*同じ登場人物が、リンクして出てくると言うことで。
スレイヴァーズ・キス |
華藤えれな | インターコミュニケーションズ | 2003年1月24日 |
森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一) | |||
成田剣(山脇滋)、結城比呂(倉橋桔梗)、さとうあい(倉橋百合子) 喜多川拓郎(叔父)、高田べん(教授)、小林美佐(田中葉子) 栗田圭(学生)、高橋利幸(男)、中博史(じい)、有本欽隆(倉橋政春) |
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孤児院で育った冴木は、母が働いていると言う屋敷の前で倉橋柊一と出逢う。天使に出逢った・・と思った冴木は、後に柊一の父によって孤児院から引き取られるが、柊一は冴木との出会いを覚えていなかった。 年月は過ぎ、癌に犯された柊一の父は、副社長になんと冴木を指名した・・。 |
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叔父さん達の口車に乗って?しまうお坊ちゃまの柊一を櫻井さんが、好演されています。 また、野望を秘めてかつての天使を自分の思うがままにしてしまう雄臭さを森川さんも熱演されています。 しかし・・このドラマCDで一番怪演しているのは、柊一の先輩(まぁ、すんごく魂胆ありありの怪しいやつなんですが、登場シーンはあくまでも爽やか(大笑)な)山脇の成田さんではないでしょうか?柊一にその本性むき出しに襲うシーンは(なんとなくですが)、本領発揮(゜゜)\バキッ☆と言う感じがしてしまいます(^^;。いや、成田さんの声って腰に来て好きなんですが、どうしてこうも変態に近い役が似合うかなぁ(^^;。 |
スレイヴァーズ・ラヴァ(前編) |
華藤えれな | インターコミュニケーションズ | 2005年3月20日 | INCDー2219 |
森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一) | ||||
神谷浩史(早瀬義弘)、平川大輔(津久井) 有本欽隆(高嶋)、喜多川拓郎(倉橋元専務)、 沢谷有梨(川奈萌)、間島淳司(高田)、三浦潤也(ソムリエ) 堀内賢雄(若宮法顕) |
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山脇先輩の放った銃弾で傷ついた冴木。彼に償うため、奴隷契約から逃げようとせずにとどまった柊一。 海外開発部で営業として再出発する事になった柊一は、倉橋物産を大きくしたい!と語る冴木の社長としての手腕などを見るにつけ、彼に仕事の面で認められるような一人前になりたい!と願うようになる。その一方で、冴木の辛そうな瞳の色や「十字架に縛るのは辞めて下さい」と語る彼の幸せとは一体何なのだろう?と思う。 しかし、倉橋物産を狙っている叔父は、産業スパイを送り込んでいた・・・。 |
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お話が、お話が・・・重い。重い上に、じれったい。個人的な好みとして言うなら、とっとと告白してしまえば良いのに!!なんですよね。 「実は。元専務が、こういう話をしていて。貴方は皆からそういう目で見られていた。魔の手から、貴方を守るためにはこの方法しかなかったのだ・・。 だけど、自分は貴方を一生いや、次の世までも縛り付けたいと思っているのは事実ではあるけれど。貴方の高貴な魂は、誰であろうと蹂躙する事すら敵わない。貴方は私の奴隷だと言うけれど。貴方は、誰の奴隷でもない。むしろ、自分の方こそが貴方に逢った雪のあの夜から、ずっと貴方に心を束縛され、貴方の魂の奴隷として存在しているのだ。 貴方を守りきることが出来たら、その時は社長が生前望んでいた形にしたいのだ・・」と正直に話してしまったなら。冴木の縛られている十字架も枷も、少しは軽くなるかもしれないのに・・。信じる信じないは別にして(信じない方向に動くかなぁ・・。何しろ、元専務って叔父さんになるわけでしょ?としたら、赤の他人の言葉よりも親戚をお坊ちゃまは信じるだろうしなぁ・・)また別の展開があるかもしれないのになぁ・・と思うのです。 まぁ・・冴木がそういう告白が出来る男なら、お話にはならないか(大笑)。 もう、本当に不器用!!不器用すぎて、じれったい。 結構、お坊ちゃまの柊一さんの方がストレートに気持ちを告白したり、質問したりしています。それを「どうぞ、ご自由に・・」と自らの功績を自慢しようともせずに、水面下でひたすらお坊ちゃまの事を守ろうとする姿勢こそが、冴木と言う男と言いますか。じれったさを通り越して、侍道に通じるような一種のストイックなまでの美学をそこに感じさせます。 だから、聴いているうちに「あぁ、もう。柊一様を守るためにやっている事でしょ?それが、逆に自分が嫌われるようにし向ける結果になっているのがなぁ・・・」と歯がゆく思いつつ、このドラマをさらに聴いていたい。この二人の気持ちと心が、身体だけでなく重なりあい、分かり合える日は来るかもしれない・・いや、来て欲しい!と願う気持ちになってくるのです。その瞬間を是非とも聴きたい!と思ってしまうため、その歯がゆさが逆に快感になってくるのね(大笑)。 さて。今回から、フリージング・アイでメインカップルを演じる早瀬と若宮が登場しています。この感想を書いている2007年1月現在では、フリージング・アイは未聴ですので。早瀬と若宮がカップルのお話では、この資料室に消えた辺りでキスの一つくらいしていたかな?など、ちょっと勘ぐってしまいました。フェラーリに乗るくらいなら歩く・・じゃあ駅まで一緒に歩こう・・と言う二人のやりとりに、このお話の頃にはカップルが成立していたのかどうかは分かりませんが(早く聴きたいものですわ)結構会話を楽しんでいる様子はうかがえたんですよね。 スレイヴァーズシリーズでは、柊一の視点で描かれるために、早瀬と若宮の関係には気が付いていませんが。逆バージョンだったらどうなっているだろう?(早瀬視点なら、冴木と柊一はカップルに見えているだろうか?・・・若宮は知っているだろうから)など、ちょっと今から楽しみだったりしています。 柊一にして、自立した大人の男性と言わしめる早瀬を神谷さんが。顧問弁護士で、いろいろ分かっていらっしゃる若宮を堀内さんが好演されています。 また、柊一の上司になる津久井を平川さんが演じていますが、ごめんねぇ・・・平川さんだと思っていて聴いても。花嫁シリーズで聴いた王子様の印象がなくって。なんだか、少し疲れた小父さんっぽい印象が残ったのですが、これはわざとですよね。 冴木の同級生で、産業スパイをいぶし出す内偵役をしている高田には、間島さん。間島さんと言えば、ENDLESSシリーズで「男たち」を一人で(大笑)演じていらして。その時の不安そうな印象が強かったのですが。 フリートークに残っている若手の(メインキャストではない)声優さんで、印象に残っている方って居ませんか?これが初仕事だったんです・・とか、マネージャーにトークにも残っているように言われて残っていたら、トークでも発言出来て良かった・・とか。勉強させていただきました・・と神妙に語っていらっしゃる方など。実は間島さんはENDLESSシリーズでの「男たち」でトークに残っていらして(役名もね、一人で複数形でしたし)お名前を覚えた方なんですね。だから、それ以後お名前を拝見すると、思い出してしまっていまして。あぁ、あの間島さんが頑張っていらっしゃるのね!!みたいな・・。 このホームページでは、出演されてお名前がブックレットに載っていらっしゃる方は、全て扱っていますが(データベースで)。時々、養成所の学生さんや研修生の方などで出ていらっしゃる方もいらっしゃるんですね。いわゆる、どこかのプロダクションに所属する前にお仕事をされている方です。あちこちのプロダクションなどを検索しても、お名前がない・・うわぁ、名前の読み方が分からない!!と唸る方もいらっしゃるものですから。 そういう方が、ちゃんと所属事務所が出来て。プロとして活躍されるようになる・・。それを見守るのも楽しみの一つになってきていますが。 端役から、メインキャストとして活躍されるのを見ているのも、本当に楽しみなんですね。ですから、ちょっと前置きが長くなりましたが。間島さんが、こうして「男たち」から重要な役を演じられていたのを聴いて、本当に今回は嬉しかったですね(^-^)。 そして。暗い思念を抱きつつ。一途で揺るぎない男を森川さんが熱演していらっしゃいます。 モノローグとセリフと、出ずっぱりの櫻井さん。本当にお疲れ様でした。かつて、セクシーボイス・・・のタイトルで、鈴村さんがクリスタルボイスを体現されたように。柊一の持つ天使のような神々しさと高貴さを声だけで演じていらして。本当に脱帽させられました。回想シーンに出てくる、柊一様の声は、本当に声だけで全ての罪を洗い流してくれるような美しさすら感じさせます。そういう声って、本当にあるのねぇ・・。しみじみ。どんなに陵辱されようと。相手を思い遣り、相手の苦悩を感じ取ろうとする。彼こそが天使であり。身体を汚されても、決して堕天使などにはならない高潔さが、アヴェマリアのメロディと共に包み込むようです。ただ、これは後編でも感じた事ですが。櫻井さん・・このスレイヴァーズ・ラヴァの収録の時には、喉の調子でも悪かったのでしょうか?それとも、使いすぎで声がかすれてしまった?? 柊一の苦悩には、まさにぴったりではありますが。ちょっと気になりました。 森川さんと櫻井さんと言えば、どうしても双黒の魔王陛下と名付け親を思い出してしまいがちですが。ここでは、そんな甘々っぷりは全くなく。大人の男と男のぶつかり合いでした。 |
スレイヴァーズ・ラヴァ(後編) |
華藤えれな | インターコミュニケーションズ | 2005年6月20日 | INCDー2223 |
森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一) | ||||
有本欽隆(高嶋)、喜多川拓郎(倉橋元専務)、 沢谷有梨(川奈萌)、間島淳司(高田) 宝亀克寿(スタンレー) 神谷浩史(早瀬義弘)、堀内賢雄(若宮法顕) |
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父親をだまして、自分が社長になるよう仕組んだ冴木。彼を男として認めようと思っていた矢先の真実に、柊一は深く傷つく。 一方、スタンレー社との契約の当日。柊一は叔父の手下に拉致されてしまい、競争相手である高嶋の手に落ちた。そこに、冴木が乗った車が事故に遭ったと言うニュースが入った・・・ |
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一番最初の感想は、櫻井さんの声がいつもと違うこと。喉の調子が悪かったのかな?と思わせるくらい、かすれて聞こえるんです。ただ、このお話に於いては。薬を使われていたりしますから、そのかすれっぷりも情景を現すのに丁度良かったは良かったのですが。ヘッドフォン(イヤホン)で聴いていると、普段とは違う微妙な声の質の差が、感じられてしまうので。喉、大事にして下さいね・・と思ってしまいます。 じれったくなるほど、お互いに意地っ張りと言いますか。気持ちがすっきりとかみ合わない二人ですが。事件を通じて、少し距離が縮まってくれていたら・・と思います。 しかし。お父様も認めるほど、柊一くんは周囲を浄化する力の持ち主だったんだなぁ・・と思っておりました。冴木の回想で、お父様が出ていらっしゃるので。あら?キャスト表にはお父様はいらっしゃらないわ・・と思っていたら。何の事はありません。(前編で、父を彷彿とさせるとして紹介された)高嶋さんを演じているのが、お父様と同じ方だった(大笑)。有本さんが、お父様と助平の高嶋さんの二役を演じていらしたわけですな(^^;。 本当に好きな作品の一つなのですが。気になったのは、薬を使われた柊一さんが助けに来た冴木に抱かれるシーンの前。 僕はお前と逢った・・と何かを言いかけて、そのままになっているんですね。そのセリフの続きが聴きたかったのに・・。と言うか、気になって仕方ないんですが。 |
スレイヴァーズ ヌード |
華藤えれな | インターコミュニケーションズ | 2007年2月25日 | INCDー2235 |
森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一) | ||||
成田剣(山脇滋)、結城比呂(倉橋桔梗) 斧アツシ(岩倉会長)、高口幸子(岩倉美都子) 御園行洋(支配人)、間宮康弘(柴田弁護士) 堀内賢雄(若宮法顕) |
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冴木と取引相手の才媛が、親しげにクリスマスについて語っているのを聴いた柊一の心中は穏やかではなかった。 彼へのプレゼントを選ぶ段階になり、冴木の事を知らない自分に・・・そして、一緒に居たはずなのに覚えていない事実がある事に気が付くのだった・・・。 |
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もう!!もう!!どうして、この主従と言うか、カップルはこうももどかしい!!のでしょう!! あぁもう、お互いにお互いが気になって、好きなのだから。素直に「好き」とか「愛している」って言えば良いのになぁ・・。身体だけではなく、心や想い出も、一番近い所にある二人だと言うのに!! 今度こそ、過去の事件で何があったのか?を語り合い。そこから、お互いの気持ちを確認する・・・と言う方法だってあるはずなのに。 何を言いかけたのだろう?とか、何を考えているんだ!で流してしまわないで。そこで、もう一歩踏み出してくれよ!!と思ってしまいます。「おまえは、ひょっとして僕の事が好きなのか?」って言ってしまえば、良いのに・・。 周囲の若宮弁護士には見えている事が、当の本人が一番分かっていなかったりしているんですもの。 結局、今回も。二人の関係は近くなったような、遠くなってはいないだけと言う感じでお話が終了してしまって。あぁもう!じれったいが第一の感想です。 第二の感想が、山脇先輩って・・もっと暴れてくれるかと思ったのになぁ・・残念(゜゜)\バキッ☆です。だって、声が成田さんよ?1の時に、思いっきり爽やかそうに登場して、やってくれました!!的なオレ様キャラだったので。 今回、再登場したら。またしつこくつけ狙ってくれるかな?追い回してくれるかな?と思っていたら。高校時代にも未遂事件があったと言う割には、しごくあっさりと身を退いてしまって。なぁんだ、つまらん(゜゜)\バキッ☆ 山脇先輩が、シリーズ1話で襲ったのも。全ては、叔父さんの差し金が裏にあっただけで。会社の内紛の手駒にされてしまった一種の被害者であるとなってしまっていました。 本当に申し訳ない。二度と、あんな真似はしない。冴木が倒れた時に、目が覚めた・・とせつせつと詫びを述べる山脇先輩は、心底の悪人ではなく、ちょっとした心の隙間を操られてしまっただけの善人になってしまったので。 折角の成田さんなのに!勿体ない!! ・・・と書いて、私って成田さんボイスのキャラに、どういう期待を抱いていたんでしょ?って思ってしまいました(大笑)。 いや、悪い意味ではありません。むしろ、成田さんなら濃いキャラをやってくれる!!と言う期待感なんですよね。 それが、あっさり善人で。もう出てこないとなると(恋する暴君で、公務員が似合いそうなノーマルなお兄さんだった時のような)つまんない〜〜になってしまったのです。 また、キャストボイスでの感想で書かせていただくと・・。桔梗くん役の結城さんが、妙に大人びていると言いますか。櫻井さん演じる柊一くんの弟には聞こえないのよねぇ・・。 そりゃ、弟の方が迫力があるとか、声のトーンが低いとか、大人っぽいと言う兄弟だってあるでしょうが。柊一くんと桔梗くんは結構年の差があったと思っていましたが。あれ??と言う感じでした。 お話に関しては。クリスマスエピソードについてでしたが。そうですねぇ・・・柊一くんの計画性のなさが、少々暴露されたかな? 花屋さんとか、クリスマスイベントって、もっと前から行動しておかなくちゃ!冴木と一緒!と思っていたから・・・と言う感じかもしれませんが。その相手が居なくなって、急に手持ちぶさたになってしまう彼が、寝てしまった時には「ふて寝?」と思っていました。 また、下世話を承知での感想ですが。 こういうBLもので、クリスマスや誕生日のプレゼントやお祝いに何が欲しいだろう?と受けが悩むシーンってありますよね。 一つだけ、純情ロマンチカで「欲しい物は?」と訊いたら「おまえが欲しい」と言われそうだな・・・と相手の好みを見破るシーンがあって、笑ってしまいましたが。 ありそうで、ないですよね。自分にリボンを巻いて「(自分が)プレゼントだよ」なんて。 このスレイヴァーズ ヌードでも、柊一が冴木が欲しいものは?と悩むシーンを聴きながら「それはね、君なんだよ。だから、自分にリボンでもかけて、プレゼントしたら喜ばれると思うよぉ」と思っていましたが。 柊一くんが、そういう破廉恥な事をするはずもないですね。やったらやったで、作品違う!と思っていた事でしょう(苦笑)。 やるとしたら、南原作品のキャラ(あ、純情シリーズで。貰う方が、相手にリボンを巻くシーンがありましたな)か、ダブルコールのバカップルくらいかもしれませんね? |
フリージング アイ |
華藤えれな | インターコミュニケーションズ | 2005年12月20日 | INCDー2229 |
堀内賢雄(若宮法顕)×神谷浩史(早瀬義弘) | ||||
櫻井孝宏(倉橋柊一)、森川智之(冴木鷹成) 古澤徹(木下)、橘U子(織田)、青山穣(尾関弁護士) 酒井敬幸(裁判官)、原田正一(廷吏)、菊池孝彦(検察官) |
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倉橋商事の顧問弁護士である若宮に「好きだ」と告白された早瀬。 人と深くつきあう事をしてこなかった早瀬は、つきまとう彼を鬱陶しく思い。今若宮が受け持っている裁判。しかも、勝てる見込みの薄い裁判で勝てたなら・・・・貴方のものになっても良いと条件をつきつけた・・・。 |
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スレイヴァーズシリーズのスピンオフと言いますか、別カップルのお話です。 怜悧な切れ者・早瀬役の神谷さんの色っぽさが光るドラマCDとなっていました。モノローグが多いんですよねぇ・・。なのに、それが嫌みでもなく、鬱陶しくもない。 聴いていて耳に心地よいと言うのは、これはもう最大の賛辞の一つです。 うん!!このCDは神谷さんを聞くだけでもOK!!と思ってしまいました。 まぁ、スレイヴァーズでも追いかけ回している若宮を振り回し、ツンケンしているところが素敵(大笑)だったのですが。 このお話では、ツンケンしながらも若宮に心が徐々に惹かれていく様子が丁寧に描かれていました。 お話としたら、木下さんが相手側の証言に立つと分かった時に、若宮に相談を持ちかけていた織田さんが出てくるかな?出てこないと嘘だよな・・・と思いましたが、まぁ・・先が読めたのは仕方ないにしても。 普段培っている人間関係が、そういう窮地を救う事が頻繁に起こりうるものでしょうか?そんなタイミングの良い偶然ってあり得ます? 離婚した旦那が、かなりタイミング・・いやこの場合は都合か?・・・良くそちら方面の関係者で・・。しかも、奥さんが証拠となる手帳などを持っているものでしょうか? それらの、お話のラストになだれ込んでいく肝心なところで「えぇ??」とチラッと思ってしまいました。 BLはファンタジーだし・・・この場合のメインは、若宮と早瀬でしょうけど・・。 ストーリーとしての盛り上がりである裁判のシーンで、えぇ?と思わせるってどうよ・・それ・・。 しかしねぇ・・。若宮と堀内さんがだぶるシーンがあって。お話としては序盤なのですが、思いっきり噴き出してしまいました。 それは、にんじんと炊飯器の二つです。お聞きになった方なら、この二つのキーワードを書くだけで「あぁ・・」と分かっていただけると思いますが。私は、炊飯器の方はすぐに落ちが分かったのですが。にんじんが分からなくて・・。落ちを明かされて「・・・?!」となりましたわ(^^;。 それにしても。若宮の周囲の人がちょっと気の毒になりましたねぇ。何しろ、そういう下らない駄洒落や川柳を聴かされてしまうなんて・・。笑ってごまかすか、無視するしかないですよね・・。 個人的には、川柳よりも駄洒落の方がおかしかったので。私も聴かされたとしたら、早瀬くんと同じ反応をしたと思うのですが・・。 ところで、タイトルが寒いタイトルでしたが。お話は夏のお話だったんですね。。。 そして。大学の構内・芝生の上で「香りがする・・」と言う早瀬に、「ヤライコウだ・・・」と教える若宮。 夏のお話と言うのもあって、「夜来香」だと頭の中で漢字変換して。ついでに、夏の夜に咲くサボテン系の月下美人のような花を勝手に想像していたわけです。この感想をアップする前に、花を確認したら・・まぁ・・見事に違っていました。 イエライシャンと呼ばれる事もあり、歌になってもいるので。もっとロマンチックな花だと思っていたら、ふぅん・・・としか言い様がなくて・・。あう・・・それは花に対して失礼な事なのですが・・。 でも、やっぱりあのシーンでは月下美人のような花であって欲しかったかなぁ・・・。 |
秋のリンクスロマンスフェア
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全員サービスオリジナルCD | LYNXー1001 | 2006年1月到着 |
1.青の軌跡シリーズ「それさえもおそらくは平穏な日々」(久能千明) 2.フリートーク 3.ムーンリットシリーズ「ムーンリット・ハーベスト」(水壬楓子) 4.フリートーク 5.スレイヴァーズシリーズ「スレイヴァーズ プリズン」(華藤えれな) 6.フリートーク |
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1&2 森川智之(三四郎・牧野)×中原茂(カイ) 3&4 中原茂(レン)×笹沼晃(葉月) 5&6 森川智之(冴木鷹成)×櫻井孝宏(倉橋柊一) |
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リンクスノベルスのシリーズで、青の軌跡シリーズ・スレイヴァーズシリーズ、そしてムーンリットシリーズの3つの短編をそれぞれ音の世界にした作品。 青の軌跡シリーズは、航海中のある一日を。ムーンリットシリーズは、葉月とレンの会話を。そしてスレイヴァーズシリーズは、柊一が冴木のマンションにやってきたばかりの頃のエピソードを描く。 |
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青の軌跡とスレイヴァーズシリーズは、それぞれに私の中に確固とした世界ができあがっていますので、本当にちょっとした番外ドラマを聴かせていただいたな・・と言う感じでした。 スレイヴァーズなんて、まだ愛人契約した直後くらいのエピソードでしょ?特に、前後編を聴いた後だと、あぁ、このカップルにもこんな時期があったのね!と言う感じ。櫻井さんの「僕には選ぶ道はない。最初から」なんてモノローグの堅さと冷たい声音。冴木に対して「僕は、それでも魂まで腐らせる気はないからな。たとえ、それ以外の物をおまえに売り渡したとしても」と言ってのけるところなどは、プライドばりばりの柊一ぼっちゃんなんですよねぇ。 そして、青の軌跡の方は平穏と言いつつ、アルコールを開発して酔っぱらう三四郎。三四郎に悪戯をされて(水を飲んでいるのに)酔っぱらってしまったカイ。しかし、あまり感情を出さずに淡々としていたのに、腰が抜けてしまった後で「三四郎?・・・すぐに私の部屋へ」と言う台詞からは、もう意識して色っぽいんですね。うわぁ、出た!と言うくらいそれまでの感情無しだったトーンとの比較で、たまらないなぁ・・と思ってしまいます。聴いているこちらの腰が抜けそうでした(大笑)。しかし、カイも三四郎におもちゃ(と呼べる範囲か?)をつけていたりしますからね。そのやりとりが、こいつらは本当に!と思ってしまいました。 が、この3つの中で、唯一商業ドラマCDになっていないのがムーンリットシリーズ、これが今回の拾い物と申しましょうか、一番気に入ってしまいましたよ。 中原さんの第一声「はっづきぃ」と言いながら入ってきた時の擬音がね、もうぴょんぴょんポムポムと可愛いんですよ。で、その正体がウサギなんですよぉ!!中原さんも「ぴょん」と言って飛び上がったりしてしますし。 で、そのウサギさん一族(八頭身の?)と王家とが、昔の約束に従って嫁をもらったりするという間柄。レンは、王家の一人娘で幼い姫よりも葉月を愛してしまっていて。何?人間がウサギになるの? 会話が、また可愛いのとおかしい。 「貴様のその無駄に長い耳は、何のためについている?」 「え〜?それはねぇ、葉月になでなでしてもらうためぇ〜」 「ほう。どうやら、おまえの耳は引っ張ってぶら下げるためにあるようだな」 「痛いです」 とか 「私はおまえの所に嫁に行く気などさらさらないわ!」 「大丈夫。分かってるさ。いや、だから。俺がお婿に来たんだろ」 「ほざけ!うさきち。貴様の与太話につきあっている暇はない!」 などと、葉月がレンをいじめているように見えますが。ベッドに潜り込んでくるレンを葉月が容認しているシーンもあって。 「人の布団に入る気なら、ちゃんと毛の手入れをしておけよ。季節の変わり目は抜け毛がいっぱいだからな。朝、くしゃみが止まらなくなる」 もう、9分あまりのミニドラマなのに、思いっきり引き込まれてしまいました。 中原さんのウサギさん状態と人間状態が、またお見事と言いますか。うわぁ、このキャストでこののお話をまるまる聴いてみたいなぁ・・と思っておりました。 で、聴いたのは届いてすぐだったわけですが。今回、コルセーアを聴いていて。ん??となったので、原作を買いに走りました。本の後ろに同じ作家さんの他の本の紹介が載っているんですね。その内容を見たら「どこかで、聴いたような話よね。獣人化現象??あら?そう言えば、これってリンクスじゃない」(ここで気が付くか?)と、CDのブックレットを見直したなら。コルセーアと同じ作家さんでした(^^;。 いやぁ、ますますこのムーンリットシリーズをちゃんとドラマCD化して欲しいものだなぁ・・と思いましたわ。 |
グレイ・ゾーン |
久能千明 | インターコミュニケーションズ | 2004年1月23日 | INCDー2210 |
小杉十郎太(片岡亜久利)×櫻井孝宏(香坂譲) | ||||
杉田智和(室生影司)、藤本隆行(辰巳)、最上嗣生(川原主任) 浅野真澄(南響子)、花輪英司(香坂明良)、桐井大介(吉田) 平野俊隆(一課長)、古宮吾一(チンピラ) 三木眞一郎(由利潤一郎) |
ボーダー・ラインT |
久能千明 | インターコミュニケーションズ | INCDー2221 | 2005年4月30日 |
三木眞一郎(由利潤一郎)、鳥海浩輔(真行寺佳也) | ||||
志村知幸(久保田)、斉藤次郎(吉永)、波多野渉(坂下) 小林和矢(宮内)、小室正幸(裁判官)、久嶋志帆(女性) 浅野真澄(南響子)、立木文彦(佐々木寛之) 小杉十郎太(片岡亜久利) |
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春の日。交差点で真行寺は、前方に立つ等身大のチューリップ男に視線が釘付けとなってしまう。その男・由利に二度目に逢ったのは、なんと法廷だった。由利潤一郎は、頭の切れる弁護士であったのだ。 ボーダー・ラインシリーズ、開幕! |
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このタイトルは、実は3まで一気に通して聴きました。お話が途中で切れるので、気になって仕方なかったと言うのと。想像は出来るけど、どちらが攻めでどちらが受けかを確認しようと思っていたなら(先日、森川さんと檜山さんなら、絶対に森川さんが攻めよね!と自信満々で思っていたお話が、森川さんが受けだった事があるので。思いこみは良くない・・と痛感しまして。とりあえず、カップリングなどは聴いてから書こうと思うようになったわけです)。1巻では、全然そういうシーンがなかった(催眠術っぽいシーンはあり)ものですから(2にはありましたが、2まで聴いたらもうお話が気になって)、3まで聴く結果となったわけです。 これはねぇ・・。3まで聴いて。それから1の出会いのシーンを聴くと。もう、呆然としますよ。詳しい事は、3の感想の時に書こうと思っていますが(覚えていたら)まだ聴いていない方は。是非3まで通して聴いてから、1をもう一度聴いてみる事をお薦めします。その訳は・・あぁ、書きたい。書きたくてたまらないけど、書けない!!書いたら、あの呆然としてしまうほどの感動を奪いますから。 さて。1巻自体の感想ですが。 これは一言で決まりですね。三木さんの「ポヤヤン」とした、ゆっくりとした喋りの天然入っている由利と。鳥海さんの「キリっ!」とした高音のスリムな真行寺をお楽しみ下さい!!これに尽きます。 それがはっきりするのが、キャストトークのトラックです。入ったいきなり、早口になっていらっしゃる三木さんと、地声で楽に喋ることが出来る!!と喜んでいる鳥海さんがいらっしゃいます。そこに、いろいろ注文をつけた阿部さんが加わってのトークなのですが。あぁ・・役作りって大変だなぁ・・としみじみ感じましたもの。 由利は、天然と書きましたが。結構計算があるかもしれない・・。由利潤一郎と言う男には、まだ何かありそうな余白を感じられます。一筋縄ではいかないだけでなく、裏がありそう(゜゜)\バキッ☆。しなだれかかってくるように見せて、その実怜悧な一面も持っている。相手の心理状態やお酒の力を借りてくどくなんて出来ないと言うプライドを持った彼は、イメージ的に猫なんですよね。 そんな由利を演じる三木さんが、お上手な声優さんである事は間違いないのですが。このCDを聴いた時には、その職人技に「あぁ・・・」とため息をついてしまいました。 微妙に語尾を伸ばしたしゃべり方で、ふんわりと包み込むようなソフトなイメージ。動かないはずのブックレットの絵が、まさに動いて見えました。 冒頭で、真行寺を喫茶店に連れて行った後の会話。「もっとお話しましょうよぉ」「僕はぁ、真行寺さんとお話がしたいんですぅ」「だって春だしぃ」・・・思いっきり脱力系で、キーボードの「L」キー大活躍ですよ(大笑)。 「とても、素敵な右ストレートでした」と言う台詞などは、語尾にハートマークも見えます(大笑)。真行寺ではありませんが、そのシーンを聴いていた時に「殴られたのは、顔(あご)であって頭じゃなかったはずよね?」と思ってしまうほどでした。あの吉原作品で、壊れてしまった狂気のお兄様や天使様を演じた方と同一人物とは思えません。 「僕とおつきあいして下さいませんか・・・」これに続く一連のセリフなどは、CDを止めて笑ってしまいましたねぇ。直撃されたのは、私のハートかツボでしたね(^-^)。しかも、仕事上捕縛術に心得がある・・と語る真行寺に、「佳也さんが縛りたいなら、僕は・・」と頬を赤らめるシーン・・。立木さんの「大の男が恥じらうな!薄気味悪い」がなくても、思わず後ずさってしまうほどの状態でした。 で、一方の真行寺は犬だと思うんですよ。真っ直ぐに突き進む・・。しかし、ここで申告しておきますが。実は私は「しんぎょうじよしや」と名前を勝手に読んでいました。元カノの響子さんが現れて「かや君」と言った時には、愛称か何かなのかな?そんな愛称で呼んでいたら、二人の仲ばれるのじゃないの?と思っていたほどです。「しんぎょうじかや」さんだったわけですねm(_ _)m。 「すぐに良くなります。ここから出さえすれば・・・」のシーンでは、ピクピクと動くこめかみの血管が見えるようです。鳥海さんのスリムな怒り方って、良いなぁ。また、今回は本当に由利に対して怒ってばかりいましたよね。 「男なら、語尾を伸ばすな」「婦女子を誘え!」「男が「って言うか」なんて言うな!返事は短く!」といちいち言葉にうるさかったり。 しかも、本人は真面目なのに。「俺は夏休みの朝顔か!!」だの「チューリップのくせに、ゆりなのか・・」「ゆりでもチューリップでもいい!」など、結構本人が自覚していないだけで。ユーモアセンスありそうですよね。そんなアンバランスなところが、周囲の保護欲をかき立てるのかもしれませんね。 今回は801シーン(by阿部さん)はなかったのですが。その代わりに、一種の催眠術のような感じで由利が真行寺を言葉だけで惑わすシーンがありまして。珍しいパターンだったのもありますが。言葉だけでも、結構ドキドキするものですね(^^;。 このメインの二人に、グレイゾーンでメインだった片岡役の小杉さんと、弁護士の先輩役である立木さんが加わって。重厚な男の世界を繰り広げてくれました。また、元カノの浅野さんも、良いアクセントでしたね(^-^)。女性が少なかったので、喫茶店に行くシーンや喫茶店でのガヤは大変だったのじゃないかな?と思います。 喫茶店で、その気のない真行寺に延々と、服装についてやアイデンティティの話などを繰り広げるシーンのBGM。一見?一聴かな?軽やかな喫茶店のBGMにも聞こえますが。その調子が、なんともかみ合っていない二人の会話にぴったりで。その音楽が、怒った真行寺が席を立ったシーンでちゃんと「チャンチャン」と言う感じで終わる辺り(立木さん扮する先輩弁護士が登場したシーン)で、計算された音楽だったんだな!と分かるんですね。あぁ、インターさん良い仕事してますねぇ・・と思ってしまいました(^-^)。また、捜査一課に由利が乗り込んで?きて再会するシーンでの「お待ちしてました!」と言う時の効果音は、セリフもあるでしょうが。由利が真行寺の手を取って握った!と言うのが分かるんですよね。いやぁ、凄い! |
ボーダー・ラインU |
久能千明 | インターコミュニケーションズ | INCDー2222 | 2005年5月30日 |
三木眞一郎(由利潤一郎)×鳥海浩輔(真行寺佳也) | ||||
志村知幸(久保田)、斉藤次郎(吉永)、波多野渉(坂下) 近野真昼(仲居)、田中完(三屋本部長) さとうあい(女将)、西村知道(室生義行) 小杉十郎太(片岡亜久利) |
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刑事として、同じくはみ出し者だった久保田の突然の死。彼が刑事時代に担当していた、いくつかの事件の唐突な終わり方。縮小された捜査本部・・・。 久保田が話そうとしていた事とは何だったのだろう?事件の裏を調べていた真行寺は、奇妙な符号に気が付く。 高村組と室生と三屋本部長・・・接点を調べようとする真行寺は、由利と共に料亭に張り込む・・。 |
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このCDは、旅行中に買った想い出の品になります。と言うのも、アニメイトさんで時々見かけますが。シナリオが付属してくるCDがあるんですよね。小冊子とか・・。ボーダー・ラインは元々買う予定はありましたが。順を追ってと思っていたら、この2巻のシナリオおまけに大層引きつけられまして(大笑)。一番最初に買ったのは、2だったと言う次第。 あ、いくらシナリオ読んでいても。聴いたのはちゃんと1からです。 刑事としての勘。気になる事件と、それに関わった人の奇妙な符号。まさか、暴力団と本部長が関わっているのか?! 自分の勘が外れて欲しいと願っていたのに、料亭で彼が聴いたものは自分の勘が正しかった事と、さらなる事件の予感。大物のバックがあって、確実な証拠もなしに一刑事が介入出来る事件ではない。しかも、盗聴は証拠にはならない。 そんな気持ちの揺れから、泣きたいのに泣けない真行寺。彼が泣けたのは、由利の腕の中・・・。 そして、真行寺は何かを見据えて決心を固めてしまう・・。 今回のお話は、1で衝撃!の出会いを果たした真行寺と由利。その恋愛の行方を描く衝撃!(1も衝撃で、3も衝撃なの?と突っ込まないで下さい・・。語彙が少ないからお許し下さい。他に良い言葉を見つけられなくて)の3巻との橋渡し的な感じでした。 1の催眠術のような、Hではないのに妙に印象に残ってしまうシーンに比べると。2では、Hシーンはあるにはあったのですが、それほど詳しくはなかったし(゜゜)\バキッ☆。由利さんも「序の口」って言っているくらいですから、ちょっと物足りなかった?(゜゜)\バキッ☆。 1で「えぇえ?」と思ったほどインパクトの強かった、真行寺役鳥海さんの透明感さえある高音。まっすぐに前を見つめて、背筋を伸ばして立っている姿が見えるほどの凛とした声。 そして、こちらも「えぇえ?」だったゆったりのたりとした喋り方の由利役の三木さん。 1のトークでは、そのストレスを発散するかのような語りを展開していらしたお二人でしたが。 そうですねぇ・・由利役の三木さんはびっくりするほどのゆったりのったり感はなかったですね。慣れたのか?それとも、語尾を微妙に伸ばしての会話が減ったせいなのか?ふんわりとした印象はそのままでしたが。1ほど真行寺との掛け合いがなかったせいもあるかしらね? 「おぉ!」と思ったのが、室生を小父さんと呼びかけての会話。「勝訴の為には手段を選ばない、スタイリッシュな悪徳弁護士を目指しています」と言う一言でした。そんなポワポワした喋り方だと、悪徳弁護士にはほど遠い気がしますが。でも、彼が言うと。この喋り方は見せかけで、腹黒さある?と思えてきてしまうんですもの。 また、片岡の名前を聞いたものの。彼には、漢字は分からないので。「カタオカアグリ」と呼んでいるのが、シナリオにははっきり書かれていまして(漢字ではなく、カタカナで書かれてあるんですよ。由利の台詞の片岡の部分は)。 シナリオを見て、また聞き返してみたなら。なるほど、鳥海さんの言い方と三木さんの言い方が違うのね。結構、ドラマCDを聴く時には、言葉が分からないで相手の言った事を単に復唱しているだけの人に、ちゃんとした言葉を教えてあげているシーンなどがあります。その微妙なまでのイントネーションなどの差に「あぁ。。同じ言葉を発音してはいるけど、こちらの人は分かっていないわけか」と思い知らされますが。いやもう、その微妙さと来たら!本当に絶妙ですよね。 その片岡役の小杉さん。グレイ・ゾーンでは思わなかったのですが(お相手が櫻井さんでしたし)、一番若い役と言うのが・・うーん・・頑張ってはいらっしゃるけど・・・・自粛(゜゜)\バキッ☆。 救済処置なのか?真行寺に「年齢が上の人に囲まれていると、オヤジ化は早いですよね」と言わせていて、片岡も気にしている・・・となっていますが。どうでしょうね?聴いている私の「小杉さんは、三木さんや鳥海さんよりも年上!」と言う先入観のせいもあるでしょうか?今度、声優さんの年齢を知らない人に聴いてもらって、年下に聞こえるかどうか・・・・訊いてみたいものです。 声優さんでも、その時にしか出せない声のトーンはあると思います。鳥海さんなら、まだ大丈夫?と思わないでもないですが。この時もかなり頑張っていらしたみたいですから。もし、今真行寺と由利カップルの続編が作られたとしたら、どうでしょうか?? いや・・あと一作でボーダー・ラインの感想が終わってしまうのが勿体なくて。続き、出ないかなぁ・・・って真剣に思っている次第なのですが・・。 ところで。今更・・・・とのおしかりを覚悟で書きますが。このブックレット、出会った時のチューリップ男(大笑)の由利とフレーム眼鏡をふっと外した真行寺なんですね。もっと原色に近い赤と緑を想像していたものですから(絵の具のチューブから出したばかりのような)、こんなちょっとくすんだ赤と緑だとは思わなかった(苦笑)。 |
ボーダー・ラインV |
久能千明 | インターコミュニケーションズ | INCDー2224 | 2005年7月30日 |
三木眞一郎(由利潤一郎)×鳥海浩輔(真行寺佳也) | ||||
斉藤次郎(吉永)、波多野渉(坂下)、田中完(三屋本部長) 小林和矢(宮内)、平野俊隆(一課長) 笹島かほる(秘書)、根本幸多(刑事) 西村知道(室生義行) 小杉十郎太(片岡亜久利) |
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麻薬販売ルートを巡って、政治家の室生と警察の三屋本部長、そして暴力団の癒着を知った真行寺。証拠として確かな物は何もない。だから、誰も巻き込みたくはない。 透き通った笑顔を見せる真行寺が、唯一執着したものは、由利の愛だった・・ |
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3巻特集を組んだ、去年11月。挫折したのはいろいろ理由がありますが。 「これ書いちゃったらボーダー・ラインが終わっちゃう・・・」と思った時、じゃあこれは今度ねぇ〜と、かなりあっさりと(と言うか、挫折を決めた時に即)次回の3巻特集コーナー(大笑)に置いた一枚になります。 祭りの前が一番楽しい。それは、名作と言われるうる星やつらの映画版第二弾「ビューティフルドリーマー」を例に挙げるまでもありません。祭りの前の高揚感が、一番楽しい時間帯なのかもしれません。 実際に、祭りが終わってしまうと。後かたづけだとか(大笑)、あぁ・・終わってしまった(って、打ち上げだの二次会だのそういうのはおいといて)とバーンアウトに囚われてしまい。がっくり来てしまうことってありませんか? 感想を書いてしまったら、このお話の感想を書くことは先ずないだろう(昔のタイトルで、あまり短いのは最近聞き返して、書き直していますが)・・余程の事がない限りは、収納庫に入れてしまい。聞き返すこともなくなるかもしれない。 いや、全部が全部そういう作品ばかりじゃありません。桜の季節に銀のレクイエムをしつこく聴くこともあるくらいです(苦笑)が、ただ・・どちらかと言うと、毎月のノルマ(゜゜)\バキッ☆をこなす事が先になってしまうので。感想を書いていない作品ならともかくも、収納庫に入れたタイトルを引っ張り出して、何度も聴くと言う事は、余程じゃないとやらないなぁ・・ どこかで他の方の感想を読んで。あぁ!懐かしい!と思う事があるとか・・続き物を聴く時に。前をもう一回おさらいしなくちゃ!って時くらいかなぁ? ボーダー・ラインには、グレイゾーンと言うスピンオフ話があります(聴いてますけど、感想はまだですね。2008年8月段階で)。 しかし、直接的な続き物ではないので。3巻の感想を書いてしまったら、1巻・2巻と遡って聴かないし・・終わっちゃう!と思ったら。寂しさの方が先に来て。書くことをためらってしまいました。祭りが終わるのを嘆くような感じですね・・ 1巻を書き始めた時には、祭りが始まるぞぉ!と言う感じで「おっしゃあ!」だったのですが(大笑)。 そのくらい、この作品は気に入ってしまったのです。 ブログのお友達とも語るのですが、好きすぎると感想を書くのは難しいと思います。大好きで大好きで、好きを通り越して。その作品を愛しちゃった!!時には(苦笑)、どこからどう書いて良いのか・・・これも書きたい・あれも入れたい!とぐるぐるしてしまい。それでなくても、長い感想がもっと長くなっちゃう(大笑)。 逆に、嫌いだ!って時には言葉を選ぶし。そこそこ好きよ。こういう良いところがあったよ・・・程度に、深い思い入れがない方が書きやすいかもしれませんね。 さて。前置きが長くなりましたが。 このボーダー・ラインは、1巻を聴いた時に。そういうシーンがなかったので、えぇ?となって2巻を聴いて。続きが気になるやんか!と言うので、到着すぐに一気に3巻まで聴いたタイトルになります。 そして、3巻を聴き終わった時に。1巻の出会いのシーンと同じ会話が出てきた時に、うひゃああああ!!と鳥肌が立ちました。 即、書店に行って原作を立ち読みしたのですが(゜゜)\バキッ☆、同じセリフが出てきているのに。音として聴いたセリフの方が後に残る余韻が違いましたね。 ここから後は、まだ聴いてないの!これから聴くよ!とおっしゃる方のために、一部わざとフォントを読みづらくしてあります。 と言うのも、ラストシーンを書かないわけにはいかないから。そのセリフを書きたいから。 今から聴く予定がある方の感動を奪いたくはありませんので、聴く予定はないけど、どういうシーンがあるの?と興味を持った方や、もう聴いたよ!とおっしゃる方は、申し訳ありませんが。文字を反転して読んでいただけるでしょうか? 1では、801シーンがなかったのを受けてではないと思いますが(苦笑)、3は冒頭からそちらで始まります。 だぁい好きだよ・・・と求めてくる由利に抱かれる真行寺。しかし、好きだよ・・とか愛していると言う言葉に、自分もだ・・と言えないでいる。 慣れない身体で、必死になって由利の行為を受け止めようとする真行寺は、何かを忘れようとしてしがみついているように見える。それを訊いたとしても、答える相手ではないと分かっている由利。 麻薬の摘発に、成果を上げる真行寺の行動と、何かを見据えたような笑顔に言いしれぬ不安を抱く片岡。 大事な同士だから、真行寺の暴走を止めることが出来ないのがもどかしい。 真行寺の周囲に居た二人は、彼の密かな決意に気が付いていると言うのがねぇ・・。 全てが終わった後。車の中で片岡と由利が会話しているシーンは。そんな二人だから、余計に「事が起こる前に何も出来なかった!」事が辛かっただろうと想像が出来ます。 そうですねぇ・・・お勧めのシーンとしては、先ずは3トラック目。何をした後(゜゜)\バキッ☆の気怠いベッドでの会話ですが。 犯罪を犯す者は、自分の欲望に正直なだけなんだ。もっと地位やお金が欲しい!もっと!と快楽を求めることが、麻薬や犯罪に手を染める結果となるのだと言う由利。 しかし。欲望に正直だとすると、自分も(真行寺に対しての)欲望に忠実で、もっと!もっと!と求めてしまうのが一緒になるから、言葉を換えて、自分の気持ちに嘘をつかないんだ・・と言う由利に対して 真行寺が、「それなら、俺も同じだ」と答えた時。 ふっと間があって、由利がぼそっと 「嘘つき」と言うのですが。 この嘘つきの言い方がね、もう・・もう・・・三木さんグッジョブです。 グッジョブすぎて、ドラマCD前半の時点では「このセリフが、一番の名台詞!!」と断言しかけました(後半にもっと凄いのが来ましたけど(大笑))。 本当に、ぼそっと。聞こえるんだけど。ギリギリのラインと言う感じで。 それまでは、ほんわかと甘く、ゆうるりと語っていた由利なのに。ふっと見せた敏腕弁護士の顔。頭が切れる男の本質部分が覗いたシーンでした。 しかし、そんな彼は自分は記憶力も良いから、記憶はあっても。そこに想い出はない。過去のシーンを振り返り、何があったと言うことは出来るけれど。そこに自分の感情は介入した事がないから、想い出はなかった・・・記憶はあっても、想い出は必要ないんだと言い放つ。 じゃあ、俺もお前の記憶になるのか・・・と少し寂しげな真行寺。 うう・・・好きだと言われて、俺も好きだ・・と答えられない真行寺。しかし、彼はもうこの時点で由利が自分を記憶にしかとどめておかないのだと言ったと思って、寂しそうにしているじゃない! って事は、好きだと言っていないけど。気持ちは好きと感じているわけよねぇ! そんな真行寺が、自分のパソコンをハックして秘密を知られた由利に、自分の母親の事を話す5トラック。ここから、始まる告白シーンは、その手のシーンがなかった1を補って余りあるほど濃厚でラブラブです。聞き応えあります! 薬物中毒だった母と、そんな母にうり二つの自分。顔だけではなく、気質も全て母に似ているのでは?とずっと怯えていた真行寺。 そんな彼を「しっかりして!ここに居る佳也さんが全部なんだ!」と、母親と同じではない事を抱きしめる由利。 「貴方が苦しむのが分かっていたから、今まで訊かなかったけど。一度だけ教えて。僕は、佳也さんの何?」 何?の訊き方がね、かすれていて。ちょっと弱くて。うふふ・・・良いのよねぇ! そんな由利の激情を受けて、由利が大事だから。大切だから巻き込みたくないんだ!と泣きながら言う真行寺。 鳥海さん、本当にストイックで素敵です。 言葉にして、好きだと返せない佳也の身体は正直で。口から出るものだけが言葉じゃないって教えたのは、佳也さんだよ・・・と言ってのける由利。 俺は、お前を裏切ってなかった?と呆然とつぶやき、由利の愛しているの言葉に口を覆って泣き出す佳也。そして、ついに 「好きだ、由利。由利、好きだ。好きだ・・愛してる・・・・」と嗚咽をこぼしながら、口にするのです! そして始まる6トラックのお楽しみシーン(大笑)。初めてのように、恥ずかしがる佳也さんがウブで可愛い!! これだから、離せないのは由利だけじゃあありません! 何がなんだか、分からなくなった佳也さんの感じっぷり!!いやぁ・・・もう、この高音の喘ぎの可愛らしさと言い、色っぽさと言い。 こんなのは知らない・・・と熱くなっている佳也さん!! 鳥海さん受けを全部聴いたわけじゃありませんが、きっと1、2位を争う色っぽさじゃないか?と思ってしまうくらいです。 その後の睦言。二人で、事務所を開くのも良い・・・二人の未来はここから始まるんだ・・・と語り合ったのに・・・ 急転直下、7トラックで会議室に怒鳴り込む由利。由利が感情むき出しで殴りかかるのは、佳也さん絡みだと分かる悲劇の予感。 8トラックは、真行寺視点に戻っての事件の終焉。8トラック最後の、佳也のモノローグは。お話を知っていると泣けます! そして、9トラックは。それから2年後、片岡と由利の会話やモノローグで語られる事件の顛末と、それから後の彼らの状況が語られます。 由利が持ち込んだ資料を上手く使った片岡が、事件を解決に導いたこと。 具体的な証拠がなかった事件の唯一の証拠が、真行寺達を襲った悲劇であった事。 警察を辞めた片岡が、由利と組んで仕事をしている事。 そして、真行寺は命だけはかろうじて助かったものの、半年分の記憶をすっかり忘れてしまっていた事。その最中に出逢った由利の事も含めて・・・ ちゃんと生きている。しかし、真行寺の中では葬りさられている由利の存在。悲しいはずなのに泣けない由利。 「辛くなんか、ないよぉ〜」と片岡に語る由利の語尾!辛いくせに・・・と思わせます。 「もし、思い出す前にもう一度出逢うなら。それはそれで面白いと思ってる。初めて逢うのに懐かしい。どこかで逢った気がして、もどかしい。そこから始まるのも悪くない」とそっと笑う由利ですが。 二人が乗った車を見とがめた真行寺が、片岡に気が付き。走り寄ってきて再会してしまう11分過ぎから、ラストシーンになだれ込みます。ここが、今回のメイン!!超・ウルトラ・激!といろいろな冠をつけたくなるくらいのお勧めシーンです。 思い出したいとは思わないのか?と詰め寄る片岡の熱さ。なんだかんだ言っていて、片岡は見ていられないのよねぇ・・由利の事が。 それに答えた真行寺の 「思い出したいと願っています。 しかし、その中に。どうしても忘れてはならない物が含まれている気がするんです。でなければ、こんなに何かが足りない。欠けてしまったと言う気持ちがあるはずがない。確かに俺は、大切な何かを失った。それは、間違いないんです。 俺は、失ったものを取り戻したいと思っています」 このセリフを聞いただけで、由利は嬉しかったでしょうねぇ! そこで、ふっと片岡の後ろに居る由利に気が付く真行寺。何を見ているのだろう?と目線を追い 「空? 不安と呼ぶには息苦しく、甘い気持ちになってしまう男。 (俺は、この男を知っている。いや、そんなはずは・・でも、初めて逢ったはずなのに。何故こんなに胸が騒ぐ) 「どこかで、お会いした事がありますか? と問いかけられて、はっと嬉しそうに息を呑む由利。それまで、片岡に語っていた通りの再会シーンですものね(^-^)。そして、さらに嬉しそうなまでの呼吸を押し殺して 「あなたが選んで下さい。初めましてとまたお会いしましたね・・とどっちが良いですか? 出たぁあああ!!1巻での由利と真行寺の出会いのシーンのセリフなんですよ!1巻でこの会話が出た時、なんてひねくれた奴だろう?と由利の個性を考えた人も多かったのではないか?と思いますが。 あれが、ここに来たのよぉ!! おそらくは、全体の構成と内容を決めて書き始め。そこから、一番最初のシーンが出てきたのではないか?と思います。 そして、リフレインするセリフ。 選んで下さい。あなたが・・・ そこに続いて、6トラックで互いの愛を確認しあった後、由利と二人で事務所を経営すると言うのもありだな・・と語り合った未来。そこで出てくるセリフが流れます。 僕たちの未来は、ここから始まるんだよ・・・ 盛り上がる音楽に重なって、カシャーンと何かが割れるような音や、鳩か何かが飛び立つような音がしています。 真行寺が、由利に出逢っただけで。記憶を取り戻すとも思えませんが、少なくとも彼はきっと由利への愛を思い出すだろう!と思わせる明るい未来となっていたように思います。 あはは・・かなり長くなりましたが。 最後まで、やっぱり真行寺よりも年下だと言うのは忘れたままだった片岡役の小杉さん。同族嫌悪で、由利に懐かなかった真行寺の飼い猫は、グレイゾーンに出てきていましたね(^-^)。これを聴いた後に、グレイゾーンをもう一度聞き直したなら、きっと感想は違ってくると思います。 ふわっとして、柔らかで。でも、一生懸命な由利。真行寺が、由利の声は催眠術のようだ・・と言っているシーンは、まさに!!でした。ほんわりと喋るテンポは大変だっただろうな・・と思います。嬉しくて堪らない気持ちを隠して、挨拶をした由利と、嘘つき・・のセリフでノックアウトして下さった三木さん。本当にお疲れ様でした。 また、由利が毛足の長い血統書付きの猫なら。絶対にやっぱり犬だわよ。と思わせてくれた真行寺。 背負った物がなくなった2年後の彼の明るさは、本質的には彼はそういう青年だったのでは?そして、明るい未来を迎えることが出来たなら、由利も幸せになるわよね、きっと・・この真行寺となら(^-^) 鳥海さんの高音で、愛らしい受けは。いやぁ・・もう本当に絶品でした。今回は、何回もそういうシーンや事後のシーンがあり。その気怠いまでの色気にクラクラしました。二人の続編が出たなら、是非!やっぱり可愛い真行寺をお願いいたしますm(_ _)m。 |
秀麗学院高校物語 伝説の少年 |
七海花音 | エイベックス | AVCA22716 | 2006年5月31日 |
1.暗闇を抜けて 2.時代の流れ 3.夢の引き継ぎ 4.夢の眠る場所 5.夢を乗せて 6.時代を越えて 7.小さな訪問者 8.音声版(SEVEN SEAS NEWS) 9.CAST COMMENT |
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櫻井孝宏(不破涼)、杉田智和(花月那智) | ||||
緒方恵美(桜井悠里)、近藤孝行(速水)、陶山章央(桂木) 加瀬康之(黒田先生)、鈴木琢磨(鹿内先生)、をはり万造(庄田順治) 篠原大作(飯倉)、小平有希(飯倉の娘) 小桜エツ子(鷺沢尚)、子安武人(勅使河原遼太郎) |
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東京屈指の名門校、3年で最高頭取である不破涼は、仲間に囲まれて日々健やかに暮らしていた。そんなある日、資料を片づけていた彼が見つけた飛行機の本に書かれていた暗号に秘められていた謎とは? | ||||
BLに分類していますが。キスシーンの一つも出てくるわけでもなく(大笑)、とてもとても健全なお話で。精神的には、多少そっち系統があるかもしれないな・・あると良いな・・だってあったら萌える(゜゜)\バキッ☆と思えるほどの、美少年揃いのお話です。 特に、不破くんに対してのクラスメートの暖かな支援ときたら・・まぁ・・これをラブと呼ばずして何と呼ぶ?とすら思ってしまうくらいに愛に満ちています。 そうですねぇ・・このお話は実に構成が良かったですね!! 冒頭、不破くんが授業中に堂々と(大笑)居眠りをしている。そこから、クラスメートが彼が居眠りをしている事を弁護するシーンがあり。 目覚めた不破くんと英語教師のやりとり。そこで、彼が教師の手伝いをする事になって、本と巡り会う。 一方、そんな彼らの学園の周囲では。憩いの場であった公園がショッピングセンターになろうとしている。そこに、卒業生である庄田の講演がある。 そして、不破が見つけた本に書き込まれていた暗号の謎が、公園や庄田をも巻き込んだ大団円に向かう・・。その構成の無理の無さと見事な関連性。そこに、平和な現代を乗せて見事に完結するストーリー。 いやぁ・・無駄な物が何一つない!!本当に、全てが感動の最終シーンに結びつく布石として存在する。 その素晴らしさに、聞いた時に「これは本で読んでみたい!」と想ったくらいです。 ちょっとまだ原作を見つけていないので、読めていないのですが。 私だって、文章で読んでみたい作品と。音で聞きたい作品と言うのは存在します。これは先に音から入りましたが、どちらかと言うと推理小説並みに、コツコツとあちこちに伏線を張ってあり。それが結実した時の感動!!は、音で与えられるものではなく、文字を目で追っていきたいかな?と想うのですよ。 音のドラマは、与えられるものだと思っています。受動的と言うのかな?音を聞いて推理する事もありますが、小説を読んで能動的に推理するのとは、ちょっと違うと思うんですね・・。 いや・・聞くと言う姿勢が全て受動的ではありませんが、うーん・・もうちょっと上手く説明出来ない自分が歯がゆいですねぇ・・(^^;。 もちろん、先に音から入ってしまったので。読んだ時には、絶対にこのキャスト以外の脳内変換は起きないと想いますが。 いやぁ・・良いキャストでしたね(^-^)。王子の不破くんに櫻井さん。裏の仕事人だけど、優雅な花月くんは敬語で丁寧に杉田さんが!そして、皆のアイドルの悠里くんには、緒方さん。 優しいしクレバーな不破の櫻井さんは、英語の教師をやりこめるシーンの英語に何故か感動を覚えてしまいました。いや・・櫻井さんがあれらの英単語を駆使していらっしゃるとは思っていませんが、でも流暢だったなぁ・・。 杉田さんのこのトーンとこの口調は、個人的にかなり好きなトーンであり口調ですので。もう、耳から幸福汁が出ているのが見えるとしたら、きっとこのCDを聞いている時の私の耳からは、幸福な汁がダラダラと流れていたと思います。 可愛いけど、それだけじゃない。ぐりぐりしたくなる少年の面影を残した悠里の緒方さんは、もう本当にむぎゅっと抱きしめたくなりまして・・いやぁ・困った困った(大笑)。 どうして彼らと知り合いなのか?ちょっと接点が見えないけど、ところどころで賑やかしとして登場した鷺沢尚くんと編集者の勅使河原さん。尚くん役の小桜さんは、まさに幼い子供そのもの。こういう声だったら・・昼などにかかってくる勧誘電話などの応対で、「今、家族は誰もいません」と言うだけで撃退出来るだろうなぁ・・・と、ちょっと羨ましく想っていました。 テッシーの子安さんは、ずーっとハイテンションで。普通のトーンは、フリートークだけ?と言う状態で。似合いすぎると言うか・・えーっと・こういういろいろとせっぱ詰まった感じの子安さんって、好きだなぁ(大笑)。ニヒルでクールに決めているよりも、楽しくて○です。 ただね・・埋めたのは、春分か秋分の日だったのかしら? それに、測定の数字を聞いていると。結構細かいんですけど・・・今までよく掘り起こされずに残っていたねぇ・・(゜゜)\バキッ☆ |
東京少年王 闇の貴公子参上 |
七海花音 | エイベックス | AVCAー22757 | 2006年6月28日 |
1.そして朝はやってくる 2.相棒登場 3.知力を武器にして 4.血脈 5.暗黒の君 6.運命の出逢い 7.交換条件 8.宴の夜 9.大勝負 10.想いは巡る 11.音声版 SEVEN SEAS NEWS |
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鈴村健一(早乙女凛太郎)、風間勇刀(桐矢礼一) | ||||
緑川光(武田慎一郎)、稲葉実(武田龍之介) 速水奨(早乙女恭介)、金丸淳一(綾小路紫苑) 佐々木望(小笠原貴文)、小杉十郎太(桐矢竜虎) 伴藤武(城之内)、河本邦弘(猪瀬)、新垣樽助(坂本先生) 野島裕史(住井)、小形満(コモンドール) 一城みゆ希(マリー)、きのしたゆうこ(早乙女社長夫人) 宮田幸季(晶)、子安武人(テッシー) |
高校王子〜王子の贈り物〜 |
七海花音 | エイベックス | AVCAー22822 | 2006年7月26日 |
1.幸福の王子 2.敏腕編集者テッシー 3.最強のH・Sコンビ 4.きしんだオルゴール 5.秘密のマリア 6.チャリティバザー 7.森林戦隊シャンピニオン 8.音声版 SEVEN SEAS NEWS 9.CAST COMMENT |
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宮田幸季(鷺沢晶)、石田彰(氷室恵) | ||||
小桜エツ子(鷺沢尚)、子安武人(勅使河原遼太郎) 立花慎之介(翠)、勝生真沙子(晶の母)、伊藤美紀(恵の母) 前田敏子(晶の祖母)、坪井智浩(緒方)、須藤絵里花(男の子) 杉田智和(なっちゃん)、緒方恵美(悠ちゃん) |
「少年☆王子」学園 |
七海花音 | 2006年7月到着 |
七海花音シリーズ全巻購入 アニメイトオリジナル特典 | ||
櫻井孝宏(不破涼)、杉田智和(花月那智)、緒方恵美(桜井悠里) 鈴村健一(早乙女凛太郎)、風間勇刀(桐矢礼一) 宮田幸季(鷺沢晶)、石田彰(氷室恵) 小桜エツ子(鷺沢尚)、子安武人(勅使河原遼太郎) |
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