アナリスト・銀行員&皇林学院シリーズ

*原作の作家さんが同じと言う理由です。

アナリストシリーズ

銀行員シリーズ

皇林学院シリーズ


ベンチマークに恋をして

井村仁美 インターコミュニケーションズ 2000年4月25日 INCDー130
塩沢兼人(鷲崎勲)×三木眞一郎(五十嵐邦彦)
水谷優子(水沢千鶴)、松本保典(川口芳郎)、小野健一(辻谷伸二郎)
千葉一伸(野木康成)、星野千寿子(西山麗子)
ミックボンド(外国人)、石田彰(鳥海潤)、井上和彦(林秀幸)
アナリストの駆け出し五十嵐邦彦は、伝説のストラテジストとして名高い鷲崎と知り合いになる。いつの日にか自分も「あぁ言う存在になりたい」目標として、見つめていたのに。ある日、一緒に食事して酔った邦彦を鷲崎は自分のアパートに連れ込んで、押し倒してしまった・・・。
アナリストシリーズは、現在3作ドラマCDが出ていますが、その一枚目は、インターコミュニケーションズさんから出ました。
鷲崎役の塩沢さんが急逝されてしまったので、同じキャストで続けること自体が無理だったでしょうが、邦彦役に関しては三木さんのやったこの一枚目が私個人は好きです。まぁ、塩沢さんから鈴置さんになったのと声のバランスやメーカーさんのいろいろもあって、仕方ないこともあるとは思いますが・・・。ただ、石田さんの演じた(2枚目以降は当て馬的役)鳥海に関しては、主人公の五十嵐よりも年長さん・・・と言う面から言うと・・2作目と3作目の子安さんの方が好きかな・・。いかにも嫌みっぽい言い方が(゜゜)\バキッ☆
あ、お話の感想にはなっていませんでしたね。
証券関係は、あまり得意ではないものですから経済のお勉強も一緒にさせてもらったかな・・と言う感じでした。それにしても、その専門用語に舌をかみそうな言葉が多かったこと・・。いや、聞いていても大変でしたね(゜゜)\バキッ☆。



恋のリスクは犯せない

井村仁美 サイバーフェイズ 2001年12月25日 CPCDー1002
1.タクシー   
2.ジェラシー   
3.疑惑   
4.抜擢
5.N.Y   
6.帰国   
7.恋のリスク   
8.VS座談会
鈴置洋孝(鷲崎 勲)×緑川光(五十嵐邦彦)
子安武人(鳥海 潤)、森川智之(ジェフリー・S・ウィリス)、井上和彦(林 秀幸)
小杉十郎太(椿本 崇)、岩永哲哉(藤芝遼太郎)
斉賀みつき(水沢千鶴)、栗田圭(川口芳郎)、うすいたかやす(辻谷伸二郎)
高田べん(野木康成)、小原雅一(田中部長)
恋人でもある鷲崎から、自分の会社に移動してこないか・・と言われて戸惑う邦彦。鷲崎が言ってくれるのは、恋人の欲目だからではないか?と思ってしまうからだ。せめて、自分の力で皆に認められるアナリストになって、それから・・・と思っているのに。
そんな矢先、ニューヨークの本社ビルでの説明会を邦彦と水沼が行うことになった・・・。
アナリストシリーズの原作は、ここまでは読んでいました。なので、銀行員シリーズのメンバーが出てきた時もそんなに違和感はなかったのですが、こうなってみると銀行員さんシリーズもちょっと聞いてみたい・・と思ってしまいます。
それにしても、上司と部下?の恋愛物と言いますか、立場の上下関係がある時には、部下の方が「恋人と同じくらいに仕事が出来るようになって、あの人と肩を並べたい。お荷物ではなく、自分の力で一緒に歩いて行きたい!」と思うシーンが出てきますが、その気持ちを口にしないもので上司の恋人には伝わっていない・・・のが多いですよね。σ(^_^)などは「えーい、言ってしまえよ。と言うか、そのくらい同じ男同士なんだから、察してやれよ」と思ってしまいますが・・どうなんでしょう。やっぱり、口にしては言えないものでしょうか?
さて。このタイトルから発売元が変わった関係もあってキャストは(林くん以外は)総入れ替えです。主人公が三木さんから緑川さんになると、若返ったような感じになります(苦笑)。



誘惑のターゲット・プライス

井村仁美 サイバーフェイズ 2002年10月25日
1:ターゲット・プライス        
2:レクチャー       
3:コンペ
4:人事交流            
5:パーティ         
6:嫉妬        
7:ストラテジスト
鈴置洋孝(鷲崎 勲)×緑川光(五十嵐邦彦)
子安武人(鳥海 潤)、森川智之(ジェフリー・S・ウィリス)、井上和彦(林 秀幸)
小杉十郎太(椿本 崇)、勝生真沙子(西山麗子)、斉賀みつき(水沢千鶴)
栗田圭(川口芳郎)、うすいたかやす(辻谷伸二郎)、高田べん(野木康成)
小原雅一(田中部長)
ニューヨーク本社で世話になったジェフリーが、ゴードン専務のお供として日本に来ると言う。
会社社長の息子でもあったジェフリーから人事交流で「3年間アメリカで営業を学ばないか?そして、行く行くは私の右腕になってくれ!」と言われる邦彦。
3年間も離れていたら、恋人の勲はなんと言うだろう?それに、いつかは勲のようなアナリストになりたいと思っていたのに、営業の仕事なんて畑違いだと邦彦は悩むのだった。
はい。今回も難しい株式用語や経済のお話も絡んでおりました。仕組みは分かっては居ますが、今一つ生活に密着していない株の世界は縁遠いですな(大笑)。コンペやレクチャーなどなど、証券会社の方は皆さんこんなにお忙しいのでしょうか?。。。本当に身体がいくつあっても足りないのではないか?と思えるくらい、今回も邦彦くんは忙しかったですね。これで、精力絶倫の恋人の相手までしなくちゃいけないなんて、本当に大変です(大笑)。
お話的には、タイトルにもなっていて一番最初に出てくる株価の目標価格(ターゲットプライス)が、日々の多忙さの中に埋没してしまっていたのですが、それが最後になって「ドーン」と話に絡んできた所が気に入っています。
ドラマCDを聴いていると、シリーズは違うのに同じカップルの方が演じている物があります。今回は、パールシリーズと続けて聴いたのが、ちょっと失敗でしたね(個人的に)。いきなり緑川さん演じる主人公が大人になっているんだもの(゜゜)\バキッ☆。



愛と欲望の金融街

井村仁美 講談社 2004年3月5日
鈴置洋孝(鷲崎 勲)×緑川光(五十嵐邦彦)
小杉十郎太(椿本 崇)×岩永哲哉(藤芝遼太郎)
子安武人(鳥海 潤)、井上和彦(林 秀幸)
勝生真沙子(西山麗子)、中井和哉(藤芝雅彦)
渡辺美佐(小森小夜子)、出村貴(アナリスト)

愛のレイティングAAA

井村仁美 サイバーフェイズ CPCDー1068 2006年6月25日
1.羨望
2.執筆依頼
3.担当編集者
4.バッティング
5.告白
6.ステップアップ
7.FREE TALK
鈴置洋孝(鷲崎勲)×緑川光(五十嵐邦彦)
子安武人(鳥海潤)、森川智之(ジェフリー・S・ウィリス)
三宅健太(大熊森夫)、斎賀みつき(水沢千鶴)
うすいたかやす(辻谷伸二郎)、栗田圭(川口芳郎)
高田べん(板前)、渡辺智美(女将)

3時から恋をする

井村仁美 インターコミュニケーションズ 1998年5月25日 INCDー111
小杉十郎太(椿本崇)×石川英郎(藤芝遼太郎)
井上和彦(林秀幸)、長嶝高士(高桑課長代理)
往頼保子(竹井美穂)、河合義雄(寺田課長)
千葉一伸(桜内芳武)、大西健晴(筧)
芳野美樹(山岡あゆみ)、内埜則之(行員)
銀行に就職したばかりの藤芝遼太郎。彼の教育係は、大学時代の先輩である林の(高校時代の)同級生・椿本。
無口な椿本であったが、歓迎コンパの席でディープキスされたばかりか。一緒に行ったホテルで、「好きだ」と押し倒されてしまった。
銀行員シリーズは、掟破りと言われるかもしれませんが。第四弾の午前0時を先に聴いたんですね(藤芝役が岩永さんで、インターさんではなく他社から出ている分)。その冒頭で、藤芝くんは椿本さんの情熱に流されて恋人同士になっちゃったような感じを受けていまして。とりあえず、最初の出会いであるこの第一弾を聴くのをとても楽しみにしていましたが。うーん・・・結局、藤芝くんの目線で物事を見た時に「分からないなぁ」と言う後味だけが残ったかな?と思っています。BLの場合、モノローグは受けの方がやるのが多いので。自然、受ける側の気持ちの流れであるとか、好きだ!と迫られてのとまどいなどが多いのですが。
最後のお楽しみ(゜゜)\バキッ☆シーンでの「好きです」と椿本に告白する過程が、ちょっと弱いかなぁ?
林先輩と椿本さんとの確執を聴いて。たったそれだけで?みたいなエピソードにホッとして。どうして椿本さんの事がこんなに気になっていたんだろう?・・・あぁ、実は椿本さんの事が好きだったからこんなに心が乱されたんだ・・・・と言うのは、流れ的には分かるのですが。告白に至る心の経過が弱い!(゜゜)\バキッ☆・・・と思いながら聴いていました。

また、銀行員シリーズで今後も藤芝くんを狙ってあれこれする林さん。彼は、アナリストシリーズで主人公の五十嵐に泣きつくシーンを先に聴いていたもので。一途に思い続けていたのに、いきなり鳶に油揚げではないでしょうが、心境的には大事に残しておいたメインディッシュやお饅頭を(゜゜)\バキッ☆横から来た人に奪われてしまった感があったのだろうなぁ・・と思っていましたが。
ちゃんとこれ(銀行員)を聴いたなら。林くんにも、かなり問題があるじゃない(大笑)。これじゃあ、就職してすぐ側に居たにしても、藤芝くんが林さんになびく事はなかったわよねぇ・・と思いました。いくら取引の為とは言っても、そんな大事な人の悪口を相手の課長さんに言う??相手を陥れて、そこから取引に持ち込むと言うのが、一つの手段だとしても。フェアじゃないって言うのは、男性・女性問わずに嫌われますがな。ばれた時には、逆に心象が悪くなるでしょうに。
それに、スーツを作る合戦!の時に、自分の財政力に物を言わせて(数を伸ばすためとは言っても)一人で何着も作ったり。って、林くんはそのオーダーメードのスーツ。そんなに持っていて、どうするんだろう??
しかも。最後の捨てぜりふの「裏切り者!」って、別に藤芝くんは林さんの事を裏切ったわけじゃないと思うので、それは言いがかりっぽい気がしてならないのですが・・。
いくら、思い通りに事が運ばないからと言って、そういう八つ当たりとかしていると。そりゃあもてませんわな(苦笑)。

お話としては。BLとしての藤芝と椿本とのイロイロよりも、銀行の中のエピソードが「そういう事もあるんだねぇ」と言う感じで。そちらで楽しませていただきました。

3時から恋をする U

井村仁美 インターコミュニケーションズ 1999年11月 INCDー127
5時10分から恋のレッスン、誘惑のゲレンデ〜お見合いバトルを収録
小杉十郎太(椿本崇)×石川英郎(藤芝遼太郎)
井上和彦(林秀幸)、小野健一(栗原哲夫)、千葉一伸(桜内芳武)
長嶝高士(高桑文昭)、川崎恵理子(竹井美穂)
天野由梨(椎葉千晶)、土屋利秀(森友社長)
藤芝が担当している森友電子会社が、いきなり業績不振に陥ってしまった。その業績不振が、林グループの差し金だと知った藤芝たち。しかし、林がスキーに行く約束の代わりに、問題を解決してくれた・・・・
シリーズ4作目から聞いていたので。林くんと椿本さんが親戚と言う後半?のどっきりは、既に知っていたため。
「ここでこの二人が親戚だってばれた(解明された)わけね」と思いながら聞いていました。こういう事があるから、シリーズ作品は順を追って聞いた方が良いですね・・・しみじみ。
だって、「あらぁ。まだ分かっていなかったのぉ?」状態ですもの(苦笑)。

お話としては、藤芝くんを自分の手元に置きたい林くんが、あれこれ画策しておりまして。
前半部分は、藤芝くんが担当している会社に圧力を加えて、彼が自分とデートの約束をするようにし向けるゲレンデ編。
後半は、藤芝くんの恋人である椿本を結婚させて別れさせようとする、お見合いバトル編となっています。
もちろん、彼のそういう姑息なまでの計画は成功するはずもなく。椿本にいずれも煮え湯を飲まされる結果となっています。いつしか、アナリストシリーズで五十嵐くんに泣きついていた林が可哀想かも・・と思った事など忘れて。藤芝くんの貞操の危機に椿本がタイミング良く現れた時には、「ヒーローの条件みたいだな」と思い。また、自分が画策したお見合いをひっくり返された時には、椿本と藤芝のタッグに拍手を送りたくなっていました(^^;・・・。
ところで。一個人の力で、会社の運営とか、圧力をかけるような経営サイドの思惑は動かせるものなんでしょうかね?

さて。椿本さんの純情と一途な押しにほだされただけではないらしい藤芝くん。(あ・・今更ながらに気が付きました。この作品の登場人物って、皆さん植物なんですね?>特に銀行の同僚や上司関係の方は、みーんな植物だ。お!これは今回の発見ですね(苦笑)。)
銀行員は堅い職場だから。男は結婚して一人前と言う考え方があると言われて、自分も椿本も結婚した方が良いのか?自分は世間を気にしているんだ!と彼がぼやくシーンは、今のBLには少なくなった「男同士の恋愛模様に悩む」姿を久しぶりに堪能出来ました。
また、先輩行員達の結婚談義。嫁さんをもらう時は気を付けろとか・・そういう会話が、妙におかしいやら楽しいやら。そういう会話を聞きながら、自分には関係ない嫁さんの話を彼は、どう思いながら聞いていたのでしょうね?
そんな藤芝役の石川さんは、全シーン出ずっぱりなので。ロビーで煙草を吸う事も出来ないほどお忙しかったようです。林と椿本が親戚だと知って。二人のちょっとした表情などを見比べて居るシーンが、可愛かったです。
また、椿本の指示で林を呼び出した時の可愛らしさときたら!本当に林さんが気の毒でした。

お相手?の椿本役小杉さんは、新年会が終わって藤芝がお泊まりに来たシーンでの「ベッドなら良いのか?」にノックアウトされました。いやぁ・・色気たっぷりです。また、林をひっかけるお見合いシーンでのわざとらしいまでのにこやかさ。もう、小杉さんったら!!と思いつつ聞いておりました。
林役の井上さんは、憎らしいまでのかっこよさと思い通りにいかない情けなさの同居する彼を見事に演じていらっしゃいました。
林って、嫌みなまでにハンサムで格好良いのに。その実、執念深くて手段を選ばない人だから。聞きようによっては、かなり嫌な酷い奴になっちゃうのですが。上品よね(^-^)。うん。

この感想を書いているのは、2007年です。作品が発売されて、8年はゆっくり経過しています。
だからかもしれませんが。この当時なら赤面もので、恥ずかしかったBLも。今やすっかり定着しています。Hシーンなんて、もっともっと過激になっていますし。今なら大した事ないじゃない・・って思うシーンでさえも、昔は大変だったんですよね・・。
小杉さんは「今回もやってしまいました。もう、何とも思いません」発言をされていて。周囲から笑いを取っています。また、男性陣が自分も濡れ場があるのか?この役はないのか?と言っていらっしゃるのが(いや、関係者が皆そういう役になるとは限らないのですが)、今聞くととっても新鮮!!
うわぁ・・この当時は、これで恥ずかしかったんだよねぇ・・と思っていました。
今聞くと、藤芝と椿本のHシーンとか林の未遂シーンなんて、そんなに色っぽくないんですもの(゜゜)\バキッ☆。

月日の流れと言いますか、慣れって恐ろしいものですね・・・
ところで・・。私が地方の小さな銀行しか知らない(支店クラス)からだとは思いますが。銀行の中って、凄く広いんですか?ロビーとか自販機でジュースとかあるんですか??
いや・・私が行く銀行って、自販機ないし・・・(^^;。せいぜい、冷水器?くらいなんですけど・・・。

3時から恋をする V

井村仁美 インターコミュニケーションズ 2000年10月25日 INCDー131
8時50分・愛の決戦、無敵の若葉マーク、手折った花は高くつく
小杉十郎太(椿本崇)×石川英郎(藤芝遼太郎)
井上和彦(林秀幸)、檜山修之(橋谷直哉)
飛田展男(大石康久)、小野健一(栗原哲夫)
山田美穂(菊池由美)、岡和男(梅宮課長)
河本明子(長谷部理保)
葵銀行と鳳銀行が合併する事となった。今まではライバルであった林が同じ職場に居る・・。そんな慣れない状況の中、藤芝はマンツーマンで新人を指導する担当となった。
BLと言うジャンルを知ったばかりの頃。まだ、刊行されている作品が少なかった事もあり(ついでに、私個人の認識不足もあって)ほんの数人の作家さんしかお名前を存じ上げませんでした。
以前から知っていた吉原さん、BLCDに戻ってくるきっかけになった南原さん、そして3人目くらいに井村さんのお名前が来ます。
と言うのも、銀行員やアナリストシリーズ、110番などの結構固い職業の方のお話と、皇林学院など石田さん絡みで知ったタイトルなどの作家さんでもあったからです。

まぁ・・今聴くと、結構突っ込み所も多いのですが。その当時は、夢中になって(原作を読んだり)聴いていましたね(^^;。
その中で、銀行員シリーズはちょっと私にとっては特殊かな?何しろ、アナリストとリンクしている作品であると言う認識が先に来ていまして。まぁ、アナリストでキャラクターが分かっているから、大丈夫かな?と思って4作目から聴いてしまった!!と言うシリーズなものですから(基本的に、伏線などの問題などもあるので、1から順を追って聴くことにしています)、この後でどうあがいても藤芝を手に入れる事が出来ないと知った林さんが、強硬手段に出てしまったりする事も知ってますし。
橋谷くんも、手が出せないと知りつつ良い後輩?として狙っていたり(大笑)が分かっていますし。
こういう感じで、知ったわけか!と。そのルーツを知る!?みたいな逆走感を味わうシリーズになってしまいました(^^;。

さて。このドラマCDは、短編となったお話の組み合わせ?となっています。しかも、かなり珍しい構成になっていますね。
何と言っても、8時50分のドラマパートが終わると、フリートークが始まっているんです。
ええぇ??キャストには、檜山さんの名前もあるのに。今の話には、新人の橋谷くんは出てこなかったよね??と目が点になりましたら。このCDは、フリートークが2回あった(大笑)。あぁ、もうびっくりしました!!

私が一番最初に聴いた4作目は、発売元が変更になってのタイトルでしたが。インターコミュニケーションズさんから出た分は、タイトルが1〜3となっています。
これ、多分4作目を出したメーカーさんだったら。2作目と3作目は、タイトルが変わっていたかしらね?
だって、シリーズだと分かるタイトルってのは良いんですけど。でも、どのお話が入っていましたっけ?となった時に、思い出すのに苦労するし(大笑)。
多分、この3作目ならメインとなった「8時50分・愛の決戦」と言うタイトルになったかもしれない??(ところで。この時間って、今回は残業をして残っていて。お嬢様が入ってきた時間だったのかしら??3時から恋をすると言うタイトル自体が、どうして3時なんだろう?銀行って、3時でお終いって事はないよねぇ・・・と思っていたりするので。シリーズを通して、タイトルの時間に納得しているのは。実は4作目だけだったりしますが(大笑))

閑話休題・・ドラマ自体の感想に戻りましょう。
ドラマCDの表題になったかもしれない「8時50分」よりも、個人的には二話の「無敵の若葉マーク」の方が好みでした。
いや、別にね。マイブームとなっている檜山さんが出ているから!とか、そういう理由でお気に入りとか好みと書いているわけでは、決して決してありません。
と言うのは。先ず、8時50分の方は、飛田さんが演じた大石さんと言うのが「嫌なヤツよねぇ・・本当に居そうな感じで、リアリティあって、妙に嫌」と言うのと(大笑)林くんの小細工が見え見えである事、その小細工が「またか!」と思ってしまう事。
そして、何よりも藤芝くんって椿本さんをあまり信じてないんだな・・と言うのがあります。
大体、椿本さんがホテルに居る。そこにわざわざ連れて行って、ツーショットを見させるタイミング。疑いなさいよ!ちょっとは・・(大笑)過去に、この人の口車にどれだけ振り回されてきたと思っているんだか!
しかも、それを見たからって、翌日目が腫れてしまうほど寝不足と言う藤芝くんの乙女っぷりと言うのがねぇ・・。

それに比べると。共通の敵である橋谷くんに対して、林さんと椿本さんが共同戦線を貼っていると言うのが、先ず良いんですよ。だって、それまでは二人で争っていたのに。一時休戦して、かばい合ったりして・・。なぁんだ、仲良くしようと思ったら。出来なくはないんだ・・っぽい感じがしますもの。
その共通の敵である橋谷くんが、またポジティブシンキングの持ち主で。その前向きさと来たら、本当に拍手したくなるくらいでした。
一番受けていたのが、椿本さんが「藤芝は俺のものだ!」と言う爆弾発言をして。普通は、それでショックを受けるだろうに。
「清純だと思っていた藤芝さんが、既に汚されていたのは(って、この汚されていた発言もまた笑えますね)ショックだったけど。
逆に考えたら、藤芝さんは慣れているから。俺が頑張らなくても良い」でした。
な、慣れている・・うわぁ・・この発言って、これって・・・
この台詞を聴いた時。私はしばしCDを止めて。たっぷりと2分は大笑いしてしまいましたね。自分が言われたのなら、凄くショックを受けて、立ち直れないと思うのですが。藤芝くんは、そこまでショックを受けていないし。。この鋼の神経にも拍手かも(大笑)。

さてさて。飛田さんの、実際に居そうな嫌なヤツのリアリティが素敵でした。
井上さんでは、じっと顔を見る藤芝に「見とれたのか?」と自信たっぷりに問いかける声が、本当に素敵すぎ!!格好良すぎです!!林くん自体は、良い男ですし。見惚れても間違いはないと思うのですが。それをこんな声で問われたなら。嘘でも「はいっ!」と答えたくなりますって(大笑)。
小杉さんは、うーん・・・・8時50分の方のHのシーンに色気が少ないように感じまして。そこが、ちょっと残念。
ポジティブな橋谷くん役檜山さんは、そのフレッシュさが良かったですね(^-^)。いかにも、大型犬。犬の種類には詳しくないのですが、あまり毛の長くない大型なわんこ・・そういう感じ??
ほとんど、スタジオに入りっぱなしだった石川さんは。無理矢理・・・の椿本さんに抗議する藤芝くんが可愛かったです。あんな可愛い声で「無茶はしないで」と言われても、説得力ないし(大笑)。

午前0時:愛の囁き

井村仁美 ファーストスマイル・エンタテインメント 2001年11月7日
1.葵鳳銀行   
2.噂   
3.困惑   
4.第二の罠   
5.強行手段   
6.free talk
小杉十郎太(椿本 崇)×岩永哲哉(藤芝遼太郎)
井上和彦(林 秀幸)、檜山修之(橋谷直哉)、中井和哉(藤芝雅彦)
石塚奈津美(竹井美穂)、松永英晃(梅宮課長)、須永康行(木村代理)
北川 正(栗原哲夫)、山田 敦(大石康久)、岡崎雅広(桜内芳武)
飯島晶子(藤芝 母)、桜瀬まり(藤芝 彩)
林がグループの方に戻ってしまったために、林の分の仕事も大忙しの藤芝。ところが、そんな時林グループが銀行業にも進出してくると言うニュースが流れて騒然となる。約束通り迎えに来たと言い放つ林。再三断っているのに、林に可愛がられていた藤芝はその新銀行に引き抜かれるのでは?と言う噂も流れ始めて・・・
銀行員シリーズは、この作品の前の分がインターコミュニケーションズから、3作出ているんですよね。なのに、いきなりこれを真っ先に聴いてしまいまして・・・失敗しましたねぇ(^^;。なんとなく話の流れは(アナリストシリーズで林くん出ていたりしますし)分かるんですが、ちょっと内部事情が分からなくて・・・・ついでに、冒頭の藤芝の述懐だと、椿本との関係は流されてしまって・・・みたいな感じも受けるんですよね(^^;。ぱっと聴いた時に。今度、一から聴いてみなくては!と思ってしまいました。流されたのではないと思っていますけどね。流されてだったのなら、林くんにもチャンスはあったのかい??って一瞬思ってしまったのですよ。林くんには気の毒ですが、それは嫌だったので(゜゜)\バキッ☆。
さて。風邪をひいてしまって、凄い声になっているシーンが聞き所ですね。こういうシーンの時に毎回思うのですが、演じているキャラクターが風邪をひいているからと言って、声優さんが風邪をひいていたりするわけじゃないでしょう?声や喉には人一倍注意なさるでしょうから。咳だとか、変質した声の時だとか・・本当にリアリティある風邪声ですよね(^^;。普段からどういう感じの声になるか、研究されているのかしら?
ただ(実生活でも弟の方が兄ちゃんよりも男臭い声と言うパターンはあるでしょうが)岩永さんよりも中井さんの方が年上に聞こえるんですよねぇ(゜゜)\バキッ☆。いかにも椿本に興味あります!の弟くんの今後も気になるところです。あとは、犯罪だろう??とつっこんでしまいたくなる林の行動が哀れでしたね。彼はこの後どうなっちゃうんでしょう??そこまで彼を追い込んでしまった心情を考えるとねぇ・・。



いけない生徒会室

井村仁美 インターコミュニケーションズ 1997年11月25日 INCDー106
緑川光(日向野吉祥)×石田彰(高瀬琳)
遠近孝一(堺文俊)、菊池正美(風間秀一郎)、岩田光央(深沢恭平) 
坪井智浩(瓜生)、関口英司(江田)、小上裕通(中島)      
以前からの夢であった生徒会長になった日向野吉祥。彼の今の悩みはクラブ長の高瀬琳。
男子校ならでは?の噂で、高瀬は(高瀬の幼なじみの)剣道部部長・堺と出来ている・・と言われているのに・・。でも、やっぱり彼が気になって・・。
やっとカップルになったのもつかの間、夏休みを前に高瀬と喧嘩してしまう。気まずいまま受けていた夏期講習で、中学の時のクラスメイト・深沢と再会し・・。
はい。感想再チャレンジ?の作品です。
この作品に出会ったのは、BLに接し始めた頃。石田さんが受けをしている!と言うので聴いたわけですが。その時には、石田さんが可愛いと言うのと。岩田さん演じた深沢のはっちゃけぶりが楽しいと言うくらいだったのですが。
2008年3月、聞き直した時には「えーっと?これって、こんなにコメディなドラマCDでしたっけ?」と思ってしまいました。
ボーナストラックの日向野吉祥の受難な日々は、コメディだと思いましたが。本編をコメディだと思っていなかったんですね。今聴いたら、本編も十分にコメディだわ(大笑)

ライバルの堺の幼馴染みと言うこともあって、今までツンケンしていたものだから。好きだと自覚しても優しくして想いを伝える事なんて出来ない日向野くん。そんな彼の一人称でドラマが進むので(そう言えば、攻めの視点でお話が進むのは珍しいかもしれませんね)、高瀬くんの唇に自然に目が行ってしまってうろたえるシーンなどは、聴いていて大笑い。
どこを見てるんだか!と思ってしまいます。女の子相手ではなく、同じ学年の男子にそういう気持ちを抱くと言うところで悩めよ!もうちょっと(大笑)。と言うか・・・女性の目から見て、男性の唇が柔らかそうで良いと思う事ってないんですけど(゜゜)\バキッ☆。
生徒会会長になりたかった!自分の手で皆を動かしてあれこれしたかった!と言うからには、彼はかなり行動力もある青年だと思うのですが。その彼が「柔らかそうだな・・どんな感触なんだろう」っておいおい・・・
日向野くんは、他にも深沢くんに押し倒されてキスをされ。「気持ち悪い!!」と絶叫するシーンが笑えます。パニックになっていて、頭真っ白だと何も出てこないと思うのですが。実況中継をしつつ(大笑)いろいろ思えるものなんだ。結構器用かもしれませんね。

そんな日向野くんには、緑川さん。当時は受けがほとんどで、攻めは少なかったんですね。この当時だと一種の百合×百合対決?だったのか・・・と遠い目をしてしまいました。
でも・・やっぱり日向野くんって、女房の尻に敷かれる情けない印象が残ってしまいますよね。生徒会会長になるほどの人物なのにね。出来るのに、情けない役って矛盾してるように思えるのに。そんな微妙なさじ加減が絶妙ですね(^-^)。

日向野くんに想いを寄せられた高瀬くんには、当時パステルコレクションで出演率ナンバー1だった石田さん。キャストコメントやブックレットのコメントを読む限り、BLで受けを演じる事への嫌気がさしていた頃なのでしょうか?ちょっとやけくそ気味?の印象も受けますが。それでも、ドラマCD部分では熱演!されています。
喧嘩をして、自ら謝りに行き「夏休みをやり直そう」と言い出すシーンの「ううん」は、もう可愛いったらありゃしません!こぉんなに可愛かったなら、そりゃ日向野くんが墜ちても仕方ない(大笑)と思えるくらい。石田さんでは、ボーナストラックの日向野吉祥の受難な日々で岩田さんの深沢と日向野の取り合いをするシーンが最高ですが。
本編でお薦めを挙げるなら。深沢にキスマークをつけられた日向野の告白を聴き、大笑いするシーン。あの可愛らしい高音で笑うのは、さぞかし大変だったでしょう。聴いているこちらが「あぁ・・・苦しい」となってしまいそうでした。

高瀬の幼馴染みで、結構一本気な格好良さのある堺くんには遠近さん。当時はまだBLに慣れていらっしゃらなかったみたいですが。石田さんの上になる日は来なかったね・・・(^^;。
ひょっとすると会長よりも強いかも?の生徒会役員の風間くん。この時には、御子柴くんは出ていなかったからノーマルに見えていますが・・・。日向野を高瀬くんとくっつけようとしていた彼は、実はこの当時には御子柴くんと付き合っていたのかしら?と思ってしまいました。だって、日向野の気持ちは分かっているのだと思いますもの。それで嫌悪感なく橋渡しみたいな役をしているのですから、これは一種の確信犯ですよねぇ・・。その風間には、菊池さん。風間くんは、インターさんの二作目には登場しなかったのね。勿体ないですな。うん・・・生徒会を実質取り仕切っています?みたいな怜悧なシーンをもっと聴いてみたかったかも。

そして。このCDで一番怪演!されていたと断言して良いのは、やっぱり深沢役の岩田さんですね。本編よりも、ボーナスの方での開き直っての日向野への迫り方。高瀬を口でやりこめてしまう辺りの凄さ。いやぁ・・・もう、素晴らしいの一言です。
深沢君が、他のCDに出て来ないのが本当に本当に惜しまれてしまいます。でも、出てきたら。それだけで見せ場をかっさらっていくでしょうから・・。それは拙いのかしら?



愛の才能

井村仁美 インターコミュニケーションズ 1998年11月25日 INCDー115
遠近孝一(堺文俊)×阪口大助(白石純哉)
林延年(尾崎正能)、関口英司(江田)、小上裕通(中島)、坪井智浩(宮本)、屋敷健一(生徒)
緑川光(日向野吉祥)×石田彰(高瀬淋)
剣道部主将(で、剣道バカ?)の堺は、妹を救ってくれた白石の腕を見込んで剣道部に勧誘する。しかし、白石は堺には冷たかった。そんな時、ライバル校の剣道部主将・尾崎とは仲良く話す白石を見た堺は・・・
えーっと・・・。キスシーンの効果音が笑えるドラマCDって珍しいのじゃないかなぁ?って思います。なにかね、タコの吸盤でもくっついた・・・ような音に聞こえるんですもの。それだけ熱烈と言うことなんでしょうか?おかげで、シリアスなんだろうけど、キスしているだけで笑ってしまいました。
さてはて。このドラマCDは、「いけない生徒会室」の続編になります。前作では、サブキャラだった堺くんがメインになるのですが、押し倒しておいて「この気持ちは恋だったのか」ってのは、ちょっとあんまりじゃないでしょうか?自分の気持ちに疎いと言う設定だからかしら?その彼が、気持ちを吹っ切るために剣道の練習に打ち込むシーンでは、部員の名前・・として、共演者の方の名前を叫んでいらっしゃいます。思わず「え?」となってしまいました。
でも、やっぱり一番面白かったのが巻末の「堺文俊の華麗なる一日」と題されたスペシャルコーナーです。どこまでがシナリオだったのかなぁ?見てみたいと思いませんか?



セクシーボイスで囁いて

井村仁美 サイバーフェイズ 2002年6月20日
1:変化     
2:戸惑い      
3:告知
4:不覚     
5:自覚       
6:聖夜
7:恋のから騒ぎ   
8:Free Talk「大集合!セクシー8!!」
櫻井孝宏(野上大輔)×鈴村健一(宝蓮華亮)
子安武人(有塚浩志)、鳥海浩輔(御子柴隼)×鈴木千尋(風間秀一郎)
緑川光(日向野吉祥)×宮田幸季(高瀬淋)、吉野裕行(星川悟)
杉本ゆう(木下祥子)、諏訪部順一(高梨勝男)、野島健児(少年)、川崎恵理子(女子高生)
皇林学院・前生徒会長野上の別名は、「たらしの野上」。容姿端麗・成績優秀な彼に耳元で「好きだよ」とセクシーな声でささやかれたなら、堕ちない相手は居ないと言われるほどなのだ。その恋愛は、親友の宝蓮華に逐一報告されてきた。一緒に居るのが当たり前のような存在。しかし、一緒に皇林の大学部に進学すると思っていた宝蓮華が別の大学を受験すると言う話を聞いた野上は動揺する。
幼馴染みと言うBLドラマCDで、檜山さんが「こういうドラマ関係の人って、皆そういう関係なのは何故?」のようなコメントを書いていらしたのですが、いや・・この皇林学院シリーズを聞くとそう思います(大笑)。だって、出てくる登場人物全員がカップルなんですもの。シリーズの1作目と2作目が、現生徒会を中心にしたお話だったのに、この3作目はいきなり「野上組」の人たちに視点が移っていました。それが全員良い男(大笑)で良い声・・・良い学校やなぁ(゜゜)\バキッ☆(゜゜)\バキッ☆。
さて。実は私はこのドラマCDのキャストインタビュー記事で、鈴村さんが「もっとクリスタルに演じて。クリスタルに!」と言うダメだしを受けたと言うのを読んでおりまして。その印象が強かったのか「クリスタルボイスで囁いて」などと勝手にタイトルを思い違いしておりました(苦笑)。自分の中で修正するのに時間かかりましたね(゜゜)\バキッ☆。最後のキャストトークを聴いたら「セクシーボイス」以外の何者でもないんですけどね。
聞いてみて、実際に繊細だけど芯の強いクリスタルなイメージ堪能させていただきました(^^)v。本当に声でクリスタルなイメージを表現するって出来るんだなぁ・・・と感心しておりました。
櫻井さんの声も普段とはちょっと違う感じで、いやぁ・・良いもの聞かせていただいたなぁ・・と思いましたよ。個人的なお勧めは、7トラック目の「恋のから騒ぎ」ですね。低レベルな痴話げんかが楽しいです。1作目からお馴染みの日向野が高瀬くんの尻に敷かれている情けなさが爆発でした。



  ボーイズラブCDリストに戻る


  ホームページのトップに戻る