ポーの一族&ふしぎ遊戯

ポーの一族

ふしぎ遊戯 玄武開伝


ポーの一族 1巻

萩尾望都 ソフトガレージ JDCA29211 2007年12月21日
1.ポーの村
2.ポーの一族「第1章」
3.ポーの一族「第2章」
4.ポーの一族「第3章」
朴ろ美(エドガー)、斎賀みつき(アラン)

石飛幸治(ポーツネル男爵)、佐々木瑶子(シーラ)
猪口有佳(メリーベル)、関俊彦(グレンスミス)
関智一(クリフォード)、鹿野優以(ジェイン)


柿原徹也、内山侑子、桐木山花
武虎、平野俊隆、千々和竜策、御園行洋
グレンスミスは、仲間達と狩猟に出かけた時。道に迷い、間違って少女を撃ってしまった事から「ポーの村」に幾晩か宿泊する事となる。バラを育て、バラ以外には何もないポーの村は、なんとヴァンパネラの村であったのだ・・。
萩尾さんの原作を読んだのは、一体どのくらい前だったでしょうか?その時には、既に名作として名高かった作品です。当然、何度も何度も読み返し、引っ越しの時にも何があっても持ち運ぶ一冊となっています。
特に、エドガーとメリーベルが海に降る雨を見ているシーンなどは、漫画と言えば悪書とされがちだった(既に当時から、そういう風潮はありました)時代に於いても、詩的な美しさを漂わせる名シーンだと思い。漫画を認めてくれなかった担任の先生に直訴した事があるほどです。
なので。おそらくは、原作が好きで好きでたまらない!!のファンには、共通する心理ではないか?と思いますが。
「えぇ??イメージと違う!!」と、聴いた瞬間に絶叫してしまいました(^^;。

久しぶりに私が憧れを持って見ていた(扱った)作品がドラマCDになる!これは、もの凄く不安でした。と言うか、何故に今頃?と言う気持ちも強かったのですが(^^;。
そして、キャストを見た時に。ある程度の諦めを持ってしまいました。
朴さんと斎賀さんは、今望みうる最高のキャストだと分かってはいるんですよ。
そう。男性が少年を演じるには、永遠に15歳前後で年齢を止めているエドガーとアランは、ちょっと厳しいかな?まぁ・・一部、少年を演じても大丈夫な男性声優さんはいらっしゃいますが。それだと周囲キャストの持ってくるのが大変。
それに、永遠の少年であるエドガーとアランは、線が細いんですよね・・。華奢であり、妖精の羽根を持っているかもしれないくらいに半透明で・・。だから、女性がキャスティングされるとして。朴さんと斎賀さんは、今、一番少年を演じさせて違和感のない最高のキャストかな?と思います。

でも、それでも。やっぱり・・・言いたくなってしまったんですね。
イメージと違う!!と。
どなたがキャスティングされたとしても、男性声優さんで私が「この方達なら・・」と思った方が演じたとしても。
多分、原作への思いが強ければ強いほど。認めたくない!として抵抗するのでしょう(^^;。
違う!私の(そう・・私の!が付くんですよ)エドガーは、私のアランは、私のメリーベルはこうじゃない!!と・・・

なので、一回目は。違う!どなたが演じても違う!と叫んだだろうけど。それでもやっぱり違う!!(もう、本当に我が儘なんだから)に始終してしまい。なんだかなぁ・・で終わったのですが。

何回も聞き直しをしているうちに、一回目と違う目で(耳で?)作品に接している自分が居ました。
それは、一つには「あのシーン」は、うんうん。こういうセリフだったよね!そう。このセリフで遊んだんでしたな・・。こうだった!と頷きながら懐かしがってしまった事。
そして、最初はアランも嫌なやつだったんだよね。で、この母ちゃんって確か、出来てなかったっけ?(うわ・・すんごく下世話な表現でごめんなさいm(_ _)m)。など、忘れていた事を呼び覚まされる感覚に包まれた事。
メリーベルが、十字架をつきつけられて退くシーンなどは絵が思い出されましたもの。きゃあ!そうだったのよ。で、エドガーが怒って窓の外に現れたのよねぇ・・(^-^)

そして。二つ目には、朴さん・・凄く肩に力が入っていませんか?斎賀さんも、かなり力入っている様に聞こえますよね・・と言うこと。
主役であるエドガーとアランを演じたお二人が、少女漫画のこの作品のファンだったかどうか・・・までは知りません。原作が、少女漫画界不朽の名作であるくらいの事は、ご存じとは思いますが。
知っていたなら、その主役を自分が演じる事で。原作ファンを敵に回すようなものだと・・どう演じても、コアなファンには受け入れてもらえないだろう事は、予想されます。これは、原作付き作品の宿命だとは思います。
もしも、ファンであったなら(過去から)それはそれで、足が震えるほどの出来事になるのじゃないかしら?
えぇ?自分が演じるの?と言う畏れは、きっとあると思います。長く続いたシリーズが、いきなり世代交代しちゃった作品なども、同じような事は起きるとは思いますが・・。
だから、いろいろな作品で少年を演じてきたお二人にとっても、この作品はかなり緊張されたのじゃないかしら?と想像が出来ます。どれも一緒よ・・と言われるかもしれませんが、個人的には「これは格別」であって欲しい(大笑)。
だって、ポーの一族なんですもの。

グダグダと書いてきましたが。おそらくは、演じた方にも。原作からのファンにも、かなり緊張を強いる作品であった事には違いないと。
あまりまとまっていない気もしますが。今回の結論は、そういう事で・・・。

ポーの一族 2巻

萩尾望都 ソフトガレージ JDCA29212 2008年1月25日
1.ペニーレイン 第1章
2.ペニーレイン 第2章
3.リデル・森の中
4.一週間
朴ろ美(エドガー)、斎賀みつき(アラン)

石飛幸治(ポーツネル男爵)、佐々木瑶子(シーラ)
いのくちゆか(メリーベル)、高本めぐみ(リデル)、竹口安芸子(老リデル)
宝亀克寿(オービン卿)、本多陽子(カレン)、藤村歩(ジェーン)
中井和哉、丹沢晃之、千々和竜策、杉崎亮、岡田幸子
メリーベルは死んだ。そして、親代わりだった男爵とシーラも死んだ。独りぼっちとなったエドガーは、アランを仲間に引き入れた。
しかし、アランは目覚めない。アランを乗せて館に急ぐエドガーだったが、途中で追いはぎに襲われて・・・
感想の第一は、あぁ・・朴さんと斎賀さんから肩の力が少しは抜けた?と思えたことでした。
1巻の時には、まだ力思いっきり入ってます!!が、聴いている方にまで伝わってくる熱演でしたが、今回は無駄な力が抜けたかな?と思います。
そう。同じ熱演でも、無駄な力が入りまくっているのと。熱演は違いますからね・・。そういうのって、微妙な感覚で伝わってくる事はありませんか?
まぁ、お話自体が。エドガーも少し弱音を吐いてアランの目覚めを待っている部分がありましたし、アランもちょっと軟派な部分を見せてくれるエピソードでしたから。暗く重い1巻とはちょっと違ってくるかしらね?

さて。お話としては。メリーベルが嫌った冷たい雨が降る中、目覚めないアランを待っているエドガー。
そこに、村に向かう途中に襲われた山賊が絡んできて・・と言うペニーレインと。
ペニーレインの最後で、アランのためにエドガーに襲われて亡くなった貴族の夫婦。彼らが残したお人形のような少女・リデル。
彼女が、成長していきながらエドガーやアランと一緒に移動をする過去の話を語ると言う別視点のお話。
そして、エドガーの一週間の留守にアランと知り合った少女達のお話を描いたもので。どちらかと言うと、ペニーレイン以外は、ポーの一族の中でも、ライトテイストなお話だったかな?と思います。

エドガーの回想シーンでのメリーベルの「エドガー・・エドガー・・」の囁きのような呼び声は、官能的でしたね。
ポーの一族と言うのは、吸血鬼です。吸血鬼に血液を吸われると言うのは。一種、官能的な事だと読んだ事がありますが。ちょっとセクシーな意味を含めたものだと言うのを 本当に唐突に突然!と言うくらいに思い出しまして。
おぉ・・なるほど。メリーベルは、少女のままで年齢を止めていたけれど。あまり強くはない吸血鬼ではあったけれど。彼女も確かにヴァンパネラの一人であり、ポーの一族だったのだな・・と思っておりました。

個人的には、リデル・森の中の最後の一言が気に入っています。
今は、年老いてしまったリデルが
「ねぇ、貴方。私、昔。小鳥の巣箱に居ましたの。どこか遠い森の中で、二羽の小鳥に育てられてたんですよ・・・主人は、何のことだか分からずに、ただ眉を上げて微笑むのでした」
と終わっているシーンが好きでねぇ・・・このお話でもそのままで・・嬉しかったですね(^-^)。

ポーの一族 3巻

萩尾望都 ソフトガレージ JDCA29213 2008年2月22日
1.メリーベルと銀のばら 第1章
2.メリーベルと銀のばら 第2章
3.メリーベルと銀のばら 第3章
4.すきとおった銀の髪
朴ろ美(エドガー)、いのくちゆか(メリーベル)

石飛幸治(ポーツネル男爵)、佐々木瑶子(シーラ)
子安武人(オズワルド)、岡本信彦(ユーシス)、植田佳奈(マドンナ)
菅沼久義(チャールズ)、楠見尚己(キングポー)、斉藤昌(老ハンナ)


波多野渉、須藤絵里花、岡田幸子、佐藤聡美
鷹觜翼、千々和竜策、瑚海みどり
霧の深い森に捨てられていた兄妹。老ハンナに育てられた二人が居た村は、ヴァンパネラ伝説を信じる人もまだ存在していた。そんなある日、美しい客人を見たエドガーはこっそり夜会を見に行くが・・・
ポーの一族で、一番印象に残る女性キャラは・・・と言われたなら。迷うこともなく、エドガーの妹メリーベルだと答えるでしょう。
森に捨てられ。その後、エドガーから離れて育ち。エドガーの時が途中で止まったために、再会した後の二人はそう年齢差のない兄妹として存在した。
しかし、キングポー直系のエナジーをもらったエドガーから仲間に入れられたにもかかわらず、メリーベルはか弱いままで。アランと出会った町の医者に正体を見破られて、撃たれてしまう・・・

彼女も、そこそこ年月を生きていたはずなのに。何故か、純真な少女のイメージしか思い描くことが出来ません。
ある意味、とてもお得と言うか(苦笑)永遠の美少女であるメリーベルは、透き通る光のような存在として心に残ります。
この3巻は、そんなメリーベルメインのお話を集めたものだと言えましょう。

萩尾さんの原作には、コマの中に散文(詩)のような言葉が散りばめられています。登場人物(何故か、キャラとかキャラクターと言う言葉を使いたくなかったのです)が発した言葉でもなく、モノローグでもなく、本当に「詩」的な響きを持つ言葉の群れが存在します。
この巻では、人ではなくなったエドガーがメリーベルを思って涙するシーンで出てくる「ハンプティダンプティ〜」や「ひっくり返ったおもちゃ箱」などの言葉など。
音として、言葉として表現すると、ちょっと照れくさいようなそれらは、どちらかと言うと一流のミュージシャンが奏でる音楽のような印象を持ったものでした。
その「詩」は、エドガーがメリーベルのために流す涙のシーンでも出てきますが。
個人的に、一番印象に残っているのは。やはり、沈丁花に髪がからみつき、それを王子様が外してくれるシーンでしょう!
沈丁花、沈丁花、悪戯な小枝よ・・・と絹糸のような輝く髪を、好きな人が触っている。外すのを待つ間、立っているだけでもドキドキする胸を抱える少女。長いようで短い時間。

本当に、私はどれだけこの原作が好きだったんだろう?何度読み返したんだろう?
ドラマCDを聴きながら、普通は映画のように流れる映像を思い浮かべるのですが。今回、この作品に限っては原作の絵であり一こま一こまを思い浮かべてしまうのです。

キャストについては、まぁ・・賛否両論ありますが。
今回、あぁ!!と思ってしまうのは。まだ人間だったエドガーと、キングポーからエナジーを与えられ、望まないのに一族に加わってしまったエドガーの差ですね!
本当に、純真無垢で愛らしい少年だったエドガー。秘密を知る前のあどけなさが残るシーンと、秘密を知ってしまった後は、メリーベルを守るために、男爵の前に姿を表した後の彼、そしてなお「皆が気が付けば良いんだ!」と思っているシーンと。ヴァンパネラになる前のシーンでも、これほど違う姿を見せてくれます。
まさに、見せるではなく魅せる演技ですね!!(^-^)。
そして、ゆうるりと身体が変わっていき。後は1巻以降の冷たい彼となっています。しかし、悠久の時を生きているので。チャールズと同じくらいの姿でありながら、上から目線の精神年齢はとてつもなく上!!が、メリーベルと遊んでいたチャールズに声をかけるそのたった一言で出ています!!
朴さんの女優魂を見た気がしますね。

そして。シリーズヒロインのメリーベル。
王子様であったユーシスが、母親とメリーベルとの間で苦悩して死んでしまった後。エドガーの手を取り、オズワルドの制止を振り切って時の彼方に行ってしまう。
本当に待っていたのよ・・と手を取ったメリーベルは、結局ユーシスを真剣に愛してはいなかった?などと当時は、友人達をコミック片手に論争したものですが(大笑)・・だってそうでしょう?ユーシスよりも兄を取るんだもの・・・確か、論争の決着は。
愛の形と言うか、質が違うと言う事で落ち着いたのかな?
当時は、子供だったので。お墓問題は出て来なかったと思いますが。愛の質が違う・・肉親と他人の差・・と言う問題に。今だったら、旦那の墓に入ると言うことは、義母だのなんだのと一緒に入るって事になるわけで・・。
旦那と一緒はともかくも、義母とは一緒に入りたくない!私は、実家の墓に入るのよ!なんて話が、愛の質の差の根拠として出てくるかもしれませんね(大笑)。
それはさておき。メリーベルは、想い出の中にあった兄様と同じ姿をしているエドガーに、何ら疑問は抱かなかったのかもしれませんね・・。しかし、オズワルドのセリフでエドガーの外見年齢を追求するシーンがあったような気がしていましたが・・
あれ?ドラマCDでもありましたっけ??
メリーベルは、オズワルドやユーシスと一緒の前半の「メリーベルと銀のバラ」よりも、最後のトラックの透き通った・・の方が、おぉ!と思いました。ここでは、メリーベルも随分と年月を重ねていますので。幼い愛を抱くチャールズをちょっと軽くあしらっている・・・と言うか。
昔の事だから忘れたわ・・と言うシーンなどに出ています。
そして、ラストシーンで。成長したチャールズと再会した時。メリーベルはすっかりチャールズの事を忘れていますが。
これ・・結構どちらにとっても残酷ですよね。ほんの一時しか一緒に居なかった人の事など、メリーベルは覚えている事もないのでしょう。そうでもしないと、出逢った人全てを記憶にとどめていたら、大変な事になるのを知っているのでしょうか?
彼女にとっては、チャールズはほんの一瞬のまたたき程度。そう生きなくてはいけない彼女の運命の残酷さ・・
チャールズにとっては、忘れ得ぬ人だったのに。自分だけ年を重ねている残酷さ。エドガーまで登場して、まさか!と思った彼は、何を思ったでしょう?真剣であった幼い愛は、想い出だけにとどめておいたでしょうか?
確か、原作ではチャールズが手渡したバラが、メリーベルの手の中で枯れていくコマがあったと思います。
音だと、それは表現しづらかったかしらねぇ?

他の声優さんでは、おちゃらけているけれどお兄ちゃん!の子安さんに一票(何を?)。行くな!と叫ぶ彼は、ユーシスまで失ってしまい。その後、どうなったかな・・とふと考えてしまいました。

ポーの一族 4巻

萩尾望都 ソフトガレージ JDCAー29214 2008年3月21日
1.エヴァンズの遺書 第一章
2.エヴァンズの遺書 第二章
3.ランプトンは語る 第一章
4.ランプトンは語る 第二章
朴ろ美(エドガー)、斎賀みつき(アラン)

石飛幸治(ポーツネル男爵)、佐々木庸子(シーラ)、いのくちゆか(メリーベル)

成田剣(ヘンリー)、植竹香菜(エレン)、杉崎亮(ドクトル)
藤本隆行(ロジャー)、小田久史(アーネスト)

土師孝也(マーシャル)、逢坂力(マーシャル)
杉山紀彰(ロジャー *ランプトン〜)、志村由美(マルグリッド)
藤村歩(シャーロッテ)、阿部敦(ルイス)
三浦潤也(テオ)、宝亀克寿(オービン)

ポーの一族 5巻

萩尾望都 ソフトガレージ JDCAー29215 2008年4月25日
1.グレンスミスの日記
2.エディス 第1章
3.エディス 第2章
4.エディス 第3章
朴ろ美(エドガー)、斎賀みつき(アラン)

関俊彦(グレンスミス)、小橋知子(エリザベス)、幸田直子(エリザベス)
丹沢晃之(トニー)、岡田幸子(ユーリエ)、木村まどか(ジュリエッタ)
大浦冬華(アンナ)、園部好徳(ピエール)、志村由美(マルグリッド)
阿部敦(ルイス)、折笠富美子(エディス)、川島得愛(ヘンリー)
宝亀克寿(オービン卿)、杉山紀彰(ロジャー)
宮崎寛務(アーサークエントン卿)、夛中一忠(マフィア)

ポーの一族 6巻

萩尾望都 ソフトガレージ JDCAー29216 2008年5月23日
1.小鳥の巣 第一章
2.小鳥の巣 第二章
3.小鳥の巣 第三章
4.小鳥の巣 第四章
朴ろ美(エドガー)、斎賀みつき(アラン)、いのくちゆか(メリーベル)

皆川純子(キリアン)、甲斐田ゆき(マチアス)
三浦潤也(テオ)、茶風林(グロフ先生)
木村まどか(ロビン・カー)、杉崎亮(ハイム)

園部好徳(牧師)、阿部敦(生徒1)、小林庸介(生徒2)
梶裕貴(生徒3)、牧口真幸(生徒4)、石飛幸治(音楽の先生)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 1

渡瀬悠宇 マリンエンタテインメント MMCCー4066 2005年1月26日
1.第一回 神話の始まり
2.第二回 風斬鬼リムド
3.第三回 宿運の決意
4.第四回 銀波の乙女
5.おまけ「閉塞の里 予告編」
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)、長沢美樹(女リムド)

岩永哲哉(チャムカ)、小野健一(ソルエン)、大川透(奥田永之助)
真殿光昭(玻慧)、福山潤(紫義)、谷山紀章(緋鉛)

さとうあい(ボラーテ)、山口由里子(マイジン)、藁谷麻美(ダルテ)
平野俊隆(ダルテの祖父)、原田正夫(妖魔)、藤原泰浩(妖魔)
櫻井浩美(女の子)、太田哲治(男)
母が死んだ時。家庭を顧みなかった父に、多喜子は怒りを露わにした。
「こんな本の方が、お母様よりも大事だと言うのですか?」一冊の本を父から奪い、破こうとした刹那。光が多喜子を飲み込んだ・・そして気が付いた時、多喜子は見知らぬ山の中に居た。
こういう言い方で良いのかなぁ?と思いますが。凄くものすごぉおーーーく、王道なお話だな・・と言うのが感想です(苦笑)。
平凡な一少女が、本の世界に飲み込まれ。その本の世界では、伝説の救世主として崇められる。
その世界で、様々な苦闘を経て。挫折を体験したり。はたまた、愛する人と巡り会って(大抵は、上手く行くんだなぁ・・これが)彼女の中にある純粋な思いや優しさが周囲も変えていく・・・

あぁ・・これは、ゲームのRPGの世界みたいな感じだよね・・と思いません?
プレイヤーは、伝説の勇者となって仲間との出逢いや別れ、そして戦いを繰り返して、最終目標である魔王を倒すor世界を救うと言う女性バージョン。
RPGと大きく違うのは、そこにラブロマンス要素がかなりでかい!!と言うところでしょうか??

別に、やっかみで言っているわけじゃあありませんが(苦笑)。大抵は、美男子なのよ。でもって、いろいろとぶつかる事があっても、その良い男は、最終的にはヒロインである主人公を守ってくれる。で、相思相愛(大笑)。
おまけに!!その他に登場するサブキャラも、ヒロインの事を憎からず思ってくれるのよ!!一種の逆ハーレム状態なわけよ!!
まぁ・・読んでいる(聴いている)うちに、ヒロインに感情移入してしまいますから。ゲームではないにしても、読んでいる自分イコールヒロインの図式が出来上がってきますので(ネオロマンスゲームのヒロイン状態ね)、逆ハーレムOKOK!!なんて事になっちゃいますけどね(大笑)。

はい・・このお話も、その例に漏れず。現実世界で行き詰まりを感じてしまったヒロインが、望む・望まぬではなく。いきなり!無理矢理!本の世界に召喚されてしまい。そこで、玄武の巫女として生きようと思う。
7人の星士を集めて、願いを叶えてくれる聖獣・玄武を呼び出すこと・・・しかし、七星士と巫女が現れると言うことは国が傾く悪い前兆だと思う人間や、星士の特殊な力が忌み嫌われ。誰しもが歓待してくれるわけではない・・。
ねぇ??かなり王道なお話だと思いません?しかも、最初に出会った男にも女にもなれる「女宿(ウルキ)」であるリムドは、星士の宿命を否定しつつも、多喜子を守ってくれる・・。
おまけに、このリムドの男バージョンの声が櫻井さんでしょう?今後の展開を考えても、美味しいって(大笑)。
それに、最初は勘違いがいろいろあったチャムカ@「虚宿(トミテ)」の声が、岩永さんで。多喜子の事を良いと思っている事をぼそっと良いと思ってくれているわけで(大笑)
美味しすぎる!!あはは・・これで、他の星士が集まってきたら、皆が多喜子の事を巫女として大事に思ってくれるわけだから。良いじゃん、良いジャン!

おまけのおまけに?彼らと対抗している国の皇太子で真殿さん。その部下で、敬語口調で冷静な紫義に福山さん。リムドに腕を切り落とされてしまったんですか?そ、そいつは大変!!の緋鉛に谷山さん。
声的にも、こいつは期待出来ますぜ!と思ってしまいますよね??

安心して聴くことが出来る王道なお話で。声的にも美味しい!!お話・・うん・・悪くはないと想うのですが。

うーん・・・多喜子が、玄武の巫女として。玄武を召喚する!私、やってみる!と言い出すきっかけのような物がね・・なんかすっきりしなかったんですよ。
現実世界に於いて、母を失い。その母に対して、何も出来なかった・・。初恋の相手にも、見向きもされず。父親にも、娘ではなくて息子だったなら・・なんて、存在を否定されるような事を直接言われている。
自分の父親に、存在を否定された経験はありませんので。多喜子の絶望感はいかばかりか。想像もつきませんが。
でも。それでも、現実世界に自分の居場所はない。必要とされていない。だけど、こちらの世界なら自分は必要な存在だと認めてもらっている。玄武の巫女として、彼女にしか出来ないことがある!と天秤にかけて、こちらでやってみる!ってのはねぇ・・
こちらの世界で、巫女の存在を否定され、要らない存在だと拒否されてしまったら!
彼女は一体どうするのでしょう??

閑話休題。職場に「何か、良いことない?何か、楽しい事あった?」と訊いてくる人がいます。口癖なのかもしれません。
やることなすこと、裏目に出て。面白くない事や、順風満帆に事が進まない事なんてざらです。むしろ、全て世は事もなしなんて状態は少ないと思います。でも、心がけ一つだと思う時があるのです。
せこい話ですが(大笑)、振り込み料金が窓口に比べて器械を使ったら40円安くなった!!事も、ちょっとしたラッキーですし(゜゜)\バキッ☆、廃盤になっていた作品を思いがけずに競合者も居なくて、オークションで安値で落札出来たとか(大笑)。卵を割ったら双子の卵で、黄身が二つあったとか。茶柱が立ったとか・・
私の良い事とか、楽しい事は。もの凄くささやかで、どうでも良いと言えば良いことばっかりで。おそらくは、質問者に話をしても、満足はしてもらえないだろうな・・・と言う答えばかりです。
でも、物事って心がけと言うか。求めるだけで、良いことが降ってくるわけではないと思うんですよ・・そこには、受け身ではない自分が必要じゃないのかな?なんて、ふっと質問者の日頃の行いを見て思ってしまったのです・・

話を元に戻しまして。多喜子は、火事の炎の中から少女を助けようとしたり。危険を顧みずに戦いの場に戻ってしまったり・・・結構活動的なお嬢さんではあるのですが。
彼女にとっての現実世界でも、こんなに前向きに行動していたのかなぁ??とふっと気になって。
現実世界で、これだけ前向きで優しいお嬢さんだったら。絶対に彼女は要らない人間ではないと思うのですが・・。近所の小母ちゃんとか、お婆ちゃんに可愛がられたりしていたのじゃないかなぁ??
気だてが良くて優しいお嬢さんだったら、周囲は放っておかないと思うんですが・・。

お話は、手掛かりを与えられた新たな七星士を探そう!と言うところで終わっています。まだ、始まったばかりのお話でもありますし。気短に、ここで結論を出す事なく。お話を聴いていこうと思っております・・。

ふしぎ遊戯 玄武開伝 

渡瀬悠宇 マリンエンタテインメント MMCCー4079 2005年8月24日
1.前巻のダイジェスト
2.第五回 閉塞の星 前編
3.第五回 閉塞の星 後編
4.第六回 ゴンドラの唄 前編
5.第六回 ゴンドラの唄 後編
6.おまけ 壁岩の泪 予告編
7.キャスト座談会(司会:倶東の傭兵コンビ)
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)、長沢美樹(女リムド)

岩永哲哉(チャムカ)、緒方恵美(室宿)、小野健一(ソルエン)
子安武人(ハーガス)、福山潤(紫義)、谷山紀章(緋鉛)

吉田小南美(フェン)、上別府仁資(タウル)
瀧本富士子(少年リムド)、冬馬由美(リムドの母)、相馬幸人(部下)

さとうあい(ナレーション)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 

渡瀬悠宇 マリンエンタテインメント MMCCー4080 2005年12月22日
1.第七回 転節の石原 前編
2.第七回 転節の石原 中編
3.第七回 転節の石原 後編
4.第八回 壁岩の泪 前編
5.第八回 壁岩の泪 後編
6.キャストコメント
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)、長沢美樹(女リムド)

岩永哲哉(チャムカ)、緒方恵美(室宿)、小野健一(ソルエン)
真殿光昭(玻慧)、福山潤(紫義)、谷山紀章(緋鉛)
子安武人(ハーガス)、川澄綾子(アンルウ)、大川透(奥田永之助)

寺田はるひ(巫大師)、相馬幸人(地図店店主)、植竹香菜(女性)
谷口佳子(女性)、中村友香(遊女)、水野優美(遊女)

さとうあい(ナレーション)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 

渡瀬悠宇 マリンエンタテインメント MMCCー4102 2006年8月25日
1.第九回 口づける風
2.第十回 そばに、いる
3.第十一回 凝愁の凍土
4.第十二回 解ける忘却
5.おまけ 恋々の祭り 予告編
6.キャストコメント
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)、長沢美樹(女リムド)

岩永哲哉(虚宿)、小野健一(ソルエン)
緒方恵美(室宿)、檜山修之(斗宿)
子安武人(ハーガス)、福山潤(紫義)、谷山紀章(緋鉛)

大川透(奥田永之助)、矢作紗友里(アイラ)
石川寛美(太一君)、玉木有紀子(マグム)、青山桐子(マグムの母)

さとうあい(ボラーテ/ナレーション)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 

渡瀬悠宇 マリンエンタテインメント MMCCー4116 2007年7月25日
1.第十三回 目覚めた想い
2.第十四回 恋々の祭り
3.第十五回 星の行方
4.第十六回 混迷の遊里
5.おまけ 生への希求 予告編
6.キャストコメント
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)、長沢美樹(女リムド)

岩永哲哉(虚宿)、小野健一(ソルエン)、緒方恵美(室宿)
檜山修之(斗宿)、勝生真沙子(牛宿)、中井和哉(テムダン)
子安武人(ハーガス)、福山潤(紫義)、谷山紀章(緋鉛)

大川透(奥田永之助)、千葉進歩(大杉)、矢作紗友里(アイラ)
山川琴美(ルウデ)、仁科洋平(男)
藤村歩(遊女)、成田紗矢香(遊女)

さとうあい(ナレーション)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 外伝
鏡の巫女 スペシャルインタビュー

PS2ゲーム限定版特典 2005年6月23日
櫻井孝宏、岩永哲哉、檜山修之

ふしぎ遊戯 パーフェクトワールド5付録CD

渡瀬悠宇 小学館 2005年6月26日
湯けむり妄想事件簿〜斗宿は見た!!〜
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)、長沢美樹(女リムド)

岩永哲哉(虚宿)、小野健一(ソルエン)
緒方恵美(室宿)、檜山修之(斗宿)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 コミック4巻
スペシャルミニドラマCD

渡瀬悠宇 小学館 2005年5月26日
誘拐された巫女
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(リムド)

岩永哲哉(虚宿)、緒方恵美(室宿)

ふしぎ遊戯 玄武開伝 コミック5巻
スペシャルミニドラマCD

渡瀬悠宇 小学館 2005年11月25日
女神は誰だ
雪野五月(奥田多喜子)、櫻井孝宏(女宿)、長沢美樹(女宿(女))

岩永哲哉(虚宿)、緒方恵美(室宿)、檜山修之(斗宿)
大川透(村長・村人)、真殿光昭(村人)、相馬幸人(村人)

THE BEST of ふしぎ遊戯 復刻版

渡瀬悠宇 小学館 1996年5月20日
1.不思議の扉(日高のり子)        
2.君を守りたい(関俊彦)
3.七鳥の歌(日高のり子)         
4.君にたどる道(関俊彦)
5.恋々慕情(高山みなみ)         
6.Lovin’You(松本保典)
7.大いなる風のように(矢尾一樹)    
8.上々気分高揚(山口勝平)
9.いと小さき願い(折笠愛)        
10.いつか逢えるから(日高のり子)
11.永遠の光(関俊彦)          
12.星の音色(日高のり子&関俊彦)
13.二つの鼓動(岩永哲哉)        
14.神よ歴史を変えてくれ(置鮎龍太郎)
15.愛を信じて(日高のり子&山崎和佳奈)    
16.小さな手紙(日高のり子&関俊彦)
17.全てに我愛にぃ(日高のり子&関俊彦)
ふしぎ遊戯のCD5枚&シングルから17曲の歌をセレクトしたベスト盤

ふしぎ遊戯 バラエティアルバム
我・愛・ふしぎWorld!!

渡瀬悠宇 APOLLON APCMー5090 1996年3月28日
12.君が微笑むなら(唄:檜山修之(斗宿)&岩永哲哉(虚宿))
14.Seed〜種子〜(唄」山野井仁(婁宿))
1.8.10.16トラックには、アニメ版ふしぎ遊戯のドラマパートが入っています。
その分のキャストは以下

荒木香恵(夕城美朱)、緑川光(鬼宿)、子安武人(星宿)
坂本千夏(柳宿)、関智一(井宿)、冬馬由美(本郷唯)
古澤徹(心宿)、上田祐司(角宿)、田中敦子(房宿)ほか

ふしぎ遊戯DS 限定版ドラマCD
朱雀編「朱雀七星士、柳宿争奪戦!?」

アイディアファクトリー ゲーム特典 2009年6月25日
宮野真守(鬼宿)、小西克幸(星宿)、皆川純子(柳宿)
鳥海浩輔(翼宿)、宮田幸季(井宿)、三宅健太(軫宿)、木村亜希子(張宿)

ふしぎ遊戯DS 限定版ドラマCD
玄武編「真夜中の激闘!伝説のキノコを求めて」

アイディアファクトリー ゲーム特典 2009年6月25日
櫻井孝宏(女宿)、岩永哲哉(虚宿)、檜山修之(斗宿)
福山潤(紫義)、岡野浩介(修羅)

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