A)、櫻井浩美(女子学生B) 羽多野渉(男子学生A)、上田陽司(男子学生B)、根本圭子(清四郎の母) |
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自分たちの街「新宿」を守る!鬼と名乗った男と対するために、共同戦線を貼った歌舞伎町の実業家・武田。医師の徳川、フリーの探偵の織田と警察署長の上杉。 上杉は、かつての同級生・武田に協力するとは言ったが、従うとは言っていない・・と、不服であった。上杉は、武田と過ごした大学生活を思い出していた。 そんな時、キャリアの同期・向井が新宿中央署で陣頭指揮を執ると言い出したが、相手が吸血鬼と知って震え上がってしまう。向井を守るために捨て身となる上杉。そんな上杉を見た「鬼」と名乗った男は、上杉に懐かしい面影を見いだした。 |
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ビブロスさんが、クールボイスレーベルとして。BLではなく、ドラマとして発売したドラマCDなのですが。クールボイスと言いつつ、素晴らしくホットな方々ばかりじゃあないですか!! 前回から登場しているメインの人間組である小杉さんに井上さん、関俊彦さんに堀内さん。そして、鬼の石田さんに加えて。 今回は、上杉の同期キャリアの向井役に三木さん。上杉の部下に小西さんと伊藤さんですよ!!あぁ、なんて美声フェチの煩悩を満足させてくれるドラマCDなんでしょう!! なのに、伊藤さんが演じた小島くんなんて、単なる上杉さんの部下としてだけではなく、吸血鬼の部下として暗躍するのかな?と思いきや、死体として発見されたって事は・・。以降の出番はなし?そ、そんなぁ・・勿体ないじゃないか!!途中で、こう叫んだのは私だけではないはず!!三木さんは、とりあえずショックで入院したとは言っても、まだ出てくる可能性は大ありだし。小西さんの部下も、きっと出てくる。でも、死体として片づけられてしまったら、小島くんは、もう出番なし??そ、そんなあああぁあ!!(と、書いてから。3rdとファイナルの分のキャストを見てみたら。あらら・・・三木さん演じる向井くんの出演もないわけ??かろうじて、ファイナルに小西さんが出ているだけなんですね。あぁ・・・なんて勿体ないキャスティングなんでしょう) 三木さんの怜悧なキャリアらしい声音と、吸血鬼を前にした時の情けないまでのうろたえぶりの二面性。小西さんの、ちょっと寡黙そうだけど頑固?な部下。シーンが短いから、もっとお二人にも語って欲しかったなぁ。でも、伊藤さんの小島くんは、きっと署長のためなら!みたいな可愛い部下だったと思うんですよ。あぁ、勿体ない(^^;。 それはさておき。今回は、過去のお話が実に聴き応えのある素晴らしいドラマCDでした。 先ずは、上杉と武田の大学生時代の回想シーン。アフレコ現場で、その日の話題の一言?となった「ならば、良し!」発言の上杉さん。過去だよ・・って説明しなくても、十分に現在の二人じゃないって分かるんですもの。 そして、何より。今回の目玉は、個人的には清四郎の石田さんでした。 7歳と、おそらくは15歳くらい。そして、18歳くらいかな?の清四郎の見事な演じ分け。そして、今現在の???さんの暗い悪役の声と4通りの楽しみが出来たのですもの!! 7歳の時には、母親や祖父との会話もあるのですが、その後の年齢は、あまりシーンは長くないんですよね。百合の花の話をして、銀は年を取らないと言うシーンと。化け物を狩りに来た大人達から守ろうとするシーンは、本当にワンショット。なのに、清四郎と銀の二人の間に、幸せで平和な時間が、流れたんだな・・と思わせるのには十分な量。 しかも!しかも!!7歳の頃の泣き方!これがね、もう秀逸!としか書きようがないんです。 子供って、顔を口にして・・と言うか、顔一杯に口を広げて・・と言うのかしら?とにかく、大人の泣き方とは違って、口から泣き出すんですよね。これは、ガンダムでキッカ役を演じた井上さんがおっしゃっていましたが。びやーっっと泣き出す時、子供は顔中を口にして・・・こう書くと、何か子供って凄いですよね・・・泣く。それが大人の泣き方とは違うと言う旨のコメントを残していらっしゃいましたが。まさに、それ! しゃくり上げながら、泣いている清四郎。その泣き方は、まさに子供。幼い子供なんですね。 その泣いていた清四郎が、ヤマユリの綺麗に咲いている所を見つけた・・と語っているのは、推定15歳くらい。そして、銀を守ろうとして果たせずに一度命を失うのは、もっと上の年齢なんですね。今の彼の見かけ年齢が23歳?くらいだとすると、18歳ではないかもしれませんが。 もう、本当に芸の極みでございました。3歳も狙えるのじゃない?と、井上さんに言われていた石田さんでしたが。3歳も演じきったら。子役の女性陣は不要になっちゃいますよね。協定で侵さないで・・と言われているそうですが。今回の7歳も、女性陣不要?と思ってしまうほどの出来映えでございました。 |
The MANZAI 2 |
あさのあつこ | モモアンドグレープカンパニー | 2006年8月23日 | ABCAー5079 |
ACT1.△関係 ACT2.ゲロゲロ事件 ACT3.対策本部 ACT4.情けなさとかっこよさ ACT5.ぼくたちの夏へ ACT6.キャストコール ACT7.イメージ曲「ラブレター」(歌:WATER//COLOR) |
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石田彰(瀬田歩)、中井和哉(秋本貴史) 松岡由貴(萩本恵菜)、遊佐浩二(来菅充)、野田順子(森口京美) 真殿光昭(高原有一)、佐藤まさよし(蓮田伸彦)、瀧本富士子(篠原友美) 坂口哲夫(教頭)、水内清光(校長)、浅井晴美(瀬田(母)) 中川和恵(秋本(母))、織田芙実(来菅(母))、武虎(コンビニ店長) |
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夏を前にして、秋本が歩に迫る。「夏祭りの特設ステージで、漫才をやってくれ・・と頼まれたんや。一緒にやろうや」 秋本の幼馴染み・萩本恵菜に恋心を抱く歩。しかし、秋本一直線の恵菜は、告白してくる男子を片っ端から振っている・・。歩は、恵菜にこっぴどくふられた来菅と話す機会を持つ。その矢先、恵菜の靴箱にウシガエルが入れられると言う事件が起こった・・。 |
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このお話を聞いていると。声優さんが演じている・・と言う事を忘れて。NHKで昔やっていた、中学生日記か何かの実際の中学生が演じているドラマなどを見ている気分になります。見ている・・は正確ではないですね。聞いている・・でしょうが。私の頭の中では、彼らが通う中学校は、自分の通った中学校を思い出してしまっていますし。リアリティのあるお話で、とんでもない才能も能力も何もない普通の子供達の話なので、頭の中に実際の画像みたいなものが浮かんでしまうんですよね。 だから、聞いていると言うよりも。それらの甘酸っぱい青春ドラマを見ている!!気分になっちゃうんですね。 これって、凄い事だと思いませんか??だって、音だけよ。しかも、中学生の子供が居てもおかしくはないだろう年齢の声優さんが演じていたりするわけで。なのに、等身大の中学生が演じているように思えてしまう。。 ドラマCDは、繰り返すようですが音だけの世界ですから。結構華々しいドラマって多いんですよね。BL含めて、現実にはありえねードラマは多いです。 所謂、超能力を持った特別な戦士である物語だったり、過去からの因縁を持っていたり。守護神が凄かったり。人間ですらなかったり(゜゜)\バキッ☆・・・そういう特別な能力を持った人のドラマだと、華々しいし、聞き応えもある。メリハリがあるドラマになると言うのかな?聞いている人をぐいぐい引きつけて、持っていってしまうくらいのパワー。 でも、この「The MANZAI」は、ごく普通のどこにでも居るだろう少年達の物語。人を笑わせよう!とする秋本と、まっとうな「人を傷つけたら、その人も血を流して痛いのに」と思える神経を持っている歩の物語。ただ、彼らにもそれなりにドラマはあって。私生児であるとか、父親と姉が交通事故で死んでいたり。。などはあるものの。 SFか?何か?と言うほどの華々しい経歴などではありません。 好きな子が気になって。友達に、ちょっと拙い事を言ってしまったがために、学校に行きづらい・・。そんなありふれた光景。私達大人にしてみたら、かつて通ったかもしれない世界のお話なので。自分が通った学校の校舎や下駄箱などを思い浮かべながら、聞いてしまうんですね(^-^)。 さて。今回、お話の目玉として。来菅君と言う少年が登場します。萩本さんに告白したものの、こっぴどくふられてしまう。その鬱憤?から、秋本の悪口をぼやいてしまい。歩から「秋本は、おまえみたいに卑怯じゃない!」と言われてしまう。 歩目線で描かれたドラマですから。本当は来菅君が、高原と話す時に歩の筆箱を落としてしまった事や、それを拾おうとした歩の手を踏みつけてしまったのは、わざとなのかどうなのか?は、はっきりしません。ただ、前日にはっきりと「おまえは、卑怯者」と言ってしまった歩は、来菅に仕返しをされているように感じている。だから、聞いている私達は、腹いせに来菅が歩の手を踏みつけてしまった・・と思いこんでしまうんですね。 おそらくは、下駄箱のウシガエルも彼の仕業であり。浮浪者をバッドで痛めつけた時に、単語帳を落としたのではないか?って、つい勘ぐってしまうんですよね。しかも、声が遊佐さんでしょ?(゜゜)\バキッ☆・・悪役でもおかしくない(遊佐さんファンの方、ごめんなさい。今まで、結構悪役っぽい役が多かったものですから)なんて、そこまで思ってしまったら。 なんと!来菅くんは、良い子で。それが、最後に救いになりましたねぇ(^-^)。だって、同級生の中に悪役を作るドラマって、やっぱり嫌ですもの。 ただねぇ・・どうしても(今回は、ダブルコールは一緒に聞いてはいませんが)、秋本くんから歩への愛情?は、BLっぽい要素も捨てきれず(やたらと触っているし)。声が中井さんに石田さんのペアでしょ?くっついてもえぇんよ・・と、何故か関西弁で思ってしまったのでした。 さて。最後に、やっと歩が夏祭りの漫才コンビ結成を承諾。この漫才の様子を、次巻で是非聞きたいものだと期待してしまいます。 |
クリス・クロス 2 電脳の獄舎 |
高畑京一郎 | ビクターエンタテインメント | 1994年12月16日 | VICLー610 |
第五話「消えない死体」(14分27秒) 第六話「魔王の声」(13分46秒) 第七話「脱出不可能」(16分45秒) 第八話「完璧なゲーム」(14分19秒) |
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難波圭一(ゲイル)、三石琴乃(リリス) 井上和彦(シェイン)、山口勝平(ユート) 小林優子(ミナ)、関俊彦(ケイン) 平井隆博(ジャスティ)、柊美冬(クラリス) 川中子雅人(トマス)、西村智博(モルツ) 中田譲治(ギガント)、佐藤政道(レイク、ナレーション) |
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巨大なコンピューターギガントが管理する、バーチャルリアリティのゲームに参加したゲイル達一行。しかし、ゴブリンの死体が消えなかったばかりか、プレイヤーの死体も消えなくなった。 コンピューターのバグにしては、おかしい。しかも、ギガント自身が、プレイヤーに制裁を加えて殺してしまった・・・。エクジット(脱出)の機能も封じられ、魔王を倒す以外には、このゲームから脱出する事は出来ない事を悟るゲイル達・・。メインプログラマーの江崎新一が、ゲームを完璧な物にするために、安全装置を全て外したと言うのだった。 |
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お話は、起承転結だと言われます。そういう意味で行くと、ドラマCDの2巻は「承」と「転」の一部だったと思います。 巨大なコンピューターの作り出したバーチャルリアリティのゲーム。それに参加して、プレイするゲイル達。しかし、バグとは思えないあれこれに、ついにシェインがゲームスタッフの1人であることが判明。そして、パーティメンバーの初めての死。 ゲームが進んだと言う意味では、承。しかし、プログラマーが関与して安全装置が外されてしまった事が分かる展開は、転の一部なんですよね(3巻に、かなりのどんでん返しっぽいところが出てきますから)。 お話としては、「コンピューターの作り出すゲームの世界に遊ぶ若者達が、コンピューターの企画?によって危機に立たされてしまったわけね」とも言えるのですが。お話を知らない私にとっては、オリジナルドラマと言っても良い物ですから。先が見えなくて、シナリオを読みながら内容を把握して。納得するのが大変でした(聞いた最初は・・ですよ。この作品自体は10年以上は前の作品ですからね。とっくの昔に3巻まで聞いてしまっています)。 うーん・・感想を上手くまとめる事が出来ませんが。 ケイン役の関俊彦さんと、実は・・・のシェイン役の井上さんが今回、お話から離脱。あぁ。。もったいないよなぁ・・に尽きますね。 |
剣の舞U |
ビットクリエイト | BITC0042 | 2005年2月14日 |
成田剣、堀内賢雄 | |||
伊藤健太郎 | |||
ビットクリエイトから発売されたトークCDのうち、成田さんをメインとした「剣の舞」の第二弾。 前回は、ゲストに堀内さんと言うよりも。成田さんの大先輩の堀内さんとの共同トーク?と言う感じがしていましたが。 第二弾では、ついに成田さんが司会進行と言うよりも、堀内さんが司会や進行を担当しています!と言う感じになっています。 そこに、伊藤さんがゲストで加わってのトークあり、ミニドラマありの楽しい71分!です。 聞き始めて「あぁ!!」と目から鱗状態だったのは、どうして伊藤健太郎さんがゲストなのかな?と思っていたら、堀内さんも成田さんもお名前に「けん」が付くんですね。で、伊藤さんもお名前が健太郎さん・・。ナウなヤングの3人目のケンは、イケメンのイトケンさんこと伊藤健太郎さん・・・と言うところで、唸ってしまいました。そっかぁ・・・このCDのタイトルには、そういう深い意味があったんですねぇ・・。第一弾では、成田さんのお名前の「剣」と名曲のタイトルをかけて、こういうタイトルになっているのだと思っていましたが!! いやはや。びっくり。 今回は、成田さん扮する?バーのマスターの店にやってきたサラリーマン?の先輩・堀内さんと、失恋して落ち込んでいる後輩の伊藤さん。伊藤さんを励まして力づけるために、いろいろと話をしていく・・と言うのがメインの筋。 伊藤さんから見た、成田さんや堀内さんの初対面の印象。そして、忘れられない失恋の話。自分で自分を褒めてあげたい!!と思った時の話や、女性にキュンと来る時などのそれぞれの話を聞くことが出来ました。 トークCDとは言え、冒頭の部分で「シナリオが…」と言う会話があります。まさか、全部が全部シナリオで進んでいるわけでもないでしょうが。公の場で、しかもラジオなどの消えていく(最近は、ラジオCDなんて物もありますから、一概にラジオの電波はそれっきり・・と言う事も出来ませんが)音ではなく、品物・CDとして残ってしまうもので、こんなに話して良いの?と思うくらいの内容を語っていらっしゃいます。 女性の酔っぱらいは嫌い!と断言する堀内さんに、自分の前でだけ酔った姿を見せる女性は可愛いと思うと発言する伊藤さん。 頑張っている姿の女性が好きだ!と言う会話や、印象に残っている仕事の話などなど。舞台や声優としての活動をなさっている3人の、いろいろな裏話のような事を伺えました。 また、前回ではアニメなどのお話をされている時には、ピーと言う音が入って聞こえなかったのですが。今回はエスケープはビットクリエイトだから入らなかったのは分かるのですが。他のアンジェリークは、ゲームとしてぼかしていたので、ストレスはかかりませんでした。また、伊藤さんが成田さんと初めて出会った、初仕事の時のアニメタイトルにピー音が入っていなかったので、おや??と思っておりました。 ただ、このCDが出た時にはコルダも含めたネオロマンスのイベントはあったのでは?と、ちょっと思うのですが。伊藤さんと成田さん、堀内さんが一緒にイベントには出ていらっしゃらなかったのかしらね?イベントのお話の時には、「あぁ、まだコルダは発売されていなかったのかな?」とスルーしてしまいましたが。発売年月日を見ていたら、コルダって2004年にはドラマ出ていますしね・・・。あれ??どうだたのでしょう?? 第一弾で入っていた、唯一?のミニドラマ「ルンバ王子の冒険」にも、続編がありました。 BL法師、通称一寸の伊藤さんと出会ったルンバ王子。鬼退治に向かう二人・・・と言う内容でしたが。 ここでは、もう堀内さんのナレーター・鬼、そしてお姫様の3役をお楽しみ下さい。私は、堀内さんが女性を演じたのを初めて聴きましたが・・(^^;・・お姫様・・ごめんね・・熟女のお姫様だったのね。最後のくしゃみの後のセリフが、とーっっても怖かった(大笑)。だって、鬼から救ってくれた一寸と仲良くなると思うのですが。絶対に一寸が食われてしまいそうだもの(大笑)。はい、これを読んでいるお子様は、深く考えないように!! ちなみに、私はこのルンバ王子のお話では。鬼退治に向かう一寸とルンバの「てくてくてくてく」「ルンルンルンルン」の掛け合いが笑えて笑えて。リズムと言い、実に見事なんですよ(^-^)。 伊藤さんは、素っぽい声での語りと一寸役の時が可愛くて。二人の先輩に囲まれて、出づらい・・とぼやくオープニングが本当にほほえましかったです。そりゃ、あんなに濃い出だしだと、辛いよねぇ(大笑)。 堀内さん、進行や仕切りご苦労様でした。お姫様は、本当にそのわざとらしさが好きです。 そして、成田さん。オープニングの弾けてしまった壊れっぷりが、もうたまりませんでした。私は、聴き始めてすぐに、一度プレーヤーを止めてしまったくらいです。自分の笑い声で、CDが聞こえなくなりそうだったものですから(^^;。「ど、どうしたの??」と一瞬思ってしまいましたもの(^^;。 今回の「名曲を歌う!」では、レイニーブルーを熱唱されました。こういうスローバラードの方が、しんみりかつじんわりと心に響いてきて好きです。 |
よろず屋東海道本舗U 心の糧 |
冴凪亮 | マリンエンタテインメント | 2002年5月24日 | MMCCー7024 |
1:弥一からの「依頼」 2:鬼海家 3:なくしたもの 4:かけられた疑惑 5:ピンチ 6:たいせつなもの 7:心の糧 8:ミニドラマ1「いらないもの屋」 9:ミニドラマ2「ペアで挑戦!悶絶フードファイト」 |
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石田彰(志摩義経)、千葉進歩(駿河香) 檜山修之(筑前弥一)、徳丸完(鬼海和武)、小松由佳(桃子) 豊口めぐみ(千鶴)、平田広明(友妻)、置鮎龍太郎(APP) 金月真美(狩野真由子)、園部好徳(十桝英二) |
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刑事の弥一から、宝探しの依頼が来た。昔、弥一が世話になった鬼海老人の家に宝の地図があると言うのだ。 鬼海老人は「唯一信頼している人が書いた地図だから、絶対にある!」と言い張るが、それらの場所は雑草が生い茂っていた。 |
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うーん・・・ドラマCD第一弾の時よりも、お話としては面白くなかったような(゜゜)\バキッ☆。 途中で、宝の在処が分かってしまった事と、友妻の正体がすぐに分かった事。それに尽きるかな?こういう推理ものって、或る程度聴きながらお話を楽しみたいのに。結末が見えてしまうとねぇ・・。 第一弾の時も思ったのですが、お話にもう少し膨らみがあったらなぁ。。。推理と言う点だけではなく、お話の幅と言うか、ストーリーとしての充実感・・。 パッと聴いただけでは、ちょっと無鉄砲で、人との絆を大事にしている熱血漢の志摩と。そんな志摩を大事に思っている香。二人を暖かく見守っている弥一に加えて、今回のゲストキャラ?である、鬼海老人や孫の千鶴の関係も、ちょっと表面をなぞっただけ・・と言う感じがしてしまうんですよねぇ・・。 ま。そんな事はともかく。お互いがお互いの事を大事に思って、相手の気持ちや無事を優先させたいと願っている。しかし、その思いばかりが先に行きすぎてしまって。自分が無茶をした時に、相手に与える衝撃やつらさの事は思っていない。ちょっと一方通行的な思い遣り、それは青春の特権のようなものかもしれない。それが大事な時期ってのがあるんだよ・・・と言うお話でした。 個人的に、かなり気になったのは。タイミング良く現れた弥一さんと(゜゜)\バキッ☆、その時に人格が変わったように銃口を向けている香・・でしたね。 確か、モデルとしての香と普通の時の香では、ちょっと人格が変わっている・・と言うのがあったように思いますが(原作読んだのが、かなり昔なので。ちょっとうろ覚え(゜゜)\バキッ☆)、それを周囲の人が何も言わないで見ているだけ・・とか、弥一の登場がかなり唐突だったかなぁ・・みたいな・・(^^;。 うん・・キャスト的には、かなり満足度の高いCDになるんですよね。主役の熱血少年に石田さん。その相棒が千葉さん(確か、一番年下の設定でしたよね)・・は今回も、やっぱり志摩さんの保護者と言うか、年長者に聞こえてしまって・・の優しげな声は嫌いじゃないし。 彼に犯人が捕まったなら、犯人の安否を心配してしまいそうな(大笑)刑事に檜山さん。「義経、てめぇ・・国民の安全を守る慈悲深きこのオレ様を信用出来ねぇだと?松本の野郎!!覚えてやがれ!!とっ捕まえたら、全てにおいて後悔させてやる・・」と唸るシーンは、怖いし・・・志摩と香の独り言ではありませんが、絶対に刑事だと見てもらえないだろうし。ワルにしか見えない。自分を慈悲深き・・って、言うなよ(大笑)。平田さんの友妻は、さりげなく登場したけど、何かありそうな雰囲気プンプンだし(だって、平田さんで単なる委託人じゃないはずだもの)。 おまけのミニドラマでは、ここでだけ出演ですか?のAPP役の置鮎さん・・。絶対に「要らない」と言うか・・それって、言葉変えているだけじゃないか・・の品物を売りさばくペテン師にぴったりでした。 悶絶フードファイトは、食べまくっている皆さんの演技に、ご苦労様でした・・と頭が下がってしまいました。・・その前に、真由子さんが読み上げるメニューに「・・入らない・・と言うより、食べたくない」と思ってしまうんですよね(^^;。 |
遙かなる時空の中で 八葉抄
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コーエー | ANIPLEX | 2005年2月23日 | SVWC 7234 |
1.「朱雀篇」sceneー1 2.炎の涙で泣きじゃくれ(歌:高橋直純) 3.「朱雀篇」sceneー2 4.ミルフィーユ・ドリーム(歌:宮田幸季) |
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高橋直純(イノリ)、宮田幸季(流山詩紋) 川上とも子(元宮あかね)、中原茂(藤原鷹通)、井上和彦(橘友雅) 嶋方淳子(小天狗)、室園丈裕(イノリの師匠) |
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1.友雅が、上司の命令で刀を奉納しなくてはならなくなった。打ってもらうようにイノリが師匠に掛け合うと約束するが。師匠は晩餐会に招かれて不在になってしまう。今更、刀は渡せないとは言えないイノリは・・・ 3.詩紋がお弁当を作って、皆でピクニックに出かける事になった。あかねもお弁当作りに協力したと言う。その食べ物を当ててみて?と言われた鷹通と小天狗達だったが・・・。 他、アニメ15話と21話で挿入歌やエンディングに使われたキャラクターソングを収録したアルバム。 |
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そうですねぇ・・今回は、イノリ編では感動?を。そして、詩紋編では笑いがメインだったかな? イノリ編にも、小天狗が友雅の伝言を「口調を真似て」気障に伝えるシーンや、イノリが打った刀に対する「おぉ!それは・・・包丁じゃな・・・」「おぉ!それは・・・のこぎりじゃな」の合いの手が入るシーンなど、クスッと笑えるシーンはあったのですが。どちらかと言うと、ジーンと来ましたね。 師匠が打った刀ではなく、イノリが打った刀だと知っていて「独創的な形だね」「道理で、若い力が感じられるわけだ」「見ているだけで、打ち手の熱い気持ちが伝わってくるようだねぇ。荒削りだが真っ直ぐな想いを込めて打ったのだろう」と言うシーン。見ように(聴きように)よっては、友雅は全てをお見通しでイノリをからかっているだけ・・とも受け取れるのですが(友雅の場合は、それがあり得ますが(大笑))単に揶揄っているだけではない!と思いたいのです。イノリの気持ちを汲んで、そう言っているんだろうなぁ・・と思ってしまうんですね。 そして、イノリの師匠の言葉。「生きていくのに必要な道具としての鋼じゃ。形にはなりつつあると言うことじゃ。今のおまえと同じなのかもしれん」 銃は、人を殺す事を目的とした道具だから・・と言う話(あまつき)を聞いたばかりだったのですが。 イノリは、人を殺すため?の道具としての刀ではなく。生きていくのに必要な道具を打つ事が似合っている。つまりは、イノリの姿勢そのものかもしれない・・と感じておりました。彼が能力・力を求めるのは、子供達やお姉さん、周囲の人を守りたいとする目的や気持ちが根底にあるからでしょう。 鬼の恋人を持って、村八分にされたイノリの姉とイノリ。この二人を引き取るような形で面倒を見てきた鍛冶のお師匠。詩紋と連れだってやって来たイノリの事を良く見ていますよね。 あぁ、イノリとセリ(イノリのお姉さん)は彼の世話になって幸せだったねぇ・・と思ってしまいました。人として、物事を教える師として。良い人じゃあないか!!うんうん。師匠にも惚れるぞ(大笑)。 ところで、4月末の朝日新聞の記事に「昔話で、語り手や登場人物のお爺さんが「そうじゃ」と語尾などに「・・じゃ」が付いているケースがあるけど。この「じゃ」はどこの言葉?」と言う特集記事がありました。 その答えは、なんと東九州。つまりは、大分や宮崎で使われているケースが多いと言う答えになっていましたが。私自身が宮崎在住なものですから(大笑)、あまり違和感を感じた事はなかったのですが>普段使いですからね。なんでも、断定の「〜だ」と言うのが「〜じゃ」とする事で、今ではない時代を醸し出す効果もあるそうです。 そっかぁ・・・宮崎(大分)は、昔話の言葉の故郷か(゜゜)\バキッ☆。って事は、このお師匠は宮崎(大分)の出身か・・と言うのは、飛躍しすぎる意見としても。このお師匠さんの語尾は、昔話の翁のような優しい雰囲気も出してくれたように思います。 そして。もう一方の詩紋編は、冒頭の「籐で編んだランチボックス」が通じずに、「トウデアン」「ダランチボックス」????「トウデアンダラン」「チボックス」の二種類の問いかけが出る始末。 遙か1の特徴の一つとして、主人公達現代から来た3人が使う横文字や現代ならではの言葉に、京の人々が分からずにトンチンカンな反応を返すシーンが面白さの一つになっていますが。それがまた出たか!みたいな。 いい加減、主人公達も横文字が通じないのは分かっているのだから、ランチボックスと言わずに「お弁当箱」と言えば良いじゃない(大笑)。そうじゃなくて・・・・と言わないで、別の表現を使う事を覚えようよ。 お弁当箱が無事に見つかって、内容本編?であるお弁当を囲んでのピクニックタイム。カブで作った煮物や、鮎のお寿司など、舌がとろけそうなほどの料理の中に唯一あかねが作成した物を当てる!と言うシーン。 「これは、絶品ですね」「この煮物は、口の中でとけるようですね」 と絶賛している中、ダンゴを食べた鷹通の反応が 「口の・・・口の・・・口の裏側?」 それを見たイノリも食して、ん?となっている。あかねが作ったものを答えたものの、無邪気に「どう?お味は?」と訊いてくるあかねに 「ん・・・なんて言えばいいんだろう。難しいぜ」と答えるイノリ。鷹通は 「え・・あ・・・私は、大丈夫です」 味を訊かれて、大丈夫って答えは答えになっていないと言うか(大笑)。 こちらの世界には、砂糖がないのを知らないあかねの凡ミスなのです。 こういうエピソードがあると、あかねは料理があまり上手じゃない!と言うイメージになってしまいそうで。詩紋の「あかねちゃんだって、本当は凄くお料理上手なんだよ!」が、その場のフォローのようにも聞こえてしまうのですが。漫画を読んでいらっしゃる方は、あかねと詩紋が知り合ったきっかけが、図書館のお菓子の本である事や、天真にパンのお礼にケーキを焼いてお返しをするシーンがある事など、結構料理をする女性だと言うのは知っていますが。これだけ聴いていたら、単なるドジな女の子じゃない・・(^^;。それが、ちょっと気になりました。 ところで。これを読んでいる方は、砂糖と塩を間違えたと言うベタ?な失敗はした事はあります? 私は、そんな事あるわけないじゃない。だって、砂糖と塩の粒子って見た目が違うし・・って思っていたら。 つい先日、間違ってしまいました(^^;。と言うのも、砂糖を入れていたタッパと粗塩(伯方の塩など)を入れていたタッパの置き場所を家人が変えていまして。見た目、粗塩と砂糖ってあまり変わらなかったのです。暗かったとか、いろいろ言い訳材料はあるのですが。甘夏や夏みかんなどの柑橘系の薄皮を剥いた果実だけを、タッパに入れて。砂糖をかけておくと、フルーツなどあまり食べない家人も冷蔵庫を開けたたびに食べてくれたりするものですから、はりきって「目にしみる!」とぼやきつつ剥いたのですが。なんと、それに塩をかけたら。食べられなかったですね。洗っても塩って沁みるんですよね・・。 いやはや。自分がこういう間違いをする日が来るとは思いもしませんでした。だから、今回。あかねちゃんの砂糖と塩の間違いは大目に見たくなりました(^-^)。 |
幻想魔伝最遊記 ヴォーカルアルバム VOL.2 |
峰倉かずや | ムービック | 2003年1月24日 | MACMー1153 |
1.Go to the west(歌/関俊彦&保志総一朗&平田広明) 2.rebirth(歌/平田広明) 3.scene3:HAKKAI&GOKU(ミニドラマ) 4.TREASURE(歌/関俊彦&保志総一朗) 5.The clouds break.(歌/関俊彦) 6.scene4:HAKKAI&SANZO&GOKU&GOJYO(ミニドラマ) 7.Freedom(歌/関俊彦&保志総一朗&平田広明) |
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関俊彦(玄奘三蔵)、保志総一朗(孫悟空) 平田広明(沙悟浄)、石田彰(猪八戒) 笹島かほる(店員) |
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三蔵、悟空、悟浄の3人によるヴォーカルと、八戒をメインにしたミニドラマ(会話)。 Vol.2では、三蔵と悟浄のソロ。そして三蔵と悟空のデュエットと3人による歌が堪能出来ます。 |
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1曲目。歌うのが難しそうなラップ・・・でも、なんだか埃まみれで旅を続けているだろう4人のジープに乗っている姿が見えるような歌ですね。雑然としているっぽい最遊記の世界にマッチしています(^-^)。 2曲目。平田さんがソロで歌っている!!これに尽きます。お上手だよね。 でも、石田さんが歌わない発言していらっしゃるから、ソロ以外の取り合わせが難しいですよね(^^;。いや、4人全員で歌う歌に、3人の組み合わせに2人の組み合わせもいろいろとバリエーション豊富に出来たはずですもの。 4曲目は、悟空が三蔵様と一緒だからか?とっても真剣!と言う感じです。 5曲目は、幻想魔伝最遊記のヴォーカルアルバムの中でも屈指の名曲!!と個人的には思っています。と言うのも。歌を聴きながら、空をふんわりと飛ぶオレンジ色(橙色)の紙飛行機が、見えてしまったのですもの。ちぎれ行く雲を見上げた三蔵は、きっと煙草を吹かしているでしょうが。その目の先には、きっと穏やかな笑顔の光明様が見えていると思うんですよ。 そして、最後の7曲目は。やっぱり3人で歌って締め!と言う感じですね。 今回のドラマは、トラック3が悟空と八戒が地蔵蛍(浅学にして知らないのですが、そういう種類の蛍とか、呼ばれ方をする蛍が居るんですね。初めて知ったものですから「おぉ!」と思ってしまいました)を探す夜の出来事。 悟空と八戒の間で、天国についてや死後の世界についての真面目な会話が交わされるとは思わなかっただけに、ちょっとびっくり。 でも、八戒ってば「悟空ってタラシですね」って・・・おいおい・・・。 そして!!一番最初に聴いた時には、ひっくり返ってしまいましたよ。もう、このトラック6を聴くだけでもこのCDは買い!と思ってしまったくらいです。 カラオケハウスにやってきた4人。しかし、お酒が入ったからか?カラオケなんて・・と言っていた三蔵がマイクを離さない。しかも、上手いしマイクを持つ手の小指が立っている(大笑)。他の3人の出る幕なしって感じのお話なのですが。 このトラックの最初が、なんと5トラック目のイントロから関さんの歌で始まっているものですから。一瞬「あれ?また同じ歌が流れているよ。ちょっと・・何?バグ??(CDにバグってあるんだうか?)」と思っていたら。その歌声が微妙に違う。エコーがかかっていて。悟空達の会話が入っていて・・。 このトラックの録音の時って、実際に関俊彦さんはずーっと後ろで歌っていらしたのかしら?何しろ、オチの部分で店員さんが「延長しますか?」と言っている会話にちゃんと見事なタイミングで加わっているんです。しかも、この「延長だ」と「1時間だ」と言う台詞が、実に見事に歌の間にはまっているんですよね。これ以上はないくらいのタイミングでしたもの。 でも・・・きっとね、このトラック6を聴いた方は皆さん思ったのではないかしら?三蔵様のソロ曲がカラオケに入っているのなら、悟空と悟浄のソロもカラオケにあったのじゃないか?って・・。何もモー娘。をデュエットで歌わなくても(^^;・・。この時点では、悟空と悟浄のデュエットはないから、仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。 後は、やっぱり八戒が一曲も歌っていない・・と言う会話で「僕は遠慮します」と(八戒が)語っていますが。妙にリアリティのあるセリフだなぁ・・と。はい。 また、シーン的に三蔵の歌が終わった時に「三蔵、最高!」とか拍手や口笛が飛び交っていますけど。二次会などで曲を歌い終わって席に戻る人がいる時を思い出しました。それまでは、歌なんて真面目に聞いていなくて。他の話で盛り上がっていても、曲が終わったらおざなりの拍手をして「わー!上手いなぁ」「さすが!」なんてちょっと感想を言ったりしてね。日常でもありえるシーンだったので、こちらも妙にリアリティを感じながら聴いておりました。 ・・・ところで、この場合は「おざなり」で良いですよね?なおざりと、時々使い方が混乱してしまうのですが(苦笑)。 |
キレパパ。2 |
高城リョウ | コミック特典 | 2005年5月2日 |
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里) | |||
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹) | |||
千里は、恋人の書き上げる最新作の水鬼シリーズが気になって気になって仕方ない。水鬼が、殺人を犯した後のセリフを聞き出そうと、10分おきに電話をかける始末。 そんな時、TVで水鬼を演じている翔が、(千里の)最愛の息子・里樹の元にやってきた。しかし、邪魔をしようとする千里に翔は「じゃあ、俺とデートしましょう」と言い出すのだった。 |
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コミック2巻と、ドラマCD2巻のほぼ同時発売を記念してのコミック初回特典ですが。ドラマCDに携わっているインターさんが、全面協力しているのは本当に嬉しい事ですね(^-^)。CD2巻と続けて聴いていても、別トラック?と言う感じで、まんまその世界に浸って聴くことが出来ます。 まぁ、大人の事情でお互いに持ちつ持たれつなのかもしれませんが(゜゜)\バキッ☆。 さて、そんな大人の事情はさておいて。このお話は、最愛の息子・恋人・大好きな水鬼に関する事なら、盲目になってメロメロになってしまうパパさんの七変化を楽しむお話かな?と思います。 そういう意味では、短いながらも堪能しました。 翔に対して「私の里樹に指一本でも入れてみろ!」と脅すシーン。普通は「触れてみろ!」だよねぇ。入れてみろって(大笑)、これがBLじゃなかったら、何を考えているんだぁああ!って事になるんですけど。 そして「死んでもデートする!」と応えるところ。千里さんって、駆け出しとは言え推理小説作家さんですよね??微妙に日本語が怪しいのだけど、この場合はそれが実に適切に聞こえてしまうところなどが、この作品の魅力と言いますか、楽しみ方だと思います。また、俊介も「200%あり得る!」と握り拳を作ってしまう辺り。100%ではなく、200%と言うのが凄いですね。 昔、宇宙戦艦ヤマトの波動砲で「エネルギー充填120%」と言う台詞で、100%越えて大丈夫か?そういう事はあり得るのか?って突っ込みを入れた世代としては(大笑)、200%ってどうよ・・とまたまた余計な事を考えてしまったりするんですが(大笑)。 相手は息子の恋人。なのに、その憎むべき天敵が自分の好きな水鬼のイメージとあまりにぴったり過ぎるものだから、翔に水鬼のセリフで囁かれたなら、「あううん」となってしまうパパさん。内心の葛藤と、態度としてのギャップに笑えてしまいます。 翔に「あなたの中に行っても良いですか?」と言われて、「そ、そのセリフは水鬼シリーズ・紅い雨の213ページの水鬼のセリフではないかぁ!」ともだえてしまうなど。いや・・普通、そういうセリフが何のお話の中にあった!と言うのは覚えているマニアは居たとしても。ページ数まで覚えているものですかね??しかも、そらで(大笑)。こういうマニアックなまでの水鬼フリークが凄いですよね。 声優さんでは。先ずは、俊介に電話をかけての「言ってくれ、いってぇえええ〜」とおねだりをするシーン。緑川さん、本当にわざとでしょう?と言うくらい、色っぽくかつ悶絶するほどの悩ましさです。インターさん特有のヘッドフォンで3Dに聞こえる音声を活かした左右から音が波のように聞こえるのは、俊介が想像(妄想か?)をしてしまうシーンでのパパさんの「もっとぉ!」や最後のシーンで凄かったですね。水鬼を演じる翔のセリフに、メロメロになっている語尾の半音上がるところが、素敵です。 宮田さんの里樹は、今回も無邪気なまでの無知っぷりが可愛かったですよ(^-^)。俊介がテーブルをたたき割っているのを見て拍手するシーンや、俊介が「絶対に阻止せねば!」としてプルプル怒りに身を震わせているシーンでの「どうしたの?」と尋ねるところなどは、宮田さんならでは!だと思いました。 俊介役の櫻井さんは、嫉妬で怒り狂っているシーンの一本調子がお気に入りです。「千里さん、翔さんと二人だけの食事は美味しいですか?」の美味しい・・と言うトーン。。。ここは、もう実際に聴いてみて下さい!!としか書きようがありません。 そして、諏訪部さんの声のトーンで、翔が水鬼を演じている時のトーンが、私は一番好きじゃないかな?と今回、しみじみと思いました。「いわゆる親子丼」や、千里にわざと水鬼のセリフを語るシーンなどの色っぽさが、好きです。 また、デートに行ったレストランの給仕さんや女性などは、キャストが不明ですが。あのレストランガヤは、きっちりと聴いていると本当に楽しめます。 「君のために予約したんだよ」とか「あれ、男同士だよな?(千里が翔に抱きついたのを見て)」「誰か止めろよ(俊介がテーブルを壊した時)」などなど、耳をダンボにしてお聞き下さい(^-^)。 ところで。今回、ちょっとだけ気になったのですが。翔と里樹は何時頃知り合ったのかしら??あと・・・確か、ドラマの1で俊介が千里の敬愛する作家さんであると気が付くきっかけは、生原稿と俊介のノートの文字が同じだった事・・だったと思うのですが。冒頭の電話がかかって来るシーンの背後で、タイプライター(と言うよりも、この場合はワープロかノートパソコンのキーボードだと思いますが)を叩くような音がしているのですね。 あれ?俊介くんは、原稿をタイプしていたの?? |
西洋骨董洋菓子店 2 |
よしながふみ | 新書館 | 2003年1月25日 | SWCDー006 |
山寺宏一(橘圭一郎)、郷田ほづみ(小野裕介) 関智一(神田エイジ)、井上和彦(小早川千影) |
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若本規夫(芥川忠宏)、立木文彦(初老の男)、浅川悠(橘圭一郎(少年時代)) 辻谷耕史(本間)、池田勝(宇田川刑事)、緒方文興(吉岡刑事) 佐々木瑶子(橘紘子)、藤波京子(白井富貴子)、小金澤篤子(栄子叔母) 山岸功(勅使河原)、古島清考(本間(少年時代))、田口宏子(勅使河原(少年時代)) 津田英三(小谷)、金野恵子(女)、夏樹リオ(村松恵) むたあきこ(咲子)、佐藤利奈 おまけCDドラマ「好事家の絵本」 田口宏子(ピロコ)、むたあきこ(トミタ)、佐藤利奈(チホ) |
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橘の祖母と、叔母が「アンティーク」を訪れた。良い子の孫(甥)を演じる橘は、「良い人たちだから、心配をかけるわけにはいかない」とエイジに告げる。 小学生の頃誘拐され、ケーキを食べさせられた想い出しか残っていない事件に遭遇した過去がある橘。犯人の事も、その他の事も覚えていない彼が、アンティークをオープンさせようと思ったのは・・・・ |
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この作品は、私にしては珍しく原作を読んでいます。そして、時々ではありましたがTVドラマになった作品も見ています。 なのに、何故か・・・本当に何故か、自分でも「今更ぁ・・・・」と思ってしまったので、突っ込みは受け付けません(゜゜)\バキッ☆。本当に、今更・・この時点で「あぁ・・」と、いろんな事がストンと落ちてきてしまいました。 橘が、親や親戚達に心配をかけまいとして明るく振る舞っていた。ケーキなんて見るのも嫌なのに、誕生会を開いてもらって明るく過ごす。良い子と言うよりも、出来すぎかも・・と思えるほどの心遣いの出来る橘ならでは・・なのですが。思い出す事も出来ない、誘拐されていた時の出来事。その間に、一体何があったのか?夢に見てうなされるほどの出来事なのに、橘は思い出すことが出来ない。 そんな、橘を慰める?と言うか、見守っていたのが千影。千影の存在は、役立たずでも(エプロンのひもも結べなくて、料理も何一つ出来なくても)支えにはなっていた。 そして、そんな天才児のような橘なのに、こと女性との恋愛には向かない。Hも上手だし、相手の気持ちを考えて、相手の好きな事に合わせる事も出来るし。話し上手だし、料理も上手。おまけに、お金持ちのお坊ちゃんで、頭も良いし、運動も抜群。顔だって、ハンサムの部類に入る。絵に描いたような王子様像だと、最初は皆がそう思うのに。でも、ことごとく相手の女性から断られてしまう。 それは、ひょっとしたら過去の誘拐事件・・・自分が思い出せない事件において、相手から悪戯されたかもしれない・・・。(覚えていないけど、)それがトラウマになっているのではないか?女性から断られるのは、その時の後遺症があったのではないか?と、橘は考えてしまう。 そして、現在。甘い物が駄目な橘が、ケーキショップを経営しているのは。エイジが指摘したように、時効になった事件とは言え。その犯人を突き止めたかったのか?そんな彼らの周辺で、子供の連続誘拐殺人事件が起きる。アンティークのケーキの成分と、被害者の胃袋から検出された物が一致して、刑事が張り込みに来る。 ・・・お話の進め方として、凄く構成が上手い!!と思うんですよ。現在の彼らと過去のシーンの挿入。橘を誘拐した男(声は立木さんなので、途中で子供?にケーキを食べさせようとするシーンが入った時には、こいつがまた事件を起こしている犯人か?って思ってしまいますもの。橘が踏み込んで、逮捕に至った犯人はまた別だった時には、鳥肌がたちましたね)の声や、橘の過去の誕生日会のシーン、そして母親がこぼしてしまった言葉。それらを断片的に思い出して、飛び起きて現在に戻るシーン。橘の高校時代のエピソードに、過去の恋愛遍歴の話。それが、また絶妙に織り交ぜられています。 1で、ケーキ好きの退職刑事として出てきた芥川が事件に絡むところや、小野と橘のエピソード。もう、本当に上手すぎるほど上手く練られたお話だと思うんですね。 で、何を今更「あぁ・・」といろんな事がストンと落ちてきたのかって?? 最初に聴いた時には、小野くんの告白のタイミングがものすごく悪かったわけね・・と思っていました。高校時代に付き合っていた彼女に、いきなりふられてしまった。その直後に告白してきた小野だったから、その衝撃もあって手ひどく断ったのかな?小野の事をあれこれ言う友人に、橘は「好きで、そう産まれてきたわけじゃないし」といさめるような事も言っているけど、彼自身はその後の恋愛遍歴が物語るように、ごくごくまともなノーマルですし。結婚と言うものに、もの凄く憧れているみたいなんですよね。だから、ホモである小野の告白は受け入れられなかったのかな?と。 でも。別の事件を見事に解決した彼が、今も夢でうなされるように、根底にはずっとあの誘拐事件は存在し続ける。 相手の男を刺してしまって、逃げ出してしまった。殺したかもしれない・・と言う恐怖感と、相手から「忘れろ!」と言われた事がきっかけで、本当に全てを忘れ去った。その空白の期間に、本当に悪戯をされたかどうか(おそらく、されていないと思いますが)は不明にしても。その時のトラウマが、ホモである小野を拒絶する引き金になっていたのかもしれない・・。それが今回、本当にストンと落ちてきてしまったわけです。 あんな事を言って、小野を傷つけるつもりはなかった・・。あんな断り方をするつもりはなかったのに・・。 千影が、まだ店に出て来ることが出来ない状態にある。そして、エイジはフランスに行ってしまい。店を始めた頃のように、たった二人きりになってしまった店内で、小野と橘が語り合うシーンがありますが。 本当に、見事なラストシーンになっていると思います。もし、この2巻で「西洋骨董洋菓子店」が終わっていても、なんら不思議はないくらいに納得してしまいました。 山寺さんの立て板に水!のケーキの説明は、お店に来た男性客ではありませんが「オーナーの説明、聴かなきゃ良かった」になりますね。いや・・お泊まり勤務の時には、耳に毒よぉ・・。お腹がなるし。スナック菓子くらいしか持って行っていないと、こってりとした本格的な生クリームのケーキを無性に食べたくなりますから。 今回は、橘篇と言う事で。エイジ君や小野、千影のシーンはあまり多くはありませんが。おまけCDドラマの「好事家の絵本」の、女子高生?達の会話に対する突っ込みは、なかなか面白かったです。 でも・・本人達が聴いているかもしれないのに。そういうホモ談義をする腐女子って・・・(^^;・・それは、ちょっとどころではなく、かなり嫌です。そんな女性達に、大筋においてOKとか・・言うなよ(大笑)。 |
キヨショー2巻 |
吉岡 | RIO/アニメイト | 2006年6月30日 | RIO006 |
1.Things of value. 2.Take a course! 3.CAST TALK |
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堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、福山潤(御厨俊) 吉野裕行(宮原久晃)、山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌) 小杉十郎太(清水袈裟次郎)、こやまきみこ(清水ななみ) 長沢美樹(柴小屋倫)、石田彰(きよっぽー(カヲリ)/本山光男)、小野友樹(店員) |
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社長の無理矢理命令で、BLのCDを制作する事になった千野達。隠れ?BLファンである千野はともかく、男性である他のメンバーにとってはBLは受け入れがたいジャンルだ。今日も今日とて、超常現象!!に立ち向かうメンバーだった。しかし、今一番人気の「滅殺恋物語(略してメッコイ)」のイベントチケットをゲット出来なかった千野は、企画の一部としてメッコイのイベント見学を柴小屋に進言する・・・。 | ||||
このドラマCDの一番のポイントは、おそらく・・・BLにも出演されている声優さん達が、BLを一般の男性(や、冷静沈着かつ常識的な突っ込みが出来る人。あくまで、BLに理解を示す腐女子ではない人々)が持つであろう感想を堂々と述べる事かな?と思うのです。 今回も、「やってられっかぁ!」の宮原や御厨がぼやくシーンで大いに笑わせていただきました。 「大体、何?このありえねぇシチュエーションはさぁ!」 「つーか、何で全部エロなの?」(「そりゃ、お嬢さんの趣味だろう」と言うフォローあり) 「エレベーターに載って下に降りるまでに、事が全て終わるわけねぇだろうが!どんだけ高いビルなんだよ!」 「通勤途中にチューしただけで、ホテル直行だぁ?会社行こうよ、社会人!」 そう言えば、あったなぁ・・。エレベーターの中の情事(大笑)。確か、ダブルコールでもあったし。俺の下であがけのゲームの吉岡エンディングでは、エレベーターの中がラストだったような記憶があります。 ダブルコールは下に降りるまでではなく、塔馬の部屋のある階に上る時にしていましたっけ(大笑)。 個室で二人きりと言う事と、何時誰が乗ってくるか分からないと言う緊張感があるからでしょうか??ハラハラしつつも、燃えてしまうのかしらねぇ?? ただ、通勤途中のキスでホテル直行は聴いた事はないのですが。あったら、どなたか教えて下さいな!聴いてみたいから。 そこで、千野のフォロー?が凄かったですね。丸め込むと言うか、言いくるめてしまったんですもの(大笑)。 「おまえら、仕事をなんだと思ってる?」 「俺たちは、会社に時間と能力を買われてるんだ。違うか?」 「俺たちは所詮コマだ。だから、お前達は悔しくて仕方ない。 だがプライドはある!俺たちは人間なのだから。そのプライドを賭けてみろ!自分たちは、会社の無茶な要求にも立派に応えることが出来るのだと。それが、俺たちが会社にしてやれる唯一の抵抗じゃないのか?」 いやぁ、前回の最後で爆発するように自分のBL好きを暴露してしまった千野なりの挽回作戦!ではあるのでしょうが。 その意見は、正論をついているのかもしれません。ただ、この場合はBLと言うジャンルを作れ!と言う無茶苦茶な要求なのですから(面白そうな原作を探すのが、良いと思うのに。あくまでオリジナルで勝負!!と言う彼らが凄いですよね)微妙にすり替えているようにも聞こえます。 そのため、いつも冷静と言うよりも投げやりっぽい口調のムードメーカー手島くんにして「重みがあるなぁ」(このセリフを思いっきり軽く、重みのカケラもなく言ってのけたうえださんに拍手!!)でしたもの。 CDに付加価値を付けたら売れる!と言う話で、応募券集めてビール券プレゼント。ユーザーは女子だから、ビールじゃなく可愛いぬいぐるみ、ボディソープ、お米券に車・・おいおい。車はないでしょ。身近にして歯磨き粉・・・車以外は買った方が早いって(大笑)。 男が電話口で泣くのは、オレオレ詐欺くらいだ!と言う意見が、妙に可笑しかったです。 しかし。段ボール五箱分のBL書籍(貴重な一般意見か??それは?)・・って、ななみちゃんのBL書籍の量は怖いですよね。一体何冊くらい入っていたんだろう? 好きな声優さんの好みはあるでしょうが、彼にはこういう役が似合うの!!とお父様に指南するシーンは、詳しすぎて笑えてしまいます。 そんなななみちゃんラブ!!のお父様役の小杉さんは、ななみちゃん相手のシーンは素晴らしすぎます。「もっちろん!」「パパとぉ、ゆ〜び〜きぃり〜」が必聴!の名シーンだと思います。 小杉さん、堀内さん。「こういう事」・・・あと5年と言わずに続けて下さいね。石田さんを7年とした理由は一体何かしら??(大笑)。 今回も、御厨の福山さんの苛めっ子キャラが爆発していました。自分の好き嫌いを淡泊に言ってのける辺り。望月くんや宮原くんを苛める辺りは、もう最高!福山さんは、お声が高音になるので。どちらかと言うと、いじめられっ子が合いそうな気もしますが。良いじゃない!!こういう苛めっ子。自分の趣味や好き嫌いに正直な役って。似合うなぁ。このトーンの淡々とした言い方、好きです(^-^)。 柴小屋役の長沢さんは、堀内さんの演じたキャラに暴言の数々。役の上で・・とは言え、お疲れ様でしたm(_ _)m。きっとね、気持ちいい反面。堀内さんと一緒に居たら、言いづらかったと思うんですよね。 キヨショーは、BLに従事している声優さん達が、自分たちの出演しているBLを茶化すと言いますか。それをネタに自分たちで突っ込みを入れると言うのが面白い!と書きましたが。 今回は、アニメ店長でもあったような声優さんネタがありましたね。大量のボイスサンプルを手島と宮原が聴くシーン。 「しっかし、すっごいですねぇ」「ねぇ〜!ほんと」「これ、役によって使い分けるんでしょ?」「ねぇ〜。声優って凄い職業だよ」 「あぁ、だけど。どの人も上手く聞こえるんで、誰が良いとか分かんないんですけど」 最初に聴いた時は、自画自賛?っぽく聞こえて笑えてしまいました。でも、7色の声どころか数え切れないほどのキャラを使い分け。あまつさえ、感情を移入して。聴く人や見る人を感動の渦に巻き込む。千野が宮原達を言いくるめる程度じゃありませんがな。本当に、凄い職業だと思っていますよ(^-^)。 フリートークは、小杉さんの仕切りで主にヘアスタイルなどについてで進行されていました(山本さんには広島のお好み焼きの事などがありましたが)。 身分違いの恋をテーマに、主役クラスの声優さんも決まり!後は、煮詰めるだけ!となっていますが。さぁ、3巻の進行やいかに!!です。 |
やさしい竜の殺し方2 |
津守時生 | ムービック | MACYー2406 | 2005年6月24日 |
緑川光(ウランボルグ)、千葉進歩(アーカンジェル) | ||||
子安武人(ダンタリオン)、置鮎龍太郎(アルファード)、三宅健太(ラーサルグフル) 梁田清之(ドウマ)、増田ゆき(クローディア)、立木文彦(ガイス) 岩田安生(ノイゲバウアス)、甲斐田ゆき(アルキオーネ(ハーピー)) 永野愛(メロペ(ハーピー))、石松千恵美(タイゲタ(ハーピー)) 小林沙苗(ケラエノ(ハーピー))、松岡大介(兵士) 松山鷹志(兵士)、渡辺浩司(兵士)、最上嗣生(兵士) 諏訪部順一(ナレーション) |
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陰の世界である幻獣界と、陽の世界である人間界。その二つの世界の均衡が破られての危機は去った。 それから2年後。アーカンジェルは、ドウマやクローディア達と世界統一の戦いを繰り広げていた。しかし、敵の包囲網にアーカンジェルが危険にさらされた時。雷鳴が轟き、一頭の竜が現れた。 幻獣界で王争いを制したウランボルグが、愛しい人の危機に再度こちらの世界にやってきたのだった・・。 |
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ドラマCD1が、原作の1巻と2巻でしたので。このドラマCDの2は、原作3巻を音にした作品となります。1でも書きましたが、あまり本に対して好き嫌いがない(手当たり次第とも言う)私が、友人に勧められた本なのに、読めずに中古ショップに売ってしまった後悔のやさドラ1巻。その作品をドラマCDにした・・として、別の友人にCDを貸してもらった時。聴くことが出来るだろうか?原作を読めなかった私にドラマCDが・・・と、かなりおそるおそる聴き始めたところ。もう、夢中になって聴いてしまいました。 そして、もう一度原作にチャレンジしてみたい!と思って探していた時。何故か、4巻が一冊だけ本屋にあっても。全巻揃って売っている所はなかったのです。途中の巻を一冊だけ買うのもなんだし・・注文して取り寄せるのもなぁ・・と思っていた矢先に、文庫未収録のお話も含めて、挿絵も変更になっての再文庫化となったわけです。確か、同じ角川は角川だったけど、スニーカーからビーンズに部門?変更になったんですよね。 その時に、やっと念願かなって(ビーンズで)やさしい竜の殺し方を全巻揃えて読みふけったわけです。 ドラマCDの2巻は、CDゲットした後にすぐに聴いてはいたのですが。文庫を読んでから、また聞き直していると。あぁ・・かなり削っているんだな・・としみじみ思いました。クソババア(byガイス)のマリアベラ様の出番は、アークとウルの会話で終わってしまいましたが。マリアベラが、ドウマにも婚約者を斡旋しようとした話や、ウルに秋波を送っている実際の場面はカットされていました。 また、これがないのは・・!と思ってしまったエピソードもあるのですが。これについては、後で述べます。 さて。やさしい竜の殺し方は、BLテイストはあるけど。実際には、キス止まりで。竜王にとっては、男や女と言った性別はあまり関係ないんですよね・・。誓約する相手を愛して、そしてその人の為なら死さえも厭わない。そんな誓約を交わす相手が、ウランボルグにとってはたまたま男のアーカンジェルだった・・と言う・・・。 だから、お話としては「BLじゃないよねぇ・・BLっぽい要素はあるけど、でも、テイストだけだし。もっと崇高な感じがするよね。人類愛?うーん・・」と毎回毎回ジャンル分けに悩むわけです。 でも。今回は、聴きながら「いくら、2年ぶりと言ったところで。こいつらは、のろけまくって!!」と言う感じでね。 その瞬間、「はいはい。下手に801シーンがあるBLドラマよりも濃い睦言言っているんだから。やっぱりBLCDにジャンル分けしてもOK!」と自分に断言してしまいました(^^;。自分で自分に断言してどうするよ(大笑)。 いや・・もう、そのくらいのろけまくっているんですよ。何しろ、「世界かアーカンジェルか、ふたつに一つを選ぶなら。ためらわずアーカンジェルを選ぶ」と言うくらいに、愛しているわけですよ。 「俺はアーカンジェルだけをたらせれば良い」に対する応えが、「その目的は、すでに2年前に達成しているじゃないか」・・って、もうこの二人はたらしたらされ・・って事になるわけですよね??もう、好きにして(大笑)。 そして、「アーカンジェルに触られると、泣きたくなるくらい気持ちが良い」「心臓が破裂しそうなほど、ドキドキしている」「俺だってそうだ。気が変になりそうなくらい嬉しい」「アーカンジェルは、アーカンジェルだと言うだけで、俺を最高に幸せにする」・・・これだけのセリフをちりばめていて。BLじゃない普通のドラマCDに入れる事は、もう出来ませんがな(大笑)。 そして。「同性同士の交尾はどうやるのか分からなかったから、長老に訊いた」ウランボルグを演じた緑川さんは、1のぶっきらぼうで無口な幻獣王のドラゴンが、アーカンジェルの要請に応えて(人間とは違って、ドラゴンの成長はゆっくりなので。アークと同じ速度で年を取ると言う約束をしているわけです。人間の2年はドラゴンの10年に相当するのに、人間の2年に合わせて、ちゃんと2歳年を取ったね・・って分かるくらいに成長していると言うお話なので)17歳くらいになって、口数の多くなった青年を熱演していました。別に、ウランボルグの口数が増えたわけではなく。きちんと相手に伝わるように言葉を尽くして語らないと、別の意味に取られては困る・・と言うだけで、お世辞を覚え。ドウマやクローディア達にも、「綺麗になった」とか「貫禄がついた」とちゃんと言えるようになっているんですもの。でも、口数が増えて。お上手も言えるようになったとは言え、ウルの一番はアークと言うのは、変わってはいませんでしたが。でも・・あんな赤面しそうなセリフの応酬は、緑川さんの美声でなければ、耐えられませんわ(^-^)。だって、緑川さんなら。竜の若者は真剣で、言っているって分かる上に。もっと聴かせて!って思ってしまうんですもの。 そんな緑川さん演じるウルに愛されてしまった、美貌の聖騎士のアーカンジェルを千葉さんが演じていらっしゃいました。挿絵などの雰囲気からすると、もう少し柔らかくて、細いイメージがアーカンジェルにはあるのですが(私個人の受け取るイメージが)。拳法も使えるし、魔法も使える。おまけに、剣の腕も確かな騎士様なのですから、見かけによらずに強情でタフな所はあるんでしょうね。 細身と言うイメージは浮かびませんが(゜゜)\バキッ☆、ウルを守ろうとして、ラーサルグフルに四相神の呪文を使ったシーンの「一斬!」「二刺!」「三射」「四投」「五打」「六砕!!」と次々に衝撃波のような物を放つシーンの迫力と硬質な声の強さ、雄々しさは「あぁ・・なるほど」と思います。千葉さんのアークの雄々しさが、光ったシーンですね(^-^)。 そして、ウルの先祖の一人で。同じ黒髪のアルファードを演じたのは、置鮎さん。原作では、父性愛に満ちた30歳くらいの雷牙王と言う事になっていますが。原作知らなかったら、とても丁寧な言葉遣いの慈愛に満ちた王様・・と言うイメージがありました。千葉さんのご先祖になる、子安さん演じるダンタリオンさんは。ウルと戦いたくない・・と言って登場するシーンが好きでした。特に「おだまり!!」とアークを一喝するシーン。 ちょうどね、アンジェリークを聴いた後だったので。妙に受けてしまいました(すみません・・・個人的な理由で受けていて(^^;)。 ダンタリオンに使役され、ペット?!となった「変態」竜のラーサルグフルには、三宅さんです。三宅さんは、本当に申し訳ない・・。子供の領分とムーンリットシリーズの印象が強いものですから。変態と言うよりも、寡黙な?男らしい役の印象があったのですが、ここで初?の食べちゃいたいくらい愛しているウル君をなぶろうとする変態・悪役を演じていらっしゃいました。重低音が魅力の三宅さんですが、あぁ・・悪役が似合うなぁ・・と妙に感動してしまいました。今まで、そう言えば良い役しか聴いていないような・・(^^;。多分・・おそらく・・m(_ _)m。 でも、最後の方にノイゲバウアスと言う巨大な亀が出現します。ウランボルグの先祖であるアルファード(雷牙王)と、その誓約者であるカール君から託された物を頭の上の森に隠し持っている・・と言う島のように巨大な生物です。確か、原作ではウランボルグとアーカンジェルが立ち去ったすぐ後に、ダンタリオンとラーサングフルがやってきて。ノイゲバウアスは殺されてしまった・・・と思っていましたが。そのシーンがなかったのは、辛かったですね。 ダンタリオンの残酷さ、その残酷さに目を背けるラーサルグフル。ウルの切れた腕から、血を舐めて「お前の血は甘い!」と言ったラース君でさえ、ダンタリオンには敵わない・・と言う意味でも、原作で好きだったシーンだったのに・・。何故、あのシーンを丸ごと削ってしまったんでしょうねぇ・・。 お若い方は、ご存じないアニメで申し訳ないのですが。手塚治虫さんの漫画を原作にして、作られたアニメで「海のトリトン」があります。 解説はともあれ、その最初の方に巨大なウミガメが出てきまして。トリトンの両親から預かった形見のホラ貝を甲羅の中に持っている・・と言う亀でした。その名がメドン。設定がね、島のように巨大で。しかも、彼らに渡す物を持っている・・と言うので、私の頭の中の映像はノイゲバウアスさんは、イコールメドン状態(大笑)。 削られてしまったダンタリオン達のシーンでは、思いっきり「メードーーーーン!」違った・・ノイゲバウアスウゥーーーーーーと言っていたのに・・・。あうう・・寂しい・・。 |
恋する暴君2 |
高永ひなこ | インターコミュニケーションズ | 2006年12月25日 |
鳥海浩輔(森永哲博)×緑川光(巽宗一) | |||
平川大輔(ヒロト)、山中真尋(山口)、徳本恭敏(学生) 成田剣(森永国博) |
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森永が、巽先輩と一線を越えてから2ヶ月。二人の間には、以前となんら変わった事はなく。欲求不満に陥る森永。すったもんだの挙げ句、関係を持つことを約束するものの。二人の仲を恋人とは認めない巽が、「セフレ」の一言に、またまた大激怒。二人の約束は振り出しに戻ってしまう。 そんな時、森永の兄が現れる。自分は、森永の事を何一つ知らない事に、巽は気が付くのだった・・・。 |
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第一声が「なぁんだ!成田さんが、普通の役じゃん」(゜゜)\バキッ☆でした。別にね、成田さんが普通の役を演じてはいけないとか、そういう意味ではないのですが。 成田さんがご出演だと、どういう濃い役なんだろう?とか、今回はどういう変態な(゜゜)\バキッ☆役なんだろう・・って期待してしまう自分が居るんですね。だから、森永くんのノーマルなお兄さん役で。おそらくは、市役所職員のようなお堅い役職で、普通に結婚して弟の性癖には理解を示せない、本当に一般的な常識人のままで終わってしまうと「なぁんだ」と言う感想になっちゃうんですよね(^^;。 いや、折角の成田さんなんだから。きっと本当は何かを隠しているかもしれない!なんて、思ってしまう・・・成田さん、本当にごめんなさいm(_ _)m。最後の電話シーンなどは、凄くきまじめだけど、優しそうなお兄さんで。それはそれで、とっても好きなトーンだし。良かったんだけど。はい・・・。 さて。成田さんのお兄さん以外の感想を書いていく事にしましょう。 この作品は、何しろ受けが怒りまくっての暴君状態。自分たちの関係を、契約・脅し・支払い・・・と表現し、「やりたくない」ときっぱり言ってのけるほど。しかも、立場的に優位な存在なわけで。そんな受けを押し倒す攻めは、これまた「へたれ」。そのへたれが、どう暴君な受けを押し倒して801シーンになだれ込むか・・・ってのが、ポイントの一つになると思うのですが。 いやぁ、今回は2回が2回とも濃かったですねぇ(大笑)。2ヶ月我慢出来たんだから、2ヶ月に一回で良いだろう?と言う巽に、もっとメンタルな部分で先輩と自分との関係を進展させたかった・・・と森永。しかし、聞く耳持っちゃいないよ・・状態の先輩に、ぷっつんした森永が「じゃあ、その分濃くします」と言った前半は、お二人はもっての「本当に朝日が黄色く見える」のセリフに大笑いしました。そういう事をやりすぎてしまうと、朝日が黄色く見える・・・という事があるらしい・・みたいな話は聞いた事はありますが。それを実際に音として会話?として、聴いたのは初めてのような気がします。 後半は、森永の兄に真実を告げて怒った巽。その彼が「セフレ」の単語をずっと引きずっている事。森永の前の彼氏?に分かりにくい嫉妬をしていた事が判明して(本人は、あくまで気が付いてはいませんが)感激した森永が、抱きしめてからのシーンです。いやぁ・・・両方とも本当に、緑川さんの身体をはった(大笑)プロ根性のシーンでございます。 役者は舞台の上で死ねたら本望って言葉を聞くことはありますが、今回の現場で、台本の文字がかすむくらいに意識が遠くなった回数が多かった・・・とトークで語っていらっしゃいまして。 それでなくても、怒ってテンションが高くなっている所にもってきて、怒りながら感じている。感じながら怒っている・・を表現しなくてはいけないわけですから。しかも、あちこちで森川さんが語っていらっしゃるように、男性としての生理ではない呼吸を強いられる受けは、体力消耗しますからねぇ・・。 もう、この恋する暴君の緑川さんは、プロとしての姿勢に頭が下がりまくりです。本当に凄いものを聞かせていただきました。 そんな緑川さんの、今回のお気に入りの台詞は、「や・・や、妬くぅ?って、何を?俺が?何時!?」と、どもりながらも怒るシーン。もう、本当に赤面しつつ否定しているのが分かるほど。 可愛い後輩だけど、やる時はやるさ!の森永役の鳥海さんは、今回もナレーション兼任でお疲れ様でした。 お兄さんが出現し、初めての相手である正木との約束や現在の恋人である巽に挟まれての葛藤、微妙な内面を見事に表現されていました。 特に、巽が指摘する「おまえ、兄貴になじられて泣いていたくせに!」のシーンは、鼻水をすすりあげるわけでもなく、再現された台詞の中では本当に一部が半音くらい上がっているかな?くらいの微妙さなんですよね。 そんな森永の今回の一押し台詞は「鬼です。ここには、鬼がおるとです」・・・この台詞は、聞いた時には大笑いしましたねぇ(^-^)。芸人のヒロシ君のような感じでね、その情けなさがたまりません!そして、冒頭のヒロト君に慰められての「手が届かないから食べられないと諦めていたごちそうと、目の前の好物にお預けくらうのとでは、辛さの度合いが全然違うだろ?」の一気の台詞。 鳥海さんは、あのご本人の決めぜりふが苦手なのですが。この暴君の森永役は、本当に可愛くて好きです(^-^)。 1巻で、その色気と関西弁で魅せて下さったヒロト役の平川さんは、今回はあまり出番がなくて。ちょっと寂しかったです。 |
エンジェル・ゲーム(後編) |
南原兼 | ビースタック | 2004年6月25日 | AFCー2002 |
3話「罪と罰」 4話「冷たい太陽」 対談 南原兼×緑川光 すぺしゃるトーク2 |
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子安武人(麻生司)×緑川光(鷹塔薫) | ||||
鳥海浩輔(蓮城元紀)×鈴木千尋(灰谷史彦) 佐久間紅美(葵真百合)、寺島拓篤(部員) |
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葵の家から出て、鷹塔家の令嬢と恋におちた薫の父には、葵に残した娘が居た。義理の姉である葵真百合が麻生司をテニス部のコーチにした張本人であった。 真百合は、薫と父を奪った女性である薫の母への憎しみから、葵の祖父が後継者に指名した薫を辱めるために司を利用していたのだった。 一方、薫が惹かれている司の所で外泊した事で、親友である史彦の心情にも変化が現れていた。そこに1年でレギュラーになった蓮城元紀がちょっかいを出してきて・・。 |
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はい。南原さんのお話ですから、メインカップル以外のカップルがここにも誕生しております。 本当にね、南原さんに限らず。他の作家さんでもそうなのですが、主役カップルの周囲の人って、皆そういう嗜好の持ち主ばっかりなんですよね(^^;。たまには、男×男のカップルに嫌悪感を覚えたり、びっくりする友人が居ても良いと思うのですが。どちらかと言うと、「俺も実はおまえの事が(もしくは、おまえの彼氏(゜゜)\バキッ☆が)大好きだったんだぁああ」とか「俺も実は、この人と愛し合っているんだよ」と他でカップルになっていたり・・ってパターン多くありません?? ここでは、前編で思わせぶりな友人で出てきた史彦くんが、ついに1年生に押し倒されてしまっております。史彦くんは、薫くんが大好きで。薫くん相手なら攻めになるはずなんでしょうけど。相手が元紀くんとなると、思いっきり可愛がられておりまして・・(^^;。まぁ、鈴木千尋さんと鳥海さんだったら、確かに鳥海さんが攻めになっちゃうよなぁ(大笑)。コルセーアの兄弟対決だもの・・って、作品は違いますな(゜゜)\バキッ☆。 今回もモノローグシーンの、思わず噴き出しそうになる大げさな・・と言いますか、回りくどい形容詞使いまくりの表現は健在でした。今回の個人的ツボは、史彦くんのモノローグでしたね。 薫くんに対する長年の片思い。それを告白して、抱こうと思っていたのに。先に麻生コーチに取られてしまった。押しかけたホテルで、薫くんがコーチの愛用しているコロンの香りがしているのに気が付き。「他の男の匂いをさせて帰ってきたら、愛しい人としてではなく、娼婦のように抱いてしまいそうになる」と言うような意味のモノローグ。娼婦のように抱くって、娼婦って・・・あなたねぇ・・。どういう・・・(^^;。乱暴にとか、そういう感じ?「こぉの淫売が!」みたいなセリフでも投げつけたかったのかしら?でも、その淫売を抱くあなたはどうよ・・って逆襲したくなっちゃいますけど(大笑)。 で、結局は自分がキスマークを付けられてしまったから。手が出せなくて・・って、この子って凄く間抜けな気がしてくるんですよねぇ・・。 ただ、今回加わった元紀×史彦くんのシーンや司×薫のシーンに、モノローグによる解説があまりなかったのが救いでしたね・・。 と言うのも、前編で司×薫のシーンで。薫が陶酔の中に快感を得ていくシーンでは、薫が司のテニスプレーが好きで。その華麗なるプレーに似た腰使いをされてしまったら、僕が翻弄されるのも仕方ない・・・と言うようなモノローグがありまして。Hシーンにそういうテニスプレーと絡めた解説が付いたのがねぇ・・本当に可笑しかったんですよ。 例えば元紀と史彦のシーンで「強引な力業のテニスにも似て、俺は右に左に・・と翻弄されてしまう」みたいなセリフで解説されたら、どうしよう。それこそ、シリアスストーリーだと言うのを忘れて(って、ハナからシリアスだとあまり思っていないσ(^ ^)なのですが・・・・)大笑いしてしまう!と不安でしたが。今回は、そういうのがなかっただけでも良かった・・・って、あまり褒めている感じに受け取られないかな?? ただ、ちょっとだけ書かせていただくなら。確か、前編でテニスの合宿ってあと一週間ある・・って言っていたと思うのですが。 って事は、このテニス合宿はせいぜい一週間か10日くらいだと思うんですよね。しかし、この後編の最後の方では、コーチと薫が夜中に密会して車で移動。車で山の中のラブホテルに入って?Hをした後、別れがたくて車の中でも抱き合って・・みたいなシーンが出てきますが。あれだけ痛がっていた足は、もう治っているみたいだし。毎晩のようにそういう事をして、朝まで・・・って、身体保たないでしょ・・(^^;。しかも、テニスと言うスポーツの合宿ですよね?これって。 って、最初にテニスの試合をしてから何日くらい経過しているんだろう??一ヶ月もテニスの強化合宿って事はないよねぇ・・。だけど、緑川さん演じる薫くんのHにおける上達度って、もの凄く場数を踏んでいるように感じられてしまうのですが(^^;・・。その割には、夜のテニスコートでねだってテニスをする・・と言うシーンでは、テニスは上達していないように聞こえてしまうのがね・・何だろうなぁ?? しかし。今回は、第四話になってからの展開が凄かったですねぇ。。薫くんは、実は司くんが義姉の差し金で来た事も知っているし。自分をもてあそぶつもりだった事も承知している・・・となっています。 その上で、それまでは深窓の令嬢のような白百合のごとき(大笑)天使・薫くんは、ちょっと書き出すのに恥ずかしいおねだりをして司さんに抱かれているのですねぇ・・。それまでは、自分は葵の後継者にはならない。断るつもりだと何度も言っているのに・・と、まさに謙虚で心優しく、清廉潔白の天使の少年(はい。ドラマCDを真似て、沢山形容してみました)だったのですが。真百合さんの度重なる電話を受けて「僕、後継者になろうと思うんだ。姉さんの望むとおりに、悪い子になるんだ」と言い始めてからは、エンジェルの仮面を脱ぎ捨てたかのようです。 そう、この豹変ぶりが堕天使ゲームに続く伏線になっているんですねぇ!!その変化を、言葉だけで演じてみせた緑川さんに拍手です(^-^)。 さて前回では不要の長物(゜゜)\バキッ☆と書いた南原さんと緑川さんのすぺしゃるトークですが。この2回目では、好きな色や食べ物などについて語っています。主に南原さんが質問して、緑川さんが答える。緑川さんの答えに「あ、同じだ」とか「そうなんですか?」と一喜一憂したり、自分の経験や話を展開する南原さん・・と言うパターンになっています。 原作者さん・・と言うよりも、一(いち)緑川さんファンなんだな・・と強く思いました。 自分の好きな人との共通点を見つけては、一緒だぁ!!と喜んだりしている・・・。きっとね、私を含めて緑川さんのファンの方も、南原さんのようにインタビューや対談が出来たなら、同じように舞い上がったりするんでしょうけど。 ただ・・どうなんだろう?それをこうして商品として残るものになっていると、自分と同じようなミーハー度を見せつけられる気分がするから、だから嫌なのかしらね・・・。 |
富士見二丁目交響楽団 2
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秋月こお | マガジン・マガジン | 1996年8月18日 |
増谷康紀(桐ノ院圭)×置鮎龍太郎(守村悠季) | |||
矢尾一樹(八坂勤)、勝生真沙子(川島奈津子) 梅津秀行(石田国光(ニコちゃん))、中村秀利(吉原雅弘&小料理ふじみのおやじ) 石田彰(五十嵐健人)、浅田葉子(春山朋子) 菊池貴子(女性団員1)、菊池いづみ(女性団員2)、梶村ひろこ(女性団員3) |
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悪夢としか言い様がなかった、あの一夜の事件から3週間。練習の後に食事や珈琲に誘う桐ノ院をさりげにかわし続けていた悠希。 しかし、コントラバスの吉原が栄転で富士見を抜ける事になり、もう一人のコントラバス奏者の八坂を個人特訓する場所を、桐ノ院の部屋に借りる事となった。 音楽の基礎も何も分かっていない八坂に練習をつける悠希は、八坂に襲われかけてしまう・・・。 |
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私が男性に対して「あ、素敵」と言うのと。やはり男性が同じ男性に「あ、良いな」と思う感覚みたいなのは、微妙に違うと言うのは、分かります。 女性の中にも、姉御肌って言いますか、リーダーの素質を持っている人だったり、同性を引きつける魅力のある人が居ます。その場合は、レズとか言う意味ではなく。単にあこがれのお姉様(大笑)みたいな感じです。恋愛感情は抜きであることが多いので、このお話のような男性から好かれる男性と、女性から好かれる女性・・と言うのも、また別になっちゃうんだろうなぁ・・って思います。 今回の悠季君が八坂にまで襲われかけた事件ですが。こういうお話を聞いたり読んだりしていると、男の人に目を付けられて、次から次に同じ男性に襲われてしまう不幸な体質の人って居るんですよね。なんか、男の人を引きつけやすい(^^;と言うか、男の人が魅了されて止まない人物って、どういうんだろう?同じ男性だけど、かまってあげたい!!って思うのかしら?それとも、自分の言いなりになりそう・・って事かしら?? ただ、女性の場合の(同性でも好きになる)姉御肌の女性は、男性に対しても受けの良い人が多いのですが。悠季くんの場合は、これは・・どうなんでしょうねぇ?一応、コンマスをしているくらいですから、女性に嫌われるタイプではないと思うんですけどねぇ・・。 いや。本当に今回は、前回の誤解による強姦事件(゜゜)\バキッ☆に続けて、大いなる勘違い野郎に襲われかけるなんて・・・本当に悲劇としか言いようがありません。 そんな、悲劇の守村くん役は、今回もナレーションによる説明や叫んだり泣いたりと、お疲れ様でした・・の置鮎さん。野獣の法則(゜゜)\バキッ☆の桐ノ院の下敷きにされて、感じてしまって泣き出してしまうシーンのナレーション・・「僕の中のメス・・」と言う表現が、ちょっと気の毒でm(_ _)m。 大いなる勘違い野郎(゜゜)\バキッ☆の、八坂には矢尾さんでしたが。この八坂VS守村のシーンは、いやぁ・・本当に迫力ありまくりの怖さがありました。 「ほら、俺のズッキーニだよ」のシーンは、迫力ありすぎ。今まで、いろんな強姦シーンを聞いてきましたが。怖さと迫力では、トップ1になるかもしれません。これが、未遂で終わって本当に良かった・・。だって・・もしも・・最後までいっていたら・・考えるだけで、守村くんが可哀想です。 この八坂と、守村くんのレッスン風景は。八坂にあまりに音楽の知識がないのが、聞いている私にも分かるものですから(音楽の知識だけではなく、そのいい加減な態度ややる気のなさまでもが)それで、体臭がひどかったら・・なんかもう最悪!!と思ってしまいました。 「守村悠季は、私のバイオリニストだ!」で蹴り込み(手は、指揮者にとって大事なものだから。手は使わないとして、足だけで八坂をのしてしまったので、殴り込みならぬ蹴り込み・・(^^;)した桐ノ院役には、増谷さん。増谷さんと置鮎さんは、第一弾で好評だった!と言うことで、アフレコ終了した後も、おまけトークにご出演。 おまけトークは、今回は同期の声優さんや、仲良くしている声優さんと言うお話や、初めての役などについてのお話、そしてブックレットに掲載されている漫画や、秋月さんの小説の一部を抜粋しての演技・・しかも、今回は短いシーンだったので、お二人それぞれ役を交代しての生アフレコでした。 そして、ちょっとDJ風に1巻のアンケート葉書を読むと言う企画がありました。 前回のアンケート葉書を丁寧に読んでいらっしゃるのに、あぁ・・ちゃんと読んでいただいているんだ・・と言う思いと、感想は褒めまくらないと駄目?と言う疑問がちょっと残ってしまいました。そりゃね、一生懸命にやっていらっしゃるのですから、それをけなされて嬉しい人はいないとは思いますが。いろんな意見があるわけですから、中には全てを肯定する事が出来ない人が居ても、それは仕方ないでしょう。・・・って、じゃあ自分がこうして書いているホームページを一方的にけなされたら、怒ると思いますけど。 全部が全部イエスマンで、褒めまくりしなくちゃ駄目なのかしら?全て良かったです。何もかもブラボーでした!!って感想なら、そりゃ書く方も気が楽です。褒めれば良いんだもの。 気分だけじゃなく更新作業だって楽よ(大笑)。どこが、どう面白かったのか。どこが面白くなかったのか・・・を言葉を選びながら書くから、大変なのですもの(大笑)。 面白さが分からなかった・・と言う意見があって。自分は、その意見も分からなくはない・・と書く場合。100%面白くて素晴らしい作品とは思えなかった意見は分かると言うだけで、私個人がその作品全てを否定しているわけではありません。でも、そういう意見や考え方が分かると言う時点で、私も否定派に入るのかもしれません。 いろんな意見があって、それを柔軟に受け止める事が出来る事が大事じゃないかな?って思います。ただ、あまりにも深くその作品に関わっている場合や、愛してしまった場合には、否定的な意見は許されなくなってしまうのかもしれませんね。 このCDが発売された当時に比べて、今はネットで自由な発言が飛び交っています。ホームページではなく、ブログとして感想を書いている場合には、ホームページよりも気楽と言うか、もっと簡単に発信が出来るわけですから、アンケートの比じゃないですよね>意見の種類も、肯定の数も否定の数も。 増谷さんも置鮎さんも、ネットをされていらっしゃるでしょうから。自分の作品に対する否定的な意見なども、一杯目にしてしまって、哀しく思われていらっしゃるでしょうか?それとも「なんてひどい事を書くんだ!」と憤っていらっしゃるでしょうか?? ところで。この作品のタイトル「D線上のアリア」・・・間違っているよね・・確かG線上のアリアだったよねぇ・・と思っていたら。DEADのDだったんですね・・(^^;。・・ちゃんと表紙を見ていませんでしたm(_ _)m。 |
エデンを遠く離れて
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江上冴子 | マガジン・マガジン | JCDー990909 | 1999年9月9日 |
森川智之(加藤雅臣)×檜山修之(芹沢和範) | ||||
小野坂昌也(椿本清一郎)、岩田光央(川原正行) 神谷浩史(高橋正直)、水谷優子(氷山玲奈子)、糸博(校長) 巴菁子(食堂のおばちゃんA)、福島おりね(食堂のおばちゃんB) 山口隆行(生徒A)、関根宏次(生徒B) 加藤木賢志(椿本のとりまきA)、高橋良吉(椿本のとりまきB) |
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天王寺学院に転校してきた、オレ様な加藤に翻弄される教師・芹沢。 今日も今日とて、夜中の見回りの時にプールに引きずり込まれて、Hされてしまう始末。体調の悪い芹沢に、寮長の椿本が告げる。 「天王寺学院の嘱託医が、健康診断に来ています。加藤が何か問題を起こさないように注意していて下さい」・・・。その嘱託医・氷山玲奈子は、美貌とナイスバディの持ち主の大人の女性だった・・・。 |
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サティにドビュッシー、シューマン、リストにヴェートーヴェン、ショパンとピアノの名曲がBGMとして鳴り響く中、繰り広げられる森川さんと檜山さんの801シーン・・。 今回は、4回も(うち一回は、檜山さんのナレーションの背後で。もう一回は檜山さんの回想?と言うかモノローグでの思い出しシーンで)ありまして。収録時間67分のうち、13分くらいはピアノの演奏だけのトラックですから、実質54分でH4回は多いんですけど。その多さが気にならないお話って、いやぁ・・珍しい。多いって事は、Hの合間にお話が進行している・・と言い換えることも出来るのですが。そういう感じが全くないんですよね。 舎監室のドアを開けて、そこに裸の先生と加藤が居ても、びっくりする事なく淡々と用件を述べる川原君。 加藤の外泊を知ってヒステリーを起こしてしまう椿本くん役、声があちこち裏返っての小野坂さんの熱演も、外せませんし。 食べっぷりの良い加藤をマー坊と呼び、「あんな良い子は居ない」と言ってしまう食堂のおばちゃん達に至るまで、ちゃんと脇役達も描かれているし。芹沢先生の葛藤や、加藤の嫉妬と言うよりも独占欲なども描かれている。 そして、何よりも、今回は神谷さん演じる高橋弟!の登場が良かった。 え?ナイスバディの嘱託医の氷山先生の存在じゃないのか?って?えぇ、確かに。ちゃんと氷山先生もお話のエッセンスとして、良かったですよ。最初に芹沢先生が保健室に行った時、加藤が乱入してきて。言わなくて良いような事まで言ってしまう。そして、授業が始まったと告げる加藤に、まるで子供みたいな反応を返して走り去る芹沢。そして、加藤と一晩過ごした氷山先生が、意図的に芹沢先生を口説こうとしているシーンなど。BLには珍しく、グラマラスな女性の色気ムンムンの誘惑美女登場!でしたからね。 しかし、個人的には、高橋弟ですよ。 坊(ぼん)命!でお世話をしている兄を見ているうち、そして加藤自身のカリスマに魅せられてしまい。ついには、こんな山奥まで(二ヶ月も兄を説得して)加藤を追いかけて来てしまう。リンゴは兎に皮を剥くし、加藤が煙草を吸おうとしたら、ちゃんと火を差し出す。学長室でHをしている加藤の所にボックスティッシュを持ってくるし・・・・。そういうお世話の仕方って、違うだろうが!(大笑) なんか、妙にずれているようで。それでいて、その場には確かに適切な処置で・・。いやぁ・・この子、最高!!気に入ってしまったなぁ。その純粋に一直線なところが、妙に良い!!加藤弟が、「兄ちゃん・・・・加藤さんは、お幸せそうです」と言うシーンも好きですが。やはり、加藤の魅力を芹沢に言うシーンでしょう。 「男でも、女でも。年上でも年下でも・・加藤さんは加藤さんです!」凄く分かっていますよねぇ(^-^)。 熱血・漢っぽい役で、叫ばせるとか怒らせるシーンは天下一品の檜山さんですが。今回も、見事な受けでございました。冒頭のプールの見回りをしているシーンの怯えまくっての「誰だ?」の最初の「だ」の弱々しい声は、もう可愛いやら情けないっぽいやら。こういう可愛い役、似合うと思う日が来るとは思わなかったなぁ・・。 学長室で、押し倒されてしまい。加藤に妬くな・・と言われ「そ、そんなんじゃ・・ない」と消え入るように答えるシーンの「ない」。 ふと、どうして加藤が怒っているのかが分かってしまった芹沢先生の、加藤をからかっての「男となら、良いのか?」は、ちょっとお茶目っぽい声音。 その直後、殺気をみなぎらせた加藤を見て、「殺されても良い」と陶酔したように言う台詞。もう、檜山さん素敵すぎます!! 氷山先生と加藤が消えてしまった時に、思い出してしまったシーンでは、自分の感情を認めようとしなかった彼が、ついに加藤に堕ちてしまったんだな・・と分かるほどなんです。もっと前から、加藤に男として惹かれていたところがある芹沢先生は、加藤に惚れていたかもしれませんが。同じ男であり、教師と言う立場。そして、年上である・・と言う立場から、強姦で始まったこの関係を認めようとはしなかったんですね。 でも、今回。加藤の殺気に満ちた「男とやったら、殺す!」とすごまれて。その加藤になら「殺されても良い」とモノローグで言った瞬間。芹沢先生は、身も心も陥落してしまったのだと思います。それが、一瞬で分かってしまう演技って、凄いですね(^-^)。 ケダモノ(゜゜)\バキッ☆役の森川さんは、年下でも迫力がある加藤の声音にぴったり。15トラックで、学長室に芹沢を連れ込んで「怒鳴られないと出来ないんか?!」と怒るシーン・・は、ヤクザの息子だなぁ・・と思わせてくれました。「男とやったら・・・殺す!!」の唸るような殺気満ちあふれる声は、最高ですよ。 ところで。相方とお互いに呼んでいる森川さんと檜山さん。Hシーンがあるドラマを、どういう感じで演じていらしたんでしょうねぇ?富士見であったようなトークのおまけがあったなら、聞くことが出来たのになぁ・・。エデンにトークが付くのは、第三弾からだし。昔だったからかなぁ・・と思っていたら。富士見の方が、このエデンよりも古かったんですね・・(^^;。 あと・・ちょっと今回「あ!」と思ったのは。普通、品番と言うのは。連番になっていますよね。コーエーさんならKECHの何番・・と言うのは、発売順に続いていますが。このJUNEさんのドラマCDは、発売日が品番になっているんだ!と言うのに、初めて気が付きまして。おぉ・・と思ってしまいました。いや、ただそれだけの事なんですけどね。 |
アニマムンディ 終わりなき闇の舞踏
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菜摘かんな | 花梨エンターテイメント | KARINー04 | 2005年10月21日 |
Disc1 1.待ち人来たらず 2.結社の人々 3.アガシオン 4.上客 5.ダッシュウッドの入団 6.歓迎されぬ男 7.孤独の紳士 |
Disc2 1.医者の息子 2.薬の代金 3.朝食 4.迎え 5.暗黒のはらわた 6.ラジオ秘密結社 地獄の一丁目クラブ |
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諏訪部順一(フランシス・ダッシュウッド)×置鮎龍太郎(ゲオリク・ザベリスク伯爵) | ||||
佐々木仁志(サンドイッチ伯爵)、緒方恵美(ヤン・ファン・リュースブルグ) 安元洋貴(悪魔メフィスト)、小野大輔(ウルフガング・ザベリスク) |
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ダッシュウッド12歳、路地裏で猫の死骸に盗品を詰め、契約した人を待っていた。そこに現れたのがサンドイッチ伯爵だった。その出会いが、ダッシュウッドが「地獄の火クラブ」に入団するきっかけとなったのだが・・。 成長したダッシュウッドは、借金の取り立てでザベリスク伯爵家を足繁く訪れていた・・・。 |
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アニマムンディのお話のうち、ダッシュウッドに焦点を当てた逸話です。 アニマムンディでは、「旦那ぁ」と憎めない悪役だったダッシュウッドが役得と言いますか、妙に気に入っておりまして。こうして、当初の予定よりも長丁場となった2枚組のCDでメインになったのは嬉しかったですね。しかも、滅多に聴くことはないだろう、諏訪部さんの12歳と18歳、そして23歳とシーンによって少しずつ年齢を重ねたダッシュウッドを聴く事が出来るわけですから。それに応じて、緒方さん演じるリュースが成長している様も聴くことが出来ましたし。アニマムンディの気になるサブキャラであったダッシュウッドとリュースのお話を聞くと言う意味でも、満足しています。 しかし。このアニマムンディのドラマCDは、1〜3はそれぞれ別物。ゲームのキャラクターを使っただけの逸話として聴いた方が良いのか?それとも、時系列で続くお話として聴いた方が良いのか?と、聴く度に迷ってしまいます。 と言うのも、今回は、ミハエルが名前だけ登場。ゲオリクがメフィストと契約するきっかけ?となったサンジェルマンは名前さえ出て来ない。でも、ゲオリクはメフィストと既に盟約を結んだ状態なんですね。使用人が居なくなった・・と言っているって事は、あの少年の事でしょうし。しかも、王宮医師を辞めた・・と言っているって事は、確か1作目で辞めた直後のお話が出ていますし、これはその後のお話として捉えた方が良いんですよね?? そこいらのコンセプトと言うか、シリーズとしての繋がりが結構希薄で。どう捉えたら良いのかな?あまり深く考えない方が良いのかな?と思いつつ聴いておりました。ま、目的としては、ゲームでは「らしき素振りや思わせぶりなシーンはあっても」決して絡みがなかったダッシュウッドとゲオリクのシーンでしたから。ま、良しとしましょう。 だって、諏訪部さんと置鮎さんの絡みよ??ありそうでなかった(と言うか、私個人はこれで初めて諏訪部さんと置鮎さんのカップリングを聴いたわけですが)カップルですから(^-^)。もし、他のシリーズだとかドラマCDで諏訪部さんと置鮎さん演じるキャラのカップリングがあったら、教えて下さいm(_ _)m。不勉強で知らないんですよ・・・(^^;。 ただ、1の親友編でもそうでしたが。ゲームの最後の方で崩壊してしまう「地獄の火クラブ」とは言え、途中のお話なわけですから。お話がね・・中途半端なんですね。ダッシュウッドとリュースの友情話にしても、ゲオリクとサンドイッチ伯爵との関係にしても、凄く中途半端。最後まで描くわけにはいかないのは分かるにしても、欲求不満なストーリーになってしまいました。 いくらね、ゲーム本編では絡みのなかった二人を楽しみにしていただけ!とは言っても。やっぱりお話が面白くないと、それはそれでつまらないんですよ・・しくしく・・。 シーンと言うか、使用人が居ないザベリスク家で。ダッシュウッドの為に根菜類のスープを作るようにメフィストに命じたゲオリク。しかし、その運ばれてきた料理には、何の肉を使ったのか毛はあるし(^^;・・味は不味いし・・(^^;・・とか。倒れたダッシュウッドを運ぶ時に、ゲオリクがお姫様抱っこをして、メフィストが喚くシーンなどなどの。メフィストがらみのシーンは、それなりに笑えるものはあったのですが。全体的にね・・ちょっと、個人的にはお奨めは出来ないドラマCDです。 諏訪部さんの少しずつ年齢を重ねる度に、どんどん暗くなっていくダッシュウッドがお見事でした。ゲームで出てきた時のうらぶれ、ひねくれたダッシュウッドになるまでの過程。。そうなるまでの彼の思い。下水道や地下道などの暗闇から、地上の世界に戻ろうと頑張ってはみたものの、ことごとく打ちのめされてしまい。それでも、悪に染まりきれずに居るダッシュウッド。そんな彼の紆余曲折をモノローグと共に見事に演じて下さいました。 緒方さんのリュースは、コケモモのジャムのエピソードでのダッシュウッドに対する微妙な友情が見事でした。 ゲーム中では、ゲオリクが訪れて死者の霊と交信するシーンがありましたが。ゲームの中の1シーンではなく、ドラマとして降霊術を行うシーンがあったのは聴き所でした(^-^)。 今更!!とおっしゃる方は多いと思うのですが。改めて置鮎さんの受けの上手さに脱帽しました。今、ダッシュウッドに何をされているのか?が、説明なしに分かるんですよ。 しかも、翌朝のサンドイッチ伯爵達を迎えるシーンの、なんとも艶っぽい気怠さ!最高!この気だるい、いかにも!今まで何をしてました!!ってのが分かる息の上がったような艶っぽい声にノックアウトされましたね(^-^)。 前回も、何でここで入っているのかが不明だったラジオバージョン?のおまけトラックですが。ここは、本編を忘れて。メフィストとゲオリクの掛け合いを楽しんでおりました。 ゲーム中でゲオリクが女装をしたシーンの事や、アイメイク(大笑)の裏話などなど。ヒールを履いたゲオリクが、190センチは越えていた話を聞くと。ダンスを申し込んだばかりでなく、惚れてしまった(大笑)ミハエルって・・ミハエルって・・と改めて思ってしまうのでした。 |
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