*ん〜〜〜。共通点は、強いて言うなら警察絡み?
愛とバクダン 第一巻
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中原一也 | LADY BUG | 2006年2月24日 |
堀内賢雄(竜崎英彦)×緑川光(深見謙二郎) | |||
伊藤健太郎(オリーヴ)、小杉十郎太(深見・兄)、一条和矢(國武馨) 河野裕(橘君)、木下尚紀(八木沼純也) 古澤徹(飯島)、三浦潤也(自転車のじーさん) 沢谷有梨(女(謙二郎に迫った人)) 山中真尋(尾道拓也)、ヤスヒロ(斉藤要) 長門三照(生徒A)、根津貴行(生徒B) |
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私立探偵を営む竜崎。2年目にして、ようやく仕事も軌道に乗って来た頃。友人の深見が、弟を雇ってくれと持ちかける。 その弟・謙二郎は、母親を刺した罪で少年院に居たことがある、華奢な美青年であった。何とか断ろうとする竜崎だったが、彼の気持ちが分かったような謙二郎の物言いに、雇ってしまう事になるのだった・・。 |
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このCDの一番のびっくり!!は、オリーヴ役の伊藤さんに尽きます。いや、もうあの登場シーンのインパクトの強さ。 ぶっとびました。えぇ、お上手な方だとは思っていましたが。壊れた・・・(^^;とすら思ったくらいです。 絵が浮かぶオカマ(゜゜)\バキッ☆・・・そうねぇ・・髪の毛は、美○さんみたいな真っ黄色のロン毛で。ちょっと縦ロールか何か入っていそうな感じ。で、もちろん?口紅は深紅で・・。体格はごっつい感じで上背もありそう・・(って、イラスト見たら。髪の毛は短かったのね。残念) 謙二郎の事を語るシーンや、竜崎にキスをせがむシーンなどは絶対に楽しくて楽しくて仕方ない!!と言うくらい生き生きと演じられています。あのキスシーンの竜崎を殺しかねない迫力たるや、いやぁ・・・もうびっくり!!ジュルジュル言ってません? 人を見る目もあって、自分をただのおかまだと思うな・・と語っているところなどは、その言葉を裏打ちするほどの確かさがありましたね。ところで、オリーヴや八木沼の台詞で思ったのですが。ピー音がピーになっていなくない?? ピーがずれていて、結構はっきり聞き取れるんですけど(苦笑)。あのピー音って、意味あったのかなぁ?と思っていたりしました。 お話的には、竜崎の設定が最初から「男も女もOKの節操なし」でしたので。謙二郎とのシーンや、彼を守ろうとしてオリーヴとキスするシーンなども(って言うか、オリーヴとの会話を聞いていると。男の人を苛める(大笑)印象が凄く強くなるんですけど・・・)違和感はありませんでした。 会話の中で、八木沼達と少年院で謙二郎が致したのは、一回こっきりとなっていますが(謙二郎が結構強かった?のと、八木沼が1人では何も出来ず。逆に前歯を折られたらしい会話などから)あの執着度は、一回だけじゃなかったのでは?等とは、思いました。 後は。その八木沼の事件?が片づいて、謙二郎と竜崎が結ばれる。謙二郎が明るくなったシーンの後に、拓也くんを巡る依頼が持ち込まれ、それが謙二郎のトラウマを揺り動かす一件となる・・と描かれていますが。最初、二人が結ばれた後にお話が続くとは思わなくて(゜゜)\バキッ☆、聞きそびれておりましたm(_ _)m。だって、あのHシーンでお話は上手く収まった感じだったんですもの(おいおい)。 声優さんは、オリーヴの伊藤さんは男性なんだけど母性愛あふれるおかまを熱演。お箸の持ち方を指導するシーンなどは、もう本当にいじらしくて(大笑)。なんか、このオリーヴって可愛いと思ってしまうほどでした。 そのオリーヴの母の愛に触れ(大笑)、人見知りで警戒心の強い猫っぽい謙二郎が少しずつ心を開いていく過程は、緑川さんが見事に熱演されていました。竜崎に愛している・・・と言って抱かれた事も、彼を変えた一因だとは思いますが。あの翌朝の挨拶シーンや、ストーブの上で餅を焼くな・おでんを作るな・・と小姑のように文句を言うシーンは、いやぁ・・・変われば変わるものだなぁ・・と思っておりました。 竜崎の堀内さんは、こういうちょっとやさぐれているけど、ハートは熱いオヤジに本当にぴったり!!優しさと強さを同居させられる・・・大人の男よねと思ってしまいます。いや・・「まだ若いよ」と反論されそうな感じもしますが。悪い意味ではなく、褒め言葉として「哀愁も優しさも兼ね備えた」大人の男にぴったりだと思うのです。 ふと、個人的に大好きなハードボイルド探偵小説の傑作であるフィリップ・マーロウ(男はタフじゃなければ、生きていけない。優しくなければ、生きていく価値がない・・・でしたっけ?)は、彼のようなおじさんかな?などと思っておりました。 謙二郎のお兄さんの小杉さんは、うーん・・もうちょっと出番欲しかったですね。弟を大事にしている「岩」みたいなお兄さん。 國武の一条さんは、前編ではこのくらいの出番でしたが後編に期待。 昇進祝いのケーキを考えると、ちょっと笑いがこみ上げてきます。兎なんかのマジパンがついているんですよね? チョコか何かでプレート書いてもらっていて(大笑)。ケーキ屋さんも、作りながら何を思ったかなぁ?? 個人的に受けていたのが。橘君役の河野さんと、竜崎の元同僚の飯島役の古澤さん。すんごく美味しい役だったですね(^-^)。 |
愛とバクダン 第二巻
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中原一也 | LADY BUG | 2006年3月24日 |
堀内賢雄(竜崎英彦)×緑川光(深見謙二郎) | |||
伊藤健太郎(オリーヴ)、小杉十郎太(深見・兄) | |||
*他のキャストの公表なし。橘君役はおそらく河野裕さんでしょうし、耕太役が須藤亜由美さんではないか?という情報はあります。前作の続きで出演の拓也や要役も、きっと同じ方のはずなんですけどねぇ・・。 | |||
私立探偵の竜崎が雇った友人の弟・謙二郎。訳ありの彼が、少しずつ過去のトラウマから抜け出して仕事を覚えるようになった頃に、もたらされた一つの依頼。息子・拓也の素行調査を頼む母親・・。調査に入った謙二郎は調査内容レポートをきちんと書くことが出来ず。竜崎に「辞めてしまえ」と言われてしまう・・・。 | |||
前巻の終わりで、謙二郎の過去を思い出させる依頼だと、思いっきり盛り上げてくれたので。 聴く前には、謙二郎が精神的に追いつめられてしまうのか?また暗闇に放り込まれて、やさぐれる?どうなる?と思っていましたが。事件の依頼に対しての報告書をきちんとまとめることが出来なかった・・くらいだったのか・・・で、先ずは一安心。 (しかし・・1巻の内容って、竜崎が冒頭のトラックで語っていますが・・。まとめたら、この時間で語る事が出来るわけね?) そりゃね、報告書をきちんとまとめる事が出来なかったと言うのは、プロとしては失格だったかもしれませんが。でも、追い込まれてもっと酷い事になっていなかった!と言うので、良しとしてしまったσ(^ ^)です・・・m(_ _)m。 その事で、竜崎に「辞めてしまえ!しばらく来なくて良い」と言われた謙二郎が、オリーヴの所で泣き出すシーン。 もう、このCDでの屈指の名シーンですよ!!上手い!!緑川さん、凄い!!凄すぎる!! 本当に、マイク前でボロボロ泣いていらっしゃるのじゃないか?と思えるくらいに凄い!(実際には、泣いてしまうと収録はストップするそうなので。本当に泣くことはないそうですね) あ、もちろん啼くシーンも流石!の上手さですけど・・それは、もうここで改めて書く事でもないでしょうし。 その緑川さん演じる謙二郎が啼くシーンは、堀内さんに拍手を送りたいですね(^-^)。 重傷を負いながらも、「やりてぇ!今度、やらせろ!」と謙二郎を口説くセリフは、「そういう場合じゃないでしょ?」と思いつつも、このオヤジならやりかねん・・勢いがあります(^^;。 と言うか、人間の本能としてあるそうですね。 生命の危機にさらされると、子孫を残したい!と言う野生の本能が目覚めてしまうみたいな・・(^^;。 うーん・・・上手く表現出来ませんが。例えば、修羅場をかいくぐった主人公とヒロインが結ばれる・・と言うのも、相手が二割り増しに良い男(女)に見えるからではなく。種の保存・繁栄みたいな本能が働くからと言う説がありますが。 この時の竜崎は、まさに野獣!そう言った衝動に突き動かされています!と思える勢いです。でも、男相手だと子孫は残せないんですけどねぇ・・(゜゜)\バキッ☆。 オリーヴ役の伊藤さんは、謙二郎に「悲しくて辛いなら、泣いて良いのよ」と優しく語りかけるシーンが秀逸でした。もう、本当にお母さんですよね>謙ちゃんの(大笑)。 緑川さんへの質問コーナーでもオリーヴのままのテンションで。その伊藤さんを褒め称えている緑川さん。いや・・良いお仕事を聴かせていただきましたm(_ _)m。 お話は、1巻からの続きとしての拓也くんの逸話だけではなく。竜崎の子供と名乗る耕太が押しかけて、彼らをかき回すエピソードも入っていましたが。耕太に優しく語りかける竜崎が、野獣でオヤジの気配を感じさせない(大笑)良い人だったのに、やるじゃないか・・って思っていました(^-^)。 しかし・・ふとした疑問が残ったお話でした。大した事ではないのですが。 一つ目は、1で出てきた一条さん演じる國武さんは、一体どうしちゃったのでしょう?昇進祝いのケーキをプレゼントされていた彼は、2巻で登場しませんでしたけど・・。この先、登場する予定はあるのでしょうか? 一条さんで、名前が最初から公表されていましたし。1での出番が少なかったので、2に出るかな?って思っていたのですが・・。 二つ目は、ちょっと専門的になりますが。竜崎が怪我を謙二郎に縫わせるシーンに於いて。 ちゃんと外科用の針を使っています?と思わせるセリフがあったんですね。「釣り針みたいな曲がった針・・・」と。 でも・・最初から糸が付いている針にしても、糸を付けるタイプの縫合用の針にしても。専門の道具で持たないと縫いにくいんですね。謙二郎は、それを使ったのでしょうか?(持針器と言います)探偵事務所に、糸付きの針があるとも思えないので(゜゜)\バキッ☆、おそらくは糸と針が別々のタイプだと思うのですが。あの曲がった針に糸を付けるのって、ちょっと特別な糸のかけ方しないと駄目なんですよね・・(外科の看護師さんや医者なら出来ますけど)。こういうシーンでは、結構普通の縫い針と糸で縫ってしまった!!みたいなお話があったりするので(^^;、まさか外科用の針が出てくるとは!で驚くと同時に。素人さんに扱えたか?って疑問が残ってしまいまして・・ あう・・・だから、医療シーンって駄目なのよ(゜゜)\バキッ☆突っ込み入れるでしょ? |
愛とバクダン2 傷だらけの天使ども
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中原一也 | LADY BUG | 2007年2月23日 |
堀内賢雄(竜崎英彦)×緑川光(深見謙二郎) | |||
伊藤健太郎(オリーヴ)、水島大宙(古賀崇) 内田直哉(城ヶ崎)、三浦潤也(プリン)、古宮吾一(サファイア) |
愛とバクダン2 傷だらけの天使ども
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中原一也 | LADY BUG | 2007年3月23日 |
堀内賢雄(竜崎英彦)×緑川光(深見謙二郎) | |||
伊藤健太郎(オリーヴ)、水島大宙(古賀崇) 内田直哉(城ヶ崎)、御園行洋(飛田) 三浦潤也(プリン)、古宮吾一(サファイア) |
愛とバクダン2 傷だらけの天使ども
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中原一也 | 2007年5月到着 |
堀内賢雄(竜崎英彦)×緑川光(深見謙二郎) | ||
伊藤健太郎(オリーヴ)、岸尾大輔(下村耕太) 岡田貴之(翔)、宮下弘充(店員) |
しなやかな熱情 |
崎谷はるひ | Atis collection | ATISー019 | 2007年9月28日 |
三木眞一郎(秀島慈英)×神谷浩史(小山臣) | ||||
風間勇刀(秀島照英)、中村秀利(堺和宏)、金光宣明(鹿間) 小林和矢(落合浩介)、鈴木清信(御崎)、関山美沙紀(御崎(妻)) 中西英樹(アナウンス)、葉山達也(通行人A) 寺谷美香(通行人B)、鷹觜巽(刑事) |
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個展に失敗した秀島慈英は、画壇での居場所や創作意欲などの全てを失い。傷心のままに長野にあてのない旅行に来ていた。 その閑静な住宅地で起こった殺人事件。ひょんな事から犯人と間違えられた彼は、おそろしく整った顔の刑事・小山臣と出逢うのだった・・。 |
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慈英・臣シリーズの第一弾です。 作者の崎谷さんは、正直得意な方ではなかったので(子供の領分の全員サービスで購入した雑誌で、たまたま読んだお話が「うわ・・これ、苦手!」と思ったら。作者さんが崎谷さん。その苦手意識がつきまとっておりまして)ドラマCDが出ると知った時にも、アウトオブ眼中状態でした。 しかし、CDの発売直後にあちこちのブログさんで大絶賛! 感想を書くレビューサイトさんでも大絶賛であった事から、へぇ・・と思ったのがきっかけです。しかも、強くお勧めされてネットショップでこのCDをチェックしたなら、売り切れ状態が長く続いておりました。 人間って不思議なものと言いますか、売り切れていたりすると。途端に気になりません??飢餓感が募ると言うか、すぐに聴くことが出来ないとなると焦ると言いますか・・。 そんないきさつがあった矢先に、ブログで親しくしていただいて居る方から、メーカー通販を利用したなら番外編のCDプレゼントもあるよ・・・と教えていただき。3作を一気に購入して聴く事になりました。 シリーズ3作ともが、2枚組だったので。とりあえずは(2008年4月に)第一弾を聴いたのですが。 いや・・びっくりしました。とにかく丁寧に作られている!!と言うのが一番に来ました。こりゃ、大絶賛の嵐も納得出来るわなぁ・・・と頷いてしまうほどに。 その出来映えの良さに、しばらくは他のCDを聴いても「物足りない!!」となる後遺症が残ってしまい、正直困りました。 天才画家の慈英を演じた三木さんと、明るく短気だけど美しく淫靡な臣を演じた神谷さん。 豪放磊落な従兄弟の照英の風間さんに、一筋縄ではいかないだろう後見人の堺役中村さん。もう、どの方をとってもキャストはぴったりですし。 音がね、ガヤや効果音の全てに嘘がない。とても丁寧に丁寧に作られていて。 これなら2枚組で、この値段払っても惜しくはないわ・・・となるほど。 しかし、どう書いたら良いのか・・・ 良かった!と単に書くにしても、何かがひっかかっておりまして。確かに良い作品で。昨今のBLCDの中では、群を抜いて素晴らしいと絶賛したくなるのですが、自分の中で何かがストンと落ちてこない。納得していない・・ 自分でも、何が落ちてこないのか。何が納得していないのか?が分からなくて。何度CDを聞いてもすっきりしなかったのですが。 原作を買って、読みながら聴いた時に「あぁ・・・」と落ちてきました。 1枚目と2枚目の差が、自分の中で受け止めきれていなかったのですね。1枚目が、二人の出逢いである事件ややりとりを丁寧に描いていて、何時になったらベッドインするんだ?(゜゜)\バキッ☆とすら思ったのに。2枚目に入ったら、いきなりそちらの嵐かい!!おい!!人物が変わってしまったかのような乱れっぷりなんですけど・・・(^^;と思ってしまって。 確かに、慈英は臣の顔を美しいと認め、その一挙手一投足に目を奪われる。絵が描けなくなっていた彼が、臣の素直な褒め言葉を受けて犯人の似顔絵を描く。彼が画家として復帰する鍵となるのは、おそらくは臣にあるのだろう・・・と思わせてくれます。 そこには、慈英から臣への気になる存在から好意をもって見ている相手に変化していくのは分かるのですが。 綺麗な相手ではあるけれど、それが誘われたからって。いきなりそういう関係になっちゃうのかな?と言う戸惑いと。 臣はどうなんだろう?と。 臣の設定が、前科こそはないものの綺麗な顔を利用しての援助交際をしていた不良少年で、男が好きな人だったにしても。臣はいつから慈英を男として認識していたのだろう?どこから慈英の事が好きになっていたのだろう? お話は慈英視点で描かれているために、臣の気持ちの動きが今ひとつだったんですね。 唯一の目撃者である慈英。犯人が狙うかもしれない可能性がある事を考えず、側に居ながら怪我をさせてしまった。犯人扱いして尾行するような真似もした。普通なら、怒られて当然の相手はちっとも怒らない。むしろ自分を見て笑ってしまう。それもとても穏やかな笑顔で、「顔が自然に笑ってしまうんですよ」と言ってのける。 「お育ちがあれだから」相手に謝罪する方法をそれしか知らないにしても。2枚目でいきなり迫っていくシーンと、1枚目の明るい少年のような臣との差。その変貌ぶりに戸惑ったなら、本を読んだら書いてあった(大笑)。 正確には、同名タイトルの文庫に収録された(臣視点で描かれた)「さらさら。」にその答えが半分以上は載っていたのです。 臣は最初から、慈英が好みのタイプで一目惚れしていた。ノーマルだと分かっていても、好きになってしまって押し倒したが。その理由付けが「けがをさせてしまったから」だったと・・。。でなければ、普通は相手が引く。そして傷つくのは「淫乱」と思われるだろう自分。だから、何も言わせようとしない悲しい臣。 一方の慈英の方は、文庫(本編)の中で。モノローグに出てこないシーンでの食事シーンなどで臣への気持ちが描かれていました。 あぁ・・・なるほど。ちょっとした瞬間に、臣へのエロティシズムを感じてはいたんだ!押し倒されて、そうなっちゃったわけじゃないんだ・・・と言うストンと落ちてくる納得感。 これらをふまえて聴いたなら。 細かい心情の機微を感じ取ることは、確かに厳しいことかもしれませんが。 なぁんだ!声優さん達はちゃんと演じていらっしゃるじゃないか・・・ごめんねぇ・・そこまで聞き取ることが出来なくてm(_ _)m。 お話としては、一番最初に聴いた時に 「悲鳴が上がった方向から走ってきて、ぶつかった男」の事をどうしてすぐに思い出さないかなぁ。・・でもって、それを早く警察に言ってしまえば。容疑から逃れられるのに!とジリジリしました。 しかも、いくら絵の事以外はどうでも良いと言ったところで。容疑者扱いされて尾行までされたら、もっと怒るでしょう?うーん。 そして、身体を繋いだことで知ってしまった相手への気持ち。その気持ちを伝える事が出来ないままに、ずるずると続く関係がもどかしさがマイナスポイントです。 しかし。逆に考えたら。慈英がすぐに犯人と思しき男の事を思い出して、その容姿を伝えていたなら。彼が臣の賛辞のもと絵を描く事はなかったわけですし。すぐに手配されていて、臣が慈英の後をつけ回していなければ、あの大捕物にはならなかった。 おぉ・・・・こうして考えると。マイナス要素でさえも、プラスに転じてしまう。 また、気持ちをなかなか伝え合うことが出来なかったのは、まぁ・・じれったい二人のこれから先始まる長い関係の要にもなってくれるでしょうし。そう考えると、本当にマイナスがない(大笑)。 褒めすぎかな?と思えるくらいに、良く練られていてOK! 声優陣は、言うまでもない!ですね。 天才肌の画家さん。他の事にはなんら興味を持てず、他人との接し方が分からない慈英の三木さん。ほんわかとした喋り口が、この人なら「尾行されても、おっとりと許すかな?」かもしれない何よりの説得材料でした。慈英の視点でお話が進むために、モノローグと台詞とで沢山喋っていらして。本当にご苦労様でしたと頭を下げたくなります。 一番「おぉお!!」と思ってしまったのは、臣と一緒に定食屋さんに入ってからの不機嫌丸出しの慈英の八つ当たりのシーンです。何の補足もなくても、うわぁ・・・八つ当たりやんけ・・大人げないったら・・・と思わせてくれました。 一方の臣役の神谷さんは、2枚目ではほとんど喘いでいらして。その淫蕩なシーンはドキドキしてしまいました。1枚目の明るい元気な青年との落差が、またなんともはや・・お見事なまでに素晴らしかったです。 崎谷さんで苦手な「ぐちゅぐちゅ」が一回ありましたが(^^;。801シーンになると、素直な子供に戻っている状態なのに、肝心な事は頑として口にしようとしないシーンの素に戻るシーンなど。もう数えていけば、両手両足でも足りないくらいです。 個人的に(本当にごくごく個人的に)ツボだったのが、病に倒れてしまった御崎さん役の鈴木さん。わぁ!!久しぶりにお声を聴きました!なんだか、ふんわり丸い方のようで、嬉しかったです。 あと、Atisさんの作品は。インターさんで活躍されていたあの方がプロデュースされていますが。本当に、音に嘘がない。 冒頭の長野駅に到着する新幹線車内のアナウンスに始まり。降り立った時の音で、初秋か晩冬?と思ってしまいましたし(正解は、早秋だそうです)同じ食べ物屋さんでも、駅前のカフェと定食屋さんのガヤが違う。バスが来た時も、台詞で説明しなくても道の向こうにバスが見える。 これまた個人的に「おぉ」と思ったのは、実は無銭飲食?となる蕎麦屋のシーン。会話だけで見事に蕎麦屋のオヤジさんに肩入れしたくなりましたもの(大笑)。あれじゃあ、胡散臭いって。 本当に効果音で町が見えるんです。目をつむって聴いていると、情景さえ浮かぶ。 久しぶりに台詞以外にも音で感動してしまいまして。あぁ・・・本当に良いお仕事をされているなぁ・・と思ってしまいましたわ(^-^)。 |
ひめやかな殉情 |
崎谷はるひ | Atis collection | ATISー022 | 2007年12月28日 |
三木眞一郎(秀島慈英)×神谷浩史(小山臣) | ||||
関俊彦(三島慈彦) 中村秀利(堺和宏)、風間勇刀(秀島照英) 上田純子(三並淳子)、城雅子(堺和恵) 植竹香菜(梅原衣理亜)、金光宣明(太田) |
あざやかな恋情 |
崎谷はるひ | Atis collection | ATISー025 | 2008年3月28日 |
三木眞一郎(秀島慈英)×神谷浩史(小山臣) | ||||
てらそままさき(丸山浩三) 中村秀利(堺和宏)、園部啓一(丸山裕介) 川野剛稔(安曇理一)、関山美沙紀(井村尚子) 岡本信彦(嶋木)、金光宣明(伊沢) 酒巻光宏(町民)、久嶋志帆(昭子) |
Papillon de chocolat |
崎谷はるひ | Atis collection | 2008年6月到着 |
慈英×臣シリーズ3作購入者全サ | |||
あざやかな恋情 収録後フリートーク 番外編ミニドラマ |
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三木眞一郎(秀島慈英)×神谷浩史(小山臣) | |||
トーク:てらそままさき ドラマ 中村秀利(堺和宏)、酒巻光宏(刑事)、金光宣明(ポン引き) 関山美沙紀(水商売の女)、久嶋志帆(女)、岡本信彦(犯人) |
さらさら。 |
崎谷はるひ | Atis collection | ATISー033 | 2008年12月28日 |
三木眞一郎(秀島慈英)×神谷浩史(小山臣) | ||||
中村秀利(堺和宏)、風間勇刀(秀島照映・大島) 岡本信彦(嶋木・男A)、城雅子(堺和恵) 久嶋志帆(理恵)、松田佑貴(宏樹・男B) |
さらさら。 スペシャルフリートークCD |
Atis collection | 2008年12月28日 |
メーカー通販予約特典 | ||
神谷浩史、三木眞一郎 |
罪な約束 |
愁堂れな | リーフ出版 | LCDー031 | 2004年8月15日 |
置鮎龍太郎(高梨良平)×野島健児(田宮吾郎) | ||||
諏訪部順一(本宮秀紀)、千葉進歩(南野浩一) 遊佐浩二(富岡雅巳)、花輪英司(杉本)、石井隆夫(反町) 間島淳司(荻村)、児玉さとみ(南野奈津子)、古田信幸(金岡課長/暴力団員) |
罪なくちづけ |
愁堂れな | リーフ出版 | LCDー039 | 2005年4月15日 |
置鮎龍太郎(高梨良平)×野島健児(田宮吾郎) | ||||
堀内賢雄(藤本)、根津貴行(工藤)、田辺篤志(小池/刑事B) 名村幸太朗(車掌/刑事A)、北斗理佳(島田) 谷山紀章(里見) |
罪な悪戯 |
愁堂れな | リーフ出版 | LCDー049 | 2006年2月15日 |
置鮎龍太郎(高梨良平)×野島健児(田宮吾郎) | ||||
遊佐浩二(富岡雅巳)、古澤徹(三条貢) 園部啓一(納賢一)、太田哲治(ミトモ)、花輪英司(杉本) 武田華(西村里佳子)、山中真尋(牧村剛司) 根津貴行(神崎徹)、岩村琴美(美恵子/女子社員1)、竹田小春(女子社員2) |
罪な宿命 |
愁堂れな | リーフ出版 | LCDー060 | 2007年1月15日 |
置鮎龍太郎(高梨良平)×野島健児(田宮吾郎) | ||||
遊佐浩二(富岡雅巳)、園部啓一(納賢一)、太田哲治(ミトモ) 堀内賢雄(藤本)、田辺篤志(小池)、古田信幸(金岡課長) 檜山修之(雪下聡一)、根津貴行(水原秋彦/刑事)、斧アツシ(斉藤健) |
罪な復讐 |
愁堂れな | Atis collection | ATISー028 | 2008年6月28日 |
置鮎龍太郎(高梨良平)×野島健児(田宮吾郎) | ||||
遊佐浩二(富岡雅巳)、平川大輔(長谷川佳治)、笹沼晃(遠宮太郎) 谷山紀章(里見修一)、園部啓一(納賢一)、太田哲治(ミトモ) 古田信幸(金岡課長)、山中真尋(竹中) 奈良徹(木村)、田島裕也(松田) |
罪な復讐 プレミアムCD |
愁堂れな | Atis collection | 2008年6月28日 |
置鮎龍太郎、野島健児 遊佐浩二、太田哲治、古田信幸 |
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