キヨショー&きみ恋シリーズ

*うーん・・別に共通点はなかったのですが。同じ「き」タイトルだったから・・ってのはあり??(苦笑)

キヨショー

きみ恋シリーズ


キヨショー1巻

吉岡 RIO/アニメイト 2006年4月28日 RIO005
1.The storm hit us
2.The greatness leadership
3.CAST TALK
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、福山潤(御厨俊)
吉野裕行(宮原久晃)、山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌)

小杉十郎太(清水袈裟次郎)、こやまきみこ(清水ななみ)
長沢美樹(柴小屋倫)、石田彰(きよっぽー(カヲリ)/本山光男)
川原慶久(羽島)、大須賀純(守)、佐藤有世(店員)
一人娘・ななみと会話をするため。父親の威厳を保つため!清水商事(略してキヨショー)の社長袈裟次郎は、ななみが現在嵌っているボーイズラブのドラマCDを社内で制作しようと思い立つ。
その野望に付き合わされたのが、千野率いる部署であったが。千野以外のメンバーには、敷居が高すぎて・・。
いやぁ・・・あちこちのブログやCDの感想を書くサイトさんで、噂には聞いていましたが(読んでいました・・が正確ですね)。最初にこのCDを聴いた時。実は、宮崎に行く用事で車を運転していたのですが。運転中でシートベルトで固定されていなかったなら、私は椅子から10センチはずり下がったのではないか?と思ったほどの衝撃をくらいましたねぇ。笑撃かもしれませんね(大笑)。

ちょっと待て!!ちょっと待ってくれ!!と思った方、多いのじゃあないかしら?声優の皆さん、壊れていますよ(大笑)。
やっぱり先ずは、椅子からずり下がるほどの衝撃を受けた石田さんのキヨッポー。感想で、あちこちに石田さんのニワトリ声って・・と書かれてはいましたが。まさに!いやもう、これは本当に実際に聴いてみないと分かりません。まさか、あんなニワトリ声とは!石田さんがニワトリになったなら、きっとそういう声になるのよ。ニワトリが石田さんになったらか??これはもう、ニワトリが先か卵が先か・・レベルの話になっちゃいそうですよ(^^;。ニワトリとしたら、きっと美声なのよ(゜゜)\バキッ☆と思いましたもの。
その石田さんが、兼ね役?で演じたのがアニメショップの店員さんとキヨッポーが映し出した解説者。このちょっと渋い声の解説者って、一体何?キヨッポーが生み出したホログラムか何かかしら?
そう、この兼ね役もちょっと怪しい役でしたね(大笑)。アニメショップの店員さんは、何故にフルネームの設定があるの??女性の店員さんは、店員としかないのに(大笑)。この店員さんは、市場調査に来たスーツ姿の西河から「BL作品売り場」を訊かれて。びっくりしつつも、場所を教えた後。同僚の女性店員に「あやしくない??あやしくない??でも、スーツ二人組って、キュンとくるものが・・目の保養だねぇ」と語っていますが。スーツ二人組を見て、目の保養って・・こいつも危ないかも(大笑)。また、ホログラムも「ジャッジャジャーン」と言うのが、凄く微妙〜〜。どう微妙かは、1トラックの10分目くらいをお聞き下さいm(_ _)m。
だって、どう書いたら分かってもらえるか・・絶対に書き表せないですもの(^^;。

そして。1トラック目では、皆に爽やかかつ優しいリーダーの仮面をかぶったまま、説得する主任の千野。その千野が、実はBLファンでありひそかに手島×宮原だの、あれこれ妄想にふけっては「萌ゆる〜〜」と内心で絶叫している・・ちょっと、男の人ではありえないだろう千野役を堀内さんが、本当に壊れて演じて下さっています。
あの堀内さんの美声で「萌ゆる〜〜」ですよ。「俺ツボ満載」「超萌ゆるじゃん!」「俺、総受け。萌え〜〜〜〜〜〜っ!!」いやぁ、堀内さんに「萌える」なんてのたうち回ってほしくない!!堀内さんには、渋く大人の男性を演じて欲しい!!1トラックでは、あんなに皆を引っ張っていったのに。2トラック目では、俺ツボ満載の設定を柴小屋に「没」にされてしまい、皆が出してきた企画の案があまりにもあまりなものばかりだから、「ボーイズラブを舐めるなぁ」と本当に壊れてしまっています。
あの壊れる最後に向かって、堀内さんの暴走が止まりません・・。もう、ちょっと待って・・ですよ。
そして、全ての元凶である社長の小杉さん・・。ななみちゃんとの会話についていけずに、「どうしよう」と悩むところが秀逸です。その挙げ句に「やだい!そんなのやだい!」とじたばたしているんですよ・・。「いやだ」じゃなくて「やだい」と言うのがねぇ・・。そして、ななみちゃんと自分の一人二役の会話は、あのアダルトっぽいイメージの声を持つ小杉さんが、小杉さんがぁあああ!!・・・はい。もう、そんな感じです。

他の方もね、手島役のうえださんと西河役の山本さんは、あまり壊れてはいなかったみたいですが。宮原役の吉野さんは、ネットサーフィンをして壊れてしまっていましたし。筋肉フェチの御厨役の福山さんは、社長の陰謀?を知って「一介の平社員が、社長にそういう事言うか?」状態に壊れていました。ありえないし・・「もう少し、経営者としての自覚をお持ちになられた方がよろしいのでは?」なんて。
ななみちゃん役のこやまさんも、いくらパパにお願いしたいから・・・と言っても、誰それをキャストに迎えて欲しい!なんてスラスラ頼めないし。と言うか・・娘が自分の趣味だからと、父親にBLの事・・話さないよねぇ。
また、柴小屋さんも千野の企画を没にして「あんな駄作出しやがって!!ばかじゃねぇのか?」ですから・・。

でも。このドラマCDでは、普段私が思っている事を結構代弁してくれているところがあって。そこに共感と言いますか「うんうん。そうそう」と頷きながら聴かせていただきました。
「登場人物が全員男ってだけで、中身はまるっきり少女漫画だったな」
「見知らぬ世界のドアをガンガン殴って、自分もろとも吹っ飛んだ〜みたいな」
そうそう。最初にこの世界を知った時。なぁんだ、結局は全員男だけど、中身は少女漫画っぽいよね。・・と思ったものですもの。ドアもろとも吹っ飛びはしましたが、ちゃんと復帰しましたし(大笑)。
BLにおピンクは付きものだと言われて、
「付きものなのはいいでしょう、そこに至るまでの紆余曲折は?!情緒ってもんは?慎みってもんは?」
と叫ぶ御厨のセリフは、まぁ・・今でも時々思う時があります。いきなりそれかよ?みたいな(大笑)作品もありますし。だんだんと慎みなんて、どこぞに飛んでますからねぇ。
それに対してのセリフの
「ま、時間も限られてるし。余計なとこは省いたんじゃね?」は、大人サイドのお話ですよね(大笑)。でも、ちゃんと紆余曲折を描いてくれている作品もありまして。逆に、そういう紆余曲折をちゃんと描いている作品は、好感を持ちますね(^-^)。

「一生届かない、手に入れられない。だけど、諦められない。諦めたくない。そんな心の葛藤を表現しているのがボーイズラブだ。常識的に認められない困難な恋をしているからこそ、ユーザーはキャラクターを心から応援出来るんだ」と言うのが、結局は一番の燃え(萌え)ポイントって事になりそうですね。でも、最近って男同士の認められない恋に戸惑う作品は減っていません??まぁ、あまり悩まれても、進まないですけどね。
「今の世の中が見失っている、慎ましい恋。純粋でひたむきな、ただ与え続ける・・・そんな恋物語」は、ちょっと言い過ぎ(褒めすぎ)の感もありますが。
それを、BL作品にご出演の経験がある皆さんがおっしゃる・・・それこそが一番面白いのかもしれませんね(^-^)。

キヨショー2巻

吉岡 RIO/アニメイト 2006年6月30日 RIO006
1.Things of value.
2.Take a course!
3.CAST TALK
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、福山潤(御厨俊)
吉野裕行(宮原久晃)、山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌)

小杉十郎太(清水袈裟次郎)、こやまきみこ(清水ななみ)
長沢美樹(柴小屋倫)、石田彰(きよっぽー(カヲリ)/本山光男)、小野友樹(店員)
社長の無理矢理命令で、BLのCDを制作する事になった千野達。隠れ?BLファンである千野はともかく、男性である他のメンバーにとってはBLは受け入れがたいジャンルだ。今日も今日とて、超常現象!!に立ち向かうメンバーだった。しかし、今一番人気の「滅殺恋物語(略してメッコイ)」のイベントチケットをゲット出来なかった千野は、企画の一部としてメッコイのイベント見学を柴小屋に進言する・・・。
このドラマCDの一番のポイントは、おそらく・・・BLにも出演されている声優さん達が、BLを一般の男性(や、冷静沈着かつ常識的な突っ込みが出来る人。あくまで、BLに理解を示す腐女子ではない人々)が持つでああろう感想を堂々と述べる事かな?と思うのです。
今回も、「やってられっかぁ!」の宮原や御厨がぼやくシーンで大いに笑わせていただきました。

「大体、何?このありえねぇシチュエーションはさぁ!」
「つーか、何で全部エロなの?」(「そりゃ、お嬢さんの趣味だろう」と言うフォローあり)
「エレベーターに載って下に降りるまでに、事が全て終わるわけねぇだろうが!どんだけ高いビルなんだよ!」
「通勤途中にチューしただけで、ホテル直行だぁ?会社行こうよ、社会人!」

そう言えば、あったなぁ・・。エレベーターの中の情事(大笑)。確か、ダブルコールでもあったし。俺の下であがけのゲームの吉岡エンディングでは、エレベーターの中がラストだったような記憶があります。
ダブルコールは下に降りるまでではなく、塔馬の部屋のある階に上る時にしていましたっけ(大笑)。
個室で二人きりと言う事と、何時誰が乗ってくるか分からないと言う緊張感があるからでしょうか??ハラハラしつつも、燃えてしまうのかしらねぇ??
ただ、通勤途中のキスでホテル直行は聴いた事はないのですが。あったら、どなたか教えて下さいな!聴いてみたいから。

そこで、千野のフォロー?が凄かったですね。丸め込むと言うか、言いくるめてしまったんですもの(大笑)。
「おまえら、仕事をなんだと思ってる?」
「俺たちは、会社に時間と能力を買われてるんだ。違うか?」
「俺たちは所詮コマだ。だから、お前達は悔しくて仕方ない。
だがプライドはある!俺たちは人間なのだから。そのプライドを賭けてみろ!自分たちは、会社の無茶な要求にも立派に応えることが出来るのだと。それが、俺たちが会社にしてやれる唯一の抵抗じゃないのか?」
いやぁ、前回の最後で爆発するように自分のBL好きを暴露してしまった千野なりの挽回作戦!ではあるのでしょうが。
その意見は、正論をついているのかもしれません。ただ、この場合はBLと言うジャンルを作れ!と言う無茶苦茶な要求なのですから(面白そうな原作を探すのが、良いと思うのに。あくまでオリジナルで勝負!!と言う彼らが凄いですよね)微妙にすり替えているようにも聞こえます。
そのため、いつも冷静と言うよりも投げやりっぽい口調のムードメーカー手島くんにして「重みがあるなぁ」(このセリフを思いっきり軽く、重みのカケラもなく言ってのけたうえださんに拍手!!)でしたもの。

CDに付加価値を付けたら売れる!と言う話で、応募券集めてビール券プレゼント。ユーザーは女子だから、ビールじゃなく可愛いぬいぐるみ、ボディソープ、お米券に車・・おいおい。車はないでしょ。身近にして歯磨き粉・・・車以外は買った方が早いって(大笑)。
男が電話口で泣くのは、オレオレ詐欺くらいだ!と言う意見が、妙に可笑しかったです。

しかし。段ボール五箱分のBL書籍(貴重な一般意見か??それは?)・・って、ななみちゃんのBL書籍の量は怖いですよね。一体何冊くらい入っていたんだろう?
好きな声優さんの好みはあるでしょうが、彼にはこういう役が似合うの!!とお父様に指南するシーンは、詳しすぎて笑えてしまいます。
そんなななみちゃんラブ!!のお父様役の小杉さんは、ななみちゃん相手のシーンは素晴らしすぎます。「もっちろん!」「パパとぉ、ゆ〜び〜きぃり〜」が必聴!の名シーンだと思います。

小杉さん、堀内さん。「こういう事」・・・あと5年と言わずに続けて下さいね。石田さんを7年とした理由は一体何かしら??(大笑)。

今回も、御厨の福山さんの苛めっ子キャラが爆発していました。自分の好き嫌いを淡泊に言ってのける辺り。望月くんや宮原くんを苛める辺りは、もう最高!福山さんは、お声が高音になるので。どちらかと言うと、いじめられっ子が合いそうな気もしますが。良いじゃない!!こういう苛めっ子。自分の趣味や好き嫌いに正直な役って。似合うなぁ。このトーンの淡々とした言い方、好きです(^-^)。
柴小屋役の長沢さんは、堀内さんの演じたキャラに暴言の数々。役の上で・・とは言え、お疲れ様でしたm(_ _)m。きっとね、気持ちいい反面。堀内さんと一緒に居たら、言いづらかったと思うんですよね。

キヨショーは、BLに従事している声優さん達が、自分たちの出演しているBLを茶化すと言いますか。それをネタに自分たちで突っ込みを入れると言うのが面白い!と書きましたが。
今回は、アニメ店長でもあったような声優さんネタがありましたね。大量のボイスサンプルを手島と宮原が聴くシーン。
「しっかし、すっごいですねぇ」「ねぇ〜!ほんと」「これ、役によって使い分けるんでしょ?」「ねぇ〜。声優って凄い職業だよ」
「あぁ、だけど。どの人も上手く聞こえるんで、誰が良いとか分かんないんですけど」
最初に聴いた時は、自画自賛?っぽく聞こえて笑えてしまいました。でも、7色の声どころか数え切れないほどのキャラを使い分け。あまつさえ、感情を移入して。聴く人や見る人を感動の渦に巻き込む。千野が宮原達を言いくるめる程度じゃありませんがな。本当に、凄い職業だと思っていますよ(^-^)。

フリートークは、小杉さんの仕切りで主にヘアスタイルなどについてで進行されていました(山本さんには広島のお好み焼きの事などがありましたが)。
身分違いの恋をテーマに、主役クラスの声優さんも決まり!後は、煮詰めるだけ!となっていますが。さぁ、3巻の進行やいかに!!です。

キヨショー3巻

吉岡 RIO/アニメイト 2006年9月29日 RIO007
1.Camp training.
2.Take part competition!
3.CAST TALK
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、福山潤(御厨俊)
吉野裕行(宮原久晃)、山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌)

小杉十郎太(清水袈裟次郎)、こやまきみこ(清水ななみ)
長沢美樹(柴小屋倫)、石田彰(きよっぽー(カヲリ))
柿原徹也(住職)、佐藤有世(坊主)、鈴木千尋(イブラヒモビッチ)
この寺で、打ち合わせをすると大ヒットすると言われる「BL」寺。そこで、合宿を行い「会社員のBL」の企画も煮詰まってきたが。
娘を喜ばそうとした袈裟次郎が、話をばらしたために?新しいBLを作る事になってしまい。柴小屋がイブを呼びつけた・・・。
あれ?身分差のBLを作るんじゃなかったっけ??ななみちゃんの意見を取り入れての声優さん選びは、前からの流れではあるけれど。確かに、会社員の意見もあったけどさ・・・。あら?それに、この寺での合宿ってなんだか唐突・・。
と、思った今回の出だし。

BLを作ろうとするノーマルな男性会社員達の苦悩を描く、BLならぬBLもどきの作品。しかも、その作り手の会社員を演じるのが、BLにご出演の声優さん達であるのが、パロディっぽくて楽しいドラマCD。それが、キヨショーですが。

シリーズ3巻目になると、ちょっとクールダウンorパワーダウンしているお話、多いですね(^^;。
1巻と2巻が面白かったから、楽しみに買ったなら、肩すかしに遭っちゃいましたって作品も結構あります。または、キャストが豪華で。それで、惰性で買ってますってシリーズもそれなりにありますが(゜゜)\バキッ☆・・・。
逆に1巻などでは、説明だけだった舞台やら設定が、ここに来てドーンと生かされて。1巻や2巻で提示されただけの謎が、解明されて面白くなるお話もあるので、1巻と2巻が面白くなかったから・・と買わないのもどうか・・・になっちゃって。結局は、私などは買ってしまうタイプなのですが。
もちろん、1巻も2巻も面白くて。3巻が楽しみで買ったなら、大当たり!!だった作品ももちろん多いですよ(^-^)。

ただ・・そうですねぇ・・・。キヨショーの場合は、ちょっとトーンダウン?パワーダウンに入るかもしれません。
いきなり出てくるお寺と、そこの住職さんもそうですし、第二話で出てきたイブさんもそう。
そういう寺があるなら、もっと早い企画の段階で合宿やら打ち合わせしたら良いわけだし。とんでもないBL(宇宙の大魔王やら、魚人が出てくる)の設定をぶちまけたイブさんが、実は・・の人なら。最初から彼をシナリオや企画に参加させておけば良いわけで・・・と思ってしまったんですね。

さて。それでも、今回も千野の言葉巧みな騙しや、手島の天然なチャチャ入れは健在でしたし。ネガティブ思考の宮原と、筋肉以外には興味のない御厨の二人が「もう、嫌だ!」と喚くパターンも健在。
考えているのか居ないのか??の周吾クンや、声は悪くないんだけど肝っ玉小さそうな望月。そして、娘命!!のパパの袈裟次郎と、本当にこれを複製して売った方が儲かるぞ!のきよっぽー、相手が誰だろうが怖い(大笑)柴小屋さんも健在でしたが。
ちょっとパターン化してきちゃったかな?みたいな(^^;。

今回の千野の誘導?のだましは
「自分に新しい引き出しが増える事に、何故積極的になれんのだ」
「興味がないなら、持て。新しい知識を身につけられる事に喜びを覚えろ」
「知識は個人の努力で、いくらでも積み上げる事が出来る唯一の財産だ。それを放棄するなど、愚か者のする事だぞ」
・・・わはは。確かにね、普通の知識なら積み上げて財産になるけどねぇ・・。一般サラリーマンが、BLの知識を身につけて、財産になるかどうか・・・甚だしく不安(大笑)。と言うか、ならないでしょう・・って思ってしまいますけど。
それを、堀内さんの説得力あふれるお声で言われると。信じてしまいそうですよねぇ・・。流石○○吹きと、あだ名されるだけの事はあるかもしれませんね(゜゜)\バキッ☆。

後は・・・お寺での特訓で。滅殺恋物語の台詞を皆で読み合わせをするシーンがありますが。声優さんと言う設定の寺島さんが、生き生きと演じていらっしゃるのと。うえださんが、ものすごく棒読みで演じていらっしゃる事。割って入った柿原さんが、またお上手で。普段、演じていらっしゃる福山さんが、可愛い子ぶりっ子していたり・・。素人とは思えないくらい、順応しているとか・・・あのシーンは今回のサービスシーンだったんですかね??
でも・・。あの滅殺恋物語の設定や配役を千野が言うシーンは・・。この原作って南原作品?と思えるくらい、みんな誰かに恋していて。サブキャラ同士が、またカップルって奴で・・おいおい・・。恋が叶う饅頭と言うのが、おかしかったです(大笑)。

トークは福山さんの仕切りで、テキパキと進行していましたが。
収録日が堀内さんがお誕生日で。ハッピーバースデイを歌おうと言う事になって、著作権が大変だと歌うのを止めてしまいました。冒頭の山登りのシーン等でのBGMは、「24時間戦えますか?」のリゲインのCMミュージックに似ているんですけど。・・・あれは、ギリギリセーフなんでしょうか??似ているだけなら、OKなのかな??

キヨショー4巻

吉岡 RIO/アニメイト 2006年11月24日 RIO008
1.Visitation of the sick.
2.Oncoming storm.
3.CAST TALK
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、福山潤(御厨俊)
吉野裕行(宮原久晃)、山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌)

小杉十郎太(清水袈裟次郎)、こやまきみこ(清水ななみ)
長沢美樹(柴小屋倫)、石田彰(きよっぽー(カヲリ))
滅殺恋物語の作者であるイブとの一件で、精神的なダメージを受けてしまった千野。ついには、自宅で引きこもり状態になってしまう。
周吾が通信教育で覚えた、催眠術で千野を立ち直らせようとしている頃。社長の袈裟次郎に、娘のななみが一つのお願いをしに来ていた・・・。
おぉ・・・!この分岐点は見えるぞ!とも言うべき展開となってしまいました。まさに転!のキヨショー4巻です。
と言うのも、これまで隠しに隠していた千野のBL好きは暴露されるし、滅恋路線でBLを作ると言う企画がほぼ出来ていたのに。
ここにきて、対抗馬?とも言うべきBL作品「メイドレイニャンプリンス」(通称メイプリ)が登場!しかも、手島・宮原・周吾がはまってしまい。別の企画で、プレゼン?と言う事になりそうなんですもの。
まぁ、今までの要素を少しずつ散りばめながらの転なので、個人的には満足しています。

ただ・・催眠術で、そんなに簡単に過去の自分って出てくるのかしら?うーん・・ま、いっか(゜゜)\バキッ☆。

今回は、ななみ役のこやまさんの「パパにおねだり」するシーンと、お願いを聴いてもらったなら後はパパなんてどうでも良いの二面性を持ったシーンが最高でした!!
また、石田さんがきよっぽーとの兼ね役で演じていた本山さんが再登場。きよっぽーのシーンでも、ぽ〜の台詞回しではなく、普通の良い声での演技を聴くことが出来て、妙に嬉しく思っていました。

うーん・・・御厨がいつも以上に暴れていまして、宮原と望月くんには気の毒なシーンもありましたが。
今回は望月君も日向さんには負けない!宣言をしていたり、多少は鍛えられた?部分が見えたので、そこはOKでした。

でも、キャスト交渉まで進んでいる企画を没にしても良いのか?とか、ゲームで30のスチルって多いの?それが、コンプリート出来ないからって、男性がBLゲームにそこまではまるのだろうか?・・って、メイドに奴隷に、猫耳にプリンスって、どういうゲームよ・・それ・・。
と言うか、そこまでメディア展開している作品なら。元々のゲームの攻略サイトって、一杯ありそうな気がしているんですが・・。
仕事中にゲームスチルコンプが仕事!と言い切ることが出来る職場って、良いなぁ・・・と、別の意味で感動して聴いていました。

キャストトークは、先に録音されたのか?堀内さんの出したお題に対して、寺島さんの仕切りでとても淡々と進んでいました。
でも、堀内さん・・・前世の事を語って下さい・・・って、大抵の人は語れないと思うんですけど・・。
そんな中で、吉野さんが言った「未熟な人って、精神(魂)が成長していないから、人間一回目なんだ」が、妙に面白かったです。まぁ、大人だから人間が出来てくるか・・・と言うと、そうでもない人も居ますしねぇ(゜゜)\バキッ☆

キヨショー5巻

吉岡 RIO/アニメイト 2007年2月23日 RIO009
DISC1
1.Storm of Passion
2.Dawn of a new day
DISC2
1.On a certain day 1
2.On a certain day 2
3.O・MA・KE
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)
福山潤(御厨俊)、吉野裕行(宮原久晃)
山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌)

小杉十郎太(清水袈裟次郎)、こやまきみこ(清水ななみ)
長沢美樹(柴小屋倫)、石田彰(きよっぽー(カヲリ)
松浦チエ(乾芳子)、小野大輔(日向元成)、小野友樹(店員)
TRACK1 
大須賀純(津田守)、川原慶久(羽島圭吾)
寺島拓篤(ジェルトレイト)、成田剣(カイル)
TRACK2
寺島拓篤(望月巌)、川原慶久(松平茂之)
大須賀純(浜田光幸)

キヨショーサテライト 
プラチナ第一巻

吉岡 RIO RIOー026 2007年6月29日
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、山本泰輔(西河周吾)

小野大輔(李澤啓一郎)、千葉進歩(永嶺誠)、神谷浩史(原三紀彦)
小杉十郎太(清水袈裟次郎)、石田彰(きよっぽー)、小野友樹(店員)

キヨショーサテライト 
プラチナ第2巻

吉岡 RIO RIOー027 2007年12月21日
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、山本泰輔(西河周吾)

小野大輔(李澤啓一郎)、千葉進歩(永嶺誠)、神谷浩史(原三紀彦)
石田彰(カヲリ)、谷山紀章(藤島政志)、細谷佳正(李澤兄)

キヨショー
サテライトゴールド 1巻

吉岡 Rio RIOー028 2007年9月28日
福山潤(御厨俊)、吉野裕行(宮原久晃)
遊佐浩二(手島朋尚)、寺島拓篤(水野悦司)
下野紘(金沢佳純)、越田直樹(安永総次郎)
石田彰(ハルコ)

長谷川ゆみ(子供達)、中野さゆり(子供達)
矢野明日香(子供達)、吉本郁見(子供達)

キヨショーVS店長候補生
BL関ヶ原の戦い

RIO/アニメイト 2006年12月
2007年アニメイト 冬のAVまつり景品
堀内賢雄(千野嘉之)、うえだゆうじ(手島真光)、福山潤(御厨俊)
吉野裕行(宮原久晃)、山本泰輔(西河周吾)、寺島拓篤(望月巌)

小杉十郎太(清水袈裟次郎/高橋社長)、長沢美樹(柴小屋倫/星井ラミカ)
石田彰(きよっぽー(カヲリ))

朴ろ美(福沢一太)、小林沙苗(新渡戸和)
斎賀みつき(岩倉シロ)、皆川純子(夏目修三郎)

きみが恋に堕ちる

高永ひなこ ムービック MACYー2339 2006年9月29日
1.思わぬ再会
2.司の告白
3.ひたむきな想い
4.インターハイにて
5.揺れる気持ち
6.言えなかったこと
7.路地裏のキス
8.本心
9.そして…恋に堕ちる
10.愛のことば
11.風の吹くところ
神谷浩史(主藤司)×千葉進歩(望月春)
遊佐浩二(主藤礼一郎)

赤城進(吉田)、河原木志穂(志村)、遠藤綾(女子部員)
北斗利佳(女子部員)、波多野渉(教員)、根本圭子(事務員)
季節外れの赴任。望月春は、その私立校に弓道場があるのを見て、ふらふらと立ち寄ってしまい、美しい立ち姿に見惚れてしまう。
しかし、その生徒こそ。彼が高校時代に共に弓道で優勝を競い合い、そして好きになった主藤礼一郎の弟・司であった。
原作ファンの方、ごめんなさい・・。かなりスルーっと聴いてしまいました。
と言うか、聴きながら考えていた事が。
主人公は、男なのに。どうして「春」なんて名前なんだろう?とか、次男坊なのに「司」かぁ・・などなど、そういう事だったりしたんですよ。

原作は、あの「恋する暴君」の高永さんで。袴もの!(゜゜)\バキッ☆と言うので、ちょっと期待していたのですが・・。
うーん・・うーん・・・。春さんの乙女っぷりに、良い意味でも悪い意味でも、感動してしまったお話となりましたm(_ _)m。

お話としては。春さんは、高校時代に親友として、一緒に弓道をしていた礼一郎君が好きになり。彼を見て欲情する自分に、礼一郎君から離れようと決意。行く先も告げずに遠くの大学に進学し、礼一郎君との思い出?である弓道も辞めてしまう。
ところが、赴任した高校で。その弟の司くんに再会。
司くんは、常に春さんを見ていたので。春さんがお兄ちゃんを好きだった事を見抜いてしまっている。その感情を否定する春さんに、人を恋すると言うことは決してマイナスになるものではない!それを自分が証明してみせる。自分は、春さんがずっと好きだったんだ!!・・・と、インターハイで優勝する事を誓う。
しかし、そのインターハイの会場で。お兄ちゃんと春さんが再会。
春さんを巡って、ストレートな告白をした司くんと昔の思い人である礼一郎君が激突!!という三角関係に・・・。

兄弟が、好きな人を巡ってのライバルになるお話なのですが。
礼一郎君は、途中まではかなりノーマルな感情しか抱いていないため。これは、ライバルになるのかなぁ?キスしているところを見て、自分の気持ちに気が付いたと言っていますけど。別にお兄さんを無理矢理、ライバルにしなくても良かったんじゃないかなぁ??
BLだからと、登場人物が全員そちらの嗜好がある方にしなくても良いわけで。
・・・まぁ、この礼一郎さんが続編では受けになるお話もあるそうなので、ここでちょこっとそういう世界もあるんだよ〜と礼一郎さんに教える意味があるのなら。それはそれで良いと思いますが。
これでお話が完結しているのなら、最後まで礼一郎さんは、「春さんの親友!」と言う立場で居て欲しかったかな??これは、あくまで私の意見ですけど。
「親友の立場は、残しておいてくれるんだろ?」か・・・。そんな後追いするような台詞は、似合わない気がします。

ただね・・。ちょっとだけ解せなかったのが。春さんのご両親はどうなっているんでしょう??
主藤兄弟の家が、弓道場で。そこに練習に行っていたと言う設定で。春さんの事は主藤の家の方も「お久しぶり」なんて言うくらいご存じだったわけですから、当然ある程度は家族ぐるみでつきあっていたのかな?なんて思うんですよ。
そうしたら、いくら春さんが彼らに知らせずに遠くの大学に行ったにしても。まるで連絡が取れない。どこに行ったのかも知らないと言う事態にはならないのじゃないかなぁ??
そんなに心配していたのなら、主藤兄弟も春さんの家族に直接訊けば良いじゃない??春さんが、いかに高校時代の全てを捨て去ろうとしたって、家族は知っているでしょうが・・。

年下の情熱的な人に、思いっきり直球で交際を申し込まれ。態度で示されているうちに、過去の恋心は薄れてしまい。気が付いたら、そちらが好きになっていました!・・になるんだろうな?これが、やっぱり過去に好きだった人が忘れられません!!なんてなったら、いくらなんでも、司くんが可哀想だよねぇ・・・と思っていたら。うんうん・・そうよね。そう来なくっちゃ!と言う方向にお話が落ち着きまして。八方丸く収まりました!
でも・・この春さんって、思いっきり乙女!!なんですよ。今時、女性でもこんな乙女居るのかな?と思ってしまうくらいの乙女。
礼一郎は、まだ仕事だろうから。礼一郎に逢わない時間に行き、一刻も早く司に会って仲直りしたい!と主藤家に向かうシーンでは、乙女走り(手を左右に振る走り方)しているんじゃないか?って思ってしまうほど(あ・・いけない。自分で想像して、鳥肌が立ってしまった)。

キャストは、その乙女!春さんに千葉さん。モノローグに台詞に、本当にお疲れ様でした。最後の風が・・・と言うモノローグで、弓道を再開した春さんが、憑き物が落ちたように爽やかで幸せそうで良かったです。
過去の思い人だったお兄さんの遊佐さん。続編での受けに超!期待です。このお話では、どう聴いても攻めっぽいですもの(大笑)。
そして、一本気でまっすぐな弟・司の神谷さん。いかにも!若さの特権!と言うストレートさが気持ちよかったです。・・・恋人同士になったにしても、なんとなく呼び捨ては似合わないっぽい気がしました。一カ所だけ、「春」と呼ぶシーンがあったのですが。ちょっと似合わない(゜゜)\バキッ☆。まぁ、年下攻めで呼び捨てが似合わないと言うのは、きっと優しい恋人になるからじゃないかしら??

きみが恋に堕ちる X’masバージョン

高永ひなこ 応募者全員サービス 2006年12月到着
1.きみが恋に堕ちる〜X’mas バージョン〜
2.神谷浩史&千葉進歩〜フリートーク〜
神谷浩史(主藤司)×千葉進歩(望月春)
赤城進(吉田先生)、河原木志穂(花村)、遠藤綾(女子部員)
北斗利佳(女子部員)、根本圭子(女子生徒)
晴れて恋人となった春と司。しかし、司と仲が良い事を他者から指摘されてしまった事で、春は「もしも、二人の仲がばれたら!」と思い悩んでしまうのだった・・・。
神谷さんの演技に、目を見張った(・・・この場合は耳をそばだててしまった)一枚でした。
まぁ・・・春さんが、年上のくせにウジウジ(゜゜)\バキッ☆と言うか一人で背負い込んでしまって、相談もせずにあれこれ悩んだり辞職願いを書いてしまうのは、想定内としても(わお!)それを説得する司くんと、クリスマスプレゼントを渡した後のちょっと拗ねた若い恋人の顔がね・・・もう素晴らしかった!!
神谷さんファンは、このCDは是非お聞き下さい!!と思ってしまうほどです。

まぁ、春さんは男同士の恋愛が、世間からどういう目で見られるのか・・・まだ高校生の恋人の将来などを考えて、彼なりにこれじゃあ拙い・ばれないようにしなくては!と思い詰めての行動なのでしょうが。傍目から見た時に、折角赴任してきて(この就職難のご時世に)仕事も対人関係も上手く行っているだろう人が、転任願いなんて出したら「ど、どうしたの?」と思われるのではないかしら?
逆に、何かあるのか?って詮索される気がしてしまいます。

って言うか・・・司くんって何年生でしたっけ?受験に関係のない2年生と言う感じがしているので、そうするとあと1年くらいナイショにしておけば、乗り切れるのじゃないのかなぁ?と思ってしまうんですよ。その1年を乗り切る自信すらなかったのか?と思いませんか??
こういう男同士の恋愛に、いろいろ葛藤したり悩んだりする過程は好きなのですが。それが独りよがりになったり、一人で思い悩んでいたり、後ろ向きになっていると「なんなんだろう?」って思ってしまいます。

お話の中では、どうしても司くんに同調してしまいます。
転任届けを持ってウロウロしていた・・・と知って、恋人のアパートに行ったなら。そこで、校門を出る時には持っていなかった紙袋。個人的な買い物として誤魔化されてしまいますが。聴いている方には、その前のシーンで「古くなってしまって、買い直さないといけない」と司くんが言っていた物を買ってきたのだろうと想像がついてしまうのです。
そこで、不信感を煽るよりも。正直に「ちょっと一足早いけど、クリスマスプレゼントだよ」って言えばいいのになぁ!!と思います。
もしも自分だとしたら、後で貰った時に嬉しいと思うのと。あの時に言ってくれれば良かったのにと言う気持ちが半々になりそうです。

そして。一人であれこれ悩む春に対して、司が言う台詞。春さんが好きだからこそ(春さんが不安に思ってしまうのなら、校内で好きと言う素振りも見せないし、目で姿を追ったりする行為も)我慢が出来る。二人の事を一人で考えたりしないで、なんでも相談して二人で決めようよ。春さん、一人だけで背負わないで。なんのために俺が居るの?そんな淋しい事、考えないで。
俺、年下だし。頼りないかもしれないけど、もっと春さんの考えてること教えてほしい。春さんの支えになりたいんだ
まぁ!!!もう、この時の司くんってば、男前!!春さんには勿体ない(゜゜)\バキッ☆くらいの良い子じゃあないですか!!
その一方で、クリスマスプレゼントとして、指輪を贈るシーン。
指輪なんてもらえない!と断固として返してきなさい!と言い出す春に対して、「えぇ??折角特注で、店員さんにも相談に乗ってもらって作ったのに」とごねるシーン。
年下を強調してのワガママと言うか、ちょっとふくれての甘えてのシーン・・。恋人の不安に、男前に宣言した人と同一人物とは思えないくらいの可愛い声です。
いやぁ・・・もう!!神谷さん、サイコーです!!

きみが恋に溺れる

高永ひなこ ムービック MACYー2353 2007年10月26日
1.礼一郎 in 藤乃屋
2.陣内の教育
3.司について…
4.コンプレックス
5.キスと本気
6.涙の理由
7.好き
8.きみが恋に溺れる
高橋広樹(陣内和史)×遊佐浩二(主藤礼一郎)
神谷浩史(主藤司)

松岡大介(店長)、永野愛(社員)、森夏姫(社員)
井本恵子(佐倉)、中塚玲(岡山)、うえだ星子(岡山(娘))
戸川絵美(客)、タルタエリ(客)、藤本教子(仲居)
店長が、年齢を理由に退職すると言い出した時。副店長の陣内は喜んだ。次はオレが店長だぁ!
しかし、店長に着任したのは。社長令息で、自分より10歳も年下・思った事を正直に口に出しては、お客を帰してしまうような主藤礼一郎だった・・・・。
きみが恋に堕ちるのスピンオフです。最近、こういうスピンオフのお話って増えてきたように思います。

BLって一つのカップルをずーっと描く作品もありますが。シリーズとなった場合には、関係者皆がそっち関係でしたぁ!!と言う作品の方が圧倒的に多くありませんか?
えぇ。下手すると。登場人物全員がそっち傾向(どっちとは訊かないようにm(_ _)m)で、家族(一族)のお話なんかだったりすると。この一族は、跡継ぎ生まれないじゃないか・・お家断絶?おおぉい・・・良いのか?と、他人事ではあっても(その前に、絵空事と言うか(゜゜)\バキッ☆・・それを言っちゃあおしまいよ・・・なのですが)とっても、気になってしまうんですよね。

まぁ、ファンタジーBL世界の七不思議の一つになるかなぁ?と思うのですが。
友人・知人果ては、兄弟や親子(゜゜)\バキッ☆がそういう嗜好がありました!と言う事を知った時に、嫌悪する事もなく。逆に自分の隠された嗜好を知る。そして、実は!自分もそっち系統でした!となっていませんかね?
このお話も、「きみが恋に堕ちる」で。親友と弟がそういう関係だと知った時に、自分は親友が好きだった?と慌てて告白したお兄ちゃんこと礼一郎さんのお話です。

個人的には、堕ちるの春さんがそういう目(はい、そういうです・・・)で礼一郎さんを見ていて。それが辛くて、礼一郎さんの元から離れた。
しかし、春さんをずっと見ていた司くんは、それすら承知で春さんを好きになって、自分の方に振り向かせた。
でも、二人の真ん中に居たお兄ちゃん・礼一郎さんには、ノーマルで居て欲しかったなぁ!!と言うのが前回の一番の感想でした。

そのお兄ちゃんメインのお話では、春さんにふられた結果となったお話の裏側を描くと言う事だったのですが・・。

聞いた時の第一印象は。えぇ?きみ恋って、こんなギャグストーリーでしたっけ?となりましたねぇ・・。恋する暴君の高永さんだから、ギャグテイストはありなんでしょうけど。
視点が違うと言うだけではなく、お話自体がコミカルになっていません?
春さん目線で描かれた作品では、思いっきりシリアスに男が男を愛する時・・と言うお話だったのですが・・。今回は、そんな深刻な話はどこかに行ってしまいまして。
途中までは、同じ人物がリンクして出てくる作品なのに、大笑いしながら聞きました(^-^)。

今回の目線は、お兄ちゃんの礼一郎さんではなく、礼一郎さんを見つめる陣内さんの目線で描かれていました。
つまりは、店長になれる!と喜んでいたのに。社長令息と言うだけで、大学卒業したての若造に社長の座を奪われてしまった副店長(^^;。しかも、その社長令息が出来る男ならともかくも、なかなか売れる物でもないだろう(特に、これだけ和服離れが進んでいるとねぇ・・)和服の上得意を失うような真似を平然として、悪びれもしないような天然年下男なんですもの。
陣内さんでなくても、「世襲制と言うのは、分からないでもないけど。もうちょっと社会勉強をしてから、お店には出てこいっ!!」と叫びたくなりますよね。
オレは絶対にこの男が店長だとは認めないっ!!
そんな陣内だから、礼一郎に対しての呼びかけである「店長さん」は、出逢いからずっと皮肉に満ちた物となっています。
お客様に対する態度からして、この皮肉は通じないと思いきや!!礼一郎くんって、そういう皮肉はちゃんと通じているみたいでして。しかも、それでしっかりと傷ついているんですね。
自分に対して向けられた感情には、敏感って事ですか?他者に対する天然ボケはOKで、自分に対する目線には厳しい・・ってのは、有りなんですかねぇ?今回の疑問は、それが一番でした。

だって、母親と娘が買い物に来て。礼一郎くんが言った台詞が
「あまりお似合いになりませんが」
「紫にもいろいろありまして、こういう色は若い方向きなんです。お客様ですと、どうしても顔色が悪くうつってしまうので。
なんですよ?それを言い直した陣内君の台詞・・・
「似合わないじゃなくて、こちらの方がお似合いですよ
若い人用じゃなく、大人の女性には物足りないですね
顔色が悪く見えるじゃなくて、綺麗なお肌を生かす色はこちらです・・だ!」

それ以降にも、元々の礼一郎さんの性格がすぐさま修正されるはずもなく!
「振り袖は25までですよ(・・と、二十歳のお嬢さんに)
「腰布団を入れませんと・・・この辺りに(と、触る)
「着物は太ってても似合うんですよ。大きめの市松なんかお勧めです(せめて、ふくよかと言えーーー!と陣内のツッコミあり)
ほほう・・アパレルショップの店員さんの常套手段と言うか、言葉の裏ってそういうモノか・・とちょっと笑ってしまいましたね。
お似合いです(^-^)にっこり・・の裏側のこれらの台詞は、今度から要注意ね(大笑)。

内容としては、春さんへの感情が愛かもしれない?と勘違いしてしまった礼一郎。春から「友人として・・」と言われて、それで満足していると言うからには、やっぱり礼一郎から春さんへの気持ちは、友情以上愛情未満でしかなかったのね(^-^)と思うのですが。
弟・司への気持ちなどを含めて相談されていた陣内は、次第に礼一郎が「実は、とても繊細で。傷つきやすい人」だと言うことに気が付き。そんな彼を分かってあげられない周囲から守ろうと思っている事から、のめり込んでしまう・・・と言うお話になるのですが。
うーん・・・・別に、陣内と礼一郎くんをくっつけなくても良かったのになぁ・・
それじゃあBLにならないと言われたらそれまでですが。男同士のやり方を知らなかった(大笑)礼一郎くんに最後まで教えてしまわなくても良かったのじゃあ?とすら思ってしまってました(^^;。

何なんでしょう?恋に堕ちるの時には、あんなに大人に見えていた礼一郎くんが、こんな天然ボケの(春さんよりも世間を知らないと言うか・・これで良く大学卒業して店長やっているよなぁ・・(^^;)人だと分かった時に、彼には無垢なままで居て欲しいかも?と思ったからでしょうか?折角の遊佐さんボイスなので、色っぽいシーンは大歓迎なのですけど・・うーみゅ・・・・

遊佐さんのお名前を出したので。声優さんについて一言付け加えておきますが。
高橋広樹さんと遊佐さんがほとんど出ずっぱりでした。神谷さんは、ほんのチョイだけ。でも、まだ春さんを手中にしていない時だったせいもあって、お兄ちゃんへのライバル心むき出し!でした。
高橋さんは、相変わらず大型犬っぽいキャラを演じさせたら天下一品だよねぇ!と変な感動を覚えておりました(゜゜)\バキッ☆。

きみが恋に溺れる スペシャル ミニ・ドラマCD

高永ひなこ 角川書店 2008年2月到着
2007年10月1日刊 CLーDX応募者全員サービス
1.きみが恋に溺れる 〜valentine バージョン〜
2.高橋広樹&遊佐浩二 〜フリートーク〜
高橋広樹(陣内和史)×遊佐浩二(主藤礼一郎)

井本恵子(佐倉)

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