紅炎のソレンティア 白銀のティアラ |
サーファーズパラダイス | SURPー001 | 2008年12月23日 |
斎賀みつき(ヒカル・ストレイス)、柿原徹也(レイ・ノガレ) 石田彰(キヅク・ナナハラ)、小西克幸(スタン・バイラー) 齋藤ヤスカ(ヤスカ・イグローク)、岡本未来(ライナー・バストン) |
高校デビュー |
河原和音 | 集英社(書籍扱い) | SCD909142 | 2005年6月10日 | |||
|
|||||||
野田順子(長嶋晴菜)、緑川光(小宮山ヨウ) 小松里賀(小宮山麻美)、小西克幸(田村史也) 笹沼晃(朝丘)、大原さやか(高橋真巳) 加藤亮夫、武内健、鈴木浩太、神原大地 後藤啓介、大谷美貴、大浦冬華 丸山彩智恵、岩本紗依、八木原裕子 |
こゑこひ |
ドワンゴ・エージー・エンタテインメント | BMCA1001 | 2007年10月19日 |
第1回声優アワード記念作品〜あなたの声に恋してる〜 | |||
1.「Still live,still love」−告白ー(福山潤、小清水亜美) 2.「Fool’s Present」ー別離ー(石田彰、朴ろ美) 3.「あの日の海へ」ー再会ー(宮田幸季、平野綾) 4.「一番近くの恋」−決意ー(柿原徹也、鹿野優以) 5.「万華鏡」−服従ー(森田成一、後藤邑子) 6.ボーナストラック |
こころ |
夏目漱石 | キャラモモ | BJCAー0101 | 2008年10月23日 |
第一章:先生と私 第二章:先生の遺書 1〜不信のはじまり 第三章:先生の遺書 2〜恋 第四章:先生の遺書 3〜K 第五章:先生の遺書 4〜女というもの 第六章:先生の遺書 5〜Kの告白 第七章:先生の遺書 6〜自殺 第八章:エピローグ 人間の罪 第九章:キャストコール ボーナストラック:キャストコメント |
||||
速水奨(先生)、石田彰(K) 桑島法子(静)、三木眞一郎(吉岡) 堀江真理子(静の母)、上城龍也(先生の叔父) 高橋まゆこ(靖子)、徳本恭敏(正一)、速水秀之(男) 宮野真守(私) |
コーセルテルの竜術士物語 |
石動あゆま | 一迅社 | ZEROー0030 | 2007年6月 |
1.おにいちゃん冒険記 2.すてきなエプロン 3.こどものケンカ 4.これもいわゆる大人のケンカ 5.キャストコメント |
||||
宮田幸季(マシエル)、下野紘(暗竜ナータ) 竹内順子(風竜サータ)、高橋美佳子(地竜アータ/エリーゼ) 真堂圭(水竜マータ)、福圓美里(木竜タータ) 仙台エリ(火竜ハータ)、仲西環(光竜カータ) 緑川光(ミリュウ)、三木眞一郎(カディオ)、檜山修之(ウイルフ) 野中藍(アグリナ)、水橋かおり(ラルカ)、鈴木千尋(ロイ) 松本綾乃(ノイ)、〆野潤子(ジェン)、兵藤まこ(ナレーション) |
子供たちは夜の住人 |
高河ゆん | キングレコード | KICAー110 | 1992年7月16日 |
1.浮遊人(歌:佐々木望) 2.第一幕 家族の肖像 3.WONDERFUL WOMAN 4.第二幕 高輪家の災難 5.夜を連れて(インストゥルメンタル) 6.第三幕 火の炎路 7.誰かがいない(歌:佐々木望) 8.第四幕 風の雷、水の雪 9.月の光に鑑みて 10.第五幕 至福の時を讃えん 11.CALL YOU(歌:菊池正美) 12.BGMパート1 13.BGMパート2 |
||||
菊池正美(柴)、かないみか(まりあ)、小杉十郎太(竜) 佐々木望(高輪湊)、林原めぐみ(高輪由美) 天野由梨(地の道麻)、玉川紗己子(火の炎路) 子安武人(風の雪)、高山みなみ(水の雪) 馬田賀弥子(少女)、石田彰(悪魔)、真殿光昭(クラスメート) 速水奨(将軍) |
KONOHANA True Report |
サクセス | 2001年6月6日 | SCDCー00086 |
1.第1話 新聞部の危機 2.第2話 丑の刻参りの恐怖 3.第3話A 消えた藁人形 4.第4話A 真実と明日への道 5.第3話B らぶらぶ 藁人形 6.第4話B 伝説の嘘と真 7.オマケシナリオ 此花学園新聞部特別企画 あなたの疑問に答えましょう 8.キャストロール |
|||
石田彰(桃井恵)、川澄綾子(橘美亜子) つちやみえこ(大見優子)、麻績村まゆ子(水田真理)、山口隆行(桜庭武士) 浜田賢二(野々村茂雄)、中西環(中村久美子)、浅井清巳(青木理恵) 矢部雅史(刑事) 大竹美佳(此花学園生徒)、須藤由美子(此花学園生徒)、山本愛子(此花学園生徒) |
ゴッドチャイルド |
由貴香織里 | 花とゆめ全員プレゼントサービス品 | 2002年5月 |
1.捩くれた小さな家 2.少年の孵化する音 |
|||
1 捩くれた(ねじくれた)小さな家 引田有美(フェミング夫人)、鈴鹿千春(レベッカの母)、茂木優(警官) 2 少年の孵化する音 小島幸子(オーガスタ)、茂木優(看護人) |
|||
1.捩くれた小さな家 カインの腹違いの妹・マリーウェザー。屋敷から外出もさせないほどカインは過保護にしていた。そんなある日、マリーウェザーのフランス語教師をしているフェミング夫人が、行方不明になってしまう。別れ際に彼女を傷つける発言をしてしまったマリーウェザーは、夫人が落としたメモを手がかりにレベッカと言う少女の家に行くのだった・・・。 2.少年の孵化する音 カインがリフと出会った頃の話。狂気の淵で死んでしまった母。その時だけ抱きしめてくれた父。少年カインは、毎夜むち打たれながらも、父の愛を信じているのだった・・・。 |
|||
花とゆめの全員応募サービスCDですが、市販品でないのが不思議なほど充実しています。白泉社さんの応募サービスCDは、他にもお買い得だと思える作品が目白押しですが、このタイトルもそうですね(^-^)。しかし・・この収録された作品の重いこと・・・。3回聴くのが楽しい作品と、これあと2回聴くの??と思ってしまうタイトルがあるんですよ。これは作品の救いのなさに内心「うわお」と思いましたね。ロンドンの石畳、重い霧。曇り空の似合うお話です。バロック音楽・・・が似合いそうな雰囲気。 石川さんは主役カインなのですが、どちらのお話にもあまり台詞がなかったように思います。「捩くれた」の方の主役はマリーウェザーですし、「孵化する音」の方は幼い頃のカインが主役よぉ!! |
小鳩町から散弾銃 第一巻 |
鷹村コージ | RIO | RIOー020 | 2007年6月29日 |
宮田幸季(エイジェリアス・ファースト・ユラドルシル)、宮野真守(須々木健太) 柿原徹也(須々木勇次郎)、平川大輔(エスターシェレス・フォン・クレイアド) 檜山修之(リチャード・セカンド・ユラドルシル) 大須賀純(アリス・フォン・シェナイダー/蝙蝠)、高城元気(井上雅俊/巨猫) |
||||
魔法が物事を支配している「ユラドラシル」王国。第一王位継承者であるエイジェリアス(略称エイジ)は、死にそうなほど退屈な王国から、一刻も早く王位を決めるための儀式を行う太陽系第三惑星・地球の小さな島国「日本」に行きたくてたまらない。 やっとの事で、日本に来たエイジと、猫に姿を変えた従者のエスターは高校生の須々木兄弟と知り合うのだが。 |
||||
いやぁ・・笑いましたねぇ。 ネットショップで、このあらすじを読んだ時には「金髪で赤マントの青年が、公園の池で魚釣りをしている。須々木兄弟は、彼によって平和な日常を乗っ取られてしまう」みたいな事が書いてありまして。それで、タイトルが小鳩町から散弾銃って、どういう意味よ?と目が点になっていたんです。 平川さんと宮田さん、檜山さんがご出演なので。とりあえずチェックリストには挙げていましたが。内容今ひとつかもしれないし、買う予定は当分先ね・・と思っていたら。 公式ホームページで、檜山さんと宮田さんが兄弟で。しかも、檜山さんが弟!!その兄弟げんかが子供っぽくて凄い!!と言う旨が書いてあったのです。 普段は、丁寧な言葉を使うリチャード王子もエイジと喧嘩し始めると、品位の欠片もなく。檜山さんは、台本通りに演じていますと語っているけど、とんでもない!あんなキャラになっているなんて!!と、その子供の喧嘩が大絶賛してあったんです。 その紹介文を読んだ瞬間。購入決定しましたねぇ(大笑)。そこかよ・・自分・・・(^^;。 普段、データベースアップと感想は一緒の月には書かないようにしているのですが。その喧嘩シーンが聴きたくて。買ってから、もう何度も大笑いしてしまったものですから。 こりゃもう、書くしかないでしょ状態になりまして・・・・。 はっきり言って。町の名前が小鳩町なのかどうか・・は語られていませんし。散弾銃とどういう関係があるのかな?と言うのは謎ですが。BLでもないのに、男性声優さん7人だけのキャストって、珍しいドラマですよねぇ。女性向けシミュレーションとか恋愛ゲームのドラマCDでもないのにね(大笑)。しかも、トークで語られているように、ジェットコースターのように怒濤の勢いで展開するテンションの高いお話で。「何?この、無駄なまでのハイテンション」と思ってしまうほどです。 逆に、そのハイテンションっぷりが楽しくて笑えてしまうんですけどね(^-^)。 平川さんの、ほわっとした優しい包み込むような「これから私がお話するのは」で始まるナレーションは「ご活躍の日々・・・だと思います・・。多分」って、この妙な間に興味津々。 お話は、現王を越えるほどの膨大な魔力を持っており。そのために、第一王位継承者にされたエイジが儀式をすぐに行う!と駄々をこねているシーンから始まります。バリバリオレ様!低音の宮田さんに怒鳴られて、苛められているのが平川さんの従者。 さっきの格好いい優しげなナレーションと同一人物?と思ってしまうほど、無様におろおろとしています。オレ様王子に虐げられ、無理難題を言われて物を投げつけられ、当たり散らされている状態です。あのほんわりとした平川さんは、どこ?と思いましたよ。 従者の平川さんでは、人間界に行った後の「ニャン!」に転けましたねぇ(大笑)。 地球の人の前では、猫語を話せと王子に命令されて。猫は「ニャン」と鳴くからと言うだけの理由で、とにかく言葉(会話)の先に「ニャン!」さえ付けておけば、猫語だと思っているみたいで(大笑)。ニャンの次に言葉を話せば、猫語じゃないし・・って思わないんですよね。しかも、ユラドルシル王国では人間なのに、人間界では猫に変身している。「ずぅびばせん・・・(すみません)」とのたうちまわっている所では、はっちゃけていますよね(^-^)。 トークで、皆さんに思いっきり萌えキャラと言われていました。トークの最後のしめでもちゃんと言って下さっているのに受けました。 バリバリ低音の俺様王子の宮田さんは、膨大な魔力は持っているものの。馬鹿なために(大笑)呪文をまともに覚えられず。魔力も宝の持ち腐れと言うキャラクター。そのくせ、日本語を見事に理解して、下手すると今の若者使わないぞ・・と言うような慣用句まで使いこなしている。エイジと日本語の相性が良かったと言うことになるのでしょうが。そういうの覚えて使いこなすくらいなら、どうして呪文覚えないのよ・・と思ってしまいます。トークでは、ちょっと元気がなかったように聞こえましたが。本番で、声をつぶしましたか?? エイジでは、仲の悪いリチャードと喧嘩しているシーンが楽しかったです。 「あ、はっ。ほわっはぁ。呪文ばっか覚えたって、それを操れるだけの魔力がなきゃ、宝の持ち腐れだからなぁ」 「あーらぁ〜?誰も、おまえの事だなんて言ってねぇよぉ。自覚がおありで?」 などなどのシーンは、今までの宮田さんで聴いたことないよ!!と言うキャラクター大爆発でしたもの。 リチャードの従者であるアリスは、大須賀さんが役得でしたね(^-^)。エイジとリチャードの幼馴染みであり、物事を面白がって大きくしたりしている。作者さんが一番気に入っているのが、アリスらしいのですが。 エイジとリチャードの喧嘩を止めずに、お茶を要求するシーン。主人であるリチャードに冷静に突っ込み入れているし。かと思うと、雅俊にしれっと王子である事などを暴露して仲間に引き入れてしまったり・・。楽しい役でしたね(^-^)。 蝙蝠の兼ね役の方が楽しかったと語っていらっしゃいましたが。いやもう、そりゃアリスじゃテンション上がらないわね(苦笑)。 エイジ達の犠牲者である須々木兄弟。 お兄ちゃんの健太役宮野さんは、トークで三宅健太と名乗ってしまい。周囲から突っ込みを受けていました。私も一瞬「へ?」と思ったのですが、その美味しい一言を司会の檜山さんが、放っておくはずがなくて(大笑)。 宮野さん演じるお兄ちゃんは、とにかく現実的なお兄ちゃんで。喋る猫と釣りをしている外国人を受け入れられず。ドタバタとあがいているシーンが最高でした!勇ちゃん・・と弟に対する優しい言い方と、エイジ達に突っ込みを入れているシーンの温度差。 あの「春の妖精さん」のシーンは、受けましたねぇ(大笑)。かと思うと、エイジ達を早く追っ払うには。アイテムを見つけてやれば良いらしいと言うのを知った時の豹変ぶり。主人の出世を望まない家来は居ません・・とにこやかなセリフは、本心と違うでしょうが!!と言うのがありありと分かります。 弟・勇次郎くんは。結構素直に物事を受け入れる柔軟性はありそうですが。素直すぎて、ちょっと嫌!と言う感じの弟でしたね(^^;。 トークでも言われていた「物事に流されない健兄なんて、健兄じゃない!」とか「頭が固すぎる」とか、お兄ちゃんに対してかなり冷静に突っ込みを入れているんですよね。柿原さんの勇次郎くんは、そこまではっちゃけてはいませんでしたが。異世界の主従と、お兄ちゃんとの架け橋になってくれる事を祈ってしまいます。 その勇次郎を乗っ取ろう?とたくらんでいた高城さん。役は、ほんわかとした若年寄のような趣味を持つお隣さんで。おとぎ話や魔法に興味のあるピーターパンのような一面を持っているのかな?状態の少年。 最初にリチャードと会話をする時、外国人相手にイントネーションがおかしくなる状態の日本語。「わぁたし・・」と言う感じのイントネーションが楽しかったです。分かるなぁ・・。うんうん、そうなりそうよね!と思っておりました。 周囲のハイテンションに、一人混ざる事がなく(唯一、猫でテンション高くなったと語っていらっしゃいます)マイペースを保つのは大変そうですね(^-^)。 そして。檜山さんの登場シーンは全て花丸!!もう、喧嘩なのに敬語のままなんですよ。しかも、一人称が「私」で怒りまくっているキャラと言うのは、面白いし珍しい。ま、怒り全開!キャラと言うのは、本領発揮かな?と思いますけど。 従者のアリスが、どっちの味方よ?と言うキャラで、健太と同様報われないキャラかもなぁ・・と思います。何しろ、王様になりたい彼が目の上のたんこぶにしているエイジは、王になる気はない!と勝ち逃げを許してくれる発言をしてしまうくらいなんですもの。それって、競争相手にしてみたら、これ以上はない侮辱的な言葉になりますよね・・・。ただ、5歳の頃の話を蒸し返す辺り。彼も結構執念深いのかも? 「壊滅的なバカなせいで!一個も呪文を覚えられない貴方よりはマシです!」の檜山さんのバカって、迫力がありますよね(大笑)。言葉として書くなら。「ぶうぅわぁかっ」って感じの発音なんですもの(大笑)。 アリスとエスターが会話している後ろの喧嘩シーンは、もう本当にガキの喧嘩です。怒っているシーンでは、蒸気機関車の擬音が使われていたりしますが。それがぴったりなキャラクターなんですよ。 しかも、井上さんのお宅の屋根から飛び降りて登場するシーンでは。格好いいのに、妙におかしい。熱血ヒーローのはずなんですけどね・・と思ってしまいました。 今後、この7人がどうなるか・・。とても楽しみです(^^)v。 |
小鳩町から散弾銃 第2巻 |
鷹村コージ | RIO | RIOー021 | 2007年9月28日 |
宮田幸季(エイジェリアス・ファースト・ユラドルシル)、宮野真守(須々木健太) 柿原徹也(須々木勇次郎)、平川大輔(エスターシェレス・フォン・クレイアド) 檜山修之(リチャード・セカンド・ユラドルシル) 大須賀純(アリス・フォン・シェナイダー)、高城元気(井上雅俊) 鈴木達央(ミシェル)、川原慶久(ジェイク) |
||||
平和なはずの小鳩町。しかし、須々木家では。今日も魔力はあるが、頭空っぽ王子のおかげでドタバタが絶えず。彼らを拾った?ことで、従者にされてしまった須々木健太の怒りは止まることを知らない。 そんな時、エイジェリアス達の命を狙った暗殺者がやってきて・・。 |
||||
3巻が出ますと言う告知の後に、このCDを聴きました。あ・・・3巻が出る前に聴いておかなくちゃ!!と。1巻のあのハイテンションに、2巻・3巻への期待は大きかったのですが。いかんせん、それほどのハイテンションなら、こちらも体力と気力を充実させてから聴く体制にしておかないと。飲み込まれてしまいますからね・・。 よっしゃぁああ!!と気合い十分聴いて、笑い転げていたなら・・・・その直後に、3巻の発売中止が決定。 ガタガタガタ〜っと書く気力が失せました・・。ショックでしたねぇ・・。 確かに、このお話は宮田さんと同じ年の兄弟を演じている檜山さんが聞きたい!そして、良い声揃いで若手中心。ニャンの平川さんなど、聴き始めた動機自体は不純かもしれませんが・・。 しかし。私は先日、自分はやっぱりお話が好きなんだ!!物語として展開されるいろいろな世界が好きなのだ!と実感しました。 ドラマCDの世界は、三位一体。 お話が面白いこと。声や演技が素晴らしいこと。そして、音楽やBGMなどの要素・・・全てが揃ってこそのドラマCDであると思っています。 原作を知らずに買うことに対する後ろめたさは、おそらくはお話をそっちのけで買っている要素があるからでしょう。自分は、純粋にお話好きだと言えないのではないか?それが、原作読んだことないけど・・と言う言い訳に繋がっているのかもしれません。 さて。そんな能書きはともかく。このCDを買った理由が、声からスタートした・・・と言うのは、仕方ないでしょう?或る意味、どうしようもない・・・一種の不可抗力よ(大笑)。 だって、お話がオリジナルなんですもの。少なくとも、私はRIOさんから出た一連の作品が、ノベライズなどになっているのを見たことがない。とすると、CDのためのお話。 またまた本題から外れますが、昨今のドラマ(TVで放送するドラマの方ね)はオリジナル作品が少ない。昔の漫画(まぁ・・これをどうして今頃??と思うタイトルもありますが)や、小説をベースにしているものがほとんどだと言われています。そして、4月と10月の番組改編期には、それを批判する声や論評などを良く目にします。 それもこれも、おそらくはオリジナリティで勝負!!と言う博打を打つよりも。ある程度安全な手段で制作されている・・と捕らえるのか・・・・と考えた時。 ドラマCDも、どうしてこれを?と思う作品をバンバン(大笑)CDにするよりも。もっと良質なオリジナルがあったって良いじゃないか!!と思ってしまうのですが・・。 話を元に戻して。 そういう観点からも、RIOさんの一連のドラマCDは。完結してくれないと、お話の行方は分からない!! 結末が面白くても、面白くなくても、とりあえず完結しなければ意味がない。広大な風呂敷広げて、尻窄みで終わりました!であろうとも。途中で打ち切られるよりは、終わって欲しかった・・・ 新宿Guardianはとりあえず完結してからビブロスさんが倒産したので、あれはとりあえずなんとかなったのですが。このお話は、ここまで盛り上げるだけ盛り上げておいて!!と言う寂しさや哀しみ・・がごちゃ混ぜになってきて。 終いには、怒りに変わるんですね!! 「このやり場のない気持ちをどうしてくれるんだぁああ!!」(大笑) ネタバレになりますので、ちょっとだけ言葉を控えて書きますが。二人の暗殺者を雇った黒幕の正体が分かって、さぁ・・・これからどうなる?で終わってしまったんですもの。 エイジラブのジェイクや、呪詛を使うミシェルの二人はどこに居候になっちゃうんだろう??それぞれ一人ずつ居候?また、別のご家庭に厄介になるのかしら?とか、いろいろ考えていたのに・・。 エスターの気持ちや、須々木家の他の兄弟は出てくるのか?意外な実力者であった勇次郎と、今回も壊れてしまった健太・・・。 健太の絶品カレーは、暗殺者達の心も掴むことが出来るのか?? 。。。今、何を言ってもどうしようもないのですが。これらの思いは、巻末トークを聴くと。一層募ってしまいます。 何しろ、皆さんが「第三弾」の行方や、次回に向けてまた頑張ります!!と言うコメントを残していらっしゃるんですもの。 新宿Guardianのトークを聴いた時にも、かなり切なく思ってしまったのですが・・このトークも本当に「あぁ・・・」とため息しか出てこなくて。 声優さん達は、本当に第二弾も絶好調!!なまでのハイテンションっぷりでした。 初歩魔法ですら、凄まじい威力を誇る魔力の持ち主で、王位などには興味もなく、頭も空っぽ。だから簡単な呪文さえ唱えることが出来ないエイジの宮田さんは、ちょっとつぶしかけたボイスで憎たらしいまでのオレ様っぷりでした。 人見知りするために、猫になっているエイジ王子の従者・エスターは、平川さんが格好いい声で颯爽と。でも、やっぱりところどころにニャンの猫語?が入るおまけ付き。アフレコは途中参加だったみたいで、一人残って前半を録音すると語っていらっしゃいましたが。 周囲の無茶ぶりに、ぼそっと「覚えてろよ・・・」と言ったのが印象的でした。 魔力なんかなくても、その兄への(歯に衣着せぬ)暴言の数々と空手の腕で、おそらく登場人物中最強!!ではないか?と、今回思わせてくれた須々木勇次郎くんの柿原さん。 落差の激しいお兄ちゃんの健太くんには、宮野さん。もう、このお二人のやりとりも楽しかったですねぇ(^-^)。 そして、第二王子の従者のくせに、王子を顎でこき使ってます?のやる気のあるんだかないんだか・・・のアリスには、大須賀さん。 ドリーマーで、方向性が微妙に違うため。台詞のテンポが微妙にかみ合っていない(大笑)雅俊くんには、高城さん。このかみ合わない感じが良いですねぇ・・。 そして。今回初登場のお二人では、呪詛を行った暗殺者ミシェルの鈴木さんよりも。王子ラブ!!のオカマ言葉が楽しかったジェイクの川原さん・・・いやぁ・・・川原さんで、こういう台詞回しって初めて聴きました。 良かったぁあああ!!もう、第二弾で一番美味しいところかっ攫ったのは、絶対にジェイクの川原さんでした。暗殺者として会話している部分よりも、エイジ王子への気持ちを語るシーンと、トークで司会の檜山さんにハードルを上げられての登場シーンなどは、笑ってしまいましたわ。 そしてそして・・。今回もハイテンションで、お疲れ様の檜山さん。聞きかじりの日本語の慣用句などをカタカナ発音されていたり、見せ場を勇次郎に取られて拗ねているシーンに、エイジとの子供の喧嘩を演じているシーン。どれをとっても最高でした。 あぁ・・やっぱり、返す返すも。この続きを聴くことが出来ない・・と言うのが、悲しくて悲しくて。残念でなりません。 |
Calling〜あなたの言葉で抱きしめて〜
|
魔鬼砂夜花 | カーニバル | RIOー018 | 2007年3月30日 |
1.Part 1 2.Part 1 Dial To You 3.Part 2 4.Part 2 Dial To You |
||||
Part 1・・・石田彰(男)、雪野五月(女) Part 2・・・小杉十郎太(男)、玉川紗己子(女) |
Golden Child 鬼外カルテシリーズ2 |
碧也ぴんく | キングレコード | 1998年1月21日 |
今井由香(向坂真・榊醒夢)、石田彰(向坂実)、森川智之(遠山魁吏) 結城比呂(弁天(中村左膳))、関俊彦(福内鬼外)、川菜翠(向坂実(三歳)) |
|||
鬼外の元に、弁天の案内で座敷童子がやってきた。彼女は、気持ち・心の揺れ動く様に動揺していた。 事の起こりは、行楽帰りの一家が乗った自動車が事故を起こしたこと。両親と双子の姉を失った実の強い願いが、座敷童子を呼び寄せ。座敷童子は、姉・真として生きていく事になったのだが・・。 |
|||
今の座敷童子は、家ではなく人に付くんだ・・・(憑くでしょうか?)と言うのが第一番の感想となりましたが(^^;。 ブックレットの解説?によると、強い悲しみの念によって呼び寄せられ、死んだ人に成り代わって成長する。ただし、童子であるが故に大人になる事は出来ない。はっきりとした性による差が出る前に離れていく・・と言う設定の元に描かれた漫画が原作のようです。 ・・・って事は、ある程度の成長までしたら。童子は離れていくのだから、例えば親とか兄弟はその時点でまた悲しい別れをもたらされる事になりますよね。富と運気をもたらされたにしても、子供や兄弟が死んでしまう・・と言うのは、かなり辛いと思いながら聴いておりました。 お話は、童子の視点で描かれていきます。 人外であるものとして、心や気持ちは分からない童子だったのに。自分だけを必要としてすがってくる実に対しての気持ち。目に見えない小石を投げた童子なのに、実は一心に自分を思ってくれた。しかし、童子として思春期まで一緒に居る事自体が限界になっていた矢先、弟・実の照れ隠しの裏側で離れていく事を決意する。 普通は、離れてしまったら記憶がなくなるのに。 座敷童子としての自分を求めてくれる遠山と結婚(偽装?)する寸前まで行っていながら。童子は、遠山の会社に就職していた実と再会し、甦らないはずの記憶が戻ってしまう。 ・・・切ないですね・・。切ないドラマだな・・と想いながら聴きました。 先ずは、主人公である童子。彼女は、立場としての自分を求めてくれる遠山に報いる事が出来ない。契約はしていても、心は別の所にある。 実と再会した辺りから、彼女は「自分が何を求めているのか・・・」が分かっていると思うのですよ。記憶が戻っていなくても、戻ってからも。己が欲するものが分かっているのに、人外のものだから、その気持ちのままに動けない。 鬼外の薬を持ち出すまでもなく、彼女は現代に甦ったマーメイドではないか?と思ってしまいます。人間の姿を求めたが故に、声を失ってしまった人魚姫。 薬を飲んだ彼女は、寿命を削る事にはならなかったでしょうか?人魚姫のようにはかない泡にならず。彼女には子供ともども、小母ちゃんになるまで元気で生き延びて欲しいと願ってしまいます。 そして、実。彼もまた、思春期の少年(青年?)特有の照れから発した言葉によって、かけがえのない姉を失ってしまう事になります。人と共に生きてきた座敷童子と言えども、自分と同じ顔の兄弟にべたべたする行為が恥ずかしい・・・と言う気持ちは理解されなかったわけで・・。 記憶も何もかも失った彼なのに、親を失った仔猫を通して自分の境遇や気持ちを吐露するシーンは、涙さえ滲んでしまう程です。唐揚げを買ってまで、餌を与えようとしていた彼の孤独を思うと、本当に切ない・・・。 座敷童子を幼い頃から追い求め、実の元を去った童子を手に入れたものの。大人の嘘で、童子を失う結果となった遠山・・・。 彼が一番切なかったですね・・。純粋さのあまり、求める方向を間違っただけで・・。大人として、一直線に求める者に対しても退いてしまった彼は、悪い人じゃあないんですよ。悪い人だったら、良かったのに・・・。 富とお金だけを追い求めている人だったら、童子が去った時に「ざまあみろ!」と言えるのに・・。大人の男としての見栄で、愛する者を失う彼は、本当に寂しい・・。 二人の男が求める、愛する人が一人だった場合・・・登場人物の皆が幸せに終わると言うことはないかもしれません。 でも、ふっと皆が上手く行く方法はなかったものかな・・。童子や実にとっては、一番良い結末だったかもしれないけど・・・と思ってしまいました。 残念ながら、このCDはネットオークションで入手した物です。そのため、もう一方の影?の主役である弁天と鬼外(福は内、鬼は外って名前なわけですが・・(^^;節分かい?(大笑))の詳しい事は分からないままです。また、何かの機会があれば。彼らの話も読むor聴いてみたいものだと思っています。 |