青の軌跡シリーズ&悪魔の論理学&エデンを遠く離れて

青の軌跡シリーズ

悪魔の論理学シリーズ

エデンを遠く離れて

  1. 神よ いずこの楽園
  2. 緑陰の楽園
  3. 切ない夜の楽園

青の軌跡

久能千明 インターコミュニケーションズ 1998年1月15日 INCDー201
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ)
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)
真殿光昭(博士)、辻香織(コンピューター)
科学者とコンピューターなどの資材を運ぶための宇宙船。長い航海のため、クルー(乗務員)交代で冬眠カプセルから目覚めては、任務に当たっている。ハード担当の武官と、ソフト担当の文官は二人一組のバディシステムで、地球政府の誇るマザーコンピューターで選ばれている。
バディシステム・・・閉鎖空間の宇宙船の中で、二人がうまく行くように相性全てを考慮して組み合わされている。それは、お互いを良く知るためのベッドの中でも。
しかし、三四郎が目覚めた時。彼のバディは男である事が判明。自分はノーマルなのに??驚く三四郎だが、もっと驚くことに美貌の相手は月人(ルナン)だった。
そんな時。宇宙船が何者かに導かれるように航路を外れ、ブラックホールの多い地帯へと入って行こうとしていた・・・・その謎に迫った彼らがつかんだヒントは「青を探せ」と言うキーワードだった。
このシリーズは、おそらく他のサイトさんに行ってもベタ褒めだと思います。
先ずは、小説としての舞台や設定が無茶苦茶良いんです。長い航海をうまく乗り切るために採用されたバディシステム。その理由づけが、もう唸るしかないほど素晴らしいですよね。二人一組で事に当たると言う必然性が生じてくる辺り。もう、万歳状態になってしまうんです。

私は、他のサイトさんを見た時にどこでも褒めているこのドラマCDを買う前に(そのお勧めの通りに)先ずは小説を買って読んでから聴きました。
ドラマを聴いてまた読んで。この作品で、一発で久能さんのファンになりましたねぇ・・・・。いや、もうこれを読めば久能さんの小説のドラマCD化なら、良いものだろう。だから、原作が久能さんならドラマCDを買ってもOK・・・と言う心境にまで達したほどなんですね。これは、他では吉原さんもですね。きっと濃厚な(゜゜)\バキッ☆ドラマが展開されるだろう・・・と言う予感がありますから(大笑)。

三度聴いて。いつでも感想を書くのはOK状態になっていたのですが、今回また聞き直しをしたんですね。忘れていると言うわけではないのですが、お勧めシーンをピックアップするためだけに聴いているのに、いつの間にか真剣に聞き入ってしまったんです。いやぁ・・良いお話は何度聞いても新鮮かつ良いものです。
二枚組は、普通聴くのに「さてと」と身構えます。長い時間一気に集中する為です。しかし、本当にこのシリーズは別の意味での「さてと」になってしまいます(シリーズ2のカタルシス・スペルだけは二枚組ではありませんが)。違う意味での「さてと」とは、珈琲でも沸かして、その空間に没入する「さて、これからがお楽しみタイム!」と言う「さてと」なんですね。
体格は良いけれども、穏やかな文官・ロード。勝ち気だが、ものすごく常識的かつ端的に相手に忠告が出来るサンドラ。
傭兵で、荒っぽいものの一本芯の通っている三四郎。過去の自分と決別するため、自分の回りに壁を築いているもののふとした拍子に素を見せてしまうカイ。
特に豹を思わせる三四郎と、大型の猫を連想させるカイ。同じ猫属なのに、微妙に違う二人。絶妙ですよ。その魅力的な4人に加えて、自らブラックホールの多い地帯へと入って行こうとする宇宙船の謎。キーワード「青を探せ」が絡み合って、聴いている時間はもう短いのなんの。

今聴くと、流石に「森川さん、声若いかも」と思ってしまいます。ちょっとハスキーな声がお堅い制服に身を包んではいるけれど、猫の気まぐれさを思わせるカイにびったりの中原さん。お楽しみシーンは、え?と思わせるくらい短いのですが。その短さが気にならないくらい色っぽいんですよね・・。
「待ってろ。今、骨抜きにしてやる」・・・えぇ。もう骨抜きにされました(゜゜)\バキッ☆。
このシーンの声が色っぽいのは当然ですが、カイは他の何事もない会話などのシーンに「おぉ」と思わせるくらい艶っぽい声があるんですね。三四郎が「試しにキスをしてみよう」と言い出した事に「え?」と戸惑うシーン。あぁ、もうどのシーンをお勧めにしましょうか・・。本当に、感想をまとめるのが苦しいですね。これは、本当に「お勧め」ですよ(^-^)。


カタルシス・スペル

久能千明 インターコミュニケーションズ 1998年10月25日 INCDー203
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ)
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)

中村秀利(グイド)、真殿光昭(サーシャ)、辻香織(コンピューター)
河野智之(天野)、三上哲(息子)
青の軌跡の事件の後、ジュール・ベルヌには視察団が調査に入った。その視察団に居たサーシャ少佐が、冬眠カプセルに入っていたキャプテン・グイドを目覚めさせた。
キャプテン・グイドは、彼が目指す理想のため。ジュール・ベルヌを乗っ取ろうとしていたのだ。しかし、三四郎が遊び心で、船の自動制御装置に「コンピューターに、誰が主人か教え込む」ロック機能を付けていたため、船は予定通りの航行を続ける。キャプテン・グイド・リーは、三四郎を拷問にかけて、ロック機能を外させようとするのだった・・・。
「青の軌跡」シリーズは、本当に上手く出来たお話だと毎回毎回、唸ってしまいます。BLの大事な要素である、カップルの成立。この設定が、先ず素晴らしい。
宇宙を航行するために、心身ともに相性が良いとされる二人をバディシステムとして選んでいる事。このバディシステムが、今回のお話のキーともなっています。

出来ればシリーズ1の「青の軌跡」から順を追って、きちんとじっくりと時間をかけて皆さんに聴いて欲しい!と願うほどの出来なのです。
たとえば、(青の軌跡で)ブルーセイレーン事件が起こらなければ、「カタルシス・スペル」で視察団が乗り込んでくる事はなかった。つまり、サーシャが冬眠カプセルに名前を変えて入り込んでいた多数の仲間や、グイドを目覚めさせる事はなかった。
宇宙開拓のための科学者達だと思われていたはずの人間が、実はキャプテン・グイド一派であり。この事件でカプセルに入っていた人々が減ってしまったから、クリスタル・クラウンで大勢の科学者達が乗り込んでくる事になった・・。そこで、乗り込む人々の中に凱が居たから・・・と言う具合に、お話が続いていくのです。前のお話を受けたからこそ、次のお話が展開していく・・この素晴らしさは、順を追ってじっくり取り組みたい!と思う一因となるのです。

でも・・・ジュール・ベルヌが出発した時点では、コンピューターに組み込まれた「青を探せ」と言う指令は、誰も知らなかったはず。
とすれば、サーシャが冬眠カプセルで眠っているグイドを起こすために、視察団として乗り込む事はなかった・・と言う見方も出来ますが。・・良いじゃないよ。終わりよければすべてよしなんだから(゜゜)\バキッ☆。
ま、それはさておき。10年近くも前に、こんな素晴らしいBLが発表されていた事に感動を覚えます。

今回、感想を書かなくては!と引っ張り出して聞き直しをしたのですが。あの小説をこんなにわかりやすく、しかも無茶苦茶コンパクトにまとめたよなぁ・・と言うのが感想の第一です。第一作が2枚組でしたから、今回のこの作品も、2枚組を覚悟しておりましたのに(しかも、1枚でまとめた上にフリートークはしっかり入っているんですよね)。
もうちょっと、サーシャからグイドに対する思いであるとか、カイに対する対抗意識が(原作では)描かれていたはずなのに、それらが薄らいでしまいましたねぇ。
そして、そして何よりも!サーシャがカイを押し倒すシーンがなかったのは痛かった。ユリ×ユリ対決っぽい感じが、音声ではどうなったかな?と楽しみにしていたのに・・・あれ?おかしい。あのシーンがない・・。思わず、何度もそれが登場したはずのCDのトラックを聞き返してしまいましたよ(^^;。しかも、グイド×サーシャのシーンが寸止めで。このシーンの真殿さんの声が「え?」と一瞬、持っていたボールペンを落としてしまいそうになるほど色っぽかったので、なおさら「勿体ないぃい!」と思ってしまったのですね。

ちょっと待って。そう言えば、私は真殿さんのBLご出演作品はほとんど持っていないじゃないか??メインで絡む役は、真夏の被害者くらいだし・・でも、あれはちょっと狂気に走ってしまった攻めだったし・・・、受けは、月と茉莉花しか聴いたことがないぞぉ(2007年1月現在です。2006秋のリンクスロマンスフェアCDに収録の作品で聴きましたが、キスだけでした)。
このカタルシス・スペルは寸止めだったから、余韻も残るし。もっと聴きたい!感を持たせてくれたのかもしれませんが、真殿さんのクールビューティさん受けをじっくり聴いてみたいなぁ・・と思わせるには十分でした。

さて。感想に戻りましょう。
ディスク1枚だから、楽しみにしていたシーンは削られてしまいましたが。お話としたら、必要なシーンはしっかり残っていましたし。三四郎とカイの絆もきちんと描かれておりました。もちろん、Hシーンもね(^^;。特に、生命の危機に立たされた後だけに。本能と申しましょうか?ケダモノのように激しく求め合う二人は、本当に凄い。第一作のHシーンが「あ、もう終わりですか?」と思うくらい短かったのに対して、結構しっかり睦んでくれました。

グイドにもサーシャにも、バディを組む資格がない!と罵られた三四郎とカイのカップルですが。バディシステムを組む者全てが、愛し合わなくてはいけない・・と言うことではないでしょう。
愛だの恋だのと言う言葉では言い表せない絆で結ばれているのが、バディシステムと言う名の関係になるのだとしたら。根本的なところで、二人はしっかりバディなのだと思わざるを得ません。三四郎に取り付けた受信器に、わざと通信機能を入れなかったカイ。カイの自殺願望を知っているからこそ、命令するまで死ぬな!と指示を出す三四郎。
殺したいほどグイドを憎んでいるサーシャ。その殺意を知りつつ、小型船にサーシャを抱いて乗り込むグイド。この二人に負けず劣らず、三四郎とカイの絆は、今後深まっていく・・と思わせてくれます。
そして。いつの日にか、このお話のタイトルにもなっている「カタルシス・スペル」(解放の呪文)に繋がるのではないだろうか?と。

一見すると。三四郎がコンピューターにインプットした、とんでもない会話。その言葉が、コンピューターを解放する事につながる呪文・・・つまりは、最後の最後まで明かにされなかったパスワードであり、タイトルになっているようなのですが。
それだけではなく。あのセリフが、カイの死にとらわれている心を三四郎にゆだねて、自由になれるきっかけになる言葉そのもののようにも思えるからです。つまりは、カイにとっても解放の呪文であると・・。
うふふ(^-^)。このセリフは、実際に聴いて。貴女もサンドラ達と一緒に「えええええ!?」と叫んで下さいね。

中原さんは、前回のフリートークで疲れ果てた挙げ句にあまり喋っていなかったら、ファンの方に注意されたらしいのですが。確かに、2枚組であれだけ喋っていたら、フリートークまで語れませんわなぁ・・。今回は、1枚だったからか?フリートークでも語っていらっしゃいました。その中原さんでは、意識して、グイドを堕とそうとするカイのセリフが色っぽいのは当然としても(「私は、私の男に会いたい」と言う台詞は、凶悪的なほどでした)。今回は、冒頭のコンピューターをいじっている三四郎に詰め寄る「これは遊び心とは言わない。無駄な小細工と言うんだ」と言う台詞に、うわぁ・・こういう普通のセリフで色っぽかったらどうするよ??とハスキーボイスに悩殺されました。
森川さんは、野生の勘を持つ男!と言う役柄が多いのですが。この三四郎でも、その野性味あふれる魅力を十分に発揮していらっしゃいます。
梁田さん、ナレーションお疲れ様でした。
小林さんでは、やはりあこがれの人だったサーシャ少佐を案内して回っている時の「まるでアイドルを見る小娘」(by三四郎)状態の、ちょっと可愛らしいサンドラがその声音で分かるところに惚れました。


クリスタル・クラウン

久能千明 インターコミュニケーションズ 1999年10月25日 INCDー205
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ)
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)

保志総一朗(アーイシャ)、千葉一伸(フェルトナー)
鳥海浩輔(選抜科学者1)、長谷部浩一(選抜科学者2)

堀内賢雄(近衛凱)

バロック・パール

久能千明 インターコミュニケーションズ 2001年2月25日 INCDー207
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ(イシス))
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)、堀内賢雄(近衛凱)

ペルソナ・ノングラータ

久能千明 インターコミュニケーションズ 2001年10月25日 INCDー208
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ)
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)

唐沢潤(ザナ)、栗田圭(兵士1)、小原雅一(兵士2)
倉森慶二(当直職員)、藤原満(黒幇)

森久保祥太郎(マジェラ)、堀内賢雄(近衛凱)、小杉十郎太(イザク)

ファントムペイン

久能千明 インターコミュニケーションズ 2004年3月20日 INCDー2126
森川智之(三四郎)×中原茂(カイ)
梁田清之(ロード)、小林優子(サンドラ)、小原雅一(傭兵)
堀内賢雄(近衛凱)

嫌いにならないでね

水森しずく インターコミュニケーションズ 2000年12月25日
緑川光(槇 圭介)×保志総一朗(久我美想平)
遊佐浩二(柏木瞳一郎)、鈴村健一(杵島大志)、千葉一伸(津和野部長)
藤田佳宣(春日)、藤原 満(門倉)、小野徳巳(部員)、松本保典(沖田遼)
放送部の想平には、気になる人物が居る。その人物とは同級生の槇。風のようにさわやかで、スポーツマン。彼と上手に話したい。そう思っているのに、つい意識してぶっきらぼうになってしまう。そんな時、彼が担当している学内放送の(一種のDJ風)お悩み相談に寄せられる水色の手紙。その差出人の応援をしてしまう想平だったのだが・・・。
お話としては、「水色の手紙の差出人が槇であり、実は主人公と相思相愛であった・・と分かるまで」と、「告白しあって一ヶ月。駅伝大会をめぐって、槇の裏の顔を想平が知るが、その夜二人は結ばれる・・・」がメインです
一種のパターンと言ってしまえばそれまでなのですが、主人公って結構天然入った「呆け」体質(゜゜)\バキッ☆が多いじゃないですか。
で、この主人公もけんかっ早くて三白眼。感情がストレートに顔や態度に出るのですが、肝心のところで悲観的にどんどん自分を悪い方に追いつめてしまったり、空気を読めなくて相手の気持ちが分からない・・・と言う設定です。
それが顕著に出ているシーンが、部長と一緒に駅伝大会のインタビューなどをしている時に、槇の目の前で沖田の誘いにOKしてしまう(OKしておけば槇に会えるかも・・との彼なりの目論見(大笑)があるのですが)シーンです。
「場の空気が読めないと言うか、無神経と言うか、自分の立場をわきまえてないと言うか、ただのバカと言うか」の台詞が好きです(^-^)。
あとは・・・、槇に対するだけでなく結構本気で想平をねらっていた沖田役の松本さんの怖い演技が光っておりまする。


悪魔の論理学1

水森しずく インターコミュニケーションズ 2001年12月25日
緑川光(槇圭介)×保志総一朗(久我美想平)
遊佐浩二(柏木瞳一郎)×鈴村健一(杵島大志)
千葉一伸(津和野部長)、吉野裕行(霧ヶ峰)、野島裕史(犬伏)、小林美佐(久我美の母)、山口由里子(杵島浪子)
宮田幸季(久我美朋平)、陶山章央(藤間)、置鮎龍太郎(伊集院)     
「嫌いにならないでね」の続編。先ずは「嫌いに・・」を聞いてから、この作品はお聞き下さい。1とタイトルにあるから一巻だろうと思って買うと、失敗します(大笑)。まぁ、こういうタイトルを買って聞く人で、その辺りの事情を知らない人は居ないだろうけど。
さて。このお話は2つに分類されます。最初は前作の続きでやっとカップルになった想平クン達なのですが、保志さん演じる想平の弟が出てきて、お兄ちゃんの彼氏をお兄ちゃんから遠ざけようとするお話です。鈍いお兄ちゃんは気づいていないようですが、ブラコンの弟は、お兄ちゃんを独占したくて邪魔をしているんですね。それを肝心のお兄ちゃんだけが気づいていない・・・と言う(^_^;。
そして、後半は前作では想平の友人と言うだけの登場だった女大好きの大志と、大志を手玉にとる瞳一郎のお話。こちらが、タイトルの「悪魔の論理学」になります。こちらは、前作で瞳一郎にセクハラ(大笑)キスをされて、何とか仕返しをしてやりたい大志が、生徒会役員で結成された学校互助会の賭博チェストーナメント会場に乗り込むのだが・・・と言うお話です。
お兄ちゃんラブの弟役、宮田さんのハイトーンボイスが炸裂するお話でした。放送部の部長さんが、ちょっと壊れてしまっていましたねぇ。一斉放送を使って二人を朝一で放送室に呼び出す声には、鬼気迫るものがあるんですよ。本当に周囲の人が迷惑よね。放送部の部室をそのままに、どこかに行ってしまうかい??しかも、呼び出されて「その理由は分かりません」と答えるに及んでは・・・そりゃ、もう半狂乱になる部長さんや彼をなだめる部員さん達に同情申し上げてしまいそうになりました。
後半のお話は、まだそういうシーンはなし・・で健全?に聞くことが出来ます。まぁ、あってもキス止まりだし。このカップルが、どう進展するのか・・待たれる次号!ですね。


悪魔の論理学2

水森しずく インターコミュニケーションズ 2002年11月15日
遊佐浩二(柏木瞳一郎)×鈴村健一(杵島大志)
山口由里子(杵島浪子)、陶山章央(藤間)、野島裕史(犬伏)
豊嶋真千子(鷹司百合子)、うすいたかやす(藪)、内田大加宏(門倉)、小林美佐(毬花)

保志総一朗(久我美想平)、松野太紀(音羽)、置鮎龍太郎(伊集院)
前作後半で、各学校の生徒会賭博チェストーナメントに勝った報酬として、常任理事校入りを伊集院に約束させた瞳一郎。しかし、各学校の生徒会からブーイングが出て、瞳一郎たちの学校は、鬼ごっこに勝たなくてはならなくなった。夜の学校を舞台に知力を駆使した鬼ごっこが始まった。そんな中「おまえとだけはキスはしない」と(前回のチェスの後で)瞳一郎に言われた大志は、瞳一郎の行動に動揺する自分が居るのに気づくのだった・・・。
瞳一郎の守銭奴ぶりも、かなりクローズアップされております。針金一本で鍵は開けるわ、他人様のパソコンからシークレットにしているファイルをコピーするわ・・・(^^;。犯罪者すれすれと言うか、これで高校生よねぇ・・・(^^;。しかも、男相手のキスをしかけて、相手を骨抜きにしちゃう技巧の持ち主って怖くないかい?それでなくても、ちょっと間抜けな大志くんには、瞳一郎の相手は荷が重すぎるように思いますね。絶対に丸め込まれてしまうの見えちゃうもの(大笑)。
第一作では「ホモはあかん。ホモはあかんのや」と絶叫していた大志くんが、今回はホモ仲間に入ってしまいました。うんうん。やっぱり丸め込まれてしまったか・・みたいな(゜゜)\バキッ☆。しかもそのネタを新聞部には売られてしまうし、サドモードのある音羽には携帯の番号を売られてしまうわ(^^;。なんだかなぁ・・前途多難ですよね。
今回の聞き所は、瞳一郎の行動に「ぷっつん」と切れてしまった大志。「きーーーーーッ」と叫ぶ鈴村さんの絶叫は聞き応えがあります。
そして、サドの変態の音羽役・松野さんの楽しそうな演技が凄いですよぉ。


エデンを遠く離れて 
神よ いずこの楽園

江上冴子 マガジン・マガジン JCDー981225 1998年12月25日
森川智之(加藤雅臣)×檜山修之(芹沢和範)
小野坂昌也(椿本清一郎)、岩田光央(川原正行)
鈴置洋孝(高橋忍夫)、糸博(校長)

巴菁子(食堂のおばちゃん)、鈴木琢磨(寮会生徒A・生徒C)
伊崎寿克(寮会生徒B・生徒D)、関根宏次(生徒A)、熊谷正行(生徒B)
山奥にある全寮制の名門私立学校。そこに、新任の化学教師としてやって来た芹沢は、寮の舎監も努める事になる。
しかし、舎監とは名ばかりで。実際には寮は寮会が仕切っていた。そこに、芹沢のクラスに加藤が編入してくる。男らしく背も高い加藤にあこがれを抱く芹沢だが、寮会会長でもある椿本と加藤はことごとく対立してしまい・・・。
え??ちょっと待って!と言うのが第一感想でした。檜山さんの受け・・初めてじゃないよね?でも、初めてのような気がする??
うわぁ、なんて色っぽくてお上手なんだろう!!ちょっと待って。こんなにお上手なのに、すぐにタイトルを挙げられる受けタイトルが思いつかない・・・ご本人もBL裏話で「圧倒的に攻めが多い」とおっしゃっていたけど。もったいない・・こんなに色っぽい受けの方なのに、どうして攻めばっかり?メインのカップルと言うよりも、サブが多いような気もしているけど・・うわぁ・・本当にそれって勿体ない!!

ごはんはどっちだった?確か、コックさんの役なら受けだったよね(聴いたのがかなり昔なので、忘れていました)(゜゜)\バキッ☆。あとは・・・詳しくはないけど、幼馴染みも一応は受けだった。あとは・・・幸せのレベルは、この感想を書いている2007年3月の段階ではまだ持っていないし、ブラザーコンプレックスは短いけど受けは受けか・・。えーっと。あら??あらら??と言っているうちに、かなりはまってしまい(大笑)。で、ちょっと待って!になるのです。

そう言えば。シリーズで言えば。無敵シリーズもESCAPEも腐った教師も攻めだよね。詳しいシーンはなかったけど、ENDLESSシリーズも一応攻めだし。
単発と言うか、シリーズではない作品でも「FAN」も「甘い口づけ」も攻めだった。設定を読んで、鳶職人の方が檜山さんだろうから、絶対にこれは受けを聴くことが出来るはず!と思った「生意気。」も攻めだった(エリート高校生だとは思わなかった(゜゜)\バキッ☆・・と言うより、キャストの名前とあらすじだけで勝手に想像するな・・ですな。ちゃんと役の名前も確認しなさいって(^^;)。「貴族と熱砂の皇子」や「お兄さんは生徒会長様」もそうだし、相手が森川さんだから受けだろうと思っていた「どうして涙が出るのだろう」も・・以下略。
そう言えば、ありそうでなかった檜山さんの受け。しかも、相手が森川さんなんですね。

JUNEでしか購入出来ないタイトルは、富士見シリーズなどをお持ちの方は分かるかな?と思うのですが。ブックレットに部分的にシナリオが載っている事があります(全部のシナリオは流石に無理ですが)。
この作品では、初めてのHシーンの抜粋が載っていまして。腰に来る可愛い声で、たまらない!!となっているんですね。
で。またまた「そう言えば」と思った事が一つ。上に書いたBLなどでの作品で、檜山さんって割に高校生くらいの役が多いな・・と言うのに気がついたのです。このエデンでは、新任の教師役でしょ?まだ、やっと大学卒業しました!状態。生徒には(加藤以外にも、結局は寮会のメンバーにも)ちょっとないがしろにされていません?状態の若い役だな・・と。
でも。本当に檜山さんには申し訳ないのですが、腰に来るたまらない良い声!と言う設定に最初は「ん?」と思っていましたm(_ _)m。確かに若い役が多いのですが、猪突猛進の血気盛んな若者!と言うのは凄くイメージしやすいのですが(暴言ではありません。褒め言葉に見えないかもしれませんが、熱血ボイスと言う意味です。これは褒め言葉です)、可愛い声でたまらない・・しかも、Hの最中に聴いただけで「イキそうな声」とまで言われるくらいに色っぽくて可愛い声と言うのが、あの抜粋シナリオを読んだ時にはピンと来ませんでしたm(_ _)m。

ところが!もう、本当に色っぽかった。冒頭に書いたくらい「こんなにお上手な方なのに、どうして受けの仕事があまりないんだろう??もっと聴いてみたいじゃないか!」とさえ思いましたもの。
息の使い方がお上手なんですね。ささやき系統のかすれ声で、声を殺しているのだけど、そのトーンでの息がもう見事で。シナリオには「だんだん声が濡れてくる」などと書かれていますが。「痛い!」と言う台詞でも、徐々に変化しているのが分かるほどの上手さ!!いやぁ・・これは、ちゃんと恋人になっている(だろう)第二弾や三弾が楽しみですよぉ(大笑)。

そして、問題児の加藤。ケダモノと言う単語が似合う役を演じさせたら天下一品ですよね>森川さん。あ、これも褒め言葉です。いや、難しいですよ。本能のまんまに振る舞っているのに憎まれずに愛されてしまう役って事になるわけですから。周囲にそういう人間は居ませんが(居たら困りますが)、森川ボイスならなんとなく「ま、これも個性ね」と思わせてしまうのですから。
もう、本当に傍若無人でワガママで、そしてケダモノ。加藤の頭の中って「食う・寝る・H」しかないのじゃないか?と言うくらい自由奔放に生きています。なのに、芹ちゃんは加藤を許してしまっています。周囲も彼を受け入れていますもの。あまり出番は多くはなかったのですが、鈴置さん演じる高橋(兄)の短いセリフの中にも「坊(ぼん)」を愛している(大事な存在として!ですよ)のが分かるくらいなんですもの。これは、あの短い出番でそこまで残した鈴置さんのおかげかもしれませんが。

しかし。今回は、他にも小野坂さんの椿本と岩田さんの川原にもガツン!とやられましたねぇ。
どちらかと言うと、小野坂さんは「兄貴!」と言うか結構男気のある役のイメージがつきまとっていまして。まさか学園の女王様!とは・・・でした(最近聴いたワイルドライフのイメージが強すぎますかね?)。また、岩田さんはぶっきらぼうだけど、熱血な少年のイメージがありまして。勢いのあるそういう役が岩田さんだと「あ、この作品はOK!」と思ってしまうくらいの強いイメージがあるのですが。川原くんは、女王様に仕えている奴隷の役で。椿本のパシリで「至急お越し下さい。寮長がお呼びです」とドアの向こうで言うシーンなどは、今までの岩田さんのイメージがガラガラ・・と崩れるほどでした。

少し気になったのが。BGMのピアノなのですが。有名なクラッシックばかりを弾いていらっしゃいますが。あまりに有名な曲ばかりだったので、作家さんの好みだったのかな?と思っていました。部分的にアヴェ・マリアを使っているスレイヴァーズシリーズとは違って、この作品は全編を通してクラッシックばかりなのが気になって。良いのかな?みたいな(苦笑)。
あとは、加藤が最初に芹ちゃんに手を出した時に「愛」はあったのか?と言う事。成り行きと言うか、椿本に対して「犯すぞ!」発言の矛先がいきなり芹ちゃんに向けられて、Hシーンになだれこんでしまっていたので、単に山奥ではけ口のなかった加藤が・・・とは思いたくはないものですから。個人的に、やっぱり愛があって・・・と言うのが好きなもので。折角、森川さんや檜山さんが熱演して素晴らしいシーンになっていたので、敢えて考えたくはないのですが。

エデンを遠く離れて
緑陰の楽園

江上冴子 マガジン・マガジン JCDー990909 1999年9月9日
森川智之(加藤雅臣)×檜山修之(芹沢和範)
小野坂昌也(椿本清一郎)、岩田光央(川原正行)
神谷浩史(高橋正直)、水谷優子(氷山玲奈子)、糸博(校長)

巴菁子(食堂のおばちゃんA)、福島おりね(食堂のおばちゃんB)
山口隆行(生徒A)、関根宏次(生徒B)
加藤木賢志(椿本のとりまきA)、高橋良吉(椿本のとりまきB)
天王寺学院に転校してきた、オレ様な加藤に翻弄される教師・芹沢。
今日も今日とて、夜中の見回りの時にプールに引きずり込まれて、Hされてしまう始末。体調の悪い芹沢に、寮長の椿本が告げる。
「天王寺学院の嘱託医が、健康診断に来ています。加藤が何か問題を起こさないように注意していて下さい」・・・。その嘱託医・氷山玲奈子は、美貌とナイスバディの持ち主の大人の女性だった・・・。
サティにドビュッシー、シューマン、リストにヴェートーヴェン、ショパンとピアノの名曲がBGMとして鳴り響く中、繰り広げられる森川さんと檜山さんの801シーン・・。
今回は、4回も(うち一回は、檜山さんのナレーションの背後で。もう一回は檜山さんの回想?と言うかモノローグでの思い出しシーンで)ありまして。収録時間67分のうち、13分くらいはピアノの演奏だけのトラックですから、実質54分でH4回は多いんですけど。その多さが気にならないお話って、いやぁ・・珍しい。多いって事は、Hの合間にお話が進行している・・と言い換えることも出来るのですが。そういう感じが全くないんですよね。
舎監室のドアを開けて、そこに裸の先生と加藤が居ても、びっくりする事なく淡々と用件を述べる川原君。
加藤の外泊を知ってヒステリーを起こしてしまう椿本くん役、声があちこち裏返っての小野坂さんの熱演も、外せませんし。
食べっぷりの良い加藤をマー坊と呼び、「あんな良い子は居ない」と言ってしまう食堂のおばちゃん達に至るまで、ちゃんと脇役達も描かれているし。芹沢先生の葛藤や、加藤の嫉妬と言うよりも独占欲なども描かれている。
そして、何よりも、今回は神谷さん演じる高橋弟!の登場が良かった。
え?ナイスバディの嘱託医の氷山先生の存在じゃないのか?って?えぇ、確かに。ちゃんと氷山先生もお話のエッセンスとして、良かったですよ。最初に芹沢先生が保健室に行った時、加藤が乱入してきて。言わなくて良いような事まで言ってしまう。そして、授業が始まったと告げる加藤に、まるで子供みたいな反応を返して走り去る芹沢。そして、加藤と一晩過ごした氷山先生が、意図的に芹沢先生を口説こうとしているシーンなど。BLには珍しく、グラマラスな女性の色気ムンムンの誘惑美女登場!でしたからね。
しかし、個人的には、高橋弟ですよ。
坊(ぼん)命!でお世話をしている兄を見ているうち、そして加藤自身のカリスマに魅せられてしまい。ついには、こんな山奥まで(二ヶ月も兄を説得して)加藤を追いかけて来てしまう。リンゴは兎に皮を剥くし、加藤が煙草を吸おうとしたら、ちゃんと火を差し出す。学長室でHをしている加藤の所にボックスティッシュを持ってくるし・・・・。そういうお世話の仕方って、違うだろうが!(大笑)
なんか、妙にずれているようで。それでいて、その場には確かに適切な処置で・・。いやぁ・・この子、最高!!気に入ってしまったなぁ。その純粋に一直線なところが、妙に良い!!加藤弟が、「兄ちゃん・・・・加藤さんは、お幸せそうです」と言うシーンも好きですが。やはり、加藤の魅力を芹沢に言うシーンでしょう。
「男でも、女でも。年上でも年下でも・・加藤さんは加藤さんです!」凄く分かっていますよねぇ(^-^)。

熱血・漢っぽい役で、叫ばせるとか怒らせるシーンは天下一品の檜山さんですが。今回も、見事な受けでございました。冒頭のプールの見回りをしているシーンの怯えまくっての「誰だ?」の最初の「だ」の弱々しい声は、もう可愛いやら情けないっぽいやら。こういう可愛い役、似合うと思う日が来るとは思わなかったなぁ・・。
学長室で、押し倒されてしまい。加藤に妬くな・・と言われ「そ、そんなんじゃ・・ない」と消え入るように答えるシーンの「ない」。
ふと、どうして加藤が怒っているのかが分かってしまった芹沢先生の、加藤をからかっての「男となら、良いのか?」は、ちょっとお茶目っぽい声音。
その直後、殺気をみなぎらせた加藤を見て、「殺されても良い」と陶酔したように言う台詞。もう、檜山さん素敵すぎます!!
氷山先生と加藤が消えてしまった時に、思い出してしまったシーンでは、自分の感情を認めようとしなかった彼が、ついに加藤に堕ちてしまったんだな・・と分かるほどなんです。もっと前から、加藤に男として惹かれていたところがある芹沢先生は、加藤に惚れていたかもしれませんが。同じ男であり、教師と言う立場。そして、年上である・・と言う立場から、強姦で始まったこの関係を認めようとはしなかったんですね。
でも、今回。加藤の殺気に満ちた「男とやったら、殺す!」とすごまれて。その加藤になら「殺されても良い」とモノローグで言った瞬間。芹沢先生は、身も心も陥落してしまったのだと思います。それが、一瞬で分かってしまう演技って、凄いですね(^-^)。

ケダモノ(゜゜)\バキッ☆役の森川さんは、年下でも迫力がある加藤の声音にぴったり。15トラックで、学長室に芹沢を連れ込んで「怒鳴られないと出来ないんか?!」と怒るシーン・・は、ヤクザの息子だなぁ・・と思わせてくれました。「男とやったら・・・殺す!!」の唸るような殺気満ちあふれる声は、最高ですよ。

ところで。相方とお互いに呼んでいる森川さんと檜山さん。Hシーンがあるドラマを、どういう感じで演じていらしたんでしょうねぇ?富士見であったようなトークのおまけがあったなら、聞くことが出来たのになぁ・・。エデンにトークが付くのは、第三弾からだし。昔だったからかなぁ・・と思っていたら。富士見の方が、このエデンよりも古かったんですね・・(^^;。
あと・・ちょっと今回「あ!」と思ったのは。普通、品番と言うのは。連番になっていますよね。コーエーさんならKECHの何番・・と言うのは、発売順に続いていますが。このJUNEさんのドラマCDは、発売日が品番になっているんだ!と言うのに、初めて気が付きまして。おぉ・・と思ってしまいました。いや、ただそれだけの事なんですけどね。

エデンを遠く離れて 
切ない夜の楽園

江上冴子 マガジン・マガジン JCDー010625 2001年6月25日
森川智之(加藤雅臣)×檜山修之(芹沢和範)
小野坂昌也(椿本清一郎)、岩田光央(川原正行・加藤家の男たち5)
鈴置洋孝(高橋忍夫)、神谷浩史(高橋正直)、井上和彦(氷山三紀彦・加藤家の男たち4)

加藤優子(加藤現母・アナウンス)、小田木美恵(加藤美百合・買物客B))
茂木優(山田・加藤家の男たち1)、加藤木賢志(鈴木・加藤家の男たち2・生徒A)
山口隆行(生徒B・加藤家の男たち3・買物客A)
買い物に来ていたデパートで、いきなり黒服の男達に拉致されてしまった芹沢先生。
連れて行かれた先は、なんと加藤の実家だった!!夏休みの一晩を描く前半と、あの氷山先生の弟・三紀彦が転入して来る後半の二本立て。そして、エデン初トークCDも入った2枚組
お話が芹ちゃんの一人称で進むので。加藤の素晴らしさ!が、今ひとつ見えて来ないんですよね。
芹ちゃんからしてみたら、自分を振り回して。年上の・・しかも男で教師たる自分を好き勝手している我が儘な少年にしか見えてないと思うんですよね・・・自分の欲にがむしゃらで、彼が望めば叶わぬ物はなかっただろう状態。
確かに、背も高く、筋肉だって十分についていて。迫力だってあるし、実家は金持ちだし。他にも、男として羨ましいと思う部分はいろいろあるけれど。かと言って、それは自分を自由にして良いと言う事にはならない。
高橋兄弟が、彼に入れ込んでいる理由も、おそらくはまだ芹ちゃんには見えてないと思います。

お話の途中で、身体は引きずられているけれど。与えられる快楽に順応しているけれど。
年上で、男で、教師であると言う事が、彼を泣かせてしまう。引きずられる自分にどうしようもない嫌悪などを覚えている段階・・・・

原作は例によって知りませんが(おいおい)、芹ちゃんが加藤の良さを認め。せめて、加藤が教え子と言う立場ではなくなったら。
対等の男として一緒に居られるようになったなら。
芹ちゃんの苦悩も少しは減って。矜持などの彼らの間の夾雑物が減ったなら。
もっとカップルとしてラブラブに、求め合う事も出来るでしょうか??
そうなる日が来ると良いね・・・・と思いつつ、ドラマCDになっている3部作を聞き終えました。

また、このドラマCDには。後半の部分に、2でお騒がせ?だった氷山先生の弟・三紀彦くんが登場します。だぶっているので、年齢は上と言う青年で、平然と芹ちゃんの所でビールを呑んでます!と言う御仁。
芹ちゃんが、この三紀彦くんと加藤が出来ているかもしれない・・・と嫉妬に駆られるのが、後半のメインになってきますが。
芹ちゃんの妄想シーン・・リバあり!と言うのが素晴らしい(大笑)。何しろ、森川さんの加藤と井上さんの氷山対決なのですもの!いやぁ・・妄想シーンじゃ勿体ない・・もっとじっくり描いて!などと思ってしまいましたわ(^^;。

そして・・ある意味本編のドラマCDよりも、インパクトが強かったのがDISC2のトークでした。
マガジンさんのCDでは、お馴染みとなった別ディスクまるまるトークと言うおまけです。富士見では何枚もありましたが。エデンは初めてで・・メンバーが変わったなら、どうなるかな?と思っていましたが。
仕切る人が同じでしたので、まぁ・・・・今回も思いっきり「こちらのディスクの方を年齢制限した方が良いのじゃないか?」と一瞬思ってしまいましたよ。えぇ・・・。
徹夜明けだったのか?ランナーズハイの状態の岩浪さんに、下ネタOKOK!!ラジオなどのトークでも、ピー音連発させてしまう岩田さんが加わって・・・富士見はまだ可愛いものだったんだなぁ・・・と痛感させられました。
冒頭から、小野坂さんの物真似で入ってきた岩田さん。本編の持ち役(川原)は、「はい。椿本さん」が何回あった?と言うくらいだったからか?とにかく、喋り足りなかったのか?弾けまくりで止まる所を知らない・・・うわぁ・・ありですか?
お願い、誰か止めて!と思うものの・・皆さん笑っているばかりで、止めてくれないし・・・このトークに、井上さんと鈴置さんがいらしたら、また違っていたのでしょうけどねぇ・・。

そりゃね、私も夜中に聴いていると言うのを忘れて大笑いしてしまいましたけど。うーん・・・ちょっときついです(^^;。
エロビデオを見るかどうか・・・みたいなお話から、実際にはそういうのってやらないよねとなり。そこで、マスカラをマラカスに発展。マラカスって、楽器よね?何?と思っていたら・・あぁ・・私の口からは言いたくない話に持ち込まれていった時には、突っ伏してしまいましたよ。えぇ。・・
実際にあった、痴女に触られた話や、某駅のトイレでホモの方に狙われた経験など。他では聴くことが出来ないお話は良いのよ?声優業界で、有名な方がいらっしゃる話とか(゜゜)\バキッ☆
個人的には、トークの最中にビールを呑んでいらっしゃるのがね・・開放感に満ちていて良いかもしれないけど。それを飲んでのげっぷが入っていたのが、もの凄く嫌で嫌で・・・。おかき(おせんべい?)を食べるパリパリ音がマイクに近づいていたり・・・も嫌だったです。
思わず、聴いている時間を忘れて大笑いしたのは事実なんですけど・・・・えぇ・・・これから、聴いてみようか?と思っていらっしゃる方は、かぁなぁ〜〜り!下品で。他者のげっぷの音を耳元で聞かされると言うのを肝に銘じておいて下さいね。

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