あさぎり夕作品(猫シリーズ)&キレパパ。

*親子でカップルがある・・・と言う共通点で、同じページ扱いにしました。

猫シリーズ

キレパパ。シリーズ


魅せられて

あさぎり夕 ビブロス CEー014ー1 2002年9月28日
成田剣(久住弘樹)×杉田智和(南部芳・南部晶)
岡村明美(久住公平)、稲田徹(滝沢勇馬)、檜山修之(深見大地)
佐々木瑶子(柚子)、くればやしたくみ(峰岸)、竹本英史(課長)
石井真(巽)、鈴木まひる(OL A)、川上未遊(OL B)
叔父が社長を務める広告代理店に勤務する南部芳。彼には、忘れられない夏の日があった。それは、剣道のインターハイで優勝した時。選手でもない飛び入りが現れて、負けてしまったのだ。その忘れられない男・久住弘樹が同僚として配属された。
久住は、芳が失敗した取引を成功させた代償として、一晩身体を自由にする事を要求してきた。
成田さんご出演のBLを探していた時。魅せられてと親猫シリーズのどちらもが杉田さんとのカップルだったものですから、ここにも「三木さん×緑川さん」のような共演があるのかな?と思っておりました(他には、堀内さん×伊藤健太郎さんも「他でもカップルですね・・」と言う組み合わせがありまして(゜゜)\バキッ☆)ら、同じ人物だったんですね。しかもシリーズ(大笑)。小説だったか漫画だったかの違いで、発売元が違ったわけですか(^^;。
作品を詳しく知らないで買うと、こういう事があります。しかし、助かりましたねぇ・・。親猫シリーズの第一作が、二人の出逢い編やなれそめ編ではなくて。親猫シリーズを買った時に、もし魅せられてと同じ内容だったら、目も当てられませんでしたがな(大笑)。

さて。この親猫さん達のHシーンと言うのは「言葉攻めが多いなぁ」と言うのが印象に残っております。最初のHシーンでは
「何故、あんな無謀な勝負を挑んだのか。打ち負かしたいのか、かしずきたいのか、憎んでいるのか、惹かれているのか。今も分からない。でも、俺にとって、あなただけが特別なように。あなたにとっても俺だけが特別であるべきなのに」
「憎まれようと、疎まれようとかまわない。ただ、あなたが思う一番の相手は俺であるべきなんだ。
さあ、泣きなさい。喘ぎなさい。羞恥のあまり、俺の事しか考えられなくなるまで。俺に感じなさい。
俺だけを見なさい。俺だけを感じなさい。屈辱でも、怒りでも憎しみでも、羞恥でもなんでも良い。心全部で俺の事を思いなさい。
教えてあげます、俺の気持ちを」
と言う久住の台詞がね・・・(^^;。
で。それを受ける杉田さんも「じらされる、酔わされる。魅せられる・・・憎悪?羨望?嫉妬?じわじわと俺の身体を浸食してくる、何かわからないこの感情は、なんて恋に似てるんだろう」
最初に聴いた時には「うひゃあ」と思いましたね。

親猫・子猫を通して、成田×杉田と言う構図は不変なのですが。杉田さんの声って、なんとなく受けと言うよりも攻めが似合うかなぁ・・とこれを聴いて思っておりました。その後セイントビーストで攻めを聴いて「あぁ、やっぱりこっちがしっくり来る(大笑)」と思ってしまったわけですが。この「魅せられて」や猫さんシリーズでは、双子の弟で芳とは正反対の、生まれついての真性ゲイである晶も演じていらっしゃいます。花見のシーンで、二人が遠目にお互いを認識しているシーンでの「大地、見るな、振り向くな。他人のふりだ」「オレは良いの。誰がどう見たって、節操なしのゲイですからぁ〜」また、久住の悪戯でキスをされてしまったシーンの「オレの唇を・・大地オンリーの唇を・・・」とワナワナ震える台詞などは、杉田さん凄いんですよぉ。見事に一人二役です。
しかも、この久住の悪戯キスシーンでは「こぉのすっとこどっこい!!」と叫ぶ芳の切れ具合が良い!!私は、この「すっとこどっこい!!」を聴いた時。しばらくMDを停めて笑ってしまったくらいです。でないと、まともに続きを聴くことが出来なくて(大笑)。

杉田さんの一人二役を楽しみつつ、随所に散りばめられたクスッと笑えるシーン(電車の浣腸シーンだとか)をお楽しみ下さい。

猫かぶりの君〜復讐編

あさぎり夕 ランティス LACAー5289 2004年6月23日
1.電話の向こう
2.迫り来る影
3.鏡の部屋で
4.突然の別れ

5.大河の陰謀
6.小さな願い
7.戦いの始まり
8.対決の時
9.幸せの部屋
成田剣(久住弘樹)×杉田智和(南部芳・南部晶)
岡村明美(久住公平)、諏訪部順一(南部海斗)
福山潤(一ノ関潤)、白鳥修馬(久住(13歳))
佐久間紅美(篠崎柚子)、寺田はるひ(南部朝子&一ノ関美弥子)
上田陽司(南部使用人)、吉田裕秋(警備員)

堀内賢雄(一ノ関登)、井上和彦(南部大河)
久住が南部芳をものにしたのは、南部建設に対する復讐のためか?芳の兄達が、この状況を見逃すはずはない。特に義母である朝子に淡い恋心を抱いていた大河は、朝子と同じ顔をしている芳を手元に置きたいと、公平の母でもある篠崎柚子の身辺にまで手を伸ばした。
追いつめられる二人。そして、芳は南部に戻る決意をするのだが・・。
このお話に来て。二人だけの問題ではなくなってきました。と言うのも、南部建設・一ノ関財閥と言う芳・晶兄弟のバックが出てきたからです。それに絡んで、良い声の親戚様達が大挙ご出演(大笑)。
先ずは、「僕にとっては、第三次世界大戦の勃発よりも驚異ですよ」と登場し自らの事を「失礼な!僕は堂々の策略家です。形容するなら、姑息ではなく巧妙です」だとか「僕を誰だとお思いで?世間体ばかりを気にする矮小なやからと同列に扱われるのは、迷惑千万!」「当然!一ノ関の御曹司ですよ。天上天下唯我独尊、傲岸不遜の極みの高校二年生ですから」と言ってのける潤役に、福山さん。うわぁ、こういう台詞って、一度で良いから言ってみたいですよね。きっと気持ちがすっきりするでしょうなぁ・・。自分で自分の事を「天上天下、唯我独尊。傲岸不遜の極み」なんて。
実は、義母に対して敵わぬ思いを抱いていた、複雑な長兄大河を井上さん。次男で、いろいろやってはいるけど。結局は太刀打ち出来ない海斗に諏訪部さん。
愛する奥さんと同じ顔の芳と晶に弱い。そして、潤の父でもあり、芳の危機?ならヘリコプターで文字通りすっ飛んで来た御大・一ノ関登役に堀内さんが登場です。(このお父さんが、本当にヘリで飛んで来た時の潤役の福山さんの台詞が楽しかった)

また、出番は少ないものの。気弱そうな朝子と豪傑な一ノ関美弥子役を兼任された寺田はるひさん。
「たかが成り上がりの 南部の息子風情が、私の可愛い甥に二千万の値をつけて下さったことへのお礼に。
無礼にもほどがあるわ。最低でもゼロを二つ足すべきだったわね」は、迫力ありましたねぇ・・。これで、私は寺田さんのファンになってしまったほどですよ(^-^)。いや、BLCDって男性の出番が多いでしょう?その中で、女性が圧倒的な印象を残すって珍しいんですもの。

お話的には、自宅が盗聴されている危険性があるから・・として、鏡張りのラブホテルに行く久住さんと芳さん(久住さんの趣味ですが)。そのシーンが、最後の方のシーンで生きてくるんですね。こういう、おぉ・・あの何気ない?と言うか、趣味のシーン?(゜゜)\バキッ☆が伏線として生きたか!と言うのが感動でして。

「たとえ、情が移ったってぇ、生まれつきの性癖が変わるわけじゃなしぃ〜。
まだ気が付かないわけ?あんたら、その程度でよく愛してるとか言えるよな。あーあ。慣れないものをかけるもんじゃないねぇ。
ピンポーン。眼鏡一つでだまされるようじゃ、愛が薄いよ。あんたら」
と晶(芳)が言うシーン。鏡張りの部屋で、自分の狂態を見せつけられてしまった事で、その時の表情が分かってしまっているわけですな・・。
だからこそ、「僕が南部の血をひく、あなたと同じ種類の人間だと言うことを思い出させてやる」と言うシーンから続くわけです。
「出来ますよ。俺の恋人は男です」・・・いや、本当に杉田さんの一人二役演技が秀逸です(^-^)。

また、代わる代わるのモノローグで語られる二人の気持ち。
「復讐だって?そんなもんに何の意味がある?俺は手に入れたいだけだ。
「兄貴たちも誰も、俺を愛してると言いながら、その実、俺の顔だけを求めていた。俺の感情を揺るがせてくれるのは、久住だけだ
「芳だけだ。俺に生きている実感を与えてくれる唯一の存在。
欲しかったのは、狂うほどの愛。
今度こそ、やつらの影を消して。芳の全てを俺のものにするために」

公平くんが成長した話もあるのですから、二人がラブラブで行くのは分かっていますが。結構はらはらしましたねぇ。
しかも。盗聴されたMDを送られてきて。って、職場にCD再生はあっても。MD再生って普通、ないような・・。まぁ、芳さんの所は広告代理店ですから、あるかもしれませんけどね(^^;。
そして、二人が出会ってからの長い夏が終わった・・・でも、気持ち的には二人はいつも春めいていません??


BiNETSUシリーズ「猫かぶりの君」ドラマアルバム

猫かぶりの君〜新婚旅行編

あさぎり夕 ランティス LACAー5358 2005年1月26日
1.プロローグ
2.旧友との再会
3.コブ付き新婚旅行
4.あっちもこっちもお邪魔虫

5.久住は高校生
6.内なる悪魔
7.ビックリ仮装パーティ
8.初夜に酔いしれて
9.エピローグ
成田剣(久住弘樹)×杉田智和(南部芳)
岡村明美(久住公平)、千葉進歩(宮下衛)、一条和矢(春日東吾)
小菅真美(春日圭一)、松山鷹志(梓)、升望(ウエイトレス)
増岡太郎(医者)、近野真昼(仲居)、鈴木貴征(客)
樋口宏澄(客)、福井信介(客)、木村はるか(客)

親猫は愛を宿す

あさぎり夕 ランティス LAPCー1011 2005年6月22日
VOL.1
1.今日はレモンの特売日
2.珍事は続くどこまでも
3.その靴下は何?
4.アーキテクト敷島昴
5.あなただけいれば
6.晶と大地の夜
7.遠い記憶の街
8.晶の大作戦
9.一ノ関潤いわく
VOL.2
10.夢の子供
11.唯一の幸せの形
12.羽の生えたタマゴ
成田剣(久住弘樹)×杉田智和(南部芳・晶)
岡村明美(久住公平)、福山潤(一ノ関潤)
寺田はるひ(一ノ関美弥子)、黒田崇矢(深見大地)
関俊彦(敷島昴)、三木眞一郎(天野悟)
飯島肇(森下課長)、前川建志(荒木部長)、近藤隆(運転手)
木下紗華(女性社員)、木村はるか(女性社員)、近野真昼(販売員)

ピンクな子猫

あさぎり夕 ランティス LACAー5143 2002年12月25日
1.花咲ける美少年
2.再会の春
3.田麩の罠
4.留守番の夜・箱根の夜
5.瀬名の怒り
6.創立祭の大騒動
7.奇跡の恋
「おまけ」8.親猫達の困惑
中井和哉(瀬名雅志)×宮田幸季(久住公平)
斎賀みつき(有栖川玲)
成田剣(久住弘樹)×杉田智和(南部芳)

山岸功(カリスマ美容師)、藤原泰浩(男子生徒)、岩城由奈(女子生徒)
佐藤美佳子(女子生徒)、大竹美佳(女子生徒)、小島めぐみ(女子生徒)
久住公平、15歳。育ての母親代わりとも言うべき芳への失恋記念日として髪を切りに行った帰り。路上ライブをしていた男の逃亡に巻き込まれてしまった。しかも髪に挿していた花のせいか?女性と間違えられて押し倒されてしまう。思いっきり股間を蹴り上げて別れたが。
高校に進学した時。二度と会わないだろうと思っていたその男が、高校の先輩である事を知ってびっくり!!
ゲイカップルに育てられ、その大事な父と母親?を守るために大きな猫かぶりとなってしまった公平。魅せられてや親猫シリーズでは、まだまだ小学生か幼稚園の可愛らしい子供であった公平が大きくなったら、こうなっちゃいました!と言うお話。
うん。特大の猫を被っていて。しかも女の子のように可愛らしい純真な少年に見えると言えば、やはり宮田さんですよね。腹黒で企んでいても(゜゜)\バキッ☆、その実優しい公平くん。もうぴったりです。親猫の方のブックレットか何かに、原作者さんが「公平が成長したならどういう声になるか・・」で、かなり悩んでいらっしゃる旨が書かれていたように思うのですが。そのCDと同時に購入したこの子猫でキャストを見た瞬間、「あぁ、納得」と思わず膝を叩いてしまいました。
芳と、実の息子であっても嫉妬の対象にしてしまう変態オヤジ(゜゜)\バキッ☆に育てられたものの、結構良い子に育ってくれたのは。やはり芳さんが育ての親だったからかなぁ・・と言うシーンが今回ありました。
それは、瀬名に芳が男だと分かった後。タクシーの中で「ひどい事をしてしまった」と言う公平に対して
「良いんだよ。良い子じゃなくても、愛してるから。誰が許さなくても俺が許すよ」とぎゅっと抱きしめてあげるんですね。
そう。たとえ、世界中が敵に回ったとしても。自分一人だけの特別な存在があると言うことは、どれだけ心強い事でしょう。それが普通の環境で育ったわけではない公平くんだったら、なおのこと嬉しい台詞ですよね。このシーンは、このドラマCD屈指の名シーンと言えましょう。

さて。斎賀さんのいきなり本質を見抜いています「勧誘」に笑えてしまいました。
「全身、キュートな猫を被っているそこの君。なかなか見事な愛想笑いだ。
見て見て光線を発している以上。ほっと気を抜く一瞬に、ぽろりとこぼれる本音丸出しのほくそ笑みは、徹底的にカバーしたまえ」
その自己紹介もふるっております。「光り輝く様。澄んだ声が響き渡る様の玲瓏の玲だ。似合いの名だろ?」
勧誘の前に、公平くんが思っていた本音丸出しと言うのが「猫かぶりだって?ふん。面の皮一枚で、ころっとだまされる連中が悪いのさ」って・・・かなり過激な事を思っているわけですが。
中井さんも、父親と母親?を守るため、ホモの大変さを知っていながら瀬名を引き込んだ公平に怒りはするものの。自分と同じ「かさぶた」を見せ合っているだけだ・・と言ってのける辺りが男っぽくて好きです。お泊まりに行った時の「ひっつくな!触るな!すり寄るな!」が一番お気に入りです(^-^)。
まぁ・・冷静に考えたら。公平くんがしていることは、瀬名の好意を逆手にとって利用して。ついでにスキャンダルの片割れに巻き込むわけですから、普通傷つきますよね・・巻き込まれた方は。次いで、利用された事に怒って当然なのですが。そこはもう、惚れた弱みと言う事になっちゃうのかなぁ・・(^^;。

今回は、子猫カップルは本番までは行きませんで。その分、親猫さん達がHシーンは頑張っているわけですが。
出会いから8年。芳さんもその若さを保つために、日々つま先立ちして鍛えたりなどの努力をしているようなのですが(大笑)、親猫シリーズなどと比べてこちらはあまり進展と言うか成長のない(゜゜)\バキッ☆カップルぶりです。
「良い大人が、温泉で背中の流しっこなんて普通、するか?」「俺はしたいんです!」
「田麩なんだよ、田麩。ピンクの田麩。あの頃から変なんだよ」「あなたの可愛いピンクの臀部」「そのでんぶじゃない!」・・・でんぶ違いですが(大笑)。
「図々しくて破廉恥で、恥知らずで変態な父親だが、公平の性格は(育ての親である)俺似で、デリケートだから」「デリケートな人が、随分な事言いますね」
しかし。公平君が絡むと、その変態大王(大笑)は公平を一人の男として見ているようで「秘蔵のビデオを貸してやる。18禁バリバリ生本番無修正ホモポルノだ」・・・って、息子に貸すなよ>そんなもん。

おまけのトラックは笑えます。親猫カップルで未だしていなかったプレイとは?
その結末の芳の台詞「おまえ、気づいてないのか?俺はお前に抱かれながら、心ではおまえを抱いているんだ。公平にさえ嫉妬する子供みたいなおまえをいつも、この手で抱きしめてる」を聴くと、このお話ってどちらが主役かい?みたいな気持ちになってしまいますよ(^^;。



ブルーな子猫

あさぎり夕 ランティス LACAー5189 2003年7月24日
1.美剣士の舞い
2.女の子の驚異
3.波乱の予感
4.一難去ってまた一難
5.芳の危機           
6.それぞれの夜
7.瀬名失踪
8.奇跡のお宝
9.エピローグ
10.ボイスキャストロール
中井和哉(瀬名雅志)×宮田幸季(久住公平)
斎賀みつき(有栖川玲)、笹本優子(瀬名茜)
成田剣(久住弘樹)×杉田智和(南部芳&晶)
山崎たくみ(有栖川拓)、半場友恵(ヴィヴィアン)
山下啓介(黒田師匠)、山岸功(谷川マネージャー)
桜川朝恵(女生徒)、升望(女生徒)
吉田裕秋(団員)、栗山浩一(団員)
お互いに好きだと認め合って9ヶ月。しかし、それ以降Hな進展はまるでなしの公平と瀬名のカップル。と言うのも、大事な一人息子?を奪う奴は、先ず俺に剣道で勝つ事だ!と芳が二人の行く手?を阻んでいるのだ。しかし、そう簡単に芳に勝てるはずもない。
そんなある日。公平の前に現れた瀬名の妹・茜が「お兄ちゃんがホモだなんて、絶対に認めない!」と宣言する。身近な人は傷つけたくないと思う公平と瀬名は、玲の協力を得て一芝居することになるのだが。
今回のお勧めシーンは、やっと正式に結ばれた公平と瀬名のシーンと言うよりも。やっぱり、瀬名とお父さんのシーンでしょうね。
高校生に煙草勧めるなよ(゜゜)\バキッ☆と言うツッコミを入れつつ。
「そこで退くのは、ただのバカだ。とことん迫り倒さずに何が手に入る?」とは、流石経験者のお言葉ですな。でも、その次の言葉っていきなり!なんですよね。
「じゃ、おまえ。俺が抱けるか?」
「おっさん、バリバリの攻めかと思っていたら、そっちの気もあったんだ」と瀬名くんが誤解しても仕方はありませんが。その真意が
「公平が俺くらいの体格になっても、まだ抱きたいと思うか?と訊いてる。公平は春生まれだし、声変わりもまだだ(って、幼少時と声優さん違うんですけど。宮田さんは、声変わりしてないと言う設定の公平くんを演じているわけですか?)。でも、伸び始めたら早いぞ。3年後には俺だぞ、俺。それでも抱けるか?
同性を選んだんだ。はらくくれ!」
「180。もっとあるな。だが、俺を越したら許さんぞ」と身長についても言われて瀬名も、結構(本人には言えませんが)毒づいておりました。
「成長期なんだぞ。おっさん、この先伸びねえだろうが。無理言うなって」とぼやくシーンに至る会話がね、良いですねぇ。
お母さん役の芳さんだと、こういう会話は出来ないでしょうし(と言うか、このオヤジの場合は。芳とラブラブであれば。公平は二の次と言う気もしてしまうんですが(゜゜)\バキッ☆)。

しかし。このお父さんと芳さんのカップルは、子猫シリーズなのに目立っておりました。
玲のお兄さんによって、芳さんが監禁?された所に助けに行くシーン。
「100万年早いんだよ!」とすごむところなどは、やくざ口調がもう凄い!としか言いようがないんです。あぁ、ボキャブラリーの貧困さに悩んでしまいますわ(^^;。成田さん、一体どこでそういうヤクザさん口調を勉強されたんですか?真剣に迫力がありすぎて怖かったですよ。

中井さんの歌が入るお宝?的なトラックがありましたが。私的には、上のシーンと最後のお笑い?シーンがお勧めになります。
なんとかゴールイン?した公平と瀬名のカップルですが。芳さんにばれてしまっておりまして。
「公平に手を出した以上、手加減はしないぞ」
「うっ、バレてまんがな(^^;」
「バレバレだ。馬鹿者!」
「あ、やっぱり?」
「無断外泊の後、あんなメロメロの顔をしててやっぱりもないもんだ!では、遠慮なくいかせてもらう!」
と、ここでお父さん助太刀?と言うか、脱力系の合いの手を入れてくれます。
「こら、芳!他の男にいかせてもらうってのは、何事だ?」
のおかげで、なんとか瀬名は芳さんから一本取ることが出来るわけですが。
「朝から晩まで、本生全開だ!ウハウハバコバコやりまくりだぁ!!」とつい舌を滑らせてしまった瀬名くんに、公平の怒りの鉄拳が炸裂しております。
子猫シリーズのドラマCDは、この後が出ておりませんが。なんとなく、瀬名は公平(&その両親)に頭が上がらない。尻に敷かれっぱなしなんだろうなぁ・・と想像が出来てしまいますね(^-^)。



キレパパ。

高城リョウ インターコミュニケーションズ 2004年2月20日
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里)
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹)
杉田智和(船場真)、小原雅一(監督)、保村真(プロデューサー)
安元洋貴(男性)、河原木志穂(女性1)、牧野芳奈(女性2)
成田剣(神崎)
妻と別れて以来、千里の生き甲斐は一人息子の里樹。
しかも、その可愛い里樹に言い寄ってくる友達が多いものだから、今日も今日とてお菓子の中に超強力下剤を仕込むのだった。しかし、一番?危険視している俊介だけは、その作戦を見破ってお菓子を食べない。
そんなある日。今の職業である推理作家になったきっかけとも言うべき、あこがれの作家の文字に俊介の文字がそっくりである事に気が付くのだった。
意識していないのに、フェロモン垂れ流し(大笑)の千里が凄いですよ。もちろんHシーンは、緑川さんですから安心して聞いておりますが。今回は担当編集である船場に「お願いだから行かせてくれ」などと言うシーン、本当に最高でした。気の毒と言うのか・・・そんな艶っぽい声でお願いされたら、身体保たないだろうなぁ・・・と。宮田さんの喘ぎ声は、千里の妄想(大笑)のシーンの方が色っぽいと思ってしまいました。


キレパパ。2

高城リョウ インターコミュニケーションズ 2005年5月5日
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里)
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹)
杉田智和(船場真)、宮島史年(男性司会者)、藁谷麻美(女性司会者)
大畑伸太郎(男子生徒)、升望(女子生徒)
中原茂(蓮音奨)
一人息子・里樹溺愛のパパ・鷹司千里は、息子の同級生にして敬愛する推理小説家である榊俊介と恋人同士。
しかし、俊介が書いているシリーズの映画化の話を断っていると知った千里は、自分と逢っているからだ・・と思い「忙しいから」と理由を付けて逢わないようにするのだった。
そうですねぇ。結構突っ込み所満載のドラマなんですよね。一番は、20歳年の差がある中年のオヤジが(大笑)高校生の制服を着て違和感なく学校に潜り込む事・・に尽きますね。いくら綺麗なパパさんでも、制服着るのはちょっと・・・あり??と気になりました。しかも、その姿を見て同級生や蓮音さんは高校生と思ってしまうのですもの。ふと、自分の周囲のその年齢の人を思い浮かべて「絶対に無理・・。高校生には化けられないでしょ」と思っておりました。綺麗なパパさんまでは許すとしても(゜゜)\バキッ☆、高校生に化けるのは無理でしょうが(^^;。
でも、まぁ・・それを言っていたら。自分の親父と同年代の男性を愛せる俊介くん・・・や、自分で「はっきり言って犯罪」と断言する千里さんも「ありえねー!」のドラマになっちゃうんですけどね。そもそも、30代半ばの男性と現役高校生のカップルが存在するBL自体がおかしい・・になっちゃいますけど(゜゜)\バキッ☆。

そういう年齢差の事はさておいて。息子と同じ年ではあるが、同じ作家として尊敬の域に達する俊介に一歩でも近づきたいと願う千里。大人である千里に、少しでも似合う存在になりたい俊介の微妙な気持ちがすれ違うのがポイントのドラマでしょう。
しかも!この千里と言うお父様は、綺麗で切れやすい割に素晴らしく鈍感(大笑)。
自分の感情に忠実に行動を起こすから、ためる事が出来ずに切れてしまうのかもしれませんね。
何しろ、あこがれの人と言うだけでメロメロになったり。過労で倒れた恋人から求められたら、Hをしてしまうのは・・少し問題のような気もしますが、それもこれも千里パパが自分の感情に素直に行動している事の証明ではないかと思います。
鈍いから気が付かない。自分の考えや思いこみだけで動いて切れている。彼が、もっと周囲に目を配って。里樹狙いなのかどうなのか?くらい判別すれば、少しは穏やかに過ごせると思うんですよね。
そもそも、里樹は翔と言う恋人が居るのだから、他の男が言い寄ってきても(周囲の男が言い寄るのもどうかとは思いますが。BLの世界って、みーんなが皆そういう嗜好の持ち主なんですよねぇ(^^;。下手すると、全生徒が皆そういう嗜好になっているかも?と思えるくらい、そういう関係者ばっかりなんですよね)放っておけばいいものを。それをいちいち「おまえらなんかに、里樹は渡さない!」と叫ぶから大変なのであって。それに、自分が俊介くんと出来ちゃっているのに、里樹の恋路は認めていない・・。それもどうかと思うんですけどねぇ。

まぁ、自分に寄せられた蓮音の好意などに、まったく疎いと言うのは仕方ないとしても(気が付かないのなら、仕方ないですよね。自分と里樹中心の今までの考え方をすぐには変えられないだけでしょうから)俊介のメッセージを他人にあてた物だと勘違いするシーンは、「あなたは何を聴いているんだろうねぇ?」と言いたくなりました。
TVの中の俊介が、はっきり「千里さん!」と言う前に息子の里樹に「誰がどう聴いても、パパ宛だと思うけど」と言わしめるほどなのです。
こんなに鈍くて、それでもなんとか世間を渡ってきているこのお父様に先ずは乾杯。
今回も冒頭から切れておりましたが、一番切れていたのは、TVに出ていた俊介を見て、夕飯の支度の途中でTVに夢中になるシーンではないかしら?仕事とは分かっていても、女性司会者に激しく怒りを覚えて「ガルルルルルル・・・・」と唸り、手にした包丁でソファを滅多切りにしているシーンの迫力たるや、鷹司家のソファの姿を思い浮かべて涙が出そうになりました。そう安いものでもないのよ>家具(^^;。
もう、あのTVを見ながらの唸っているシーンは緑川さんご苦労様でした。おまけに?Hシーンでも叫ぶし、「悶絶格好いい!!」と妄想の中で、もだえたり。かなり喜怒哀楽の激しい役だけに大変だったでしょう(^^;。普段、あまり怒らないから・・とトークでも語っていらっしゃいますが。ここまで・・とはいかないまでも、たまには発散するのも良いかもしれませんよ。
あ、そっか。役で発散するから普段にストレスや怒りが貯まらないのかも(^^;。
そんな中、「逢わないと逢えないじゃ、かなり違う」と気が付くシーンは、かなりジーンとしてしまいました。

また、翔くんとカップルでありながら。パパと俊介の事には疎い里樹くん。知っていて知らないふりをしているのか、本当に気が付いていないのか?パパがどう溺愛したなら、こんな純粋培養のような子が育つのやら・・です。パパの妨害のおかげ?で、翔くんは夜這いをしなくてはいけないのですし、折角逢ってもすぐに(翔くんが)追い返されてしまうのですから、もっと「パパったら!」と不快になったりぐれたりしても良いのかもしれないのに。里樹くんは、あまりお父様を恨んだり妨害をいやがってはいないように聞こえるんですよね。しかも、父親が学校に入れるように・・と制服を手配してくれたり。父と友人の恋の橋渡しをしてくれるほど可愛い息子なんですもの(ちょっとは嫌がっても良いのにねぇ)。この父にしてこの子ありかもしれませんが、宮田さんが演じると、天然で裏心などなしに、知らないだろう里樹くんに聞こえてしまいますね。
今回、鈍い恋人に邪魔な男を近づけまいとして嫉妬で切れるシーンがあった櫻井さんもお疲れ様でした。ラストの「次の作品の構想が浮かびましたよ・・」と語るシーンなどのブラックぶりは、本当に見事です。

このお話のおじゃまキャラ?は、画家の蓮音さん。蓮音の初恋の人が、千里ではないか?くらいのぼかし方で今回は終わっています。おそらく、十中八九は千里だと読者(聴者)に思わせる終わり方ではありますが。
この蓮音を演じた中原さんが、淡々と攻めています。このクールに攻める中原さんと言うのが、実にツボでしたねぇ。トーン的には青の軌跡シリーズなどのカイのトーンではあるのですが、そのままで大人な攻めなんですね。あれ?中原さんで攻めって、あまり聴いた事がないような気がしますが・・えーっと??と、手持ちのCDを調べてみましたら。私は見事?なまでに中原さんご出演のBLで攻めは持っていない事が判明しました。青の軌跡があったから、BLでお声を聴いたと思っていましたが。そうかぁ・・これが初の攻め未遂(゜゜)\バキッ☆だったのかぁ(大笑)。今度、中原さん攻めのタイトルを探して聴いてみましょうかね。いや、結構いけますね。
この蓮音との会話の途中で、千里が「へ?」「は?」など合いの手をはさむシーンは、かなり笑わせていただきました。



キレパパ。2

高城リョウ コミック特典 2005年5月2日
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里)
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹)
千里は、恋人の書き上げる最新作の水鬼シリーズが気になって気になって仕方ない。水鬼が、殺人を犯した後のセリフを聞き出そうと、10分おきに電話をかける始末。
そんな時、TVで水鬼を演じている翔が、(千里の)最愛の息子・里樹の元にやってきた。しかし、邪魔をしようとする千里に翔は「じゃあ、俺とデートしましょう」と言い出すのだった。
コミック2巻と、ドラマCD2巻のほぼ同時発売を記念してのコミック初回特典ですが。ドラマCDに携わっているインターさんが、全面協力しているのは本当に嬉しい事ですね(^-^)。CD2巻と続けて聴いていても、別トラック?と言う感じで、まんまその世界に浸って聴くことが出来ます。
まぁ、大人の事情でお互いに持ちつ持たれつなのかもしれませんが(゜゜)\バキッ☆。

さて、そんな大人の事情はさておいて。このお話は、最愛の息子・恋人・大好きな水鬼に関する事なら、盲目になってメロメロになってしまうパパさんの七変化を楽しむお話かな?と思います。
そういう意味では、短いながらも堪能しました。
翔に対して「私の里樹に指一本でも入れてみろ!」と脅すシーン。普通は「触れてみろ!」だよねぇ。入れてみろって(大笑)、これがBLじゃなかったら、何を考えているんだぁああ!って事になるんですけど。
そして「死んでもデートする!」と応えるところ。千里さんって、駆け出しとは言え推理小説作家さんですよね??微妙に日本語が怪しいのだけど、この場合はそれが実に適切に聞こえてしまうところなどが、この作品の魅力と言いますか、楽しみ方だと思います。また、俊介も「200%あり得る!」と握り拳を作ってしまう辺り。100%ではなく、200%と言うのが凄いですね。
昔、宇宙戦艦ヤマトの波動砲で「エネルギー充填120%」と言う台詞で、100%越えて大丈夫か?そういう事はあり得るのか?って突っ込みを入れた世代としては(大笑)、200%ってどうよ・・とまたまた余計な事を考えてしまったりするんですが(大笑)。

相手は息子の恋人。なのに、その憎むべき天敵が自分の好きな水鬼のイメージとあまりにぴったり過ぎるものだから、翔に水鬼のセリフで囁かれたなら、「あううん」となってしまうパパさん。内心の葛藤と、態度としてのギャップに笑えてしまいます。
翔に「あなたの中に行っても良いですか?」と言われて、「そ、そのセリフは水鬼シリーズ・紅い雨の213ページの水鬼のセリフではないかぁ!」ともだえてしまうなど。いや・・普通、そういうセリフが何のお話の中にあった!と言うのは覚えているマニアは居たとしても。ページ数まで覚えているものですかね??しかも、そらで(大笑)。こういうマニアックなまでの水鬼フリークが凄いですよね。

声優さんでは。先ずは、俊介に電話をかけての「言ってくれ、いってぇえええ〜」とおねだりをするシーン。緑川さん、本当にわざとでしょう?と言うくらい、色っぽくかつ悶絶するほどの悩ましさです。インターさん特有のヘッドフォンで3Dに聞こえる音声を活かした左右から音が波のように聞こえるのは、俊介が想像(妄想か?)をしてしまうシーンでのパパさんの「もっとぉ!」や最後のシーンで凄かったですね。水鬼を演じる翔のセリフに、メロメロになっている語尾の半音上がるところが、素敵です。
宮田さんの里樹は、今回も無邪気なまでの無知っぷりが可愛かったですよ(^-^)。俊介がテーブルをたたき割っているのを見て拍手するシーンや、俊介が「絶対に阻止せねば!」としてプルプル怒りに身を震わせているシーンでの「どうしたの?」と尋ねるところなどは、宮田さんならでは!だと思いました。
俊介役の櫻井さんは、嫉妬で怒り狂っているシーンの一本調子がお気に入りです。「千里さん、翔さんと二人だけの食事は美味しいですか?」の美味しい・・と言うトーン。。。ここは、もう実際に聴いてみて下さい!!としか書きようがありません。
そして、諏訪部さんの声のトーンで、翔が水鬼を演じている時のトーンが、私は一番好きじゃないかな?と今回、しみじみと思いました。「いわゆる親子丼」や、千里にわざと水鬼のセリフを語るシーンなどの色っぽさが、好きです。

また、デートに行ったレストランの給仕さんや女性などは、キャストが不明ですが。あのレストランガヤは、きっちりと聴いていると本当に楽しめます。
「君のために予約したんだよ」とか「あれ、男同士だよな?(千里が翔に抱きついたのを見て)」「誰か止めろよ(俊介がテーブルを壊した時)」などなど、耳をダンボにしてお聞き下さい(^-^)。

ところで。今回、ちょっとだけ気になったのですが。翔と里樹は何時頃知り合ったのかしら??あと・・・確か、ドラマの1で俊介が千里の敬愛する作家さんであると気が付くきっかけは、生原稿と俊介のノートの文字が同じだった事・・だったと思うのですが。冒頭の電話がかかって来るシーンの背後で、タイプライター(と言うよりも、この場合はワープロかノートパソコンのキーボードだと思いますが)を叩くような音がしているのですね。
あれ?俊介くんは、原稿をタイプしていたの??

キレパパ。3

高城リョウ インターコミュニケーションズ 2006年4月20日
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里)
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹)
川島得愛(鷹司千歳)、羽多野渉(鷹司千鳥)
平井啓二(助監督)、久嶋志帆(仲居1)、関山美沙紀(仲居2)

檜山修之(柴雪人)、森川智之(鷹司千尋)
冬休みを前に、千里の可愛い可愛い里樹が家出をしてしまった。・・と言うのも、映画ロケで忙しい恋人の二条翔と一緒に居たいと言う願いを却下・反対したためだ。すぐさま、俊介と共に里樹達の後を追うが、なんと彼らが宿泊する映画ロケのための宿は、千里の実家の旅館だった・・。
千里の兄達や父・千尋は、千里や里樹が男性と付き合うことに猛反対。特に、千尋の嫌がらせは流石!?千里の父と思わせるもので・・。
美しい上に美声揃い。そして、猛烈パワーは遺伝ですか?と言うような鷹司一家が登場しました。
お話的には、千里と俊介。そして翔と里樹(を妨害する千里)だけではなくなり、賑やかで楽しかったのは楽しかったのですが(だって、あの千里さんを上回る怒りパワーのお父さんが出てくるし・・ややこしいから、キレジジと呼びますか?)。その分、忙しかったなぁ・・と言うのが一番最初の感想になります。

千尋役の森川さん。爺様にしては(森川さんの声の中でも)偉く可愛いトーンだなぁ・・と思っていたら。中盤で、千里ぶりっこをして俊介を騙すシーンがあり。あぁ、なるほど!このシーンのために、可愛い声だったんだなぁ・・と妙に納得してしまいました。
森川さんと緑川さんの声が似ているなんて、思ったことすらなかったのに。俊介を騙そうとして、迫るシーンは「おぉおお」と唸ったくらいです。
再会した時、里樹が「爺様!」と言っているシーンに大受けしました。宮田さんが森川さんに「じいさま」と言っている!!これに尽きますよ。

今回、初参加の方では。役とは言え、波多野さんが緑川さんのお兄さんで、宮田さんの伯父さんですよ!!トークまで緊張されていた波多野さんが、気の毒なような見てみたいような・・(^^;。川島さんは、檜山さんとの絡みがちょっとだけありまして。この二人のお話も、また聞いてみたいものですよね(^-^)。でないと、檜山さんがトークで「出番が少ない!!」と吠えるから(大笑)。

恋人との関係を否定されてしまい、今回は「良い子ちゃん」を少し脱皮した里樹役の宮田さん。「パァパァ・・・」と言う冷たい声音が、この子もそろそろ反抗期?と思わせてくれました。
翔役の諏訪部さんと、俊介役の櫻井さんは。嫌がらせにもめげず、頑張っていましたねぇ(^-^)。

今回は、実家での騒動がメインだったため。悶絶するほど・・の悩ましい声や起伏の激しい変化は、今までの2作に比べると少なかったかな?と思いますが。自分が反対されたら、嫌なのに。なのに、息子には反対してしまう。里樹の気持ちが分かると言いつつ、次のシーンではガルル・・・と反対している千里役の緑川さん。今回もお疲れ様でした。
・・・あの反対っぷりって、血のなせる技ですかねぇ??今回、キレジジ登場でそう思ってしまいました。

でも。千里は、とりあえず一度結婚して里樹をもうけているけど。里樹はこの年にして、既に男の恋人が居るわけで。そうなると、子供って出来ないよね??当然、里樹がキレパパになるのを見ることが出来ないのはおいといて・・。
里樹に子供が出来る年齢になった時。まだまだお若いだろうキレジジの千尋さんと、息子が20歳の時の子供である千里さんは、当然まだ若いおじいちゃんなわけですが。それぞれ、曾孫と孫を見る事は出来ないですよね・・。
うわぁ・・曾孫を可愛がって、切れまくるだろうオールドキレジジの千尋さんと、孫に近づく男は全て排除!!するだろう千里さんのキレジジぶりを見ることが出来ないわけか・・。それって・・それって、勿体ないよぉ・・。。書いていたら、凄く見たく(聞きたく)なってきた!!(大笑)

まだ結婚していない千歳兄さんや千鳥兄さん。千歳兄さんの方は、監督さんと出来ているみたいですから、今後子供なんて望めないでしょう・・。そうすると、千鳥さんが結婚しない限り鷹司家って絶えてしまいますねぇ・・。勿体ないですよね。こんな美声揃いの家系がなくなってしまうのは(って、美声揃いはドラマCDだからかもしれませんけど)。でも、どうしてBLって。登場人物が皆さん、そちら系統の方ばっかりなんでしょうねぇ・・。

キレパパ。クリスマス☆パニック

高城リョウ drap6周年記念応募者全員プレゼント 2006年12月到着
櫻井孝宏(榊俊介)×緑川光(鷹司千里)
諏訪部順一(二条翔)×宮田幸季(鷹司里樹)
川島得愛(鷹司千歳)、羽多野渉(鷹司千鳥)、森川智之(鷹司千尋)
恋人・俊介原作の「水鬼」シリーズの映画ロケに、興奮しっぱなしの千里。そのために、ロケは遅れっぱなし。
そんな時、千里最愛の息子・里樹がサンタ(千尋祖父様)に「好きな人と一緒に過ごせる時間」が欲しいと電話してしまったものだから、さぁ大変!!
キレパパ。3に続く、千里をしのぐキレジジ(大笑)の千尋さんや、千里のお兄さん達である千歳・千鳥さん登場のミニドラマ。
交際は認めたものの、やはり里樹と翔がイチャイチャしているのは許せないワガママ千里。許したとしても、交換日記というのが、古いと言うか・・今はノートで交換日記ってやっている人って居るのかしら?
しかし、(父や兄によって)翔が闇に葬られるのはOKとしても、翔主演の水鬼シリーズが映像化されないのは困る・・。
天然で、分かっていない里樹にはナイショのまま(何しろ、サンタさんが祖父様だとは思っていないのですから)、なおかつ翔が里樹の恋人だとばれないようにしなくてはいけない・・と言うお話です。

祖父様役の森川さんは、3の時には別収録だったみたいですが。今回は全員揃っての収録だった様子で。周囲の役者さんに与えた影響はかなりのもののようです。
一番、影響を受けたのは緑川さんじゃないのかしら?などと思っています。
何しろ、里樹と翔の間に割って入って「コートを貸して!」とせがむシーンや、翔(水鬼)にじゃれつく犬のようなシーン(実際に、犬をイメージして演技されているそうです)。そして、何よりも。
兄からの電話を切ってしまった後、翔が葬られるのは困る事に気が付いた千里の声にならない声のシーン・・。俊介役の櫻井さんの通訳が入っていますが、もう噴き出してしまいましたねぇ・・。全てが全力!!全開!!と言う感じです。
トークによると、テストか本番か分からないで臨んだ方がいらしたみたいですが。もし、緑川さんがこれをテストとしてやっていらしたら・・これは怖すぎますね。
緑川さんのますますパワーアップしたキレパパぷりと、そんなキレパパの千里をしのぐパワーと勢いのキレジジ・千尋役の森川さんの演技が楽しい一枚でした。
他のキャストは。
ちっとも恋人である自分との時間を考えてくれない千里にいらだつ俊介役の櫻井さんと、ここでも気障な翔役の諏訪部さん。このお二人の声を聴いた瞬間に、あぁ・・キレパパ。に戻ってきたな・・と思ってしまいます。
裸のまま?で、部屋の外に出ようとする里樹に対しての異口同音の突っ込みが、サイコーでした。

宮田さんの里樹は、高校生になっているのに、本当に天然で。サンタ信じているんですか??とびっくりな純粋な一面と、そのくせ男性とメイクラブ(大笑)をする大胆な一面の二面性・・。そして、最近出てきた父親を脅してしまうちょっと怖さのある一面と・・・を見事に演じて下さいました。この子なら、伯父様達や祖父様がハグしたい!!と押し寄せてきても分かるかも・・(大笑)。
千里の二人のお兄様達を演じた川島さんと波多野さん・・・ごめんなさい・・出番が少ないのもあって、まだどちらがどっち?とトークでも分からなくて、本当に申し訳ないm(_ _)m。もっと、勉強して鍛えます・・・。

全員サービスプレゼントながら、ちゃんとHシーンもありましたし。トークも入っていて。かなり素敵なクリスマスプレゼントの一枚でした。

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