好きなものは好きだからしょうがない!!

*発売順ではありません。メインのお話→サイドストーリーやオリジナルストーリー→歌・ラジオと言う順番です。


FIRST LIMIT TRUTH

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2001年8月22日 MMCCー3014
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、山口勝平(らん)
三木眞一郎(水都真一朗)、石田彰(七海)
千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)

東野里加(空(子供))、秋田まどか(直(子供))
学校の窓から転落したけがが治癒して、寮に戻ってきたなら。同室者が入ってきた。女に見まごうそいつは、俺の幼馴染み??
けがをした時の記憶もないが、俺には幼い頃の記憶がないのだ・・・。
BLゲームにブームを巻き起こした同名ゲームのドラマCD化第一弾!
これは、思い出深いですねぇ。いや、実は私が「好きしょ!!」を知ったのが、このドラマCD発売の頃だったのです。で、ゲームも音声がついていると勝手に思いこんでおりまして。ゲームプレイしたなら、音声がない。「そっか、そっか。重要なエピソードの部分だけ音声ありになるんだな」とかなり大きなエピソードになるまで、ゲームには音声なしである事に気がつかなかったと(大笑)。今思うと、かなり間抜けな思い出ですが。
しかし、こういう分岐物のマルチエンディングのゲームだと、自分が好きなエピソードやエンディングは音声化されない事もありますね。だから、タイトルに「TRUTH」と銘打っているわけなんですねぇ(大笑)。これはトゥルーエンドに致るメインストーリーのドラマ化なんだよ・・・・と。まぁ、蛇足解説になりますね(゜゜)\バキッ☆。
だけどねぇ。このお話ってば、二重人格に変装に、幽霊にとりつかれと様々な要素があるので(あらすじまとめるのに、どうやって書くか悩むんですよ)、声優さん達の「一体何が何??」と言う収録後のインタビューが懐かしいですね。だけど・・・・相沢役の小杉さんと芥役の置鮎さんは、本当に台詞少なくて辛かったでしょうねぇ。その少ない台詞で勝負!なんですもの。

TARGET NIGHTS TRUTH

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2001年10月24日 MMCCー3015
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、山口勝平(らん)、三木眞一郎(水都真一朗)
石田彰(七海)、千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)
結城比呂(クリス)、上田祐司(浅香奏司)、野島健児(羽野義広)

東野里加(空(子供))、秋田まどか(直(子供)、神崎ちろ(祭(子供))
「あなたの大切なモノをいただきにあがります」謎のメッセージカードが届いた。
幼い頃のあこがれの兄ちゃんの元で、探偵修行を始めた空と直は、早速このカードの謎に取り組む事になった。
そんな時、空のクラスに交換留学生がやってくる。牧師見習いのクリスは、空を見るいきなり「あなたには悪霊がとりついています!」と叫ぶのだった。
二重人格の存在が悪霊と言われるのか。空の消えたままの記憶(夜が管理している)に何かがあるのか??謎が謎を呼び、クリスの正体やら、直とのすれ違いやら、カードの謎やら・・。本当に話がややこしくて、ついて行くのに大変なお話です(大笑)。

しかし、個人的にはこのドラマCDのデータベース入力は楽で好きです。私はブックレットから、声優さんのお名前と役名をテキストデータにして、ホームページ作成ソフトで編集する時に加工するのですが。このシリーズは、テキストデータはそのまま前作をコピー・ペーストしたら良いんですもの(大笑)。大所帯だから、あまり他のキャラクターの出入りがないと言いますか・・。
さて。このお話ではラスト近くの教会で、いつもは穏やかな七海が「あいざわぁああ!」と叫ぶシーンが凄い迫力です。いや、怖いほどに・・。

RAIN TRUTH

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2002年9月26日 MMCCー3022
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、山口勝平(らん)
三木眞一郎(水都真一朗)×石田彰(七海)
千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)、私市淳(市川学)
置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)、結城比呂(クリス)
上田祐司(浅香奏司・うめちゃん)、野島健児(羽野義広)

飛田展男(金髪の美人さん)、大本真基子(赤毛のちびっ子)、小松里賀(ちび空)
学園なんでも屋をクラブとして登録しようと張り切る祭。そんな時、空達の偽物の何でも屋が現れた。時を同じくして、いつもラブラブな兄ちゃんと七海ちゃんの様子がおかしい。犬も食わないと言う二人の喧嘩の行方は??偽物によって首につけられた装置を解除するために、空は学園内を走る!
ゲームでも「転」部分でラストが衝撃的だった「RAIN」が、3枚組のドラマCDに。
ゲームをプレイして、思いっきりへこみましたね。1や2ではあんなにトゥルーエンドに到達するのが難しかったのに、あっさりと行き着いたその結末があれだったんですもの。
でも、ゲームでは兄ちゃんと七海ちゃんのラブシーンもあったし、(このコーナーでは最初からカップリング表記してはいますが)空と直のラブシーンもまともにあったので、ドラマCDになったからには当然?あのシーンもあるだろう・・と楽しみにしていたら・・。
それらしいシーンになりそうな雰囲気だけで、無い??3枚組だったので、3枚目の最後の方に入っているはずのシーンを楽しみに聴いていただけに、脱力しちゃいました(゜゜)\バキッ☆。いや、兄ちゃんと七海ちゃんのラブシーンはオリジナルサイドストーリーのLOVE STORIESに入っていますけど・・・。仲直りするシーン、聴きたかったなぁ(^^;。

WHITE FLOWER TRUTH rise

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2004年3月21日 MMCCー3042
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、三木眞一郎(水都真一朗)
石田彰(七海)、千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)
結城比呂(クリス)、上田祐司(浅香奏司・梅谷)、野島健児(羽野義広)
飛田展男(中原桐人)、森川智之(湖月綾野)、高城元気(椎名廉)
宮田幸季(青)、櫻井孝宏(北村風太)

東野里加(空(子供))、秋田まどか(直(子供))、神崎ちろ(祭(子供))
RAINから4年。空は大学生となり、母校で数学を教えて単位を取得しながら探偵見習いも続けている。空のクローンである青は、空の弟として学校に通う毎日。皆、あの時の傷を背負いつつ、姿を消した藤守や真一朗の行方を追っていた。そんなある日。空は七海から無記名のメッセージカードを調査するよう言われる。
そして、美しく成長した藤守が空の前に姿を現してこう言うのだった。「チビをちょうだい」と・・・。
このCDは、声フェチでBL好きな方にはたまらない出演陣となっているのですが。ただ一つだけ難点を挙げるとするならば。あまりに人物が多すぎて(大笑)、どこで目当ての方がご出演だったかが分からない・・・は言い過ぎにしても。どこで出てくるか分からないから、結局長いドラマをずーっと聴いていなくてはいけない。でも、待っていた割には出演がほんのワンシーンだった・・・なんて事に成りかねません。
今回は、祭ちゃんや広夢くん、クリスなんて本当に「ここだけ?」と言うくらい出ておりません。これだけかい!みたいな(苦笑)。まぁ、シリーズ最終章と言うことで総キャラ顔見せ(゜゜)\バキッ☆と言う感じになっているのかもしれませんね。
置鮎さんや小杉さんは、毎回出演してはいるけれど。出番のあまりの少なさに「何かが起こってはいるのだろうけど、何が起こっているか分からないまんまで終わってしまった」状態だと語っていらっしゃいましたが。本当にそうですよね。綾野ちゃん役の森川さんなんて、今回が初参加ですが。あの出番だったら何をしている人なのか・・人物相関図なんて分からないだろうなぁ・・と思うくらいですよ(結構、重要なキャラなのにね)。

そんな中、今回もモノローグでお話を進めて下さった緑川さん、ご苦労様でした。数学教諭室で、水都が使っていた指示棒を見つけ「俺がどれだけ苦労したと思ってるんだよ・・なぁ、兄ちゃん?」と語るシーンの優しさが胸に響きました。また、何でも屋再結成イベントで自ら壇上に立ち、ちびっ子達に逆襲をしかけるシーンなどは、空の成長っぷりを十分に堪能させていただきました(^-^)。
保志さんは、4年経過して。より美しくなった直の姿が見えるようで・・。特に、最終トラックでの空(夜)を誘うシーン・・・直くんってば!と言う感じでしたよ。
ゲームをクリアしてから、このドラマCDを聴いた人には分かると思うのですが。直の言葉って、凄く言葉を選んで、気が付いて!と一生懸命メッセージを送っているんですよね。なのに、言葉が短くて空には通じていない。いや、空でなくてもあの短さとあの状況なら、直の言葉だけで真実を見極めるのは厳しいのですが。相手に伝わっていないもどかしさ・・・それらが、最後のトラックでのやりとりで爆発していました。
中原(金髪の美人さん)役の飛田さんや芥役の置鮎さん、相沢役の小杉さんは、持ち役以外でもお声を聴かせて下さいました。
愛する人が戻ってきたものの。その記憶は失われてしまっている・・・それを取り戻そうと悲痛な決意をしている七海役の石田さんもお疲れ様でした。

そして。「うにゃ」と言う青の可愛らしさを満喫させてくれた宮田さん、マ王陛下の後に聴いたなら、キャストを見ていたのに気が付かなかった(゜゜)\バキッ☆櫻井さん・・・いやぁ・・・お二人とも凄く愛らしくて。おばさんは赤面してしまいました(゜゜)\バキッ☆。

WHITE FLOWER TRUTH fall

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2004年6月25日 MMCCー3044
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、山口勝平(らん)、三木眞一郎(水都真一朗)
石田彰(七海)、千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)
結城比呂(クリス)、上田祐司(浅香奏司・梅谷)、野島健児(羽野義広)
飛田展男(中原桐人)、森川智之(湖月綾野)、高城元気(椎名廉)
宮田幸季(青)、櫻井孝宏(北村風太)、山崎みちる(香野)
直と真一朗が、空達の前に姿を現した。真一朗は、七海がなんとかする!と頑張っているが。
直は、自分の意志で相沢に協力しているのだ。「青をちょうだい」なんて言う直に、もう誰一人大事な人を渡すものか!と思う空であったが、青が空に無断で直と逢っている事が分かる・・。
そして、深夜の学校を舞台に直に飲まされた薬の解毒剤を求めて、追いかけっこが始まった・・・好きしょゲーム完結編のトゥルールートの後編。
実は。届いた時に上下巻、全4枚を一気に聴いたのですが。ゲームであったHシーンが見事なまでに削られていまして。まぁ・・RAINなどでも削ってあったので、そちらは予想していた事ではありましたが。
問題は、トゥルーエンドに至るゲームのお話を音声化した先のriseとこのfallの4枚を聞いている時、私の中に凄く違和感があったのです。
熱演していらっしゃる声優さんには申し訳ないし、あの複雑怪奇なストーリー(分岐して、別のルートを通る事で見えてくる真実などもあるわけで)をよくまとめたなぁ・・と言う感想は持つのですが。何か、違和感だけが強く感じられてしまうものですから。感想を書くのが、とても遅くなってしまいました。

今回、何度も聞き直しをしているうちに。シナリオを読み、選択肢を選ぶ形式のアドベンチャーゲームを音にしたからか・・と、気が付きました。
何しろ、とりあえずゲームではユーザー(つまりは空)がどちらに行きたいかを選ぶ事で、道が開けてきたり決まったルートに入ってしまったり(バッドエンドなど)しますが。ドラマCDの場合は、空くんが自分で道を選び。そこで見た物や聴いた物を彼が判断して、お話が進む・・当たり前ではありますが。強制的な視点と考え方で進行してしまう事への違和感なのかな?と。
いや、そうじゃないし・・と聴いている人に思わせない勢いで進むんですね。直くんの事や、七海ちゃんに依頼されたカードの事についても、空くんが忘れていたらそのままになっているし。「だから!目の前の事だけに囚われているんじゃないよ!」と思っても、空くんが目の前の事だけに一生懸命になっていたら、他の事には触れる事もなくお話は進むわけで。また、屋上などのシーンで。場所の広さや距離感が分からないことがあるんですね。最初は、椎名くんを殺そうとしていた真一朗さんが、そこに現れた七海の姿に困惑してしまう。でも、次のシーンでは七海を絞め殺そうとまでしている・・。え?今、屋上に上がってきたばかりの七海ちゃんなのに。椎名くんを手放して、七海ちゃんの所に何時の間に移動したんだろう?などの疑問が、あちこちで芽生えてしまうんですね。
そういうノンストップ状態にてんこ盛りになっている事柄に、振り回される不快感と違和感だったかな・・と。

しかし。やっと、空と直。そして、兄ちゃんと七海ちゃん皆にとっての長い長い戦いに、終止符が打たれてハッピーエンドになりました。
まだまだいくつも問題は残っているでしょうが、とりあえず良かったね(^-^)と言う終わり方になりました。

オールキャストですから、出番がワンシーンだった人もいらっしゃいまして。その分、兼ね役で張り切っていらっしゃったりするのが、分かるんですよねぇ・・。飛田さんや置鮎さんは、自分の持ち役以外でも活躍されていましたね(^-^)。しかし、今回。真一朗役の三木さんと相沢役の小杉さんは、背筋が凍るような悪役を演じて下さいました。
特に、DISC1の真一朗が空を追いかけるシーン。私、ホラー映画は苦手なので、余計に怖かったのですが。狂気のままに空を追いかけようとする真一朗さんのシーン・・・まるで、ジェイソンがチェーンソーを振り回して追いかけてくるような恐怖感がありました。聞きながら、後ろを見るのが怖かったです(;_;)・・。迫真!ですよねぇ。
小杉さんは、ラスボスでした>まさに。倒しても倒しても、倒れない悪役。RPGのラスボス並みの強さを誇っていました。真一朗に対する歪んだ愛情が、彼を変えてしまったのでしょうか?その思いの強さが、逆に哀れでしたね。

ところで。原作を読んだ時にも、ゲームをプレイした時にも思ったのですが。どうして、空と直の二人だけに全壊してしまった校舎などの費用が請求されてきたのでしょうね?
いや・・請求されるって事は、彼らが壊した事を周囲の人が分かっているって事ですよね。校舎を壊したのは、二人だけの責任じゃないはずで。どちらかと言うと、爆薬を仕掛けた相沢や、彼の息子である永瀬くん辺りに請求書が行っても良いと思うのですけどねぇ・・。それに、校舎を丸ごと壊したなら。請求書以前に、警察だとかマスコミを含めて、大変な事になっているのでは??とはなはだ疑問でした。

あと・・余談になりますが。感想を書いたタイトルに関しては、興味を持った方が購入の参考になれば・・と思い、Amazonや楽天のアフィリエイト画像を貼るようにしているのですが。好きしょ!!シリーズは、Amazonでは扱っていないんですね?>2007年2月現在。楽天のボーイズラブを扱う中央書店でも、好きしょ!タイトルがないんですよ。え??今、好きしょ!!って扱っているお店って、少ないのですか??
Amazonでは、書籍は検索出来ましたが。ドラマCDは扱っていなくて。今回、それがかなりショックと言うかびっくりしました。

NEVER LAND

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2002年2月27日 MMCCー3021
1.ご挨拶!         
2.久しぶりのデート     
3.GOOD MORNING?BAD MORNING?     
4.クリスの懺悔室T     
5.理想の授業とは     
6.のほほん保健室     
7.クリスの懺悔室U

8.兄弟対決!       
9.危険な放課後
10.正しい餌付けの方法     
11.化学な家庭事情
12.空×直+夜×らん=?    
13.仔猫ちゃんハーレム計画
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、山口勝平(らん)、三木眞一郎(水都真一朗)
石田彰(七海)、千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)
結城比呂(クリス)、上田祐司(浅香奏司)、野島健児(羽野義広)

武内健(生徒A)、原田正夫(生徒B)
いつもながら、寝起きが超悪い藤守。その寝顔を見ていた空の中に、むくむくと悪戯心がわき上がってしまう。
寝ている藤守に猫耳、猫の尻尾、猫手袋などをつけて遊んでしまったのだ。そこに現れた祭のせいで、直が起きてしまい・・・
その日一日のドタバタを描くコメディタッチの番外編。
2005年8月に入って、やっとアニメ版の「好きしょ」のビデオをまとめて見ることが出来ました。好きしょのキャストはドラマCDとほぼ不変ではあったのですが。唯一らん役の山口さんのご出演が(アニメには)ありませんでした。
で。このドラマを聞いて、真っ先に思ったのが。やっぱり山口さんの「よぉるぅ」の甘えた口調・・・上目遣いをしているだろうなぁ・・と容易に絵が想像出来るような甘えてすり寄るシーンなどは、もう天下一品!!アニメでは、保志さんが好演なさってはいましたが、やはり純粋甘えん坊のらんちゃんは、山口さんの方がお似合いだなぁ・・・。しみじみ。

あと、思いつくままお勧めのシーンを挙げます。
空役・緑川さんの(直に猫グッズを装着させて遊びつつ)「お、面白すぎ・・・」のシーンなどは本当に笑いをこらえているようです。
微妙〜な「ぶえふぇっくしょん!」とでも書きたくなるようなくしゃみを連発する真一郎役・三木さん(三木さんは、最後の猫言葉のシーンなども、ある意味とーっても猫ちっくなゴロゴロ声になっておいででした)は、奏司さんとのシーンで「このアホ兄貴!おまえなんか、おまえなんか大っ嫌いだぁ」と駆け去るシーンが秀逸でした。
気を取り直して「私は見習い牧師、クリス」とクリスの部屋の締めを言う結城さんの高音は透き通っていて、本当に綺麗です。
また、「寄るな、触るな、抱きつくな!」と父親を牽制する芥役の置鮎さん。いきなり三十路男の悲哀に走る梅ちゃんと、「お兄ちゃんにも甘えておくれ」と優雅に出てくる奏司の二役をこなしたうえださん。にっこり笑いつつ怒っています!の七海役の石田さん、もうどれをとっても好きしょワールドの各声優さんの演技の妙が光っています。
しかし、一番美味しいところをかっさらっていったのは、本編の暗い中では「ずーん」と重くあまり台詞のない相沢役の小杉さんの弾けっぷりでしょう。「パパのほっぺにチュー」と迫ってみたり、かと思うと「自分で解明してごらん」とシリアスに戻ったり。その本編ではありえないだろう相沢の壊れっぷり??は、もうこのコメディタッチの番外編ならではだと思います。
お話的にも、全員が本編の位置を壊さない程度に遊び、かつ怪盗416面相と773面相まで出てくるてんこ盛りの素晴らしさ。重くなってしまう本編は、(いろいろと突っ込みどころもありますが)遊べないじゃないですか。だからこそ、こういうお遊びの世界って、本当に気軽で好きです。

NEVER LAND2 ハッピーアワー

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2003年7月25日 MMCCー3033
1.オープニングコール     
2.たまにはこんな夜      
3.形勢逆転!
4.奏司とモーニングティー     
5.予定変更        
6.お肌の曲がり角
7.忘れてたぁ!

8.奏司とアフタヌーンティー    
9.犬も食わない
10.心配?心配!      
11.やっぱり遭難芥      
12.ラヴ・フォーエバー
13〜26トラックは、キャストメッセージ
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)、山口勝平(らん)、三木眞一郎(水都真一朗)
石田彰(七海)、千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
私市淳(市川学)、置鮎龍太郎(永瀬芥)、小杉十郎太(相沢)
結城比呂(クリス)、上田祐司(浅香奏司・梅谷)、野島健児(羽野義広)
例によって?空と直が寝ている間。夜とらんが出てきて「イチャイチャ」会話をしていた。
当然のように、直は空のベッドに居るわけだが。性根の入った寝穢さを誇る直が、そうそうすぐに起きるわけもなく。空が冗談半分で「甘えてみたいんだろ?」と言ったところ。素直に反応して甘えてくる始末。
しかし、目が覚めた直はその事実を認めようとはしなかった。空に乗っかって、逆襲する有様。
直に襲われる?結果となった空は、昼休みに一人で裏庭に出て行くが・・・。
NEVER LANDの1をふまえた出来となっています。オープニングから、1を意識していますが。内容的にも前回は空が直に悪戯をしかけて怒らせてしまうと言うパターンだったのに対し、今回は直が空を心配して追いかけて発生するケンカとなっています。また、前回はやる気満々(何を?(゜゜)\バキッ☆)のらんに対して、夜がはぐらかす感じでしたが。今回はやきもちをやいて迫る夜に対して、「駄目。直と約束したから」とあっさり居なくなるらん・・・という具合に。
2だけを聴いても楽しいのですが。1を聴いてからだともっと楽しめる出来になっています。
まぁ、傍目から見たらいつも通りの空と直の痴話げんか+兄ちゃんと七海ちゃんの痴話げんかがある普通の光景?なのですが。

今回の美味しい所かっさらいは、やはり相沢教授の壊れっぷり(学くんが登場してからの声援?も凄いですし、「食事に行かないかい?」なんて思いっきりオヤジギャグですよねぇ。あの相沢教授が・・・と思うと「ありえねー」)と、うめちゃんの「年齢」を意識してしまった落ち込みモードでしょう(奏司さんの部屋が入っていますが、個人的には奏司さんのティータイムよりもうめちゃんの方が好みでした)。
本編では人の意識を自由に操る「危ない」実験をしている悪の化学権化の相沢達が、今回研究しているのは「仲直りの薬」。精神に作用するという意味では同じかもしれませんが。その材料たるや、白玉粉にオリーブオイルってねぇ・・前回は、イチゴシロップが出ていなかった??芥君の台詞ではありませんが、本当に崇高な科学の実験ですか??(大笑)(市川くんと羽野くんの会話でも、1では凍らせたバナナで釘を打つ実験と言っていますし、今回はべっこう飴を作る実験と言っています。なぁんか、食べ物ばかり??いや、わかりやすいから良いけどね)
相沢と芥くんの会話は、今回も笑えました。

でも、今回一番笑ったのは。うめちゃんの「階段を登っただけで息切れがした。栄養ドリンクに詳しくなった。気持ちは若いままなんだけどなぁ・・・」と、どんどん落ち込みモードに入っていく辺り。そこに登場した広夢が最初は「お肌の艶もない」と言っておきつつ、落ち込みっぷりを見て「大丈夫なのね〜。ホットケーキを賭けてもいいのね〜」(賭けると言ってもホットケーキかい!!)とうめちゃんを手玉に取っているシーンが最高でした。
でも。祭ちゃんまでが「夜とらん」の存在を知っているんですよね。と言う事は、これはゲーム本編にすると2と3の間でしょうか?
また、キャストコメントのコーナーが、今回は入っていました。1のNEVER LANDの時にはなかったので。このお祭り騒ぎのCDをキャストの皆さんがどう思っていらっしゃるのか・・・聴いてみたかったので、かなり満足です。特に小杉さんの後を受けて「こんなお父さん、要りません」と一言断言してしまった、置鮎さんに一票!(何の?)。
そんな楽しいドラマCDですが。唯一難点をつけるとしたら。仲直りした真一朗と七海の居る保健室に、ケンカをしながら近づいてくる空と直。その足音がね。。もっと遠近感を持たせて欲しい。音の大きさなどが変わらないんですもの。
また、皆が集まってくる間。ずーっと鬼ごっこ?をしている空と直なのですが。そんなにぐるぐる二人が走り回っても大丈夫なくらい広い保健室だったんかい!!と思ってしまったのでした。

LOVE STORIES

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2003年10月24日 MMCCー3040
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)×山口勝平(らん)
三木眞一郎(水都真一朗)×石田彰(七海)
千葉進歩(本城祭)、阪口大助(佐倉広夢)
置鮎龍太郎(永瀬芥)×私市淳(市川学)

小杉十郎太(相沢)、結城比呂(クリス)
上田祐司(浅香奏司・梅谷)、野島健児(羽野義広)
今日も運動と食欲の秋!の空に、少しでも情操教育?と図書館に連れ出す広夢。しかし・・・空は、数分もしないうちに眠ってしまい・・。放課後になっても目覚めない空を起こすように言われた直だったが・・。
他、真一朗と七海や、永瀬と学のカップルなど。様々なカップルのミニストーリーを収録した番外編。
お話としては、2の後。3の前ってところなんでしょうね。クリスが教会で掃除をして。真一朗が七海と事務所に居る。事件自体は解決はしていないものの、とりあえずは皆が平和に暮らしていたお話と言うところで・・。

まだ自分の気持ちに正直になれずに、ちょっと意地っ張りな直とすぐにけんか腰になってしまう空のカップル。
ちょっかいを出す真一朗を制している七海。
薬を使っての実験で結ばれている芥と学。
空と直の中で、今日もいちゃつく夜とらん・・。
そして、そんな彼らの周囲で見守ったり意地悪をしたり、かき回したり・・のいつものメンバー。4組のカップルをメインとしているものの、お話が上手に収束しているのが、実に好みです。

実は。この感想・・書いていたと思っていたんですよ。随分前に聴いていましたので。ところが、感想欄が空白のままだった・・・おいおい・・。4組のラブラブ?カップルを別個に描きつつ、そのカップルが最終トラックで顔を合わせて、一つのお話になっている。
原作で発表された時から気に入っていたお話なので。好きな構成だな・・って書いたつもりだったのですが・・。

ま、いっか・・(゜゜)\バキッ☆。

さてさて。構成が好きな事は上に書いた通りですが。こうして、時を経て聞き直しをしていると。お話に夢中になると言うよりも、いろんな事を気にしながら聴く事が出来るものですね(^-^)。

本を見た瞬間に、大あくびをしている空が寝入ってしまうシーンの緑川さん。放課後の図書館を探検しよう(って、本があまり好きでないのに、何をどう探検したいんだか・・・。どういう本があるとか、どこの棚に好きな本があるとか・・貸し出し禁止の本を閲覧したい・・とか言うなら、探検の価値もありそうなんですけどねぇ・・。探検の意味が、ちょっと不明でした)と、言い出す時の思わせぶりな言い方・・。BLでは、受けのイメージがありますが。いやぁ・・。緑川さんのこういう感じのトーンの声って好きですねぇ。

そのお相手の直役の保志さんは。寝言で空が「好きだ」と言っているのを聴き。一人でじたばたしているシーンが好きでした。「馬鹿羽柴!」とすぐに怒鳴る直が、その寝顔を見ながら「くーちゃん・・」と一人つぶやくシーンの切なさが良かったです(*^^*)。

本編よりもセリフの多かった(゜゜)\バキッ☆芥役の置鮎さんは、薬を使ってでしか学と結ばれない切なさを上手く演じて下さっていました。不意打ちのように、学が「好きだ」と言った時のうろたえぶりってば。もう、最高です。
学役の私市さんは・・。うーん・・・。唐突な喘ぎよりも、眠りから覚めた時のぼよよーんとした声の方が好み(゜゜)\バキッ☆。あまり色気を感じないせいかなぁ??

そして、受けと言えば天才肌!の山口さんと攻め以外ではお声を聴かない子安さんのラブラブっぷりは、短いながらも最高でしたね。出番が短すぎるので、もうちょっと聴きたい!と思わせますよね。
ところで、子安さん。メッセージトークでは、何を言いかけたんでしょう??

奏司兄ちゃんの襲来を受けて、お楽しみを邪魔されてしまう真一朗と七海カップル。短編ながらも、お邪魔虫を撃退してのHシーン。お約束をきちんと果たしてのお楽しみシーンだったので、楽しさ倍増でしたね(^-^)。
奏司のちょっかいに、ムキになって反発するシーンの三木さんの声の裏返り具合が、もう実にお見事ですし。凍り付くような冷戦状態を醸し出した後に、小悪魔的な魅力を十分に発揮した七海役の石田さん・・。七ちゃんからちょっかいをかける事自体が珍しいパターンでしたので。
2トラック目の後半は、かなりドキドキしてしまいました。何か銜えています?と言うのが、本当にお見事で・・。

ところで・・。この真一朗と七海カップルのシーンにあるような、今から!と言う時に来客を伝えるピンポンの音が鳴り響く事って、時々ありますよね?>BLなどで・・。
好きしょ!の場合には、奏司さんが一方的に嫌がらせ?で、ピンポンを押していますが。
普通・・・。一回鳴らしてすぐに返事がなかったら。あんなにしつこくピンポンって押さないと思うんですけど・・。七海ちゃんが「はーい」と返事をするまでに、結構時間があるので。奏司さんは、確信犯で。二人が居る事を知っていて押しているのかもね・・と思っていました。

タリナイコトバ

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2004年9月24日 MMCCー3056
1.プロローグ                  
2.在りし日の風景
3.一匹の仔猫                 
4.賭け
5.見つけた答え

6.小さな嘘
7.信じること                  
8.エピローグ
9.Cast Talk 三木眞一郎・石田彰・うえだゆうじ
10.Cast Talk 緑川光・保志総一郎・千葉進歩
三木眞一郎(水都真一朗)×石田彰(七海かい)
うえだゆうじ(浅香奏司)、緑川光(羽柴空)
保志総一朗(藤守直)、千葉進歩(本城祭)
東野里加(空(子供))、秋田まどか(直(子供))、神崎ちろ(祭(子供))
空はなくしてしまった子供時代の記憶。その中で、空・直・祭の3人が七海に協力して事件を解決させた事があった・・。それは、真一朗と七海が大学生。3人が小学生のある日。
大学の傍ら、すでに探偵の仕事を始めていた真一朗。ところが、探偵業に没頭するあまり単位が危うい。それを心配した兄・奏司は七海にある賭を持ちかける。これに勝てば、真一朗の探偵を認めると・・。
全体的にアットホーム的にまとまったなぁ・・と言うのが一番ですね。もっと原作の小説ではHシーンてんこもり(゜゜)\バキッ☆だったので、三木さん・石田さんカップルの濡れ場を聴くことが出来るぞぉ・・と楽しみにしていたのですけどね(゜゜)\バキッ☆。なんと言うか、日常の買い物のシーン・縦笛の練習をしている3人・3人が真一朗とじゃれているシーンや食事のシーンなどなど・・・そういうシーンの印象の方が強かったです。特に縦笛の練習のシーンは可愛かったなぁ。
原作に出てこないはずのオープニングとエンディングの現在の3人。彼らが真一朗を起こすシーンは、真一朗が本当に気の毒で(^^;。在りし日の風景(2トラック)と比べるとより楽しめると思います。だけどねぇ・・・Hシーンは諦めがついても、この原作で私が好きだった台詞がなくなっていたのが悲しかったですわ。それは、空達と七海が「真一朗には内緒で」と約束をするシーンで、「ななちゃん、男と男の約束って言うのは、男同士でするもんだよ」と言うやつね・・・。で、それを聴いた七海が「ひょっとして、お姉さんだと思われている??」と続くのが好きだったんですけど・・。

シアワセノマホウ

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2005年7月22日 MMCCー3057
1.メインディッシュはテストの後で     
2.くもりときどき晴れ
3.MISSION START           
4.一難去って・・・
5.ジェラシー

6.HAPPY×2 BIRTHDAY
7.SWEET SHAMPOO TIME         
8.MISSION ERROR
9.思惑                    
10.シアワセはそこに
11.CAST MESSAGE
三木眞一郎(水都真一朗)×石田彰(七海かい)
うえだゆうじ(浅香奏司)、緑川光(羽柴空)
保志総一朗(藤守直)、千葉進歩(本城祭)
梯篤司(生徒/教師)、竹本英史(生徒/教師)
もうすぐ春休み。試験作成だの何だので忙しかった兄ちゃんこと真一朗は、愛する七海に2週間も触れることが出来ずに欲求不満のるつぼに居たが、七海から「春休みはダメでも、試験休みなら」と言う約束を貰い大いに張り切る。
しかし、そんな七海が空達の担任である梅谷に自ら接触しているのを知り・・・。
好きしょ!!の番外編の中でも、原作から好きだったお話でした。
と言うか・・まぁ、ぶっちゃけた話が。好きしょ!!を知ったきっかけが石田さんが七海ちゃんを演じると言うことでしたので。七海ちゃんと真一朗さんがラブラブな番外編は、基本的に好きなんですね(大笑)。しかし、過去のタリナイコトバの時には肝心のエピソードが抜けていたりしましたし。ドラマ化するなら、原作のまんまにドラマ化してくれないかなぁ・・・と思っていたら。
これは、原作に忠実にHシーンを削ることもなく(そこかい??)かなり満足して聴いていました。
届いてすぐに聴いていたのですが。感想が遅くなったのは、これを書いてしまったら。原作から今一つ(゜゜)\バキッ☆だったミッションチョイスしか残らないし・・・とグズグズしてしまったのですm(_ _)m。

好きなお話で、しかも声優陣がいつもの豪華メンバー!
そして、世界やキャラを分かってらっしゃる!!と言う素晴らしい演技の数々・・。これが至福の時間と言わずして何と言いましょう・・状態です。

お話についてはさておき、熱演のキャスト陣では。トップバッターは、やはり三木さんのお名前を挙げたくなります。
真一朗さんのジェラシーに駆られて暴走したり、勝手な妄想でぐるぐるしたり。七海から言い出してくれた約束に舞い上がってしまっての絶好調ぶり!に、隠そうともしない拗ねっぷり・・その上に、冷徹な水都を演じるシーンもあったり。はたまた、七海から「触れないで」と禁止令が出ての落ち込みっぷり・・。
声が裏返ったり、低音のままだったり。どこが!と一カ所だけではなく、三木さんが出ている全編がもう超を付けたくなるくらいのお勧め!!なのです。
いやぁ・・大好きな声優さんに、惚れ直す機会と言うのは。何度も何度もありますが。好きしょ!!の中でも、この「シアワセノマホウ」は、三木さんの魅力再確認!!と言っても良いくらいに素晴らしい!!
おまけに、キャストトークでも「仕事をしている時が幸せだ」と、ファンにとっては嬉しいコメントを仰って下さってます(逆に、仕事のしすぎで身体をこわさないで下さいね・・・とそちらを心配してしまいますが)。
そうですねぇ・・三木さんのシーンで、一番!!を挙げて!と言われたら。どのシーンも本当に甲乙付けがたいのですが、梅谷が七海の事を「くん」付けで呼ぶ・・と文句を言っているシーンにします。
「くん!」この言い方がね・・もう、言葉でどう表現したら良いのかが分からない・・・(^^;。
ヘンッ!と拗ねて拗ねて拗ねまくって、それでも八つ当たりの文句だけはつけておきたい!!と言う口調がありあり・・。素晴らしすぎます。

そして、一方の主役である石田さん。本当に、BLで受けはもう演じられないのですか?と、未練たらたら言いたくなるくらいの色っぽさです。仲直りのシーンでの「言わないで」や「変になるぅ」などなど、可愛い上に切ない声で。
尾てい骨直下型の低音では決してないのに、石田さんのお声は本当に腰に来ます・・(^^;。
石田さんでは、冒頭近くの「そんな顔しても。ダメなものはダメ!明日も早いし、真一朗とそんな事したら・・・お願い」が今回の一押し台詞です。お願い・・の言い方が、操縦法を心得ているのはもちろんでしょうが、本当に悪魔的に可愛すぎる・・。
どうしたら、男性でこんなに可愛い声や言い方が出来るのでしょう?

空役の緑川さんは、直にべたべたする兄ちゃんに無意識にジェラシーを燃やすシーンがお勧めです。
直役の保志さんでは、赤いチューリップの花言葉は、愛の告白だと知り冷やかす祭に「ま、祭ちゃんっ!?」と答えた時の声の裏返りと、七海に触れずに代わり?に直を抱っこする真一朗を無下に出来ないで困惑しているシーンが好きです。
そして、祭役の千葉さんは。直の誕生会を開くつもりだろう・・・と推理するシーンのクレバーさと。空の全財産を見てあっけにとられているシーンが好きですねぇ・・。いかにも3人組の参謀!頭脳担当と言う感じで。
梅ちゃんと奏司お兄さまの兼ね役を演じたうえださん・・・わざと七海を煽っている奏司さんと、無意識に真一朗さんを煽ってしまう梅ちゃんの相違が素敵です。

お話についてはさておき・・・と書いたのは。その昔。BLについて、辛口のコメントを載せている雑誌を立ち読みした時に。
おそらくは、男の編集者かコメンテーターだと思いますが。男同士とは言っても、受けは単に胸がないキャラと言うに過ぎない。女の子ではないけれど、女の子の代用品的なものである・・・と書かれていて。その時に参照と言う形で掲載されていたキャラの絵が、直と七海ちゃんでした。ほら、髪の毛だって長くて。料理も出来て・・見た目だって女じゃないかとありましたが。
そんな酷評にも関わらず、こうしてBLが隆盛を迎えているのは。それだけじゃない何かがあった!と言う事になるかな?と思ったりします。時々、その論評を思い出して。うん・・・胸のない女の子になっている作品もあるにはあるかな?等と苦笑いすることもありますが。
でも、やっぱり。こうしてドラマCDやBLを聴くのは・・・それこそ、この作品のタイトルで片づいてしまうかな?と思うのです。
そう・・・好きなものは、好きだからしょうがない!!・・・まさにそれに勝る言葉はないですよね(苦笑)。

ミッション・チョイス

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2005年10月21日 MMCCー3058
1.わがまま・ミッション
2.とらいあんぐる・ミッション
3.ちびっこ・ミッション
4.キャストテーマトーク〜あなたが今真っ先にやりたいミッションは?〜
緑川光(羽柴空)×保志総一朗(藤守直)
子安武人(夜)×山口勝平(らん)、千葉進歩(本城祭)
置鮎龍太郎(永瀬芥)×私市淳(市川学)、うえだゆうじ(浅香奏司)
三木眞一郎(水都真一朗)、石田彰(七瀬かい)
森川智之(湖月綾野)、宮田幸季(青)、山崎みちる(香野)
直の誕生日を祝った翌日、誕生日を祝いたいから一日だけ身体を夜に変わって欲しいとらんに頼まれた空。らんは夜と一緒に遊園地デートを楽しむのだった・・「わがまま・ミッション」。
他、科学室で市川をめぐって繰り広げられる芥と香野のバトルを描いた「とらいあんぐる・ミッション」や、青の初めてのミッションを見守る事となった空と直を描く「ちびっこ・ミッション」の3話を収録。
このお話、正直個人的には「おまけ」的なものなんですよね(゜゜)\バキッ☆。
短編集だから仕方ないのは仕方ないのですが。3つのお話がそれぞれに時間がバラバラなので(^^;、タイトルがミッションとして統一していても。お話のメインカップルもそれぞれ別々のもの・・・と思っていたら、CDの帯に「今日の恋愛(ミッション)はどっち?」と書いてありました(^^;・・。
ゲーム及び本編のホワイトフラワーまで終わってしまって。作者さんが書きたかったカップリングエピソードなどを集めたものだったのかな?と思っていたのは、或る意味正解だったわけですな(^^)v。まぁ・・・一番の興味は、そこそこラブラブになっただろう空と直だけだったのですが・・・。

時代の差については。夜とらんのお話は。ホワイトフラワーやレインの前でないと、彼らが出て来ることが出来ないので。わがまま・ミッションのお話が、高校生時代の空や直の時代だったのだろうと思います。

いや・・これだけ多数のカップリングがあるお話ですし、それぞれにファンもいらっしゃるでしょうけど。
個人的には、真一朗さんと七海ちゃんの(大笑)カップルが幸せだったら、他は(゜゜)\バキッ☆どうでも良いので・・。
今回は七海ちゃんと真一朗さんのカップルがメインのお話がなかったので、(個人的には)「おまけ」であり、どうでも良い・・・あ・・かなり酷い事書いてますねm(_ _)m・・・となってしまうのです。

これ、ちゃんと原作を読んでいましたので(それに、CDの発売がかなり延期されたのではなかったかしら?)一番違和感を感じつつも、あ・・上手いなと思ったのは1のわがまま・ミッションです。
違和感を感じるのと、シナリオの出来が上手いと思うのは、また別物だったりすると言う事の証明でしょうか?おそらく、この違和感と言うのは、「あれ?原作では、確かこうなっていたよね」と言うお話の筋を追う展開での違和感。
しかし、ドラマになった時に省いた部分があったとしても、別にかまわないシーンなどは多いわけで・・。
その取捨選択と言いますか・・・そこいらが難しいんですよね。読者の立場で残しておいて欲しいエピソードと、原作者さんが残しておきたかったエピソード、そしてシナリオライターさんが「これは外せない」とするエピソードと言うのは、一致するはずもないでしょうから。解釈の違いや、大人の事情のあれこれもあるでしょうから(苦笑)。
もし、それらの「ここは大事で、抑えておきたいよね」が三方一致した時が、まさに名作になるのではないでしょうか?
そういう意味では、まぁ・・・第二人格として生きるらんと空が、お金と言うこれ以上はない現実問題に振り回されるエピソードは省いても可だと思います。ただ・・・目端が利く(大笑)読者やリスナーになると、萬年金欠の空の財布はあてに出来ないから、この場合の遊園地費用は直の財布だったかしら?などと思ってしまうかもしれませんけどね(大笑)。

そう・・・・わがまま・ミッションに於いては、夜とらんがデートに行くと言っても、予算と言うかお金がないので。遊園地に行く前に二人は七海達のマンションに行き、そこでお金をもらって(せしめて)出かけるエピソードがあったのですが。そこがまるまる削られてしまっていました。
七海ちゃんと真一朗さんが出てこないのは淋しかったのですが(苦笑)、二人のラブラブエピソードを描くのにはお金の問題など世知辛い浮き世の問題を削ったのは正解だったかな?焦点が絞れていて、良かったのでは?と思っていました。

3編が3編ともきちんと(大笑)やる事はやっているので。それぞれのシチュエーションが楽しめましたが・・・時間短いんだから、別に入れなくても良いのになぁ・・・。と言いつつ、3のちびっこ・ミッションでは、探偵事務所で正式に働くようになり、「好きだ」と正面切って言えるようになった空がまぶしかったです。
それに引きずられつつ、嫌いじゃないから・・・むしろ好きだから拒めない直。・・・この成長した段階では、夜とらんはどうなっているのかしら?中にまだ居るのだろうけど、本体?達がラブラブだから出てくるきっかけがない?とか??
まぁ・・真一朗さんと七海ちゃんカップルのお話がないのは百も承知で聴いたわけですし。空と直のその後を聴くことが目的だったようなものですから(゜゜)\バキッ☆。目的は達成されたと言うべきなのでしょう(^^;。

HEAVENLY BREATH

つたえゆず&沢城利穂 マリン・エンタテインメント 2002年7月25日 MMCCー3025
1:NO FATE 歌:緑川光                  
2:Always 歌:保志総一朗
3:RED or DEAD 語り:子安武人           
4:ヒカリノナカヘ 歌:山口勝平
5:Sweet feeling 歌:三木眞一郎 語り:石田彰
6:Understandingー愛のためにー 歌:三木眞一郎&上田祐司
7:LOVE and LUST 歌:小杉十郎太&置鮎龍太郎
8:エナジーエナジー 歌:私市淳&野島健児
9:恋でオーライ! 歌:千葉進歩&結城比呂&阪口大助
10:Believe me again 歌:緑川光&保志総一朗
11〜24トラックは、声優のみなさんによるメッセージ
あはは。聴いたのは随分と前だったのですが。感想、書いていなかったなぁ・・と改めて引っ張り出して聴いておりました。
このアルバムの中では、緑川さんのソロがお気に入り。今まで、Mや他の作品でも緑川さんの歌を聴いたことはありましたが。キャラソンとしての歌では、私的には3本の指に入るのでは?と思うくらい気に入っています。とても伸びやかに楽しそうに歌っている姿が浮かんでくるほどなのです(^-^)。保志さんとのデュエットソングでは、保志さんのキーに合わせたのか?何なのか?一曲目の「FATE」ほどのびのび感が足りない感じです。
子安さんは、歌お上手なのに。何故か語りでの参加となっています。山口さんは、今まで聴いてきた山口さんの曲がやんちゃ系(大笑)だった事もあって、らんとして歌ったこの曲はCUTEで良かったです。
あと、三木さんと石田さんは真一朗と七海カップルですからデュエットは当たり前としても(って、歌と語りなので正確にはデュエットと呼べるかどうかは、激しく疑問)。他の2人もしくは3人の取り合わせは何かなぁ?と思っていたのです。芥役の置鮎さんなら、学役の私市さんとのデュエットもありのはずなのに・・と。
しかし、このデュエットを聴いていたら。なるほど。演技の時には、兄弟には聞こえない(゜゜)\バキッ☆上田さんと三木さんも、親子?の小杉さんと置鮎さんも声の質が似ているかも・・と思えてきて。違和感ないハーモニーに納得かつ満足しておりました。
このアルバムの曲は、聴いていると。妙に癖になりまして(苦笑)。車の中で聴くことが多いのですが。車から降りた後に頭の中でリフレインしている事もしばしばです。

でも。ソングアルバムの第二弾の予定はないのでしょうか?第四弾のドラマが終わった段階だったら、櫻井さんに森川さん、宮田さんも歌で参戦出来たのにねぇ・・。少し大人になった空の緑川さんの歌や、直の保志さんの歌も聴くことが出来たでしょうに。うえださんのうめちゃんソングも聴いてみたかったしね・・。

緑川光と宮田幸季の
好きしょ!ラジオ」CDスペシャル

ランティス 2005年3月24日
1.コント名作劇場「保健室」            
2.男二人でやってます☆オープニング
3.男のココにモエ〜っ!そのいち        
4.コント名作劇場「はじめて」
5.スタジオの中心で愛をささやくPART1   
6.コント名作劇場「バー」
7.男のココにモエ〜っ!そのに          
8.コント名作劇場「旅・前編」
9.スタジオの中心で愛をささやくPARTU
10.コント名作劇場「旅・後編」
11.あーっまだたべたりないよ☆エンディング
おまけ
12〜31.みどりかわセリフ満漢全席     
32〜51.みやたセリフ満漢全席
52.コント名作劇場「文化祭」     
53.なりきりコント〜緑川さんといっしょ☆〜
54.なりきりコント〜宮田さんといっしょ☆〜
パーソナリティ:緑川光・宮田幸季
2004年10月〜2005年6月、「好きなものは好きだからしょうがない!!」に出演する緑川光さんと、宮田幸季さんによるwebラジオで放送されたコントやささやき、名場面集を集めたCDスペシャル第一弾。
名作劇場は、これは2でも共通する事なのですが。何しろ基が基だけに(大笑)、妄想が始まってしまいそうなお話なんですね。
BLの何シーン(゜゜)\バキッ☆ではなくて、わざと「何を目的としているか」を言わずに展開させて行き。その「目的」が出た瞬間に、今までの思わせぶりな演技と言うか・・台詞は何だったの??みたいなネタをはっきり言っていたり(大笑)。
だから、逆に1の「旅(前後編)」は仄めかしているし、結構ありかも・・と言うシーンで終わっていたりしますので。印象に残っています。

宮田さんの風邪ひきさんハスキーボイスを聴く事が出来たり、緑川さんのキス(ディープでしょ・・あれは)の効果音がお上手だったり。。夜中に聴いていたのですが。本当に笑わせていただきました。
うーん・・・個人的には、最後のセリフ満漢全席は不要だったかなぁ・・その分、もっと(ラジオを聴いていなかった人のために)コントを入れて欲しかったかな。
でも。最後のなりきりコントは面白かったですね。2でも共通しますが。なりきりコントの前にお二人の声がきちんと入った完全バージョンが流れ。その後で、それぞれ片方ずつのセリフだけ削除された物が流れています。台詞を書き起こすのは苦痛ではないので、その気になったら出来なくはないか・・などと思ってしまいました。少なくとも、ESCAPEのドラマCDに入っていた「あなたもESCAPEキャラと会話しよう」トラックよりは良かったように思います。
しかし。ふと思ってしまいました。お忙しい声優さん達は、別録音と言う事がありますよね。その時って、こういう感じで、相手の声を聴きながら合わせていらっしゃるのかなぁ・・。でも。先に録音する事になった方はちょっと気の毒と言うか、どうされているのかしら??相手がどう受けてくれるか、分からないわけですから。相手を信じてやるしかないんですよね、きっと。

緑川光と宮田幸季の
「好きしょ!ラジオCD」スペシャル2

ランティス 2005年7月21日
1.コント名作劇場「保健室MAX」     
2.男二人でやってます☆オープニング
3.男のココに萎えっ・・・          
4.コント名作劇場「UFO」
5.スタジオの中心で愛をささやく じゃんけん編     
6.コント名作劇場「きちく」
7.こんなことしてそうな2人        
8.コント名作劇場「暴れん坊将軍」
9.赤山影男スペシャル          
10.スタジオの中心で愛をささやく 名作編
11.え〜!もうおしまい?☆エンディング
おまけ
12.ボーナストラック〜すべての収録を追えて     
13.コント名作劇場「散り際」
14.なりきりコント〜緑川さんになっちゃお☆〜    
15.なりきりコント〜宮田さんになっちゃお☆〜
パーソナリティ:緑川光・宮田幸季
2004年10月〜2005年6月、「好きなものは好きだからしょうがない!!」に出演する緑川光さんと、宮田幸季さんによるwebラジオで放送されたコントやささやき、名場面集を集めたCDスペシャル。第二弾は、2005年初頭から番組終了までの名場面集。
名場面集は名場面集なのでしょうが。今回はちょっと違う感じかな・・。スタジオの中心で愛をささやくのコーナーは、台詞自体と言うよりも。その台詞を言う順番を決めるための変わったじゃんけんが入っていますし。ラジオでは、それも名物コーナーだったようですが、これはじゃんけんになるのか??みたいな物もあります。溺れている宮田さんと、それを助ける緑川さんでじゃんけんの回は「じゃんけんなんかしていないで、早く助けてやれよ」と思ってしまいましたが、宮田さんの溺れっぷりがあまりにお上手で。どうやって溺れている演技をなさっているのか・・すこぶる興味が湧いてしまいました(大笑)。じゃんけんの結果よりも、収録風景が見たかった(゜゜)\バキッ☆。
こんなことしてそうな二人のコーナーは、かなり笑ってしまいました。ラジオの中で生まれた赤山影男が、緑川光を真逆にした名前である・・・と言うお話や、相手がささやきなどを言っている間にバナナを食べている様子が入っていたり(大笑)。1に続いて、キスのコーナーがより過激になっていたり(キスは、宮田さんよりも緑川さんの方がお上手だと思います)。

でも。一番気に入っているのは・・実は冒頭。オープニングです(゜゜)\バキッ☆。いや・・どういう番組だったかの説明をするお二人が、「怪しい外国人」「東北弁ですか?みたいな訛り」「ちょっと危ないお兄さん風」・・それを徐々に変えてナレーションしていく辺りが、本当にお見事で。このオープニングトークばかり、何回も聴いてしまいました。

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