花町物語&花降楼シリーズ

花町物語

花降楼シリーズ


花町物語 ドラマCD第一巻
朱璃・東條巽編

VividColor VCDー003 2006年4月28日
森川智之(東條巽)×緑川光(朱璃)
成田剣(各務征士郎)、檜山修之(二階堂将人)
プログレス(榎本朔弥)、万栗太郎(相馬和泉)
富士爆発(梶山啓治)、沖野靖宏(五十嵐馨)
声を聴けば、別名で演じていらっしゃる声優さんのお名前も分かりますが。意味や理由があっての別名でのご出演と判断します。
なので、CD表記の通りに書かせていただきます。声優さん検索やインデックスも表記のままにしています。
陰間として、華菱に連れてこられた朱璃。しかし、今は巽の部屋に閉じこめられて巽だけに抱かれる生活を送っている。
そんな朱璃の身を案じる華菱の人々、そしてかたくなに周囲を拒絶する巽を案ずる征士郎、将人。
巽の心に秘めた思いとは?そして、皆が言うほど残酷でも冷たい人でもないと巽を思う朱璃。BLゲーム「花町物語」のファン投票で一位を獲得した巽&朱璃カップルによるキャラクタードラマCD。
はい。正直な話、私はこれをゲームはまるで知らないで購入しました。と言うのも、3巻全巻予約をしたなら。特典で座談会CDが付いてくると言う文句に、それが聴きたい(゜゜)\バキッ☆と思ってしまいまして。
早速届いた時に、カップリングを確認するために聴いたなら。キャラの設定が分からなかったんですね(大笑)。森川さんは、緑川さんを拾った人で。そのお兄さんが、檜山さんで。成田さんは、その二人の叔父さん??で、他の方は、なんとなく仕事仲間なのかな?とは思ったのですが。(あ、役名ではなく声優さんのお名前で書いていますが。聴く時って、キャラ名と言うよりも声優さんのお名前で、誰それさん…って考えてしまうんですよね。だって、ドラマが違うとキャラが変わるから(゜゜)\バキッ☆つい、そのくせで)
プログレスさんが、仕事仲間でも先輩と言う感じは分かるのですが。じゃあ沖野さんとやらが演じる五十嵐って、何者?彼も先輩なの?と、ゲームを知っていたら、思わないような事を考えていたくらいです。
この一巻を聴いた後。速攻(大笑)ゲームを購入してプレイしましたよ。まだ、全員攻略はしていないので、おまけを見てはいませんが。ドラマCDに関係あるカップリングは、全部攻略させていただいて。その上で、もう一度聴きました。
あぁ、購入して感想を書くまでが長かったなぁ(大笑)。聴くのはすぐに聴いたんですけどねぇ(^^;。

内容としては。うーん。キャラCDと言うことですが、もっとなんとか出来なかったかな?と思うんですよね。これは、インサイドストーリー。詳しくは語られる事のなかった登場人物の内面やその周囲の人の動きを見せるためのものなんですね。ゲームは、どうしても朱璃を動かして選択肢を選ぶものですから、朱璃以外の視点は描かれない。そういう意味では、朱璃が見る(知る)事の出来ない華菱の外での風景などは、こういうドラマで聴くしかないのですが。
朱璃を拘束している巽さんが、幼い日に殺されて捨てられた猫と朱璃を重ね合わせて大事にしている事。そんな巽の気持ちを悟って、「冷たい人じゃないよ。僕は巽さんが好きだ」と言う朱璃。
インサイドストーリーも良いのですが。ゲームを終わった人間からしてみたら。どうせ描くのなら、後日談を描いて欲しかったかなぁと思ってしまいました。声優さん達は、ベテランそろいで。ゲームでは絡みのなかったお芝居も、やっと?掛け合いが出来てますます磨きがかかっているようですし(^-^)。聞き応えはあったんですけどね。いかんせん、ちょっと短かったですね(^^;。


「花町物語」 第一巻(朱璃・東條 巽 篇

)

花町物語 ドラマCD第二巻
朱璃・相馬和泉編

VividColor VCDー004 2006年5月26日
緑川光(朱璃)×万栗太郎(相馬和泉)
成田剣(各務征士郎)、檜山修之(二階堂将人)
プログレス(榎本朔弥)、森川智之(東條巽)
富士爆発(梶山啓治)、沖野靖宏(五十嵐馨)
大西健晴(客の男)
声を聴けば、別名で演じていらっしゃる声優さんのお名前も分かりますが。意味や理由があっての別名でのご出演と判断します。
なので、CD表記の通りに書かせていただきます。声優さん検索やインデックスも表記のままにしています。
朱璃と和泉は、いつも世話になっている梶山に何か贈り物をしようと、店の外に出るが。華菱で、和泉の客だと言う男がからんできた。
BLゲーム「花町物語」の後日談のストーリー。今回は、朱璃と和泉のカップリング。
まぁ、収録時間が時間ですからね。キャスト全員に万遍なくきちんと出番があって、Hもあって(大笑)お話も進むと言うのでは、時間が足りないでしょうが。
今回は、朱璃と和泉以外のメンバーは「ほんっとに出番少ないっすねぇ」と言う感じです。二階堂役の檜山さんと、各務さん役の成田さんなんて「思いっきり通りすがりの人」ですし。通りすがりなのに、どうして二人で連れ立って歩いているんだか?と、思ってしまったのですが(苦笑)。しかも、梶山さんに贈る品物を選ぶために参考意見を聞かせてもらうと言うだけ(苦笑)。一瞬たりとも、二人から何か贈ってもらえる!?などと喜んじゃ駄目ですね(大笑)。
出番は少ないとは言え、朔弥さんと五十嵐さんはちゃんと見せ場はあるんですよ。しかも、「甘い物を買ってきて欲しい」だの「道具を買ってきてほしいと頼んだ」なんて、巽さんにもすぐばれてしまうだろう嘘をついている辺り。
台詞として、これは嘘でしょう(笑)みたいなのが出ているあたり、流石に声優さんですよね。声にちゃんと出ていますし。


「花町物語」 第二巻(朱璃・相馬 和泉 

篇)

花町物語 ドラマCD第三巻
朱璃・五十嵐馨編

VividColor VCDー005 2006年6月23日
沖野靖宏(五十嵐馨)×緑川光(朱璃)
成田剣(各務征士郎)、檜山修之(二階堂将人)
プログレス(榎本朔弥)、森川智之(東條巽)
富士爆発(梶山啓治)、万栗太郎(相馬和泉)
五反田正人(六条清峰)
声を聴けば、別名で演じていらっしゃる声優さんのお名前も分かりますが。意味や理由があっての別名でのご出演と判断します。
なので、CD表記の通りに書かせていただきます。声優さん検索やインデックスも表記のままにしています。
画家である五十嵐に身請けされた朱璃。しかし、画壇に戻ったばかりの五十嵐は、毎日離れには居てくれず。朱璃は次第に寂しさを募らせていくのだった。
花町物語キャラクタードラマCD第三弾は、画家の五十嵐とのカップリング。
そうですねぇ・・・こういうゲームを基にしたドラマCDの場合。お話がある程度分かっているなら良いのですが。このキャラクタードラマCDシリーズは、本編であるゲームを知っていないと、ちょっと辛いと言うのが減点の対象になるかと思います。
ドラマCDは、ある程度お話を知っている人もしくは原作などのファンが買うのが当然と言われたらそれまでですが。パッと店頭で絵を見て気に入ったとか、別の理由で手に取った人もいないとは限らない。声優さんのファンでドラマCDを買ってみたと言う人だって居るわけで(私の事ですが)、お話を聞いて面白くて(もしくは分からなくて)興味を持って原作を買って・・と言うことがあるんですよ。そこから、この作者さんが気に入った!とか、この作者さんの他のお話はどうなっているのだろう?と世界が広がって行くことがあります。
私はこの花町物語に関しては、座談会CDに引かれて購入しました(゜゜)\バキッ☆。キャラの位置が分からなかったからゲームをプレイしてみたのです(BL関係のゲームは、1プレイがそこまで長くないので、クリアは簡単。コンプリートはきびしい時がありますけどね(゜゜)\バキッ☆)。お話の世界観と言いますか、主要キャラの位置が分かればOKの場合には、コンプリートクリアは必要ないので。とりあえずプレイしてみたわけです。
えーっと。お話が逸れました。つまりは、唐突に買ってみる人だって居ないとは限らないから、まるで知らないで聴いても面白いお話と言うのは大事だと思うんですよ。
感想を書く時に、原作を知らないで聴いて分かる。それでも面白かったと言うのは、かなり好印象。得点も高いですね(点数を細かくは付けてはいませんが)。

さて。この第三弾は、完璧に後日談のお話になりました。だから、ゲームをプレイしなくても、甘い二人を見ていればそこに至ったお話の経緯と言うのは想像出来ますが。いきなりちょっかいを出してきたかに見える朔弥さんは、気があったの?なかったの??となりますし。やっぱり、ちゃんと五十嵐ルートをプレイしておいた方が良いかもしれないと思いました。

お話を知って聞いていると。身請けされて幸せになったと思いきや。朱璃ってば、相変わらず理解のある優しい良い子でワガママを言わない。なのに、ふと噴き出した自分の中の醜い感情。その感情も愛ゆえに出てきた醜さなのに、朱璃は慌ててしまう。相手ばかりを優先させてしまう朱璃は、ちょーっとゲーム中では(人として)ありえないくらい純粋でしたから。嫉妬などを覚えたと言うのがちょっと嬉しくなってしまうのです。人間くさくなってくれたかな?その分、彼も成長してくれたかな?と言う感じですね。
でも、最後には思いっきり可愛らしい事を言って幸せをかみしめている・・・成長して、そして幸せになってくれた!!それが一番嬉しいですね(^-^)。

ただ、個人的には実名で出演されている成田さんや檜山さんのキャラがゲームでは気に入っていましたので。(叔父様のバッドエンドは怖かったけど)最後まで、完璧に脇役でしかなかったお二人が気の毒でねぇ・・。今回は、いつもペアで歩いていた(大笑)二人が別々に登場しましたので、それはちょっとだけ新鮮は新鮮だったんですけどね・・。


「花町物語」 第三巻(朱璃・五十嵐 馨 

篇)

花町物語 座談会CD

VividColor 全巻購入特典 2006年6月23日
1.第一巻感想コメント
2.第二巻感想コメント
3.第三巻感想コメント
4.座談会
緑川光(朱璃)、成田剣(各務征士郎)、檜山修之(二階堂将人)
プログレス(榎本朔弥)、森川智之(東條巽)
富士爆発(梶山啓治)、万栗太郎(相馬和泉)、沖野靖宏(五十嵐馨)
声を聴けば、別名で演じていらっしゃる声優さんのお名前も分かりますが。意味や理由があっての別名でのご出演と判断します。
なので、CD表記の通りに書かせていただきます。声優さん検索やインデックスも表記のままにしています。
花町物語を全巻予約購入した場合(一気購入でも可ですか?)についてくる座談会CD。インデックスを見るまでは、3巻を取り終わった時点で収録された出演者全員による座談会かと思っておりました。
インデックスを見て「あらま…」と思ったのは、1〜3のドラマCDの収録後のコメントも入っていた事。1〜3のドラマCDの収録時間が、あまり長いものではなかったので、「だったら、ドラマの最後のトラックにでも入れてくれていたら良かったのに」・・・・・・
企画CDをおまけ(まるで餌よね・・・って、それに釣られて購入したのは私自身ですが(゜゜)\バキッ☆)で出す予定があったから、収録後のコメントも録音していたわけでしょう?まぁ、販売促進にはなったと思いますけどね。
正直、私がこの座談会CDを聴いてみたい!と思ったのが、あちこちのBLでご出演のプログレスさんや、万栗太郎さん、富士爆発さんが、この花町物語にご出演だった事。そりゃ、お声を聞いたらどなたの別名かは分かりますが。ひょっとして、座談会だったら話を振る時や会話の中で、つい本名の方で紹介したり呼んだりする事があるかも??と(呼んだら、ピー音が重なるでしょうけど)そちらが気になって(大笑)。

感想コメントは、自分で名乗って感想を言うタイプだったので。富士さんが「えーっと、ここは何だったっけ?」と名前が分からなくなって、万さんに助け船を出されていたくらいで、特に問題もなく進行していました。
じゃあ、座談会は?と思ったら。座談会は、本名でのご出演の方しか参加されていなくて。私の思惑は外れてしまいました(苦笑)。
まぁ、遅刻した事や飲み過ぎだった事のお話も飛び出していましたが。皆さんが、プログレスと言う芸名?に興味津々であった事などが可笑しかったです(^-^)。

花町物語 夢絵巻

Vivid Color VCDー006 2006年8月11日
第一話 各務さんの海外みやげ
第二話 アンパン
第三話 ふとんたたき
第四話 白い手
第五話 ケセランパサラン
第六話 障子
第七話 しじみ
第八話 井戸
緑川光(朱璃)、森川智之(東條巽)
プログレス(榎本朔弥)、万栗太郎(相馬和泉)
富士爆発(梶山啓治)、沖野靖宏(五十嵐馨)
成田剣(各務征士郎)、檜山修之(二階堂将人)
携帯サイトで配信されたミニドラマを 一枚のCDとしてまとめた作品。
花町物語のキャラクターによる、BL要素抜き?のオールギャグな短編ドラマ集。
私、こういう作品好きですねぇ(^-^)。いやぁ、もうまさにツボのド真ん中でした。
深刻なBLドラマも好きですが。どちらかと言うとライトでハッピーエンドのお話が好きです。そういう意味では、このドラマCDは聴いていてクスッと笑えるし、しかもどこからでも聴くことが出来る長さ。感想を書くドラマCDが、こういうお話ばかりだと楽だし、聞きやすいのですけどね(゜゜)\バキッ☆。
強いて言うと、ギャグ要素満載のドラマで笑えるためには、元の作品を知らないと笑えないと言うのが減点材料です。
しかし。お話のうちいくつかはゲームをクリアする為に購入した「花町物語 設定画集」の戯画通信で描かれていた作品を膨らませているものでしたので。かなり取っつきやすかったですね。

一番、笑わせてもらったのが第一話でした。乗っていた船の到着が一週間遅れている。各務の安否を心配して泣き崩れる朱璃と和泉。二人を安心させようと、朔弥、五十嵐や二階堂があれこれ言うのに対して。ことごとく「一週間経ちますがね」「船の破片が発見されたそうですがね」「こんな所で油売ってる士官も居ますがね」と否定しまくる巽。
そこにひょっこり帰ってきた各務さんが、筏を組んで自力で戻ってきた・・・と言う辺りから、叔父様であって叔父様じゃない各務さんが笑えるのです。明るく笑って、椰子の実を素手で割るし・・・・・・。ワニや毒蜘蛛を連れて帰ってきているし。
将人さんが毒蜘蛛に噛まれたと言うのに、朱璃などは椰子の実ジュースを飲んで心配していないし・・。突っ込みどころ満載で、なおかつ笑ってしまえるお話ばかりです。
サイトで配信された・・・と言うことで、一話あたりの収録時間は4分ほどですが。4分とは思えないくらいでした。

第六話で、緑川さん演じる朱璃が、五十嵐さんに紙をもらいに行った帰り。部屋を出ながらのセリフ「五十嵐さんの・・・スケベ」の間が、気に入っています。
また、第五話での(シロの毛玉を)ケセランパサランだと信じている朱璃に本当の事を言えない周囲の人々。その中でも、二階堂さんのリアクションが素晴らしかったですねぇ。本当の事を言おうとして、叔父に口を封じられ。
そこで、幼い頃の巽も、ケセランパサランを信じていて。それを父親に捨てられた事。その時にも、自分はかばってやれなかった!!として、絶叫する。ここの叫びは、絶叫させたら天下一品!の檜山さんの本領発揮!と言う感じがしました。本編の二階堂さんならやらないだろう、数々のリアクション・・・泣きながら五十嵐や梶山、朔弥に接する辺りまで、聴いて続きが分かっているのに笑ってしまう出来でした。
きっと、声優さん達も本編では演じなかっただろうオーバーな演技で楽しんでいらしたのではないか?と推測します。そのくらい、ノリノリで演じていらっしゃるのが分かるほどでした。


花町物語 夢絵巻

Vivid Color 5周年記念
花町物語 ミニドラマCD 夢一夜

Vivid Color VCDー007 2008年1月18日
1.ミニドラマ「夢一夜」
2.キャスト座談会
檜山修之(二階堂将人)×森川智之(東條巽)
二階堂家の縁側で、日本酒を飲み交わしていた将人と巽。しかし、酔いが回って来たとき・・・・
なぁんだ!!それで終わりかい!!と言うのが感想の第一。
だって、森川さんと檜山さんよ?リバありカップリングもいろいろ聴いたけど。どちらがどちらを演じていても、ちゃんと見事に演じて下さるのに!!そこでお終いってねぇ・・勿体ない(大笑)。
まぁ・・書籍がメインで。CDはおまけなのですから、そりゃ仕方ないって言ったら仕方ないのでしょうが。
うーん・・もうちょっとお二人の絡みを聴いていたかったかなぁ・・
さぁ、最後の将人さんの「今夜は、一緒に寝よう」は、どっちだったでしょう??貴方はどちらで考えました?

そして。ドラマと同じくらいの長さでトークが入っていました。
実は、このドラマCDのトークを聴いた時に。別のまるで違う企画の(BLではありますが)トークを聴いておりました。そちらは、トークと言っても、そのキャラクターを演じたのが初めて!と言う状態の方が、収録した感想などを言わされている・・・と言う感じで。
お話にもキャラクターにも愛着も何もない・・当たり前と言えば当たり前の状態でしたので。何も無理して座談会を入れなくてもなぁ・・・と思ってしまったくらいなのです。
それに比べたら(比較するのが、無茶と言うか気の毒ですけどね)こちらは、ゲームから始まって。ドラマCDの収録もあったお話でしたので。キャラクターや作品世界に対する思いや愛着なども聴くことが出来ましたし。
うん・・どうせトークや座談会を目玉のおまけにするのなら、このくらい役を知っている(つまりは一見ではない)状態で収録していただきたいよね・・と思っておりました。
しかし・・・ししおどしの説明で、カコーン・・で十分に伝わったのが可笑しいですよね。

花降楼シリーズ 1
君も知らない邪恋の果てに

鈴木あみ フィフスアベニュー GNCAー7045 2006年6月23日
大川透(伊神旺一郎)×下野紘(長妻蕗苳)
緑川光(蜻蛉)、平川大輔(綺蝶)
浜田賢二(山藤)、成田剣(楼主)

田中一成(浩継)、佐藤雄大(花梨)
大久保利洋(女衒)、根津貴行(従業員1)
前野智昭(従業員2)、鈴木考太(従業員3)
売春防止法が廃止され、吉原に一等赤線地区が復活した。その中で、男娼を集めた男性相手の遊郭・花降楼に売られてきた「蛍」。
彼は、実家の旅館を救うために売られてきたのだが。身売りの話が出た時に、幼い頃から遊び相手として親しくしていた伊神旺一郎と駆け落ちをしていた・・。
確か・・・平川さんと緑川さんのカップリング作品を探していた時に(結構長期間に探していたので)、遊郭もので凄い話がある!とレビューで紹介されていてチェックしたのが、この花降楼の第二話でした。
あ・・・シリーズものなの?で躊躇していたのですが、丁度その頃に大川さんのBLご出演作品も探していたので、じゃあいっか・・(何が?とは突っ込まないで下さいませね)とカートにポンしてしまった作品です。

最初は、バリバリ違和感がありましたね・・。近未来と言うか、現代に遊郭が復活したお話!として受け止めたら良いのですが。
身売りとか足抜けとか、吉原の大門だのまぁ・・・思いっきり江戸時代?いや・・明治?大正?と言うレトロな雰囲気が似合うお話。しかも、着ているのが緋襦袢でしょ?そこに、携帯が鳴り出したり、コンビニで買い物だのチョコレートだのと出てくると、「あら?あら??あらららら???あ〜れ〜」となってしまいまして(大笑)。

まぁ・・・きっとね、このお話を聞く時には毎回そういう妙な時代錯誤な印象がないまぜになった違和感があるとは思いますが・・・。

さて。感想・・・そうですねぇ・・・可もなく不可もなくと言うところ(゜゜)\バキッ☆。
気持ちを寄せ合う幼馴染み同士。片方が遊郭に売られたものの。お金を貯めて買い戻しにきてくれた白馬の王子様のおかげで、他の男の手がつかないうちに(ここは、ちょっと出来すぎ?と思いますが)救出されて。落ち着く所に落ち着きました!って感じなんですもの。
うん・・・だから、まぁ良かったねぇ・・になっちゃいまして(^^;。

いや・・・この作品に限らず下野さんの受けは・・・と言う感想が多いものですから、ちょっと覚悟を決めて聞き始めたのですが。うん・・・そこまで酷くはないかな?もっと・・かと思っていたけど(ってどこまで酷い予想をしていたんだか・・)ちょっと高飛車なお坊ちゃまだけど、結構純なところがあって・・と言う役柄にはまっているように思いました。
特に、山藤に薬を使われて恥ずかしい台詞を言わされる所などは悪くない感じでした。
その分、期待していた旺一郎の大川さんが、うーん・・・うーん・・・駆け落ちをするところくらいまでは良いんだけどなぁ・・。もうちょっと色気を期待してしまったので、勿体ない感じでした。
このお二人のシーンでは、最初の801シーンに於いて。最初の呼びかけは「蛍」と言っていたのに。ちゃんと「ふき・・」と本名を呼んでいたシーン。呼ばれた蕗苳君が、その事にちゃんと気が付いている!!ここは、お話の中で一番気に入っております。

その分、おわぁ!と思ったのが。とことんヘンタイだった(大笑)山藤さん。最初はそこまでなかったのに、途中からかなりアブナイ・・・口を開けば変態だぁ!の山藤を 浜田さんが徹底的に演じて下さっていて。
こういうお話って敵と言うか、ド変態が変態らしく、ねちっこく嫌な奴でないと、主人公に対する同情や気持ちの流れは起こらないと思うんですよ。そこそこ良い人かも?なんて思わせたら、主人公カップルではなく横恋慕している敵?が可哀相に思えてきますからね・・。
ただ、浜田さんはご自分の演じた山藤は、趣味に忠実な(大笑)可哀相な人として演じていらっしゃったようですが(大笑)。そこは、やっぱり自分のキャラに対しての贔屓の引き倒し的な視点であって(苦笑)。
いくら趣味に忠実だからって、水揚げを控えた花見の席での抱っこシーンからアブナイ人全開だったら・・・そうは見えないってものですよ。蛍ちゃん(大笑)視点で見ているせいだけではなく、うわぁ・・こいつ嫌!と思えるんですもの。

また、冷酷なのか?何なのか?まだ分からない楼主さん・・。今(2008年2月上旬段階で4枚)出ているCDの中では、彼の正体や思惑などが分かるシーンはありませんが。何か秘めていそうだし。何しろキャストが成田さんなので、ナレーションとの兼任では勿体ないので・・楼主さんのお話をどこかで期待しちゃいたいですね(大笑)。

そして、やっぱりこのお二人に触れずに感想は終われませんね・・。。
禿達の良き兄貴分の綺蝶さんと、お姫様の蜻蛉さん。
楽しんでます?の綺蝶さんと、からかわれて終わりになるのが分かっているのにかまってしまう蜻蛉さん。(既に2話も聴いてますので、二人の関係も知ってはいますが)そっか・・・この花降楼を出てしまったら、この二人のやりとりは聴けなくなるんだ・・・と言う一抹の寂寥感を与えてくれる。身請けされてハッピーなはずなのに、その寂寥感が嘘ではない。
そして、そのやりとりを聴くには。花降楼に通わないと駄目なのねぇ・・と思わせてくれる絶妙のアクセント。うふふ・・メインカップルのあれこれも楽しみですが、この二人を聞くために買っても悪くはないか・・・(゜゜)\バキッ☆。

花降楼シリーズ 2
愛で痴れる夜の純情

鈴木あみ フィフスアベニュー GNCAー7058 2006年12月22日
1.出会い
2.綺蝶の水揚げ
3.それぞれの思惑
4.写真館
5.身請け話
6.真実
7.罪と罰
8.エピローグ
平川大輔(綺蝶)×緑川光(蜻蛉)
遠近孝一(鷹村)、成田剣(楼主)
遊佐浩二(玉芙蓉)、川原慶久(東院)
谷山紀章(岩崎)、山中真尋(新造A)
太田哲治(新造B)、千々和竜策(番頭)
河野裕(男)、茂木滋(禿A)

花降楼シリーズ 3
夜の帳、儚き柔肌

鈴木あみ フィフスアベニュー GNCAー7077 2007年5月25日
1.出会い
2.一夜の契り
3.馴染み
4.束の間の幸せ
5.夢の続き
6.EXTRA SCENE 愛で痴れる蜜の劣情
7.キャストコメント
森川智之(蘇武貴晃)×岸尾大輔(忍)
緑川光(蜻蛉)、平川大輔(綺蝶)
成瀬誠(椿)、遠近孝一(鷹村)
小野大輔(都丸)、樫井笙人(原)
千々和竜策(男A)、山中真尋(男B)

花降楼シリーズ 
婀娜めく華、手折られる罪

鈴木あみ フィフスアベニュー GNCAー7101 2007年11月21日
1.水揚げの夜
2.見えない心
3.身請け話
4.大門打ち
5.真実
6.最後の夜
7.キャストコメント
諏訪部順一(御門春仁)×成瀬誠(椿)
緑川光(蜻蛉)、平川大輔(綺蝶)

岸尾だいすけ(忍)、遠近孝一(鷹村)
高橋剛(一倉恭和)、園部好徳(社長)、千葉優輝(やくざ)

華園を遠く離れて〜弄花

鈴木あみ フィフスアベニュー GNCAー7113 2008年2月22日
1.再会
2.家出の理由
3.それぞれの想い
4.幸せな日々
5.キャストコメント
森川智之(蘇武貴晃)×岸尾だいすけ(忍)
諏訪部順一(御門春仁)×成瀬誠(椿)
平川大輔(綺蝶)

宇乃音亜季(蘇武の伯母)、千葉優輝(舎弟A)、園部好徳(舎弟B)

華園を遠く離れて 〜恋路&溺愛

鈴木あみ フィフスアベニュー GNCAー7116 2008年5月23日
恋路
1.長妻再開の日
2.一悶着
3.旺一郎の優しさ
4.二人の夢
溺愛
5.愛撫
6.北之園での生活
7.綺蝶の本音
8.永久(とわ)の約束

9.キャストコメント
恋路   大川透(伊神旺一郎)×下野紘(長妻蕗苳)
溺愛   平川大輔(綺蝶)×緑川光(蜻蛉)
細谷佳正(支配人)、間宮康弘(酔客)
宮川美保(女性客A)、木下紗華(女性客B)

川原慶久(東院)

花降楼特盤〜邂逅

鈴木あみ フィフスアベニュー 2008年8月到着
華園を遠く離れて 連動購入特典応募者全員サービスCD
1.オープニング
2.花降楼回顧録
3.ミニドラマ「蜜月」
4.トークコーナー
5.エンディング
平川大輔(綺蝶)×緑川光(蜻蛉)

媚笑の閨に侍る夜

鈴木えみ フィフスアベニュー GNCAー7121 2008年12月26日
1.靡かない男
2.捨て鉢の誘惑
3.約束の指切り
4.過去の影
5.思い違い
6.解き放たれた心
7.キャストコメント
三木眞一郎(上杉)×遊佐浩二(玉芙蓉)
緑川光(蜻蛉)、平川大輔(綺蝶)

遠近孝一(鷹村)、阿部敦(葵)、小形満(小松)
遠藤大輔(間夫)、大原崇(色子)
井口祐一(色子)、たなか久美(娼妓)

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