更新情報早見ページです。

*ホームページの特性として、聴いたものをあちこち不定期に更新しています。
買ったらすぐに聞く作品もありますが、とりあえず棚に並べる・・・と言う作品もかなりあります(゜゜)\バキッ☆。

(初めての方はともかく)何回か来ていただいた方が、全部を回って見ていただくのは大変ですので、新規に感想やデータをアップしたものをここで一ヶ月分まとめて紹介します。
ただ、BLと普通のドラマCDが混在する形になるので、BL嫌いだとおっしゃる方、ごめんなさいm(_ _)m。
一応、一覧の方に(B)と書いてあるのはBL作品ですので、参考になさって下さいm(_ _)m。
また、ソングアルバムは(S)、ラジオ関連は(R)と書かせていただきます。


*今月のトピックス

*立木文彦さん、50タイトル突破しました。

*ボーダー・ラインはグレイ・ゾーンと合わせてシリーズとして扱います。

*二重螺旋は、シリーズとして扱います。

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*感想アップ一覧

*わはは。過去最多記録の感想数になったかも・・・。実は9タイトルは、12月に聴いておりまして。1月1日のアップに間に合わせるつもりだったのですが。年末のいろいろもあって、どうしても間に合わなかったのでした。
さて、どのタイトルか、分かります?見事、9タイトルとも当てた方には、豪華粗品進呈します!(って、3タイトルまでは分かりますけどね)。

*花町物語、犬夜叉関連。ロミロミシリーズ&創竜伝は感想を全部書き終えました\(^o^)/。

ケロロ軍曹 地球侵略CD 第1巻
ケロロ編
裏 今度はマのつく最終兵器!
(本家すぺしゃるVer.)
今日からマ王!はじマりの旅 
パーフェクトファンブック 付属CD
銀さんのオールナイト大江戸! 最遊記 11 BE THERE(前編) 創竜伝W 四兄弟脱出行
遙かなる時空の中で3 八葉歳時記 WILD LIFE 1 リスペクト オブ アニメ店長!
AIR 3巻
遠野美凪・DREAM 前編
遙かなる時空の中で〜八葉抄〜
キャラクターコレクションT 青龍篇
アンジェリーク外伝
〜無限音階Vol.1〜惑星アクアノールと歌う民
草尾毅/もういちど I LOVE YOU(S) アニメ店長 有頂天!!(S) BL裏話 SPECIAL Part.1
犬夜叉キャラクターソング
蒼き野生を抱いて/犬夜叉feat.かごめ(S)
犬夜叉キャラクターソング
風のなかへ/弥勒feat.珊瑚&七宝(S)
犬夜叉キャラクターソング
業/殺生丸feat.邪見&りん(S)
カタルシス・スペル(B) 貴族と熱砂の皇子(B) スレイヴァーズ・ラヴァ(前編)(B)
きっと純愛というのは・・・(B) ラブホリック〜恋愛処方箋〜(B) 花町物語 夢絵巻(B)
好きなものは好きだからしょうがない!! 
WHITE FLOWER TRUTH rise(B)
Angel’s Feather 黒の残影(B) 
初回限定特典 フリートークCD
富士見二丁目交響楽団 
寒冷前線コンダクター(B)

*感想アップしたもの

ケロロ軍曹 地球侵略CD 第1巻
ケロロ編

吉崎観音 ビクターエンタテインメント株式会社 VICLー61391 2004年8月21日
1.イントロダクション
2.オープニングテーマ「ケロッ!とマーチ」
3.地球侵略ドラマ「戦え地球戦士!全4話であります」
4.エンディングテーマ「アフロ軍曹」(超ショートバージョン)
5.次回予告
6.夏休み限定新エンディングテーマ「地球侵略音頭」
7.地球侵略音頭(オリジナル・カラオケ)
渡辺久美子(ケロロ軍曹)、草尾毅(ドロロ兵長)
中田譲治(ギロロ伍長)、小桜エツ子(タママ二等兵)、子安武人(クルル曹長)

斎藤千和(日向夏美)、川上とも子(日向冬樹)、平松晶子(日向秋)
能登麻美子(アンゴル=モア)、池澤春菜(西澤桃華)、藤原啓治(ナレーション)
地球侵略を目指す、ケロロ達。その新たな手段として、全5巻のドラマCDを発売すると言う。
彼らのアジトでは、その企画会議が行われているが。全員が自分の野望?のCDを出すと言い出したために、まとまるはずもなく・・・一体、ドラマCDはどうなってしまうのか?
はい!正直な話をさせていただきますと。私、ケロロ軍曹のアニメを一回も見たことがありません(宮崎では、放送ないです。衛星デジタルの民放なら、火曜の午後6時から放送がありますが。時間が悪い。仕事が6時までだと、どうあがいても見ることが出来ません・・・(^^;。留守録をしたくとも。衛星デジタルが入るTVにセットしているビデオは、衛星デジタル対応のビデオではないので。TVの方から録画設定をしなくてはいけないのです。しかも、その録画設定をすると、TVを留守中もつけたままにしておかなくてはいけない。そんな、半日以上もTVつけっぱなしなんて勿体ないこと出来ません(^^;。昼に自宅に居る親にうっかり、チャンネルを変えられたら録画出来ませんし。自分の見たい番組を録画してもらうためでなかったなら、父などはTVのスイッチを消してしまうものですから(^^;。一番良いのは、自室のTVを早く地上デジタル対応の品に買い換える事でしょうが。TV、ほとんど見ていませんからねぇ・・。もったいないのよ)。おまけ?に原作も読んだことがありません。
それなのに、どうしてCDを購入したか?・・・・・・このホームページをご覧の方なら、うすうすその理由は分かっていただけると思うのですが。石田さんが5巻にご出演だったから(噂によると、他の巻にもご出演?キャスト欄には、はっきり載っていないし。この1巻以外はまだ聴いていませんので、確認は出来ておりませんm(_ _)m)。最初は、5巻だけとりあえず買ったのですが。一番最後の巻でしょ?聴いたら、あまり良く分からなかったので(大笑)、じゃあ1巻から買ったら、もっと分かるかなぁ?と思ったわけです。

ま。そんなこんなで、第一巻を聴いたわけですが。CDの企画と言うのは、分かりました。ケロロ達5人のキャラの特徴も、なんとなく分かりました。
プラモデルを作るのが大好きなケロロくんに、いかにも軍人!で強面っぽいギロロさん。対抗意識を燃やすものの、あまり役に立っているのか居ないのか?のタママちゃん。腹黒そうな技術屋さんのクルルくんと、どうして彼がこの小隊に居るのかが、ちょっと分からない平和主義のドロロさん。
そこに、彼らを下宿させている日向家の人々などが絡んでいるわけですね。

まぁ、お遊びのようなCDですから。ストーリーは、ちょっと・・子供番組に、こういうボインの必殺武器って良いのかなぁ?と言う感想を持ったくらいで。
後は、ダンス☆マンって一体何??で終わってしまいました(大笑)。結局、あんまり分かっていないまんまですな(゜゜)\バキッ☆。

個人的には、ケロロくん達がそれぞれの名前を「ケロケロケロケロ・・・・」「ギロギロギロギロ・・・」「タマタマタマタマ・・・」と言う具合にはもる所が好きでした。
また、トルーパーなどの昔では。熱血!ヒーローしていた草尾さんが、凄く穏やかな平和主義者のドロロさんを演じていて。なんだか、妙に時代の流れのようなものを感じておりました。

裏 今度はマのつく最終兵器!
(本家すぺしゃるVer.)

喬林知 マリンエンタテインメント MMCCー4069 2005年6月24日
1.プロローグ   
2.豪華客船は危険がいっぱい
3.さてその頃の眞魔国   
4.一難去ってまた一難
5.魔剣モルギフ・ぶらり湯けむり秘湯の旅
6.それぞれの道
7.帰ってきたら帰ってきたで   
8.エピローグ
9.グウェンダル閣下の受難
10.裏今度はマのつく最終兵器キャストコメント(本家すぺしゃるVer)
櫻井孝宏(渋谷有利(ユーリ))、井上和彦(フォンクライスト卿ギュンター(ギュンター))

大塚明夫(フォンヴォルテール卿グウェンダル(グウェンダル))
森川智之(ウェラー卿コンラート(コンラッド))
斎賀みつき(フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム(ヴォルフラム))
勝生真沙子(フォンシュピッツヴェーグ卿ツェツィーリエ(ツェリ))
竹田雅則(グリエ・ヨザック(ヨザック))、宮田幸季(村田健)
小西克幸(渋谷勝利)、山口登(部下A)
朝倉栄介(部下B)、大久保利洋(部下C)
魔剣・モルギフを見つけるための旅を 別視点から描いたドラマCD。有利達がヴァン・ダー・ヴィーアに向かっていた頃、眞魔国で起こっていた年長者達の会話や、眞魔国に行く前後の有利の兄・勝利との会話など。
おまけ?として、ツェリ様の媚薬を被ってしまったグウェンダルの受難のお話など。
最初に聴いた時には、お話がポーンと飛ぶので「はぁ?」と思ってしまったのです。エピソードが飛ぶんですね。非道の限りを尽くす海賊に「上様」モードになった有利のシーンがあったかと思うと、その顛末はナレーションで飛ばされている具合。ドラマCDとしては、エピソードが続いて一本のお話と言うよりも。アニメのモルギフ発見のお話の裏側を描いたお話と言うコンセプトなので、慣れるのに時間がかかりました。慣れればこちらのものなんですけどね(苦笑)。
ただ、TVアニメから時間が経過してこのCDを聴いたので。冒頭のお兄ちゃんとの会話シーンなどは、本編になかったっけ?こんなシーン・・と思ってしまって(大笑)。
確かに言えるのは、まだこの当時は村田くんは単なる草野球のマネージャーさんで、昔の同級生でしかなかったんですよね。オープニングにも出てきているし、単なるお友達ではないかもしれない?くらいのキャラクターだったんです。もしアニメ本編で、「諦めるのが大人ってわけじゃないよ。責任ある立場に就いたなら尚更。だって、渋谷が諦めたら渋谷を信じてついて行く者達はどうなる?君はこれから、いろんな事を決めていかなくちゃならない。その決定がいずれ君の国の命運を左右する事になるだろうね」「予言じゃない。僕は君に助言しているんだ」など、こんな意味深の会話をしている彼や、見送った後の「永世平和主義・・・か。また難しい選択を・・・でも、渋谷らしいな」と独り言を言うシーンが入っていたら。小シマロンのカロリアでのエピソードの前に「こいつ・・何者?」と思っていたはずですもの。

さて。そんな中で、一番笑い転げたのはやはり年長者の会話です。仔猫たんも子犬たんも・・とあの強面のグウェンダルが言う台詞は、実はツェリ様由来であった事も判明しましたし。胸の谷間で窒息しかけているご子息・・・と言うヨザックのセリフなどなど、トラック9は何回も聴いてしまいました。あのシーンで、平然と「男としては本望でしょうが」と言い切れるのは、ヨザックだけよねぇ。また、ギュンターの汁まみれっぷりも楽しい一枚でしたね(^-^)。
このCD(正確にはトラック3)を聞きながら、今夜は餃子にビールで決まり!とメニューを決めた方、私以外にもいらっしゃいますか?(苦笑)。
また、このCDでは「ヴァン・ダー・ヴィーア」音頭が収録されているのですが。感想を書いている2007年1月現在、「今日からマ王!キャラクターソングアルバム」の発売日は未定のままです。一時期は発売日まで告知された商品でありながら、何故発売日が未定になってしまったのか・・。何らかの大人の事情があるとは思われますが、早く決まってくれませんかねぇ・・。これを聴いていたら、音楽?として音頭を聴いてみたくって。

マ王!のお楽しみの一つは、有利の内心などの突っ込みだと思うんですよね「って、それってなんとかだろ?」・・に代表されるような。それを今回かなり満喫しておりました。櫻井さんは、他にもモルギフを演じていらっしゃると言うことでしたが、いくら声を加工しているとは言え、耳をダンボにして聴いても分かりませんでしたm(_ _)m。トラック5のモルギフの女言葉バージョンのセリフは、楽しかったですねぇ。言いながら「だから、何故女言葉!!」と突っ込みも入っているし。
アニメ本編で、まだ一回しか登場していない状態だったお兄ちゃん役の小西さんは、「お願いするなら、上目遣いに・・」と弟に無茶な願望を抱くシーンが可愛かったです(^-^)。

ところで。こうしてドラマCDとして聴いていて。ふと、アニメではあまり気が付かなかった事を今回痛感しながら聴いておりました(ごめんなさい、原作は立ち読みですませておりますm(_ _)m)。
それは、戦争についての談義です。有利は、現代日本では一介の高校生でしかないのですが。眞魔国に行けば、絶大なる魔力を持った国王陛下として国を治めなければならない。しかし、彼が国王となっている眞魔国と他の人間の国との断絶は根深い。しかし、絶対に武力によって解決はしたくない。争いたくない・・と思う平和主義の有利。
彼が、その理想とも思える平和主義を実現するには、どうしたら良いのか?と相談するシーン。これは、アニメとして見ていた時よりもテーマとして浮き彫りになっているように思いました。確かに、アニメでも武器による解決は駄目!!と有利は言っていましたが。アニメになると、訴えてくるテーマが微妙に見えてこない時もあるんですよね。モルギフをゲットする旅に出かけたのも、魔王のアイテムゲットだけではなかったはずなんですけどねぇ(^^;。
「馬鹿か、おまえ。その仮定自体が間違ってる。おまえ、まさか本気でこの世界には、戦争がないなんて信じてるんじゃないだろうな?」
「一人で解決出来ない事なら、信じられる相手を頼れ。一人きりで処理出来ることなんてたかがしれてる。重い荷物なら、持ってくれる相手を探して手分けして運べ。もちろん、ゴールまで一緒に歩ける奴じゃなきゃ駄目だ」
このお兄さんのセリフは、別に戦争を回避する手段として・・ではなく。普通に、職場や家庭でも当てはまる言葉じゃないか?と思って聴いておりました。

今日からマ王!はじマりの旅
パーフェクトファンブック 付属CD

喬林知 角川書店 2006年9月8日
櫻井孝宏(渋谷有利)、宮田幸季(村田健)、石田彰(サラレギー)
ゲーム制作が無事に終了し、眞魔国と小シマロンの首脳会談が行われる事になった。二人きり!とはりきるサラレギーであるが、村田が参入して3人で会話が進む。
フリートークでは、攻略本付属のCDと言うことで。こんな攻略本があったらいいな・・・と言うテーマに沿って。
おまけCDとは言え、トークを含めて30分と言うのは非常にボリュームもありましたねぇ(^-^)。
おそらくは、ゲームの開発者さんチームの苦労談でしょうが。デバッグの話や、駅から微妙に遠い事、食べ物屋さんが少なかったとか、急行が停車しない駅なんてのは、裏話ですよねぇ。それをポンポンとテンポの良い会話で、聴かせてくれる3人が素敵でした。
しかも、ロン・ヤスだとかロミオとジュリエットは小シマロンで多い名前なんて嘘っぽい会話を交えつつ、舌打ちをしたりするサラが素敵で・・。TVアニメでは、サラレギーの出番はなかったのですが。こぉんな美味しいキャラなら、もしマ王の続編アニメがある時には、是非!!登場させて!と願わずには居られませんでした。
でも・・・ロン・ヤスの会話で、有利が「俺が生まれる前」と言う台詞がありまして。そっかぁ・・もう平成19年になっちゃうから、高校生だと昭和の首相は知らないわなぁ・・と時代の流れを痛感しておりました(大笑)。何しろ、ロンヤスのセリフをちゃんと分かって聴いておりましたから>管理人は。
マ王らしく、相手のセリフにちゃんと突っ込みを入れつつ疲れている有利に、我関せずのサラレギー。嘘だろうけど、まともに聞こえてしまう策士の村田くん・・実に微妙な3人でした。
そういうマ王らしさを残しつつ、ゲーム開発の苦労話に本の紹介まで入っているのですもの。もう、お見事としか言いようがありません。

攻略本については、つちのこ談義や人生の攻略本などの話で盛り上がっていましたが。石田さんや宮田さんの部屋の掃除(片づけ)は、私がします!!と聞きながら思ったファンは多いのではないでしょうか?また、櫻井さんが料理が終わった時にはシンクは綺麗・・と言う話に、おぉおおお・・と思ったファンも多いと推察致します。

銀さんのオールナイト大江戸!

空知英秋 アニプレックス 2006年7月26日
銀魂 DVD1巻限定版封入ドラマCD
杉田智和(坂田銀時)、阪口大助(志村新八)

釘宮理恵(神楽)、雪野五月(お妙)、くじら(お登勢)

石田彰(桂)、千葉進歩(近藤)、中井和哉(土方)
鈴村健一(沖田)、立木文彦(長谷川)ほか
万屋の3人が、DVDを購入したくれたファンのために、一夜限りのラジオ放送を行うと言う設定でのドラマ。
「銀さんのお悩み相談」やラジオドラマ、CMに交通情報まで盛りだくさんの内容。
お正月休みを利用して、やっとDVD一巻を見ることが出来ました。友人が他の桂が出てくる話を一部録画して送ってくれてはいたのですが、やはりTV放送の第一話たるこのDVD一巻を見るまでは・・と、まだ見ていなかったのです。時間なんて、作ろうと思わなければ出来ないとは思うのですが。ドラマCDとテレビって同時進行出来ませんからねぇ・・

さて。アニメのまんまの登場人物が、本当に楽しかった一枚でした。とことんセリフがずれて、訳が分からなくなる状態の神楽と銀さんのかけあい。それを鋭くつっこんで、叫びつつもなんとか進行させようとする新八くん。
絵がなくても、間が実に絶妙で。30分弱のCDなのに、ものすごく長く感じました。聴くのが苦痛で長く感じる作品もあるにはあるのですが、これはその盛りだくさんさに「え?この時間であれだけ入っていたの?」の驚きです。いやぁ、これでDVDが付いてくるなんてお得なCDでしょう(って逆!)。

美形キャラなのに、ちょっとものぐさそうに喋っている沖田くんのニュースの報告や、聴いているこちらが気持ち悪くなった土方さんのマヨネーズのCM(慎吾ママで、香取君がマヨネーズを食べると言うより飲んでいるのを見た時のような感じでした)に、桂が釣られて「かつらじゃない、づらだ!」と言ってしまうお悩み相談も面白かったのですが。
一番は、ラジオドラマの銀時先生でした。
「○○をきれ」と言う銀時に「出来ません」と訴える桂が、もう思いっきりツボに入りましたし。バナナはおやつに入るのか?の質問に、バナナはおやつだがゴリラにとっては主食だ・・の説明に納得する近藤さん・・。認めているのか?自分がゴリラと言うのを認めてしまったのか??と、あの短いドラマに受けまくっておりました。
なんでも、7巻の限定版DVDにもドラマCDが付属するそうですが。今からとても楽しみだったりします(^-^)。

最遊記 11 BE THERE(前編)

峰倉かずや フロンティアワークス 2003年10月24日 FCCCー0010
関俊彦(玄奘三蔵)、保志総一朗(孫悟空)
平田広明(沙悟浄)、石田彰(猪八戒)


根谷美智子(花喃)

園田恵子(悟浄の母)、千田光男(三仏神)、岸祐二(妖怪)

細野雅世(女)、紗川じゅん(女)
田中完、鳥畑洋人
1000人もの妖怪を大量虐殺した「猪悟能を捕縛するよう、三仏神から三蔵に指令が出た。
その頃、紅い髪と紅い瞳を持つ沙悟浄は行き倒れていた青年を拾う。自分の紅い髪を血の色に見える相手を求めていたのかもしれない・・・。
三蔵一行の出会いを描いた作品が、ついにドラマCD化。
作品によっては、時系列で事件が語られるものと、そうではない作品があります。つまりは、時間の流れと共に、見知らぬ者同士が同じ目的のために戦う!などと言った順序よくお話が進むもの・・・仲良くなって、相手を知って行く過程をつぶさに描いた作品。そして、ある程度仲良しさんの状態で主人公達が出てきて。その出会いなどは、後から描かれるパターンですね。お互いの過去や事件などは、始まった時点では描かずに、少しずつ「こういう事もあったんだよ・・・」と出てくるパターン。
この最遊記は、言うまでもなく後者のパターンをとっています。悟能であった猪八戒と悟浄の出会い。そして、悟能を逮捕にきた三蔵と悟空と彼らの出会い。このエピソードは、座談会で保志さんも語っていたように、彼らの原点でもあり、好きなエピソードになるようです。何しろ、三蔵様の黄金の元に彼らが集ったお話となるわけですから。
そういう過去のお話で、おぉ・・・と思うのは。キャラクター達の距離感です。ある程度お話が進んで、声優さん達も馴染み、一つのチームが出来上がってしまうと。そこには、馴れ合いと言いますか、目に見えない親しみなどが出てくる時があります。しかし、このドラマCDでは。出会ったばかりの悟能と悟浄の距離感(悟浄と悟空は、出会った時から食べ物を奪い合ったり喧嘩をしていて、結構出会った当時も今も変化がないような気がしてきますが)や三蔵と悟浄の距離感・・・そういう物が、空気に流れている・・。その素晴らしさですね。

結構、原作でもアニメでも見たエピソードではありますが。悟浄の珈琲の好みが、私と同じであった事だとか。新しい発見も結構ありまして。楽しませていただきました。
また、初回特典の座談会では、4人の小学生や中学生時代のお話を聞くことが出来ます。
あと、おぉ!と思った事の一つは。根谷さんのセリフって、いつも同じ。八戒が思い出す、花喃のセリフって、いつも同じなので仕方ないのですが。出会って、「もう一人じゃないのね」と言うところ。「悟能の手、好きだな」と語るところ。そして、悟能の目の前で自害するシーン・・。それくらいしかないですよね。なのに、毎回同じセリフを言って死んでいく・・・原作の峰倉先生も、「何回も死んでいただく事になりますよ」と言ったなら「何回でも死にますね」と快く?花喃役を引き受けたと言うエピソードを思い出しますが。いや・・本当に毎回、同じなのに・・。本当にプロですよね。同じセリフを言うためだけに収録現場に来ていらっしゃるのですもの。

創竜伝W 四兄弟脱出行

田中芳樹 キングレコード 1997年6月21日 KICA7017−8
DISC1
1:竜王たちと夕食を     
2:われらが不満の夏     
3:逃げるときでも胸を張れ
4:ウォーターフロント遁走曲(フーガ)     
5:竜王on覇王
DISC2
6:竜人戦線       
7:ドラゴン・ミラージュ    
8:ドラゴン・フライト
9:ドラゴン・アタック     
10:水晶宮の夢
宮本充(竜堂始)、置鮎龍太郎(竜堂続)
石川英郎(竜堂終)、石田彰(竜堂余)


松井菜桜子(鳥羽茉理)、沢木郁也(鳥羽精一郎)
森川智之(水池真彦)、家中宏(虹川耕平)、立木文彦(蜃海三郎)
島津冴子(レディL)、小林清志(田母沢篤)、田原アルノ(首相)
叶木翔子(花井欣子)、有本欽隆(花井宗彦)、小室正幸(蚩允)
坂東尚樹(藍采和)、石井康嗣(曹国舅)、小野健一(儀狄)
北村弘一(玉帝)、兵藤まこ(西王母)、中庸助(大君)
桜井敏治(警察官1)、菅原淳一(警察官2)、加瀬康之(松永良彦)
横田基地を破壊した、竜堂4兄弟。日本政府や公安が彼らの身の確保に乗り出してきた。
家を出ることになり、とりあえず移動を開始した彼らは隅田川でアメリカの空母に乗ったレディLと再会する。しかし、始の手首に巻かれた中性子爆弾のスイッチが、ミスにより入っていた!?
一方、前回竜堂兄弟のタンクジャックに「積極的」に参加した水池は、友人の虹川の家に転がり込んでいたが・・・。
久しぶりに聴いた後。ん??と思う事があったので、原作を読み返しつつ聴くと言うことをやってのけました。
いやぁ・・原作を読み返したのって、何年ぶりだろう??書籍の奥付を見ると1989年の日付になっておりまして。その直後と、他のきっかけで読み返した事はあったはずですが。10年以上ぶりかなぁ?と言う感じですね。

読み返したのは、自衛隊の中の風紀委員に追われた水池さんや蜃海さん、虹川さんの3人が、首相官邸を襲撃していた3兄弟+茉理ちゃんと合流するのですが。この間、彼らはどこをどう逃げ回っていたのか?ドラマになった時、削除されたエピソードでもあったのではなかろうか?と思ったからです。
竜堂兄弟が、隅田川でレディLと再会していた時と並行して、彼らがアジトから出発し。その後すぐに襲われていたわけではなかったのですね。始さんが、レディLの助力もあって竜に変化した頃に彼らは自衛隊に追われていたわけで・・。エピソードを挿入する時期が、微妙に違っていたから「あ??」となったわけですな。

しかし。原作を読むと。結構セリフで状態を説明している事が分かったり。ドラマCDを聴いただけでは分からない発見もあるものですね(^-^)。

今回、音の世界では分かりづらかったセリフとして。水池さんの日清戦争時代のギャグだとする「黄海の波高くして、定遠はまだ沈まないのかね?」と言う台詞があるのですが。
これが音ですと「こうかいのなみたかくして、ていえんはまだしずまないのかね」となります。これを音だけで、上の文章に変換出来る人って、そうは居ないと思います。
航海の波が?そもそも、庭園??って何??分からない・・・。自衛隊の元同僚をからかっているセリフになるはずなのに・・。
まぁ、原作を読んでもこの部分の意味が、ちょっと分かりづらかったので。いろいろ調べてみました。
黄海は、波が高いわけがない。ほとんど波はないに等しい。そして、定遠は中国の軍艦だから。撃ち落とせない軍艦の言い訳に波が高くて弾が当たらない・・と使われたのではないだろうか?つまりは、環境などが悪くて、思うような戦果が出せない言い訳のような物ではないだろうか??と言うことは、軍人さんなどに対する、凄い当てこすり?皮肉のような物なのかもしれませんね。
使われたシーンがシーンですし。おそらく、そういう意味でしょう。

さて。細かいシーンの感想はともかく。全体的な感想と言うならば、原作の終わりがそうだったから・・・と言うわけでもないでしょうが。胡蝶の夢として綺麗にまとめる事も可能なお話の終わり方だったかな?と思うのです。
今、10年近く経過して。創竜伝の続きがドラマCDにはなっていないのを私たちは知っています。つまり、ドラマCDとするならば。ここで完結した事になるわけです。
その最後のシーンが、水晶宮で北海黒竜王が昼寝から目覚め。「あの青い惑星で、私たちは兄弟として生まれていたのです」・・と語る。その幸せな夢を語るには、その夢の中で過ごした13年の月日を要する・・・と締めくくられた時。この水晶宮の住人達は、余くんが見ている夢なのか。余君達自体が、北海黒竜王が見ている夢の世界だったのか・・となるわけです。
まぁ・・原作を知っていると。余くんが見ているのが過去?か何かの夢であり、彼らの本性は竜種の長である天界の住人で。アメリカに渡ってしまった彼らは、なんとか竜泉郷を目指す事になるのですが。それはさておいて。
ドラゴンに恋をして、とらわれた始を助けるべく、田母沢をそそのかしたレディL。彼女は、目前でキングオブドラゴンの変化を見ることが出来て幸せだったのかもしれません。

ただ。時間の都合で、このドラマCDでは。茉莉ちゃんの母親である冴子さんが登場しておりません。竜堂兄弟の叔母である冴子さんは、4兄弟に多大な影響を与えた祖父の娘!(当たり前ですが)だなぁ・・と思わせるのですよね。何故、彼女があの俗物の固まりのような靖一郎さんと結婚したのかが、かなり謎だったりするほどの女性なのです(茉莉ちゃんのお母さん!と言うところかもしれません)。その冴子さんが、お隣のデバガメ小母さん(大笑)の花井夫人とやりあうシーンはなかったのが、かなり残念。

そして、今の政治家さんにも十分通じるだろう首相と幹事長の「親友と仇敵」の間を行ったり来たりの状況など、結構面白かったですね。

ドラマCDのディスク枚数には、入っていませんが。このシリーズは、プライベートCDコレクションとしてトーク?のようなものが入っています。そこで、松永くん役の加瀬さんがやっと名乗ることが出来たり(キャスト表にも載っていないのに、ブックレットのインタビューには答えていらっしゃったりします)。役なのか、素なのか?余役の石田さんに「おじさん」を連呼されて、「まだ30になったばかり・・」とぼやく森川さんや、立つほどの髪の毛があっていいなぁ・・とぼやいている立木さんが可笑しかったです。
しかし、一番可笑しかったのが?茉莉役の松井さんに「茉莉ちゃんと松井ちゃん」と言ってしまった森川さんの慌てぶりかも??

考えたら、ディスク一枚使ってトークを入れたこの作品って、結構凄いですよね。まさにパイオニアのような物だったかも??

遙かなる時空の中で3 八葉歳時記

コーエー ゲームプレミアムボックス付属品 2004年12月22日
1.平家物語 巻 第一 祇園精舎
2.正月
3.バレンタイン
4.桃の節句
5.観桜
6.七夕
7.蛍狩り
8.観月
9.紅葉狩り
10.クリスマス
11.大晦日
三木眞一郎(有川将臣)、関智一(源九郎義経)、高橋直純(ヒノエ)、宮田幸季(武蔵坊弁慶)
中原茂(有川謙)、井上和彦(梶原景時)、保志総一朗(平敦盛)、石田彰(リズヴァーン)
桑島法子(梶原朔)、大谷育江(白龍(成長前))、置鮎龍太郎(白龍(成長後))
平家物語の朗読と、一年間でそれぞれの季節のイベントを八葉の(神子に対する)セリフとして描くもの。
5月と8月のイベントは入っていないものの、四季折々のイベントがこんなにもあったのか・・・季節のある日本の良さを改めて感じさせるCD。
学生時代にやらされませんでした?有名な古典は冒頭部分を暗記する事。今でもそらで言えるのは、その覚えさせられた部分だけです。そう、平家物語も

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず。ただ春の夜の夢の如し。
猛き者も遂には亡びぬ。
ひとへに風の前の塵に同じ。」

ここまでは言えますが。その続きは知りませんでした。
祇園精舎の・・・と始まった時に、三木さんお一人で読んでしまうのかしら?と思ったら、巻一を皆で朗読していたんですねぇ・・。
この朗読には、朔も二人の白龍も参加しています(置鮎さんのお名前は、このCDが入ったケースにも書かれていませんが。私が実際に聴いて確認しています)。え?こんなに長く、いろいろ人の名前だの官位だのが入るわけ?と、ちょっと呆然としましたねぇ。
青龍コンビ以降の(つまりは、この文章の後の)部分は、ほとんど知らないものでした。今は使わない貴族の階級やら、人の名前やら。古典の文章をキャラのままで読んでいらっしゃる声優さんに驚かされました。大谷さんは、チビ白龍のつたないけど、一生懸命!と言うままで読んでいらっしゃるのですもの。

そして、2トラックから11トラックは、季節のイベントを八葉+朔と白龍と一緒に行動している神子。その神子に彼らが言葉をかける。イベントにかこつけた愛の告白タイム!と言う感じですね(^-^)。
正月は、九郎さんと初詣でおみくじをひいて。2月は、譲くんが作ったバレンタインチョコを食べる。3月は、朔と一緒にタンポポの冠を作る。4月は、ヒノエに明け方の桜を見に誘われる。
7月は景時さんが七夕の宮中行事を真似て、歌を詠んでくれます。8月は敦盛さんが蛍狩りを楽しみ・・・10月はリズ先生と月を観る。11月は弁慶さんと紅葉狩り。12月は将臣くんとクリスマス。
このイベントの八葉では、朱雀コンビの色っぽさにドキドキしました。特に弁慶さんの「紅葉合わせをしましょう」と誘っておいて、「君の可憐な掌(たなごころ)」と手を握ってくるセリフなどは、もう赤面ものです。
そして、大晦日をチビ白龍と過ごす・・・そして、この11トラックにはもう一つおまけ?がありました。

ブックレットにも載っていませんが。なんと、なんと成長後の白龍から誕生日を祝ってもらえるのです!(発売後2年は経過していますから。もう、解禁情報としてもかまいませんよね?)

大谷さんのチビ白龍の大晦日が終わった後。CDが自動的に止まらずに、シーン・・としたまま動いているので「ん??」と思ったなら。しばらくの空白の後に置鮎さんの声が入っていました。見つけた時には「やってくれた!」とニヤッとしました。そう。一年のイベントとした時に、自分の誕生日もかなりのメインイベントになりますよね?それに、ゲームですと。主人公の誕生日は、ユーザー入力で変わってきますので、何月のイベントとは書きづらいものがありますし。だからこその隠しトラック的な存在になっているのかもしれません。
チビ白龍が大きくなるのは、ゲーム途中のイベントでした。置鮎さんは、ゲームの解説書にもお名前がなかったくらいですもの。この特典CDで、お名前を書くわけにはいかなかったから、一種の隠しトラック?状態になったのでしょうね。こういう無音状態の後に、入っているメッセージなどは「ちょっとお得」な気分になります(^-^)。

WILD LIFE 1

藤崎聖人 フロンティアワークス FCCC0051 2006年7月21日
1.夢への道標
2.R.E.Dと永田似園
3.ワイルドライフ
4.陵刀は両刀か
5.北極のクマ
6.傷ついた野生動物
小野坂昌也(岩城鉄生)、斎藤千和(犬)、石田彰(陵刀司)

堀江由衣(瀬能みか)、中田譲治(高宮澄弘)、速水奨(賀集真吾)
青野武(永田利休)、白石涼子(室生紗戸音/コアラ)
加藤亮夫(川崎ズーパーク園長)、前島貴志(ライバック)
下崎紘史(救急隊員/ヤギ)、清水香里(看護士/子熊)
絶対音感を持つ岩城鉄生は、ある日公園で捨て犬の様子がおかしいのに気が付く。その時に居合わせた獣医・賀集が子犬の命を救った姿にあこがれて、彼は獣医を目指した。
彼が就職する事になったのは、人間以外の全ての動物を救うと有名な病院「R.E.D.」。彼が、配属されたのは第二科「WILD LIFE」は、野生動物や診療困難な珍しい動物も扱う科であった。
主任の陵刀、看護士の瀬能と一緒に彼が向かった先は北極。北極クマの保護のためだった・・・。
すみません・・・私は、この作品も原作の漫画は読んでおりません。なので、ちょっと最初の方はお話が急いでいません?と言う印象が強かったです・・。原作には、ちゃんと描かれているエピソードだとは思うのですが、彼女なのか何なのか?冒頭、いきなり「負け犬」と鉄生くんを叱ってくれる宝生。彼女との関係、採用試験をした永田さんと「R.E.D.」との関係。そして、虎を大人しくさせた院長先生のハンドパワー?の謎などは、まるで分からないまんまでした。
まぁ、別に鉄生くんが獣医となって最初の方のお仕事である鮫の船酔いや検診を数多くこなしているシーンは、北極クマの保護である今回のドラマCDメインのエピソードを描くためには、通過点でしかありません。
何を描いて、何を描かないでいるか・・と言うのも、全部をドラマにするわけにはいかないCDの世界では大事でしょうから。それが気になるなら、原作を読んでみたら良いわけで。
だったら、鮫の治療に向かうシーンなどは入れずに、鉄生の一人称で「こういう事もあったな・・こういう事も体験した」と言う具合にポンポンと通り過ぎても良かったかもしれないと思うのです。犬が、鉄生の病気を見抜くきっかけになってくれた・・と言うエピソードではありますが。ただ、あの院長先生のハンドパワーは、なんだ?と提起だけされて終わってしまったものですから。聞き終わった後にとっても気になって。虎が大人しくなった理由くらい、入れてくれても良かったのに!!と(苦笑)。

しかし。このドラマCDを聞いていたら。本当に声優さんって凄いなぁ・・と思いましたよ。特に、動物役の方々!!ヤギにコアラ(しかも、虫歯のコアラって(^^;)・・・・SEを使っていないんですねぇ・・。キャストを書く時に、動物も声優さんが演じているのは知っていましたが。トークで語られていると、改めて「あ、そっか。ちゃんと配役が・・」とまた、CDを聞き直してしまうくらいインパクトが強かったですね。

お話のテーマとしては、いろいろ考えさせられました。2006年に、断崖で犬が救出された事件がありました。その犬の飼い主に全国から名乗りを挙げた人が大勢いらした・・・と言うニュースの時に「保健所で始末されている他の犬には、飼い主になろう・・と言う人が現れず。話題になったから、この犬には飼い主の候補者が現れた」と言うような主旨の意見がありました。また、犬や猫をひきとっては虐待を繰り返していた人が罪に問われた事件もありました。
ふと、冒頭の賀集と鉄生の会話に、それらの実際の事件を思い出しておりました。保健所で一年間に処分される犬や猫は63万匹。ここでこの犬一匹を助けたとしても、残りは救う事が出来ない。それは単なる自己満足ですよ・・と言う件ですね。
動物を飼うと言う事は、その命の重さと責任まで背負う事だと思います。私は、アレルギーがあるために。ペットと言えば、熱帯魚や金魚くらいなどしか飼うことは出来ませんが。魚だって、結構面倒を見始めると、責任重いですよ。何匹もいる金魚だって、一匹一匹姿が違うように、なつき方も違いますし。何匹居ても、一匹死ぬとそのショックは当分尾を引きます。

一時の情熱や「可愛い!!」と言う気持ちだけでは、命を看取って世話をする事は出来ることじゃあありません。
処分される数が多いと言うのも、結局は飼うことが出来なくなって捨てられたから・・。珍しいペットを飼ったものの、飼い方が分からない。もしくは、ブームで飼ったは良いけど、飽きてしまった。餌代だってかかるし、保健が効かないから病気になるとお金もかかる。時々、こんなは虫類を誰が飼っていたの?と思うようなものが、逃げたり捨てられたりして話題になり、それが日本の在来種を駆逐してしまった・・・など生態系に異常を起こしたりする原因にまでなっています。そこには、人間の身勝手さや飼う人の責任感のなさが見えてきてしまいます。
また、北極で熊が絶滅に瀕していると言うのも。結局は地球の温暖化が原因で。そこに乱獲などが加わっている。人間だって、生態系の一つの種でしかないのにね・・。

声優さんとキャラに関しては・・・。鉄生役の小野坂さんは、時々本当に獣医大を出たのかな?こんなに常識ない(国連にさんを付けて呼ぶし、ワイルドライフをワイルドワイフと聞き違えて居たり)のに、大丈夫かいな?と思えるけど、こと動物と向き合う事に関しては、誰にも負けない熱い奴を好演なさっていました。サンデーのCMで演じた時から、やりたかった!とおっしゃるだけに。本当にまさに鉄生くんでした。続編が作られたにしても。売るためだけに、保志さんと石田さんコンビには決してならないと、トークを聴いた人は皆思ったはずですよ(^-^)。
愛らしいみかちゃん役には、堀江さんが本当に可愛らしくかつ無邪気に。犬役の斎藤さんは、鳴き声だけで感情を見事に表現されていました(^-^)。このお二人の声が、作品に花を添えていましたね(^-^)。
石田さんは、妖しく怪しく(大笑)腕は見事だけど、性格はかなり・・・ちょっと・・をどんぴしゃりと演じていらっしゃいました。キーパーソンの速水さんは、おっさん呼ばわりされて「だから、賀集だって・・」とすねるシーンが可愛かったなぁ・・。
是非、第三弾も企画していただけると・・・。命と心を描く良質のドラマをもっと聴きたいものだと思っておりました。

リスペクト オブ アニメ店長!

2004年アニメイト夏のAVまつり景品 2004年7月16日 ANIー1018
CAST&VOCALS
関智一(兄沢命斗)、子安武人(道玄坂登也)
三木眞一郎(殿鬼ガイ)、長沢美樹(星井ラミカ)
アニメイト各店の店長と、ラミカの4人が集まって。コラボレーションの企画として、自分の好きなアニメソングを歌おうと言うことになった。
それぞれのキャラに合わせたアニメソングを歌うと言うもので、お話的にはあまりないのですが。それぞれのキャラとして歌っているところが、結構楽しかったですね。
ただ・・不勉強で子安さんと三木さんが歌ったソングは、私は知らないもので。今回初めて聴いたのですが。違和感なく「お上手よね」と思っておりました。
自分が知っていた星矢の歌は、女性の長沢さんが歌うには「ちょっとパンチが足りないかなぁ・・でも、女性があの迫力ある歌を再現は無理よね」と。
関さんの仮面ライダーメドレーが、一番違和感なかったのですが。ふと気が付くと。アニメ店長の歌自体が、結構仮面ライダーや変身ヒーローソングに通じるものがありますよね?その迫力やらなにやら。
ですので、まるで本歌でも歌っていらっしゃるかのように、マッチしていましたね(^-^)。

私は、弟が居る関係もあって。仮面ライダーは強い(大笑)んですねぇ。1号ライダーからストロンガー辺りまでは良く見ていましたから。
流石に、弟も大きくなった後のブラックだの要潤さんが出た最近のライダー関係は疎いですけど。それだけに、結構リアルタイムで知っていた歌をここで聴くことが出来て「うわぁ・・懐かしいなぁ」と、その昔の仮面ライダースナックなんてのがあった事まで思い出しまして。しばらく小母さんの感慨にふけっておりました(ですから、この部分。スナック菓子の事などはご存じないお若い方は、パスして読んで下さいねm(_ _)m)。

しかし。この短い(と言ってしまうとなんですが)CDでも、三木さんは別録りだったみたいで。それは、一番最後の感想の部分で分かりまして。そこまで気づかせなかった所に敬服しましたm(_ _)m。

AIR 3巻
遠野美凪・DREAM 前編

ビジュアルアーツ ジェネオンエンタテインメント FCCPー0011 2005年8月24日
1.翼の神様
2.美凪とみちる
3.駅舎
4.星の砂
5.美凪の母
6.夢は現
7.辿り着きたい場所
8.みちるの願い
9.居場所
10.星空
柚木涼香(遠野美凪)、緑川光(国崎往人)

田村ゆかり(みちる)、冬馬由美(霧島聖)
今野宏美(ポテト)、山本百合子(美凪の母)

相沢舞、斉木美帆、吉倉万里
大道芸をして路銀を稼ぎつつ、翼を持つ少女を捜して旅を続ける国崎往人。田舎町で、空を見上げたなら。シャボン玉が飛んでいた。まるで、空に住む翼を持つ少女が零した涙のようだ・・と感じる往人。
そのシャボン玉を飛ばしていた少女・遠野美凪と知り合った彼は、彼女になつくみちるや、病気だと言う美凪の母親とも出会うのだった。
どうもね。このAIRシリーズは、PCゲームが元だったと言うことで。これがゲームだったら、どういうシーンで分岐して入ってくるのかな?なんて事を考えてしまうんですね(苦笑)。
プレイはしていないので、はっきりは分かりませんが。おそらくは、霧島診療所の駐輪場で大道芸を見せている時に。分岐点か何かがあるのかな?シャボン玉に注意を向ける事で、美凪のルートに入るのかな?などと想像してしまっておりました。

さて。ゲームをプレイしていないし。映画になったAIRも見ていない私は、純粋にドラマCDとしてのお話で語らせていただこうかと思います。
先ずは、美凪役の柚木さんのゆったりとしたセリフ回しにノックアウトされました。冒頭のトラックで叫んだ少女が、美凪であるのなら。彼女は成長する過程でゆったりとしたしゃべり方になったのでしょうが。そのおっとりとした(まったり感も伴う)しゃべり方になるのは、何なんだろうなぁ・・と思いつつ聴いておりました。
星が好きで、天文部の部長さん。そして、父親との記憶を大事にしようと無人の駅を掃除して、手入れをしている。料理も上手そうだし、身体は病気ではない・・となると心の病でしょう・・・の母親を抱えているとなると、気苦労が絶えないでしょうにね。普通、学校に行くだけではなく無人駅の掃除をして、それでお母さんにも気を遣っているとなると、どっちかと言うとテキパキとしたしっかり者の子供になりそうなのですが。それでこのおっとり感は、なかなか出来るものじゃあありませんがな・・・と思っていたら。
お母様が登場したシーンで。往人とぶつかった時のしゃべり方が、流石に親子!!と思わせるしゃべり方でした。あぁ、美凪のしゃべり方ってお母さんに似ているんだ!と。登場しただけで、美凪の母親だ!と分からせた山本さんの名演技も光りますね(^-^)。
その一方で、出会ったばかりの往人に弁当は作って来ようとするし。お米券を手元に80枚近くも持っているし。何よりも、そのしゃべり方だとまだかなり幼いだろう少女であるみちると一緒にシャボン玉を飛ばして遊ぶ学生さん・・・部長さんをやっているなら、中学生か高校生のはずですが(いくらなんでも、小学生ではないでしょう)。学校の友人は居ないのか??と思ってしまいましたよ。1の観鈴も、2の佳乃も学校の友人は居る設定だったぞ・・・学校の友人よりも、みちると遊んでばかりの美凪は、1と4の観鈴ちゃんと同じくらい奇抜な娘さんかも??と思ってしまいましたねぇ。

しかし。そんな美凪もいろいろと別の姿はありそうです。特に、6トラックで母親に会った往人に訊かれて「母は、夢を見ているんです」と語るシーン。これは、ただのボーっとしたおっとり少女ではないぞ。まだ、彼女にはあれこれと謎が隠されているはず!と思ってしまうほど、語り口が鋭くなっているのです。その使い分けですね。
柚木さん・・・と言うと、同時進行で聴いていたのが「二重螺旋3」のドラマCDだったものですから。あの長女が、このおっとり娘?とかなりびっくりしました。
一番ツボに入って受けたのが、美凪と知り合いであった事を聖(2と5でお気に入りのお姉様が、今回脇で出演で私はとても嬉しかったです)にからかわれているシーン。
「ポッ」と口で擬音を付けているのですが。そのタイミングや言い方が、もうまさにツボ。
ドラマCDだと、確かに赤くなってうつむくシーンは絵では見せる事が出来ないから、音で表現するしかないのですが。そのポッの言い方が、美凪のまんまでポッなんですよね。本当にノックアウトされました。

幼い少女なのだろうけど、おそらく彼女はただの少女ではなさそうだ・・のみちるを熱演された田村さんも、可愛らしいだけではありませんでした。個人的には、みちるからしたら大人の男である往人を「国崎往人」とフルネームで呼び捨てにするのが、嫌いだったのですが(単に個人的な好みの問題ですね。ガキの分際で大人を呼び捨てにするなぞ、十年以上早いわ!と思ってしまうものですから)・・・どうしてでしょうねぇ・・。田村さんのお声ですと、それもありのキャラかな・・と思ってしまうんですよね。あ、これほめ言葉ですよ。褒め言葉に見えないかもしれませんが。田村さんの可愛らしいお声ですと、悪くはない気がしてくるものですから。

ところで、主人公・往人くんは、本当に大道芸人には向いてないなぁ・・と思ってしまいます。このAIRシリーズでは、彼が人形を「方術」で動かして。それを子供達に見せて路銀を稼いでいるシーンが何カ所も出てくるのですが。
「凄いだろ。種も仕掛けもないぞ。糸も何もない」と説明するシーンは、本当に偉そう(^^;なんですよね。
で、そこで子供達に「それだけ?」「動くだけ?」「アイス食べよう」と毎回逃げられてしまいます。そんな偉そうなオレ様だと、稼ぐことが出来ないだろう・・って心配になります。この町まで彼が旅してきた事が、奇跡のように思ってしまうんですね(大笑)。「楽しい楽しい人形劇」が成功して、何か貰ったのはAIR1巻の橘さんくらいですし。
ドラマCDの舞台となる季節は、夏なのですが。私が実際に聴いていたのは冬の真っ盛り。戸外をウォーキングしながら・・でしたが、大道芸を諦めて
「暑っい・・なぁ・・」とぼやく往人のセリフに、ふと夏の日射しを感じてしまいました。緑川さんの季節感たっぷりのお声でしたね(^-^)。
真逆の季節なのに、そのセリフを聴くだけで。その季節を感じる事ってあるんですよね。DNAの中にインプットされた?季節感を刺激する生活感あふれた声と言うのは、流石ですね。

ドラマCD AIR 第3巻「遠野美凪・DREAM(前編)」

遙かなる時空の中で〜八葉抄〜
キャラクターコレクションT 青龍篇

ANIPLEX 2005年1月19日 SVWCー7233
1.「青龍篇」scene1
2.追憶の森に捧ぐ(歌:三木眞一郎)
3.「青龍篇」scene2
4.瞳と瞳のIgnition(歌:関智一)
三木眞一郎(源頼久)、関智一(森村天真)
高橋直純(イノリ)、宮田幸季(流山詩紋)、川上とも子(元宮あかね)
嶋方淳子(小天狗/ねずみ)、河原木志穂(ねずみ)
室園丈裕(武士団棟梁)、松本大(検非違使)
1.父である武士団の棟梁に、そろそろ身を固めるように言われる頼久。そんな時、あかねに「天真の誕生日プレゼントを買いたいから、どこか店を教えてくれ」と頼まれる。
3.怨霊退治を続ける彼らの前に、ねずみの怨霊が・・。しかし、天真の意外な弱点がそこで露わになってしまった・・。
四神・青龍コンビをメインにしたミニドラマと、アニメーション第7話と16話で挿入歌として使われた歌を収録したアルバム。
冒頭、父親に結婚を勧められる頼久を聴いた時「あ、そうだった!」との思いがありました。今とは違って、結婚適齢期が早かっただろう昔(まぁ、京は異世界ですが。日本の平安時代を基にしていると考えるなら)ですから、頼久の年齢を考えると。そういう視点でのお話があってもしかるべきだったのに!!と思ったんですね。
なんでも、現代の人の年齢は七掛けと言われるそうですね。つまり、年齢に0,7を掛けた数字が、肉体的にも精神的にも昔の人の年齢に相当すると言うものです。平安時代ではありませんが、「人生50年」と言われていた時代と比較した時。50×0,7=35ですから、今の50歳は昔の35歳に相当した・・と考えられるのだそうです(とすると、昔の50歳って71歳くらいですか?)。
そう考えると、昔の25歳(頼久さんの年齢)は今の35歳くらいにはなりますから。そりゃあ結婚を勧められますわな・・(^^;。あぁああ・・そう考えると、ネオロマンスは成立しません・・・と言うか、計算するな>自分。でないと、友雅様は、どうなるのよ(大笑)。

さて。お話をドラマCDの感想に戻しますと。scene1では、青龍コンビが初対面の時の印象を語り合うシーンが秀逸でしたね。
「すっげぇやな奴・いっつも仏頂面で陰気くさい・ろくに喋りもしない・目つき悪いし愛想悪い・くそまじめだし腕は立つし」
「信用ならない・身勝手で向こう見ず・行動は感情任せ・身の程を知らず・振る舞いは無礼・気概はあるが、無茶ばかりする」と互いにほめているんだかけなしているんだか分からない言葉の応酬。
それに続いて、全てが終わったならどうするのか?の問いに頼久が「うん?」と答えた時。天真役の関さんが、三木さんの真似で「うん?じゃねぇよ」と応じるタイミングと言い方!!ここは、耳をダンボにしてお聞き下さい。聴いた時に私は、しばらく笑ってしまったくらいです。

もう一つ大笑いして、突っ込みを入れてしまったのがドラマscene2のラスト。頼久さんのモノローグは、必聴!ですよ。いや、そうじゃない・・と言うか、あなたは自分の事をそう思っていたの??と。頼久さんの年齢こそ、七掛けで18歳そこそこ・・天真と同い年くらいと考えた方が、良いかも??とあの瞬間には思ってしまいましたわ。

アンジェリーク外伝
〜無限音階Vol.1〜惑星アクアノールと歌う民

光栄 1996年3月25日 KECHー1099
1.彼方からの声
2.しのびよる危機
3.水晶都市
4.アクアノールの少年
5.たったひとりの冒険
速水奨(ジュリアス)、塩沢兼人(クラヴィス)、堀内賢雄(オスカー)
飛田展男(リュミエール)、林延年(ランディ)、岩田光央(ゼフェル)
結城比呂(マルセル)、子安武人(オリヴィエ)、関俊彦(ルヴァ)


田中敦子(ディア)、矢尾一樹(パスハ)、高乃麗(ル=カウ)
丹下桜(ル=アナ)、江原正士(ヤヌス)
奥島和美(村の子供)、中澤やよい(村の女)
リュミエールは、夢で悲痛な歌を聴く。その翌朝、守護聖達は皆いらいらしたり、わけもなく不安に駆られたりと通常の彼らではなかった。
しかし、おかしいのは聖地だけではなく。宇宙全体に負の波動が広がり、自滅した惑星などが出始めていた。惑星・アクアノールから負の波動が広がっている事を突き止めた女王は、守護聖3人をアクアノールに派遣した・・・。
夢で聴いた悲痛な歌は、負の波動となんらかの関係があるのか?聖地で死んだガルーダとの関連は??
ゆっくりと喋るリュミエール様役飛田さんのナレーション(一人称)で、お話が進行しているのでかなり聞きやすいドラマとなっています。
同じゆったりやゆっくりでも、クラヴィス様役の塩沢さんやおっとりのルヴァ役関さんの一人称だったら、また違った印象になっていたとは思いますが・・。
その前に、クラヴィス様の一人称だと「・・・・・」と無言になるかもしれないし(大笑)。ルヴァ様だと、「あぁ、もっとわかりやすく説明した方が良いでしょうかねぇ・・。では、この歴史から・・」なんて事になりかねないし。リュミエール様の一人称は適任だった・・と思うのですよ(^-^)。
また、守護聖様による語りも歌もなしの、ドラマだけのCDは初?だった事もあるのか、光栄さんも力入っていますねぇ・・と言う感想を抱きました。

守護聖様全員が、一堂に会してのシーンは少ないのですが。そんな中でも、微妙な(苦笑)人物関連が分かるのが嬉しいですね。
ジュリアス様をオスカー様が尊敬しており。クラヴィス様とリュミエール様が仲良しで。年少3人組のお互いに心配したり、けなしたり・・の仲良し度などが、会話の中から伺えるのが素敵でした。
ただ、冒頭でリュミエールが他から入り込んできたマイナスの感情に、「もし、自分のサクリアがなくなってしまったら・・・」と思ってしまうシーンで登場したオスカーとの会話。あの「炎の強さを持つ」とか「水の優しさを持つ」とお互いに言っているのは、ちょっと説明的な感じが蛇足っぽく感じてしまいました。

お話としては。まだ序盤。世界の説明が多かったと思うのですよ。
彼らの居る聖地の事、ガルーダと言う鳥について。そして、調査に赴いたアクアノールが既に滅びた星であり、彼らが降り立ったのは過去のアクアノールであった事。人間が居なくなってなお、星を守ろうとするガーディアンコンピューターのヤヌスの説明。謎と世界観だけ提示された状態と言うところです。

そんなドラマCDの中で、おそらくこれを聴いた人は皆受けただろうなぁ・・と思ったシーンは。
ル=アナが登場して、オスカーが彼女を褒めちぎり。女性なら誰でも良いのか?オスカー様ってばロリコン!!とランディとリュミエールが話しているシーンでしょうね。
そのロリコンを、オスカーの髪の色だとアナが勘違いするに至っては、もう最高!!アンジェリークのドラマCDで、笑う事があろうとは!と思ったくらいです(゜゜)\バキッ☆。


草尾毅/もういちど I LOVE YOU

東芝EMI 1990年1月26日 TYDYー5123
1.もういちど I LOVE YOU(3分33秒)
2.SNOWBLIND(4分26秒)
3.ORDINARY BUT HAPPY DAYS(4分39秒)
4.FOR MY BETTER HALF〜いつか出会う君に贈る歌〜(6分)
一番印象に残るのが、1曲目の「もういちど I LOVE YOU」でした。CDのタイトルにもなっている曲ですが。リズムと言い、歌詞と言い聞き終わった後で、頭の中で妙にリフレインしております。
今回、10年以上ぶりに(大笑)聴き直しをしたのに、結構覚えていたのがこの一曲目。草尾さんが、熱血!ヒーローを演じていらした頃に聴いたのもあるとは思うのですが。
ちょっと情けないような、でも頑張って告白するぞぉ!との意気込みだけは持っている・・そんな等身大の人間臭さに、「私だったら、怒ったり笑ったりはしないなぁ・・。呆れもしないと思うよ。逆に、わざわざ追いかけて言ってくれるなんて、嬉しいし、好感を持つと思うけど?」と感じたのを思い出したのでした。他は、そういう曲もあったっけ(゜゜)\バキッ☆状態でしたけど。

なんか、凄く懐かしかったですね(^-^)。

アニメ店長 有頂天!!

マリン・エンタテインメント 2001年12月19日 MMCCー6008
1:アニメ店長(歌/関智一)
2:Golden Land(歌/長沢美樹・綱掛裕美)
3:Dancin’ For Your Number(歌/保志総一朗・石田彰・結城比呂)
4:DOUBLE DEAR(歌/関智一・子安武人・三木眞一郎・平田広明・関俊彦・保志総一朗・石田彰・結城比呂)
5:世話が焼けるぜ(歌/関智一)
6:輝いていこう(歌/関智一・子安武人・三木眞一郎・平田広明)
7:Thunder Respect(歌/関俊彦)
8:社長 愛のテーマ(歌/小杉十郎太)
9:それが痛みでも(歌/子安武人・三木眞一郎)
10:Pixel(歌/長沢美樹・綱掛裕美・増田ゆき・川澄綾子・横山智佐)
11:夕焼け店長(歌/関智一)
12:アニメ店長ー完全燃焼版ー(歌/関智一)
声優さん達って、本当に芸達者だなぁ・・と思う瞬間は何度も何度もありますが。このソングアルバムを聴いた時にも、「芸達者やなぁ」と強く感じてしまいました。
アイドル風ソングから、ラップ、朗々とした歌やアニメ(と言うより変身ヒーローもの)主題歌のような歌、ロックまで幅広く歌っていらっしゃるのですもの。
一番のお気に入りは、アニメ店長ですね(ついつい、一緒に歌ってしまいます。しかも、このソングアルバムでは1曲目の歌と12曲目の歌。使い回しをしていないのですね。関智一さんは、ちゃんと歌い直していらっしゃるのが分かります)。あのテンポと言い、歌詞と言い。運転している時や掃除している時には、リズムが良くて元気になるんですね(^-^)。
その次にお気に入りなのは「夕焼け店長」と「DOUBLE DEAR」です。夕焼け店長は、送別会で「送る」歌としても歌うことが出来ます(一部歌詞を変えたら、完璧に普通の送別ソングとして通用します(゜゜)\バキッ☆)。背中を押して、励ましているのが分かるしみじみとした歌で。心が夕焼け色に染まってしまいそうです。もの悲しいだけではない夕暮れを思うことが出来る一曲だと思います。
DOUBLE DEARは、全員で歌っているのが気持ち良くて(^-^)。

ところで。車にCDやMDに録音した物を入れて聴く場合って、あまり曲のタイトルや歌詞のカードは見ることが出来ませんで。結構聞き間違いをしてしまう事があるのですが。
実は。2曲目の「Golden Land」の「幻の ゴールデンランド」と言う部分が、「幻のどてら」に聞こえてしまいまして(大笑)。
いや、意味からしてもどてらが出てくるはずはないし、絶対に違うと分かっていても。どうしても頭からどてらが離れない。一度、刷り込みでインプットされてしまった情報ってなかなか抜けないものですねm(_ _)m。

BL裏話 SPECIAL Part.1

インターコミュニケーションズ
1.オープニング
2.Boy’s Loveについて思うこと
3.2003・3・30 ライブ パステルコレクションについて
4.プロデューサーへの質問
5.共演の想い出〜模擬収録風景
 ペルソナ・ノングラータ&お金がないっ
6.エンディング
森川智之、小杉十郎太
2003年のライブを控え、森川さんと小杉さんが阿部さんを交えて「BL」について語るスペシャルCD。

聴いたのが、ライブの後どころか2007年になってからでしたので。
森川さんがインターコミュニケーションズのCDでの出演が30作品で1位。2位が三木さんで小杉さんが3位と言うお話をなさっている時に、今は、どうなっているのかな?最近は、キャストが以前ほど決まったメンバーではなく、結構多岐に渡っているからなぁ・・・と思いつつ聴いていました。ん〜〜、統計出したくなってきますねぇ。って、全部持っていないと統計は出せないから、それは無理か・・。

昔のラジオやトークのCDは、過去の事なのに、聴いている今の感覚で聴いてしまう部分と「あぁ、そういう事もあったね」と懐かしく思ってしまう部分とがあります。
BLの歴史やBLに対する心構えなどについて語る部分や、こういう役をやってみたい…などは、今でも通用するお話かもしれない・・と。阿部さんのこだわりや、森川さん・小杉さんがファンに対して思う事などは、結構今も彼らが持っているだろう気持ちだろうと、それらは現時点でのような気持ちで聴いてしまいます。
一方、小杉さんが、「昔はあの玄田さんとも絡んだし」と名前を出した玄田さんは、(最近のCDで)ナレーションで小杉さんと競演なさっていますし、大先輩とお名前の出た鈴置さんがお亡くなりになったりもしています。
また、ちょうどホテルエンターテインメントが終わった直後で、電気猫が発売された後だったみたいで。小杉さんが阿部さんに「どうして終わったのか?」「どうして、電気猫に出演出来なかったのか?」と詰め寄るシーンがありました。それらも、「あ、そう言えば。小杉さんがホストのラジオ番組もあったねぇ」などと懐かしく思っていました(^-^)。そういう時事的なお話は、ちゃんと過去の内容として聞いている自分が居るのです。

この中で、小杉さんが提案された、フリートークでの役を替えてのお遊びコーナーは、実現していませんよね。あったら、本当に面白かったでしょうに・・。
ちょうど、石田さんとの競演の「お金がないっ」を例にとってお話されていたので、石田さんの狩納役・・想像しただけで楽しかったのに・・って無茶苦茶になっちゃうでしょうけどね。
実際。模擬収録風景で、お金がないっの狩納役を森川さんが、小杉さんが綾瀬を演じた部分は、大笑いしてしまいました。森川さんは小杉さんを真似ているのか、どこの女衒屋のオヤジかヤクザや・・状態(まるで時代劇の悪徳商人っぽくて(大笑))だし、小杉さんの受けは「ちょっと・・・ちょっと待って!」と思ってしまうくらい似合っていないし・・・いや、良い意味で小杉さんに受けは似合わない!!と痛感しました。
ご本人も100%攻め専門だとおっしゃていて、堀内さんが攻めで自分が受けなんてのは絶対に嫌!!と言い切るくらいですが。いくらインターさんのCDでトップ3が競演するお話があったとしても(実際、あったのでしょうか?)小杉さんは攻めで演じていただきたいかな??

BLの濫発やフリートークのお話。事務所から打診が来て、シナリオを読んでから出演を決めていたお話や、あの小杉さんも「もう、俺・・・いいや。こういう仕事」と断った時期があったお話など、今回もBLの歴史についてのお話は「なるほど」と思いつつ聴いていました。また、空調を止めてしまったりお腹がならないように工夫しているお話など、アフレコ現場での実際は本当に楽しく聴かせていただきました。
そして、このCDの名物コーナーである「模擬収録風景」では、ちょっとした噛み噛み状態を阿部さんが鋭く指摘したり。死んでいく前の状態だから・・・の指摘に、次の演技では本当に血が流れていて、虫の息だろう絵が見えるほどの演技に変わってしまったり。噛んでしまったセリフをもう一度やり直したり・・まさにプロの演技に脱帽しました。

犬夜叉キャラクターソング
蒼き野生を抱いて/犬夜叉feat.かごめ

エイベックス 2005年8月3日 AVCAー22350
1.蒼き野生を抱いて
2.蒼き野生を抱いて(リミックスバージョン)
3.蒼き野生を抱いて(オリジナルカラオケ)
4.モノローグ&メッセージ(犬夜叉/山口勝平、かごめ/雪野五月)
5.エクストラメッセージ(弥勒/辻谷耕史、殺生丸/成田剣)
山口さんの「元気!力強い!」キャラクターソングは、らんまの時にも結構堪能しましたので。個人的には、なんとなくこの歌のイメージはすぐにわいたのですが。

今回、このキャラソンのCDを聴いた時に思ったのは。あぁ・・プロだなぁ・・でした。
「犬夜叉、歌うのか?犬夜叉として歌う・・犬夜叉だったら、どういう具合に歌うのだろう?」と頭を抱えた山口さんの談話が入っていまして。
そう言えば。犬夜叉の時代って、まだ戦国時代ですから。今で言う歌は、ないですよね・・。まぁ、時代背景を無視しても。犬夜叉の性格だと、んなもん俺が歌うか!!で終わってしまうだろうし。
自分が演じたキャラとして歌う事を真剣に考えていらっしゃるからこその言葉だと思ったのです。そうか・・仕事のオファーが来て。ポンポンと、皆さん歌っていらっしゃるように見えなくもないけど。そのキャラとして歌うと言うキャラクターソングのCDをとても大事に考えていらっしゃるのだな・・。それだけ、作品のファンを大事になさっているのだな・・と思ったのです。
あのコメントを聴いただけでも、このCDは本当に価値があったと思ったくらいです。

まぁ・・ちょっとぶっちゃけて言うと。このキャラクターソングCDが発売されたのは、TVシリーズも終わってしまった後なんですね。もちろん、原作は続いていますから。再アニメ化も出来なくはないだろうけど・・・と思っていた矢先に出たタイトルでしたので。私は、また犬夜叉がアニメになるのかな?なったら良いな(その時には、是非とも宮崎でも放送を!(大笑))と期待しちゃったんですよね。
アニメ化の前ふりと言いますか、パート2?のアニメ化の動きがあってのCDかな?と期待したのに・・。違いましたねぇ。それが、ちょっと今も寂しいです・・・(^^;。

犬夜叉キャラクターソング
風のなかへ/弥勒feat.珊瑚&七宝

エイベックス 2005年8月3日 AVCAー22351
1.風のなかへ
2.風のなかへ(リミックスバージョン)
3.風のなかへ(オリジナルカラオケ)
4.モノローグ&メッセージ(弥勒/辻谷耕史、珊瑚/桑島法子、七宝/渡辺久美子)
5.エクストラメッセージ(犬夜叉/山口勝平、殺生丸/成田剣)
最初に謝っておきます。私は、辻谷さんの歌を聴いたのは、このCDが初めてです。そして、レンタルショップで借りた犬夜叉キャラソン3枚のうち、山口さんと成田さんは、聴く前から歌声の想像が出来ていたのですが。辻谷さんは初めてと言うのもあって、かなり不安だったのです。どういう歌を歌われるのかな?もし、NGファイブの何某さんのように、声は好きだしお芝居も好きなのだけど、歌がどうしようもなかったら・・・ソングアルバムとして聴くのは辛いなぁ・・とドキドキしていたのですが。聴いた瞬間、「え?歌、上手いじゃない」とつぶやいてしまいました。
あぁ・・本当に辻谷さん、ごめんなさいm(_ _)m。辻谷さんが、こんなに歌がお上手だとは思わなかったのですm(_ _)m。
歌詞は、ちゃんと弥勒様なのに。爽やかな青春ソングになっているのが、もうびっくり。3枚の中で一番気に入って何回も聴いてしまったのが、この弥勒様のCDだった事を告白します。

「ヒュルルルラ ヒュルルルロ」の繰り返しの部分は、聴き終えた時に耳に残って。リミックスバージョンやカラオケで、つい口ずさんでしまいました(^-^)。でも・・・本当に、ヒュルルルラ・ヒュルルルロって普段は言わないわねぇ(大笑)。これ、歌で良かったかも。セリフとして言葉になっていたら。かなり言いづらいです(゜゜)\バキッ☆。
辻谷さんが、この弥勒役を演じていらして役者冥利に尽きた話や、若い役を演じる上での(辻谷さんと私は同い年になるので、その気持ちは良く分かります)お話など。モノローグやメッセージもかなり聴き応えがありました。一つの役(しかも、アニメシリーズが終わっている作品なのに)をこうして、じっくりと語って下さると言う機会は、そうありませんからね。
願わくは、まぁ単発のお仕事は仕方ないにしても。役者さんに、ご自分が演じていらっしゃるシリーズ作品やレギュラーに対する思い入れや感想などをこうして聴く機会(インタビューなど)が増えると良いな・・と思うのです。お仕事として割り切って演じられる事もあるでしょうが。作品のファンとしては、自分の好きなキャラを役者さんがリップサービスにしても、好きだとおっしゃって下さると嬉しいですものね。

そして、このメッセージの最後は。弥勒様の必殺技で締めくくられております。思いっきりハートを吸い込まれてしまいましたねぇ(大笑)。

犬夜叉キャラクターソング
業/殺生丸feat.邪見&りん

エイベックス 2005年8月3日 AVCAー22352
1.業
2.業(リミックスバージョン)
3.業(オリジナルカラオケ)
4.モノローグ&メッセージ(殺生丸/成田剣、邪見/長島雄一、りん/能登麻美子)
5.エクストラメッセージ(犬夜叉/山口勝平、弥勒/辻谷耕史)
このCDでは、モノローグ&メッセージの邪見役 長島さんが凄かったですねぇ・・。「せっちゃんの歌」(殺生丸だけにせっちゃんですか(大笑))を披露して下さるのですもの。その歌が、また素晴らしい。可笑しいし、楽しい。成田さんの歌を完璧に喰っているような気がしましたよ(大笑)。

でも、どうしてでしょうね?一番最初に聴いた時よりも、何回も聴くと(ドラマCDとは違って、ソングアルバムは何十回と聴いて感想を書いています。ドラマは、聞き直すのが大変ですが。歌は車の中などで繰り返し聴くことが出来るので可能なんです)いかにも!殺生丸様だなぁ・・と言う感じで、素敵なんですよね。

しかし・・・2005年8月に発売された、犬夜叉キャラソンの3枚で。一番歌わないだろうなぁ・・と言うのは、殺生丸様ですよね。犬夜叉は「んなもん、俺は知るか!俺は歌わねえ!」と言いつつ、お座りを連呼されたら「仕方ねぇなぁ」とやってくれる可能性はあるし。弥勒様なら、女性をくどく時に歌の一曲や二曲は歌ってくれそうだし(゜゜)\バキッ☆。
でも。殺生丸様って、必要な事もあまり言わないようなキャラクターですしねぇ。無口だし「だから、何なのだ?」で終わりだろうし。「だから、何なのだ?」とは言わずにギロっと横目でにらむだけで終わりそうですもの。
その殺生丸様で、見事に歌って。しかもなおかつ、ちゃんとキャラソンとして成り立たせた成田さんに感服です!

カタルシス・スペル

久能千明 インターコミュニケーションズ 1998年10月25日 INCDー203
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ)
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)

中村秀利(グイド)、真殿光昭(サーシャ)、辻香織(コンピューター)
河野智之(天野)、三上哲(息子)
青の軌跡の事件の後、ジュール・ベルヌには視察団が調査に入った。その視察団に居たサーシャ少佐が、冬眠カプセルに入っていたキャプテン・グイドを目覚めさせた。
キャプテン・グイドは、彼が目指す理想のため。ジュール・ベルヌを乗っ取ろうとしていたのだ。しかし、三四郎が遊び心で、船の自動制御装置に「コンピューターに、誰が主人か教え込む」ロック機能を付けていたため、船は予定通りの航行を続ける。キャプテン・グイド・リーは、三四郎を拷問にかけて、ロック機能を外させようとするのだった・・・。
「青の軌跡」シリーズは、本当に上手く出来たお話だと毎回毎回、唸ってしまいます。BLの大事な要素である、カップルの成立。この設定が、先ず素晴らしい。
宇宙を航行するために、心身ともに相性が良いとされる二人をバディシステムとして選んでいる事。このバディシステムが、今回のお話のキーともなっています。

出来ればシリーズ1の「青の軌跡」から順を追って、きちんとじっくりと時間をかけて皆さんに聴いて欲しい!と願うほどの出来なのです。
たとえば、(青の軌跡で)ブルーセイレーン事件が起こらなければ、「カタルシス・スペル」で視察団が乗り込んでくる事はなかった。つまり、サーシャが冬眠カプセルに名前を変えて入り込んでいた多数の仲間や、グイドを目覚めさせる事はなかった。
宇宙開拓のための科学者達だと思われていたはずの人間が、実はキャプテン・グイド一派であり。この事件でカプセルに入っていた人々が減ってしまったから、クリスタル・クラウンで大勢の科学者達が乗り込んでくる事になった・・。そこで、乗り込む人々の中に凱が居たから・・・と言う具合に、お話が続いていくのです。前のお話を受けたからこそ、次のお話が展開していく・・この素晴らしさは、順を追ってじっくり取り組みたい!と思う一因となるのです。

でも・・・ジュール・ベルヌが出発した時点では、コンピューターに組み込まれた「青を探せ」と言う指令は、誰も知らなかったはず。
とすれば、サーシャが冬眠カプセルで眠っているグイドを起こすために、視察団として乗り込む事はなかった・・と言う見方も出来ますが。・・良いじゃないよ。終わりよければすべてよしなんだから(゜゜)\バキッ☆。
ま、それはさておき。10年近くも前に、こんな素晴らしいBLが発表されていた事に感動を覚えます。

今回、感想を書かなくては!と引っ張り出して聞き直しをしたのですが。あの小説をこんなにわかりやすく、しかも無茶苦茶コンパクトにまとめたよなぁ・・と言うのが感想の第一です。第一作が2枚組でしたから、今回のこの作品も、2枚組を覚悟しておりましたのに(しかも、1枚でまとめた上にフリートークはしっかり入っているんですよね)。
もうちょっと、サーシャからグイドに対する思いであるとか、カイに対する対抗意識が(原作では)描かれていたはずなのに、それらが薄らいでしまいましたねぇ。
そして、そして何よりも!サーシャがカイを押し倒すシーンがなかったのは痛かった。ユリ×ユリ対決っぽい感じが、音声ではどうなったかな?と楽しみにしていたのに・・・あれ?おかしい。あのシーンがない・・。思わず、何度もそれが登場したはずのCDのトラックを聞き返してしまいましたよ(^^;。しかも、グイド×サーシャのシーンが寸止めで。このシーンの真殿さんの声が「え?」と一瞬、持っていたボールペンを落としてしまいそうになるほど色っぽかったので、なおさら「勿体ないぃい!」と思ってしまったのですね。

ちょっと待って。そう言えば、私は真殿さんのBLご出演作品はほとんど持っていないじゃないか??メインで絡む役は、真夏の被害者くらいだし・・でも、あれはちょっと狂気に走ってしまった攻めだったし・・・、受けは、月と茉莉花しか聴いたことがないぞぉ(2007年1月現在です。2006秋のリンクスロマンスフェアCDに収録の作品で聴きましたが、キスだけでした)。
このカタルシス・スペルは寸止めだったから、余韻も残るし。もっと聴きたい!感を持たせてくれたのかもしれませんが、真殿さんのクールビューティさん受けをじっくり聴いてみたいなぁ・・と思わせるには十分でした。

さて。感想に戻りましょう。
ディスク1枚だから、楽しみにしていたシーンは削られてしまいましたが。お話としたら、必要なシーンはしっかり残っていましたし。三四郎とカイの絆もきちんと描かれておりました。もちろん、Hシーンもね(^^;。特に、生命の危機に立たされた後だけに。本能と申しましょうか?ケダモノのように激しく求め合う二人は、本当に凄い。第一作のHシーンが「あ、もう終わりですか?」と思うくらい短かったのに対して、結構しっかり睦んでくれました。

グイドにもサーシャにも、バディを組む資格がない!と罵られた三四郎とカイのカップルですが。バディシステムを組む者全てが、愛し合わなくてはいけない・・と言うことではないでしょう。
愛だの恋だのと言う言葉では言い表せない絆で結ばれているのが、バディシステムと言う名の関係になるのだとしたら。根本的なところで、二人はしっかりバディなのだと思わざるを得ません。三四郎に取り付けた受信器に、わざと通信機能を入れなかったカイ。カイの自殺願望を知っているからこそ、命令するまで死ぬな!と指示を出す三四郎。
殺したいほどグイドを憎んでいるサーシャ。その殺意を知りつつ、小型船にサーシャを抱いて乗り込むグイド。この二人に負けず劣らず、三四郎とカイの絆は、今後深まっていく・・と思わせてくれます。
そして。いつの日にか、このお話のタイトルにもなっている「カタルシス・スペル」(解放の呪文)に繋がるのではないだろうか?と。

一見すると。三四郎がコンピューターにインプットした、とんでもない会話。その言葉が、コンピューターを解放する事につながる呪文・・・つまりは、最後の最後まで明かにされなかったパスワードであり、タイトルになっているようなのですが。
それだけではなく。あのセリフが、カイの死にとらわれている心を三四郎にゆだねて、自由になれるきっかけになる言葉そのもののようにも思えるからです。つまりは、カイにとっても解放の呪文であると・・。
うふふ(^-^)。このセリフは、実際に聴いて。貴女もサンドラ達と一緒に「えええええ!?」と叫んで下さいね。

中原さんは、前回のフリートークで疲れ果てた挙げ句にあまり喋っていなかったら、ファンの方に注意されたらしいのですが。確かに、2枚組であれだけ喋っていたら、フリートークまで語れませんわなぁ・・。今回は、1枚だったからか?フリートークでも語っていらっしゃいました。その中原さんでは、意識して、グイドを堕とそうとするカイのセリフが色っぽいのは当然としても(「私は、私の男に会いたい」と言う台詞は、凶悪的なほどでした)。今回は、冒頭のコンピューターをいじっている三四郎に詰め寄る「これは遊び心とは言わない。無駄な小細工と言うんだ」と言う台詞に、うわぁ・・こういう普通のセリフで色っぽかったらどうするよ??とハスキーボイスに悩殺されました。
森川さんは、野生の勘を持つ男!と言う役柄が多いのですが。この三四郎でも、その野性味あふれる魅力を十分に発揮していらっしゃいます。
梁田さん、ナレーションお疲れ様でした。
小林さんでは、やはりあこがれの人だったサーシャ少佐を案内して回っている時の「まるでアイドルを見る小娘」(by三四郎)状態の、ちょっと可愛らしいサンドラがその声音で分かるところに惚れました。



貴族と熱砂の皇子

遠野春日 インターコミュニケーションズ INCDー2130 2004年8月27日
檜山修之(ザイード&アシフ)×置鮎龍太郎(小野塚竹雪)
花輪英司(小野塚篤志)、紗川じゅん(小野塚政子)
菊池慧(ハッサン)、奈良徹(楠大使)、松本健太(運転手)

井上倫宏(ムスタファ)、宝亀克寿(メタハット)

堀内賢雄(フリートークの司会のみ)
大学卒業後の就職先も決まっている貴族の子孫、小野塚竹雪。父親の会社に就職して、自分はちゃんと社会人としてやっていけるのだろうか?会社を背負っていけるのだろうか?そんな不安に襲われた彼は、唐突に砂漠が見たいと、地中海に面して中東の国・カッシナ王国(兄が大使館の参事として勤めている)へと旅立った。
その飛行機の中で声をかけてきたのは、地中海の青を切り取ったような瞳を持つ存在感のある男だった・・・。
先ずは、この作品はタイトルが悪いですわなぁ・・・
何しろ、「貴族と熱砂の皇子」・・・貴族が、公爵の子孫である竹雪くんと言うのはすぐに分かりますし。そうなると、正体不明の砂漠の鷹・ザイードが皇子様であるのはバレバレですもの。
ザイードの正体は、最後の種明かし・・のはずですよねぇ?ザイードを恋しく思って(助かった後に)泣いていた竹雪が、皇子に逢うシーンでの感動が薄くなってしまうんですもの。そりゃ、皇子がヨーロッパから帰国したばかり・・だのと言う会話が誘拐事件の直後に入って、伏線は張られてはいますけど。

最初にこのお話を聞いた時には。その最後のネタばらしがタイトルを見た事で分かってしまった事と、置鮎さんのやっている貴族の末裔のお坊ちゃまが、なんだかなぁ・・と言うので、今一つ気持ちがのらなくて。
マタニティブルーではありませんが、社会人になる抱負だとか意気込みなんてまるでなしで、新生活に怯えるばかり。社会人ブルー?って奴ですかねぇ?そんな、旅のそもそもの目的からして「こらこら・・」と思ってしまったんですね。また、自分では何も出来ないお坊ちゃんなのに、異国の地で治安が物騒になってきている所へ出歩いては攫われるし。助けられているのに、砂漠の中に一人で逃げ出そうとするし。某アニメの登場人物風に言うなら、「あんた、莫迦ぁ?」ですよ(苦笑)。置鮎さんのモノローグで進むお話なのに、主人公である竹雪くんに感情移入が出来なくて。ザイードに抱いた恋心も、あの過酷な環境にあっての幻か、スキー場では2割り増しみたいなものか(ちょっと違うなぁ)・・・と最初は思いましたから。
実は。最初に聴いた時、ちょうど機動戦士ガンダムSEEDが放送中だったものですから。ザイードの愛馬が「アスラン」と言う名前だったことが、一番受けた事を白状します。

しかし。聴けば聴くほど楽しくなりましたねぇ
このドラマCDは、格好良い皇子様の檜山さんと、ボンボン(大笑)の置鮎さんを楽しむお話なのだと思います。

最初は、やはり「正体バレバレじゃないよ」と思いつつ聴くものですから、竹雪くんの「彼の正体は一体・・・」と最初の夜のモノローグには「皇子様だよ・・」とつっこんでみたり(って、聞きながら突っ込みを入れても仕方ないですが)。自分を助けに来てくれたザイード(=白馬の王子様)に惚れたっぽい竹雪のセリフに、からかうしかないザイード。彼にも、とっとと正体を言えば良いじゃないよ!とも思いましたし。
この二人のなかなか縮まらない距離にいらいらしたのもあったかなぁ?だから、聴いていて「なんだかなぁ」感が強かったのではないか?と。

ところが。最初からザイードを皇子と認識して、彼の目線でお話を聞いたなら。これが楽しめたのです。普通にポンとお話を聞くよりも、面白かった。音楽も流石にインターさん、良い音楽だったなぁ・・。
ザイードとしては、メタハット達と会話をしていた事もあり。(皇子としての自分ならともかく)砂漠の鷹としての自分に嫁に来てもらうわけにはいかなかった。だから、最初から本気で竹雪を救出に向かってはいるのだけど、それをばらすわけにはいかない。
どうせばれるけど、大使館に勤務しているムスタファとの連絡先まで竹雪を無事に送り届けるまでは、(厳しい砂漠の中で)どうなるか分からないから正体を名乗るわけにもいかない(まぁ・・あの砂漠の時点で皇子であると名乗っても、竹雪が本気にしないでしょうけどねぇ)。
サルトルを読む彼は、アラー以外の神を知る機会を持っており(ヨーロッパに行っていた事など)、「皇子」と言う以前に人として自由な生き方を望む見聞をも持っている。男である竹雪を心のままに愛したいと願う経緯などは、砂漠だけで盗賊活動を行っているザイードではありえない事なんですよね。
そのくせ、砂漠の民として流れる血を否定出来ずにいる。いくつかのセリフから、砂漠を愛し、厳しい砂漠と生きる姿も見えてきました。それは、砂漠の皇子として生まれた彼ならでは・・のものでもあったでしょう。
また、竹雪を思っている彼の気持ちが見えた時。このお話は、別の意味で面白さを増しました。
そう理解したなら、最後の最後に、二人が愛し合っているシーンのかなりきわどいセリフも楽しかったですよぉ。

それに追加して、ベテラン宝亀さんのベドウィンのならず者や、皇子と一緒に兵役を経験したムスタファ役の井上さんらの演技を楽しむお話だと・・・。
特に、宝亀さんのフリートークでのお話は、かなり笑えましたねぇ。流石にベテラン!・・・それにしても、フリートークにだけ参加している堀内さん・・。どうせ司会で仕切るなら、出演者を盛り上げたり。内容をしっかり把握していれば良いのにねぇ・・。その辺りが、また笑いを招くポイントにはなっていましたが。

でも。ちゃんとムスタファと連絡をとっているから、連絡した日にそこまで行けば大使館に戻れる・・と約束してやれば。もっと早くから、ザイードと竹雪は仲良しさんになれたのに。
言ったら、竹雪が「どうして、ムスタファを知っているのか?盗賊のあなたが、どうして??」とややこしくなるし。お話的には、言えなかったでしょうけどねぇ。

以前、ESCAPEのボイス集を聴いた時に。檜山さんは、決してBLの出演数は少なくはないのに。何故か高校生だとか、ちょっとおちゃらけた役が多くない??格好いい攻めって、あまりないのじゃない?(私が聴いていないだけだとは思いますが)と思ったのですが。このお話では、非常に格好いい檜山さん攻め・可愛らしい置鮎さん受けを堪能する事が出来ました(^^)v。



スレイヴァーズ・ラヴァ(前編)

華藤えれな インターコミュニケーションズ 2005年3月20日 INCDー2219
森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一
神谷浩史(早瀬義弘)、平川大輔(津久井)
有本欽隆(高嶋)、喜多川拓郎(倉橋元専務)
沢谷有梨(川奈萌)、間島淳司(高田)、三浦潤也(ソムリエ)
堀内賢雄(若宮法顕)
山脇先輩の放った銃弾で傷ついた冴木。彼に償うため、奴隷契約から逃げようとせずにとどまった柊一。
海外開発部で営業として再出発する事になった柊一は、倉橋物産を大きくしたい!と語る冴木の社長としての手腕などを見るにつけ、彼に仕事の面で認められるような一人前になりたい!と願うようになる。その一方で、冴木の辛そうな瞳の色や「十字架に縛るのは辞めて下さい」と語る彼の幸せとは一体何なのだろう?と思う。
しかし、倉橋物産を狙っている叔父は、産業スパイを送り込んでいた・・・。
お話が、お話が・・・重い。重い上に、じれったい。個人的な好みとして言うなら、とっとと告白してしまえば良いのに!!なんですよね。
「実は。元専務が、こういう話をしていて。貴方は皆からそういう目で見られていた。魔の手から、貴方を守るためにはこの方法しかなかったのだ・・。
だけど、自分は貴方を一生いや、次の世までも縛り付けたいと思っているのは事実ではあるけれど。貴方の高貴な魂は、誰であろうと蹂躙する事すら敵わない。貴方は私の奴隷だと言うけれど。貴方は、誰の奴隷でもない。むしろ、自分の方こそが貴方に逢った雪のあの夜から、ずっと貴方に心を束縛され、貴方の魂の奴隷として存在しているのだ。
貴方を守りきることが出来たら、その時は社長が生前望んでいた形にしたいのだ・・」と正直に話してしまったなら。冴木の縛られている十字架も枷も、少しは軽くなるかもしれないのに・・。信じる信じないは別にして(信じない方向に動くかなぁ・・。何しろ、元専務って叔父さんになるわけでしょ?としたら、赤の他人の言葉よりも親戚をお坊ちゃまは信じるだろうしなぁ・・)また別の展開があるかもしれないのになぁ・・と思うのです。

まぁ・・冴木がそういう告白が出来る男なら、お話にはならないか(大笑)。
もう、本当に不器用!!不器用すぎて、じれったい。
結構、お坊ちゃまの柊一さんの方がストレートに気持ちを告白したり、質問したりしています。それを「どうぞ、ご自由に・・」と自らの功績を自慢しようともせずに、水面下でひたすらお坊ちゃまの事を守ろうとする姿勢こそが、冴木と言う男と言いますか。じれったさを通り越して、侍道に通じるような一種のストイックなまでの美学をそこに感じさせます。
だから、聴いているうちに「あぁ、もう。柊一様を守るためにやっている事でしょ?それが、逆に自分が嫌われるようにし向ける結果になっているのがなぁ・・・」と歯がゆく思いつつ、このドラマをさらに聴いていたい。この二人の気持ちと心が、身体だけでなく重なりあい、分かり合える日は来るかもしれない・・いや、来て欲しい!と願う気持ちになってくるのです。その瞬間を是非とも聴きたい!と思ってしまうため、その歯がゆさが逆に快感になってくるのね(大笑)。

さて。今回から、フリージング・アイでメインカップルを演じる早瀬と若宮が登場しています。この感想を書いている2007年1月現在では、フリージング・アイは未聴ですので。早瀬と若宮がカップルのお話では、この資料室に消えた辺りでキスの一つくらいしていたかな?など、ちょっと勘ぐってしまいました。フェラーリに乗るくらいなら歩く・・じゃあ駅まで一緒に歩こう・・と言う二人のやりとりに、このお話の頃にはカップルが成立していたのかどうかは分かりませんが(早く聴きたいものですわ)結構会話を楽しんでいる様子はうかがえたんですよね。
スレイヴァーズシリーズでは、柊一の視点で描かれるために、早瀬と若宮の関係には気が付いていませんが。逆バージョンだったらどうなっているだろう?(早瀬視点なら、冴木と柊一はカップルに見えているだろうか?・・・若宮は知っているだろうから)など、ちょっと今から楽しみだったりしています。
柊一にして、自立した大人の男性と言わしめる早瀬を神谷さんが。顧問弁護士で、いろいろ分かっていらっしゃる若宮を堀内さんが好演されています。
また、柊一の上司になる津久井を平川さんが演じていますが、ごめんねぇ・・・平川さんだと思っていて聴いても。花嫁シリーズで聴いた王子様の印象がなくって。なんだか、少し疲れた小父さんっぽい印象が残ったのですが、これはわざとですよね。

冴木の同級生で、産業スパイをいぶし出す内偵役をしている高田には、間島さん。間島さんと言えば、ENDLESSシリーズで「男たち」を一人で(大笑)演じていらして。その時の不安そうな印象が強かったのですが。
フリートークに残っている若手の(メインキャストではない)声優さんで、印象に残っている方って居ませんか?これが初仕事だったんです・・とか、マネージャーにトークにも残っているように言われて残っていたら、トークでも発言出来て良かった・・とか。勉強させていただきました・・と神妙に語っていらっしゃる方など。実は間島さんはENDLESSシリーズでの「男たち」でトークに残っていらして(役名もね、一人で複数形でしたし)お名前を覚えた方なんですね。だから、それ以後お名前を拝見すると、思い出してしまっていまして。あぁ、あの間島さんが頑張っていらっしゃるのね!!みたいな・・。
このホームページでは、出演されてお名前がブックレットに載っていらっしゃる方は、全て扱っていますが(データベースで)。時々、養成所の学生さんや研修生の方などで出ていらっしゃる方もいらっしゃるんですね。いわゆる、どこかのプロダクションに所属する前にお仕事をされている方です。あちこちのプロダクションなどを検索しても、お名前がない・・うわぁ、名前の読み方が分からない!!と唸る方もいらっしゃるものですから。
そういう方が、ちゃんと所属事務所が出来て。プロとして活躍されるようになる・・。それを見守るのも楽しみの一つになってきていますが。
端役から、メインキャストとして活躍されるのを見ているのも、本当に楽しみなんですね。ですから、ちょっと前置きが長くなりましたが。間島さんが、こうして「男たち」から重要な役を演じられていたのを聴いて、本当に今回は嬉しかったですね(^-^)。

そして。暗い思念を抱きつつ。一途で揺るぎない男を森川さんが熱演していらっしゃいます。
モノローグとセリフと、出ずっぱりの櫻井さん。本当にお疲れ様でした。かつて、セクシーボイス・・・のタイトルで、鈴村さんがクリスタルボイスを体現されたように。柊一の持つ天使のような神々しさと高貴さを声だけで演じていらして。本当に脱帽させられました。回想シーンに出てくる、柊一様の声は、本当に声だけで全ての罪を洗い流してくれるような美しさすら感じさせます。そういう声って、本当にあるのねぇ・・。しみじみ。どんなに陵辱されようと。相手を思い遣り、相手の苦悩を感じ取ろうとする。彼こそが天使であり。身体を汚されても、決して堕天使などにはならない高潔さが、アヴェマリアのメロディと共に包み込むようです。ただ、これは後編でも感じた事ですが。櫻井さん・・このスレイヴァーズ・ラヴァの収録の時には、喉の調子でも悪かったのでしょうか?それとも、使いすぎで声がかすれてしまった??
柊一の苦悩には、まさにぴったりではありますが。ちょっと気になりました。

森川さんと櫻井さんと言えば、どうしても双黒の魔王陛下と名付け親を思い出してしまいがちですが。ここでは、そんな甘々っぷりは全くなく。大人の男と男のぶつかり合いでした。

きっと純愛というのは・・・

南原兼 インターコミュニケーションズ 2003年12月26日 INCDー2124
子安武人(吉良巧介)×緑川光(大石力)
森川智之(上杉影明)×石田彰(浅野拓己)
置鮎龍太郎(雪川聖一郎)、高橋広樹(月岡真吾)
目黒光祐(大石力哉)、若本規夫(吉良巧士郎)
親同士に反対され、ついに二人で手に手を取って駆け落ちをした力と巧介であったが。行く当てもなく、海辺の小屋に泊まることとなるが。巧介が熱を出してしまい・・・。
番外編「敵はSのお医者様」も収録された、ロミジュリならぬロミロミカップルの第四弾!
石田さんと森川さんがご出演でなかったなら。もしくは、かなり珍しい子安さんの「可愛い可愛い」キュンとするような高音の攻めを聴くことが出来ないとしたら・・このシリーズは買っていたかなぁ・・?と思ってしまいます。
いや・・それなりに南原作品は我が家で数が多いのですが。南原さんの作品が好きだから買っているのではなく。キャスト買いしているのと、シリーズをここまで買ったなら、「途中下車しないでおつきあいしましょうか・・」と言う惰性のようなものなんですよね(^^;。南原作品ファンの方、本当にごめんなさいm(_ _)m。でも、このタイトルを聴いた時。「なんだかなぁ・・・」が強くって。

親に反対されて。一時と言えど離ればなれになるのは嫌で、駆け落ちをする・・と言うのは恋愛一直線ならまぁ・・しょうがないなぁ・・と思いますし。許さないでもないです。
でも、この二人って高校一年生のカップルでしょ?まだまだ親のすねかじり状態。相手を思う事とH以外には何にも出来ないガキなわけで(また、今回。Hシーンがかなり多かったんですね。何かと言うと、そちらになだれ込んでしまっていましたし。熱を出して苦しんでいる相手に、汗をかけば熱が下がる!としてHを仕掛けるシーンなどがあると、「もう・・・・ちょっと・・ごめんなさい。勘弁して下さい」と思ってしまいまして)。
おばさんは許しませんよ??それ以外に考える事ややる事は、おまえさん達にはないのか??駆け落ちなど、早すぎるわ!この愚か者めが!!と言う感じですね(苦笑)。

そりゃね。BLの作品で、Hシーンは一つのハイライトで見せ場ですし。肩すかし的にほんのちょっとだけだったり寸止めで終わっていたりすると、あらら・・と思ってしまう自分も居るのですが。
ここでも、あそこでも。寄ると触るとHシーンになっちゃうと、満腹を通り越して「もう、要らない」とワガママな事を言いそうになるんですよ。もっと、二人の絆を描いて!と思うのです。二人のそれぞれの葛藤や、不安など。
そりゃ、二人が敵同士のDNAを持っているから、出会ったのは間違いだったのか?とか、愛し合った事は間違いか?と悩むシーンはありますが。他の作品の葛藤などに比べると・・・・・ちょっと弱いかなぁ??結局は、「うん。間違いじゃなかったよ。これから?うーん・・ま、そのうちなんとかなるんじゃない?」という感じになっちゃいましたし(^^;。

BLって、禁断の恋ですから。そこいらの葛藤や心理描写が素晴らしい作品ですと、HシーンはなくてもOKだと思うんですよね。
現実を突きつける気は別にはないのですが。この高校生コンビ、一体どこに行こうと言うのかなぁ・・。そもそも、学校はどうするつもりなのかしら?とか、親がカードの口座を止めてしまったらどうしようもないでしょうが??バイトをして、二人で愛の逃避行と言ったところで。すぐに警察などから追っ手もかかるだろうし。衝動だけで、なんとかなるものじゃあないだろうになぁ・・(大人だって、衝動の駆け落ちって難しいわよねぇ・・)と、主役の二人が考えない分、聴いている私が考えてしまう結果となったのです。おかげで、かなり「燃えない」ドラマCDとなった事は事実です。

シーン的には、「潮騒」を彷彿とさせるシーンがあったりしましたが。一番「おぉ」と思ったのは。緑川さんもトークで印象的だったシーンとして挙げている「言葉攻め」ですね。このシリーズの中では、ずっと可愛らしい緑川さんがそのシーンだけちょっとワイルドっぽく攻めていらっしゃいます(^-^)。他の作品では、それなりに攻めの役もある緑川さんですが。確かに、あのシーンの言葉攻めは聴いているこちらも「うひゃあ」と思うくらいでしたよ(^-^)。

また、今回。第三弾で出てきた体育会系のアニキ先生・月岡ちゃんがその恋人である雪川先生と一緒に登場しましたが。この二人のシーンというのは、ほとんどなし。置鮎さんがトークでおっしゃっているように「出番ないなぁ・・あ、出てきた!もう終わった」ですもの。

しかし。子安さんが、第二弾の時に「あと二枚なら、なんとか演じる!」と宣言され。その宣言通りに4弾までは出たのですが。このCDの続きって、出ていませんよね?月岡ちゃんと雪川先生のカップルも気になるところではありますし。何より。吉良くんと力くんの「なーんにも先の事は考えていません」高校生カップルがどうなったか?に、少しだけ興味はあるのですが・・(Hシーンがてんこ盛りでなければ。聴いてみたいと思います)。



ラブホリック〜恋愛処方箋〜

檜原まり子 サイバーフェイズ CPCDー1074 2006年10月25日
1.依存症?
2.浮気と病気
3.ラブホリック
4.医者と患者
5.ワーカホリック
6.恋愛治療師
7.FREE TALK
森川智之(江森五月)×緑川光(柴田浩司)
野島裕史(朝比奈繁樹)

飯田浩志(森宣行)、大西健晴(芝元一郎)、小原雅一(森教授)
高田べん(大月副医局長)、幸田夏穂(奥脇百合枝)
加藤将之(桑原)、田坂秀樹(青山)、細野雅世(国谷)、保村真(花村)
中西裕美子(近藤看護師長)、水沢史絵(ナース)
外科医の柴田浩司は、年下の製薬会社の営業マン・江森五月と恋人関係。しかし、最近五月とはすれ違いの日々。おまけに、五月がグラマーな美人と行動を共にしているところに何度となく出くわす。ひょっとして、浮気??
新宿2丁目に思い切って行った柴田は、そこで超人気トレンディ俳優の朝比奈に見初められてしまう。しかし、朝比奈が吐血してしまい!?
サイバーフェイズの全員サービスの応募のために購入した一枚です。
ですから、原作も何も知らずに買った事になりますが。結構楽しませていただきました。
医療関係のドラマCDとなると、突っ込みどころが多くて・・そちらで疲れるのですが(って、つっこまなければいいのでしょうが)今回は、あまり突っ込みを入れる事もなく、純粋にドラマを楽しめたと言うのが一番でしょうかね。急患外来や一般外来での薬の引き渡しのガヤなどが、「あぁ、かなり頑張って研究していらっしゃる」と思ってしまうんですね。メインの会話の後ろで交わされている指示などのやりとりなどね・・。もっとも、私自身が救急外来とは縁がない生活になっていますので。現場の救急外来はもっと戦争のように大変だろうな・・実際に救急外来でお勤めの方が聴かれたら「ふん」と鼻先で笑ってしまうかもしれない・・とは思いますが。

さて。これは、数ある森川さん×緑川さんカップルの中でも珍しい一枚ではないかと思います。
何しろ、シチュエーションが緑川さんが年上で、森川さんは(ひもではないまでも)緑川さん演じるキャラよりも年収が少なくて、躍起になっていると言うところ。
しかも、森川さんの自称が「僕」であるのに対して、緑川さんは「俺」。相手を呼ぶ時も森川さんは「浩司さん」とさんを付けているのに対して、緑川さんが「五月」と呼び捨てもしくは「おまえ」。激昂すると「おまえ」が「てめぇ」になっちゃいますし。喧嘩すると「・・じゃねぇか!」になるし。そういう言葉使いの面でも、珍しかったです。どちらかと言うと、森川さんが演じる攻めは、経済的にも安定していて包容力のある(緑川さんよりも)年上の役が多かったように思うのですが。
まぁ、ちょっと世間知らずの緑川さんの役に対して、しっかり者で支える立場であるところは同じと言えば同じなんでしょうけどね。

原作を知らないで買ったので、私としては初めての江森×柴田作品ですが。お話としては、二人のなれそめ?だのカップル成立のお話は、あるのでしょうか?
BLの場合は、出来上がったカップルも悪くはないですが。やはり出会いと、カップルとして成り立つまでの葛藤などが聞き所の一つと思っている私には、ちょっとその辺りが寂しかったです。

さて。今回のおじゃまキャラ(゜゜)\バキッ☆朝比奈くんは、ごめんねぇ・・・ブックレットのキャラクター紹介を見るまで24歳とは思わなかった(大笑)。もう少し幼いと思っていましたぁ・・・。
BLって、あまり小父さんは登場しないと言いますか、キャラクター自体が普通のドラマよりも若く設定されていますよね?(小太りになった中年の小父さんは、確かに想像もしたくないですな)24歳や27歳を中年で小父さんとは言いませんが、BLって下手すると、中学生だとか高校生でしょ?だから、まぁ外科医としてバリバリ働いている柴田先生の設定はともかく、彼に惚れて一生懸命アタックしている朝比奈くんはもう少し若いと思っていたところがありました。言動も、好きな人に振り向いてほしい・自分の事を好きな人に知って欲しい・好きな人を自分の世界に引き込んでしまえば良い・・と言うちょっと短絡的かつ一直線なところがね。
何しろ、江森が盲腸になってしまい。江森が柴田の恋人である事も知ってはいるけれど。病棟には来るけど、自分の所にはあまり来ない。夕べなんか付き添ったのに!とやきもちを焼くシーンなどは、本当にワガママなお子様のようでして。
だからこそ、そんな朝比奈にマネージャーの森が「彼を理解しなくては」と諭すシーンが、おぉ・・・このマネージャーさん良い事言うじゃないか!とちょっとした感動を呼んでしまったのですが。

しかし。身勝手さを承知で書くなら。もし、この作品のキャラクターの年齢設定が全体的にもっと低めに設定されていたらいたで、きっと私は「ありえないっ」と言っていたと思うんですよ。そんなに若くで、外科医としてバリバリやっていないでしょ?とすると、その恋人もあまり年の差はあって欲しくないし・・・(いや、本当にかなり身勝手な言い分ですね)。そうすると、おじゃまキャラもある程度の年齢がないと、釣り合いがとれませんしねぇ。

今回、ツボだったのが。「天然と言うよりも『天然記念物』」(by 朝比奈)の柴田先生でしたね。
緑川さんの、普段の会話と医師としてのきりりとした態度の時。そして、恋人に対する甘えのシーンの声がまるで違う辺り。
それまでは、初めて行った新宿2丁目でナンパされてしまい、ドキドキしていたのに。相手が吐血するやいなや、テキパキと診断を下して「一緒に来なさい」と言うところなどは、最高でした。ウブで結構可愛いと思わせておいて、急にしっかりしてしまう。職業病と言えばそうなのでしょうが。その二つの顔の使い分けが見事でした。
また、柴田先生のシーンでは(皆が知っているだろう俳優さんを目の前にして)「あれ?見たことがあるような・・・」で、普通ならそこで「あぁ、TVで見た事があるかも?」となると思わせておいて、「あぁ。そうだ。アフガンハウンドに似てるんだ!五月は秋田犬に似てるけど」と比較するのが犬!!このシーンは、結構笑わせていただきました。

森川さんも、滅多にない可愛らしい?攻めでご苦労様でした。腹腔鏡による手術を全身麻酔で行うと説明している側から、内視鏡で手術をするのなら「自分で見ることが出来る」と喜んでいるシーンなどは、ほほえましく思ってしまいました。ずーっと「僕」のセリフが、珍しかったですねぇ。
野島さんは、ちょっと計算された天真爛漫さが可愛かったですねぇ。

出来れば。江森と柴田のなれそめや恋人になる過程(柴田が初恋の人に振られてしまう辺り)なども聴いてみたいと思っておりました。


花町物語 夢絵巻

Vivid Color VCDー006 2006年8月11日
第一話 各務さんの海外みやげ
第二話 アンパン
第三話 ふとんたたき
第四話 白い手
第五話 ケセランパサラン
第六話 障子
第七話 しじみ
第八話 井戸
緑川光(朱璃)、森川智之(東條巽)
プログレス(榎本朔弥)、万栗太郎(相馬和泉)
富士爆発(梶山啓治)、沖野靖宏(五十嵐馨)
成田剣(各務征士郎)、檜山修之(二階堂将人)
携帯サイトで配信されたミニドラマを 一枚のCDとしてまとめた作品。
花町物語のキャラクターによる、BL要素抜き?のオールギャグな短編ドラマ集。
私、こういう作品好きですねぇ(^-^)。いやぁ、もうまさにツボのド真ん中でした。
深刻なBLドラマも好きですが。どちらかと言うとライトでハッピーエンドのお話が好きです。そういう意味では、このドラマCDは聴いていてクスッと笑えるし、しかもどこからでも聴くことが出来る長さ。感想を書くドラマCDが、こういうお話ばかりだと楽だし、聞きやすいのですけどね(゜゜)\バキッ☆。
強いて言うと、ギャグ要素満載のドラマで笑えるためには、元の作品を知らないと笑えないと言うのが減点材料です。
しかし。お話のうちいくつかはゲームをクリアする為に購入した「花町物語 設定画集」の戯画通信で描かれていた作品を膨らませているものでしたので。かなり取っつきやすかったですね。

一番、笑わせてもらったのが第一話でした。乗っていた船の到着が一週間遅れている。各務の安否を心配して泣き崩れる朱璃と和泉。二人を安心させようと、朔弥、五十嵐や二階堂があれこれ言うのに対して。ことごとく「一週間経ちますがね」「船の破片が発見されたそうですがね」「こんな所で油売ってる士官も居ますがね」と否定しまくる巽。
そこにひょっこり帰ってきた各務さんが、筏を組んで自力で戻ってきた・・・と言う辺りから、叔父様であって叔父様じゃない各務さんが笑えるのです。明るく笑って、椰子の実を素手で割るし・・・・・・。ワニや毒蜘蛛を連れて帰ってきているし。
将人さんが毒蜘蛛に噛まれたと言うのに、朱璃などは椰子の実ジュースを飲んで心配していないし・・。突っ込みどころ満載で、なおかつ笑ってしまえるお話ばかりです。
サイトで配信された・・・と言うことで、一話あたりの収録時間は4分ほどですが。4分とは思えないくらいでした。

第六話で、緑川さん演じる朱璃が、五十嵐さんに紙をもらいに行った帰り。部屋を出ながらのセリフ「五十嵐さんの・・・スケベ」の間が、気に入っています。
また、第五話での(シロの毛玉を)ケセランパサランだと信じている朱璃に本当の事を言えない周囲の人々。その中でも、二階堂さんのリアクションが素晴らしかったですねぇ。本当の事を言おうとして、叔父に口を封じられ。
そこで、幼い頃の巽も、ケセランパサランを信じていて。それを父親に捨てられた事。その時にも、自分はかばってやれなかった!!として、絶叫する。ここの叫びは、絶叫させたら天下一品!の檜山さんの本領発揮!と言う感じがしました。本編の二階堂さんならやらないだろう、数々のリアクション・・・泣きながら五十嵐や梶山、朔弥に接する辺りまで、聴いて続きが分かっているのに笑ってしまう出来でした。
きっと、声優さん達も本編では演じなかっただろうオーバーな演技で楽しんでいらしたのではないか?と推測します。そのくらい、ノリノリで演じていらっしゃるのが分かるほどでした。


好きなものは好きだからしょうがない!!
WHITE FLOWER TRUTH rise

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2004年3月21日 MMCCー3042
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、三木眞一郎(水都真一朗)
石田彰(七海)、千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)
結城比呂(クリス)、上田祐司(浅香奏司・梅谷)、野島健児(羽野義広)
飛田展男(中原桐人)、森川智之(湖月綾野)、高城元気(椎名廉)
宮田幸季(青)、櫻井孝宏(北村風太)

東野里加(空(子供))、秋田まどか(直(子供))、神崎ちろ(祭(子供))
RAINから4年。空は大学生となり、母校で数学を教えて単位を取得しながら探偵見習いも続けている。空のクローンである青は、空の弟として学校に通う毎日。皆、あの時の傷を背負いつつ、姿を消した藤守や真一朗の行方を追っていた。そんなある日。空は七海から無記名のメッセージカードを調査するよう言われる。
そして、美しく成長した藤守が空の前に姿を現してこう言うのだった。「チビをちょうだい」と・・・。
このCDは、声フェチでBL好きな方にはたまらない出演陣となっているのですが。ただ一つだけ難点を挙げるとするならば。あまりに人物が多すぎて(大笑)、どこで目当ての方がご出演だったかが分からない・・・は言い過ぎにしても。どこで出てくるか分からないから、結局長いドラマをずーっと聴いていなくてはいけない。でも、待っていた割には出演がほんのワンシーンだった・・・なんて事に成りかねません。
今回は、祭ちゃんや広夢くん、クリスなんて本当に「ここだけ?」と言うくらい出ておりません。これだけかい!みたいな(苦笑)。まぁ、シリーズ最終章と言うことで総キャラ顔見せ(゜゜)\バキッ☆と言う感じになっているのかもしれませんね。
置鮎さんや小杉さんは、毎回出演してはいるけれど。出番のあまりの少なさに「何かが起こってはいるのだろうけど、何が起こっているか分からないまんまで終わってしまった」状態だと語っていらっしゃいましたが。本当にそうですよね。綾野ちゃん役の森川さんなんて、今回が初参加ですが。あの出番だったら何をしている人なのか・・人物相関図なんて分からないだろうなぁ・・と思うくらいですよ(結構、重要なキャラなのにね)。

そんな中、今回もモノローグでお話を進めて下さった緑川さん、ご苦労様でした。数学教諭室で、水都が使っていた指示棒を見つけ「俺がどれだけ苦労したと思ってるんだよ・・なぁ、兄ちゃん?」と語るシーンの優しさが胸に響きました。また、何でも屋再結成イベントで自ら壇上に立ち、ちびっ子達に逆襲をしかけるシーンなどは、空の成長っぷりを十分に堪能させていただきました(^-^)。
保志さんは、4年経過して。より美しくなった直の姿が見えるようで・・。特に、最終トラックでの空(夜)を誘うシーン・・・直くんってば!と言う感じでしたよ。
ゲームをクリアしてから、このドラマCDを聴いた人には分かると思うのですが。直の言葉って、凄く言葉を選んで、気が付いて!と一生懸命メッセージを送っているんですよね。なのに、言葉が短くて空には通じていない。いや、空でなくてもあの短さとあの状況なら、直の言葉だけで真実を見極めるのは厳しいのですが。相手に伝わっていないもどかしさ・・・それらが、最後のトラックでのやりとりで爆発していました。
中原(金髪の美人さん)役の飛田さんや芥役の置鮎さん、相沢役の小杉さんは、持ち役以外でもお声を聴かせて下さいました。
愛する人が戻ってきたものの。その記憶は失われてしまっている・・・それを取り戻そうと悲痛な決意をしている七海役の石田さんもお疲れ様でした。

そして。「うにゃ」と言う青の可愛らしさを満喫させてくれた宮田さん、マ王陛下の後に聴いたなら、キャストを見ていたのに気が付かなかった(゜゜)\バキッ☆櫻井さん・・・いやぁ・・・お二人とも凄く愛らしくて。おばさんは赤面してしまいました(゜゜)\バキッ☆。

Angel’s Feather 黒の残影 
初回限定特典 フリートークCD

Blue Impact 2005年6月30日
トラック1:石川英郎、増谷康紀、宮田幸季、中國卓郎
トラック2:山口勝平、岸尾大輔
トラック3:緑川光、鈴木千尋
このCDでは、ドラマCDを録音した時に。どなたが抜き録りであったのかがよーく分かる構成ですね(^^;。
一番インパクトが強いのは、トラック1ではないかなぁ?と思うのです。ドラマに対しての感想や聞き所を紹介している・・・と言うよりも。スナック菓子の「じゃが○こ」だとか、「ポ○ロング」だのにお湯を入れたら、マッシュポテトになる!と言うのを実践?し。それを試食しているのが、本当に楽しそうで。
お湯の入れ具合であるとか、味や匂い・・・の実況中継?などなど。増谷さんが、良い声のまんまでモクモク食べているのが妙に受けてしまいました。
そっか・・・コンソメ味ね。今度、試してみるのも悪くはないかなぁ・・(大笑)。夜中に聴いていたら、結構お腹がなって困りましたよ。

でも。これって、ゲームの特典なんですよね!それに一番びっくり。
トラック2と3では、結構真面目?に今回テーマになった昔話などのお話を聞くことが出来たり。カップリングについて語っているのを聴くことが出来ましたけど。

富士見二丁目交響楽団 
寒冷前線コンダクター

秋月こお マガジン・マガジン 1995年12月1日
増谷康紀(桐ノ院圭)×置鮎龍太郎(守村悠季)
勝生真沙子(川島奈津子)、梅津秀行(石田国光(ニコちゃん))

鈴木清信(市山和夫)、浅田葉子(春山朋子/女性団員3/ウェイトレス)
園部啓一(男性団員1/医師)、中村ひろみ(女性団員1)、佐藤彰子(女性団員2)
守村悠希は、富士見二丁目交響楽団のコンマスをしている。富士見に、新たな指揮者がやってくるが。悠希のあこがれの人である川島が、新しい指揮者・桐ノ院と親しくするにつれ、バイオリンの音が最悪になっていく・・。
そんなある夜、このモヤモヤは桐ノ院の音楽才能に対し、そして川島を巡っての嫉妬だと気が付く悠希だったが・・・
富士見二丁目交響楽団の第一弾です。シリーズ作品って、身構えてしまって(聴いたり感想を書く時に)なかなか手が出ないのですが。いつまでも手をこまねいているわけにもいきませんしね(^-^)。

さて。感想の一番最初は「置鮎さん、お疲れ様でしたm(_ _)m」に尽きるでしょう。何しろ、悠希の一人称で進むお話なので、状況(富士見の成り立ちであるとか)や紹介などを含めて、置鮎さんがしゃべっていないシーンはないのでは?と思うくらい出ずっぱり。それなのに、声が裏返るほどのHシーンはあるし。精神的に追いつめられて発狂寸前のわめき声やら、笑い声やら・・。本当にお疲れ様でした・・・ですね。
また、富士見名物?となっている桐ノ院の「スターップ!!」と言う台詞も、「おぉ・・これがあのスターップか・・」と思いながら聴きました。

そして。このドラマCDでの特筆すべき事(点)は、何と言ってもトークCDでしょう。2枚組のCDなのですが。お話は、一枚で終わってしまい。二枚目はまるまるトーク(しかも本編よりも収録時間が長い)なんですね。
そのトークは、他のおまけ的な物に比べるといろいろな話題を聴くことが出来て、おまけの領域を突破しているようにも思うのです。

かつて、私は他のドラマCDで本編よりもトークが長い!としてクレームを書いた事があります。
あれにはクレームをつけて、この富士見には文句をつけないのか?と訊かれたら。富士見シリーズには、クレーム付けません(大笑)と即答しますね。だって、ちゃんと本編が60分以上はありますから。お話としても、守村くんが桐ノ院を認め、(かなり珍しいと思うのですが)女性にプロポーズをしようとしていた男性として描かれている事、その女性にアタックして振られるエピソードまで入っている・・内容に文句がないからです。お話に満足すれば、良いのです。また、このトークは他のシリーズのおまけ的な要素を越えてしまっていまして。ここでしか聞けない話・長尺だからこその突っ込んだお話を繰り広げている事がポイント高いんですよね。これはおまけじゃない!と思ってしまうから、このトークは本編よりも長くても、文句やクレームは付けません(身勝手ですか?)。
今回は、主役のお二人に音響監督の岩浪さんとJUNE編集部の方も参加されていまして。主役のお二人の「声優」に興味を持った時期やアニメのお話やオーディションの事などを詳しく聞くことが出来ます。

なにより、増谷さんがT芝社の技術担当の社員であった事や、ヤマトのデスラー総統になりきったオタク(゜゜)\バキッ☆的な会話を聴くことが出来たり。本編さながらのオーディションのテープを聞くことも出来ますし。銀のレクイエムの一部を(ここでしか聴く事が出来ませんよね)置鮎さんと増谷さんで演じていらしたり。それだけでも、お腹一杯です。

特にね・・・増谷さんが海のトリトンが好きで。ヤマトも好きで・・・・と言うお話は、私のアニメ歴にも重なるのです。当時のTVを録音する苦労のお話などは、「そうそう!!そうなのよねぇ」と本当にしみじみと懐かしく思ったりしましたもの。ビデオが普及して、今やHD内蔵のビデオなんて物が出てくると、そんな苦労した時代があったなんて、ご存じない方が増えてくるんでしょうねぇ・・。
でも、その苦労した昔が全て無駄だったとは思わないんですよ(^-^)。と言うのは、海のトリトンやヤマトなどを録音した私たちの世代は、今のようにシナリオがプレゼントされたり・・・なんて事は夢のまた夢でしたから。セリフを覚えて自分たちで再現し、仲間で演じて遊びたい!と思ったなら、増谷さんのように繰り返し繰り返し聞くか、自分でシナリオを書き起こす(大笑)しかなかったのです。
もちろん、繰り返し聞くこともやっていましたが。私はシナリオを文字にして書き起こすと言う作業をやったんですねぇ(今もトリトンは全話分ノートが残っています)。おかげで、右手の親指が腱鞘炎になりまして(゜゜)\バキッ☆、今も骨が変型しています。雨が降る前に痛くなったりもしますが、名誉の負傷(大笑)と言うところでしょう。他人から見たら、無駄な事を・・とか馬鹿な事を・・と思われるかもしれませんけど、当時はそれしかなかったし。無駄もまた人生の一部よ!なんて、開き直っています。
学生時代でしたから、速記術なんて知りませんでした。でも、その耳で聞いた内容を文字にすると言う作業は、今も身に付いた技術?として残っています。仕事柄、講演や講習会などに参加してレポートを作成しなくてはいけないのですが。そのレポート作成の時に、本当に活用されるのです。聞きながら、メモを取る(自分でも時間が経つと読めなくなるような凄い象形文字?と言うか暗号のような文字ですが)のが、あまり苦にならないのです。
講演会のレポートなら、ソミュラのレポートね・・と同僚に評価されるほどの内容になっているのは、その当時の楽しみつつ会得した技術のたまものかもしれませんもの。
もちろん、このホームページで感想を書く時に。大いに役立っています。何が、人生で役に立つか分かりませんよね(大笑)。そう思えば、やっぱり無駄もまた人生よ!

それ以外の感想・・・と言えば。勝生さんですね。置鮎さん演じる悠希のあこがれの女性として登場するのですが。勝生さんで思い出すキャラクターと言えば、ボンキュッボーンの女性フェロモン爆発しているようなキャラクターか、女帝などのいわゆる悪女タイプなどを思い浮かべるのですが。ここでは、悠希の飲み友達っぽい川島さんを好演していらっしゃいます。しかも、この川島さんが、悠希のプロポーズをあっさり断るシーンは、ちっとも嫌みがないんですね。お断りの仕方が上手と言いますか、相手を傷つけない・・・そんなあっさりした感じが素敵でした(^-^)。

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Saint Beast 
恩讐の章〜聖獣封印〜2
Aiデスガン 
#1 古より魂を込めて
銀魂マナー講座 大人の階段上る君はマダオになっちゃだめだ!シリーズ
(銀魂 DVD7巻特典CD)
遙かなる時空の中で 2&3キャラクターコレクション1
地の青龍
遙かなる時空の中で 2&3キャラクターコレクション2
天の玄武
遙かなる時空の中で 2&3キャラクターコレクション3
地の朱雀
新 パーソナルトークCD6 檜山修之 Saint Beast Others
カップリングCD♯1
甘い口づけ(B)
ボーダー・ラインT(B) ボーダー・ラインU(B) ボーダー・ラインV(B)
ピヨたん〜ハウスキーパーはCUTEな探偵〜(B) ウェルカム CLーDXキャンペーン(B) 「恋からシリーズ」 ミニドラマCD(B)
攣哀感情 二重螺旋3(B) 恋する暴君2(B) キレパパ。クリスマス☆パニック(B)
きみが恋に堕ちる X’masバージョン(B) ちんつぶ 2(B) 春を抱いていた 7(B)

*過去の更新情報


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