ルナ シルバースターストーリー
&テイルズオブデスティニー2&テイルズオブリバース

*このページもRPGを元にしたドラマCDと言うことで・・・

ルナ シルバースターストーリー

テイルズオブデスティニー2

*テイルズオブデスティニー2のブックレットは、キャストやスタッフなど全てがローマ字表記でした。
ネット・雑誌付録等で検索しても、お名前がはっきり分からない方に関しては、ひらがな書きさせていただいております。
また、役名など一部不明なところは書き入れておりませんので、不十分な表記となっておりますm(_ _)m。

テイルズ オブ リバース

  1. アガーテとクレア
  2. 聖なる力を求めて
  3. 憎しみの連鎖
  4. 再誕する世界

ルナティックフェスタ 
vol.1

角川書店 1996年8月7日 KACNー1042
.TSU BA SA(唄/氷上恭子)   
2.第1話「ブルグの泉にて」
3.泥棒市場                
4.第2話「エリート魔法使い登場!」
5.Mysterious Cave          
6.第3話「白竜の試練」
7.青き空の下で             
8.第4話「約束と旅立ちと」
9.機械城〜魔法皇帝ガレオン〜    
10.第5話「海賊退治」
11.風のノクターン
石田彰(アレス)、氷上恭子(ルーナ)、萩森q子(ナル)

池澤春菜(ジェシカ)、阪口大助(ナッシュ)、梁田清之(ガレオン)

川津泰彦(海賊の親分)、増田均(手下1)
坂本正吾(手下2)、稲田徹(メル提督の部下)

大塚明夫(ダイン)、屋良有作(白竜・メル提督)
ドラゴンマスター・ダインの墓があるブルグ村。そこに育った少年・アレスは、ドラゴンマスター・ダインをこよなく尊敬していた。
そして、自分も幼馴染みの少女・ルーナを守れる男に、ドラゴンマスターになりたいと。白竜の試練を受けるのだった。
ルナ シルバースターストーリーは。ゲームとした時には2のエターナルブルーの方が好きです(2の主人公ヒイロは緑川さんでしたよね?)。
と言うのが、RPGで少年が旅立つのは。いわゆるボーイミーツアガールの世界だと思っているからです。しかし、この1では。ミーツアガールと言う部分が弱いんですよ・・話とした時に。
幼馴染みで、ちょっとお姉さん風を吹かせる少女。一緒に育てられていた彼女(ルーナ)が、実は・・・・と言う重い運命を担っていて。彼女を取り戻すべく、少年(アレス)が旅立つ冒険譚だからです。
やっぱり、冒険の始まりは。少年が少女に出逢うところが良いなぁ・・・。所謂一目惚れってやつが、小母さんの好みなの(゜゜)\バキッ☆・・今は、私の好みを聴いてない?いえいえ・・失礼いたしましたm(_ _)m。

そういうぼやきはさておき。これも一話あたりの収録時間が短いので。おそらく元々は、ラジオドラマか何かですね。
だって、毎回律儀なまでに石田さんによる「僕の名はアレス」と自己紹介は入っているし。前回のお話の流れが(こんなに短くまとめられるの?と思うくらい)入っているし。
まぁ・・うざいと言うか、親切と言うか・・(大笑)。

ただ。ちょっと言わせていただくと。ゲームとお話違うんじゃないですか?阪口さんが演じたナッシュって、こんなに早く出て来なかったですよね・・・確か、ブルグの村から白竜の洞窟に一緒に行くのは、太ったラムスとか言う子じゃなかった?商人になっちゃうの・・。
で、途中のダンジョンでルーナが歌って霧が晴れると言うのが、とても大事な伏線だったような記憶が・・あら?

まぁ・・いいや・・。久しぶりに石田さんの正統な熱血少年を聴くことが出来たから・・・。
でも、唯一「えぇ?」と思ったのが。1話の最後で、ルーナが襲われて「きゃああ!」とピンチの叫びを上げた後。泥棒市場の音楽が流れるでしょう?もっと他の音楽はなかったんですかねぇ?
それか、お話はお話で連続させておいて。BGMだとかサウンドトラックは別にしておけば良かったのに・・。
いや・・だって、他の曲はともかく。待て!緊迫の次号!と言うシーンで終わって。入った曲が、え?となるほど明るい曲で。
思いっきりずっこけてしまったんですもの・・。
なので、二回目以降は。編集して、曲は飛ばさせていただきましたよ(^^;。
あと・・キャストで、大塚さんをダインと書くのはどうかと思いますよ。
そりゃ、冒頭のシーンで出ていらっしゃるし。間違えようがないお声ではあるけれど。レイクで書いていて欲しかったかなぁ・・。

ルナティックフェスタ 
vol.

角川書店 1996年9月4日 KACNー1043
1.フェアリー・レイン(唄/浅田葉子)   
2.第6話「山賊登場!」
3.戦士達の哀歌(エレジー)        
4.第7話「魔法都市ヴェーン」
5.ラムス                   
6.第8話「封印の黒竜」
7.Fighting Spirits No.1       
8.第9話「旅人との再会」
9.竜〜闇の中の聖なる魂〜       
10.第10話「赤竜の試練」
11.泉のルーナ(唄/氷上恭子)     
12.シャワーをあびろ!!(唄/大納言)
石田彰(アレス)、氷上恭子(ルーナ)、萩森q子(ナル)

池澤春菜(ジェシカ)、阪口大助(ナッシュ)
浅田葉子(ミア)、関智一(キリー)

原亜弥(ゼノビア)、宇和川恵美(赤竜)、永田一朗(キリーの手下)
坂本正吾(キリーの手下)、稲田徹(キリーの手下)、増田均(キリーの手下)

梁田清之(ガレオン)、大塚明夫(レイク)

ルナティックフェスタ 
vol.3

角川書店 1996年10月9日 KACNー1044
1.Pretty Girl(唄/池澤春菜)   
2.第11話「騒がしき仲間たち」
3.ブルグ                 
4.第12話「青竜の試練」
5.メリビア
6.第13話「メリビア炎上」
7.戦いへの決意            
8.第14話「魔法皇帝」
9.闇の女神              
10.レ・ミゼラブル(唄/萩森q子)
石田彰(アレス)、氷上恭子(ルーナ)、萩森q子(ナル)

池澤春菜(ジェシカ)、阪口大助(ナッシュ)
浅田葉子(ミア)、関智一(キリー)

原亜弥(ゼノビア)、遠藤武(青竜)、西脇保(兵士)
井上隆之(メリビアの民1)、高塚正也(メリビアの民2)

梁田清之(ガレオン)、屋良有作(白竜)

ルナティックフェスタ 
vol.4

角川書店 1996年11月7日 KACNー1045
1.killy is No.1(唄/関智一)              
2.第15話「ドラゴンマスター」
3.酒場〜イッツ ア ショータイム〜(唄/歌姫たち)   
4.第16話「女神の塔へ!」
5.魔道機動兵器ナッシュ(唄/阪口大助)         
6.第17話「聖なる誓い」
7.SORCERESS                       
8.最終話「それぞれの未来」
9.緑の大地
石田彰(アレス)、氷上恭子(ルーナ)、萩森q子(ナル)

池澤春菜(ジェシカ)、阪口大助(ナッシュ)
浅田葉子(ミア)、関智一(キリー)

原亜弥(ゼノビア(レミリア))、山本真奈美(黒竜ラビルス)
北川美砂緒(侍女)、堀江秀尚(魔族1)、山内さとし(魔族2)

梁田清之(ガレオン)、大塚明夫(レイク)

テイルズオブデスティニー2 1巻

ジェネオンエンタテインメント 2003年4月26日 FCCTー0001
福山潤(カイル・デュナミス)、関俊彦(ロニ・デュナミス)
柚木涼香(リアラ)、緑川光(ジューダス)


今井由香(ルーティー・カトレット)、関智一(スタン・エルロン)
井上喜久子(フィリア・フィリス)、稲田徹(ファロザ)
若本規夫(バルバドス・ゲーティア)、榊原良子(エルレイン)
遠藤守哉(ナレーション)

安田美和、神田朱未、佐藤朱、山本圭一郎
西田裕美、野中藍、馬場圭介
藤原勝也、梶原彰、中尾良平
カイルは、先の戦いで4(5)英雄と呼ばれたスタンとルーティーの息子。英雄の子として育ち、自らも父親に恥じない男でありたいと願っている。
母・ルーティーが経営している孤児院はかなりの負債がある。兄弟のように育ったロニが帰ってきたことで、(借金返済のため)二人でレンズを探しに出かける。
巨大なレンズの中から現れた少女は、カイルに問いかける。「あなたは私が探している英雄?」と。しかし、次の瞬間。彼女は「あなたは英雄ではない」と立ち去ってしまう。
今は、彼女の探す英雄ではないかもしれないけれど。明日の俺は違うかもしれない!!カイルとロニの冒険が始まった・・・。
この作品は、ブックレットが全てローマ字記載なんですね。だから、キャストや役名(ゲームをプレイしていないものですから)がはっきりしないところがあります。キャラクターの名前や出演されている声優さんのお名前などで、間違って表記しているものがあれば、連絡をお願いいたしますm(_ _)m。

さて。1も2もプレイはしていないのですが。なんとなくお話は知っています。緑川さんのジューダスが出て来たシーンでは「あ、このキャラって」と思ってしまいましたし。
先のシリーズのメインキャラが成長して、カップルになって子供が居る一方で、王として活躍しているキャラも居る・・。1の世界が好きな人には申し訳ないのですが、こういう時の流れを上手く描いた作品は、好みですねぇ(^-^)。
特に、先のシリーズでは英雄として活躍したルーティーが、ロニを責めるシーンなどは「ただの母親なんだよね」と人間臭ささえ感じてしまったほどなのです。

そうですねぇ・・トリブラで、時代錯誤なもののふ(笑)を演じた福山さんの正当派!主人公なのですが。今回は、脇に食われてしまっているかな・・。
福山さんが・・と言うよりも、正当派主人公の宿命かなぁ・・と思います。
主人公なのに、「あなたは私が探す英雄じゃない」と否定されるものの(初っぱなから「あなたこそが、私の探す英雄よ」なんて言われないのも良いですよね)、今日の俺は、彼女が探す英雄ではないかもしれない。だけど、明日の俺は?未来の俺は??と彼女に告げるために旅立つシーンは、確かに熱血!していて良いのです。こういう冒険物のRPGって(ルナシリーズもそうでした)、結局「ボーイミーツアガール」だと思っていますが、そのセオリー通り過ぎて、物足りない(゜゜)\バキッ☆。
ルーティーの母親としての一面を見て、男らしく謝るロニの方が素敵に見えちゃうんですよねぇ(大笑)。(SAMURAI DEEPER KYOのビデオを続けて見ていたものですから)紅虎を思い出してしまったのですが(苦笑)、母親を見損なったと言うカイルに説教するロニ・・。良いわぁ。。。
また、美味しい所をかっさらって登場する仮面の男・ジューダス君やら、レンズの中から現れた少女の探す英雄・・・謎は謎をはらみ、この巻はまだ旅立ったばかりなので、お話を語るにはこの続きになりますが。
今回、個人的に大受けしてしまったのは若本さんでした。悪役って、楽しいんだろうなぁ・・・。若本さんの笑い声に釣られてしまいました。
ちょうど、信号機待ちで止まっていた時に笑うシーンを聴いていたのですが。笑い声に釣られてニマニマ笑いを止められなくて、振り返って見られてしまいました(^^;。
・・・泣くシーンでもらい泣きをする事はありますが、いやぁ・・最近は笑い声にも釣られてしまう時があるんですよね。え??もらい泣きはあっても、釣られて笑う事ってありません??

テイルズオブデスティニー2 2巻

ジェネオンエンタテインメント 2003年5月23日 FCCTー0002
福山潤(カイル・デュナミス)、関俊彦(ロニ・デュナミス)
柚木涼香(リアラ)、緑川光(ジューダス


速水奨(ウッドロウ・ケルヴィン)、沢口りえ(リリス)、長嶝高士(サブノック)
若本規夫(バルバドス・ゲーティア)、榊原良子(エルレイン)、遠藤守哉(ナレーション)

とくやまよしお、佐藤朱、金子英彦
馬場圭介、中尾良平、陰山真寿美、ぬまざわりょうこ
リアラの探す英雄は、今は王となっているウッドロウかもしれない。海を越える事にした一行(カイル・ロニ・リアラと謎の仮面の剣士(カイルがジューダスと名付けた))だったが、海の魔物に船が襲われてしまう。
「聖女の力を使え」とリアラに言うジューダス。ためらったリアラではあったが、船をリリスの居る村の近くに転送する事に成功する。
そんな時、ウッドロウの城にもバルバドスの攻撃が始まった。
そうですねぇ・・・今回は、謎の仮面の剣士であるジューダス君の正体が、かなりバレバレになってきた・・と言う感じです。
リリスさんにもうすうす気づかれているようですし、ウッドロウと会わなかったあたりもね・・。それに、「スタン達が救う世でなければならない」と一人言ちる彼は、決して裏切り者ではなくそのために汚名を着たのではないか?とすら思わせてくれます。
今回の「おぉ」と言うシーンは、ウッドロウに面会して舞い上がるカイルに、ジューダスが意見するシーンですね。
「スタンはそんな奴じゃなかった」とビシッと意見するシーン・・・そこで「父さんを知っているのか?」とカイルもロニも突っ込みを入れない辺りがドラマなんですが(゜゜)\バキッ☆。
初回特典?の巻末フリートークは、いっぱいいっぱいの福山さんが、なんとも可愛いと言うか・・・一生懸命な感じで良いですよ(^-^)。
でもねぇ・・・リアラに謝るシーンなど、カイル君にも良いシーンは沢山あるんですが。やっぱり、熱血正当派ヒーローだと他に食われてしまっているかなぁ・・と言う印象が強いのは、私くらいでしょうか?

テイルズオブデスティニー2 3巻

ジェネオンエンタテインメント 2003年6月25日 FCCTー0003
福山潤(カイル・デュナミス)、関俊彦(ロニ・デュナミス)
柚木涼香(リアラ)、緑川光(ジューダス)、川上とも子(ナナリー・フレッチ)


関智一(スタン・エルロン)、速水奨(ウッドロウ・ケルヴィン)、鉄砲塚葉子(ルー)
長嶝高士(サブノック)、若本規夫(バルバドス・ゲーティア)
榊原良子(エルレイン)、島津冴子(フォルトゥナ)、遠藤守哉(ナレーション)

安田美和、佐藤朱、野中藍、金子英彦
藤本たかひろ、広橋涼、中尾良平
さいきみほ、梶原彰
フォルトゥナが、自らの代理人として送り出した二人の聖女。エルレインとリアラ。
エルレインは、レンズを集め。人々が望む女神・フォルトゥナの力による、完全な世界を求めているのだった。フォルトゥナの力で、平和が訪れた10年後の世界に転送されたカイル達は、その世界で管理社会外で生きるナナリーと出会うのだった・・。
そして、元の世界に戻った彼らはエルレインと対峙し。運命は自ら切り開くものだ!!と言い放つが・・。
1巻と2巻の感想を書くために、ドラマCDを聴いていたのが。かなり昔になってしまうものですから(自分の中では)、すっっかり!内容を忘れていまして・・・始まった時のダイジェストに先ずは面食らい(あれ?このセリフ、前に聴いたよね。なんで、こういう中途半端な所なの?それに、このセリフが前回の最後のセリフじゃなかったよね・・・と思ったもので)。
そして「あぁ、そっか。ダイジェストか・・」と納得した次は、「かつて、4英雄と呼ばれた者が居た・・」とナレーションが始まった時に、ハロルドって誰よ?ナナリーって誰よ?となり。ブックレットを見直して、あぁ、ナナリーは今回から出るキャラね。ハロルドは、4巻から出る登場人物じゃないか・・と、名前とキャラが一致しなかった事に胸をなで下ろし。
内容が始まった時、なんか変・・え?10年後の世界だ??どうして、そんな所に居るんだ??となりまして。結局、1巻と2巻も聞き直す結果となりましたm(_ _)m・・。こういう、続くお話はなるべく一気に聴いて感想を書くに限りますね・・しみじみ・・。

3巻に来て、このドラマCD(と言うよりも、ゲームは)運命と英雄と言う二つのキーワードで動いているんだなぁ・・と言うのをしみじみと思いました。・・・遅いって(大笑)
運命と英雄を辞典で調べてみましたねぇ。
先ず、運命は「人の身の上を支配する目に見えない力。宿命」が、この場合には適しているでしょう。そして、英雄は「才能や武勇が非常に優れている人」とありました。この意味をふまえながら、このドラマCDは今後聴いていかなくては・・と思いますね。

冒頭のナレーション。「かつて、ソーディアンチームと呼ばれた戦士達が居た。かつて、4英雄と呼ばれた戦士達が居た。そして、今。6人の戦士達が、宿命の彼方を見据えて立ち上がる。カイル、ロニ、リアラ、ジューダス、ナナリー、ハロルド。挑むもの達の名は、英雄。立ちはだかる物の名は、運命。今、ここに再び、運命の物語を記さん」。
そして、エルレインに刃向かうバルバドスのセリフ(バルバドスは、英雄を敵視する悪役で登場しますが。結構、良いセリフも言っているんですよね)である「俺の運命を決めるのは、俺だ!指図をするな!」「俺の神は、俺だ!誰にも縛られんぞ!」
そう・・・。若本さん演じる、バルバドスは。悪役ではあるけれど。その行動は正義の味方ではないけれど。自分の運命は自分が決める!そして、何者にも縛られる事なく、自分が自分自身の神なのだ!とする発言は、まんま、主人公達のセリフでもおかしくはないんですよねぇ・・。今回、「お!バルちゃん(゜゜)\バキッ☆良いこと、言ってるじゃない」と思ってしまいました(^-^)。
しかし・・このシーンのバルバドスは怒りまくっていますが、その若本さんの怒気あふれるセリフを受けて、平然と「私こそが神なのだから」と冷徹に言ってのけられる!これは、まさに榊原さんならではですよ。はい・・もう、ハマーン様!!って感じで。一本通った、りりしさあふれる声ですよねえ。好きですわ・・。(はい・・ハマーン様が分からない方は、とばして読んで下さいね)。しかも、そのバルちゃんの(゜゜)\バキッ☆寝顔を(寝顔と言うよりも、制裁を受けて気絶した・・と言う状態なのですが)見て、可愛いって言ってのける・・他に適役居ませんよねぇ(絶対に可愛くないと思う)。

しかし。今回、エルレインとジューダスの会話!!8トラック目は、3巻で一番好きなシーンとなりました。
エルレインが紡ぎ出す、幸せな夢の世界にまどろむロニやナナリー達。その、望む世界の夢が展開されている中、夢を見なかったジューダスは、自分には望むような夢などないと言い放ちます。
そのジューダスに対して、エルレインはリオン・マグナスであった彼の辿った運命「父親に利用され、捨て駒にされ。冷たく濁った水流に飲まれ、死んだ後では裏切り者として永遠にさげすまれ続ける」を言い連ね「それでも不幸ではないと言い切るのか?」みたいな詰め寄り方をするのですが、その全てに「そうだ!」と答えるジューダス。
「そんな運命を受け入れると言うのか?ジューダス?いや、リオン・マグナス!!」
声聴けば、同じ声優さんなのだし。カイルの父であるスタンを知っているし。1巻の途中から、ずーっっとバレバレだったジューダスの正体が、ここで声高にドーンと初めて出た瞬間でした。もう、うわぁ!!出た!出た!!と言う感じですよ。
「ここが、僕の望んだ世界だからだ!マリアンこそ僕の全てだった。彼女を守れたんだ。何を後悔する事がある」
「でも、最後の最後に自分の気持ちに正直に生きられたんだからな」
(そして、エルレインこそがジューダス(リオン)を幸せな人生が歩めるように・・と甦らせてくれた(この辺りは、バルバドスと一緒なのね)張本人であることも判明)
「死さえ、それが信念の末の死であるのなら、人にとっては幸福になりえる!そんな事も分からないおまえに、幸福を語る資格はない!」
「僕は、お前の物なんかじゃない!僕は僕自身の運命を戦う戦士!」
「リオン・マグナス!!」・・・ここの榊原さんの、迫力のある叫び・・もう、圧倒されますねぇ(^-^)。
「ジューダスだ!僕はジューダス。この新たなる名にかけて、今、お前を倒す!!」

もう・・緑川さんと榊原さんの熱演!!聴いていて、背筋がゾクゾクしました。もう、気持ちいいくらいの展開です。3巻は、この8トラック目を聴くだけでも、おぉおお!!と思ってしまいます(^-^)。
幻から、ロニとナナリーが復帰した後。皆でエルレインに対して言う台詞。これも今回の主題じゃあないでしょうか?
「痛みも苦しみも悲しみもない運命が手に入ると言うのに」に対しての
「そんなものは、運命とは言わないからさ」
「自分たちで切り開くのが運命」
「痛みも苦しみも悲しみも運命」・・・そう言い切れる人生を送りたいものですね。

これに、スタンが語った『信じる』と言う事も、今回のテーマに入っているようです。
「自分と相手を信じ続けるんだ。時には裏切られたり、悲しい目に遭ったりするかもしれない。それでも、相手を信じ。相手を信じた自分を信じるんだ。そうしたら、最後はきっと上手く行く」
RPGですから。王道と言ってしまえば、王道なのですが。本当に、展開が気持ちいいですね。
福山さんの、いかにも!!正当派の主人公は、ちょっと高めな声が一生懸命!な若者・カイルにぴったりです。・・・ただ、今回も脇に食われっぱなしではありましたが。
リアラを信じて、リアラが話してくれるまでは、聴かない。信じてるから!と脳天気っぽく(゜゜)\バキッ☆ロニに答えるシーンは、「あぁ、この子ったら・・」とちょっと小母さんはジーンとしちゃいましたよ(大笑)。

テイルズオブデスティニー2 4巻

ジェネオンエンタテインメント 2003年7月25日 FCCTー0004
福山潤(カイル・デュナミス)、関俊彦(ロニ・デュナミス)
柚木涼香(リアラ)、緑川光(ジューダス)、川上とも子(ナナリー・フレッチ)


平松晶子(ハロルド・ベルセリオス)、置鮎龍太郎(ディムロス・ティンバー)
宇和川恵美(アトワイト・エクス)、飛田展男(カーレル・ベルセリオス)
石川英郎(ピエール・ド・シャルティエ)、遠藤守哉(マーキュリー・/ナレーション)
松野太紀(イクティノス・マイナード)、八奈見乗児(ラビル・クレメンテ)
若本規夫(バルバドス・ゲーティア)、榊原良子(エルレイン)

馬場圭介、中尾良平、鎌田梢
取り込もうとしたカイルやロニ達に「運命は自分が切り開くものだ!」と拒絶されたエルレインは、彼女の思惑通りに進めるために、彼らを1000年前の世界に飛ばしてしまう。
そこは、カイルの父を筆頭に4英雄と呼ばれた者が持っていたソーディアンが産まれた時代だった。
時、まさに天上軍と地上軍の最終決戦!の直前であった・・。
1巻からずっと入っているオープニングで、名前だけ出てきていた、今回のメイン6英雄であるハロルドが、ようやく登場した記念の巻とも言えます。なぁんだ、ハロルドって言うから男かと思っていたのに女だったんだ(゜゜)\バキッ☆。しかも、マッドサイエンティストを地でいくような女性で・・・あらら・・と、ちょっと肩すかしを食らったような気持ちがした巻でした。
または、主人公達が過去に飛んで、ソーディアンの原型?と言いますか、初代マスター(当然、人格を模写された当人達)との憧れの共演!!との見方も出来るCDです。剣に投影したマスターの人格と、剣の人格が一致するはずはないかもしれませんが、シャルティエさんの場合は、剣の人格とマスターの人格の差に、役者さんの上手さを見いだす事も出来ました。

そして。スタンの事について、こだわりがあったロニがカイルと再び一緒に歩き出すお話で、カイルくんもちょっとは主人公(ヒーロー)らしく、1巻の時に比べたらちゃんと成長していますな・・。ディムロスさんに酷い言い方をしたのは、ディムロスさんを奮起させるためであり、剣を交えた事でディムロスの迷いを見切っている・・・・と感心も出来るお話です。

もう一つには、英雄とは?運命とは?と言う大きな命題について語っているドラマ(ゲーム)に於いて、一つの大きな問題が提示されたお話でもありました。
人質となった恋人の命と、国や軍に携わるより多くの命を天秤にかけて。苦渋の選択を強いられた場合。
英雄と呼ばれた人は、どうするべきなのか?と言う問題です。
どちらか一つを選択しなくてはいけない。でも、自分にとっては(自分の命よりも)大事な恋人の命。それは、彼を慕っているより多くの仲間の命と天秤になどかけられるものではない。選べる筈もない、選びたくもない。でも、選ばなくてはいけない時。
立場や責任。いろいろなしがらみなどを乗り越えて、ディムロスは一度は多くの仲間の命=作戦の遂行を優先させます。
作戦上は、そのやり方が正しいと分かってはいる。多対一なら、数の上なら多の方を優先すべきだから。
しかし、イクティノスは「間違ってはないだろう?」と言うディムロスのその問いだけに「はい」とは答えてくれない。冷静に分析して、それが正しいと分かってはいるものの、気持ち的には割り切ることが出来ない・・と思ってしまいます。

まぁ、お話の場合(゜゜)\バキッ☆。主人公と言うのは、気持ち的に優先される一人の人を救えない者がもっと大きな物を救う事は出来ないだろう?気持ち的に納得のいかない方法を取る事はなく、自分は我が儘だからどちらも選択するんだ!と、行動した結果、一人を救う事が全体を救う事にも繋がって、めでたしめでたしで終わってくれます。
そうならないお話は、あまり見た事も聴いた事もありません。大抵、恋人を救って結局は大局も何とかなってしまうケースがほとんどです。

つーか。この場合。アトワイトさんは、助けに来たディムロスをひっぱたいて「二度とこんな事をしたら、許さない」と言いますが。
そこまで言うのなら。足手まといになると分かっているのなら、相手が助けに来なくて良い方法を選ばないのか?って思ってしまうんですよねぇ・・(゜゜)\バキッ☆。結局は、貴女は相手が助けに来る事を待っていません?等と意地悪く思ってしまうんです(^^;。

キャスト的には、主人公カイル役の福山さんの「皆さん、こにゃにゃちは。いつも元気に空回り」と言う挨拶文句に、受けまくっておりました。いやあぁ・・こういう的確な表現って、好きです(大笑)。
過去チームでは、やはりクレメンテ老の八奈見さんですよ!!もう、ここでお声を聴く事になろうとは!!状態でしたねぇ・・。
特に、キスの一つでも・・とそそのかしたり。真っ先に剣を放り出し、カイル達にディムロスを託すシーンの台詞など、もうベテランの名演技にほれぼれとしました。
そして、今回から参加となった主人公メンバーの一人となるハロルドの平松さん。カイル達を引き合わせるシーンでの「却下」と話を進めるシーンが好きでした。

・・・でも。なんとなく、上の文章の書き方の歯切れが悪いな・・って思われた方、貴方は鋭い!
そう・・メインは上に書いた通りのお話で。全5巻のお話の中では、そういう位置づけの巻でしたが、今回の私にとってのメインは、別になってしまったんです!

それは・・バルバドスさんです!

倒したと思ったバルバドスが生き返り(ではないのです。実は、エルレインによって甦ったバルバドスが過去に飛ばされて、たまたま倒された直後の時空に登場しただけなのですが。ディムロス達、登場人物にとっては同一人物ですわね(^^;)、英雄と称される事となったディムロスに悪態をついて、アトワイトを手中に去っていく・・・
もう、このトラックとアトワイトとの会話を聴いたら。他はどうでも良くなってしまいました(゜゜)\バキッ☆。

ディムロスは、自分が・・・ではなく英雄と称される事になってしまったのが、ディムロスであることに反感を抱いたのか、ねたましく思ったのか・・・いろいろな理由はあるでしょうが、天地戦争の最終局面で地上軍を裏切ってしまう悪役です。
しかし、彼は彼なりに「運命」とは。「英雄」とは・・について思うところがあります。
7トラックに於いて、「英雄とは、力ある者の称号。群れず媚びず、頼らず。己の力だけで運命を切り開く者が名乗る事を許される称号!」と言ってのけます。そして、その称号にふさわしいのは俺一人。例え世界が、鬼と呼ぼうが。俺一人が英雄にふさわしいのだ!として、英雄を狩るために行動している!と言ってのけてくれます。
この7トラックと、オープニング前?の1トラックでのディムロス達との戦いのシーンの素晴らしさと言ったら!!言葉に出来ないくらいです。
そう・・若本さんの怪演のあまりの素晴らしさに、主人公なんて目じゃないよ。となってしまったのです。
どうするよ。。。単純熱血!一直線のヒーローが、ついに宿敵に主役の地位を奪われてしまったぞ?と思ってしまえるくらいなんです。若本さんが好きな方は、このCDは堪らない1枚となるに違いありません。期待を裏切らないんだもの。笑う・嗤う・叫ぶ・吠える・・・その巻き舌になる絶妙の台詞回しなどの数々。あぁ・・・・本当に、言葉に尽くせない自分の筆力に限界を感じてしまうほどです。
1巻でも、若本さんの笑いに釣られて笑ってしまいましたが。
今回、トラック1のシーンを聴いたら、他は本当にどうでも良い(゜゜)\バキッ☆となってしまいまして・・。それじゃあ困るので、なんとか最後まで聴いたのですが。
エルレインの鎖から解き放たれ、自らの意志でカイル達と対峙する最終巻のバルバドスさんに、期待してしまいます。

テイルズオブデスティニー2 5巻

ジェネオンエンタテインメント 2003年8月22日 FCCTー0005
福山潤(カイル・デュナミス)、関俊彦(ロニ・デュナミス)
柚木涼香(リアラ)、緑川光(ジューダス)、川上とも子(ナナリー・フレッチ)


平松晶子(ハロルド・ベルセリオス)、関智一(スタン・エルロン)
今井夕香(ルーティー・カトレット)、井上喜久子(フィリア・フィリス)
速水奨(ウッドロウ・ケルヴィン)、稲田徹(ファロザ)

置鮎龍太郎(ディムロス・)、宇和川恵美(アトワイト・エクス)
飛田展男(カーレル・)、石川英郎(ピエール・ド・シャルティエ)
遠藤守哉(マーキュリー・・ナレーション)、松野太紀(イクティノス・)
八奈見乗児(ラビル・クレメンテ)

若本規夫(バルバドス・ゲーティア)、榊原良子(エルレイン)、島津冴子(フォルトゥナ)

西田裕美、野中藍、安田美和
馬場圭介、中尾良平、梶原彰

テイルズ オブ リバース Vol.1
アガーテとクレア

フロンティアワークス 2005年10月21日 FCCTー0034
1.儀式の始まり
2.違う二人
3.心の強さ
4.再臨する王
5.いつわりの姿
6.ただ憧れを知る者のみ
7.御前試合
8.雨の手紙
9.混迷のきざし
10.再び旅へ
11.ガジュマたち、ヒューマたち
12.それでも
13.旅の理由
14.たったひとりの家族
15.呪われた存在
16.届かぬ想い
17.花の名前
檜山修之(ヴェイグ・リュングベル)、渡辺明乃(マオ)
石塚運昇(ユージーン・ガラルド)、矢島晶子(アニー・バース)
山口勝平(ティトレイ・クロウ)、大原さやか(ヒルダ・ランブリング)

篠原恵美(アガーテ・リンドブロム)、安田未央(クレア・ベネット)

三木眞一郎(ミルハウスト・セルカーク)、真柴摩利(ジルバ・マディガン)
菊池正美(サレ)、郷里大輔(トーマ)

荒木香恵(セレーナ・クロウ)、堀越真己(ラキア)
水内清光(マルコ)、滝沢ロコ(ポプラ)

馬場圭介、平井啓二、森岳志、福原耕平、三宅淳一
岡本寛志、松原大典、濱野雅嗣

堀内賢雄(聖獣王ゲオルギアス)

テイルズ オブ リバース Vol.2
聖なる力を求めて

フロンティアワークス 2005年11月25日 FCCTー0035
1.隠された石碑
2.聖なる王の怒り
3.ベルサスの少女
4.恩讐の炎
5.選ばれし者
6.試練のはじまり
7.同じ心ゆえに
8.闇の力
9.悲しみの街
10.けがれなき瞳
11.クレアの戦い
12.陰謀と陰謀
13.ヒルダの問いかけ
14.真実を求めて
15.迫り来る魔手
16.鳴動
17.運命の糸
檜山修之(ヴェイグ・リュングベル)、渡辺明乃(マオ)
石塚運昇(ユージーン・ガラルド)、矢島晶子(アニー・バース)
山口勝平(ティトレイ・クロウ)、大原さやか(ヒルダ・ランブリング)

篠原恵美(アガーテ・リンドブロム)、安田未央(クレア・ベネット)

三木眞一郎(ミルハウスト・セルカーク)、菊池正美(サレ)

荒木香恵(セレーナ・クロウ)、田口メ(スカラベ)、佐藤ゆうこ(ジャンニ)

今村直樹(アグリ)、吉倉万里(フランカ)
三宅淳一(ゲイツ)、馬場圭介(工場長)

平井啓二、高橋剛、福原耕平
松原大典、川名真知子

中田譲治(聖獣イーフォン)、兵藤まこ(聖獣フェニア)
大川透(聖獣ウォンティガ)、一城みゆ希(聖獣キリオーヌ)
筈見純(聖獣ランドグリーズ)、朴ろ美(聖獣シャオルーン)

テイルズ オブ リバース 3巻
憎しみの連鎖

フロンティアワークス FCCTー0036 2005年12月22日
1.黒い炎
2.こころ、開けば
3.苦しみは深く
4.アニーの決意
5.父の言葉
6.ベルサス動乱
7.心に響く声
8.迫る刻
9.クレアの願い
10.愛によりて
11.迷わぬ心
12.想いはさいなむ
13.闇に生き
14.嵐の夜へ
15.暗雲ゆき過ぎ
16.悪夢
檜山修之(ヴェイグ・リュングベル)、渡辺明乃(マオ)
石塚運昇(ユージーン・ガラルド)、矢島晶子(アニー・バース)
山口勝平(ティトレイ・クロウ)、大原さやか(ヒルダ・ランブリング)

篠原恵美(アガーテ・リンドブロム)、安田未央(クレア・ベネット)

三木眞一郎(ミルハウスト・セルカーク)、菊池正美(サレ)
真柴摩利(ジルバ・マディガン)、大塚芳忠(ワルトゥ)

田口メ(スカラベ)、佐藤ゆうこ(ジャンニ)、市川治(ケビン・バース)
今村直樹(アグリ)、吉倉万里(フランカ)、三宅淳一(ゲイツ)

岡本寛志、森岳志、松原大典、寺本勲

大川透(聖獣ウォンティガ)、朴ろ美(聖獣シャオルーン)

テイルズ オブ リバース 4巻
再誕する世界

フロンティアワークス FCCTー0037 2006年2月24日
1.迷いの聖殿
2.追憶の夜
3.帰るべきところ
4.王国の黄昏
5.悲しき再会
6.それが運命ならば
7.残された手紙
8.アガーテの決意
9.浄化の光
10.暴走
11.仲間たち
12.それぞれの試練を越えて
13.獣王山へ
14.ヒトの思い、そして心の力
15.再誕する世界
檜山修之(ヴェイグ・リュングベル)、渡辺明乃(マオ)
石塚運昇(ユージーン・ガラルド)、矢島晶子(アニー・バース)
山口勝平(ティトレイ・クロウ)、大原さやか(ヒルダ・ランブリング)

篠原恵美(アガーテ・リンドブロム)、安田未央(クレア・ベネット)

三木眞一郎(ミルハウスト・セルカーク)、菊池正美(サレ)
真柴摩利(ジルバ・マディガン)、大塚芳忠(ワルトゥ)
速見圭(ナイラ)、郷里大輔(トーマ)、水谷優子(ミリッツア)

吉倉万里、板東愛、高橋剛
松原大典、濱野雅嗣、福原耕平

筈見純(聖獣ランドグリーズ)、朴ろ美(聖獣シャオルーン)
一城みゆ希(聖獣キリオーヌ)、堀内賢雄(聖獣王ゲオルギアス)

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