コルセーア |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1036 | 2004年10月20日 |
DISC1 1.ピサールの使者 2.海戦 3.プレヴェーサの虜囚 4.予言者の指 5.蒼い悪魔 6.ボリスの館 7.『悪魔殺し』と死神 8.コルラダンの虜囚 DISC2 FREE TALK |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
鳥海浩輔(ユーグ)、岸尾大輔(レティ) 堀江由衣(アウラ)、内川藍維(カタリーナ) 吉野裕行(シロッコ)、古島清孝(ハロルド) 青森伸(バルバロッサ)、高田べん(ボリス) 土屋利秀(シハーブ)、松本大(アンドレア) 田坂秀樹(ユースフ)、板東尚樹(ローレン)、尾又淑恵(侍女) |
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海賊であるプレヴェーサ。その若き長であるレティの補佐を務めるカナーレは、盲目であるからか?ピンと張りつめた空気が他人を寄せ付けない。 そんな時、コルラダンに向かう船を襲った彼らが虜囚にとった人がコルラダン総督の許嫁である事を知り、顔色を変えるカナーレ。船を離れて、路地裏に行く彼を見とがめたアヤースは、カナーレが手練れの暗殺者に陵辱されようとするところに出くわした・・・海賊ものボーイズラブ、堂々の開幕! |
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このドラマCDは、もうあちこちのBLCDの感想を扱うサイトさんで、大絶賛してありました。今年(2006年)に入って、3巻と4巻が出ると言う時も。掲示板で多くの方が待ってました!もう予約しちゃいました!と言う感じの盛り上がりを見せておりまして。気にはなっていたのですが。何しろいろいろとあったものですから、購入が3巻や4巻と同時になってしまいました(サイバーフェイズさんのCDは、TSUTAYAやアマゾンで取り扱わないので、注文が遅れてしまったわけです)。感想を書いていらした方のほとんどが、原作を読んで。その上で「あのシーンを見事に再現していた!」として、感動されていたのですが。 とりあえず、原作も何も予備知識がない状態で聞き始めたら。 いやぁ、なんとも不親切な作りなんですね(゜゜)\バキッ☆。何しろ、国や彼らの関係などがまるで分からない。雰囲気としては中世の地中海と言う感じだけど。先ずは国の関係が分からない。地図は欲しいです。あと、カナーレが過去に殺した相手の名前だとか、使われている薬剤や宗教の名前などなど、そういう固有名詞が何の説明も解説もなしに出てくるもので「。。。???・・・」となってしまったわけです。しかも、お話が盛り上がって。さぁ、かなり大きな国を相手に海賊さん達がお嬢様を取り返しに行くことが出来るのか?と言う緊迫のラストシーン。 カナーレの台詞に「ここで終わるなぁ!!」と久々に叫んでしまいましたよ。えぇ。 さて。このドラマCDを聴く前に、ちょうど「ダブルコール3」を聞き直していたりしたものですから。森川さんと鈴木さんのその手のシーンになると、つい鈴木さん演じるキャラの心臓は大丈夫なのか?そんなにハードに何回もやっちゃったら大変じゃないのか?(゜゜)\バキッ☆などと思ってしまって。いかん、いかん。これは別のシリーズだったと頭を切り換えるのに苦労しました。他に共通点はないのにねぇ。(^^;。 鈴木さんの受けは、本当にダブルコール以来でして。あの時にも透明感のあるはかなげだけど、気丈な役がぴったりで。どこかでもう一度、受けを聴きたいと言う願い?が見事に適いました(^-^)。また、このカナーレと言う役にぴったりですよね。少し透明感のある役。うんうん。ボリスとの会話なんて、一人でうけまくっておりました。本当にね「愁い顔もいいけれど、幸せな顔も見てみたい」。これにつきますよ。 でも、今回一番受けた台詞は森川さんの「受けてたつぜ」と言う台詞です。幼い頃から、ずっとカナーレを婿にしようと思っていたアウラ。彼女が「カナーレは俺がモノにした」と言うアヤースに宣戦布告したシーン。この「受けてたつ」と言う台詞の格好良さ!!と来たら。本当に素敵でございましたよ。 また、双子であるアウラとレティ。この二人のやりとりも楽しかったのですが。アウラの頭の切れるシーンが好きでした。自分がとらわれている所から見える風景。建物の洋式などから、さらった相手を特定するシーンは、BL初出演の堀江さんの名演技です。 しかし。固有名詞や国の関係(位置)などが分からなかったものですから。今回は、ドラマCDを2回聴いた後に原作を読んで。原作を読んだ後に2回聴いて。読みながら2回聴いたのですが。読みながら聴いたのは、ちょっと失敗だったかな?微妙なシーンの違いなどが気になって。あぁ、このシーンを削ったものだから、ここでこういう台詞に置き換わっているんだな等と、そちらが気になってしまって。集中出来ませんでした。 ただ、原作では水を汲みに行ったと言う一言で終わっているシーンが、ちゃんと井戸から水をくみ上げているのが分かる効果音。あれはドラマの方が良かったですね(^-^)。 |
コルセーアU |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1040 | 2004年12月20日 | |||
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | |||||||
三木眞一郎(セサーム)、子安武人(ヤーニ) 鳥海浩輔(ユーグ)、岸尾大輔(レティ) 堀江由衣(アウラ)、内川藍維(カタリーナ) 吉野裕行(シロッコ)、土屋利秀(シハーブ) 高田べん(コンラード)、飯田浩志(マンスール)、小原雅一(海賊) 福圓美里(カナーレ(子供時代))、川崎恵理子(ユーグ(子供時代)) |
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コルラダンにさらわれたプレヴェーサの姫・アウラを救出するため。カナーレは、ピサールの手を借りようと提案する。 その使者には、国の重要人物であるセサームを暗殺したカナーレ自身がふさわしいと。 カナーレの血塗られた過去と、思い出。兄・ユーグとの確執がここに明らかになる。 |
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2枚組。しかも、お話的には1から続いていますので、3枚組の感覚ですね(^-^)。それでも「長い」と感じさせませんでした。 この作品は、実は(あまり原作などを読まない私は)BLの感想を書いてあるサイトさんで、褒めてあった事(べた褒め状態。その年のベストドラマに選んだ方が多かったほど)で知った作品です。一カ所だけではなくあちこちのサイトさんで褒めてありまして。しかも、3と4の続編タイトルの発売の時には、掲示板などで盛り上がっていたので気になったのです。 一カ所だけなら、書いている方の好みがありますし・・・って、まぁ自分の好みに近い方のサイトで、褒めてある作品はあまり外れがないので。或る程度信用してしまうんですよね(^-^)。実は、私も自分のこの感想などが、読んで下さった方が「あそこで褒めてあるから、大丈夫」と思っていただけると、本当に嬉しいので。それを目指しております(嫌いをはっきりと書かないようにはしていますので、そこはかとなく嫌いは感じていただけると嬉しいです)。 こういう良い作品に出会えるから、感想を書いているレビューホームページやブログさんのネットサーフィンは止められません。この作品の感想を書いていた全ての方に、感謝したい気持ちですm(_ _)m。 さて。1巻の時には、中世地中海のイメージのある作品だな?と思ったので。聞き始めた時に、地中海の地図を頭に浮かべたのですが。やはり、地理的な事、宗教を含むお国事情が分からなくて。 ブックレットに地図や国の宗教や小説特有の固有名詞(媚薬や、暗殺集団の名前)などの基本設定が載っていたら良かったのですが。ミニストーリーはあっても、初めてこの世界に接する者には不親切かな?と思うほど、固有名詞に説明がなくポンポンとお話が進んだものですから、1巻の途中で原作を買いに走りました。この2巻で出てくるセサーム様なんて、いきなり名前だけ出てきましたしねぇ。 おかげ?で、このお話を聞く時には、私には珍しく原作を読んだ状態で聞くことが出来、上手くまとめているなぁ・・と言うのが、一番に来ました。 DISC2枚組なのですが、1枚目はピサールでの、セサーム様とのやりとりをメインに。2枚目は兄・ユーグとのやりとりがメインにまとめてありまして、2枚組でストーリーは繋がってはいるけど、きっぱりと別れているので、微妙に違うお話が楽しめました。ドラマCD1タイトルで、二度美味しい(^-^)と言う感じですね。 しかも、1枚目のセサーム様のお話は、原作では短編で紹介されたものなども上手に収められていて。セサーム様との愛情たっぷりの過去が、本当に細やかに描かれています。そのまとめ方は、最初からこういうお話だったように見えるほどです。 このセサーム様を三木さんが、本当に大人の余裕と静けさで演じて下さいました。 原作でも好きなシーンで、カナーレの目を海や空の青に喩え。いつも声を殺して泣くカナーレに「声を殺して泣いてはいけないよ。おまえの瞳に映る私を見るのが好きなのに、おまえがいつも泣いてばかり居るから、私が溺れてしまうよ」と言うような台詞があるのですが。文章で読んでも「うわぁお」と赤面するほどの気障なセリフを三木さんのセサーム様がおっしゃると、涙の海で溺れる姿が見えましたし。溺れているのは、瞳の海ではなく、カナーレ自身に溺れているのかも・・と思わせてくれるほど、深読みが出来るんですよね(^-^)。 また、この大人なセサーム様と腹芸(あ、おへその回りに顔を描いて踊るものじゃあありません・・って、誰もそんな事思いませんわねm(_ _)m)が苦手な森川さん演じる海賊のアヤース。この二人が会話をするシーンの凄さ。 原作でも、セサーム様は「自分だけが知っているのは不公平だ」として、アヤースと会話していますが。実際には、アヤースにはまだ知らせていない事実があるんですね>前の晩に、カナーレはセサーム様に抱かれていないと言う事実を。そこは、微妙にはぐらかしてアヤースに弁解もしていないし、否定もしていない。「全部の手駒を見せるつもりはない」頭脳派のセサーム様(気づかれました?様が付いているのは、セサーム様だけです(大笑)。いや、様を自然に付けたくなるんですよ)と、そんな小細工などしなくても良いアヤース。この二人の会話は、原作よりも緊迫感がありましたねぇ。原作を越えていたと私は思います。 しかも!!トークを聴く限りでは、三木さんは別録音だったのでしょうか?もし、このシーンで三木さんと森川さんは相対していないのなら!凄すぎる・・としか書きようがないですね。 今回のもう一人の大人(大笑)の子安さんも、低音で静かに決めてくれました。原作では、子安さん演じるヤーニと三木さんのセサーム様は・・・・・・の関係を結ぶ事になります。今回のお話からは逸れてしまうので、収録はされていないエピソードになりますが。出来る事なら、この二人のシーンも希望しちゃいますね!! 繊細で、美人さん。しかも、盲目だけど凄腕の暗殺者たるカナーレは、鈴木さん以外の方はもう思い浮かびません。ゆったりと喋るカナーレのテンポは、鈴木さん本来のスピードとは違うため。トークの時には、鈴木さんは多少はっちゃけておりまして。「しゅたっ!」とあちこちの現場に、レポーターとして活躍していらっしゃいました。他の方に「ちーちゃん、速い」と言われるほどでしたね。 そんなカナーレのお兄ちゃんは、凄味を見せて鳥海さんが熱演していらっしゃいました。本当は、家族を崩壊させたきっかけとなったカナーレを憎んでいたのではなく。カナーレの色香に、自分も下働きの男のように劣情を抱いてしまうかもしれない事への不安感。そこから逃げ出すために、カナーレを憎もうとした悲しい兄。そんな気持ちが、ユーグくんの食いしばるようなモノローグに現れておりました。 そんな家族に愛されなかったカナーレですが。原作でもとっておきのシーンで、アヤースに言われて涙します。船に戻ろう!となったシーンでは、本当に拍手喝采したくなりましたもの。 そんな百点満点のドラマCDではあるのですが。三つほど文句?を付けるなら。 アヤースが、ユーグの側に置いておくのはこれだけあれば十分・・として、カナーレの髪の毛を切るシーンが、ちょっと分かりづらかったです・・・。 あとは。館が崩壊するほどの火事が起こっているわけですよね?船の上から、その煙が見えるくらいですから>そもそも、館は砦と言うか要塞だったわけですから。その館が燃えている側で、カナーレとユーグは決闘をしています。なのに、その時の効果音が。たき火でもしていますか?状態なんですよ。 お屋敷が業火に包まれているのなら、もっと風が巻き起こったりするでしょうし。あんなパチパチ言う程度の炎などではないはずです。火事は下火になって、その館の庭で対峙している割には緊迫感のない効果音だなぁ・・と。 また、ユーグはわざわざ意地悪でカナーレを西の塔に幽閉しますが。西の塔に連行しろ!と言った時のカナーレの反応が何もなかった事。声としては、出さなかったでしょうし。そこで「はっ」なんて反応は、とってつけたような感じになるかもしれませんが。そこがね、ちょっと弱かったかなぁ・・と。 ただ、文句が細かい点に付けたくなるくらい、良いドラマCDだった事は間違いないですね(^-^)。 |
コルセーアV
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水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1063 | 2006年2月25日 |
1.風の噂 2.ガレリア騎士団 3.密航者 4.虜囚 5.司法長官 6.地下牢 7.海賊の末路 8.FREE TALK |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
三木眞一郎(セサーム)、岸尾大輔(レティ) 本田貴子(マーヤ)、千葉一伸(ギルベルト)、古島清孝(ハロルド) 上田陽司(イドリス)、拡森信吾(ファロン枢機卿)、中村悠一(ナフェル) 坂巻亮祐(セレイ)、高田べん(マオ)、中田直記(船員) 江南真利(ドミトリ)、藤田秀和(騎士) |
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兄との決着もつけ、アヤースとの幸せな時間を過ごしていたカナーレは、密航者として乗り込んできたかつての仲間に、恩人であるセサームの危機を知る。 単身、セサームの元に急ごうとするカナーレは、ガレリア騎士団に幽閉されてしまい。アヤースのかつての恋人・マーヤと出会うのだった・・。。 |
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コルセーアに関しては、1を聞き始めた時に「えーっと・・」と思いまして。即!原作を買いに走ったお話となります。 なので、この3と4のドラマCD分の原作も先に読んでおりまして。 確かに!!ドラマCD1枚にするには、ちょっと無理な分量のドラマはあったけど。2枚組とかにしてくれても良かったのでは?などと思いつつ聞いておりました。 4が出てからまとめて3と4を買った私は、まだ良いでしょうけど。このドラマCDを3だけ聴いていた人は、かなり焦らされた事でしょう・・・終わり方がね、終わり方が「えぇ??!!なんて所で終わるのよ?」でしたから。 さて。お話とすると、自分が所属していた暗殺集団・シャルクのメンバーから、初めて愛した人でもあるセサーム様の危機を知らされ。海賊団?プレヴェーサをシャルクとの争いに巻き込みたくないと思ったカナーレが、単身セサーム様の元に行って危機を知らせようとするものの。目が見えていないばかりに、ガレリア騎士団に幽閉されてしまう。 一方、セサーム様の所にはカナーレを探しに行ったアヤースが先に到達。歴史的な会合が行われる事を知って同行。 しかし、アヤースも昔の恋人であるマーヤ率いるガレリア騎士団に幽閉されて殺されてしまった??!!と言うところまで。 な、なんつうところで終わるわけ?って思いますよね。ただ、これほど劇的な終わり方と言うか、続きはCMの後で(゜゜)\バキッ☆はないわけですから。私が構成したとしても、きっと同じようにしたでしょうね(^^;。 でもねぇ・・音だけで聴いていると。ちょっと分かりづらい所もありましたね。 先ずは、セサーム様の所に行こうとするカナーレ。乗せてくれると言う言葉を信じてついて行った彼は。人の気配とか動きは分かるものの、船に掲げられていたガレリア騎士団の旗は見えていない・・原作では書いてあったシーンなのですが。 音だけになると、いきなり取り囲まれました!状態になるため、知らない人の甘い言葉に誘惑されてついて行っては駄目よ?みたいな感じを受けてしまいます。足音だけで、アヤースを聞き分けられるのに。雰囲気が分からなかったのかなぁ?みたいな(゜゜)\バキッ☆ 逆に、純粋に音だけだと。イドリスと言う男の怪しさがより際だちましたね。 だって、指輪の内側に彫ってある文字なんて、見えないのに。どうしてお前が知っているんだっ!って誰も突っ込まないんですもの。そういう指輪がありました!って事で、おぉ・・・と皆が動揺してしまっていて。 おいおい・・と冷静に突っ込めるのは、音だけでやりとりを聴いているからでしょうね。 今回も、鈴木千尋さんの透明感のあるカナーレの美しさは健在でした。また、森川さんのアヤースが迫力を増したと言いますか、海の男よね!!よね!!と言う強さに満ちています。 でもね・・原作でも思ったのですが。牢屋の中で、そういう事をいたしちゃうこの二人って・・二人って・・。それってどうよ・・(大笑)。 セサーム様の三木さんは、うーん・・うーん・・出番がね、確かに原作でも少なかったけど。勿体ないよねぇ・・。 「あの子は、私に会いに来ようとしているのだろう?だったら、私の側に居た方が、あの子に会える」と言うアヤースに対しての、ちょっとからかいを込めた台詞が良いですねぇ(^-^)。 もっと聴きたい!と思ってしまうので。今回は出番のなかった子安さん演じるヤーニとのラブシーンを期待!!番外のお話ですし、ドラマにするには、短編集みたいな感じになるから、しづらいのは分かりますが。出来れば、三木さんと子安さんの対決を希望!! お疲れ様でしたは、高田さんですね。犬の役で。 高田さんで犬の役を聴いたのは、俺の下であがけでサンダーを演じていらした時と2回目ですが。サンダーの時には、ちょっとなぁ・・と言う感じでしたが(お話自体がですが)今回は、本当に犬に徹していらして。拍手でした。 喜怒哀楽を鳴き声で表現するのって大変でしょうにね。 また、岸尾さんの若き頭領のレティくん。カナーレに「先にシャワーを浴びてくれ・・」のシーンが好きでした(^-^)。 1から久しぶりの古島さん。森川さんに忘れられていましたが、もっとメインでお聞きしたい一人だな。と思いつつ聴いておりました。 そして、今回からの出演のマーヤ役本田さん。こういうきりっとした女性!の役って、本当に良いですよね。 マーヤとアヤースの会話には、大人の男女の会話があって。おぉ!!と思っていました。 一番、おお!!と思ったのは。「未来は変えることが出来るけど、過去は変えることは出来ないのよ」と言う台詞でした。 普通は、一回目にあらすじを聴いて。二回目により一層楽しんで。3回目には、ピックアップしたいシーンなどを重点に聴く事にしているのですが。このお話に関しては、あらすじは知っていましたので。一回目に、原作との違いやあれこれを楽しんで。 二回目に、ピックアップしたいシーンを聴いて。3回目には、キャストの皆さんが声を枯らして頑張ったガヤをメインに楽しませていただきましたm(_ _)m。 |
コルセーアW
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水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1065 | 2006年4月25日 |
1.悪夢 2.レビア教皇 3.枢機卿の死 4.シャルクの罠 5.裁判 6.罪と罰 7.帰還 8.FREE TALK |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
三木眞一郎(セサーム)、遊佐浩二(ジル) 本田貴子(マーヤ)、千葉一伸(ギルベルト) 上田陽司(イドリス)、高田べん(マオ)、長島雄一(教皇) 小原雅一(マテジャ国王)、小野大輔(騎士)、川村拓央(進行役) 鳥海浩輔(ユーグ・特別出演) |
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教皇とセサームの会談の日取りが近づく中、教皇に暗殺者の魔の手が伸びる。 しかし、殺されたのは、なんと枢機卿だった。その現場に居たことから、カナーレが犯人扱いされ。カナーレに指輪を贈ったセサームの差し金ではないか?と、裁判が行われる事になる。 |
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まぁ!!なんて所で終わったのかしら?と言う3巻でしたが。 アヤースのモノローグと言う形で、地下牢の一件の裏側が描かれて。アヤースが生きている事を知らないのは、カナーレだけ!と言うお話となっております。 両親から、悪魔の子として疎まれ。実の兄を自らの手で殺したカナーレ。 自分は本当に、海賊・プレヴェーサに居ても良いのだろうか?それ以前に、生きていても良いのだろうか?と言う不安などが常に存在していると思います。 かつて愛したセサームはカナーレを生かす事は出来ても、殺す事は出来なかった。居場所を作ってくれたと言っても、それは(失敗はしたものの)暗殺者としてのカナーレだから、側に居る事が出来た日々であり。 産まれた時から「死に場所」を求めてきたカナーレにとっては安息の地ではありえない。 だからこそ、カナーレにとってプレヴェーサの中、アヤースの腕の中と言うのは彼が唯一居ることが出来る場所でもあったわけです。その居場所と言うのも、アヤースが「俺がお前を殺してやる」と言う約束があってこそ。 だから、アヤースが居ないプレヴェーサはカナーレにとっては帰る場所ではない・・。。 そう思うと、聴いている方はアヤースが生きている事を初っぱなの「前巻からの続き」及び「どうしてこういう事になったのか」を説明する彼自身の語りで知ることが出来ていますが。お話が終盤になるまでは、知る由もないカナーレの事を思うと、本当に気の毒になってきます。 どんなにか絶望していたでしょうに・・それをぬけぬけと生きているアヤースが登場したら。 あんな思いを二度とするくらいならっ!と言うよりも、別の怒りもあったかな?などと思ってしまいます。どちらかと言うと、何故お前がここに居る?何故生きているっ!と言う怒りと絶望の淵に追い込まれた悲しみがないまぜになって、剣を振るって欲しいかも・・。 でも、生きている事を喜ぶのではなく。あんな思いを二度味わうくらいならっ!!と言うのは、か〜な〜りアブナイ考え方じゃないかねぇ?? 船と船の戦い・・・海戦シーンの迫力が一つの聴き所となっている珍しい?BL作品となるコルセーアシリーズですが。今回、その声優さん泣かせの海戦シーンがなかった分、アヤースとカナーレがおそらく初めて?本気で対決したシーンは、それを補うほどの迫力ある戦いのシーンとなったのではないでしょうか? この二人のやり合いに比べたら、イドリスとアヤースの対決なんて「ケッ」状態です(゜゜)\バキッ☆。 他には、「あ!ジル君って、ここから登場したんだぁ!!」とドラマCDを聴いて改めて思っておりました。 お名前だけは、会話の中などに出てきていたかもしれないのですが、ドラマの表舞台に彼が出てきたのってここから? いや・・先に書いて申し訳ないのですが。コルセーアも原作→ドラマCDと言う一般的な(大笑)経路を辿っていますので。既に5巻の原作になる作品は読んでおりまして。 そこで、レティと共に女装して非常に似合う副官の印象がねぇ・・。いやもう!!こんな人、どこから出てた?と思っていたら。 そうか・・セサーム様とチェスをしていたのが彼だったのか!!うん。妙に納得(大笑)。 今回、セサーム様とチェスをするシーンで。セサーム様が彼を褒めていますもの。おぉ・・なるほど!と思いつつ聴いておりました。 ところで。セサーム様が、教皇との三日にわたる会談を終了し。改めてカナーレと語るシーンがあるのですが。 生きていると知ったアヤースと3日間、それ(大笑)ばっかりしていたカナーレが、久しぶりに語り明かそうとセサーム様に言われて「そ、その・・・」と口ごもるのですが。 一晩くらい良いじゃない!!つーか、まだやり足りないのか?などと思ってしまったのは、私だけでしょうか? 原作を読んだ時には、足りないだろうなぁ・・。やっと生きていると思える時間と空間を手に入れたカナーレだから。アヤースの腕の中からは一時たりとも出たくはないだろうなぁ・・と思っていたのですが。 こうして音声ドラマとなり、鈴木千尋さんが消え入るような声で「あの。・・」と言うと、途端にかなり恥ずかしくなってしまった私です。 いや・・鈴木さんの声が艶っぽかったから、もう十分じゃない?と思ってしまってですね・・これ、一応褒め言葉なんですが・・そう聞こえなくなってしまうのは、私のほめ方が悪いから?? |
コルセーアX 〜記憶の鼓動〜 |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1104 | 2008年1月25日 | ||
DISC1 1.太陽の娘 2.嵐 3.蜘蛛の網 4.記憶 5.消息 6.宿命 |
DISC2 1.舞踏会 2.生者の墓 3.駆け引き 4.盟主選挙 5.告白 6.バックステージトーク〜Free Talk〜 |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||||
岸尾だいすけ(レティ)、遊佐浩二(ジル) 堀江由衣(アウラ)、吉野裕行(シロッコ) 古島清孝(ハロルド)、日野聡(ディーゴ) 代永翼(ディエリ)、大原崇(ライナス) 青森伸(バルバロッサ)、松本大(アンドレア) 前田ゆきえ(エイメ)、高田べん(マオ) 柳沢栄治(アデル)、加藤将之(ロラン) 大野エリ(メリサ)、西野陽子(エリナ)、伊丸岡篤(ケルベス) |
コルセーア〜暁の女神〜 |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー3017 | 2008年2月25日 |
1.アナトリア 2.片恋 3.失恋 4.偽りの婚約者 5.一夜の恋 6.新しい航路 7.バックステージトーク〜FREE TALK〜 |
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堀江由衣(アウフェリア・ファーレス)、鳥海浩輔(ジャン・ユーグ・ドービニエ) | ||||
森川智之(アヤース・マリク)×鈴木千尋(カナーレ・デラクア) 岸尾だいすけ(レティウス・ミア・ファーレス)、大原崇(ライナス) 坂東尚樹(ローレン)、前田ゆきえ(エイメ)、青森伸(バルバロッサ) 高田べん(ボリス)、内川藍維(カタリーナ)、遠藤大輔(フォレスタル) 四宮豪(海賊)、鍋井まき子(侍女) |
コルセーア 暁の女神トーク |
サイバーフェイズ | 2008年10月到着 |
堀江由衣、鳥海浩輔、鈴木千尋 森川智之、岸尾だいすけ |
コルセーア オリジナルCD Kiss |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | 2008年10月到着 |
シリーズ2ヶ月連続発売記念 全員サービス | |||
森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) |
コルセーア VI
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水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1116 | 2008年8月30日 |
1.予兆 2.殲滅 3.海賊稼業 4.再会 5.香炉 6.バックステージトーク〜Free Talk〜 |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
三木眞一郎(セサーム)、子安武人(ヤーニ) 岸尾だいすけ(レティ)、堀江由衣(アウラ) 吉野裕行(シロッコ)、古島清孝(ハロルド) 飯田浩志(マンスール)、高田べん(マオ) 細谷佳正(ラティフ)、前野智昭(アルマダン) 井上剛(ハディ)、安元洋貴(スライアン) 倉田雅世(イリア)、設楽麻美(アイル)、千々和竜策(皇帝) 増田隆之(タラル)、松尾大亮(ヘダル) |
コルセーア 6 月を抱く海1 フリートーク・ノンカット版 |
サイバーフェイズ | 2009年11月到着 |
鈴木千尋、森川智之、三木眞一郎 子安武人、岸尾だいすけ、堀江由衣、古島清孝 |
コルセーア Z
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水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1118 | 2008年10月31日 |
1.宴 2.失踪 3.思惑 4.探索 5.雲行 6.バックステージトーク〜Free Talk〜 |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
三木眞一郎(セサーム)、遊佐浩二(ジル) 岸尾だいすけ(レティ)、堀江由衣(アウラ) 吉野裕行(シロッコ)、古島清孝(ハロルド) 日野聡(ディーゴ)、安元洋貴(スライアン)、井上剛(ハディ) 松本保典(アレックス)、高田べん(マオ)、前野智昭(アルマダン) 細谷佳正(ラティフ)、大原崇(ライナス)、飯田浩志(マンスール) 設楽麻美(アイル)、倉田雅世(イリア)、千々和竜策(皇帝) 田坂秀樹(ユースフ)、前田ゆきえ(エイメ)、斉藤次郎(ジアド) 川崎恵理子(リーマ)、遠藤大智(コルフ男1)、四宮豪(コルフ男2) 荻野晴朗(覆面男1)、松岡大介(覆面男2)、北沢力(覆面男3) 岡林史泰(店主)、樋口智透(客の男) |
コルセーア [
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水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1120 | 2008年12月28日 |
1.カドラル 2.忌まわしき血 3.暗躍 4.謀略 5.標的 6.ゴンドラ 7.バックステージ・トーク〜FREE TALK〜 |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
三木眞一郎(セサーム)、遊佐浩二(ジル) 岸尾だいすけ(レティ)、堀江由衣(アウラ) 吉野裕行(シロッコ)、古島清孝(ハロルド) 中村悠一(ナフェル)、安元洋貴(スライアン)、松本保典(アレックス) 高田べん(マオ)、前野智昭(アルマダン)、細谷佳正(ラティフ) 鈴木達央(サティフ)、大原崇(ライナス)、飯田浩志(マンスール) 斉藤次郎(ジアド)、飯田浩志(マンスール)、千々和竜策(皇帝) 長嶝高士(ソーテ伯爵)、内川藍維(カタリーナ)、津田匠子(マリア) 秋元羊介(総大司教)、櫛田泰道(ハシム)、四宮豪(執事)、たなか久美(花売り娘) |
コルセーア 9 |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | CPCDー1133 | 2009年12月25日 |
1.カナーレの手紙 2.暗殺者達 3.死神の申し子 4.捕縛 5.奪還 6.Back Stage Talk〜Free talk〜 |
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森川智之(アヤース)×鈴木千尋(カナーレ) | ||||
三木眞一郎(セサーム)、子安武人(ヤーニ)、本田貴子(マーヤ) 千葉一伸(ギルベルト)、遊佐浩二(ジル)、中村悠一(ナフェル) 安元洋貴(スライアン)、古島清孝(ハロルド)、秋元羊介(クレサンシェ) 千々和竜策(レピア教皇)、櫛田泰道(ハシム)、菊本平(ハディ) 高橋淳一(ジアド)、茂木たかまさ(マンスール) 増田隆之(ラビ)、森谷里美(貴族女) |
コルセーア 盈月 |
水壬楓子 | サイバーフェイズ | コルセーア全サ | 2009年12月到着 |
子安武人(ヤーニ)×三木眞一郎(セサーム) | ||||
川原慶久(ヤーニ青年時代)、寺島拓篤(セサーム青年時代) 山口翔平(少年1)、宮澤真一(少年2)、水谷直樹(少年3) |
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